差分

2,087 バイト追加 、 2024年5月11日 (土)
編集の要約なし
18行目: 18行目:  
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
| 分類 = ロボット
+
| 分類 = 試作ロボット
 
| 型式番号 = [[型式番号::DRN.000]]<ref>日本語版設定。海外版では開発者のトーマス・ライト博士のスペル変更により「D'''L'''N.000」。</ref>
 
| 型式番号 = [[型式番号::DRN.000]]<ref>日本語版設定。海外版では開発者のトーマス・ライト博士のスペル変更により「D'''L'''N.000」。</ref>
 
| エネルギー = [[動力::原子力エネルギー]]  
 
| エネルギー = [[動力::原子力エネルギー]]  
26行目: 26行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
ライト博士が最初に開発した人型ロボット。[[ロックマン]]達[[ライトナンバーズ]]のプロトタイプにあたり、ロックとロールにとっては兄にあたる存在であるが、ロック達はその事を知らない。
+
ライト博士が最初に開発した、試作人型ロボット。[[ロックマン]]達[[ライトナンバーズ]]のプロトタイプにあたり、ロックとロールにとっては兄にあたる存在であるが、ロック達はその事を知らない。
   −
完成直後に動力炉に欠陥がある事が判明し、改良される予定だったが、その手術で人格を変えられると誤解して行方をくらます<ref>彼のプロフィールが初めて明記された『ロックマン5』の説明書では、「自らの死期を悟って行方をくらました」とされていた。</ref>。そして、機能停止直前に[[アルバート・W・ワイリー|Dr.ワイリー]]に拾われ、動力を[[太陽光エネルギー|太陽エネルギー]]から原子力エネルギーに改造された。これにより、機能停止を免れたものの短時間しかパワーを発揮できなくなった。また、試作型ゆえに防御力が低いという弱点を持つ。
+
完成直後に動力炉に欠陥がある事が判明し、改良される予定だったが、その手術で人格を変えられると誤解して行方をくらます<ref>彼のプロフィールが初めて明記された『ロックマン5』の説明書では、「自らの死期を悟って行方をくらました」とされていた。</ref>。そして、機能停止直前に[[アルバート・W・ワイリー|Dr.ワイリー]]に拾われ、動力を[[太陽光エネルギー|太陽エネルギー]]から原子力エネルギーに改造された。これにより、機能停止を免れたものの短時間しかパワーを発揮できなくなった。また、試作型ゆえに防御力が低いという弱点を持つ<ref>ブルースがいつ戦闘用ロボットに改造されたのかは、「最初から戦闘用だった」「ワイリーに動力炉を交換された際に同時に改造された」など、各媒体ごとに見解が分かれており、公式設定でも確定していない。</ref>。
    
なお、動力炉交換の際のブルースの解析時にライト博士の技術がワイリーに渡っており、後の[[ワイリーナンバーズ]]開発につながることとなる。
 
なお、動力炉交換の際のブルースの解析時にライト博士の技術がワイリーに渡っており、後の[[ワイリーナンバーズ]]開発につながることとなる。
36行目: 36行目:  
なお、動力炉の欠陥については『パワーファイターズ』にて再会したライト博士に動力炉の修理を提案された際は断って立ち去ったものの、『ロックマン&フォルテ』にてキングに倒された際にライト研究所にて修理を受けているため解消している可能性もある。
 
なお、動力炉の欠陥については『パワーファイターズ』にて再会したライト博士に動力炉の修理を提案された際は断って立ち去ったものの、『ロックマン&フォルテ』にてキングに倒された際にライト研究所にて修理を受けているため解消している可能性もある。
   −
現れる際に吹く口笛と黄色いマフラー、そして正体を隠すためにワイリーに付けさせられたサングラスが特徴で、サングラスの下の素顔はいまだ披露していない。『5』で偽物が現れた際は口笛の音階の違いが本物と偽物を分ける差となった。
+
孤独を愛し、常に自身の信念に基づいて行動する。現れる際に吹く口笛と黄色いマフラー、そして正体を隠すためにワイリーに付けさせられた[[眼鏡・サングラス|サングラス]]が特徴で、サングラスの下の素顔はいまだ披露していない。『5』で偽物が現れた際は口笛の音階の違いが本物と偽物を分ける差となった。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
51行目: 51行目:  
:圧縮空気を利用した、身を屈めながらの高速スライド移動。
 
