差分

40,809 バイト追加 、 2024年3月30日 (土)
1行目: 1行目: −
'''ここでは『[[グレートマジンガー (TV)]]』等に登場した剣鉄也について説明する。<br />'''
+
{{Otheruseslist|『[[グレートマジンガー (TV)]]』等に登場した'''剣鉄也'''|『[[マジンカイザー (OVA)]]』版|剣鉄也 (OVA)|『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍|真マジンガーZERO]]』版|剣鉄也 (真マジンガー)}}
'''『[[マジンカイザー (OVA)]]』版については「[[剣鉄也 (OVA)]]」を、『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』版については「[[剣鉄也 (真マジンガー)]]」を参照。'''
     −
== 剣鉄也(Tetsuya Tsurugi) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[マジンガーシリーズ]]
+
| 読み = つるぎ てつや
**[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]](最終回)
+
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
**[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]][[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版]]
+
*{{登場作品 (人物)|マジンガーZ (TV)|マジンガーZ}}
**[[UFOロボ グレンダイザー]](石川賢の漫画版)
+
*{{登場作品 (人物)|グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー}}{{登場作品 (人物)|グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版}}
**[[劇場版マジンガーシリーズ]]
+
*{{登場作品 (人物)|劇場版マジンガーシリーズ}}
*[[声優]]:
+
*{{登場作品 (人物)|劇場版 マジンガーZ / INFINITY}}
**田中亮一(Z対暗黒大将軍)
+
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|野田圭一|マジンガーシリーズ|SRW=Y}}(TV版)<br />田中亮一([[劇場版マジンガーシリーズ|Z対暗黒大将軍]])<br />{{声優 (登場作品別)|関俊彦|劇場版 マジンガーZ / INFINITY|SRW=Y}}(INFINITY)
**野田圭一(TV版・他劇場版)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|永井豪|マジンガーシリーズ}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|角田紘一|劇場版マジンガーシリーズ}}(Z対暗黒大将軍)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|森下圭介|グレートマジンガー (TV)}}(TV版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|飯島弘也|劇場版 マジンガーZ / INFINITY}}(INFINITY)
*種族:地球人(日本人)
+
| 初登場SRW =
*性別:男
+
;TV版
*[[年齢]]:18歳(第18話までは22歳で設定されていた)
+
:{{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦}}
*身長:180cm
+
;INFINITY
*所属:[[科学要塞研究所]]
+
:{{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
*キャラクターデザイン:
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
**永井豪(原案)
+
}}
**角田紘一(Z対暗黒大将軍)、森下圭介(TV版)
     −
[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]。小型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任パイロット。TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾る。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 異名 = [[戦闘のプロ]]
 +
