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| | タイトル = プロフィール | | | タイトル = プロフィール |
| | 種族 = [[惑星Zi]]人 | | | 種族 = [[惑星Zi]]人 |
| + | | 別名 = ダークカイザー |
| | 性別 = 男 | | | 性別 = 男 |
| | 所属 = [[ガイロス帝国]] | | | 所属 = [[ガイロス帝国]] |
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| '''ギュンター・プロイツェン'''は『[[ゾイド -ZOIDS-]]』の登場人物。 | | '''ギュンター・プロイツェン'''は『[[ゾイド -ZOIDS-]]』の登場人物。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | ガイロス帝国の摂政であり、死の淵にある皇帝・ツェッペリンII世に代わって政治を取り仕切る。また、帝国軍の元帥を兼任しており、軍政両面で実質的な帝国のトップにある。
| + | ガイロス帝国の摂政であり、死の淵にある皇帝・ツェッペリンII世に代わって政治を取り仕切る。また、帝国軍の元帥を兼任しており、軍政両面で実質的な帝国のトップにある。ツェッペリンII世の命に従いヘリック共和国との戦争を行っているが、「この星に国は二つも必要ない」という信条を持ち、ヘリック共和国軍を国軍と認めず「反乱軍」と呼んでいる。 |
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− | ツェッペリンII世の命に従いヘリック共和国との戦争を行っているが、「この星に国は二つも必要ない」を信条とし、ヘリック共和国軍を「反乱軍」と呼んでいる。
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| 一気に大規模な攻勢をかけて共和国首都ニューヘリックシティを陥落させようとし、[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード]]共和国大統領に無条件降伏を迫る。しかし重要拠点であるマウントオッサで大量の兵を失い、さらにツェッペリンII世の崩御に伴い帝国のトップとなった[[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世]]がルイーズ大統領の停戦勧告を受け入れたことで撤退を余儀なくされる。 | | 一気に大規模な攻勢をかけて共和国首都ニューヘリックシティを陥落させようとし、[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード]]共和国大統領に無条件降伏を迫る。しかし重要拠点であるマウントオッサで大量の兵を失い、さらにツェッペリンII世の崩御に伴い帝国のトップとなった[[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世]]がルイーズ大統領の停戦勧告を受け入れたことで撤退を余儀なくされる。 |
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− | ツェッペリンII世が「ルドルフに万一のことあればプロイツェンを皇帝に」との遺言を残していたことで、ルドルフ暗殺を画策し帝国の実権を握ろうとする。さらには古代ゾイド人の研究によって[[デスザウラー]]を発見しており、その力でいずれは[[惑星Zi]]全土を支配しようとしていた。
| + | ツェッペリンII世崩御の際、「ルドルフに万一のことあればプロイツェンを皇帝に」との遺言を残していたことで、ルドルフ暗殺を画策し帝国の実権を握ろうとする。さらには古代ゾイド人の研究によって[[デスザウラー]]を発見しており、その力でいずれは[[惑星Zi]]全土を支配しようと画策。ルドルフ暗殺には失敗したものの、皇位継承の証である指輪を手に入れ、「ルドルフ死亡」の偽情報を流し自らガイロス帝国皇帝の座に就こうとする。しかしルドルフを連れて現れた[[バン・フライハイト|バン]]達により計画は失敗。デスザウラーとともにその野望も潰えたかと思われた。 |
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− | ルドルフ暗殺には失敗したものの、皇位継承の証である指輪を手に入れ、「ルドルフ死亡」の偽情報を流し皇帝の座に就こうとする。しかしルドルフを連れて現れた[[バン・フライハイト|バン]]達により計画は失敗。デスザウラーとともにその野望も潰えたかと思われた。
