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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}
| 声優 = {{声優|田中理恵}}
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| 声優 = {{声優|田中理恵|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />[[サブパイロット]]
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[コーディネイター]])
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[コーディネイター]])
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
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| 所属 = {{所属 (人物)|プラント}}(クライン派武装組織→プラント最高評議会)
 
| 所属 = {{所属 (人物)|プラント}}(クライン派武装組織→プラント最高評議会)
 
| 役職 = [[役職::議長]](プラント最高評議会)
 
| 役職 = [[役職::議長]](プラント最高評議会)
| 好きなこと = 歌う事<br />ブディック通い
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| 好きなこと = 歌う事<br />ブティック通い
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}
   
}}
 
}}
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'''ラクス・クライン'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』および『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[ヒロイン]]の一人。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[ヒロイン]]にして、[[エターナル]]の事実上の[[パイロット|トップ]]
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[[エターナル]]の事実上の[[パイロット|トップ]][[プラント]]最高評議会議長[[シーゲル・クライン]]の一人娘で、プラントではアイドル歌手として絶大な人気を集めており、一枚のサイン用の色紙を、僅か2~3秒で仕上げてしまうほどの速筆の持ち主でもある(これには傍で見ていた[[アンドリュー・バルトフェルド]]も唖然とした)。
   −
[[プラント]]最高評議会議長[[シーゲル・クライン]]の一人娘で、プラントではアイドル歌手として絶大な人気を集めている。プラント評議会国防委員長・[[パトリック・ザラ]]の息子である[[アスラン・ザラ]]とは婚約関係にあり、彼自作の[[ハロ]]を多数貰っている。なかでもアスランから直接貰ったピンクハロについては「ピンクちゃん」と名付け、特に愛着を持っている(『SEED』を通じての彼女のイメージカラーはピンク)。
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プラント評議会国防委員長・[[パトリック・ザラ]]の息子である[[アスラン・ザラ]]とは婚約関係にあり、彼自作の[[ハロ]]を多数貰っている。なかでもアスランから直接貰ったピンクハロについては「ピンクちゃん」と名付け、特に愛着を持っている(『SEED』を通じての彼女のイメージカラーはピンク)。
   −
性格は天然かつ自由奔放。気軽にブティックに通うなど、時に自身がVIPであることを認識していないかのような行動を取り、周囲を困らせることもある。しかし単なる天然というわけではなく、強い意志と高い判断力・決断力を兼ね備えている。父シーゲルが暗殺された時にも動揺を見せず、独自に反体制組織を立ち上げた(尤も、[[キラ・ヤマト]]の前では緊張が解けたのかその事で涙を流した)。キラやアスランが事あるごとに悩むのとは対象的な、ガンダムSEED全体における「確固たる意思表示」を象徴するキャラクターと言える。また一枚のサイン用の色紙を、僅か2~3秒で仕上げてしまうほどの速筆の持ち主でもある(これには傍で見ていた[[アンドリュー・バルトフェルド]]も唖然とした)。
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性格は天然かつ自由奔放。気軽にブティックに通うなど、時に自身がVIPであることを認識していないかのような行動を取り、周囲を困らせることもある。しかし単なる天然というわけではなく、アスランに暫く会えず放っておかれた際は大量のハロによるウザ絡み攻撃をさせていたように、日常生活レベルでのちょっとした黒さも備えている。
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また特筆すべき事項として、強い意志と高い判断力・決断力を兼ね備えている。父シーゲルが暗殺された時にも動揺を見せず、独自に反体制組織を立ち上げた(尤も、[[キラ・ヤマト]]の前では緊張が解けたのかその事で涙を流した)。キラやアスランが事あるごとに悩むのとは対象的な、『SEED』シリーズ全体における「確固たる意思表示」を象徴するキャラクターと言える。
    
これらの実力は特に『SEED DESTINY』中盤以降において如何なく発揮され、最終的にはプラント国民から歌手としての人気以上の支持を得るようになる。しかし「ラクス・クライン」という名が持つカリスマは既にラクス個人から大きく離れていっている事が小説版で語られており、ラクス自身もその事を感じ取っていたようである。
 
これらの実力は特に『SEED DESTINY』中盤以降において如何なく発揮され、最終的にはプラント国民から歌手としての人気以上の支持を得るようになる。しかし「ラクス・クライン」という名が持つカリスマは既にラクス個人から大きく離れていっている事が小説版で語られており、ラクス自身もその事を感じ取っていたようである。
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実際に本編では大半の人間が'''「ラクスがいうから正しい」という思考停止の盲信と偶像崇拝'''、更に質が悪いことに'''デュランダルを支持するから本物で賛同しないから偽者というあまりにも陳腐な発想しか出来ない人間があまりにも多い'''事態にまで発展してしまっている。
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彼女の人格が広く知られず、本人がオーブへ渡った弊害といえばそうだが、弱冠16歳だった彼女に政界でトップに立てなどと酷である上にパトリック・ザラの影響が色濃いプラントに残れば殺されていた可能性も非常に高い点も無視できない。そもそも正規の軍事訓練を受けて一定の任務に就いていたカガリと違い、当時は政財界に多少なりと影響はあっても、ただ最高評議会議長の娘である一般人であるために対処が難しかったと思われる。
    
2枚重ねの三日月型のピン留めの髪飾りを付けている。
 
2枚重ねの三日月型のピン留めの髪飾りを付けている。
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その後、フリーダム強奪の手引きをしたことで反体制分子とみなされ、父[[シーゲル・クライン]]はパトリック派により暗殺。彼女も指名手配を受け、追われる身となる。しかし持ち前の行動力により、父の意思を継いでクライン派を纏め上げ、主要メンバーである[[アンドリュー・バルトフェルド]]と共に[[エターナル]]強奪に成功。以後、三隻同盟の牽引役として終戦まで戦い抜いた。
 
その後、フリーダム強奪の手引きをしたことで反体制分子とみなされ、父[[シーゲル・クライン]]はパトリック派により暗殺。彼女も指名手配を受け、追われる身となる。しかし持ち前の行動力により、父の意思を継いでクライン派を纏め上げ、主要メンバーである[[アンドリュー・バルトフェルド]]と共に[[エターナル]]強奪に成功。以後、三隻同盟の牽引役として終戦まで戦い抜いた。
   −
元はアスランと許嫁の関係にあったが、前述のプラントでのキラとの再会以降はキラとは志を共にする関係となり、終戦後は彼と共にオーブで暮らすことになった。尚、キラ、アスラン、カガリと同じくSEED因子の持ち主でもあり、[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]で[[SEED]]に目覚めているような描写がある。
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元はアスランと許嫁の関係にあったが、前述のプラントでのキラとの再会以降はキラとは志を共にする関係となり、終戦後は彼と共にオーブで暮らすことになった。尚、キラ、アスラン、カガリと同じくSEED因子の持ち主でもあり、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で[[SEED]]に目覚めているような描写がある。
    
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
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行動の基本原理として「力なき正義は無力」との信念があり、必ずしも話し合いのみで平和を得られないことを悟っているのか、武器を振りかざすことに迷いはない。また、「想いだけでも力だけでも駄目」という言葉通り、「力だけの正義」も否定している。
 
