差分

3,511 バイト追加 、 2024年4月17日 (水)
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
== 不動ZEN(ZEN Fudoh) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]]
+
| 読み = ふどうゼン
*[[声優]]:藤原啓治
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::ZEN Fudo]]<ref>[http://aqevol.com/character/05.php CHARACTER]、アクエリオンEVOL、2022年1月15日閲覧。</ref>
*種族:地球人(?)
+
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL}}
*性別:男
+
| 声優 = {{声優|藤原啓治|SRW=Y}}
*所属:[[ネオ・ディーバ]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
*役職:司令兼教官
+
}}
   −
[[エレメント]]達の教官を務める[[ネオ・ディーバ]]の司令官。右目の眼帯と、中世の貴族のような服装がトレードマーク。名前からして丸わかりだが、前作『[[創聖のアクエリオン]]』に登場した'''[[不動GEN]]本人'''であり、作中の狂言回し的役割を担う。物腰は基本的に1万2000年前と変わらないが、[[性格]]的には随分と変わっている。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 異名 = '''神速の魔術師'''
 +
| 種族 = 地球人(?)
 +
| 性別 = 男
 +
| 所属 = [[ネオ・ディーバ]]
 +
| 役職 = 司令兼教官
 +
}}
 +
'''不動ZEN'''は『[[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]]』の登場人物。
   −
かつて「'''神速の魔術師'''」と[[異名|渾名]]されたほどの神出鬼没っぷりと謎めいた雰囲気、そして禅問答めいた「格言」は12000年を経た今も健在であり、かつて[[アポロ]]達にそうしたように、先達として、また教官として[[アマタ・ソラ|アマタ]]達を教え導いていく。
+
== 概要 ==
 +
[[エレメント]]達の教官を務める[[ネオ・ディーバ]]の司令官。
   −
物語開始当初は姿を消していたが、アマタによる[[アクエリオンEVOL]]覚醒に前後して学院に帰還、これに伴い男女合体禁止の規則は撤廃されている。たとえ話をする際にドーナツを持ち出すことが多い。
+
名前からして丸わかりだが、前作『[[創聖のアクエリオン]]』に登場した'''[[不動GEN]]本人'''であり、前作同様に作中の狂言回し的役割を担う。
   −
作中で明らかにされたその正体は、24000年とそれよりはるか古、[[堕天翅族]]を離反した「太陽の翼」こと'''[[アポロニアス]]の転生者'''。最終決戦の後、肉体を失った[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]][[魂]]を鎮めた。
+
=== 人物 ===
 +
前作のGENが和風の雰囲気であったのに対し本作のZENは西洋風の外見で、右目の眼帯と、中世の[[貴族]]のような服装がトレードマーク。
 +
 
 +
物腰に関しては基本的に1万2000年前と変わらず、かつて「'''神速の魔術師'''」と[[異名|渾名]]されたほどの神出鬼没っぷりと謎めいた雰囲気、そして禅問答めいた「格言」は12000年を経た今も健在であり、かつて[[アポロ]]達にそうしたように、先達として、また教官として本作の新世代[[エレメント]]達である[[アマタ・ソラ]]達を教え導いていく。例え話をする際には、ドーナツを持ち出す事が多い。
 +
 
 +
一方、時折妙にハイテンションな振る舞いや奇行を見せたりもする等、前作に比べてコミカルな言動が増え、前作以上に胡散臭い人物となっているためか一部のエレメント達…特に[[ミコノ・スズシロ]]からは強い苦手意識を抱かれてしまっている。常に威風堂々とし、全てを見透かした心眼の持ち主であるかの様な佇まいをしているが、本当に神の様に全てを見透かしている訳では無く、[[ジン・ムソウ]]が命を落とした際には苦悶の表情を浮かべていた。
 +
 
 +
==== 真の正体 ====
 +
作中で明らかにされたその正体は、24000年とそれよりはるか古、[[堕天翅族]]を離反した「太陽の翼」こと'''[[アポロニアス]]の転生者'''。アクエリオンについて詳しく知っていたのもその為で、物語の終盤にて、アポロニアスの転生者と思われた[[アポロ]](アマタの前世)が、セリアンに恋い焦がれていた翅犬ポロンの転生者であり、そしてセリアンの転生者の一人でアポロと惹かれ合った[[シルヴィア・ド・アリシア]]の転生者がミコノである真実も明かしている。
 +
 
 +
=== 劇中の様相 ===
 +
物語開始当初は姿を消していたが、アマタによる[[アクエリオンEVOL]]覚醒に前後して学院に帰還、ネオ・ディーバの司令官として復帰し、これに伴い「男女合体禁止」の規則は撤廃されているが、「恋愛禁止」の規則は継続し続けている。
 +
 