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− | 第2部・ガーディアンフォース編にてデスザウラーの[[ゾイドコア]]と融合して生き延びていたことが発覚。「ダークカイザー」と自称し、真のデスザウラーを復活させて自身が一体化し、デスザウラーそのものとなろうとしていた。しかし彼が融合していたのはコアを守るための「殻」に過ぎず、真のデスザウラー復活に伴いコアに取り込まれ消滅する。
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− | ==== バトルストーリー版 ====
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− | アニメでは単なる悪役だったが、「バトルストーリー」では滅亡したゼネバス帝国皇帝ゼネバス・ムーロアの実子であり、ガイロス帝国の摂政(母親がガイロス帝国摂政家の生まれ。グランドカタストロフと呼ばれる大災害の所為で他に跡取りが居なかった)でありながらゼネバス帝国の復活を密かに画策していた。亡き父ゼネバスの無念を想い続け、生涯を母国再興に捧げた姿はファンから「漢」と呼ばれる程の高い人気を誇り、ルドルフですらその信念を認めた。
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− | へリック共和国に敗れたゼネバス帝国がガイロス帝国に救援を求めたらそのまま乗っ取られた事でゼネバス帝国が滅亡したので、ギュンターにとってはガイロスも共和国も等しく敵である。なおゼネバス皇帝自身はゼネバス軍人をガイロス軍に帰順させるための体の良い人質として生かされていた(グランドカタストロフと同時期に死去)。
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− | 共和国とガイロスが共倒れする様に暗躍した結果、共和国軍がガイロス帝国首都に迫ってきた事で機が熟したとして元ゼネバス兵と共にガイロス帝国に反旗を翻しネオ・ゼネバス帝国の建国を宣言する。最後は息子のヴォルフ(と元ゼネバス兵の子等)に後事を託して、元ゼネバス兵(老兵)と共にへリック・ガイロス連合軍を道連れにガイロス帝国首都で自爆、波乱の生涯の幕を閉じた。以降「ガイロス帝国対共和国」だった戦争は「ネオゼネバス帝国対共和国(ガイロス帝国は共和国を支援)」へと変化する。
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− | 惜しむらくは当時のへリック共和国大統領が異母姉のエレナであった事に最後まで気づかなかった事で、これを知っていたら姉とルドルフと手を取り合って戦乱の時代を終わらせたのでは?と言われている。とは言えあくまでも「開戦前なら」の話に過ぎないが。ネオゼネバス帝国建国宣言でギュンターが弟であることを知ったエレナ大統領は一瞬その事を考えたが、すぐさま「今更国民が納得しない」と否定している。
| + | 第2部・ガーディアンフォース編にてデスザウラーの[[ゾイドコア]]と融合して生き延びていたことが発覚。自らを「'''ダークカイザー'''」と名乗り暗躍。[[オリジナルデスザウラー|真のデスザウラー]]を復活させて一体化し、デスザウラーそのものとなろうとしていた。しかし彼が融合していたのはコアを守るための「殻」に過ぎず、真のデスザウラー復活に伴いコアに取り込まれ消滅した。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| + | === ヘリック共和国 === |
| ;[[バン・フライハイト]] | | ;[[バン・フライハイト]] |
| :自分の計画を邪魔した相手。そして、彼の父ダン・フライハイトを死に追いやったという因縁がある。 | | :自分の計画を邪魔した相手。そして、彼の父ダン・フライハイトを死に追いやったという因縁がある。 |
| ;[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]、[[ジーク]] | | ;[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]、[[ジーク]] |