行動の基本原理として「力なき正義は無力」との信念があり、必ずしも話し合いのみで平和を得られないことを悟っているのか、武器を振りかざすことに迷いはない。また、「想いだけでも力だけでも駄目」という言葉通り、「力だけの正義」も否定している。
   −
しかし、戦場では責任ある行動を取ったにも拘らず、終戦後は本来彼女が行うべきプラントの体制維持という仕事を放棄し、隠遁したことについては否定意見が多い。ただし、プラントを離れ、オーブで暮らしていた理由がまったく明かされていない為、雲隠れとも戦後、秘密裏に裁判を受け追放処分を受けたからとも言われている。後者の場合、プラントの体制維持という仕事を放棄したという指摘は的外れとなる。TV版では特にフォローはないが、小説版ではキラの心の傷を癒すと共に自身も少なからず心に傷を負ったための選択とされている。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではミーアが影武者としてデュランダルに利用されるという事態に陥り、そのミーアも死亡するという悲劇的な結末を迎えてしまう。さすがにこの点については責任を感じている(この件も小説版で細かく描かれており、終戦後に[[プラント]]に留まっていればミーアがデュランダルに利用される事も死ぬ事もなかったと悔やんでいる)ようで、カガリやミーアに後押しされたこともあり、終戦後は[[プラント]]へと戻って本来あるべき平和への模索を取った。
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しかし、戦場では責任ある行動を取ったにも拘らず、終戦後は本来彼女が行うべきプラントの体制維持という仕事を放棄し、隠遁したことについては否定意見が多い。ただし、プラントを離れ、オーブで暮らしていた理由がまったく明かされていない為、雲隠れとも戦後、秘密裏に裁判を受け追放処分を受けたからとも言われている。後者の場合、プラントの体制維持という仕事を放棄したという指摘は的外れとなる。TV版では特にフォローはないが、小説版ではキラの心の傷を癒すと共に自身も少なからず心に傷を負ったための選択とされている。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではミーアが影武者としてデュランダルに利用されるという事態に陥り、そのミーアも死亡するという悲劇的な結末を迎えてしまう。さすがにこの点については責任を感じている(この件も小説版では本編での彼女の偶像崇拝と並んで細かく描かれており、終戦後に[[プラント]]に留まっていればミーアがデュランダルに利用される事も死ぬ事もなかったと悔やんでいる)ようで、カガリやミーアに後押しされたこともあり、終戦後は[[プラント]]へと戻って本来あるべき平和への模索を取った。
   −
また、政治活動による対話よりも武力によって解決しようとする描写ばかりが目立つ点もよく指摘される。彼女は『SEED DESTINY』中盤以降、ザフトの最新鋭機を秘かに入手するなどかなりの行動をとっているのだが、それ以外の手段に注力していれば発生させずに済んだと思われる無駄な戦闘が多い。終盤におけるミーアのプロパガンダ放送の際も、放送に割り込んだためにミーアを危険に晒し(ただし、この時点ではラクスにとってミーアは自分の偽者でしかない為、身の安全を保障する義務も義理もない)、かといってデュランダル体制を崩そうとすることもしなかった。また大量破壊兵器を率先して使用したロゴスに対する反応がほとんどなく、祖国であるプラント本国の一般市民が大量に犠牲になったことに関しての描写が見られない。
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また、事態を武力による解決する描写ばかりが目立つ点もよく指摘される。彼女は『SEED DESTINY』中盤以降、ザフトの最新鋭機を秘かに入手するなどかなりの行動をとっているのだが、そういうことができるのなら秘密裏に信頼できるプラントの政治家に連絡をいれるとかなにかしら戦闘以外での方法もとれたのではないかと思えなくもなく、また終盤で大量破壊兵器を率先して使用したロゴスに対する反応がほとんどなく、祖国であるプラント本国の一般市民が大量に犠牲になったことに関しての描写が見られない。
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このように'''才覚がありながらも戦争回避のための行動をしない、観念的な反戦論を唱えつつも、力ずくで敵対者を黙らせようとしているように見える'''という点に批判が集中する人物である。 その目的こそ似ているが、ある意味[[リリーナ・ドーリアン]]の対極に当たる人物とも言えるだろう。これらの点から視聴者に'''悪女'''または'''腹黒'''のレッテルを貼られることも多い。<!--公式スタッフも視聴者からの評価を把握(?)しているのか、ファンディスク「たねキャラ劇場」では'''邪悪なオーラを纏いながら[[ラゴゥ|ラゴゥ犬]]を威圧する'''場面がある。-->
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このようにラクス自身の心理描写が少ない為、劇中の行動から'''才覚がありながらも戦争回避のための行動をしない、観念的な反戦論を唱えつつも、力ずくで敵対者を黙らせようとしているように見える'''という点に批判が集中する人物である。その目的こそ似ているが、ある意味[[リリーナ・ドーリアン]]の対極に当たる人物とも言えるだろう。これらの点から視聴者に'''悪女'''または'''腹黒'''のレッテルを貼られることも多かった(戦争に関してはレッテルで、先述の通り彼女は黒くないわけではないものの、あくまで日常的なものに留まっている)。<!--公式スタッフも視聴者からの評価を把握(?)しているのか、ファンディスク「たねキャラ劇場」では'''邪悪なオーラを纏いながら[[ラゴゥ|ラゴゥ犬]]を威圧する'''場面がある。-->
   −
総合すると、『SEED DESTINY』本編があらゆる点について描写不足なこともあり、ラクスのキャラが分かりづらく純粋に語られる事が少ないキャラクターである。セリフについても、どうとでも取れるものが多い。
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総合すると、『SEED DESTINY』本編があらゆる点について描写不足なこともあり、ラクスのキャラが分かりづらく純粋に語られる事が少ないキャラクターであり、セリフについても、どうとでも取れるものが多いせいで批判されやすいキャラという側面を持っていたのである。2024年には劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)が公開されたが、それに関連して福田己津央監督が自ら『DESTINY』までのラクスについての描写など分かりづらい部分を補足しており、それもあってか過去の批判はこの時点で沈静化している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
SEED版では前半はシナリオのみ、後半はエターナルのメインという、原作と全く同じ登場の仕方をする。普段の喋りは丁寧でやや不思議ちゃんが入っている感じだが、その実クライン派代表としての自身の立場も認識しており、戦闘に臨むと人が変わったかのごとく毅然とした口調になる。同じく通常時と戦闘時のギャップの大きい[[ミスマル・ユリカ]]との会話は必見。ちなみに[[SEED]]能力はきちんと所持している。が、それを含めてもSEEDを持たないバルトフェルドの方が強いと評される(『J』では戦艦向きでない低い防御値、及び被弾すると気力が下がる性格設定の問題で、トータルで見ればバルトフェルドの方が優秀であった)。『K』では強気になったので、メインとしての資質はかなり改善された。
+
『SEED』版では普段の喋りは丁寧でやや不思議ちゃんが入っている感じだが、その実クライン派代表としての自身の立場も認識しており、戦闘に臨むと人が変わったかのごとく毅然とした口調になる。同じく通常時と戦闘時のギャップの大きい[[ミスマル・ユリカ]]との会話は必見。
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シナリオの出番に関わらずパイロットとしては基本エターナルのメインとして後半参戦となり、原作で僅かに描写された[[SEED]]能力はきちんと所持している。が、それを含めてもSEEDを持たないバルトフェルドの方が強いと評される(『J』では戦艦向きでない低い防御値、及び被弾すると気力が下がる性格設定の問題で、トータルで見ればバルトフェルドの方が優秀であった)。『DESTINY』版ではメインとしての資質は改善傾向。
   −
DESTINY版でも同様に後半でエターナルのメインを務めるが、原作終了後参戦が多くなってきた近年では一貫してNPCとしての登場にとどまることもある。
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原作終了後参戦が多くなってきたZシリーズや『UX』以降は、一貫してNPCとしての登場にとどまることもある。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:初登場作品。担当声優の田中理恵氏も当作品でスパロボ初参加。後半、原作と同じ流れで仲間になる。本作では[[熱気バサラ]]の影響で歌う事への悩みを抱き、戦いに身を投じた事になっている。[[エターナル]]のメインとして固定されているが、能力の低さ故に戦闘には向いていないので、優秀な補助系コマンドで自軍をカバーするのが主な役目。ゲーム中でも名の知れた歌手ではあるが、作曲などはしていなかったためか劇中のキーポイントである曲『[[GONG]]』の作曲には一切関与していないが、バサラは『GONG』のセッションを行う相手として彼女と[[マイク・サウンダース13世|マイク]]を真っ先に挙げている。
+
:初登場作品。『SEED』設定。担当声優の田中理恵氏も本作でスパロボ初参加。後半、原作と同じ流れで仲間になる。
 +
:[[エターナル]]の能力は平凡で、優秀な[[精神コマンド]]に[[SP回復]]まで備えたラクスの存在が、そのまま艦の存在意義。[[サブパイロット]]に座る[[アンドリュー・バルトフェルド]]の方が能力が高いため、ラクス自身は能力が低いと思われがちだが、彼女の能力自体は他の艦長に劣るものではなく([[SEED]]が発動すれば逆転まである)、問題点の多くはエターナルの武装に由来する。ただ、加入が遅い上にエターナルの性能面の問題もあって[[パイロットポイント|PP]]が稼ぎにくく、実質的に能力が低いことになりがちなのも確か。
 +
:本作では[[熱気バサラ]]の影響で歌うことへの悩みを抱き、戦いに身を投じたことになっている。名の知れた歌手ではあるが作曲などはしていなかったためか、劇中でキーポイントとなる『[[GONG]]』の作曲には一切関与していないが、バサラはGONGのセッション相手として、ラクスと[[マイク・サウンダース13世]]の名を真っ先に挙げている。
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:余談だが、共演する『[[マクロス7]]』にて[[惑星ラクス|ラクスと同じ名前の惑星]]が登場しているため、それ関係の小ネタが存在している。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
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シリーズ通して『DESTINY』準拠。
:ZシリーズではDESTINY準拠。原作中盤の愚連隊ぶりが忠実に再現されているため、ルートによっては自軍から敵視される。他作品の女性や指導者から絡まれることも多く、[[ギム・ギンガナム]]からは「お前の歌で戦いが広がる」「戦乱の歌姫」と言われ、更に[[ハマーン・カーン|ハマーン]]が仲間に加わったときには「危険な女」だと評された。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
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:原作中盤の愚連隊ぶりが忠実に再現されているため、ルートによっては自軍から敵視される。他作品の女性や指導者から絡まれることも多く、[[ギム・ギンガナム]]からは「お前の歌で戦いが広がる」「戦乱の歌姫」と言われ、更に[[ハマーン・カーン|ハマーン]]が仲間に加わったときには「危険な女」だと評された。
 
:相変わらず[[エターナル]]のメインだが、被弾しても気力低下なし、防御値の大幅向上、[[SEED]]の強化、艦長効果が「隣接する味方小隊の攻撃力+10%」と非常に強力、[[サブパイロット]]にメイリンも追加と、ある程度前線でも使用可能になっている。なお今回ミーティアは合体攻撃扱いだがストライクフリーダムのミーティア・フルバーストではまさかの彼女のカットインの演出もありファンを驚かせた。
 
:相変わらず[[エターナル]]のメインだが、被弾しても気力低下なし、防御値の大幅向上、[[SEED]]の強化、艦長効果が「隣接する味方小隊の攻撃力+10%」と非常に強力、[[サブパイロット]]にメイリンも追加と、ある程度前線でも使用可能になっている。なお今回ミーティアは合体攻撃扱いだがストライクフリーダムのミーティア・フルバーストではまさかの彼女のカットインの演出もありファンを驚かせた。
 
:精神面は補助系ばかりだが非常に優れている。ただし、同時期に仲間になる[[ディアナ・ソレル|ディアナ]]と似たような感じであり、出撃枠の取り合いになる事も。なお、エターナルは空Aだが、ラクスは空Bなので養成した方が良い。
 