:圧縮空気を利用した、身を屈めながらの高速スライド移動。
 
:『9』『10』はロックマンの基本アクションからブルースの基本アクションに変更された。回避や狭い場所への移動に使える。
 
:『9』『10』はロックマンの基本アクションからブルースの基本アクションに変更された。回避や狭い場所への移動に使える。
 +
;ダッシュ
 +
:『7』とアーケード版で使用。シールドを構えながらの高速水平移動で、スライディングよりも長距離を移動する。シールドを構えているが、アーケード版では攻撃を防ぐ能力は無い。
    
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
65行目: 67行目:  
::『ロックマン&フォルテ』のイベント内で使用した、限界までチャージして放ったチャージショット。発射後は力を使い果たすリスキーな技。
 
::『ロックマン&フォルテ』のイベント内で使用した、限界までチャージして放ったチャージショット。発射後は力を使い果たすリスキーな技。
 
;ブルースシールド
 
;ブルースシールド
:身の丈もある大きなシールドで、彼の防御力の低さを補う装備。『7』ではロックマンに貸し与えた<ref>隠し要素であり、とある手順を踏んだ後に戦うことのできるブルースに勝利すると彼から譲られることとなる。</ref>。『スーパーアドベンチャーロックマン』でも、放棄されたと思われるシールドをロックマンが回収し使用できる<ref>放棄後に特定の操作をしなければ入手できないため気づきにくいが、入手後はブルースシールドだけで残りを攻略できうる凶悪な隠し要素。なお、映像中でブルースが前転しながら登場した際、シールドが外れてあらぬ方向に飛んで行っている様子がはっきりと描かれている。</ref>。
+
:身の丈もある大きなシールドで、彼の防御力の低さを補う装備。非戦闘時は背中に装着して携行している。『7』ではロックマンに貸し与えた<ref>隠し要素であり、とある手順を踏んだ後に戦うことのできるブルースに勝利すると彼から譲られることとなる。</ref>。『スーパーアドベンチャーロックマン』でも、放棄されたと思われるシールドをロックマンが回収し使用できる<ref>放棄後に特定の操作をしなければ入手できないため気づきにくいが、入手後はブルースシールドだけで残りを攻略できうる凶悪な隠し要素。なお、映像中でブルースが前転しながら登場した際、シールドが外れてあらぬ方向に飛んで行っている様子がはっきりと描かれている。</ref>。
 +
:『9』『10』ではコイルとジェットを新たに搭載した多機能ツールとなっている。
 
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。装甲上昇、吹き飛ばし無効とシールドらしい効果を持つが、なぜか攻撃力と攻撃速度まで上昇する。
 
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。装甲上昇、吹き飛ばし無効とシールドらしい効果を持つが、なぜか攻撃力と攻撃速度まで上昇する。
 +
:;ブルースコイル
 +
::『9』『10』で使用可能なオプションで、シールド内に内蔵したコイルを踏み台に用いた大ジャンプが可能。ロックマンのラッシュコイルに相当する。
 +
:;ブルースジェット
 +
::『9』『10』で使用可能なオプションで、シールド内に内蔵したジェットを噴射、シールドに乗って空中を水平飛行することが可能。ロックマンのラッシュジェットに相当する。
 +
::『ロックマンギガミックス』でも、大気圏を突破する際にこれを用いている。
    