| :ガーディアンフォース編では、古代ゾイド人とそのパートナー[[オーガノイド]]である彼女らを狙う。 | | :ガーディアンフォース編では、古代ゾイド人とそのパートナー[[オーガノイド]]である彼女らを狙う。 |
| + | ;[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード]] |
| + | :ニューヘリックシティ攻撃を執り行い、大統領である彼女に無条件降伏を迫る。 |
| + | :後述のバトルストーリー版は「ルイーズ・'''エレナ'''・キャムフォード」であり、テレサとプロイツェンの間に血縁は無いと思われる。 |
| + | === ガイロス帝国 === |
| + | ;ツェッペリンII世 |
| + | :ガイロス帝国皇帝にして主君。忠臣を装って彼を欺き、遺言を利用して帝国の実権を握ろうとした。 |
| ;[[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世]] | | ;[[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世]] |
− | :表向きは忠臣を装うが、裏では彼の暗殺を狙う。ルドルフは祖父とは違い、彼に疑念を抱いていた。 | + | :ガイロス帝国皇太子。表向きは忠臣を装うが、裏では彼の暗殺を狙う。ルドルフは祖父とは違い、彼に疑念を抱いていた。 |
| ;[[カール・リヒテン・シュバルツ]] | | ;[[カール・リヒテン・シュバルツ]] |
− | :ルドルフに忠誠を誓い、自身を警戒する彼のことを疎んでいる。 | + | :帝国軍少佐。ルドルフに忠誠を誓い、自身を警戒する彼のことを疎んでいる。 |
| ;[[ロッソ]]、[[ヴィオーラ]] | | ;[[ロッソ]]、[[ヴィオーラ]] |
− | :彼らにルドルフを誘拐され、暗殺計画に狂いが生じる。 | + | :元々配下として利用していた盗賊団。その後、彼らにルドルフを誘拐され、暗殺計画に狂いが生じる。 |
| ;[[レイヴン (ゾイド)|レイヴン]] | | ;[[レイヴン (ゾイド)|レイヴン]] |
− | :配下だがレイヴンは気を許しておらず、最終的に敵対する。 | + | :配下。幼かった彼を拾い、厳しい訓練を課して戦士として仕立て上げた。レイヴンはプロイツェンに気を許しておらず、最終的に敵対する。 |
− | ;[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード]]
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− | :ニューヘリックシティ攻撃を執り行い、大統領である彼女に無条件降伏を迫る。
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− | :前述のバトルストーリー版は「ルイーズ・'''エレナ'''・キャムフォード」であり、テレサとギュンターの血縁は無いと思われる。
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− | ;ツェッペリンII世
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− | :主君。忠臣を装って彼を欺き、遺言を利用して帝国の実権を握ろうとする。
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| ;メッテルニヒ | | ;メッテルニヒ |
− | :ガイロス帝国特殊部隊隊長。ルドルフの暗殺を命じる。 | + | :ガイロス帝国特殊部隊隊長。彼にルドルフの暗殺を命じたが、バン達の活躍によって尽く失敗している。 |
| + | ;ハーディン |
| + | :直属の部下で皇室親衛隊を率いる女性士官。 |
| + | ;ハンナ・ハンナ |
| + | :原作漫画版に登場する部下。 |
| + | === ガーディアン・フォース編 === |
| ;[[ヒルツ]] | | ;[[ヒルツ]] |
| :ガーディアンフォース編での配下。 | | :ガーディアンフォース編での配下。 |
| ;リーゼ | | ;リーゼ |
| :同じくガーディアンフォース編での配下。 | | :同じくガーディアンフォース編での配下。 |
− | ;ハンナ・ハンナ
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− | :原作漫画版に登場する部下。