:精神面は補助系ばかりだが非常に優れている。ただし、同時期に仲間になる[[ディアナ・ソレル|ディアナ]]と似たような感じであり、出撃枠の取り合いになる事も。なお、エターナルは空Aだが、ラクスは空Bなので養成した方が良い。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:次元震には巻き込まれていたようであり、ストーリーには全く絡まないが中盤のあるイベントで顔見せ程度に登場。なお、ラクスが参戦しないのは本作が初。
 
:次元震には巻き込まれていたようであり、ストーリーには全く絡まないが中盤のあるイベントで顔見せ程度に登場。なお、ラクスが参戦しないのは本作が初。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:本作でエターナルの指揮官として復帰。自軍と合流するまでは各地の戦場で難民と交流していたらしく、そこで歌を披露していたのを[[グレイス・オコナー|グレイス]]に目を付けられていた。
 
:本作でエターナルの指揮官として復帰。自軍と合流するまでは各地の戦場で難民と交流していたらしく、そこで歌を披露していたのを[[グレイス・オコナー|グレイス]]に目を付けられていた。
 
:ミーアの一件からか、歌を誰かの野望に利用させる事をよしとしない信念はより強く芽生えており、純粋にファンや人々の平和の為に歌う[[ランカ・リー|ランカ]]や[[マリナ・イスマイール|マリナ]]達に敬意を払うと同時に、それを利用するグレイス達に対して真っ向からその考えを否定している。
 
:ミーアの一件からか、歌を誰かの野望に利用させる事をよしとしない信念はより強く芽生えており、純粋にファンや人々の平和の為に歌う[[ランカ・リー|ランカ]]や[[マリナ・イスマイール|マリナ]]達に敬意を払うと同時に、それを利用するグレイス達に対して真っ向からその考えを否定している。
 
:なお、汎用カットインは全身が映るものに変更されている(『第3次α』のものからハロと背景を除いたような物だが、笑顔だから[[SEED|割れていると]]なんか怖い)が、合体攻撃時のカットインは演出変更の関係で削除されている。何気に空適応がAに改善されている。
 
:なお、汎用カットインは全身が映るものに変更されている(『第3次α』のものからハロと背景を除いたような物だが、笑顔だから[[SEED|割れていると]]なんか怖い)が、合体攻撃時のカットインは演出変更の関係で削除されている。何気に空適応がAに改善されている。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
:暗躍していた[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]の[[スフィア]]の影響で力をつけ、発言力を増したプラント内部の抗戦派を抑える為にプラントに駐留しており、不参加。終盤の時空修復のイベントでプラントやスペースノイドに対し祈るよう呼びかけをする。
 
:暗躍していた[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]の[[スフィア]]の影響で力をつけ、発言力を増したプラント内部の抗戦派を抑える為にプラントに駐留しており、不参加。終盤の時空修復のイベントでプラントやスペースノイドに対し祈るよう呼びかけをする。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
:コーディネイター誕生の秘密が知られたことにより、クライン派すらもネオ・ジオンと協力的な姿勢になってしまったためそれを抑えるためにプラント残り今回も不参加。最終話ではエターナルに座乗しアンゲロイ・アルカの群れから地球を守るために奮戦する。
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:コーディネイター誕生の秘密が知られたことにより、クライン派すらもネオ・ジオンと協力的な姿勢になってしまったためそれを抑えるためにプラントに残り今回も不参加。今作ではプラント最高評議会の議長ではなく一議員となっている。最終話ではエターナルに座乗しアンゲロイ・アルカの群れから地球を守るために奮戦する。
:また、今作ではプラント最高評議会の議長ではなく一議員となっている。
+
:本作でも『[[マクロス7]]』の[[惑星ラクス]]が登場するため、『第3次α』同様に名前ネタが存在する。
 
  −
=== Scramble Commanderシリーズ ===
  −
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
  −
:DESTINY準拠。概ね原作通りだが、物語視点が終始キラ側のため、扱いは良い。
      
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
:SEED準拠。参戦第2作。扱いはほぼ原作通り。[[ミスマル・ユリカ]]と妙に意気投合する。後半で仲間になる。見た目の性能ではコーディネイターとSEED因子によるステータスブーストで、気力150の状態では自軍の艦長としては最高クラスの総合ステータスを誇るようになる…のだが、[[性格]](被弾で気力が低下する「冷静」)と素の能力の全般的な低さ(特に防御が著しく低い)のせいで、艦長としては不向きなため気力上げが非常に困難。バルトフェルドとパイロットを交換されている事も。乗機[[エターナル]]はサポート役として優秀なのでバルトフェルドがパイロットだと使い勝手が改善される。
+
:『SEED』準拠。参戦第2作。扱いはほぼ原作通り。[[ミスマル・ユリカ]]と妙に意気投合する。後半で仲間になる。特殊能力「コーディネイター」と「SEED因子」による二重ステータスブーストで、気力150の状態では自軍の艦長としては最強クラスの総合ステータスを誇るようになる…のだが、[[性格]](被弾で気力が低下する「冷静」)と素の能力の全般的な低さ(特に防御が著しく低い)のせいで、艦長としては不向きなため気力上げが非常に困難。バルトフェルドとパイロットを交換されている事も。乗機[[エターナル]]はサポート役として優秀なので、バルトフェルドがパイロットだと使い勝手が改善される。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:SEED準拠。後半でスポット参戦するが、フレイを助けた際のゴタゴタで[[火星の後継者]]に誘拐される。が、彼女が歌った歌で逆に[[火星の後継者]]達の戦意を削ぐ事に成功する。その後、[[エターナル]]の修理の完了と共に仲間になるが、相変わらずの性格「冷静」のお陰で使い辛い。しかも、今回はメインパイロット固定。本当に使い辛い。防御が現実的なレベルにまで上がったのが唯一の救いか。
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:『SEED』準拠。後半でスポット参戦するが、フレイを助けた際のゴタゴタで[[火星の後継者]]に誘拐される。が、彼女が歌った歌で逆に[[火星の後継者]]達の戦意を削ぐ事に成功する。その後、[[エターナル]]の修理の完了と共に仲間になるが、相変わらずの性格「冷静」のお陰で使い辛い。しかも、今回はメインパイロット固定。本当に使い辛い。防御が現実的なレベルにまで上がったのが唯一の救いか。
;[[スーパーロボット大戦K]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦K}}
:DESTINY準拠。原作通りの行動を行うので、カガリ共々部隊の頼れるリーダーになりみんなに尊敬されている。一方で、中盤まで完全に音沙汰がなく(フリーダムやジャスティスの準備に専念していたと思われる)、ミーアを[[偽者]]と暴き立てることもないため、彼女と対立する理由が消滅した。[[暗殺]]騒動も起こっていないと思われるので、最初からデュランダルには懐疑的だったようだ(原作では暗殺騒動が起こったためにデュランダルに疑惑の目を向ける)。
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:『DESTINY』準拠。原作通りの行動を行うので、カガリ共々部隊の頼れるリーダーになりみんなに尊敬されている。一方で、中盤まで完全に音沙汰がなく(フリーダムやジャスティスの準備に専念していたと思われる)、ミーアを[[偽者]]と暴き立てることもないため、彼女と対立する理由が消滅した。[[暗殺]]騒動も起こっていないと思われるので、最初からデュランダルには懐疑的だったようだ(原作では暗殺騒動が起こったためにデュランダルに疑惑の目を向ける)。
 
:本作ではキラ達に救出されたミーアに影武者を依頼して自身は戦場に立ち続けるのだが、後半のファフナールートではそのために表立って部隊の指導者として立てないという弊害が発生してしまった(そのため、連合軍との交渉はカガリが全て押し付けられたようだ)。
 
:本作ではキラ達に救出されたミーアに影武者を依頼して自身は戦場に立ち続けるのだが、後半のファフナールートではそのために表立って部隊の指導者として立てないという弊害が発生してしまった(そのため、連合軍との交渉はカガリが全て押し付けられたようだ)。
 
:携帯機では遂に性格が「強気」になった上に[[SEED]]発動による攻撃力増加によりエターナルを使いこなせるようになった。攻撃系精神コマンドの不足はサブに復帰したダコスタが補ってくれる(SPが少ないのが泣けるが)。何気に[[愛]]を覚えるのが一番早いキャラ。ストライクフリーダムのミーティア・フルバーストでは特殊な[[トドメ演出]]がある。
 
:携帯機では遂に性格が「強気」になった上に[[SEED]]発動による攻撃力増加によりエターナルを使いこなせるようになった。攻撃系精神コマンドの不足はサブに復帰したダコスタが補ってくれる(SPが少ないのが泣けるが)。何気に[[愛]]を覚えるのが一番早いキャラ。ストライクフリーダムのミーティア・フルバーストでは特殊な[[トドメ演出]]がある。
;[[スーパーロボット大戦L]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
:今回のDESTINYのストーリー改変に彼女も地味に巻き込まれており、エンジェルダウン作戦時はまだ[[アークエンジェル]]にいた。そのため、[[LOTUS]]及び[[ミネルバ]]との交渉では自らの所在と暗殺未遂の件をLOTUS側に明かす展開になっている。また、原作における「二人のラクス」での世界にミーアが偽者である事を暴露するイベントはメサイア攻防戦で発生する。
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:『DESTINY』準拠。本作における『DESTINY』のストーリー改変に彼女も地味に巻き込まれており、エンジェルダウン作戦時はまだ[[アークエンジェル]]にいた。そのため、[[LOTUS]]及び[[ミネルバ]]との交渉では自らの所在と暗殺未遂の件をLOTUS側に明かす展開になっている。また、原作における「二人のラクス」での世界にミーアが偽者である事を暴露するイベントはメサイア攻防戦で発生する。
 