==== 特殊機能 ====
 
==== 特殊機能 ====
113行目: 121行目:  
;ミハイル・セルゲイビッチ・コサック(Dr.コサック)、カリンカ・ミハイロヴナ・コサック
 
;ミハイル・セルゲイビッチ・コサック(Dr.コサック)、カリンカ・ミハイロヴナ・コサック
 
:ライトと肩を並べる科学者とその1人娘。ワイリーにカリンカを人質に捕られた為、Dr.コサックはロックマンに戦いを挑むことになるが、ブルースがカリンカを助け出したことで事なきを得る。
 
:ライトと肩を並べる科学者とその1人娘。ワイリーにカリンカを人質に捕られた為、Dr.コサックはロックマンに戦いを挑むことになるが、ブルースがカリンカを助け出したことで事なきを得る。
 +
:『ロックマンメガミックス』では、ブルースに助けられたこともあってか、カリンカがブルースの動向を常に気にするような素振りを見せている。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
171行目: 180行目:  
**有賀ヒトシによる漫画版では、コートを纏った人間態を披露、サングラス越しに目が描かれているコマもある。戦闘能力も高く、人間態の状態でもダークマン軍団を一蹴するほど。ゲーム版と比較して明確にロックマンを助ける描写は少なく、独自の信念に基づいて行動しており、ロックマンと敵対する(ように見える)行動を取ることもあった。ストーリー後半では動力炉に異常をきたすようになるが、それには原作ゲームとは異なる、ある理由があった。また、同作品内においては、ロックマン用のサポートメカ・タンゴが独断でブルースをサポートしている。
 
**有賀ヒトシによる漫画版では、コートを纏った人間態を披露、サングラス越しに目が描かれているコマもある。戦闘能力も高く、人間態の状態でもダークマン軍団を一蹴するほど。ゲーム版と比較して明確にロックマンを助ける描写は少なく、独自の信念に基づいて行動しており、ロックマンと敵対する(ように見える)行動を取ることもあった。ストーリー後半では動力炉に異常をきたすようになるが、それには原作ゲームとは異なる、ある理由があった。また、同作品内においては、ロックマン用のサポートメカ・タンゴが独断でブルースをサポートしている。
 
**ギャグ漫画『ロックマンちゃん』では逆に茶色の長髪をした独自の人間態でのみ登場しており、トレードマークのサングラスとスカーフ程度しか面影がない。加えて'''口笛でしか喋らない'''という極端なキャラクター付けがされている。
 
**ギャグ漫画『ロックマンちゃん』では逆に茶色の長髪をした独自の人間態でのみ登場しており、トレードマークのサングラスとスカーフ程度しか面影がない。加えて'''口笛でしか喋らない'''という極端なキャラクター付けがされている。
 +
*『1』~『3』を同時収録・リメイクしたメガドライブ用ゲーム『ロックマンメガワールド』ではロックマンのドット絵が描き直され、サイズが少々大きくなっているが、ブルースは敵としての登場シーンがあり、大きさは難易度に関わるためかサイズが大きくなっていないため、同作ではロックマンより気持ち小さくなっている。
 
*PS版『ロックマン3』ではナビゲーターを務め、終始ロックマンを応援する。ただし同作はロックマンを試すような形でブルースが敵として出てくる作品であり、ナビゲーターを務めること自体に矛盾が発生している。
 
*PS版『ロックマン3』ではナビゲーターを務め、終始ロックマンを応援する。ただし同作はロックマンを試すような形でブルースが敵として出てくる作品であり、ナビゲーターを務めること自体に矛盾が発生している。
 
*パチスロ『ロックマンAbility 史上最大の試練』では、ワイリーがロックマンを参考に開発した戦闘用ロボットという[[フォルテ]]と同様の立ち位置となっている。バスターやシールドは使用せず、徒手空拳で戦う。
 
*パチスロ『ロックマンAbility 史上最大の試練』では、ワイリーがロックマンを参考に開発した戦闘用ロボットという[[フォルテ]]と同様の立ち位置となっている。バスターやシールドは使用せず、徒手空拳で戦う。
4,959

回編集