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| == 名(迷)台詞 == | | == 名(迷)台詞 == |
− | ;「バン君、人間が生きてゆくうえでは必ず誰かしらに迷惑をかけているものだ」<br/>「君のために苦しんでいる人間もどこかにいるはずだ。ましてや、戦場に身をおくゾイド乗りなら尚更だろう」<br/>「君の父上も戦場で多くの敵を倒した。君の父上が戦うことも、君が戦うことも、レイヴンが戦うことも、そしてこの私が戦うことも皆同じことではないか?」<br/>「みんな自分が生きるために他人を犠牲にしているのだ」 | + | === アニメ版 === |
− | :アニメ版の第32話より。 | + | ;「この帝国は手に入れた…後はお前の復活を待つばかりだ」 |
− | ;「なぜだ…何故この私がこんな虫ケラごときに破られねばならんのだ…?」<br/>「ぬぁぜだああああああああああああああああ!!!」 | + | :第26話ラスト、帝国の研究所にある巨大な培養槽の中で培養されている[[デスザウラー|謎の大型ゾイド]]を見て呟く。 |
− | :アニメ版の第34話にて、バンに敗れた時の台詞。デスザウラーと共に爆炎の中で消えたと思われたが…? | + | ;「ロッソとヴィオーラという盗賊たちは、ルドルフのために死んでいったのではないのかね?」<br/>「バン君、人間が生きていく上では必ず誰かしらに迷惑をかけているものだ」<br/>「君のために苦しんでいる人間もどこかにいるはずだ。ましてや、戦場に身をおくゾイド乗りなら尚更だろう」<br/>「君の父上も戦場で多くの敵を倒した。君の父上が戦うことも、君が戦うことも、レイヴンが戦うことも、そしてこの私が戦うことも皆同じことではないか?」<br/>「みんな、自分が生きるために他人を犠牲にしているのだ」 |
| + | :第32話より、バンと対峙して勧誘するも「お前とルドルフは違う」と言われての反論。詭弁ではあるが、そのカリスマ性もあってか説得力を感じさせてしまう。 |
| + | ;「さぁデスザウラーよ。その力を見せつけてやれ!」 |
| + | :第34話、帝都ガイガロスにてデスザウラーを起動し、共和国軍を迎え撃つ。その後もデスザウラーの力を鼓舞するかのように暴れさせ、力に飲まれたような狂気的な笑い声を挙げた。 |
| + | ;「冥土の土産に教えてやろう。お前の父親ダン・フライハイトを殺したのは…この私だ」 |
| + | :同話、デスザウラーと対峙するバンに向けての発言。この時に[[シャドー|黒いオーガノイド]]の存在についても触れており[[レイヴン (ゾイド)|レイヴン]]の過去とも関係が示唆されている。その全貌は第2部で明かされる事となる。 |
| + | ;「なぜだ…何故この私がこんな虫ケラごときに破られねばならんのだ…?」<br/>「なぜだああああああああああああああああ!!!」 |
| + | :同話、バンに敗れた時の台詞。デスザウラーと共に爆炎の中で消えたと思われたが…? |
| + | ;「黒い髪のレイヴン…良い名前だろ?」 |
| + | :第49話の過去回想にて、立ちはだかった少年に興味を持ち名前を付ける。その「レイヴン」と名付けられ育てられた少年は帝国の凄腕のゾイド乗りとして名を馳せていく。 |
| ;「レイヴン…お前ごときに私が手を下すまでもない…」<br/>「フフフ…フハハハハハハハハ!!」 | | ;「レイヴン…お前ごときに私が手を下すまでもない…」<br/>「フフフ…フハハハハハハハハ!!」 |
− | :アニメ版の第66話にて、3体のジェノザウラーでジェノブレイカーを圧倒した光景を見て彼はレイヴンを嘲笑って去った。 | + | :第66話にて、3体のジェノザウラーが連携してジェノブレイカーを圧倒した光景を見て彼はレイヴンを嘲笑って去った。 |
| ;「ヒ、ヒルツゥ…! な、何故この私が…ぬぁぜだああああああああああああああああ!!?」 | | ;「ヒ、ヒルツゥ…! な、何故この私が…ぬぁぜだああああああああああああああああ!!?」 |
− | :断末魔。デスザウラーのコアと一体化したと思ったが、結局はそれを守るための器の殻だった上に、部下のヒルツに利用されて、『用済み』という形で消滅してしまった。 | + | :断末魔。デスザウラーのゾイドコアと融合して一体化したと思ったが、結局はそれを守るための器の殻だった上に、配下のヒルツに利用されて、『用済み』という形で消滅してしまった。 |