:乗機となっている[[エターナル]]の便利さに加え、[[祝福]]、[[応援]]、[[脱力]]とサポート用の精神コマンドが充実しており、出撃枠があるならば出撃させておいて損は無いが、シングル固定な上に参戦が終盤だけに枠が既に埋まっている可能性も高い。SPが少ないのが難点なので[[集中力]]と[[SPアップ]]を優先的に付けたいところだが、同じくらい便利な精神要員で参入が圧倒的に早い[[ルル・アージェス|ルル]]などの競合相手がいる。
 
:乗機となっている[[エターナル]]の便利さに加え、[[祝福]]、[[応援]]、[[脱力]]とサポート用の精神コマンドが充実しており、出撃枠があるならば出撃させておいて損は無いが、シングル固定な上に参戦が終盤だけに枠が既に埋まっている可能性も高い。SPが少ないのが難点なので[[集中力]]と[[SPアップ]]を優先的に付けたいところだが、同じくらい便利な精神要員で参入が圧倒的に早い[[ルル・アージェス|ルル]]などの競合相手がいる。
 
:戦闘面では、[[直感]]はあるものの能力としては普通。[[SEED]]を持つので単体火力は[[マクロス・クォーター]]と並んで強力だがそれだけで、撃墜=敗北となる戦艦である事も相まって、前線に出る事は難しい。
 
:戦闘面では、[[直感]]はあるものの能力としては普通。[[SEED]]を持つので単体火力は[[マクロス・クォーター]]と並んで強力だがそれだけで、撃墜=敗北となる戦艦である事も相まって、前線に出る事は難しい。
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:DESTINY準拠。今回は原作終了後のためか、プラントの議長になっており裏方としてサポートに徹しているためNPC。不参戦になったのは第2次Z破界篇に次いで本作で2度目。
+
:『DESTINY』準拠。今回は原作終了後のためか、プラントの議長になっており裏方としてサポートに徹しているためNPC。不参戦になったのは第2次Z破界篇に次いで本作で2度目。
 
:EDでは刹那達とともにELS本星へと旅立つキラを見送った。
 
:EDでは刹那達とともにELS本星へと旅立つキラを見送った。
 +
 +
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
 +
:『DESTINY』準拠。概ね原作通りだが、物語視点が終始キラ側のため、扱いは良い。
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 +
=== VXT三部作 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 +
:『DESTINY』準拠。今作では久しぶりに乗艦の[[エターナル]]と共に戦闘に参加する他、音声も新規収録されている。
 +
:ストーリー上でも[[コーディネイター]]や[[始祖連合国]]の真実を知る者の一人となっており、終盤にはエンブリヲの花嫁候補の一人として拉致されるなど、『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞|クロスアンジュ]]』関係のシナリオでの出番が非常に多い。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:今作では久しぶりに乗艦の[[エターナル]]と共に戦闘に参加する。音声も新規収録されている。ストーリー上でも[[コーディネイター]]や[[始祖連合国]]の真実を知る者の一人となっており、終盤にはエンブリヲの花嫁候補の一人として拉致されるなど、『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞|クロスアンジュ]]』関係のシナリオでの出番が非常に多い。
+
:エターナルの艦長として登場。2019年6月のイベント「間暮れに消えゆく王の器」ではΩエターナルが登場したため、演出でボイスが入った。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:『SEED』『DESTINY』双方の設定で登場。1章Part7以降、『SEED』設定の支援ユニットパーツとして参戦。新規収録のボイスあり。
 +
:第1次大戦終結後は第3世界に残留、「プラントに弓を引いた自分が戻るとかえって混乱する」という理由で影ながら活動している。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
 
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;'''[[SEED]]、[[SP回復]]、[[援護攻撃]]'''
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;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
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:'''[[SEED]]、[[SP回復]]、[[援護攻撃]]L3'''
 
:SEEDにより最終命中・最終回避に強烈な補正を得る事が出来るのが強みだが、肝心のラクスと乗艦のエターナルがどうしようもない性能の為、活かしにくい。[[パイロット養成]]、機体改造は必須である。『第3次α』では養成不可能となったSP回復を持っている貴重なパイロット。
 
:SEEDにより最終命中・最終回避に強烈な補正を得る事が出来るのが強みだが、肝心のラクスと乗艦のエターナルがどうしようもない性能の為、活かしにくい。[[パイロット養成]]、機体改造は必須である。『第3次α』では養成不可能となったSP回復を持っている貴重なパイロット。
;'''[[SEED]]、[[SP回復]]、[[援護防御]]L2、[[ガード]]L2
+
;[[スーパーロボット大戦J|J]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]
:[[スーパーロボット大戦V|V]]』。脱力や希望を使えるため、[[SPアップ]]や[[集中力]]を付けると扱いやすくなる。
+
:'''[[コーディネイター]]、[[SEED]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[指揮官|指揮]]L3'''
 +
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
 +
:'''[[コーディネイター]]、[[SEED]]、[[援護攻撃]]L3、[[指揮官|指揮]]L2'''
 +
;[[スーパーロボット大戦K|K]]
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:'''[[コーディネイター]]、[[SEED]]、[[指揮官|指揮]]L3、[[コンボ|アタックコンボ]]L2'''
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:'''[[SEED]]、[[SP回復]]、[[援護防御]]L2、[[ガード]]L2
 +
:脱力や希望を使えるため、[[SPアップ]]や[[集中力]]を付けると扱いやすくなる。
    
=== [[小隊長能力]](艦長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](艦長効果) ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
+
;パイロット系の特殊効果武器無効
:'''パイロット系の特殊効果武器無効'''
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
+
;隣接する味方の攻撃力+10%
:'''隣接する味方の攻撃力+10%'''
+
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で採用。
   −
=== [[エースボーナス|固有エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]][[スーパーロボット大戦V|V]]
+
;'''隣接する味方の与ダメージ1.1倍'''
:'''隣接する味方の与ダメージ1.1倍。'''
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。
 
:『Z』での艦長効果がそのまま採用となった。
 
:『Z』での艦長効果がそのまま採用となった。
 +
 +
=== サポートアビリティ ===
 +
;平和の歌
 +
:SSR。セットしたシューターのクリティカル率、回避率大アップ。
 +
:『SEED』出典。
 +
 +
=== 支援効果 ===
 +
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
!パーツ!!メイン効果!!サブ効果!!精神コマンド!!専用演出対応
 +
|-
 +
!平和の歌
 +
|防御力ダウンIII||タイプ強化IV(攻撃・命中)||[[激励]]||rowspan="2"|[[フリーダムガンダム]]<br />([[キラ・ヤマト]])
 +
|-
 +
!日の出への願い
 +
|運動性ダウンIII||タイプ強化IV・攻撃(攻撃・命中)||[[一念]]
 +
|-
 +
!歌姫の言葉
 +
|運動性ダウンIII||タイプ強化IV・攻撃・防御(防御・命中)||[[補給]]||[[ジャスティスガンダム]]<br />([[アスラン・ザラ]])
 +
|}
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
152行目: 207行目:  
:父。プラントの議長。瞳の色は娘ラクスと同じ水色である一方で、髪の色は金色である。シーゲル[[暗殺]]後、彼の志を受け継いで[[クライン派]]の領袖となった。
 
:父。プラントの議長。瞳の色は娘ラクスと同じ水色である一方で、髪の色は金色である。シーゲル[[暗殺]]後、彼の志を受け継いで[[クライン派]]の領袖となった。
 
;ラクスの母親
 
;ラクスの母親
:SRW未登場。TV本編には未登場で、一説にはラクスの幼少時に病死したとされている。
+
:SRW未登場。TV本編でも未登場で、一説にはラクスの幼少時に病死したとされている。
 
:彼女が娘のラクスに対して言った'''「世界はあなたのもので、そしてあなたは世界のものなのだ」「生まれ出てこの世界にあるからには」'''という言葉が、ラクスの人生観に大きな影響を与えた。
 
:彼女が娘のラクスに対して言った'''「世界はあなたのもので、そしてあなたは世界のものなのだ」「生まれ出てこの世界にあるからには」'''という言葉が、ラクスの人生観に大きな影響を与えた。
 
;[[ハロ]]
 
;[[ハロ]]
164行目: 219行目:  
==== [[ザフト]] ====
 
==== [[ザフト]] ====
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:元許婚。後に[[ヤキン・ドゥーエ戦役|戦争]]に対して疑問を持ち、彼女との問答の後にプラントからの離反を決意。その後は仲間としての付き合いとなる。
+
:元許婚。結構放っておかれた際には遠回しな嫌味をぶつけるシーンもあり、紆余曲折で関係は破綻している。
 +
:後に[[第1次連合・プラント大戦|戦争]]に対して疑問を持ち、彼女との問答の後にプラントからの離反を決意。その後は仲間としての付き合いとなる。
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
:第10話にてアスランの元へと身柄を返還された際に、クルーゼが独断でキラの提示した条件を反故して襲撃をかけようとした所を一喝した。
 
:第10話にてアスランの元へと身柄を返還された際に、クルーゼが独断でキラの提示した条件を反故して襲撃をかけようとした所を一喝した。
175行目: 231行目:  
==== [[アークエンジェル隊]] ====
 
==== [[アークエンジェル隊]] ====
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:ラクスと運命的な出会いをし、いつの間にか惹かれ合っていた。
+
:ラクスと運命的な出会いをし、ラクスの方は初対面の時点でキラに好感を抱いていた。
 
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』の時代では、「ラクスはアスランと現在でも婚約関係にある」とザフト関係者からは思われていたが、プラントへキラと共に帰還した時に彼との関係を公にした。
 
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』の時代では、「ラクスはアスランと現在でも婚約関係にある」とザフト関係者からは思われていたが、プラントへキラと共に帰還した時に彼との関係を公にした。
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[マリュー・ラミアス]]
198行目: 254行目:     
==== その他の民間人 ====
 
==== その他の民間人 ====
;[[マルキオ導師]]
+
;[[マルキオ]]
 
:以前から彼とも面識が有る。ユニウス条約締結後はオーブに亡命し、彼の伝道所の手伝いをしながらひっそりと暮らしていた。
 
:以前から彼とも面識が有る。ユニウス条約締結後はオーブに亡命し、彼の伝道所の手伝いをしながらひっそりと暮らしていた。
   233行目: 289行目:  
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])
+
;[[シャア・アズナブル]](クワトロ・バジーナ)
 
:[[Z]]では、[[エゥーゴ]]兼[[ZEUTH]]の代表である彼の考えに同調し、傘下に下る。
 
:[[Z]]では、[[エゥーゴ]]兼[[ZEUTH]]の代表である彼の考えに同調し、傘下に下る。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
=== SEED ===
 
;「あなたが優しいのは、あなただからでしょう?」
 
;「あなたが優しいのは、あなただからでしょう?」
:SEED、アークエンジェルでの会話。
+
:第8話にて、自身の部屋に食事を運んでくれたキラを「優しい」と評したところ、彼から「自分も(ラクスと同じ)コーディネイターだから」と言われた際の返答。
 +
:ラクスは常に、コーディネイターやナチュラルといったカテゴリーに依存せず、一人の人間として接していることが窺える。
 +
;「貴方だから余計はしゃいでいるのでしょう。家に御出になるのは、本当に久しぶりですもの」
 +
:第20話より。久々にアスランがラクスと面会するものの、ハロ達のウザ絡み攻撃を受けた際に。
 +
:劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)公開時、それに伴っての2024年の福田監督のツイートによる情報開示で、この台詞は放っておかれていたラクスのささやかな嫌味だったことが公表された<ref>[https://x.com/fukuda320/status/1752070877813108771 福田 己津央氏の2024年1月30日のツイート]より。『SEED FREEDOM』のネタバレに言及しているため注意。</ref>。
 +
;「私、あの方好きですわ」
 +
:同話より、上記の面会の中でキラの話題になる中で突然のカミングアウト。この時点で、短い対面の中で既に彼女がキラに惹かれていたことがはっきりと公言されていた。なお、仮にも婚約者であるアスランに対してこの台詞を叩きつけるのはある種の最後通告のようなものであり、上記の嫌味と共にアスランへの感情が冷めきっていることが窺える。
 
;「ちょっと違いますわね、これはZGMF-X10A『フリーダム』です。でも、『ガンダム』の方が強そうでいいですわね」
 
;「ちょっと違いますわね、これはZGMF-X10A『フリーダム』です。でも、『ガンダム』の方が強そうでいいですわね」
:SEED、[[フリーダムガンダム]]を前にしたキラが「ガンダム!?」と驚きの声を上げたときに返した一言。ちょっと違うというのはフリーダムとガンダムで「ダム」が共通しているからだろう。
+
:第34話、再び戦場へと戻る決意をしたキラへ[[フリーダムガンダム]]を託す際に、その姿を見たキラが「ガンダム!?」と驚きの声を上げたときに返した一言。ちょっと違うというのはフリーダムとガンダムで「ダム」が共通しているからだろう。
 
:SEEDの世界において『ガンダム』という名前が登場した数少ないシーンのひとつである。
 
:SEEDの世界において『ガンダム』という名前が登場した数少ないシーンのひとつである。
 +
;ラクス「今のあなたには必要な力と思いましたので」<br />ラクス「…想いだけでも…力だけでも駄目なのです。だから…キラの願いに…行きたいと望む場所にこれは不要ですか?」<br />キラ「想いだけでも…力だけでも…君は誰…?」<br />ラクス「私はラクス・クラインですわ、キラ・ヤマト」<br />キラ「…ありがとう…大丈夫?」<br />ラクス「私も歌いますから…平和の歌を」<br />キラ「気をつけてね…」<br />ラクス「ええ、キラも…私の力も共に」<br />キラ「うん…」<br />ラクス「では、いってらっしゃいませ…」
 +
:同上話。フリーダム出撃の前のキラとの問答。この「想いだけでも…力だけでも…」というフレーズは後にキラを代表する台詞となる。
 +
:一連のやり取りは『[[第3次α]]』にて[[DVE]]となった。
 +
;「父が…死にました…」
 +
:第42話ラスト。キラの前で父シーゲルを失った事を語り、涙する。数少ないラクスが泣いたシーン。
 +
;「泣いてもいいのですよ?」<br />「だから人は泣けるのですから…」<br />「キラには…悲しい夢が多すぎます。でも…今ここにいるあなたが全てですわ」
 +
:第46話ラスト、心身共に傷つきながらも「もう泣かないと決めたから」と言ったキラの虚勢を見抜いていたラクスは、この言葉で慰める。『第3次α』では3行目のみDVE。
 +
;(私達、人は…恐らくは…戦わなくとも良かったはずの存在。なのに…戦ってしまった者達…何のために…守るために…何を? 自らを…未来を…誰かを討たねば守れぬ未来…自分を、それは何? 何故?そして、討たれた者にはない未来…では…討った者達は…)
 +
;(その手に掴む、この果ての未来が、幸福…? 本当に…?)
 +
:第49話。混迷の戦場の中、ラクスは静かに[[SEED|種が割れる]]。
 +
;「私たちは自分にできる事をまだよく知らないのかもしれません。世界は、誰かが作るものではない。それは…」
 +
:AFTER-PHASE「星のはざまで」にて、カガリから「そうしていた(子供達に歌を聴かせていた)方がお前らしい」と言われ、語った台詞。どことなく、続編の伏線に思える台詞。
 
;「昔、母に言われました。『世界はあなたのもので、そしてまたあなたは世界のものなのだ』と。『生まれ出て、この世界にあるからには』……と」<br />「あなたを見つけて、私は幸せになりました」<br />「あなたにいてほしい。わたくしは…」
 
;「昔、母に言われました。『世界はあなたのもので、そしてまたあなたは世界のものなのだ』と。『生まれ出て、この世界にあるからには』……と」<br />「あなたを見つけて、私は幸せになりました」<br />「あなたにいてほしい。わたくしは…」
:スペシャルエディション3「鳴動の宇宙」の追加カットでメンデルから帰還後出生の秘密を聞かされて激しいショックを受けたキラを母からの言葉と自身の想いを伝えて励ます…。キラにも気持ちは通じたようだが、元婚約者であるアスラン役の石田彰氏は収録当時「アスランには聞かせられない」と言っていたとか。
+
:スペシャルエディション3「鳴動の宇宙」及びHDリマスター版44話の追加カットでメンデルから帰還後出生の秘密を聞かされて激しいショックを受け自身の存在に悩むキラを母からの言葉と自身の想いを伝えて励ます…。キラにも気持ちは通じたようだが、元婚約者であるアスラン役の石田彰氏は収録当時「アスランには聞かせられない」と言っていたとか。
 +
;「キラッ!」
 +
:最終話。爆発したジェネシスを見て咄嗟に放った台詞。TV版では無音の演出となっており、スペシャルエディション及びHD版にて追加された台詞である。
 +
 
 +
=== SEED DESTINY ===
 +
;「貴方ではないのだと語られる言葉の罠に、どうか陥らないでください。」
 +
:ミーアによる妨害に対する反撃。自分こそがシーゲル・クラインの娘でかつてアークエンジェルやカガリと共に戦ったラクス・クラインと主張する。この時、ミーアは原稿を手に取っている映像が入っており、完全にボロが出てしまう。
 +
:『全てはロゴスのせいなのだから、戦う者も戦わない者も悪くない。』という全てをロゴスのせいにするデュランダルの言葉を明確に否定し、デュランダルの目指す未来を考えるべきと人々に呼びかける。しかし、デュランダルへの思考停止の盲信が広がったこの時点ではオーブの立場以前に'''デュランダルを支持しないから偽者'''と断じられてしまい、何よりもこれがミーアの役割の終わりに繋がってしまう。
 +
:小説版では『全てがロゴスのせいだから、自分もステラも何も悪くない』と思考停止状態且つ現実逃避や責任転嫁に走っていたシンを根本から揺さぶった<ref>直前の戦闘でアスランに告げた『選ぶのは自分』という言葉通り、その選択さえ他者になすり付けるように誘導するデュランダルへの反抗及び自分の選択からは逃れられず、目を背けてはいけないという意味と思われるが、後に彼女自身にもそれは降りかかることとなる。</ref>。
 
;「戦闘を止め、道を空けなさい!」
 
;「戦闘を止め、道を空けなさい!」
:DESTINYでのセリフで、原作・スパロボ通じてのラクスの決まり文句のひとつで、彼女が「女帝」と呼ばれてしまう原因のひとつでもある。
+
:原作・スパロボ通じてのラクスの決まり文句のひとつで、彼女が「女帝」と呼ばれてしまう原因のひとつでもある。
 
:対象は[[ザフト]]なのだが、彼らの耳には届かない。ちなみに他のゲームではこう言いながらミサイルを発射したりもするというゲームのシステム上、仕方ないとは言え、なんともシュールな感じになってしまっている。
 
:対象は[[ザフト]]なのだが、彼らの耳には届かない。ちなみに他のゲームではこう言いながらミサイルを発射したりもするというゲームのシステム上、仕方ないとは言え、なんともシュールな感じになってしまっている。
;「みなさん、元気で楽しそうですわ」
  −
:アークエンジェル内でディオキアで行われたミーアのライブを見ての感想。台詞だけだと何の事はないが、実はこの時のラクスは'''顔は笑っているが、眼は怒り狂っている状態'''で、アニメ版ではチャンドラがぎょっとして振り向いてしまっている。小説版にて、そのあまりの迫力に隣にいたカガリが思わず引くほどであった。この場面を漫画にしたら'''笑顔のまま額に怒りの四つ角マークが浮かんで顔にシャドウがかかり、背景に「ゴゴゴゴ・・・」という効果音が付くだろう。'''まぁ、アイドルとしての自分がそっくりそのままミーアに奪われてしまったのだから無理はない。
   
;「まず決める。そしてやり通す。それが何かを成す時の唯一の方法ですわ、きっと」
 
;「まず決める。そしてやり通す。それが何かを成す時の唯一の方法ですわ、きっと」
:大事な部分で使われる事が多い台詞。アークエンジェル内の風呂の中で思い悩んだカガリに水をひっかけた後に発言した台詞である。
+
:大事な部分で使われる事が多い台詞。アークエンジェル内の風呂の中で思い悩んだカガリに水をひっかけた後に発言した台詞である。何をなすべきかを決めなければ、何を始めるかも定まらない。ラクス自身もこの時、同じ疑問を抱えていたのかもしれない。
 
;「忘れないわ、ミーアさん…貴女の事は、決して」
 
;「忘れないわ、ミーアさん…貴女の事は、決して」
:ミーア死亡の際に。
+
:ミーア死亡の際に。ラクスは彼女の歌を忘れないと誓った。
 
;「この艦(ふね)よりもオーブです。オーブはプランに対する最後の砦です。守らなければ世界は飲み込まれる。決して失うわけにはいきません。 わたくしたちはそのためにここにいるのです」
 
;「この艦(ふね)よりもオーブです。オーブはプランに対する最後の砦です。守らなければ世界は飲み込まれる。決して失うわけにはいきません。 わたくしたちはそのためにここにいるのです」
:DESTINY最終回、レクイエムの発射が迫る中、ミネルバ隊の猛攻の前に苦戦している最中、キラからの「ここは自分たちで抑えるから(先に)行って」という提案に対して、エターナルのことを想いためらうマリューに対して。
+
:最終回、レクイエムの発射が迫る中、ミネルバ隊の猛攻の前に苦戦している最中、キラからの「ここは自分たちで抑えるから(先に)行って」という提案に対して、エターナルのことを想いためらうマリューに対して。
 +
:レクイエムによる脅迫を背景にプランを強制的に実行されれば、選択する自由も何もない世界になってしまう以上はラクスの真贋は優先すべきではないとする決断。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 +
;「みなさん、元気で楽しそうですわ」
 +
:『DESTINY』第17話、アークエンジェル内でディオキアで行われたミーアのライブを見ての感想。台詞だけだと何の事はないが、実はこの時のラクスは'''顔は笑っているが、眼は怒り狂っている状態'''で、アニメ版では[[ダリダ・ローラハ・チャンドラII世|チャンドラ]]がぎょっとして振り向いてしまっている。小説版では、そのあまりの迫力に隣にいたカガリが思わず引くほどであった。この場面をギャグ漫画にしたら'''笑顔のまま額に怒りの四つ角マークが浮かんで顔にシャドウがかかり、背景に「ゴゴゴゴ……」という効果音が付くだろう。'''
 +
:この時のミーアが行なっていたのはただのライブではなく、'''『ラクス・クライン』と言う人物の地位と名声を利用した、戦争幇助のプロパガンダ'''である為、その様な行為を許せる訳もなく、怒り心頭に発してしまったと見られる。更に、本者とはかけ離れた人物像に変えられてしまっているので、その怒りもひとしおだろう。ラクス本人はアイドルとしての立場に未練はないのだが、自身の偽者を目の当たりにして第一印象が好意的になる筈もない。
 +
;「みなさ~ん、こんにちは~。お疲れ様で~す」<br />[[ザフト兵]]「ラクス様こそ、お疲れ様でした!」<br />「いえいえ~」
 +
:『DESTINY』第26話「約束」、宇宙へ上がるために自分が本物のラクス・クラインである事を逆手に取って、偽ラクスであるミーアに化けて宇宙港に現れた時の挨拶。何気にミーアよりもバカっぽく喋ってるのは、本来の自分のキャラを180度変えてしまった彼女への意趣返しなのだろうか……。
 +
;「どうでもいいみたいですわね」
 +
:『DESTINY』第46話「真実の歌」。月面恒久都市コペルニクスに入港する中で服を試着した姿をキラに見せる中、同じような反応しか返されずむくれる。『DESTINY』作中でもかなり珍しいプライベートな微笑ましい場面である。
 
;「では、お昼ご飯はどこで食べましょう? おすすめはありまして?」
 
;「では、お昼ご飯はどこで食べましょう? おすすめはありまして?」
:小説版にて。月面恒久都市コペルニクス市内において、プラント政府の内情に詳しいという者からラクスを名指しして「情報を提供したい」とメッセージが届けられた後、アスランの運転で向かっている最中の台詞。アスランは罠の可能性を考えて警戒していたのだが、同行して来ていたキラはもとより、メイリン(彼女は戦闘訓練を受けた軍人なのだが…)まで乗り気。トドメにキラは'''「みんないるから大丈夫」'''とスパロボが感染したかのような天然発言を。これを聞いたアスランは「自分がしっかりしなければ」と悲壮な決意をひとり固めることに。ちなみに結局メッセージを送ってきた人物は待ち合わせ場所には現れなかった。
+
:『DESTINY』小説版にて。コペルニクス市内において、プラント政府の内情に詳しいという者からラクスを名指しして「情報を提供したい」とメッセージが届けられた後、アスランの運転で向かっている最中の台詞。アスランは罠の可能性を考えて警戒していたのだが、同行して来ていたキラはもとより、メイリン(彼女は戦闘訓練を受けた軍人なのだが…)まで乗り気。トドメにキラは'''「みんないるから大丈夫」'''とスパロボが感染したかのような天然発言を。これを聞いたアスランは「自分がしっかりしなければ」と悲壮な決意をひとり固めることに。ちなみに結局メッセージを送ってきた人物は待ち合わせ場所には現れなかった上にミーアのハロがラクス達をおびき出すためのメッセージを持って現れたため、結局は罠だった。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== [[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] ===
 
=== [[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] ===
 +
;「クルーゼ隊長、もっと未来を信じてください」<br />「あなたの心の闇…危険すぎます」
 +
:[[ラウ・ル・クルーゼ]]に対する特殊台詞。
 
;「私の歌は誰のために歌うのか…。そして、私の歌いたい世界はどこにあるのか…」<br />「それを考えた時、私の居場所は今のプラントにも連邦にもないことを知ったのです」
 
;「私の歌は誰のために歌うのか…。そして、私の歌いたい世界はどこにあるのか…」<br />「それを考えた時、私の居場所は今のプラントにも連邦にもないことを知ったのです」
:第49話「銀河に響く歌声」より。歌で戦いを止めるバサラの存在を知ったラクスが戦いを決意した理由。
+
:第49話「銀河に響く歌声」より。
 +
:歌で戦いを止めるバサラの存在を知ったラクスが戦いを決意した理由。
 
;「私達は…私達は、まだ運命に屈してはいないのです…」
 
;「私達は…私達は、まだ運命に屈してはいないのです…」
:第58話より。[[バッフ・クラン]]との最終決戦を制し、[[イデ]]の科したひとつの試練を乗り越えた事で、生きている喜びを噛み締めるかのように呟く。
+
:第58話より。
 +
:[[バッフ・クラン]]との最終決戦を制し、[[イデ]]の科したひとつの試練を乗り越えた事で、生きている喜びを噛み締めるかのように呟く。
 
;「私達の願いが平和の光を、希望の未来を呼ぶのです」<br />「人々に託された想い…今、力に!」<br />「あなたの怨念は、私達が消し去ってみせます!」<br />「この銀河に生きる全ての人々のために!」
 
;「私達の願いが平和の光を、希望の未来を呼ぶのです」<br />「人々に託された想い…今、力に!」<br />「あなたの怨念は、私達が消し去ってみせます!」<br />「この銀河に生きる全ての人々のために!」
:最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。最終ステージという事もあり通常、戦闘前会話が存在しない戦艦担当のラクス&バルトフェルドにも台詞が用意されている。
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:最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。 :最終ステージという事もあり通常、戦闘前会話が存在しない戦艦担当のラクス&バルトフェルドにも台詞が用意されている。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
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:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第43話「運命と自由と」より。ギンガナムから「お前が歌うは戦いの歌だ」と言われた時の反応。
 
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第43話「運命と自由と」より。ギンガナムから「お前が歌うは戦いの歌だ」と言われた時の反応。
 
;「そう思われても、仕方のない事を私達はやってきたのです…」
 
;「そう思われても、仕方のない事を私達はやってきたのです…」
:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。[[剣鉄也|鉄也]]、[[兜甲児|甲児]]、[[紅エイジ|エイジ]]に自分達の今までの行いを非難された際の反応。ギンガナムの時とは違い、彼女は自分達の行いが間違っていたことを自覚している為に、何も言い返せずにうなだれる結果となった。
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:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。[[剣鉄也|鉄也]]、[[兜甲児|甲児]]、[[紅エイジ|エイジ]]に自分達の今までの行いを非難された際の反応。ギンガナムの時とは違い、彼女は自分達の行いが間違っていたことを自覚しているために、何も言い返せずにうなだれる結果となった。
 
