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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み = うちゅう まおう
 
| 読み = うちゅう まおう
| 外国語表記 = Space Demon King
   
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|太陽の使者 鉄人28号}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|太陽の使者 鉄人28号}}
| 声優 = {{声優|内海賢二}}(原作)<br/>{{代役|屋良有作}}(SRW[[代役]])
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| 声優 = {{声優|内海賢二}}<br/>{{代役|屋良有作}}(SRW[[代役]])
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />[[機体]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]
 
}}
 
}}
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[[宇宙]]を支配する魔王。魔王の名の通り冷酷無比な[[性格]]で、恐怖と暴力で惑星を滅ぼしつつ宇宙を支配していく。
 
[[宇宙]]を支配する魔王。魔王の名の通り冷酷無比な[[性格]]で、恐怖と暴力で惑星を滅ぼしつつ宇宙を支配していく。
   −
かつては宇宙のある惑星に住む人間だったが、[[ブラックホール]]に住んでいた星ごと呑み込まれた際に「'''生きたい'''」という強い執念により一体化した。ブラックホールと同化しているため、移動しながら星を呑み込む事が出来る。また、戦艦アストロキャットや[[鉄人28号|鉄人]]の攻撃がほぼ全て通用せず、さらに[[エネルギー]]を吸収する事が出来る。
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かつては宇宙のある惑星に住む人間だったが、[[ブラックホール]]に星ごと呑み込まれた際に「'''生きたい'''」という強い執念により一体化した。ブラックホールと同化しているため、移動しながら星を呑み込む事が出来る。また、戦艦アストロキャットや[[鉄人28号|鉄人]]の攻撃がほぼ全て通用せず、さらに[[エネルギー]]を吸収する事が出来る。
   −
力こそが全てと考えているが、息子の[[グーラ・キング・Jr.|グーラ]]に対しては親としての顔を覗かせる顔も多く、異形と化しても尚[[愛|愛情]]が残っていることが伺える。最終決戦ではグーラの死に激昂し自ら[[太陽系]]へと乗り込み、その影響で[[地球]]に打撃を与えていく。
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力こそが全てと考えているが、息子の[[グーラ・キング・Jr.|グーラ]]に対しては親としての顔を覗かせることも多く、異形と化しても尚[[愛|愛情]]が残っていることが伺える。最終決戦ではグーラの死に激昂し自ら[[太陽系]]へと乗り込み、その影響で[[地球]]に打撃を与えていく。
    
ブラックホールへと乗り込まれた際には自ら実体化し鉄人を追い詰めるものの、[[ロビー]]の助言からヒントを得た鉄人の[[特攻]]により、ブラックホールの中心にある暗黒太陽を破壊された事で倒された。
 
ブラックホールへと乗り込まれた際には自ら実体化し鉄人を追い詰めるものの、[[ロビー]]の助言からヒントを得た鉄人の[[特攻]]により、ブラックホールの中心にある暗黒太陽を破壊された事で倒された。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
:初登場作品。原作キャストの内海賢二氏が故人のため、屋良有作氏が[[代役]]を担当。ブラックホールと一体化することで[[真化|シンカ]]を遂げ、「[[神]]」となった一人。
 
:初登場作品。原作キャストの内海賢二氏が故人のため、屋良有作氏が[[代役]]を担当。ブラックホールと一体化することで[[真化|シンカ]]を遂げ、「[[神]]」となった一人。
 
:ルートにより性能や特殊能力が違い、通常ルートだと分身を二体引き連れており、同ターン以内に全員撃破しないと復活してしまう上に、毎ターンENを減らされてしまう。IFルートでは単独だが、[[カグラ・デムリ|カグラ]]の[[ソーラーアクエリオン]]を倒すまで復活する上に、その後受けたダメージの10分の1の数値を相手に与える因果逆転を使用してくる。
 
:ルートにより性能や特殊能力が違い、通常ルートだと分身を二体引き連れており、同ターン以内に全員撃破しないと復活してしまう上に、毎ターンENを減らされてしまう。IFルートでは単独だが、[[カグラ・デムリ|カグラ]]の[[ソーラーアクエリオン]]を倒すまで復活する上に、その後受けたダメージの10分の1の数値を相手に与える因果逆転を使用してくる。
 
:撃破演出は体の中のブラックホールに吸い込まれて爆発、自滅するというもの。
 
:撃破演出は体の中のブラックホールに吸い込まれて爆発、自滅するというもの。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:前作で倒されたはずだったが、復活し再び戦うことになる。今回は同じく復活した[[ズール皇帝]]と手を組み、[[暗黒の軍団]]を率いる。
 
:前作で倒されたはずだったが、復活し再び戦うことになる。今回は同じく復活した[[ズール皇帝]]と手を組み、[[暗黒の軍団]]を率いる。
 
:終盤では[[ハーデス神]]とも手を組み、版権作品における最後の敵として立ちふさがる。最後は僅かながら人間だった頃の心を取り戻し、父として大事な[[グーラ・キング・Jr.|息子]]の身を案じながら消滅した。
 
:終盤では[[ハーデス神]]とも手を組み、版権作品における最後の敵として立ちふさがる。最後は僅かながら人間だった頃の心を取り戻し、父として大事な[[グーラ・キング・Jr.|息子]]の身を案じながら消滅した。
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:ラインナップは完全なスーパー系。
 
:ラインナップは完全なスーパー系。
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
:'''[[超能力]]L9、[[底力]]L7、[[サイズ差補正無視]]L4、[[カウンター]]L7、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[気力+ボーナス|気力+(ボーナス)]]、[[精神耐性]]、[[2回行動]]'''
 
:'''[[超能力]]L9、[[底力]]L7、[[サイズ差補正無視]]L4、[[カウンター]]L7、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[気力+ボーナス|気力+(ボーナス)]]、[[精神耐性]]、[[2回行動]]'''
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:カウンターの代わりにプレッシャーを所持。宇宙魔王より技量が低い場合には攻撃力と防御力の向上となり、『時獄篇』に比べて強敵となっている。
 
:カウンターの代わりにプレッシャーを所持。宇宙魔王より技量が低い場合には攻撃力と防御力の向上となり、『時獄篇』に比べて強敵となっている。
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=== [[エースボーナス|固有エースボーナス]] ===
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=== [[エースボーナス]] ===
 
;自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-3
 
;自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-3
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』。[[アンチスパイラル]]の下位互換であり、『時獄篇』では習得することはなかったが、『天獄篇』では習得して現れる。いざという時に最強技が使えなかったり[[ダイバスター|上位]][[ジェミニオン・レイ|形態]]になれなかったりするので注意。該当ステージはSRポイント獲得条件が「ハーデス、宇宙魔王、ズールの3名を同一ターンに撃破」なので、尚更気力の低下による各種の制限が響いてくる。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』。[[アンチスパイラル]]の下位互換であり、『時獄篇』では習得することはなかったが、『天獄篇』では習得して現れる。いざという時に最強技が使えなかったり[[ダイバスター|上位]][[ジェミニオン・レイ|形態]]になれなかったりするので注意。該当ステージはSRポイント獲得条件が「ハーデス、宇宙魔王、ズールの3名を同一ターンに撃破」なので、尚更気力の低下による各種の制限が響いてくる。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[グーラ・キング・Jr.]]
 
;[[グーラ・キング・Jr.]]
:息子。父親としての愛情は残っている様子。『第3次Z時獄篇』では逐一増援を送ったり力を分けたりするため[[Z-BLUE]]から過保護呼ばわりされている。
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:息子。父親としての愛情は残っている様子。
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:『第3次Z時獄篇』では逐一増援を送ったり力を分けたりするため[[Z-BLUE]]から過保護呼ばわりされている。
 
;[[ロビー]]
 
;[[ロビー]]
 
:配下のロボットだが、彼の祖国を滅ぼした因果関係もある。最終的に彼の助言が正太郎を勝利へと導いた。
 
:配下のロボットだが、彼の祖国を滅ぼした因果関係もある。最終的に彼の助言が正太郎を勝利へと導いた。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== 時獄篇 ===
 
=== 時獄篇 ===
;「1万2000年前のあの日……宇宙が崩壊を迎える中、ワシはグーラを次元転移であの青き星へと送った」<BR/>「そうだ。1万2000年の環の終焉……ワシのいた宇宙は、崩壊の運命から逃れることが出来なかった」<BR/>「だが、ワシはあの日、神への階梯を昇り、迫るブラックホールと一つになったのだ」<BR/>「そうだ。我が意志は人々の霊子を集め、マイナスのオリジン・ローの塊であるブラックホールを支配下に置いたのだ」
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;「1万2000年前のあの日……宇宙が崩壊を迎える中、ワシはグーラを次元転移であの青き星へと送った」<br/>「そうだ。1万2000年の環の終焉……ワシのいた宇宙は、崩壊の運命から逃れることが出来なかった」<br/>「だが、ワシはあの日、神への階梯を昇り、迫るブラックホールと一つになったのだ」<br/>「そうだ。我が意志は人々の霊子を集め、マイナスのオリジン・ローの塊であるブラックホールを支配下に置いたのだ」
:決戦ステージで語った過去。
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:決戦ステージで語った過去。実はこの点において限りなく[[御使い]]と近いプロセスを踏んでいる。
;「意志の力は霊子を動かす。それこそが次元力を制御するもの」<BR/>「その者達はスフィアを稼動させて次元力を引き出し、ワシは次元力そのものであるブラックホールを操る……そしてワシは、次元力を引き出す最高の場である地球を手に入れ、真の意味での永遠となる!」
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;「意志の力は霊子を動かす。それこそが次元力を制御するもの」<br/>「その者達はスフィアを稼動させて次元力を引き出し、ワシは次元力そのものであるブラックホールを操る……そしてワシは、次元力を引き出す最高の場である地球を手に入れ、真の意味での永遠となる!」
:その続き。
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:その続き。さりげなくスフィアのルーツが地球であることの伏線になっている。
;「マーズ! 今のお前の力だけでは、ワシに勝つことは出来ん!」<BR/>「[[ズール皇帝|奴]]の暗黒の力も、突き詰めればワシと同じものだ! 真の力に目覚めていないお前ごときはワシの敵ではないのだ!」<BR/>「死ね、マーズ! 片翼のまま闇の世界に引きずり込まれるのだ!」
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;「マーズ! 今のお前の力だけでは、ワシに勝つことは出来ん!」<br/>「[[ズール皇帝|奴]]の暗黒の力も、突き詰めればワシと同じものだ! 真の力に目覚めていないお前ごときはワシの敵ではないのだ!」<br/>「死ね、マーズ! 片翼のまま闇の世界に引きずり込まれるのだ!」
:タケルとの戦闘前会話より。闇の片割れたる[[マーグ]]は既に亡く、「片翼」とはその事であろう。では、残された光の片割れたるタケル……ギシン星人マーズに眠る「真の力」とは?
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:タケルとの戦闘前会話より。闇の片割れたる[[マーグ]]は既に亡く、「片翼」とはその事であろう。
 +
:Zシリーズの世界においては、光と闇の対比はそのまま「存在しようとする力」と「消滅しようとする力」の対比であるが、真化の真理に至るにはその両方を認めて受け入れなければならないため、マーグが死んだ今それは実現しない、と言いたいらしい。
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:実際にはマーグは死の世界から何度かタケルに力を貸しており、天獄編でのタケルはマーグから受け取った闇の力を受け入れることで真理の一部を感得している。
    
=== 天獄篇 ===
 
=== 天獄篇 ===
 
;「…そうだ…。あの時、ワシは…せめてグーラだけでもと思った…」<br/>「あれが希望…。ワシは…グーラに希望を託した…」
 
;「…そうだ…。あの時、ワシは…せめてグーラだけでもと思った…」<br/>「あれが希望…。ワシは…グーラに希望を託した…」
:第59話「邪神降臨」で撃墜された際の台詞。人の身のままに絶望に屈せず、希望を貫かんとするZ-BLUEに再び敗れて完全消滅する事を認めようとしなかったが、正太郎から「かつてグーラを脱出させた時のお前には、希望があったはずだ」と言われ、「宇宙魔王」になる前の事を思い出す。宇宙の大崩壊が迫る中、ただ、息子だけは生き延びて欲しいという願いを。
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:第59話「邪神降臨」で撃墜された際の台詞。人の身のままに絶望に屈せず、希望を貫かんとするZ-BLUEに再び敗れて完全消滅する事を認めようとしなかったが、正太郎から「かつてグーラを脱出させた時のお前には、希望があったはずだ」と言われ、「宇宙魔王」になる前の事を思い出す。宇宙の大崩壊が迫る中、ただ、息子だけは生き延びて欲しいという、親としての願いを。
 
;「生きろ、グーラ…。ワシ達が忘れてしまった希望と共に」<br/>「それが父の…最後の…願い…だ…」
 
;「生きろ、グーラ…。ワシ達が忘れてしまった希望と共に」<br/>「それが父の…最後の…願い…だ…」
 
:最期の台詞。かつて「一人の父親」であった頃に戻った魔王は、愛する息子に自分達の様な化け物にならず、人として生き延びて欲しいという希望を託し、深い闇へと消えていった。
 
:最期の台詞。かつて「一人の父親」であった頃に戻った魔王は、愛する息子に自分達の様な化け物にならず、人として生き延びて欲しいという希望を託し、深い闇へと消えていった。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*SRWにて代役を担当した屋良氏は原作でも別役で出演していた。
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*SRWにて代役を担当した屋良氏は、原作でも別役で出演していた。
    
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