| :こちらはダークカイザーとなった時の凋落ぶりが非常に有名な為、ファンの間でネタにされている。 | | :こちらはダークカイザーとなった時の凋落ぶりが非常に有名な為、ファンの間でネタにされている。 |
| <!-- == スパロボシリーズの名台詞 == --> | | <!-- == スパロボシリーズの名台詞 == --> |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
| ;[[デスザウラー]] | | ;[[デスザウラー]] |
− | :コックピットをつけていなかったのか、'''生身で本機の肩に乗っていた'''。 | + | :[[ゾイドコア]]から復活させたクローン体に搭乗。コックピットをつけていなかったのか、'''[[ジャイアント・ロボ|生身で本機の]][[草間大作|肩に乗っており]]'''、集中砲火を受けながらも涼しい顔で高笑いしている様が印象に残る。帝都での戦いで共に倒されたと思われていたが、ゾイドコアと融合する事で一命を取り留め、以降はダークカイザーを名乗って暗躍した。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *バトストで最終的にガイロス帝国に反旗を翻し、最終的に命を落としたものの、ネオゼネバス帝国の建国、ヘリック共和国の滅亡、ガイロス帝国のガタガタにし再起不能に<ref>ガイロス帝国を滅亡ではなく再起不能で残したのには理由があり、国民がネオゼネバス帝国を頼る為の外敵が必要であったからである(が、攻めて来られないようにガタガタにした)</ref>し悲願を達成させた彼だが、実は彼の反乱の芽・伏線はかなり初期から張られており、ファンの中にはプロイツェンや旧ゼネバス系将兵の反乱を早くから予測していた者もいた。 | + | *アニメでは単なる悪役だったが、「バトルストーリー」では滅亡したゼネバス帝国皇帝ゼネバス・ムーロアの実子であり、ガイロス帝国の摂政<ref>母親がガイロス帝国摂政家の生まれ。グランドカタストロフと呼ばれる大災害の所為で他に跡取りが居なかった</ref>でありながらゼネバス帝国の復活を密かに画策していた。亡き父ゼネバスの無念を想い続け、生涯を母国再興に捧げた姿はファンから「漢」と呼ばれる程の高い人気を誇り、ルドルフですらその信念を認めた。 |
− | **先の大戦を事実上終結させた大災害グランドカタストロフの結果、共和国・帝国共に多くのゾイドが個体数の激減・絶滅へと追い込まれてしまう。特にガイロス帝国は深刻な状態であり、強力なドラゴン型ゾイド(ギルベイダー、ガンギャラド)が絶滅し、専売特許であったディオハルコンの採掘・搭載が困難になり、軍をほぼゼロから立て直さなくてはならなかった。この時、ガイロス帝国の名家プロイツェン家(母方の実家)を相続し幼帝ルドルフの摂政・後継人そして帝国の実験を掌握していたのがギュンターであり、彼の出した案が「先の大戦でガイロス帝国に多数持ち込まれた'''旧ゼネバス帝国製ゾイドの量産普及'''」であった。 | + | **へリック共和国に敗れたゼネバス帝国がガイロス帝国に救援を求めたらそのまま乗っ取られた事でゼネバス帝国が滅亡したので、ギュンターにとってはガイロスも共和国も等しく敵である。なおゼネバス皇帝自身はゼネバス軍人をガイロス軍に帰順させるための体の良い人質として生かされていた(グランドカタストロフと同時期に死去)。共和国とガイロスが共倒れする様に暗躍した結果、共和国軍がガイロス帝国首都に迫ってきた事で機が熟したとして元ゼネバス兵と共にガイロス帝国に反旗を翻しネオ・ゼネバス帝国の建国を宣言する。最後は息子のヴォルフ(と元ゼネバス兵の子等)に後事を託して、元ゼネバス兵(老兵)と共にへリック・ガイロス連合軍を道連れにガイロス帝国首都で自爆、波乱の生涯の幕を閉じた。以降「ガイロス帝国対共和国」だった戦争は「ネオゼネバス帝国対共和国(ガイロス帝国は共和国を支援)」へと情勢が一変する事になる。 |
− | ***旧ゼネバス製ゾイドはガイロス帝国製ゾイドと比べても製造が容易であり<ref>ガイロス帝国製ゾイドは固有技術や強力兵器ドカ盛りの超高性能機で、戦況を一変させる程の性能だが大量生産に向かない</ref>、実際理にかなっていた。その普及率はすさまじく、第2次大陸間戦争(西方大陸戦争)開戦時'''ヘルディガンナー以外はすべて旧ゼネバス製ゾイド'''が占める程となり、後に開発された新型ゾイドでも旧ゼネバス系の技術が盛り込まれていた。 | + | ***惜しむらくは当時のへリック共和国大統領が異母姉のエレナであった事に最後まで気づかなかった事で、これを知っていたら姉とルドルフと手を取り合って戦乱の時代を終わらせたのでは?と言われている。とは言えあくまでも「開戦前なら」の話に過ぎないが。ネオゼネバス帝国建国宣言でギュンターが弟であることを知ったエレナ大統領は一瞬その事を考えたが、すぐさま「今更国民が納得しない」と否定している。 |