;「黙りなさい! 自分で自分を偽者に貶めたあなた達に彼女の歌の邪魔はさせません!」
 
;「黙りなさい! 自分で自分を偽者に貶めたあなた達に彼女の歌の邪魔はさせません!」
 
:『Z』第55話「永遠に輝け、僕らの星よ」より。[[ゼラバイア]]・[[ガイゾック]]との決戦の際、命を振り絞って歌うミーアを[[フロスト兄弟]]の攻撃から庇い、「何故自分の偽者を庇う!?」と言う彼らに対して一喝して。直後にディアナにも厳かに一喝され、[[フロスト兄弟]]はラクスとディアナへの憎悪を露にしながら戦場を離脱し、ギンガナムもラクスとディアナの気概を認めてこの場を引き下がった。
 
:『Z』第55話「永遠に輝け、僕らの星よ」より。[[ゼラバイア]]・[[ガイゾック]]との決戦の際、命を振り絞って歌うミーアを[[フロスト兄弟]]の攻撃から庇い、「何故自分の偽者を庇う!?」と言う彼らに対して一喝して。直後にディアナにも厳かに一喝され、[[フロスト兄弟]]はラクスとディアナへの憎悪を露にしながら戦場を離脱し、ギンガナムもラクスとディアナの気概を認めてこの場を引き下がった。
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;デュランダル「ラクス・クライン、やはり私の前に立ち塞がるか」<br />「ミーアさんの最後の歌もあなたの心を動かさなかったようですね」<br />デュランダル「彼女を不幸にしたのは君だ。君という揺るぎない存在が、彼女に不相応な夢を見させた」<br />「それがデスティニープランを導入する理由だと言うのなら、私はあなたを許すわけにはいきません」<br />「夢を見る事も許されない世界など、生きる事が許されない事と同じなのです!」
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:『Z』ifルート第56話「君の姿、僕の姿」より。[[ギルバート・デュランダル]]との戦闘前会話。
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:ミーアの最期の歌に心動かなかったばかりか彼女の夢を不相応を切り捨てたデュランダルに、ラクスは怒りが込められた言葉を口にした。
 
;「私はかつて戦いの歌を歌いました。今は自分を…私の歌いたい歌を見つめ直したいのです」
 
;「私はかつて戦いの歌を歌いました。今は自分を…私の歌いたい歌を見つめ直したいのです」
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』第33話「天を突く命」より。イゴールコンツェルンのパーティに出席した際、[[不動GEN]]に「他のZEUTHのメンバーと合流しなくていいのか」と問われたときの返答。なお、今作での彼女の出番はここだけであり、具体的にどのような行動を取ったかについては再世篇で明かされる事になる。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』第33話「天を突く命」より。
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:イゴールコンツェルンのパーティに出席した際、[[不動GEN]]に「他のZEUTHのメンバーと合流しなくていいのか」と問われたときの返答。
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:なお、今作での彼女の出番はここだけであり、具体的にどのような行動を取ったかについては再世篇で明かされる事になる。
 
;「いいえ、歌は想いです」<br />「誰かに対する気持ちや自分の中の感情…。それを形にしたものが歌です」<br />「だから、それは戦う力ではなく、戦いを止める想いになるのです」<br />「力だけでも、想いだけでも、世界は成り立ちません」<br />「私達が力であるのなら、同時に想いとなるべき人達がいるのを忘れてはならないでしょう」
 
;「いいえ、歌は想いです」<br />「誰かに対する気持ちや自分の中の感情…。それを形にしたものが歌です」<br />「だから、それは戦う力ではなく、戦いを止める想いになるのです」<br />「力だけでも、想いだけでも、世界は成り立ちません」<br />「私達が力であるのなら、同時に想いとなるべき人達がいるのを忘れてはならないでしょう」
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]フロンティア船団ルート41話より。美星学園でのランカのコンサートにて彼女の歌を聴きながら、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に自分の歌への想いと、歌の大切さについてを語る。ヒイロはラクスの歌に対する持論がよく分からなかったようだが、刹那はこの言葉にマリナの歌を思い起こしていた。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第41話宇宙ルート「トライアングラー」より。
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:美星学園でのランカのコンサートにて彼女の歌を聴きながら、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に自分の歌への想いと、歌の大切さについてを語る。
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:ヒイロはラクスの歌に対する持論がよく分からなかったようだが、刹那はこの言葉にマリナの歌を思い起こしていた。
 
;「歌は…あなたの道具ではありません」<br />「あなたはいつか…歌の本当の力をランカさんやシェリルさんによって思い知らされるでしょう」
 
;「歌は…あなたの道具ではありません」<br />「あなたはいつか…歌の本当の力をランカさんやシェリルさんによって思い知らされるでしょう」
:同じく、第2次Z再世篇フロンティア船団ルート41話より。かつて自分を[[トゥウィンクルプロジェクト]]に誘い、今またラクスをプロジェクトへと誘うグレイスに対し、静かに怒りを露わにしながら言い放つ。ランカの歌を[[バジュラ]]の殲滅の為に、自分達の野望の為に利用するグレイスのやり方に、かつてミーアの歌を利用したデュランダルの比にもならないほどのドス黒いエゴを抱くグレイスに対し、ラクスも嫌悪感を抑える事は無い。グレイスはそんなラクスの言葉を一笑に付すが、後に彼女は、ラクスのこの言葉が現実である事を、身を以って知る事になる。
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:同上。
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:かつて自分を[[トゥウィンクルプロジェクト]]に誘い、今またラクスをプロジェクトへと誘うグレイスに対し、静かに怒りを露わにしながら言い放った台詞。
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:ランカの歌を[[バジュラ]]の殲滅の為に、そして自分達の野望の為に利用するグレイスのやり方に、かつてミーアの歌を利用したデュランダルの比にもならないほどのドス黒いエゴを抱くグレイスに対し、ラクスも嫌悪感を抑えられなかった。
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:グレイスはそんなラクスの言葉を「その言葉…覚えておくわ」と一笑に伏すが、後に彼女は、ラクスのこの言葉が現実である事を、身を以って知る事になる。
 
;「あの方の歌は愛に満ち溢れていました」<br/>「あの方を大切に思ってくれる人のため、あの方の歌を聞いてくれる人のため、そして、何よりも大好きな歌のため…」<br/>「そう言った愛が、ランカさんの歌からは感じられました」
 
;「あの方の歌は愛に満ち溢れていました」<br/>「あの方を大切に思ってくれる人のため、あの方の歌を聞いてくれる人のため、そして、何よりも大好きな歌のため…」<br/>「そう言った愛が、ランカさんの歌からは感じられました」
:第2次Z再世篇48話より、ラクスがランカの歌を好きになった理由をこう述べる。[[クロウ・ブルースト|クロウ]]はこれを「男女の愛だけでなく隣人愛や人類愛も含んでいるわけか」と評した。
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:第2次Z再世篇48話より、ラクスがランカの歌を好きになった理由をこう述べる。
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:[[クロウ・ブルースト|クロウ]]はこれを「男女の愛だけでなく隣人愛や人類愛も含んでいるわけか」と評した。
 
;「誰かに飼われて歌う歌などに意味はありません」 <br />「グレイス・オコナー。歌の本当の意味を忘れてしまったあなたに彼女達の歌を汚させはしません!」
 
;「誰かに飼われて歌う歌などに意味はありません」 <br />「グレイス・オコナー。歌の本当の意味を忘れてしまったあなたに彼女達の歌を汚させはしません!」
:第2次Z再世篇のゼロ・レクイエムルート55話、または黒の騎士団ルート58話におけるグレイスとの戦闘前会話での台詞。「歌」を用いた銀河の支配という野望を露わにし、それを実現せんとするグレイスに対し、その歪んだ理想を凛と否定する。
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:第2次Z再世篇のゼロ・レクイエムルート55話、または黒の騎士団ルート58話におけるグレイスとの戦闘前会話での台詞。
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:「歌」を用いた銀河の支配という野望を露わにし、それを実現せんとするグレイスに対し、その歪んだ理想を凛と否定する。
 
:「誰かに飼われて歌う歌などに意味はない」との発言は、第3次αでザフトのプロパカンダに使われる事に苦悩し、自らの歌いたい世界を求めて戦いに身を投じたラクス自身にも当てはまったりする。
 
:「誰かに飼われて歌う歌などに意味はない」との発言は、第3次αでザフトのプロパカンダに使われる事に苦悩し、自らの歌いたい世界を求めて戦いに身を投じたラクス自身にも当てはまったりする。
 
;「今こそ我々はナチュラルとコーディネイターという過去からの壁を越えて、共にこの世界に生きる者達として手を携えなければなりません」<br/>「その結果…コーディネイターの遺伝子操作の技術は消えていくかもしれません」<br/>「ですが、我々の祖である[[ジョージ・グレン]]の言葉の世界の調停者としての役割を忘れない限り、その存在は永遠のものです」
 
;「今こそ我々はナチュラルとコーディネイターという過去からの壁を越えて、共にこの世界に生きる者達として手を携えなければなりません」<br/>「その結果…コーディネイターの遺伝子操作の技術は消えていくかもしれません」<br/>「ですが、我々の祖である[[ジョージ・グレン]]の言葉の世界の調停者としての役割を忘れない限り、その存在は永遠のものです」
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;「生きてください、プレアさん…。力の限りに…」<br />「あなたは生き続ける事で世を呪ったラウ・ル・クルーゼを否定してください」<br />「私からあなたに送れるものは言葉だけです…」<br />「でも、あなたに生きて欲しいんです。きっと…キラも…そう願って…」
 
;「生きてください、プレアさん…。力の限りに…」<br />「あなたは生き続ける事で世を呪ったラウ・ル・クルーゼを否定してください」<br />「私からあなたに送れるものは言葉だけです…」<br />「でも、あなたに生きて欲しいんです。きっと…キラも…そう願って…」
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第2部第51話プラントで戦闘を止めるルート「進んだ道の先」より。キラがクルーゼと共にジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分がやるべき役目だったと後悔していたプレアに対して。
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:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第51話プラントで戦闘を止めるルート「進んだ道の先」より。キラがクルーゼと共にジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分がやるべき役目だったと後悔していたプレアに対して。
 
;「ミーアさん。確かに姿や名前は偽りだったかもしれません…」<br />「でも、あなたの歌によって心を癒された人達がいたのは偽りではないでしょう?」
 
;「ミーアさん。確かに姿や名前は偽りだったかもしれません…」<br />「でも、あなたの歌によって心を癒された人達がいたのは偽りではないでしょう?」
 
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第33話「選ばれた未来」より。メサイア攻防戦の後、罪悪感に苛まれ、失意のうちにあった[[ミーア・キャンベル|ミーア]]を[[シェリル・ノーム|シェリル]]と共に励ました。
 
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第33話「選ばれた未来」より。メサイア攻防戦の後、罪悪感に苛まれ、失意のうちにあった[[ミーア・キャンベル|ミーア]]を[[シェリル・ノーム|シェリル]]と共に励ました。
 
;「………これが、私たちの選ぶべき運命なら…私たちは喜んで、この呪われた鎮魂歌を奏でましょう!」
 
;「………これが、私たちの選ぶべき運命なら…私たちは喜んで、この呪われた鎮魂歌を奏でましょう!」
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第3部第45話「ユダ」より。[[ヒトマキナ]]の本拠地に突入するための道を切り開くため、[[レクイエム]]発射を決意した際の台詞。かつてはこういう仕事には消極的で、隠遁していたコトもあった。だが、今や彼女は[[プラント]]最高評議会議長として、逃げずに正面から向き合い、『呪われた鎮魂歌』―かつての戦争で数百万もの命を奪ったレクイエムの使用を決めた。そう、人類を救うために。
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:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第45話「ユダ」より。[[ヒトマキナ]]の本拠地に突入するための道を切り開くため、[[レクイエム]]発射を決意した際の台詞。かつてはこういう仕事には消極的で、隠遁していたコトもあった。だが、今や彼女は[[プラント]]最高評議会議長として、逃げずに正面から向き合い、『呪われた鎮魂歌』―かつての戦争で数百万もの命を奪ったレクイエムの使用を決めた。そう、人類を救うために。
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=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;「人の運命を…女性を弄んできたあなたを私は許せません」
 
;「人の運命を…女性を弄んできたあなたを私は許せません」
 
:[[エンブリヲ]]との特殊戦闘台詞。
 
:[[エンブリヲ]]との特殊戦闘台詞。
 
;「始祖連合国…[[ドラゴン]]…。全ては動き出しました…」<br />「…[[ヴィルキス]]…。あれとキラが共に戦う事になるとは不思議な縁を感じます…」
 
;「始祖連合国…[[ドラゴン]]…。全ては動き出しました…」<br />「…[[ヴィルキス]]…。あれとキラが共に戦う事になるとは不思議な縁を感じます…」
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』17話[[アンジュ]]捜索ルート「舞い降りる翼」にて、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]の報告を聞いて。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』17話[[アンジュ]]捜索ルート「舞い降りる翼」にて、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]の報告を聞いて。
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:不思議な縁というのは[[ストライクフリーダムガンダム|似ている機体]]の事も指しているのだろうか?
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;「白い翼と赤い翼…。あなたとアスランを思い出します」
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:『V』第31話「永遠の自由」より、ガーディムを撃退し決着を付けようとする[[アンジュ]]と[[サラマンディーネ]]を見て。
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:白と赤と聞くともっと[[アムロ・レイ|大]][[シャア・アズナブル|物]]を思い出してしまうが、西暦世界の住人としてはこちらの方が的確だろう。
 
;([[エンブリヲ]]…。古の民の自由への願いは、ヴィルキスの凛々しき姿と共に私達、[[コーディネイター]]に受け継がれてきました)<br />(そして、私は…この歌の継承者として、今日まで生きてきたのです)
 
;([[エンブリヲ]]…。古の民の自由への願いは、ヴィルキスの凛々しき姿と共に私達、[[コーディネイター]]に受け継がれてきました)<br />(そして、私は…この歌の継承者として、今日まで生きてきたのです)
 
:『V』困難ルート50話「決戦の青き星々」にて、エンブリヲの不死身のトリックを破る為、本拠地である異次元の空間を破壊しようと「永遠語り」を歌うアンジュ達に加勢し、彼女達が伝え聞いたものと違うメロディーの「永遠語り」を歌いながら。ここに、古の民の願いの継承者の使命は果たされる。
 
:『V』困難ルート50話「決戦の青き星々」にて、エンブリヲの不死身のトリックを破る為、本拠地である異次元の空間を破壊しようと「永遠語り」を歌うアンジュ達に加勢し、彼女達が伝え聞いたものと違うメロディーの「永遠語り」を歌いながら。ここに、古の民の願いの継承者の使命は果たされる。
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=== 単独作品 ===
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;「いえ…平和のためとはいえ、プラントに弓を引いてしまった身です。私が戻ることで、負の側面も生まれるでしょう」<br>「しかし、何もしないというわけには参りません。賛同者を通じ、陰ながらプラントの立て直しを図ろうと思っています」<br>バルトフェルド「評議会入りしてもやりようはあると推したんだが、一枚岩じゃないからな。どこから何が飛んでくるかわからん」<br>バルトフェルド「ま、ラクス様が休みやすい環境になるのは嬉しく思うがね」<br>ミサト(そうね…本来、彼女はああいった場に最初から望んで立ったわけではないでしょうから)
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:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』2章Part1「翼竜と緋色の剣」より。[[葛城ミサト]]から今後はプラントで活動するのかと問われた際のやりとり。特にミサトの意見は、総評の項で上述した責任を放棄したという否定意見に対して、そもそも彼女にそのような責任はないという反論とも取れる。放映当時にあった(そしてDESTINYではミーアの死に責任を感じるという形でラクスにも降りかかった)登場人物に無限の責任を背負わせる風潮が20年経って変わったとも取れるか。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
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;「そうではありません。私達はこの世界から争いを根絶するために戦っています」
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:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より、[[ゲイナー・サンガ|ゲイナー]]からオーブ戦での恩返しのつもりかと言われたことでの問い。確かに原作でも武力介入は行っていたが、世界観が大きく異なるとはいえ別に[[ソレスタルビーイング|紛争根絶を目的とした組織]]では無いため違和感のある言い回しではある。
 
;「おふた方の情熱は誰にも真似できるものではありません」<br/>「その情熱が未来へつながるならわたくし達も応援するべきです」
 
;「おふた方の情熱は誰にも真似できるものではありません」<br/>「その情熱が未来へつながるならわたくし達も応援するべきです」
:『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第22話「コンフュージョン・カーニバル」シナリオエンドデモより。一見いいことを言っているように聞こえるが、当の内容が'''地獄のディナーショーでも履けない下着をあえて履いている[[マンソン]]'''と'''それに感激した[[キャサリン・ナカタ|キャサリン]]'''――平たく言えば'''『ガン×ソード』第17話のオチの再現'''――なので、直前の[[ピュリア・リチャードソン|ピュリア]]と[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の引き具合や、直後の[[アスラン・ザラ|アスラン]]の微妙そうな反応も含めて妙にシュール。
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:『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第22話「コンフュージョン・カーニバル」シナリオエンドデモより。一見いいことを言っているように聞こえるが、当の内容が'''地獄のディナーショーでも履けない下着をあえて履いている[[マンソン]]'''と'''それに感激した[[キャサリン・ナカタ|キャサリン]]'''――平たく言えば'''『[[ガン×ソード]]』第17話のオチの再現'''――なので、直前の[[ピュリア・リチャードソン|ピュリア]]と[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の引き具合や、直後の[[アスラン・ザラ|アスラン]]の微妙そうな反応も含めて妙にシュール。まぁ、確かに原作ではその情熱が未来へ繋がったのだが…。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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;[[インフィニットジャスティスガンダム]]
 
;[[インフィニットジャスティスガンダム]]
 
:[[アスラン・ザラ|アスラン]]に送り届けるために一時的に搭乗。本当に乗っていただけであり戦闘はしていない。
 
:[[アスラン・ザラ|アスラン]]に送り届けるために一時的に搭乗。本当に乗っていただけであり戦闘はしていない。
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:ちなみにこの時だけ[[パイロットスーツ]]を着用している。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*前述の通り「天然」「腹黒」のイメージを持たれた事で、[[アンソロジーコミック]]では散々ネタにされている。
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*似た名前の食べ物があるため[[誤字]]されやすい名前だが、「ラ'''クス'''」が正しい名前であり、「ラ'''スク'''」ではない<ref>「ラスク」はパンを二度焼きした洋菓子のことである。</ref>。コラボレーション商品などでラクスと食べ物のラスクが紐づけられるケースが複数あるため、なおのこと混同しやすい。
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*前述の通り「天然」「腹黒」のイメージを持たれた事で、[[アンソロジーコミック]]などの二次創作では本編でのレベルを超え散々ネタにされている。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、ラクスのクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。これは制作者が福田氏であることに由来するスタッフのお遊びであろう。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、ラクスのクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。これは制作者が福田氏であることに由来するスタッフのお遊びであろう。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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