 +
復帰以降は前作と同様に、初見では目的や意図の理解出来ない訓練や試練を度々エレメント達に課しており、課せられる本人達はおろか、男子・女子双方の教官を務める[[ドナール・ダンテス]]や[[スオミ・コネピ]]をも困惑させる事が多い。また、前作では基本的にアクエリオンを操縦するエレメント達の自己判断に任せていたのに対し、本作では戦闘中においても突拍子の無い発言だけでなく、強引なエレメントチェンジ命令を行う事が多いのだが、結果的にそれが打開策に繋がる展開にもなっている。
 +
 
 +
最終決戦の後、肉体を失い怨念になり果てていたミカゲの[[魂]]を自らの身体に受け入れ、それによって彼の魂を鎮めた。そしてエピローグでは、戦いが終わった事で「恋愛解禁」を宣言する形で物語を締めくくった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
:15話「終焉を抱く神話」にて初登場。GEN同様いきなり[[DVE]]が用意されている。本作でも世界観の真実を知る立場であり、意味深な言動が多い。
+
:初登場作品。第15話「終焉を抱く神話」で登場。GEN同様いきなり[[DVE]]が用意されている。本作でも世界観の真実を知る立場であり、意味深な言動が多い。
 
:ドーナツを持った顔グラもしっかり用意されている。[[渚カヲル|カヲル]]によれば「[[真化|シンカ]]」を正しく遂げた高位存在(=[[神]])の一人であるという。また、24000年前と12000年前に「大罪」を犯したというが……?
 
:ドーナツを持った顔グラもしっかり用意されている。[[渚カヲル|カヲル]]によれば「[[真化|シンカ]]」を正しく遂げた高位存在(=[[神]])の一人であるという。また、24000年前と12000年前に「大罪」を犯したというが……?
:顔グラは全部で4枚あるが、合掌している1枚だけ没データ。
+
:顔グラは全部で4枚あるが、合掌している1枚だけ[[没データ]]
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:[[翠の地球]]で特訓していたエレメント達を[[マクロス・クォーター]]へと転移させる等、相変わらずの力を見せつけるが、中盤は[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]によって次元の狭間に閉じ込められており、またそれ以後は[[頭翅]]と共にミカゲを追っているため出番はやや少ない。
 
:[[翠の地球]]で特訓していたエレメント達を[[マクロス・クォーター]]へと転移させる等、相変わらずの力を見せつけるが、中盤は[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]によって次元の狭間に閉じ込められており、またそれ以後は[[頭翅]]と共にミカゲを追っているため出番はやや少ない。
 
:原作通りにミカゲ(頭翅)を受け入れた後、最終決戦において地球人類が真理へと辿り着いたのを見届け、自分の役割が終わったのを悟り、去って行った。
 
:原作通りにミカゲ(頭翅)を受け入れた後、最終決戦において地球人類が真理へと辿り着いたのを見届け、自分の役割が終わったのを悟り、去って行った。
 +
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:シナリオNPC。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
35行目: 63行目:  
:かつて最強の天翅と呼ばれた男。ZEN並びにGENの前世。
 
:かつて最強の天翅と呼ばれた男。ZEN並びにGENの前世。
 
;[[頭翅]]
 
;[[頭翅]]
:
+
:元々許嫁だったため、最終的に彼と復縁した。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
58行目: 86行目:  
;「以後、恋愛禁止!」
 
;「以後、恋愛禁止!」
 
:無限拳によって聖天使学園のベルリンの壁が破壊され、男女の垣根が崩れて歓喜する生徒たちを一喝。
 
:無限拳によって聖天使学園のベルリンの壁が破壊され、男女の垣根が崩れて歓喜する生徒たちを一喝。
:『第3次Z時獄篇』では台詞が収録されているにもかかわらず(キャラクター辞典の不動の台詞の二番目に収録されている)、該当場面である「開かれる新世界」のシナリオデモでは使われない。
+
:『第3次Z時獄篇』では[[キャラクター事典]]にボイスが収録されているが、シナリオデモでは使用されない。
 
;「禁じられた恋は蜜の味……だが、甘い蜜にはアリが寄ってくる」<BR/>「そして、出会うべき者達は出会う。そう、恋愛ではない。これは禁断の出会いだ……!」
 
;「禁じられた恋は蜜の味……だが、甘い蜜にはアリが寄ってくる」<BR/>「そして、出会うべき者達は出会う。そう、恋愛ではない。これは禁断の出会いだ……!」
 
:二度目の邂逅を果たしたアマタとカグラを評していわく。ZENの目に映るのは、分かたれた二つの魂の姿。
 
:二度目の邂逅を果たしたアマタとカグラを評していわく。ZENの目に映るのは、分かたれた二つの魂の姿。
87行目: 115行目:  
:「闇の詩」のDトレーダーにて[[AG]]を見て曰く。
 
:「闇の詩」のDトレーダーにて[[AG]]を見て曰く。
 
;「今日も張り切って商売、商売!」<BR/>「輪廻の輪の中で運命も変わる。決め台詞も、愛する相手も……」
 
;「今日も張り切って商売、商売!」<BR/>「輪廻の輪の中で運命も変わる。決め台詞も、愛する相手も……」
:その続き。AGの決め台詞を丸ごと奪った挙句またも意味深なフレーズで〆る。
+
:その続き。AGの決め台詞を丸ごと奪った挙句またも意味深なフレーズで〆る。実際にはこの決め台詞はバインド・スペルなので、先に言う事で事実上彼は回避に成功している事になる。
 
;「そう…それはまるで清らかな水のように…そして水は、互いに交わり一つとなる」
 
;「そう…それはまるで清らかな水のように…そして水は、互いに交わり一つとなる」
 
:第32話「忘却の霧の中」で、[[パラダイムシティ]]へ転移する中での一幕。水のように澄み渡り、交わり、一つになる心……それは、他を受け入れ、繋がり、一つになることで進み出す力―――「水の交わり」。
 
:第32話「忘却の霧の中」で、[[パラダイムシティ]]へ転移する中での一幕。水のように澄み渡り、交わり、一つになる心……それは、他を受け入れ、繋がり、一つになることで進み出す力―――「水の交わり」。
108行目: 136行目:  
;ZEN「…確かに高次元生命体になったものが必要以上に人類に干渉する事は許されない…」<br/>GEN「だが、そんなルール自体がおこがましい事だと思わんか? 確かに我々は永遠と[[次元力|オリジン・ロー]]を手に入れたかも知れないが、それだけの事だ」<br/>ZEN「[[アドヴェント|喜び]]、[[怒りのドクトリン|怒り]]、[[哀しみのサクリファイ|哀しみ]]、[[楽しみのテンプティ|楽しみ]]、憎み、愛する…何も変わりはない」
 
;ZEN「…確かに高次元生命体になったものが必要以上に人類に干渉する事は許されない…」<br/>GEN「だが、そんなルール自体がおこがましい事だと思わんか? 確かに我々は永遠と[[次元力|オリジン・ロー]]を手に入れたかも知れないが、それだけの事だ」<br/>ZEN「[[アドヴェント|喜び]]、[[怒りのドクトリン|怒り]]、[[哀しみのサクリファイ|哀しみ]]、[[楽しみのテンプティ|楽しみ]]、憎み、愛する…何も変わりはない」
 
:第35話「1万2000年を超えて」にて。
 
:第35話「1万2000年を超えて」にて。
 +
;「光あるところに闇あり…。闇あるところに光あり…」<br/>「陰を知るから、陽の意味がわかる。それこそが[[太極]]の陽…すなわち、太陽!」
 +
:日本ルート第40話「光と闇の向こうに」にて。
 
;「アポロ、アマタ…そして、エレメント達よ。以上で私の教えるべき事は終わりだ」<br/>「別れは新たな旅の始まり…」<br/>「蒼星の書は終わり、今ここに総星の書が始まる! さらばだ!」
 
;「アポロ、アマタ…そして、エレメント達よ。以上で私の教えるべき事は終わりだ」<br/>「別れは新たな旅の始まり…」<br/>「蒼星の書は終わり、今ここに総星の書が始まる! さらばだ!」
 
:マクロス・クォータールート第54話「愛する翼」にて。
 
:マクロス・クォータールート第54話「愛する翼」にて。
122行目: 152行目:  
;[[ソーラーアクエリオン]]
 
;[[ソーラーアクエリオン]]
 
:過去生である「アポロニアス」の時代に搭乗していた機体。その後も数奇な運命と共に関わりは続いていく。
 
:過去生である「アポロニアス」の時代に搭乗していた機体。その後も数奇な運命と共に関わりは続いていく。
 +
 +
== 余談 ==
 +
*藤原啓治氏の没後にリリースされたパチスロ『Pフィーバーアクエリオン ALL STARS』では、[[声優:小山力也|小山力也]]氏が不動ZEN役を引き継いでいる。
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 
{{DEFAULTSORT:ふとう ZEN}}
 
{{DEFAULTSORT:ふとう ZEN}}
 
[[Category:登場人物は行]]
 
[[Category:登場人物は行]]
 
[[Category:アクエリオンEVOL]]
 
[[Category:アクエリオンEVOL]]
548

回編集