− | ***そして、プロイツェンに不穏な動きが見られるようになったのが古代技術を応用したデスザウラー復活計画であった。超強力ゾイドの配備を目指していたガイロス帝国軍だが、ギルベイダーやガンギャラド、デッドボーダーなどのガイロス固有ゾイドではなく、ここでも旧ゼネバス製のデスザウラーの復活に着手する。この時、プロイツェンは「ガイロス固有ゾイドの生産に必要なディオハルコンが採掘技術の喪失で調達できない事」「旧ゼネバス将兵の士気を高めるため」と説明(理由自体は真っ当であり、事実である)。しかし、ヘルディガンナーの例がある様に多少の性能低下さえ目を瞑れば生産自体は可能であり、既にプロイツェンや旧ゼネバス将兵の達の帝国乗っ取りは進んでいたのである<ref>誤解なきように言うがデスザウラー自体は完成度が高く、拡張性も高く様々な改造機(魔改造機も多い)が存在する名機である。先の大戦で多くの旧ゼネバス系機体が持ち込まれたが、中でもデスザウラーは特にガイロス帝国でも使用された機体で、ガイロス皇帝が登場した機体もデスザウラーの改造機(ギルザウラー)であり、ガイロス帝国から見ても由緒ある機体なのである</ref><ref>先の大戦でゼネバス帝国が一度中央大陸から駆逐され、暗黒大陸(ガイロス帝国)に落ち延びたことがあり、舞い戻った時に持ち込まれた新型ゾイドこそデスザウラーなのである。当時のゼネバス帝国製ゾイドの中でも性能が突出している事から、ガイロス帝国の技術が使用されていたことが示唆されており、旧ゼネバス製だからと言ってガイロス帝国が敬遠する理由はない</ref>。 | + | *バトルストーリーにおいてはガイロス帝国に反旗を翻し、最終的に命を落としたものの「ネオゼネバス帝国の建国」「ヘリック共和国の滅亡」「ガイロス帝国の壊滅」と宿願を達成させたプロイツェンであったが、伏線は初期から張られておりアニメ版での所業からバトルストーリーにおいてもその反乱を早くから予測していたファンも少なくなかった。 |
− | **そして、極めつけが「プロイツェン親衛隊(プロイツェンナイツ)」と「鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)」の存在と、それら組織による新技術・新型ゾイドの抱え込みである。 | + | **大方の予想はアニメ版での末路から「反乱の失敗」であり、成功を予想していたファンは少なかった。 |
− | ***両組織ともプロイツェンの私兵組織で所属兵士は全て旧ゼネバス将兵(前者は老兵、後者は若者)で占められている。後者組織はプロイツェンに不穏な動きが見られるようになってから登場した組織だが、前者のプロイツェン親衛隊は初期の頃から登場しており、政敵や非協力者の抹殺などの秘密警察であった事から、既に'''ガイロス帝国の仮面を被ったゼネバス帝国'''であった。 | + | *HMMの設定では、それまで同名の別人とされていたガイロス帝国の皇祖ガイロスと地民族族長ガイロス(ゼネバスの伯父)が同一人物とされた結果、'''皇帝ガイロスの姪孫(てっそん=甥姪の子)にして、現皇帝ルドルフの従兄弟違い'''と、物凄い血縁関係になっている(判明しているバトストの国家元首クラス全員と血縁関係がある)。 |
− | ***そして、ネオゼネバス帝国建国により、鉄竜騎兵団やゼネバス将兵達が中央大陸へ帰還した後、旧ゼネバス系組織に独占されていたオーガノイドシステムや完全野生態ゾイド改造技術<ref>ただ、置いていった機体などは使用できるため、共和国の支援のために完全野生態のティラノサウルス型ゾイド(バーサークフューラーと同型)の提供を行っている</ref>など、多くの固有技術が持ち去られ国力を著しく弱体化、戦争を行える状態ではなく(現段階だが)ガイロス帝国は歴史の表舞台から姿を消した。 | + | **この設定だと、旧バトストでのガイロス帝国による皇帝ゼネバスの誘拐は「伯父による甥の保護」とも解釈できる。そして、ギュンターのプロイツェン家への封爵・相続も寧ろ妥当な流れである。最もガイロスは自らの経歴を隠していた為、ゼネバスやギュンター達はガイロスの素性・心理を知らなかったと思われる。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |