差分

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| 所属部隊 = {{所属 (人物)|クルーゼ隊}} → {{所属 (人物)|FAITH}} → 三隻同盟 → {{所属 (人物)|ミネルバ隊}} → オーブ軍
 
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|クルーゼ隊}} → {{所属 (人物)|FAITH}} → 三隻同盟 → {{所属 (人物)|ミネルバ隊}} → オーブ軍
 
| 役職 = 赤服(ザフト)
 
| 役職 = 赤服(ザフト)
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| 階級 = 一佐(『DESTINY』後)
 
| 特技 = 電子工作
 
| 特技 = 電子工作
 
| 好きな食べ物 = ロールキャベツ<br />桃
 
| 好きな食べ物 = ロールキャベツ<br />桃
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[[ザフト]]の赤服に選ばれただけあり戦闘技術は非常に高く、モビルスーツの操縦技術や[[白兵戦]]などトータルバランスではキラや[[シン・アスカ]]よりは上である。
 
[[ザフト]]の赤服に選ばれただけあり戦闘技術は非常に高く、モビルスーツの操縦技術や[[白兵戦]]などトータルバランスではキラや[[シン・アスカ]]よりは上である。
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特にモビルスーツの操縦技術においては、作品の主人公でないことから作中の描写不足な部分は否めない。しかし、SEED時代でのキラとの戦いでは最後は互いに唯一本気で殺意を抱き戦った上で、自身も機体を失ったが勝利を収め、DESTINY時代の最終決戦時においてのシンとの戦いでもシンが精神的に追い詰められていたとはいえ、こちらも勝利している。実力を発揮できないのはアスラン自身の心理的な動揺(仲間への配慮)が大きく、本気で戦えば(殺意があれば)キラやシンとは互角以上といっていいだろう。このように描写不足のため、媒体によっては『純粋な戦闘力ではキラやシンに一歩劣る』と書かれているものもある。[[フリーダムガンダム]]に撃墜された時には'''機体をまったく制御できないまま数百メートル上空から海に落下した'''はずだが、命に別状はなかった(監督曰く'''セーフティーシャッターのおかげ'''らしい)。
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特にモビルスーツの操縦技術においては、作品の主人公でないことから作中の描写不足な部分は否めない。しかし、『SEED』時代でのキラとの戦いでは最後は互いに唯一本気で殺意を抱き戦った上で、自身も機体を失ったが勝利を収め、『DESTINY』時代の最終決戦時においてのシンとの戦いでもシンが精神的に追い詰められていたとはいえ、こちらも勝利している。実力を発揮できないのはアスラン自身の心理的な動揺(仲間への配慮)が大きく、本気で戦えば(殺意があれば)キラやシンとは互角以上といっていいだろう。このように描写不足のため、媒体によっては『純粋な戦闘力ではキラやシンに一歩劣る』と書かれているものもある。[[フリーダムガンダム]]に撃墜された時には'''機体をまったく制御できないまま数百メートル上空から海に落下した'''はずだが、命に別状はなかった(監督曰く'''セーフティーシャッターのおかげ'''らしい)。
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一方、生身の戦闘能力では相手を確実に仕留める能力があり、SEED時代では銃を持った[[カガリ・ユラ・アスハ]]にナイフで勝ち、DESTINY時代でも[[ルナマリア・ホーク]]の射撃訓練で百発百中の手本を見せる、[[ミーア・キャンベル]][[暗殺]]部隊を実質1人で全滅させるなど、常人離れした活躍を見せている。
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一方、生身の戦闘能力では相手を確実に仕留める能力があり、『SEED』時代では銃を持った[[カガリ・ユラ・アスハ]]にナイフで勝ち、『DESTINY』時代でも[[ルナマリア・ホーク]]の射撃訓練で百発百中の手本を見せる、[[ミーア・キャンベル]][[暗殺]]部隊を実質1人で全滅させるなど、常人離れした活躍を見せている。
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ただし、根が真面目なために不器用で口下手なのが欠点でもあるので直情的なイザークとは反りが合わなかった。シンともそれが同じ状態が続き、もう一つの欠点はその真面目さ故に融通が効かないことである。血のバレンタインで母を失った以上は無理もないのだが、キラと当初戦った頃は「友達が乗っている」という理由を理解せずに「利用されている」と決めつけ、DESTINYでも同様でダーダネルスのアークエンジェルの介入については「キラ達が何か知らず、間違っている」と断言しており、その逆の可能性に全く考えが至っておらず、小説版ではラクスの暗殺がデュランダルではなく、父のシンパの仕業と決めつけて認めようとせず、それが最悪の事態に繋がり、手遅れになった後で気付くという結果になっている。普通に考えればミーアがいれば、本物がいなくても問題がないのに本物のラクスを探す、本物が見つかった後のミーアの処遇などにも考えが至っていなかった模様。
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ただし、彼自体は真面目で他人の心情を慮ることはできるのだが、'''一方的な視点で決めつけて話をする上に、他人には要点に限って伝えない'''という致命的な欠点を抱えている。このためよく不器用で口下手、融通が利かないと言われ、『SEED』では直情的なイザークとは反りが合わなかった。また、血のバレンタインで母を失った以上は無理もないのだが、キラと当初戦った頃は「友達が乗っている」という理由を理解せずに「利用されている」と決めつけている。『DESTINY』ではこの欠点がより色濃く出ており、同様でダーダネルスのアークエンジェルの介入については「キラ達が何か知らず、間違っている」と断言しており、その逆の可能性に全く考えが至っておらず、最終的にキラに手を下されるという最悪の結果となった。小説版ではラクスの暗殺がデュランダルではなく、父のシンパの仕業と決めつけて認めようとせず、それが最悪の事態に繋がり、手遅れになった後で気付くという結果になっている。普通に考えればミーアがいれば、本物がいなくても問題がないのに本物のラクスを探す、本物が見つかった後のミーアの処遇などにも考えが至っていなかった模様。また、『DESTINY』ではザフトに復帰した際シンの上官になっているのだが、当初からザフト離反までその欠点から後輩となったシンを導くどころか、アスラン自身の意図がちゃんと伝わらないまま彼に失望されており、漫画『THE EDGE』では後述のようにアスランの欠点がシンを苦しめていたという負の描写が明確になされている。
    
いずれにせよ、彼が思い悩んだ末の結果が全て彼にとっては最悪の事態に流れており、「[[ギルバート・デュランダル|人は忘れる、そして繰り返す]]」という学ぶことを知らない人間の愚かさを端的に担っている人物でもある。
 
いずれにせよ、彼が思い悩んだ末の結果が全て彼にとっては最悪の事態に流れており、「[[ギルバート・デュランダル|人は忘れる、そして繰り返す]]」という学ぶことを知らない人間の愚かさを端的に担っている人物でもある。
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プラントへの帰還後、ラクスが[[フリーダムガンダム]]の強奪の手引きを行ったという事実に衝撃を受ける。更に父・パトリックからは、[[ジャスティスガンダム]]に乗って、フリーダムだけでなく、それに関わった人間や組織の全てを完全に抹殺するという、戦略も何も無い無差別殺戮に等しい命令(一応、フリーダム奪取の裏にはクライン派が深く関わっていると目されてはいたが内輪の政治派閥問題であり、汚れ役としては不適当なエースパイロットに戦時下に下す命令としては疑問である。)を下される事になる。そして、劇場で再会したラクスからは、キラが生きていてフリーダムで[[地球]]へ戻った事を聞かされる事になり、もう一度会って話し合う事を諭されたアスランは、ジャスティスに搭乗して地球へと降下する。
 
プラントへの帰還後、ラクスが[[フリーダムガンダム]]の強奪の手引きを行ったという事実に衝撃を受ける。更に父・パトリックからは、[[ジャスティスガンダム]]に乗って、フリーダムだけでなく、それに関わった人間や組織の全てを完全に抹殺するという、戦略も何も無い無差別殺戮に等しい命令(一応、フリーダム奪取の裏にはクライン派が深く関わっていると目されてはいたが内輪の政治派閥問題であり、汚れ役としては不適当なエースパイロットに戦時下に下す命令としては疑問である。)を下される事になる。そして、劇場で再会したラクスからは、キラが生きていてフリーダムで[[地球]]へ戻った事を聞かされる事になり、もう一度会って話し合う事を諭されたアスランは、ジャスティスに搭乗して地球へと降下する。
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地球に降下してからは、[[マルキオ導師]]と接触した後、[[地球連合軍]]と交戦状態にあるオーブへと向かうが、既に父の意思に賛同できなくなっていたアスランは、キラ達と一緒に戦争終結の為に戦う事を選ぶ。再び宇宙に上がってからは、一度はパトリックの元へ向かい、何とか話し合おうとするが、彼はナチュラルを滅ぼす事で戦争を終わらせるという狂気に取り付かれてしまっており、息子の自分にまで銃を向けた為、完全に決別する事となった。
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地球に降下してからは、[[マルキオ]]導師と接触した後、[[地球連合軍]]と交戦状態にあるオーブへと向かうが、既に父の意思に賛同できなくなっていたアスランは、キラ達と一緒に戦争終結の為に戦う事を選ぶ。再び宇宙に上がってからは、一度はパトリックの元へ向かい、何とか話し合おうとするが、彼はナチュラルを滅ぼす事で戦争を終わらせるという狂気に取り付かれてしまっており、息子の自分にまで銃を向けた為、完全に決別する事となった。
    
キラ達の元へと戻ってからは、三隻同盟の主力の一角として戦い続け、[[ジェネシス]]による地球の殲滅を防ぐべく、カガリと共に[[ヤキン・ドゥーエ]]へ突入するが、そこにあったのは、目的の為に味方をも犠牲にしようとした末に、レイ・ユウキと相打ちで命を落としたパトリックの姿だった。彼が最後までジェネシスによる地球の殲滅を行おうとしていた事に気付いたアスランは、内部でジャスティスを核爆発させる事で、ジェネシスを破壊しようとする。しかし、自身も共に死のうとしていたが、カガリによって「生きる事が戦い」であると叱咤され、彼女と共にジェネシスから脱出。停戦の申し出を聞いたアスランは泣きながらカガリと共に抱擁を交わし、トリィの後を追って、[[宇宙]]を漂流するキラを発見するのだった。
 
キラ達の元へと戻ってからは、三隻同盟の主力の一角として戦い続け、[[ジェネシス]]による地球の殲滅を防ぐべく、カガリと共に[[ヤキン・ドゥーエ]]へ突入するが、そこにあったのは、目的の為に味方をも犠牲にしようとした末に、レイ・ユウキと相打ちで命を落としたパトリックの姿だった。彼が最後までジェネシスによる地球の殲滅を行おうとしていた事に気付いたアスランは、内部でジャスティスを核爆発させる事で、ジェネシスを破壊しようとする。しかし、自身も共に死のうとしていたが、カガリによって「生きる事が戦い」であると叱咤され、彼女と共にジェネシスから脱出。停戦の申し出を聞いたアスランは泣きながらカガリと共に抱擁を交わし、トリィの後を追って、[[宇宙]]を漂流するキラを発見するのだった。
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誠実な人柄故か多くの女性に好意を寄せられるが、本人は誰か一人に選ぶことができなかったため、前述の立場がはっきりしない振る舞いと合わせ優柔不断と言われる原因になっている。女性関係がクローズアップされがちだが、どちらかというと彼が上手くいかないのは人間関係全般であり、その意味では歴代「ガンダム」随一の苦労人と言える。
 
誠実な人柄故か多くの女性に好意を寄せられるが、本人は誰か一人に選ぶことができなかったため、前述の立場がはっきりしない振る舞いと合わせ優柔不断と言われる原因になっている。女性関係がクローズアップされがちだが、どちらかというと彼が上手くいかないのは人間関係全般であり、その意味では歴代「ガンダム」随一の苦労人と言える。
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もっともアスラン一人の力では打開するのが難しい状況は多く、作中での立場上多くの人間と出会っているものの、よき理解者であったニコルやハイネを失い、周囲の大人も父のパトリックを始め、クルーゼやデュランダル等、アスランとは相反する考え方の人物が多く、友人であるキラとも考えがずれていた面があり、彼を導く、あるいは支えるべき存在が少なかったのも事実である。ザフト所属時はSEED・DESTINY含め、「信じるべきもの」と「信じたいもの」が対立関係になっているために精神状態が不安定となり、その結果として立ち回り方も複雑なものとなってしまっている節がある。
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もっともアスラン一人の力では打開するのが難しい状況は多く、作中での立場上多くの人間と出会っているものの、よき理解者であったニコルやハイネを失い、周囲の大人も父のパトリックを始め、クルーゼやデュランダル等、アスランとは相反する考え方の人物が多く、友人であるキラとも考えがずれていた面があり、彼を導く、あるいは支えるべき存在が少なかったのも事実である。ザフト所属時は『SEED』『DESTINY』含め、「信じるべきもの」と「信じたいもの」が対立関係になっているために精神状態が不安定となり、その結果として立ち回り方も複雑なものとなってしまっている節がある。
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DESTINYの後は[[オーブ軍]]に所属したようだが、続編があるならば色々な意味でその動向が注目される人物といえる。
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『DESTINY』の後は[[オーブ軍]]に所属したようだが、続編『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)発表まで色々な意味でその後の動向が注目されていた。
    
=== 他媒体での描写 ===
 
=== 他媒体での描写 ===
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
どの作品でも常に高い能力を持つが、乗機がいまいちなことや立場上参戦がやや遅い点もあって、主力としてはパンチに欠ける感がある。また、DESTINY名義で参戦した場合、Kを除いて[[魂]]を持たない(ただしOEで[[熱血]]は覚える)ので最大火力で一歩譲る。近年は基本的にDESTINY名義なので、魂を持っていない作品が続いている。[[小隊]]の指揮官だった事もあるのに、指揮官として目立った活躍をしなかったからか、[[指揮官]]技能を持っていないか、低レベルのままである。ただし、[[小隊長能力]](隊長効果)は「小隊移動力+1」が含まれており、小隊の進軍を牽引する事が出来る。部隊の最高指揮官ではなく、あくまで前線の指揮官だった事を上手く再現していると言えるだろう。
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どの作品でも常に高い能力を持つが、乗機がいまいちなことや立場上参戦がやや遅い点もあって、主力としてはパンチに欠ける感がある。また、Zシリーズ以降は[[魂]]を持たないことが多く、最大火力では一歩譲る。[[小隊]]の指揮官だった事もあるのに、指揮官として目立った活躍をしなかったからか、[[指揮官]]技能を持っていないか、低レベルのままである。ただし、[[小隊長能力]](隊長効果)は「小隊移動力+1」が含まれており、小隊の進軍を牽引する事が出来る。部隊の最高指揮官ではなく、あくまで前線の指揮官だった事を上手く再現していると言えるだろう。
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またキラとシンの二人が色々とイベントで目立つ反面、彼の場合はイベント面でも影が薄くなりがちな傾向(ボスクラスの敵との戦闘前会話もシンとキラがしっかり用されているのに対しアスランは対象外の場合が多い)であるが、周囲に経験豊富な大人も多い為、原作ほど苦悩は無い。DESTINY名義で参戦すると原作でモテまくったせいか異性絡みで疑惑の眼差しを向けられることも多く半ばネタキャラの域に達している(必ずと言っていいほど女難絡みで弄られたり災難に遭うためもはやお約束になっている)。また、キラとシンは[[スパロボ補正]]で色々と補完されているのだが、アスランにはあまりその恩恵が受けることはなく、特にZでは殆どアニメ版のままであった(おまけにシンを導く役回りが[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に変わってしまっているのである意味アニメ以上に扱いが悪いとも取れる)。UXでは遅ればせながらようやくその補正を最大限に受ける事となった(後述)。ところが、第3次Zでは時獄篇では会話のみの登場で自軍入りすらしない、天獄篇では召喚ユニットへ降格という有様になってしまった…。前述の魂の件も含めると、DESTINY名義では原作と違いシンがちゃんと主人公として扱われることが多い分、かわりに三番目の主人公となり優先度が低いもしくは主人公格扱いされていない、と言うことか。
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またキラとシンの二人が色々とイベントで目立つ反面、彼の場合はイベント面でも影が薄くなりがちな傾向(ボスクラスの敵との戦闘前会話もシンとキラがしっかり用されているのに対しアスランは対象外の場合が多い)であるが、周囲に経験豊富な大人も多い為、原作ほど苦悩は無い。『DESTINY』名義で参戦すると原作でモテまくったせいか異性絡みで疑惑の眼差しを向けられることも多く半ばネタキャラの域に達している(必ずと言っていいほど女難絡みで弄られたり災難に遭うためもはやお約束になっている)。また、キラとシンは[[スパロボ補正]]で色々と補完されているのだが、アスランにはあまりその恩恵が受けることはなく、特にZでは殆どアニメ版のままであった(おまけにシンを導く役回りが[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に変わってしまっているのである意味アニメ以上に扱いが悪いとも取れる)。UXでは遅ればせながらようやくその補正を最大限に受ける事となった(後述)。ところが、第3次Zでは時獄篇では会話のみの登場で自軍入りすらしない、天獄篇では召喚ユニットへ降格という有様になってしまった…。前述の魂の件も含めると、『DESTINY』名義では原作と違いシンがちゃんと主人公として扱われることが多い分、かわりに三番目の主人公となり優先度が低いもしくは主人公格扱いされていない、と言うことか。
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劇中で高機動の機体に搭乗していた事を反映してか、[[加速]]や[[迅速]]などの移動力が上がる精神を持っている事が多く、また搭乗機体の移動力も高い為に第3次αやZでは小隊員として、KやLではパートナーとして、進軍速度を上げるのに重宝されている。劇中では度々愛機を自爆させているが、今の所「[[自爆]]」を持っていた事は無い(正確には登場した作品に自爆自体が精神コマンドとして採用されていない)。
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劇中で高機動の機体に搭乗していた事を反映してか、[[加速]]や[[迅速]]などの移動力が上がる精神を持っている事が多く、また搭乗機体の移動力も高い為に『第3次α』や『Z』では小隊員として、『K』や『L』ではパートナーとして、進軍速度を上げるのに重宝されている。劇中では度々愛機を自爆させているが、今の所「[[自爆]]」を持っていた事は無い(正確には登場した作品に自爆自体が精神コマンドとして採用されていない)。
    
なお、近年の作品ではなかなか石田彰氏による台詞の新規収録がされない。そのためシンやキラは名有りのボスキャラクターに特殊台詞を喋るのに対しアスランのみ凡用台詞しか言わない、なんてこともザラにある。
 
なお、近年の作品ではなかなか石田彰氏による台詞の新規収録がされない。そのためシンやキラは名有りのボスキャラクターに特殊台詞を喋るのに対しアスランのみ凡用台詞しか言わない、なんてこともザラにある。
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:秘かに受けられる信頼補正が1番多い。また、影が薄い割にDESTINY名義の参戦では唯一[[魂]]を覚える。
 
:秘かに受けられる信頼補正が1番多い。また、影が薄い割にDESTINY名義の参戦では唯一[[魂]]を覚える。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
:『DESTINY』準拠。比較的序盤からDESTINYの物語が展開されるので出番は多め。本作では再び加速を覚える。原作より堂々とした態度で自分の正体を明かし、オーブでは[[ザフト]]の[[FAITH]]としてラクスからジャスティスを受領してシンに後を任せてキラ達と独自の行動を取るなどしている。原作でさえ後半でしか発現できなかった[[SEED]]も味方として参戦するステージから使用できるため「最初から本気のアスラン」とプレイヤーから評された。シナリオにおいては、原作と異なって、カガリの方が自分を気遣ってプラントへ向かうよう後押しされたのと、キラ達が積極的にザフトと敵対しようとはせず、ミネルバ隊と共闘する局面も多かった為か、方法論等の違いによる対立も起こっていない。ただし、デュランダルによる[[アークエンジェル]]の抹殺指令は、ほぼ原作通りに起こってしまった([[タリア・グラディス|タリア]]と[[マリュー・ラミアス|マリュー]]の機転でアークエンジェルを逃がす事はできたが)為に、結局は原作通りに自分の戦いに迷い、塞ぎ込んでしまったが、[[猿渡ゴオ]]に諭された事で何とか持ち直している。本作ではカガリ一筋らしく、メイリンは[[エターナル]]に乗艦しないのでジャスティスのミーティア・フルバーストがちょっと寂しいことに…(しかもシンやルナマリアとは違い、インパルスに乗ってもメイリンが登場する演出がない)。能力的にはキラとほぼ互角、防御が彼より高めという相対的に全パイロットでもかなり上位の実力者であるが[[魂]]がない。セイバーをアンノウンに撃墜され早々に失ってしまい、ジャスティスで合流するまでは[[ザクウォーリア|ザク]]に乗るがパイロット不在になるガイアもお勧め。今回もシンと組んだ場合、改造ボーナスと武器の射程が噛合い非常に相性がいいが、それ以上に宇宙適応を宇宙Bの面々に与えられる事の方が重要。
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:『DESTINY』準拠。比較的序盤から『DESTINY』の物語が展開されるので出番は多め。本作では再び加速を覚える。原作より堂々とした態度で自分の正体を明かし、オーブでは[[ザフト]]の[[FAITH]]としてラクスからジャスティスを受領してシンに後を任せてキラ達と独自の行動を取るなどしている。原作でさえ後半でしか発現できなかった[[SEED]]も味方として参戦するステージから使用できるため「最初から本気のアスラン」とプレイヤーから評された。シナリオにおいては、原作と異なって、カガリの方が自分を気遣ってプラントへ向かうよう後押しされたのと、キラ達が積極的にザフトと敵対しようとはせず、ミネルバ隊と共闘する局面も多かった為か、方法論等の違いによる対立も起こっていない。ただし、デュランダルによる[[アークエンジェル]]の抹殺指令は、ほぼ原作通りに起こってしまった([[タリア・グラディス|タリア]]と[[マリュー・ラミアス|マリュー]]の機転でアークエンジェルを逃がす事はできたが)為に、結局は原作通りに自分の戦いに迷い、塞ぎ込んでしまったが、[[猿渡ゴオ]]に諭された事で何とか持ち直している。本作ではカガリ一筋らしく、メイリンは[[エターナル]]に乗艦しないのでジャスティスのミーティア・フルバーストがちょっと寂しいことに…(しかもシンやルナマリアとは違い、インパルスに乗ってもメイリンが登場する演出がない)。能力的にはキラとほぼ互角、防御が彼より高めという相対的に全パイロットでもかなり上位の実力者であるが[[魂]]がない。セイバーをアンノウンに撃墜され早々に失ってしまい、ジャスティスで合流するまでは[[ザクウォーリア|ザク]]に乗るがパイロット不在になるガイアもお勧め。今回もシンと組んだ場合、改造ボーナスと武器の射程が噛合い非常に相性がいいが、それ以上に宇宙適応を宇宙Bの面々に与えられる事の方が重要。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:『DESTINY』準拠で原作終了後にも関わらず、'''プロローグから「アレックス・ディノ」として登場する'''。その為、1部前半は[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の裏方として活動するが、そのクライマックスになんと'''議会に乱入し自らの正体を明かした後、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]を排他組織に逆戻りさせた[[ハザード・パシャ]]の罪を暴く'''という、とある[[クワトロ・バジーナ|サングラスの男]]を思い出す役回りを担当。遂に'''「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」'''と評されるほどの活躍を見せた。その一方で(まだ歩けない状態とはいえ)[[皆城乙姫|乙姫]]をおんぶするシーンでネタにされてしまう事も。今回は原作終了後という事で、精神的な悩みも吹っ切れ、進むべき道を明確にしたためか台詞も全体的に力強いものが多い。第2部中盤でキラ、[[グラハム・エーカー|グラハム]]と共にUXに合流し正式参戦。音声の新録こそないものの総じて今作はシナリオ上でも戦力的にもかなり扱いが良い。なお、'''[[メイリン・ホーク|メイリン]]が全く登場しない'''ため、女性関係がどうなったのかは不明だが他の作品と違って今作では一度も女難絡みのネタで弄られたりしないだけマシかもしれない。
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:『DESTINY』準拠で原作終了後にも関わらず、'''プロローグから「アレックス・ディノ」として登場する'''。その為、1部前半は[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の裏方として活動するが、そのクライマックスになんと'''議会に乱入し自らの正体を明かした後、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]を排他組織に逆戻りさせた[[ハザード・パシャ]]の罪を暴く'''という、とある[[クワトロ・バジーナ|サングラスの男]]を思い出す役回りを担当。遂に'''「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」'''と評されるほどの活躍を見せた。その一方で(まだ歩けない状態とはいえ)[[皆城乙姫|乙姫]]をおんぶするシーンでネタにされてしまう事も。今回は原作終了後という事で、精神的な悩みも吹っ切れ、進むべき道を明確にしたためか台詞も全体的に力強いものが多い。第2部中盤でキラ、[[グラハム・エーカー|グラハム]]と共にUXに合流し正式参戦。『DESTINY』を代表してか、[[戦術指揮]]も担当する。音声の新録こそないものの総じて今作はシナリオ上でも戦力的にもかなり扱いが良い。なお、'''[[メイリン・ホーク|メイリン]]が全く登場しない'''ため、女性関係がどうなったのかは不明だが他の作品と違って今作では一度も女難絡みのネタで弄られたりしないだけマシかもしれない。
 
:今回は機体名に因んでか[[正義]]を習得するが、射程の都合上使う場合は'''[[フォースインパルスガンダム]]に[[乗り換え]]て使った方が有効'''という本末転倒なオチがある。
 
:今回は機体名に因んでか[[正義]]を習得するが、射程の都合上使う場合は'''[[フォースインパルスガンダム]]に[[乗り換え]]て使った方が有効'''という本末転倒なオチがある。
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:2019年7月のイベント「灯せ!!絆の進化理論」にてΩスキル、およびXΩスキル搭載のインフィニットジャスティスが登場したため、演出にてボイスが入った。
 
:2019年7月のイベント「灯せ!!絆の進化理論」にてΩスキル、およびXΩスキル搭載のインフィニットジャスティスが登場したため、演出にてボイスが入った。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:序章ワールド3から登場。『SEED』を再現するため序盤は敵だが、1章Part11から味方となり加入する。キラ同様に、[[キャラクター事典|キャラクター図鑑]]では別枠で登録される。
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:序章ワールド3から登場。『SEED』設定と『DESTINY』設定の両方で参戦。『SEED』設定からの再現のため当初は敵として登場するが、1章Part11から味方となり加入する。
:敵対時はイージス、加入時はジャスティスに搭乗。
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:第6回共闘戦のシナリオ時点ではアークエンジェルが第3世界に戻った際に降りていたことが明かされ、3章Part7からは『DESTINY』設定で再登場。アークエンジェル隊および彼らの所属する[[ディバイン・ドゥアーズ]]から事実上離脱する形でザフトに戻ってしまい、立場上は敵対することとなるが、ディバイン・ドゥアーズと直接事を構えることはなく、戻って来ると信じられている。また、シンとの人間関係も原作より穏やかなものとなっており破綻には至らないなど、『DESTINY』原作より大幅にFAITH時代の人間関係が改善されている。
 +
:キラ同様に、[[キャラクター事典|キャラクター図鑑]]では別枠で登録される。敵対時はイージス、加入時はジャスティスに搭乗。シナリオ上はセイバーにも搭乗するが、同機は今回ユニットアイコンのみであり非プレイアブル。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
[[直感]]・[[集中]]等、リアル系として不可欠な精神を習得する。しかし、[[Z]]やLでは魂や覚醒を覚えないので、キラやシンよりも爆発力に欠ける。
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[[直感]]・[[集中]]等、リアル系として不可欠な精神を習得する。しかし、[[Z]]やLでは魂や覚醒を覚えないので、キラやシンよりも爆発力に欠ける。劇中ではイージスでの「[[自爆]]」シーンも印象的だが、アスランの参戦SRWではいずれも非採用となっている。
   −
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
 
:'''[[直感]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[魂]]'''
 
:'''[[直感]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[魂]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦J|J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J|J]]
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[第3次α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
 
:'''[[SEED]]、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L4、[[援護攻撃]]L2'''
 
:'''[[SEED]]、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L4、[[援護攻撃]]L2'''
 
:[[SEED]]は当初「???」表記になっており、イベントで自動的に習得する。
 
:[[SEED]]は当初「???」表記になっており、イベントで自動的に習得する。
 
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 
:'''[[SEED]]、[[ブロッキング]]、[[援護攻撃]]L4'''
 
:'''[[SEED]]、[[ブロッキング]]、[[援護攻撃]]L4'''
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]](敵対時)
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;[[スーパーロボット大戦Z|Z]](第3軍NPC時)
 
:'''[[SEED]]、[[ブロッキング]]、[[援護攻撃]]L4、[[カウンター]]L6、[[再攻撃]]、[[サイズ差補正無視]]'''
 
:'''[[SEED]]、[[ブロッキング]]、[[援護攻撃]]L4、[[カウンター]]L6、[[再攻撃]]、[[サイズ差補正無視]]'''
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:ムラサメに乗ってNPCとして現れる第46話での技能で、中々強力なラインナップ。ムラサメでは力不足だがHPはそれなりにあり、撃墜されても無限に復活するので割と戦っていける。ただし、宇宙革命軍登場前に敵小隊12部隊撃破でのENDポイント加算は'''アスランが撃破した分はカウントされない'''ので注意。
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:没データには敵版インフィニットジャスティスがあるが、もしも敵対してこのラインナップで登場していたら脅威になっていたと思われる。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 
:'''[[SEED]]、[[援護防御]]L2、[[Eセーブ]]'''
 
:'''[[SEED]]、[[援護防御]]L2、[[Eセーブ]]'''
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;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 
:'''[[SEED]](アスラン)'''
 
:'''[[SEED]](アスラン)'''
:気力120以上の時、攻撃力と防御力、照準値に補正がかかる。
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:気力120以上の時、攻撃力・防御力・照準値が増加する。
 
:'''覚悟(アスラン)'''
 
:'''覚悟(アスラン)'''
:防御力に補正がかかる。HPが80%の時と40%の時、ステージ中一度だけ「[[熱血]]」(LV20で「[[不屈]]」も追加される)がかかる。
+
:防御力が増加する。HPが80%、40%の時、ステージ中一度だけ「[[熱血]]」(レベルが上がると「[[不屈]]」も追加される)がかかる。
 
:'''[[精密攻撃]](アスラン)'''
 
:'''[[精密攻撃]](アスラン)'''
:攻撃力が増加する。気力上限が20増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)(LV10で追加される)
+
:攻撃力が増加する。気力上限が増加する(LV10で追加される)。
:期間限定ミッションでのみ入手可能。
+
:'''[[コーディネイター]](アスラン)'''
 +
:気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値が増加する。
    
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
;小隊移動力+1
 
;小隊移動力+1
:[[スーパーロボット大戦α|第3次α]]通常時の能力。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』通常時の能力。
 
;攻撃力+40%
 
;攻撃力+40%
:[[スーパーロボット大戦α|第3次α]]アラスカ行ルート第30話での能力。キラ同様、能力が変化する。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』アラスカ行ルート第30話での能力。キラ同様、能力が変化する。
 
;小隊移動力+1、ダメージ-10%
 
;小隊移動力+1、ダメージ-10%
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
+
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
253行目: 258行目:  
=== [[戦術指揮]] ===
 
=== [[戦術指揮]] ===
 
;格闘武器の攻撃力10%上昇、防御スキル発動率25%上昇、バリア貫通
 
;格闘武器の攻撃力10%上昇、防御スキル発動率25%上昇、バリア貫通
:攻防共にバランスの良い効果だが、今作では[[バリア貫通]]の武器は多いのであまり有り難味はないかも。
+
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』。攻防共にバランスの良い効果だが、同作では[[バリア貫通]]の武器は多いのであまり有り難味はないかも。
    
=== サポートアビリティ ===
 
=== サポートアビリティ ===
266行目: 271行目:  
:幼馴染みで親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的であり、敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。敵に回すと(キラにとっても不本意だったが)、仲間達を失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等、必ず悲惨な目にあわされてしまっている。
 
:幼馴染みで親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的であり、敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。敵に回すと(キラにとっても不本意だったが)、仲間達を失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等、必ず悲惨な目にあわされてしまっている。
 
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
:元婚約者。彼女の為にかなりの数の[[ハロ]]を自作してプレゼントしていた。しかしラクスが後にザフトに対する反逆行為(フリーダム奪取の手引き)をした為、国家反逆罪で追われている事を知った際に非常にショックを受けた。
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:元婚約者。彼女の為にかなりの数の[[ハロ]]を自作してプレゼントしていた。しかし、ラクスがキラと出会ってからは彼女からアスランへの気持ちは冷めており、後に破局している。ラクスが後にザフトに対する反逆行為(フリーダム奪取の手引き)をした為、国家反逆罪で追われている事を知った際に非常にショックを受けた。
:なお、アスランとの婚約については、いつの間にかキラと関係を深めてしまった為、一方的に破局扱いになっている。それ以降ラクスも気まずいのか殆ど会話シーンが無い。続編でも特に会話らしい会話も無いまま、SEED DESTINYは終わりを迎えた。ちなみに小説版DESTINYでは、ある場面で彼女の天然ボケ丸出しの発言を受けて凍りつくことに。
+
:ちなみに小説版『DESTINY』では、ある場面で彼女の天然ボケ丸出しの発言を受けて凍りつくことに。
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
:遭難した際に無人島で出会う。後にザフトを脱走後、エターナルに搭乗していたラクスとキラの関係を悟り、カガリに「いいのか?」と言われた際、「いいんだ」と告げ、恋人関係に。
 
:遭難した際に無人島で出会う。後にザフトを脱走後、エターナルに搭乗していたラクスとキラの関係を悟り、カガリに「いいのか?」と言われた際、「いいんだ」と告げ、恋人関係に。
:DESTINYでは指輪まで渡しておきながら、結局は別れることになった様な描写があるが、これは「もう指輪が無くても大丈夫」という意味が含まれたもので、破局したと言う訳では無い。SRWではこの辺がフォローされている事が多い。
+
:『DESTINY』では指輪まで渡しておきながら、結局は別れることになった様な描写があるが、これは「もう指輪が無くても大丈夫」という意味が含まれたもので、破局したと言う訳では無い。SRWではこの辺がフォローされている事が多い。
 
;[[シン・アスカ]]
 
;[[シン・アスカ]]
 
:中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。
 
:中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。
 
:アスランにしてみれば、母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手から良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。
 
:アスランにしてみれば、母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手から良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。
 
:キラ達の事で悩み、まともに戦えない事を散々彼から非難されるが、皮肉にも敵に廻った事で彼の精神をその時の自分と同じ様な状態に追い込んでしまい、結局は力尽くで止める結果となってしまった。
 
:キラ達の事で悩み、まともに戦えない事を散々彼から非難されるが、皮肉にも敵に廻った事で彼の精神をその時の自分と同じ様な状態に追い込んでしまい、結局は力尽くで止める結果となってしまった。
 +
:そもそもシンとアスランは'''仲は悪くないが仲良くなれない'''ということが後に福田監督から明示されており<ref>[https://x.com/fukuda320/status/1757455836748952030 福田 己津央の2024年2月14日のポスト]より。</ref>、互いを理解しているが人間的に反りが合わない。
 
:コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで[[説得]]し、特にオーブ戦では一度も刃を向けることがなかったこともあり、シンにアスランの真意は届いていた。しかし軍人として戦うことを選んだシンとの激突は避けられず、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。
 
:コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで[[説得]]し、特にオーブ戦では一度も刃を向けることがなかったこともあり、シンにアスランの真意は届いていた。しかし軍人として戦うことを選んだシンとの激突は避けられず、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。
 
:ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。特に上述のように、'''アスランがシンを追い込み絶望させてしまったことが最終決戦で明確に描かれており'''、その事実にアスランは愕然としていた。
 
:ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。特に上述のように、'''アスランがシンを追い込み絶望させてしまったことが最終決戦で明確に描かれており'''、その事実にアスランは愕然としていた。
337行目: 343行目:  
:部下だが、アスランの理解者でもある。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、当のアスランは敵対する事になってしまったキラやカガリの事が気にかかっていた為に、その気持ちが届く事はなかった。
 
:部下だが、アスランの理解者でもある。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、当のアスランは敵対する事になってしまったキラやカガリの事が気にかかっていた為に、その気持ちが届く事はなかった。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
:部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な反論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。
+
:部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な反論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。原作では[[ラウ・ル・クルーゼ|嘗ての上官]]と同じ[[クローン|出自]]を持っていた事を知る由も無かった。
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
:同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩はかえって深くなることになり、この辺りから隊内部でも孤立を深めることになる。
+
:同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩はかえって深くなることになり、この辺りから隊内部でも孤立を深めることになってしまった。
 
;[[メイリン・ホーク]]
 
;[[メイリン・ホーク]]
 
:[[ミネルバ]]への配属当初は殆ど会話する機会も無かったが片思いされおり、後に半ば流される形で共に[[ザフト]]を脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
 
:[[ミネルバ]]への配属当初は殆ど会話する機会も無かったが片思いされおり、後に半ば流される形で共に[[ザフト]]を脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
396行目: 402行目:  
:なお、アスランとグラハムの両者は、[[偽名]]を[[アレックス・ディノ|名乗って]][[ミスター・ブシドー|正体を隠していた過去]]があり、かつて軍の上層部から[[FAITH|独自の行動をする権限を]][[ライセンサー|有していた軍人]]であった点が共通している。
 
:なお、アスランとグラハムの両者は、[[偽名]]を[[アレックス・ディノ|名乗って]][[ミスター・ブシドー|正体を隠していた過去]]があり、かつて軍の上層部から[[FAITH|独自の行動をする権限を]][[ライセンサー|有していた軍人]]であった点が共通している。
 
;[[第二代地球連邦大統領]]
 
;[[第二代地球連邦大統領]]
:UX』では第1部ラストにて[[アクセル・ヒューズ|ヒューズ]]と共に暴き立てたハザードの悪事の証拠を彼女に奏上する。
+
:『UX』では第1部ラストにて[[アクセル・ヒューズ|ヒューズ]]と共に暴き立てたハザードの悪事の証拠を彼女に奏上する。
    
=== [[マクロスシリーズ]] ===
 
=== [[マクロスシリーズ]] ===
436行目: 442行目:  
:『UX』では審議会において彼の不正を暴き、失脚に追いやり[[アンノウン・エクストライカーズ]]の誤解を解く活躍を見せた。
 
:『UX』では審議会において彼の不正を暴き、失脚に追いやり[[アンノウン・エクストライカーズ]]の誤解を解く活躍を見せた。
 
:そんな経緯もあってか、ハザードはアスランのことをよく思っていない。ちなみに、[[アレックス・ゴレム|もう一人のアレックス]]の名前を聞いた際には、一時不愉快な気持ちになっている。
 
:そんな経緯もあってか、ハザードはアスランのことをよく思っていない。ちなみに、[[アレックス・ゴレム|もう一人のアレックス]]の名前を聞いた際には、一時不愉快な気持ちになっている。
 +
;[[楯剣人]]
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:『DD』では彼や孤児達の畑作りを手伝っている。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
471行目: 479行目:  
:オペレーション・スピットブレイクが失敗した後に父親のいる部屋に入室した時の会話。
 
:オペレーション・スピットブレイクが失敗した後に父親のいる部屋に入室した時の会話。
 
:父親の反応ですぐさま呼び方を訂正する辺り、親子の感情の隔たりをうかがう事ができる。
 
:父親の反応ですぐさま呼び方を訂正する辺り、親子の感情の隔たりをうかがう事ができる。
 +
;「こいつら味方も平気で…!」
 +
:第39話「アスラン」において、僚機であるはずの[[シャニ・アンドラス|シャニ]]の[[フォビドゥンガンダム]]と[[クロト・ブエル|クロト]]の[[レイダーガンダム]]を誤射しかねない砲撃を行った[[オルガ・サブナック|オルガ]]の[[カラミティガンダム]]にキラと共に驚いた際の台詞。
 +
;「…滅茶苦茶だなおい」
 +
:第44話「螺旋の邂逅」において、オルガが駆るカラミティとクロトが駆るレイダーに誤爆する可能性があるにも関わらず、自分を執拗に狙うシャニのフォビドゥンに対して思わず零した一言。
 +
:シャニ達が一時撤退した後、キラとの会話でアスランはシャニ達第2期GATシリーズのパイロットを「ちょっと正規軍とは思えないな…」と評している。
 
;「君は俺が護る」
 
;「君は俺が護る」
 
:終盤に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。
 
:終盤に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。
484行目: 497行目:     
=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
+
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「自分だけで勝手な判断をするな!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
 
:第16話より。[[ファントムペイン]]の戦闘中に偶然[[地球連合軍|連合基地]]を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取った[[シン・アスカ|シン]]への非難。[[連合兵]]に攻撃される[[民間人]]を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地全体を焼き払い、半ば一方的な虐殺を行ったが為にここまでキツく言ってしまったのだろう<ref>ただし、基地側が[[インパルスガンダム|インパルス]]に攻撃したのが先ではあるのだが、あからさまに基地側が戦闘力を喪失しているのにも関わらず、攻撃を停止しなかった事を咎められたと思われる</ref>。
 
:第16話より。[[ファントムペイン]]の戦闘中に偶然[[地球連合軍|連合基地]]を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取った[[シン・アスカ|シン]]への非難。[[連合兵]]に攻撃される[[民間人]]を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地全体を焼き払い、半ば一方的な虐殺を行ったが為にここまでキツく言ってしまったのだろう<ref>ただし、基地側が[[インパルスガンダム|インパルス]]に攻撃したのが先ではあるのだが、あからさまに基地側が戦闘力を喪失しているのにも関わらず、攻撃を停止しなかった事を咎められたと思われる</ref>。
:責任感に欠けた行動を取った部下を叱責するのは上官として当然だが、地球軍に対し半ば一方的な虐殺を行った事を指摘せず、具体性に欠けた叱責だった事に加え元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。アスラン自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか、『THE EDGE』では、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
+
:責任感に欠けた行動を取った部下を叱責するのは上官として当然だが、地球軍に対し半ば一方的な虐殺を行った事を指摘せず、具体性に欠けた叱責だったのは[[修正]]としてよろしくなかった。加えて元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。
 +
:『THE EDGE』ではこの際周囲にいた[[ヴィーノ・デュプレ]]らの反応が描かれ、彼らはシンの事情を知っているためかなり同情的な反応を示していた。また同作では、アスラン自身も自らの言葉に何か思うことがあったのか、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
 
:なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない<ref>尤も、『L』では'''本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいる'''のだが。</ref>。
 
:なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない<ref>尤も、『L』では'''本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいる'''のだが。</ref>。
;「彼らは何かを知らないのかもしれない。間違っているのかもしれない。」
+
;「自分の非力さに泣いたことのある者は、誰でもそう思うさ。多分。」
 +
;「けど、その力を手にしたその時から、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。」
 +
;「それだけは忘れるなよ。」
 +
:第17話より。上述の一件でシンとの関係が険悪になってしまったものの、シンの境遇と心境を改めて理解し、シンに力の使い方を問う台詞。
 +
:ただ闇雲に力を使うだけの破壊者になるなと言う意味であり、言葉足らずで終わってしまった前回のヒーローごっこの発言をより具体的に説明した言葉である。これを聞いたシンも思う所があったのが反論などもしなかった。
 +
:シンに歩み寄ろうとするアスランと、反発しながらもアスランを理解し始めているシン。そこに[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]と言う輪を取り持つ存在もあって、不器用ながらも良好な関係を築けていた。
 +
:しかしその直後にハイネは戦死、彼らも頭を悩ませる[[キラ・ヤマト|問]][[ステラ・ルーシェ|題]]に追われ、すれ違いを重ね続けることになってしまう。結果的にここが二人が最も歩み寄れていた本編中最後の場面となってしまった。
 +
;「彼らは何かを知らないのかもしれない。間違っているのかもしれない」
 
:ダーダネルス海峡での戦闘後、アークエンジェルの調査を申し出たアスランはキラ達が何かを知らないまま間違えているのならば、仲間としてそれを正そうとしていた。
 
:ダーダネルス海峡での戦闘後、アークエンジェルの調査を申し出たアスランはキラ達が何かを知らないまま間違えているのならば、仲間としてそれを正そうとしていた。
 
:確かに、それ自体は間違っていない。が、この時自分でも気付かずにデュランダルの忠実な狗になっていたアスランは'''その逆の可能性'''を全く考えておらず、キラ達から知らされた自分の知らないことを聞いても認めようとせず、それが最悪の形で跳ね返ってしまうこととなった。
 
:確かに、それ自体は間違っていない。が、この時自分でも気付かずにデュランダルの忠実な狗になっていたアスランは'''その逆の可能性'''を全く考えておらず、キラ達から知らされた自分の知らないことを聞いても認めようとせず、それが最悪の形で跳ね返ってしまうこととなった。
;「それが一番だと思ったからだ。自分のためにも、オーブのためにも。」
+
;「それが一番だと思ったからだ。自分のためにも、オーブのためにも」
:復隊したことをカガリに問い詰められた際の答え。確かに、イザークが復隊を勧めたようにアレックス・ディノとして何も出来ずに燻っているアスランのためにはなるかもしれない。
+
:復隊したことをカガリに問い詰められた際の答え。確かに、イザークが復隊を勧めたようにアレックス・ディノとして何も出来ずに燻っているアスランのためにはなるかもしれない…が、オーブのためであるかは別問題。当然カガリやキラからはオーブのためとは見てもらえず、後にキラとは再び戦場で対峙、激烈な怒りと共に非難を受けるという最悪の事態を招いている。
:が、それがオーブのためになるとはキラやカガリには見てもらえなかった。当然と言えば当然である。自分でも気付かない内にアスランはカガリやオーブを言い訳にして自分の行動を正当化していたのかもしれない。その結果、再びキラと戦う羽目になり最悪の事態を目の当たりにした。
+
:復隊自体を詰るのは結果論としても、誰にも事前に相談せず行動したのは言い訳のしようもない話であり、上述の修正失敗といいアスランは肝心な部分の話ばかりを怠る傾向にある。
:なお、始めから復隊するべきではなかったとなじるのは簡単だが、後の展開を知っていればアスランが復隊するわけがないし、イザークとディアッカも復隊を勧めたりはしないのは容易に想像できる。キラも後に言っていたように後にならなければ分からないことも多いのである。始めから騙されていたこともしかりである。
   
;「キラは敵じゃない!」
 
;「キラは敵じゃない!」
:作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初は[[フリーダムガンダム|フリーダム]]撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に反論される。
+
:作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初は[[フリーダムガンダム|フリーダム]]撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に反論される。レイの言葉通りフリーダム撃墜は軍の命令であり、[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の死やフリーダムの攻撃で[[ミネルバ]]のクルーに犠牲が出た描写がある事も相まって他のミネルバのクルーでさえ、[[キラ・ヤマト|キラ]]がアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、アークエンジェルとフリーダムを敵とみなす状況となっていた。それらの事情を考えれば、シンや[[ミネルバ隊]]の面々に翻意させるのも無理な話である。
:二度目はフリーダム撃墜でアスランが悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って挑発・嘲笑めいた言葉をかけた事に激怒して殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。
+
:二度目はフリーダム撃墜でアスランが悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って挑発・嘲笑めいた言葉をかけた事に激怒して殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。この時はシンの態度に問題があったのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られており、軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。加えて、これまで真意はともかくとしてアスランはシンの行動を頑なに否定するばかりだったため、シンからの不信を大いに買った結果でもある。
:だが、前者でレイが指摘したようにフリーダム撃墜は軍の命令であり、[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の死やフリーダムの攻撃で[[ミネルバ]]のクルーに犠牲が出た描写がある事もあいまって他のミネルバのクルーでさえ、[[キラ・ヤマト|キラ]]がアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、アークエンジェルとフリーダムを敵とみなす状況となっていた。それらの事情を考えれば、シンや[[ミネルバ隊]]の面々に翻意させるのも無理な話で、アスラン自身もこれまでの対立で[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]を失ったことを知るよしもない。また、上官であるアスランを侮蔑したシンに問題があるのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られて軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。いずれにしても、彼の絶望と悲しみを理解してあげたのはルナマリアとメイリン(『THE EDGE』の描写でメイリンは少なくともアークエンジェルは無事の可能性が高いという匿名のメールを送っていた)の二人だけであったが、アスランの心に届くことはなかった。
+
:いずれにしても、彼の絶望と悲しみを理解してあげたのはルナマリアとメイリン(『THE EDGE』の描写でメイリンは少なくともアークエンジェルは無事の可能性が高いという匿名のメールを送っていた)の二人だけであったが、アスランの心に届くことはなかった。
 
:『[[Z]]』ではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と[[セツコ・オハラ|セツコ]]からも反論されてしまう。
 
:『[[Z]]』ではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と[[セツコ・オハラ|セツコ]]からも反論されてしまう。
 
:なお、高山瑞穂氏のボンボン版では、デストロイガンダム撃墜直後にシンがキラに戦闘を吹っ掛け、それがシンの重大な軍規違反であるため、それを止めるために類似した台詞を言い放っている。その結末は後述。
 
:なお、高山瑞穂氏のボンボン版では、デストロイガンダム撃墜直後にシンがキラに戦闘を吹っ掛け、それがシンの重大な軍規違反であるため、それを止めるために類似した台詞を言い放っている。その結末は後述。
;「なるほど……そういうことか。流石に議長は頭が良いな。俺のことをよく分かってる。」<br />「確かに俺には、彼の言うとおりの戦うだけの人形にはなれない。いくら彼の言うことが正しく聞こえても!」
+
;「なるほど……そういうことか。流石に議長は頭が良いな。俺のことをよく分かってる」<br />「確かに俺には、彼の言うとおりの戦うだけの人形にはなれない。いくら彼の言うことが正しく聞こえても!」
 
:第36話より。ミーアから渡された写真によってダーダネルス戦後にキラ達と会った様子を盗撮されていた事を知り、あの時から既にレイに目を付けられていた事を知る。更に、ミーアからデュランダルとレイが「アークエンジェルの件を余計なこと」、「キラと出会ったのが不幸」と断じており、この写真を罪状に自分を始末しようとしていると確信した。同時に最初から利用されていたことも悟り、ザフトから脱走することを決意する。
 
:第36話より。ミーアから渡された写真によってダーダネルス戦後にキラ達と会った様子を盗撮されていた事を知り、あの時から既にレイに目を付けられていた事を知る。更に、ミーアからデュランダルとレイが「アークエンジェルの件を余計なこと」、「キラと出会ったのが不幸」と断じており、この写真を罪状に自分を始末しようとしていると確信した。同時に最初から利用されていたことも悟り、ザフトから脱走することを決意する。
 
:『THE EDGE』ではミーアから「エンジェルダウン作戦の時点では少なくともラクスはもうアークエンジェルにいないから無事なので安心して欲しい」と気を遣いにきたのだが、直前の会話でデュランダルがラクスの無事とアークエンジェル撃墜が未確認であるという事実を自分に伝えなかったことを察知し、写真に加えて「キラとカガリに加え、ラクスももういないと諦めさせるのがMSパイロットのアスランを機能させる最善」という人を部品扱いするデュランダルの本性を見抜く展開となっている。
 
:『THE EDGE』ではミーアから「エンジェルダウン作戦の時点では少なくともラクスはもうアークエンジェルにいないから無事なので安心して欲しい」と気を遣いにきたのだが、直前の会話でデュランダルがラクスの無事とアークエンジェル撃墜が未確認であるという事実を自分に伝えなかったことを察知し、写真に加えて「キラとカガリに加え、ラクスももういないと諦めさせるのがMSパイロットのアスランを機能させる最善」という人を部品扱いするデュランダルの本性を見抜く展開となっている。
513行目: 533行目:  
:小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。カガリが危機に瀕した時もMSに乗っていない自らを悔やんでいた。
 
:小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。カガリが危機に瀕した時もMSに乗っていない自らを悔やんでいた。
 
:だが、ラクスからは「ジャスティスに乗るのも戦士である事も選ぶのは貴方自身」と答え、同時に例え戦士でも「アスラン・ザラ」という一人の人間であると告げられる。そしてアスランは重傷の身体を押して出撃するが<ref>そもそもアスランはまともに歩けない身体でブリッジでCICに座るという無茶までしたのだから尚更だろう。</ref>、案の定、無理がたたってザフト撤退時に傷が開いて気を失う。
 
:だが、ラクスからは「ジャスティスに乗るのも戦士である事も選ぶのは貴方自身」と答え、同時に例え戦士でも「アスラン・ザラ」という一人の人間であると告げられる。そしてアスランは重傷の身体を押して出撃するが<ref>そもそもアスランはまともに歩けない身体でブリッジでCICに座るという無茶までしたのだから尚更だろう。</ref>、案の定、無理がたたってザフト撤退時に傷が開いて気を失う。
:ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍「THE EDGE」では、TV版よりもラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。
+
:ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍『THE EDGE』では、TV版よりもラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。
 
;「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」
 
;「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」
 
:再会したシンに対する問い。ロゴスを撃つためにオーブを撃つという覚悟。だが、シンはその結果に気付かない、もしくは気付いていてもこれまでと同じくそれらを全て他者になすり付けていたのかもしれない。
 
:再会したシンに対する問い。ロゴスを撃つためにオーブを撃つという覚悟。だが、シンはその結果に気付かない、もしくは気付いていてもこれまでと同じくそれらを全て他者になすり付けていたのかもしれない。
 
:ロゴスを撃つためにオーブを撃つということはオーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、またもレイの妨害によって失敗してしまう。
 
:ロゴスを撃つためにオーブを撃つということはオーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、またもレイの妨害によって失敗してしまう。
;「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ。」
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;「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ」
 
:月面都市コペルニクスへ向かう前にカガリと何も話さなかったアスランに良いのか問うキラとラクスへの答え。いつも死にものぐるいのカガリの側にいながら何もできない自分に焦って、[[ギルバート・デュランダル|そこをつけ込まれて騙されて彼女を悲しませ、彼女を殺す側になってしまった]]。しかし、再会して互いの気持ちを確かめ合った二人は、夢は同じだからいつかまた交わると信じて今は別れた。発進前に堅い抱擁を交わし、二人はいつか交わる未来を求めて歩き出した。
 
:月面都市コペルニクスへ向かう前にカガリと何も話さなかったアスランに良いのか問うキラとラクスへの答え。いつも死にものぐるいのカガリの側にいながら何もできない自分に焦って、[[ギルバート・デュランダル|そこをつけ込まれて騙されて彼女を悲しませ、彼女を殺す側になってしまった]]。しかし、再会して互いの気持ちを確かめ合った二人は、夢は同じだからいつかまた交わると信じて今は別れた。発進前に堅い抱擁を交わし、二人はいつか交わる未来を求めて歩き出した。
 
:小説版ではお互いに指輪をはめるのはまだ早い。だから今はまだこれで良いというフォローが成されている。
 
:小説版ではお互いに指輪をはめるのはまだ早い。だから今はまだこれで良いというフォローが成されている。
 
;「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」
 
;「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」
 
:シンとの最終決戦より。アスランはシンを[[説得]]するも、脱走時やオーブ戦と同様に具体性の欠けた発言であった為に、精神的に追い詰められていたシンを更に追い詰めることになり、そして…。
 
:シンとの最終決戦より。アスランはシンを[[説得]]するも、脱走時やオーブ戦と同様に具体性の欠けた発言であった為に、精神的に追い詰められていたシンを更に追い詰めることになり、そして…。
:一方、ガンダムエース版『THE EDGE』では類似した台詞から、「俺だって俺の力で守りたかった」「力で解決できることなんて何もないってアンタが俺に言い続けた」とシンから言い返されてしまい、逆にアスランが愕然とする結果になってしまった…。
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:一方、ガンダムエース版『THE EDGE』では類似した台詞から、「俺だって俺の力で守りたかった」「力で解決できることなんて何もないって'''アンタが俺に言い続けた'''」とシンから言い返されてしまう。'''アスランの言動がシンを絶望させてしまったという一面を嫌でも直視させられ'''、逆にアスランが愕然とする結果になってしまった…。
 
;「この…バカ野郎!!」
 
;「この…バカ野郎!!」
 
:アスランとシンの戦いを止めようとした[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]搭乗の[[インパルスガンダム|インパルス]]を前に半ば錯乱状態に陥り、インパルスに攻撃を向けたシンにアスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]を戦闘不能に追い込む。
 
:アスランとシンの戦いを止めようとした[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]搭乗の[[インパルスガンダム|インパルス]]を前に半ば錯乱状態に陥り、インパルスに攻撃を向けたシンにアスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]を戦闘不能に追い込む。
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=== 他媒体 ===
 
=== 他媒体 ===
 
TV版と比較してアスランの心情描写(特に苦悩の場面)が、こと細かに描かれている。
 
TV版と比較してアスランの心情描写(特に苦悩の場面)が、こと細かに描かれている。
 +
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==== [[ドラマCD]] ====
 
;「だが、手加減なんかしたらイザークは余計怒ると思うぞ」
 
;「だが、手加減なんかしたらイザークは余計怒ると思うぞ」
 
;「俺だったらそんな事されても嬉しくないし、第一意味がない。イザークもそう言うと思うが?」
 
;「俺だったらそんな事されても嬉しくないし、第一意味がない。イザークもそう言うと思うが?」
 
;「それにイザークは強い」
 
;「それにイザークは強い」
 
;「この間と今日は俺が勝ったが、次は判らないさ…そう言うもんだろ、チェスなんて。だからいいんじゃないのか? 別に…」
 
;「この間と今日は俺が勝ったが、次は判らないさ…そう言うもんだろ、チェスなんて。だからいいんじゃないのか? 別に…」
:[[ドラマCD]]第5巻より。アスランとのチェスで連敗続きであり苛立ちを募らせ、部屋にあたる[[イザーク・ジュール|イザーク]]の様子を見た[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]から「たまには負けろよ」と言われての反論。
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:第5巻より。アスランとのチェスで連敗続きであり苛立ちを募らせ、部屋にあたる[[イザーク・ジュール|イザーク]]の様子を見た[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]から「たまには負けろよ」と言われての反論。
 
:普段はいがみ合っているが、お互いに信頼し合い強さを認め合っている事が解る台詞であり、ディアッカからも「通じてない様で通じてんのな」と感心された。
 
:普段はいがみ合っているが、お互いに信頼し合い強さを認め合っている事が解る台詞であり、ディアッカからも「通じてない様で通じてんのな」と感心された。
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==== ボンボン版『SEED DESTINY』 ====
 
;「落ち着けっシン!! これ以上軍規を犯すとおまえは……」
 
;「落ち着けっシン!! これ以上軍規を犯すとおまえは……」
 
:高山瑞穂氏の[[漫画]]ボンボン版『SEED DESTINY』第11話において、[[デストロイガンダム|デストロイ]]撃墜後即座にキラを攻撃するシンに対して。この場面では作戦終了後にも関わらず、タリアの制止も聞かず暴走するシンを止めるために[[バビ]]を借りて戦線に立つ。先述のアニメと類似した「敵じゃない!」発言に続き、本作では軍規違反を犯すシンの立場も心配して必死に説得をしようとするも、折悪しくその最中にフリーダムらの撃墜命令が正式に下り、シンと正当性が逆転してしまうことになる。かけられる言葉を失ったアスランは、やめてくれと弱弱しく嘆くことしかできなくなってしまった。
 
:高山瑞穂氏の[[漫画]]ボンボン版『SEED DESTINY』第11話において、[[デストロイガンダム|デストロイ]]撃墜後即座にキラを攻撃するシンに対して。この場面では作戦終了後にも関わらず、タリアの制止も聞かず暴走するシンを止めるために[[バビ]]を借りて戦線に立つ。先述のアニメと類似した「敵じゃない!」発言に続き、本作では軍規違反を犯すシンの立場も心配して必死に説得をしようとするも、折悪しくその最中にフリーダムらの撃墜命令が正式に下り、シンと正当性が逆転してしまうことになる。かけられる言葉を失ったアスランは、やめてくれと弱弱しく嘆くことしかできなくなってしまった。
 
;「オーブはおまえの祖国なんだぞ!! それを討つ事が何を意味するのかわかっているのか!?」<br />「おまえにだって友のひとりやふたりいるはずだろうこの国に!!」<br />「それを殺すのか!? おまえは!! 戦争のない世界を創るためにと!」<br />「目を覚ませシン! 今 この瞬間にもステラやおまえのような子供が生まれているんだぞ!! あそこで!!」<br />「それを今 作り出しているのはおまえ自身だ! 思い出せシン!! おまえはいったい何をしたかったんだ!?」
 
;「オーブはおまえの祖国なんだぞ!! それを討つ事が何を意味するのかわかっているのか!?」<br />「おまえにだって友のひとりやふたりいるはずだろうこの国に!!」<br />「それを殺すのか!? おまえは!! 戦争のない世界を創るためにと!」<br />「目を覚ませシン! 今 この瞬間にもステラやおまえのような子供が生まれているんだぞ!! あそこで!!」<br />「それを今 作り出しているのはおまえ自身だ! 思い出せシン!! おまえはいったい何をしたかったんだ!?」
:ボンボン版『SEED DESTINY』第13話における、シンと再会した時の説得。媒体の違いもあってか台詞量が多く、シンが凝り固まるきっかけとなってしまった[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]の件にも触れながら、シンの戦いにおける心情を汲んで懸命に言葉を投げかける。結果としては、アニメ同様レイの介入によって説得には失敗してしまうのだが。
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:第13話における、シンと再会した時の説得。媒体の違いもあってか台詞量が多く、シンが凝り固まるきっかけとなってしまった[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]の件にも触れながら、シンの戦いにおける心情を汲んで懸命に言葉を投げかける。結果としては、アニメ同様レイの介入によって説得には失敗してしまうのだが。
 
;「シン…おまえも…行け…!」<br />「ジブリールを捕らえるんだろ…?」
 
;「シン…おまえも…行け…!」<br />「ジブリールを捕らえるんだろ…?」
 
:同話、ジブリールの乗るシャトルが特定できた後の台詞。傷口が開き、ジブリールを追える状態ではなくなったため、キラに続いてシンにも後を託す。この際、笑顔まで見せたことがシンの心に大きなものを残していた。本作のこの戦闘では、シンに一度も刃を向けることはなく、本来の目的であるジブリール討伐は寧ろ後押ししていたのが印象的である。
 
:同話、ジブリールの乗るシャトルが特定できた後の台詞。傷口が開き、ジブリールを追える状態ではなくなったため、キラに続いてシンにも後を託す。この際、笑顔まで見せたことがシンの心に大きなものを残していた。本作のこの戦闘では、シンに一度も刃を向けることはなく、本来の目的であるジブリール討伐は寧ろ後押ししていたのが印象的である。
 
;「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」<br />「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!! だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」
 
;「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」<br />「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!! だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」
:ボンボン版『SEED DESTINY』の最終話より。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
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:最終話より。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
 
:アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に[[説得]]しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
 
:アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に[[説得]]しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
 
;「シン…」
 
;「シン…」
 
:上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。結局“力”でしかシンを止める事ができなかったアスランはただ苦々しい表情と共に墜落していくデスティニーを見る事しかできなかった…。
 
:上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。結局“力”でしかシンを止める事ができなかったアスランはただ苦々しい表情と共に墜落していくデスティニーを見る事しかできなかった…。
 +
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==== THE EDGE ====
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
 
:久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
 
:久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
 
:直後、一部始終を見ていた[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]から「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
 
:直後、一部始終を見ていた[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]から「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
 +
:…反発されるだけで済めばまだよかったのだが、先述の通り'''「銃(=力)で解決できることなど何ひとつない」という言葉は以降のシンを苛み、それにより最悪の形でアスランに跳ね返ってくる'''ことになる。
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
:同じく、ガンダムエース版『THE EDGE』第6話から。[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
+
:同話より。[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
 
;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
 
;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
:ガンダムエース版『THE EDGE』第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
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:第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
 
;「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
 
;「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
:ガンダムエース版「THE EDGE」第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
+
:第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
 
;(シン…俺は…お前を絶望させていたのか?)<br />(違う! 俺がお前に言いたかったのは……)
 
;(シン…俺は…お前を絶望させていたのか?)<br />(違う! 俺がお前に言いたかったのは……)
:ガンダムエース版『THE EDGE』最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際の絶望。シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらも、尚もシンを絶望から救い出そうとアスランは足掻き続けた。
+
:最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際の絶望。シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらも、尚もシンを絶望から救い出そうとアスランは足掻き続けた。
 
;「諦めるな!」<br />「こんな風に力を使ってしまったら…お前は永遠に"力"の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!!」
 
;「諦めるな!」<br />「こんな風に力を使ってしまったら…お前は永遠に"力"の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!!」
 
:直後の場面。シンに決定的な過ちを犯させないためにも、アスランができることは、発射直前にまで迫った[[レクイエム]]を破壊することだった。追ってくるデスティニーのアロンダイトを奪い、シンを縛ろうとする"力"の呪縛を…'''「シン……よく見ろ!! こんな"力"に…縋るんじゃないっ!!」'''そう叫びながら、シンの眼前で破壊する。だが、なおも自らが否定される絶望が、シンを決定的に錯乱させてしまう…。
 
:直後の場面。シンに決定的な過ちを犯させないためにも、アスランができることは、発射直前にまで迫った[[レクイエム]]を破壊することだった。追ってくるデスティニーのアロンダイトを奪い、シンを縛ろうとする"力"の呪縛を…'''「シン……よく見ろ!! こんな"力"に…縋るんじゃないっ!!」'''そう叫びながら、シンの眼前で破壊する。だが、なおも自らが否定される絶望が、シンを決定的に錯乱させてしまう…。
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:ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
 
:ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
:『THE EDGE』最終話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
+
:同話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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;「女…?」
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:『SEED』第24話「二人だけの戦争」より。連合兵と認識してカガリに襲いかかるも、彼女の悲鳴を聞いて思わず面食らい呟く。第1話のキラとほぼ同じ反応である。
 +
:またしても女性扱いされていない反応をされたカガリも当然激怒。「いい加減にしろよ、お前'''ら'''!!」と叫ぶのだった。
 
;「畜生…フン、いいさ。次はまた勝つから」
 
;「畜生…フン、いいさ。次はまた勝つから」
 
:[[ドラマCD]]第5巻より。[[イザーク・ジュール|イザーク]]とのチェスでの勝負に敗北。その場でアスランは爽やかな様子で彼の勝利を祝ったが、'''自室でこっそり悔しがっていた'''というオチが付いた(さらに漫画版では[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]にその場面を見られた)。
 
:[[ドラマCD]]第5巻より。[[イザーク・ジュール|イザーク]]とのチェスでの勝負に敗北。その場でアスランは爽やかな様子で彼の勝利を祝ったが、'''自室でこっそり悔しがっていた'''というオチが付いた(さらに漫画版では[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]にその場面を見られた)。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== SEED ===
 
=== SEED ===
==== [[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] ====
+
==== [[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]] ====
 
;「生まれた星が違うこと…。それだけで敵対して殺しあうなんてあまりに悲しいじゃないか…」
 
;「生まれた星が違うこと…。それだけで敵対して殺しあうなんてあまりに悲しいじゃないか…」
:第39話惑星キャラルルート「果てに待つもの」より。[[ギジェ・ザラル|ギジェ]]を仲間に加える事に難色を示す[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]を説き伏せる。出自の違いによる悲劇を体験している分、ギジェの真摯な態度に理解を示そうとしている事が窺える。
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:第39話惑星キャラルルート「果てに待つもの」より。[[ギジェ・ザラル|ギジェ]]を仲間に加えることに難色を示す[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]を説き伏せた際の台詞。出自の違いによる悲劇を体験している分、ギジェの真摯な態度に理解を示そうとしている事が窺える。
 
;「シヴァー・ゴッツォ…! お前は俺の父と同じだ…! 目的の為に人の心を失ったな!」
 
;「シヴァー・ゴッツォ…! お前は俺の父と同じだ…! 目的の為に人の心を失ったな!」
:第55話「まつろわぬ神」における[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]との[[戦闘前会話]]。力による平和的世界の樹立を宣言するシヴァーに[[パトリック・ザラ|父]]と同質の愚かさを感じ、激怒する。
+
:第55話「まつろわぬ神」における、[[シヴァー・ゴッツォ]]に対する台詞。
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:力による平和的世界の樹立を宣言するシヴァーに[[パトリック・ザラ|父]]と同質の愚かさを感じ、激怒する。
 
;「お前を止めるために、俺達はここまで来た!」<br />「ケイサル・エフェス! お前に銀河の命運を決める権利は無い!」<br />「俺達はこれからも生きる! それが俺達の戦いだ!」
 
;「お前を止めるために、俺達はここまで来た!」<br />「ケイサル・エフェス! お前に銀河の命運を決める権利は無い!」<br />「俺達はこれからも生きる! それが俺達の戦いだ!」
:最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」での[[ケイサル・エフェス]]に対する[[特殊戦闘台詞]]。最後の台詞はカガリの受け売りか?
+
:最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」での[[ケイサル・エフェス]]に対する[[特殊戦闘台詞]]
 +
:最後の台詞はカガリの受け売りか?
 
;「プラントに俺の帰る場所は無い…いや…この宇宙の何処にも、そんな所は無いのだろう…」<br />「だったら、お前の側に居させてくれ。お前を守るために…」
 
;「プラントに俺の帰る場所は無い…いや…この宇宙の何処にも、そんな所は無いのだろう…」<br />「だったら、お前の側に居させてくれ。お前を守るために…」
:エンディングより。カガリの為に[[オーブ連合首長国|オーブ]]へ留まる事を決意した際の台詞。
+
:エンディングより。
 +
:カガリのために[[オーブ連合首長国|オーブ]]へ留まることを決意した際の台詞。
    
==== 携帯機シリーズ ====
 
==== 携帯機シリーズ ====
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=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
 
==== [[Zシリーズ]] ====
 
==== [[Zシリーズ]] ====
 +
;「だけど、シンはかつての俺と同じだ…自分が何を信じればいいか、わからなくなっているから、何かにすがらなくてはならないんだろう」<br />(シン…俺は[[ZEUTH]]へと戻った…。きっとお前と次に会うのは戦場なのだろう…。俺もお前と話をしたい。俺の手にしたものをお前やレイにも知ってもらいたいんだ…)
 +
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第48話ミネルバ離脱ルート「裏切りの月光」シナリオエンドデモより。「かつての自分とシンが似ている」という点ではボンボン版を思わせるが、そのニュアンスはやや異なる。
 
;「強くなったな、シン…。俺とキラにも今のお前の強さがあれば、あんな風に遠回りする必要もなかったよ」
 
;「強くなったな、シン…。俺とキラにも今のお前の強さがあれば、あんな風に遠回りする必要もなかったよ」
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」シナリオエンドデモより。[[ザフト]]を抜けて自分の意思で[[ZEUTH]]に残った[[シン・アスカ|シン]]と再会した時に、敵となったレイと再会した時にどうするのかと聞いた後、シンの覚悟を聞いて。
+
:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」シナリオエンドデモより。[[ザフト]]を抜けて自分の意思で[[ZEUTH]]に残った[[シン・アスカ|シン]]と再会した時に、敵となったレイと再会した時にどうするのかと聞いた後、シンの覚悟を聞いて。
 
:今のシンが持つ不屈の精神が齎す強さを、自分や[[キラ・ヤマト|キラ]]も持っていれば、間違った行動をせずに済んだ―――あの時の自分達に足りなかったのは、目の前の後輩が持つこの強さだったのだと痛感する。
 
:今のシンが持つ不屈の精神が齎す強さを、自分や[[キラ・ヤマト|キラ]]も持っていれば、間違った行動をせずに済んだ―――あの時の自分達に足りなかったのは、目の前の後輩が持つこの強さだったのだと痛感する。
 
:人に何かを教えるという事は、また自分も教え子の姿から何かを教えられて進歩していくものなのだという事だろう。
 
:人に何かを教えるという事は、また自分も教え子の姿から何かを教えられて進歩していくものなのだという事だろう。
 +
;「彼らが[[デスティニープラン|ディスティニープラン]]の犠牲者だなんて…!」
 +
:『Z』第52話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」以降の、[[シャギア・フロスト|フロスト]][[オルバ・フロスト|兄弟]]に対する特殊台詞。
 +
:ガロード達がいた世界で新連邦政府が見つけ試験的に実施した黒歴史の遺産の一つ…[[ギルバート・デュランダル]]が提唱した遺伝子による社会管理システムにより、人生を狂わされたシャギアとオルバ。
 +
:そんな彼等にアスランは同情を禁じ得なかったが、憎悪から世界を滅ぼそうとするフロスト兄弟を止めるために戦う。
 
;(不思議な人だな…一見すると消極的で気弱な印象だが…あれだけの過酷な経験をしながら精神を壊したり、自暴自棄になったりもしなければ…怒りや憎しみに我を忘れたりもしない。この人の根の部分の強さは、一体何処から来ているんだ…?)
 
;(不思議な人だな…一見すると消極的で気弱な印象だが…あれだけの過酷な経験をしながら精神を壊したり、自暴自棄になったりもしなければ…怒りや憎しみに我を忘れたりもしない。この人の根の部分の強さは、一体何処から来ているんだ…?)
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』第4話グローリー・スター レポート「涙拭う翼」より。様々な逆境に苛まれながらも挫けない[[セツコ・オハラ|セツコ]]の「強靭さ」に感嘆するのと同時に、その力の源泉が何処から沸き出ているのか興味を抱くが、直後の戦闘でアスランはそれを知る事となる。
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』第4話グローリー・スター レポート「涙拭う翼」より。様々な逆境に苛まれながらも挫けない[[セツコ・オハラ|セツコ]]の「強靭さ」に感嘆するのと同時に、その力の源泉が何処から沸き出ているのか興味を抱くが、直後の戦闘でアスランはそれを知る事となる。
 
;「我ながら、そう思うよ」<br />「だけど、それが戦争なんだ」
 
;「我ながら、そう思うよ」<br />「だけど、それが戦争なんだ」
 
:同上。飽くまで[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が「敵兵」で有る事を告げた際、「厳しすぎる」と指摘する[[ヴィーノ・デュプレ‎|ヴィーノ]]からの批難を肯定した上で、戦争という「現実」を直視するよう促す。
 
:同上。飽くまで[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が「敵兵」で有る事を告げた際、「厳しすぎる」と指摘する[[ヴィーノ・デュプレ‎|ヴィーノ]]からの批難を肯定した上で、戦争という「現実」を直視するよう促す。
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;「そういう問題じゃない! 誤解のままで戦う事の危険さは嫌という程、俺達も知っているはずだ!」
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』宇宙ルート第25話「新たな来訪者」にて、([[トリニティ]]と誤解して)転移直後の一同を攻撃してきた[[OZ兵]]に反撃しようとしたシンを静止した際に。
 
;「想いだけでも、力だけでも…」<br />「キラがよく言っている言葉だ。何かを成すために必要なものを表している。レントン…。力は俺達がやる。お前には想いをやってもらう」
 
;「想いだけでも、力だけでも…」<br />「キラがよく言っている言葉だ。何かを成すために必要なものを表している。レントン…。力は俺達がやる。お前には想いをやってもらう」
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の第46話「失われし聖王国」より。[[エウレカ]]を救出する作戦を実行する際、「俺が行ってもみんなの足手まといになるだけ」と待機を考えていた[[レントン・サーストン|レントン]]を後押しした。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第46話「失われし聖王国」より。[[エウレカ]]を救出する作戦を実行する際、「俺が行ってもみんなの足手まといになるだけ」と待機を考えていた[[レントン・サーストン|レントン]]を後押しした。
 
;「このままではプラントは…! 滅びへ一直線に進むだけだ!」<br/>「戦うんだ、キラ! それを止めるために!」
 
;「このままではプラントは…! 滅びへ一直線に進むだけだ!」<br/>「戦うんだ、キラ! それを止めるために!」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第11話「プラント動乱」より、ザフト兵に取り囲まれたキラを逃す際に。前半の台詞は予告でも使われた。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第11話「プラント動乱」より、ザフト兵に取り囲まれたキラを逃す際に。前半の台詞は予告でも使われた。
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;「俺達だってスーパーヒーローじゃない。たとえ才能があったって、悩む事もあれば泣きも怒りもする…」
 
;「俺達だってスーパーヒーローじゃない。たとえ才能があったって、悩む事もあれば泣きも怒りもする…」
 
:第33話「選ばれた未来」より。[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]が掲げる[[デスティニープラン]]を述べたレイに対して、才能だけで人生を決める考えを否定した。
 
:第33話「選ばれた未来」より。[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]が掲げる[[デスティニープラン]]を述べたレイに対して、才能だけで人生を決める考えを否定した。
 
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;「いい加減にしろ、レイ!議長のやり方では本当の幸せは手に入らない!!」<br />レイ「ならばラクス・クラインにはそれができるというのですか、アスラン!?」<br />レイ「俺には、そう思えない!一番確実な方法を取りたいんです。だから俺は…!」<br />「この馬鹿野郎!お前は議長以外の言葉に耳を塞いでいるだけだ!!<br />「ディスティニープランは阻止しなければならない!それがジャスティスを託された俺の選んだ道だ!!」
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:同話において。レイとの戦闘前会話。
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;レイ「わかるだろう、お前には!俺は…ラウ・ル・クルーゼだ!」<br />キラ「ラウ・ル・クルーゼ…!?」<br />「そんなはずは…!彼はヤキンでキラが確かに!」
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:同話において。キラvsレイの戦闘前会話より。レイが嘗ての上官だった[[ラウ・ル・クルーゼ]]と同じく、アル・ダ・フラガのエゴによって生み出されたクローンであった事実に、アスランは衝撃を受けていた。
 
'''[[スーパーロボット大戦UX|UX]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦UX|UX]]'''
 
;アレックス「今の俺はもう、ザフトのアスラン・ザラじゃない」<br />「カガリの補佐官としてオーブに身を置く、アレックス・ディノだ」<br />(中略)<br />「オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハの名代として…」<br />「ぜひ、貴国プラントのお力をお借りしたい!」
 
;アレックス「今の俺はもう、ザフトのアスラン・ザラじゃない」<br />「カガリの補佐官としてオーブに身を置く、アレックス・ディノだ」<br />(中略)<br />「オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハの名代として…」<br />「ぜひ、貴国プラントのお力をお借りしたい!」
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:[[血のバレンタイン|バレンタインデーで起こったあの惨劇]]によって母を失い、そしてアスラン自身と父パトリックの心に大きな影を落としており、皆が盛り上がっている中で「バレンタインデー」に対して複雑な心境を抱いている。
 
:[[血のバレンタイン|バレンタインデーで起こったあの惨劇]]によって母を失い、そしてアスラン自身と父パトリックの心に大きな影を落としており、皆が盛り上がっている中で「バレンタインデー」に対して複雑な心境を抱いている。
 
:この台詞に[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[刹那・F・セイエイ|刹那]]は「俺たちの戦いで平和と人々の笑顔に繋がるのなら、それで十分だ」と返した。
 
:この台詞に[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[刹那・F・セイエイ|刹那]]は「俺たちの戦いで平和と人々の笑顔に繋がるのなら、それで十分だ」と返した。
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;シン「どいて下さいよ。これ以上何か言われたら、俺は…」<br />アスラン「俺は…何だ? どうする気だ?」<br />レイ「アスラン、もうやめましょう。シンは大事な人を失ったのです」<br />アスラン「………」<br />シン「………」<br />アスラン「…シン、言い過ぎた。すまない」
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:『DD』3章Part9「仕組まれた悪夢」より。[[ステラ・ルーシェ]]を喪い、彼女に手を下したと判断したキラを撃墜したシンに対して詰め寄っていたアスラン。しかし、アスランはかつて共に戦ったディバイン・ドゥアーズを信じており、それが行き過ぎて誤った反応をしてしまう。1行目のシンの台詞だが、もうシンは精神的に限界であり、「どうする気だ?」という反応は方向性的に不適切。…そして不適切であることを認め、シンに謝罪しその場を収める。
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:失言こそあったが、その失言を認めて謝罪したことも加味し原作より遥かに穏便な対応であり、原作でもこれができたら或いは、というようなやり取りであった。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
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:アスランの言う通りなのだが、シンに関しては、ルナマリアがシンに頼まずアスランに射撃訓練を頼んだ事が原因でありながら、アスランは訓練相手としてキラの名前を出してもシンの事には全く触れていない…もう少し察していれば、また違ったのかもしれない。
 
:アスランの言う通りなのだが、シンに関しては、ルナマリアがシンに頼まずアスランに射撃訓練を頼んだ事が原因でありながら、アスランは訓練相手としてキラの名前を出してもシンの事には全く触れていない…もう少し察していれば、また違ったのかもしれない。
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== 搭乗機体 ==
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== 搭乗機体・関連機体 ==
主に[[シャア専用ザク|赤いカラーリングをした]][[GUNDAM]]に搭乗している。なお、「アスランの搭乗した機体の大半は'''[[自爆]]あるいは大破'''」という結末を迎えている(もっとも、アスラン自身はその度毎に[[異能生存体|生還を果たしている]]のだが…)。
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=== 搭乗機体 ===
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『ガンダムSEED』シリーズ作品を通して少なくとも6機の機体を乗り継いでおり、映像作品に限ればコズミック・イラのパイロットの中では最も多い。主に[[シャア専用ザク|赤いカラーリングをした]][[GUNDAM]]に搭乗している。なお、「アスランの搭乗した機体の大半は'''[[自爆]]あるいは大破'''」という結末を迎えている(もっとも、アスラン自身はその度毎に[[異能生存体|生還を果たしている]]のだが…)。
 
;[[イージスガンダム]]
 
;[[イージスガンダム]]
:『SEED』前半の愛機。[[ヘリオポリス]]で強奪した4機のGのうちの1機で、[[可変モビルスーツ]]である。アスランの愛機。[[キラ・ヤマト|キラ]]との決戦において自爆。
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:『SEED』前半の愛機。[[ヘリオポリス]]で強奪した4機のGのうちの1機で、[[可変モビルスーツ]]である。オーブ近海での[[キラ・ヤマト|キラ]]の[[ストライクガンダム|ストライク]]との決戦において自爆。
 
;[[ジャスティスガンダム]]
 
;[[ジャスティスガンダム]]
:『SEED』後半、自爆したイージスに変わって新たに搭乗した機体。こちらは最終話で[[ジェネシス]]を止めるために自爆している。
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:『SEED』後半、自爆したイージスに代わって新たに受領した機体。こちらも最終話で[[ジェネシス]]を止めるために自爆している。
 
;[[ザクウォーリア]]
 
;[[ザクウォーリア]]
 
:『SEED DESTINY』での初搭乗機。[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の護衛時に搭乗。
 
:『SEED DESTINY』での初搭乗機。[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の護衛時に搭乗。
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;[[セイバーガンダム]]
 
;[[セイバーガンダム]]
:『SEED DESTINY』前半の愛機。[[ザフト]]に復帰し与えられたセカンドステージシリーズのモビルスーツ。イージス同様の可変機構を持ち、高速一撃離脱戦法を得意とする。
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:『SEED DESTINY』前半の愛機。[[ザフト]]に復隊し受領したセカンドステージシリーズのモビルスーツ。イージス同様の可変機構を持ち、高速一撃離脱戦法を得意とする。
 
:[[インパルスガンダム|インパルス]]の陰に隠れてあまり活躍は描かれなかったが、作中の描写をよく見ると画面に映っていない所で結構な戦果を挙げていたりする。
 
:[[インパルスガンダム|インパルス]]の陰に隠れてあまり活躍は描かれなかったが、作中の描写をよく見ると画面に映っていない所で結構な戦果を挙げていたりする。
 
:なお、「[[フリーダムガンダム|フリーダム]]によって'''細切れにされる'''」という惨い最期を迎えた。
 
:なお、「[[フリーダムガンダム|フリーダム]]によって'''細切れにされる'''」という惨い最期を迎えた。
 
;[[グフイグナイテッド]]
 
;[[グフイグナイテッド]]
 
:ザフトからの脱走時に[[メイリン・ホーク|メイリン]]と共に搭乗。追いかけて来た[[シン・アスカ|シン]]の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]によって撃墜され(ちなみに'''これがデスティニーの初陣&初スコアである''')、アスランも重傷を負うが、メイリン共々何とか生還。
 
:ザフトからの脱走時に[[メイリン・ホーク|メイリン]]と共に搭乗。追いかけて来た[[シン・アスカ|シン]]の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]によって撃墜され(ちなみに'''これがデスティニーの初陣&初スコアである''')、アスランも重傷を負うが、メイリン共々何とか生還。
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;[[インフィニットジャスティスガンダム]]
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:『SEED DESTINY』後半の愛機。ジャスティスの後継機。アスランの原作での搭乗機の中で、唯一最後まで健在だった機体。
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=== 関連機体 ===
 
;[[レジェンドガンダム]]
 
;[[レジェンドガンダム]]
 
:ザフトから脱走していなければ搭乗するはずだった機体。デュランダルから紹介を受けて受領も済ませていたが、先述の通り離反したためレイの機体となった。
 
:ザフトから脱走していなければ搭乗するはずだった機体。デュランダルから紹介を受けて受領も済ませていたが、先述の通り離反したためレイの機体となった。
;[[インフィニットジャスティスガンダム]]
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:『SEED DESTINY』後半の愛機。ジャスティスの後継機。アスランの原作での搭乗機の中で、唯一最後まで健在だった機体。
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=== 他作品での搭乗機体 ===
 
;[[バビ]]
 
;[[バビ]]
 
:高山瑞穂氏の[[漫画|漫画版]]『SEED DESTINY』で搭乗。母艦を失いミネルバに拾われた、片腕の無い状態の機体を借り、シンの説得に向かった。
 
:高山瑞穂氏の[[漫画|漫画版]]『SEED DESTINY』で搭乗。母艦を失いミネルバに拾われた、片腕の無い状態の機体を借り、シンの説得に向かった。
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=== SRWでの搭乗機体 ===
 
=== SRWでの搭乗機体 ===
 
;[[ムラサメ]]
 
;[[ムラサメ]]
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*アスラン・ザラを演じた石田彰氏は、『SEED DESTINY』におけるアスランの行動を'''「あんなんじゃ、平和にはならない」'''と批判した。
 
*アスラン・ザラを演じた石田彰氏は、『SEED DESTINY』におけるアスランの行動を'''「あんなんじゃ、平和にはならない」'''と批判した。
**更にアスラン・ザラというキャラクターについては「僕の演じたキャラクターの中では31位、30位は犬」としている等、石田氏からしてみれば'''「犬以下の思い入れしかないキャラクター'''である」事が語られている(一応、この発言は冗談めかした流れの中での発言であることを留意されたし)。
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**更にアスラン・ザラというキャラクターについては「僕の演じたキャラクターの中では31位、30位は犬」としている等、石田氏からしてみれば「'''犬以下の思い入れしかないキャラクター'''である」事が語られている(一応、この発言は冗談めかした流れの中での発言であることを留意されたし)。
 
***なお、「犬」とは『ナースエンジェルりりかSOS』に登場する「ハーブ」と思われる。
 
***なお、「犬」とは『ナースエンジェルりりかSOS』に登場する「ハーブ」と思われる。
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***しかし、この発言が長年に渡って尾を引き続けている事を石田氏は気にしていたのか、心境の変化もあったと思われるが近年でのキラ役の保志氏との対談やオーディオコメンタリーにて「'''自分にとっては大切なキャラクター'''」と語っている。
 
**ただし、その一方で石田氏はアスランの搭乗機には愛着を持っている模様である。
 
**ただし、その一方で石田氏はアスランの搭乗機には愛着を持っている模様である。
 
*作中にて額を強調した作画が多かったため、公式特典(一応番外編コメディなのだが)で'''「魅惑のでこっぱち」'''と言われたり、公式ラジオで石田氏自ら'''「アスラン・ヅラ」'''発言されたりした。
 
*作中にて額を強調した作画が多かったため、公式特典(一応番外編コメディなのだが)で'''「魅惑のでこっぱち」'''と言われたり、公式ラジオで石田氏自ら'''「アスラン・ヅラ」'''発言されたりした。
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*上述の通り様々な女性から好意を寄せられた為、4コマ[[漫画]]『SEED Club』では女性陣との[[三角関係|修羅場]]が散々ネタになった。また、腹黒な[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]に[[シン・アスカ|シン]]共々振り回される。
 
*上述の通り様々な女性から好意を寄せられた為、4コマ[[漫画]]『SEED Club』では女性陣との[[三角関係|修羅場]]が散々ネタになった。また、腹黒な[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]に[[シン・アスカ|シン]]共々振り回される。
 
*また、[[コンピュータゲーム|対戦格闘ゲーム]]『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』での[[インフィニットジャスティスガンダム]]搭乗時のアスランのボイスが妙に気合が入り過ぎていたため、視聴者にさらにネタにされた。詳細はこちら→[http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%88%E3%82%A5!%E3%83%98%E3%82%A1%E3%83%BC! トゥ!ヘァー!とは-ニコニコ大百科]
 
*また、[[コンピュータゲーム|対戦格闘ゲーム]]『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』での[[インフィニットジャスティスガンダム]]搭乗時のアスランのボイスが妙に気合が入り過ぎていたため、視聴者にさらにネタにされた。詳細はこちら→[http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%88%E3%82%A5!%E3%83%98%E3%82%A1%E3%83%BC! トゥ!ヘァー!とは-ニコニコ大百科]
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**後年のシリーズではボス機体版のインフィニットジャスティスガンダムが登場。低難度コースで会えるので手軽に挑める、高耐久かつよろけるのになかなかダウンしないので通常では不可能なコンボの実験台等に利用しやすい事などから、「'''[[フリット・アスノ|アスランはオモチャじゃないんだぞ!]]'''」とまたしてもネタにされてしまった。
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***ちなみにこの文面はコメントカスタム機能で実際に再現でき、そこから広まった。無論、嫌っているユーザーもいることは理解しておこう。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、アスランを模したクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、アスランを模したクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。
 
*『[[SDガンダム外伝]]』の一作『<ruby><rb>救世</rb><rt>スダ・ドアカ</rt></ruby><ruby><rb>騎士伝承</rb><rt>ナイトサーガ</rt></ruby>(SRW未参戦)』では[[ラクス・クライン|ラクス]]船長率いる海賊船[[エターナル]]の操舵手として登場…するのはいいのだが、原作で恋人だったはずの[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]は主人公の一人である「キングガンダムV世(モチーフは[[インフィニットジャスティスガンダム|インフィニットジャスティス]])」と結婚して王妃となるため、'''「愛機に嫁を寝取られた」'''として、これまたネタにされた。
 
*『[[SDガンダム外伝]]』の一作『<ruby><rb>救世</rb><rt>スダ・ドアカ</rt></ruby><ruby><rb>騎士伝承</rb><rt>ナイトサーガ</rt></ruby>(SRW未参戦)』では[[ラクス・クライン|ラクス]]船長率いる海賊船[[エターナル]]の操舵手として登場…するのはいいのだが、原作で恋人だったはずの[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]は主人公の一人である「キングガンダムV世(モチーフは[[インフィニットジャスティスガンダム|インフィニットジャスティス]])」と結婚して王妃となるため、'''「愛機に嫁を寝取られた」'''として、これまたネタにされた。
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*そして劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(SRW未参戦)』が興収40億円を突破した記念を祝してX(旧・Twitter)にて短編動画が公開されたが、'''「40億突破」と書かれた垂れ幕を持ったアスランがひょっこりと現れる場面となっている。'''もはや公式からも完全にネタキャラとして扱われている様子である…。<ref>[https://x.com/SEED_HDRP/status/1773651563741139027 該当ポスト]</ref>
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== 商品情報 ==
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==商品情報==
 
<amazon>B0007NOMP4</amazon><amazon>B000B64F0Y</amazon><amazon>B000CS4IMQ</amazon><amazon>B008H0GNI8</amazon><amazon>B01FDBHGDO</amazon>
 
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== 脚注 ==
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==脚注==
 
<references />
 
<references />
== 資料リンク ==
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==資料リンク==
 
*[[GUNDAM:アスラン・ザラ]]
 
*[[GUNDAM:アスラン・ザラ]]
  
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