| 種族 = [[種族::地球人]][[種族::日本人]]
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 年齢 = [[年齢::18]]歳<ref>第18話までは22歳で設定されていた。</ref>
 +
| 身長 = [[身長::180 cm]]
 +
| 所属 = {{所属 (人物)|科学要塞研究所}}(TV版)<br />{{所属 (人物)|光子力研究所}}(OVA版)<br />{{所属 (人物)|新国連統合軍}}(INFINITY)
 +
| 階級 = [[階級::大佐]](INFINITY)
 +
}}
   −
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られ、[[グレートマジンガー]]のパイロットになる為に育てられた。厳しい訓練の結果、生身での戦闘やバイクの操縦にも習熟している'''[[戦闘のプロ]]'''。ちなみに、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)を愛車にしている。
+
'''剣鉄也'''は『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]
   −
元来優しい[[性格]]だが、その生い立ちとニヒルな物言いの為、周囲には冷たい印象を与え、衝突する事も多い。また、[[戦闘のプロ|プロフェッショナル]]としての自覚は強いものの、そのプライドの高さ故に窮地に陥る事も多く、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では[[ゲッターチーム]]と功名を争って苦戦するなど、精神面の未熟さも目立つ。
+
== 概要 ==
 +
小型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任[[パイロット]]
   −
自分を育ててくれた[[兜剣造]]には、肉親の情のようなものを感じていたが、[[兜甲児]]がアメリカから帰国すると、甲児と剣造の親子の間柄に嫉妬し、[[マジンガーZ]]との連携を拒否し、苦戦することもあった。その後、[[兜甲児|甲児]]達の仲間を思いやる様を見て考えを改めるが、その際の戦闘でピンチに陥り、彼を救おうとした[[兜剣造|剣造]]は[[特攻]]して命を落としてしまった。最後は、剣造を弔うかのように奮戦し、[[ミケーネ帝国]]に対して勝利を収めた。
+
TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾っている。
   −
スパロボでは彼は特訓ばかりしてるように思えるが、原作では月1000円のお小遣いでお菓子を買ったり、漫画を読んだりするなど意外と普通な一面も持つ。
+
[[兜甲児]]と[[マジンガーZ]]が倒れた後、愛機・グレートマジンガーと共に地上侵略に乗り出した[[闇の帝王]]を首魁とする[[ミケーネ帝国]]との過酷な戦いへ身を投じる事になる。
   −
なお、当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
+
=== [[性格|人物]] ===
 +
非常に大人びた武骨な表情が特徴的だが、年齢はまだ10代後半の18歳と若い。
   −
実はミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。
+
前作の主人公の甲児が江戸っ子気質でやや軟派であったのに対し、硬派で激戦を繰り広げてきた一流の格闘家の様な佇まいをしている。普段はクールでニヒルな雰囲気が強いが、パートナーの[[炎ジュン]]と比べても好戦的でプライドの高い気質の持ち主で、何かと競争意識が強く常に一番優秀である事を望んでいる。この負けず嫌い振りは育った環境で醸成されたのではなく元からだった様で、小学生時代に友人のサブローがカナリアを飼っていたのに対抗してそれよりも大きく強い鷹を飼っていたりもしている。しかし、プライドの高さが足枷になってしまう事もしばしばで、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では、同じく正義の為に戦うスーパーロボットのパイロットである[[ゲッターチーム]]とも功名を争って苦戦する展開を演じている。ただ、年下の子供である[[兜シロー]]には気さくな兄貴分と言える一面を見せる事があり、敵戦闘獣を抑えているジュンと[[ボス]]の二人が自分達ごと攻撃しろと言った際にも躊躇も見せて謝罪しながら攻撃を行う等、仲間思いな面も持ち合わせる。年齢よりも子供っぽい面も時折見せる他、嗜好等に関しても意外と子供で、甘いお菓子が好きだったり、ネズミとニンジンを苦手としており<ref>放映当時の書籍「決定版大あばれロボット図鑑」参照。</ref>、原作では月2000円のお小遣い(給料)<ref>現代の観点で見れば、ブラック企業も真っ青なトンデモ安月給となるが、放映当時の物価や貨幣価値と照らし合わせれば、結構な額となっている。</ref>でお菓子を買ったり、漫画を読んだりする等意外と普通な一面も持つ。戦闘以外の普段着の服装に関しては青いショートトレンチにズボンと大人っぽくなっているが、紫のマフラーを身に着けている。愛車は、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)。
   −
また、『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、[[ミケーネ帝国]]の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には常に物悲しさが漂う。
+
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られて、マジンガーのパイロットとしての使命を宿命づけられる形で英才教育を受けた経験から、元から天賦の才能に恵まれたその肉体は超人的な身体能力を獲得するまでに至っており、徒手空拳の戦いは勿論、武器を用いた戦闘術やあらゆる銃器を縦横無尽に使いこなす射撃能力、高性能の戦闘用ロボットやバイクを始めとする乗り物の操縦技術をベテランの域にまで身につけている。パイロットとしても戦士としとも、あらゆる能力において甲児を完全に凌駕し<ref>甲児の場合は、成り行きでマジンガーZのパイロットとして戦わざるを得なくなり、常に手探り状態でDr.ヘル率いる機械獣軍団と戦う事になっていた為、これらに関しては仕方の無い部分もある。</ref>、鉄也自身も「'''[[戦闘のプロ]]'''」を自負している。肉体面だけでなく勘や洞察力にも優れており、科学要塞研究所で引き取る事になった甲児の弟であるシローが、剣造と血縁関係にある事も密かに気付いていたが、剣造がそれを明かさないのには何か理由があると察してたのか、敢えて話題に出そうとはしなかった。
   −
TV版最終話で前作のヒーロー・[[兜甲児]]に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。
+
一方、剣造から戦闘関連の訓練や教育を受けていたのに対し、コミニュケーション能力関連の教育はあまり受けられなかったらしく、プロフェッショナルとしての自覚や責任感は強い反面、自分にも他人にも厳しく、シローがガールフレンドのハルナをいじめっ子達から守る為に負けた際も、身の程を弁えないシローの方が悪いと突き放してしまった事もある<ref>この結果、悔しさからシローはボス達に特訓してもらうのだが、自分に強くなる協力をしてくれなかった癖に負けて悔しがる鉄也の姿に反発した結果、動物を虐める等してすっかり暴力的になってしまい、彼を諭してくれる牧師の存在が無ければ、完全に道を踏み外してしまう所だった。</ref>。剣造以外の目上の人間に対しても高圧的で失礼な言動や態度に出てしまう事も少なくない等、礼節や配慮に欠けてしまっており、その都度ジュンやボス、シローといった周囲の人間達が謝罪する等してフォローを入れる事になっている。また、自分とミケーネの戦いに巻き込まれた少女・カオリの愛犬であるジョンが死んでしまった際は、自身のせいでジョンが死んだと責められ、「あんたなんかジョンの百倍も千倍も苦しめばいいのよ!」とまで言われたショックから出撃拒否する程苦悩する等、精神面において脆さを見せる事もあった。ちなみに、日常的に戦闘訓練を受けていたのと同時に学校通学による義務教育もちゃんと受けており、少なくとも中学校は卒業している。しかし、自分を育ててくれた剣造には肉親の情の様な物を感じている一方、小学生の頃より学校以外の時間では孤島で過酷な訓練を強制的に受けさせられ、学生らしい思い出もロクに作れなかった事等から、やはり当時は剣造を冷たい人間と思って恨んでいた事をシローに明かしている。
   −
後日談である小説『スーパーロボット大戦』(著・団龍彦)においては、上記の『ゴッドマジンガー』の焼き直し的な一面や弓教授や早乙女博士不在の状況もあってマジンガーチーム・ゲッターチーム全体の指揮官的な立場になっている(再起不能にはなっていないので、当然グレートに乗る)。なお、ここでは甲児との関係は「兄弟のようなもの」と評されている。
+
その内側には「孤児」である事へのコンプレックスを内包しており、これはパートナーのジュンも少なからず抱いていると言えるのだが、鉄也の場合は「孤児=家族のいない身で生きてきた」という自らの境遇に対し、強烈なプライドや自尊心、自己憐憫、存在意義等が非常に複雑に絡み合っており、そこにマジンガーのパイロット、そして戦闘のプロとしての自負心や承認欲求等も加わる事で、結果的に「家族を持つ者」に対する根強い羨望や差別意識が生じる事になってしまっていた。また、時には同じ「孤児」の境遇の者に対しても心無い事を言ってしまう事があり、自身のサポートをしてきたジュンに対し「戦闘獣の撃破に貢献していない」と馬鹿にして喧嘩になったり、自分と違って支えてくれる人物が誰もおらず自暴自棄にしか生きられなかった[[生田信一郎]]の事を「若さを浪費しているだけ」と見下した発言をした事もある。
 +
 
 +
=== 劇中の様相 ===
 +
前作『マジンガーZ』の最終話にて、新たな侵略者であるミケーネ帝国の[[戦闘獣]]の前に瀕死の重傷を負わされた甲児とマジンガーZが危機的状況に陥る中、[[科学要塞研究所]]の無重力空間内での待機していた鉄也は、剣造からのスクランブル要請を受け、グレートで出撃。初の実戦でありながらも、マジンガーZでは全く歯が立たなかった戦闘獣[[グラトニオス]]と戦闘獣ビラニアス(SRW未登場)の2体を難無く撃破して見せ、その圧倒的な実力を見せつけた。
 +
 
 +
続編『グレートマジンガー』の第1話より本格的にミケーネ帝国との戦いが始める事になり、[[闇の帝王]]の傘下となる[[7つの軍団]]に属する多種多様な戦闘獣を前に、鉄也は「戦闘のプロ」と呼ぶに等しい戦闘力とタフネス精神により幾度もの窮地を切り抜けていく。途中でパートナーのジュンの搭乗する[[ビューナスA]]や前作で甲児達と共に戦ったボスの搭乗する[[ボスボロット]]、更にはシローが搭乗する[[ロボットJr.]]等も参戦。戦いがより混迷と熾烈を極めていく中、ミケーネの大幹部である[[暗黒大将軍]]自らが[[ミケロス]]で戦闘の指揮を執る形で修理作業中であった科学要塞研究所を襲撃し、敵の戦闘獣ジュランの腐食弾によって一時撤退せざるを得なかった隙を突かれ、科学要塞研究所のグレート発射口を潰されてしまう。暗黒大将軍から剣造とグレートの引き渡しを要求され、止む無く剣造が従おうとする中、一か八かの賭けに出る形で出撃に成功<ref>描写されていないが、腐食弾で融解した発射口をブレーンコンドルで破壊したと思われる。</ref>し、反撃。スクランブルダッシュを破壊されながらも戦闘獣ジュラン、バニガン、ダンザニアを次々と撃破し、遂に死を覚悟して自ら出撃した暗黒大将軍と一騎打ちを演じ、満身創痍の状態になりながらも撃破する事に成功した。
 +
 
 +
しかしその後、ミケーネでは、前作で甲児とマジンガーZに敗れて死亡した[[Dr.ヘル]]を改造して復活させた[[地獄大元帥]]が新たな大幹部となる。狡猾で天才的な頭脳を持ち合わせた地獄大元帥の生み出したより強力な戦闘獣と狡猾な策略の前に苦しめられ、ファイヤーオン時の隙を突かれてグレートを奪われてしまったり、十字架に磔にされて戦闘獣ラミレスで痛めつけられる、戦闘獣バトラーズによってグレートの内臓コンピューターを狂わされ味方へ攻撃させられるといった展開もあり、戦闘獣ソルゴスの計器破壊光線によって動きを封じられた時には、初めて「死」への恐怖を覚えた程苦しめられる事になった。単純な力任せな戦い方だけでは勝てない地獄大元帥の冷酷非情で容赦無いやり方の前に、次第に鉄也とグレートの力でも苦戦を繰り返す展開となっていく中、被害や犠牲の拡大化を恐れた弓教授によって、遂にアメリカにいた甲児が呼び戻され、マジンガーZが復活する事になった。
 +
 
 +
だが、グレートとマジンガーZのダブルマジンガーが揃い周囲が喜ぶ中、甲児の帰国記念パーティーで親子での再会を素直に喜ぶ事になった甲児と剣造の姿を目の当たりにした鉄也は、兼ねてより心の中に燻っていた「孤児」という境遇にある事へのコンプレックスが表面化。パーティー時に襲撃してきたミケーネとの戦いでは何の問題も無く協力し合って敵を撃破しているのだが、自分の居場所が失われかねない事への危惧から甲児に対する敵愾心を募らせていく事になってしまう。その後、まるで別人の様に豹変してしまった鉄也は、飛行訓練中に故意の妨害行為を行ったり、ミケーネ対策の作戦会議中にも甲児の提案をとにかく反対する等、ジュンや剣造、弓教授から見ても不安を隠せずにいる程、甲児との確執を深めていく。そして、遂には剣造の判断によって決まった「敵戦闘獣を敢えて撤退させ、ミケーネの本拠地を突き止めて決戦に挑む」という作戦でさえも、甲児の提案である事が気に入ら無いのを理由に無視。甲児と共闘する形で戦闘獣[[ゴールドフェニックス]]にダメージを与えるはずが、スタンドプレイに走った鉄也は、彼を囮にして危機に陥らせるだけでなく、エネルギーを消耗したゴールドフェニックスも逃がさず撃破してしまう。自分が甲児よりも優れた存在である事を周囲に見せつけて得意気になっている姿に、同じ境遇のジュンでさえも殴って叱責される程であったが、鉄也は一向に考えを改めない所か、ひたすら甲児に勝つ事ばかりに執着し、聞く耳を持とうとしなかった。この結果、監視していた地獄大元帥によって鉄也と甲児の不和に気付かれてしまう事になり、ミケーネ側は残る戦力全てを投入して総力戦を挑む事を決定。地上側は完全に後手に回った事態となってしまう事になる。
 +
 
 +
[[光子力研究所]]の元で一人孤立していた甲児の元へ[[ミケーネス]]やキャットルーが暗殺に乗り出し、更には戦闘獣グレート・マンモスまでもが襲撃する中、シローの懇願にも利く耳持たず見捨てようとする鉄也であったが、甲児達の仲間を思いやる様や剣造の言葉を聞いて自分の過ちを悟った鉄也は出撃。しかし、時既に遅く、出撃直後に太陽を背にして現れた戦闘獣[[バルカニア]]の攻撃をコックピット付近で受けてしまった鉄也は、鍛えられた肉体のおかげで致命傷にはならなかったものの重傷を負ってしまい、何とか撃破した後、爆風に吹き飛ばされた影響で気を失ってしまう。その結果、鉄也の危機を救おうと剣造は分離した科学要塞研究所で地獄大元帥の指揮する[[無敵要塞デモニカ]]へ[[特攻]]してしまい、彼は息子の甲児に看取られながら死亡。死神によって死へと誘われる悪夢に襲われながら、覚醒した鉄也はジュンから剣造が落命してしまった事実を聞かされ、奮起してボスに協力してもらう形で甲児達の元へと向かい、甲児のマジンガーZに支えられながら総力を挙げて地獄大元帥の撃破に成功。遂にミケーネの勢力を壊滅させるのだった。
 +
 
 +
全てが終わり病院で療養を送る中、自らの身勝手さが原因で剣造を死なせてしまい、甲児とシローの二人を本当の孤児にしてしまった事を後悔していた鉄也は、自らを気遣うジュンの前で、これまで見せる事のないまでに弱気となっていた。しかし、ジュンからの励ましを受けたジュンは、剣造が命懸けて見せた自身への「[[愛]]」に応える為にも、必ず再起する事を誓うのだった。
 +
 
 +
TV版最終話で前作のヒーロー・兜甲児に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。
 +
 
 +
後日談である小説『スーパーロボット大戦』(著・団龍彦)においては、後述の『ゴッドマジンガー』の焼き直し的な一面や弓教授や早乙女博士不在の状況もあってマジンガーチーム・ゲッターチーム全体の指揮官的な立場になっている(再起不能にはなっていないので、当然グレートに乗る)。なお、ここでは甲児との関係は「兄弟のようなもの」と評されている。
 +
 
 +
 
 +
=== [[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]] ===
 +
『グレート』終了から10年後。甲児と異なり統合軍に入って戦い続ける道を選び、グレートマジンガーと共に前線で活躍している。[[炎ジュン|ジュン]]とは結婚しており、子供も出産間近である。
 +
ノベライズ版によれば[[軍階級]]は大佐。
    
=== [[漫画|漫画版]] ===
 
=== [[漫画|漫画版]] ===
44行目: 75行目:     
==== 永井豪の漫画版 ====
 
==== 永井豪の漫画版 ====
『テレビマガジン』という掲載誌の対象年齢もあり、永井版における鉄也はTV版のような複雑な性格設定も無く、[[兜甲児|甲児]]に嫉妬する事も険悪な関係になる事もない正統派のヒーローとして描かれているが反面、この事が原作者自ら「(甲児と比べて)面白みの無いキャラ」と評する要因にも繋がっている。とは言え、永井イズムが皆無という訳ではなく、人質の[[炎ジュン|ジュン]]に構う事無く、薄ら笑いを浮かべながら[[戦闘獣]]へ攻撃を仕掛ける秀逸なシーンも存在し、後に庵野秀明氏が永井氏との対談の中で評価している。
+
『テレビマガジン』という掲載誌の対象年齢もあり、永井版における鉄也はTV版のような複雑な性格設定も無く、[[兜甲児|甲児]]に嫉妬する事も険悪な関係になる事もない正統派のヒーローとして描かれている。
 +
文庫版『マジンガーZ(少年ジャンプ収録版)』のあとがきにおいては、「マジンガーZの弱点を補うべく完全無欠のロボットとしてグレートマジンガーをデザインし、主人公を最初から戦闘のプロとして描いてしまったため、冷たいキャラクターになってしまった。やはり、主人公はどこかに欠点を持ち、それを克服していく要素を残しておかなくてはいけないという意味で、良い教訓になった」という趣旨のことを書いており、キャラクター造形面における失敗を自ら認めていたようだ。
 +
恐らくそうした経緯を踏まえた上での変更であったと推察されるが、結局のところ、原作者自ら「(甲児と比べて)面白みの無いキャラ」と評する要因にも繋がっている。
 +
 
 +
とは言え、永井イズムが皆無という訳ではなく、人質の[[炎ジュン|ジュン]]に構う事無く、薄ら笑いを浮かべながら[[戦闘獣]]へ攻撃を仕掛ける秀逸なシーンも存在し、後に庵野秀明氏が永井氏との対談の中で評価している。
    
==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ====
 
==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ====
TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、[[ミケーネ帝国]]壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)事も辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。
+
TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、ミケーネ帝国壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)事も辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。
    
どんな困難な状況に於いても、決して諦観する事の無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。
 
どんな困難な状況に於いても、決して諦観する事の無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。
    
TV版と異なり'''甲児の存在に左右される事無く、最後まで[[主人公]]として機能していた'''事も、本作の高評価に繋がる要因の一つと言えるだろう。
 
TV版と異なり'''甲児の存在に左右される事無く、最後まで[[主人公]]として機能していた'''事も、本作の高評価に繋がる要因の一つと言えるだろう。
  −
==== その他 ====
  −
厳密には『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の漫画版であるが、石川賢の読切漫画『グレンダイザー対ダブルマジンガー』にも登場。ベガ星人ゲッペルの催眠術に操られ、甲児と2人で[[グレンダイザー]]を襲撃した。
  −
  −
[[グレートマジンガー (TV)|TVシリーズ]]終了後の時間軸で物語が展開する漫画作品『デビルマン対闇の帝王』(作:TEAM MOON)では、リハビリを終え甲児が所長を勤める新・科学要塞研究所へと帰還した矢先、「とある事情」によって闇の帝王の刺客と化したデビルマンこと不動明から自身の抹殺と愛機・グレートの破壊を宣告されるが…。
  −
  −
他、永井豪の別作品『バイオレンスジャック』『マジンサーガ』『Zマジンガー』においても、スターシステムで様々な人物像で出演している。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
65行目: 93行目:  
原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。
 
原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。
   −
スパロボでは[[兜甲児|甲児]]が「鉄也さん」と呼んでいるが、本来原作では「鉄也くん」と呼ばれる(COMPACT・COMPACT2・GBA版[[A]]のみ君付けで呼ぶ)。それどころか永井豪や石川賢の漫画版では'''「鉄也」と呼び捨て'''にされている(鉄也も甲児を呼び捨て)。「鉄也さん」は旧シリーズにおいてなされた呼び方がそのまま定着してしまったもので、おそらく年齢を初期設定の22歳と想定した為と思われる。
+
スパロボでは甲児が「鉄也さん」と呼んでいるが、本来原作では「鉄也くん」と呼ばれる(COMPACT・COMPACT2・GBA版[[A]]のみ君付けで呼ぶ)。それどころか永井豪や石川賢の漫画版、「INFINITY」では'''「鉄也」と呼び捨て'''にされている(鉄也も甲児を呼び捨て)<ref>「INFINITY」では以前は互いに「くん」付けで呼んでいたが、共闘するうちに'''まどろっこしくなったので呼び捨てになった'''、という理由付けもされている。</ref>。「鉄也さん」は旧シリーズにおいてなされた呼び方がそのまま定着してしまったもので、おそらく鉄也の年齢を初期設定の22歳と想定した、或いは甲児の年齢を「マジンガーZ」スタート時の16歳と想定した為と思われる。
    
ただし、ダイナミックサイドも団龍彦氏の小説作品『スーパーロボット大戦』にて「'''甲児は年上に敬語くらい使える'''」とこの設定を認めており、同作では甲児は鉄也を「さん」付けし、OVA版でも甲児は鉄也を「さん」付けで呼ぶ。更に遡れば、前述の[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版]]でも「さん」付けの呼称が見られる。
 
ただし、ダイナミックサイドも団龍彦氏の小説作品『スーパーロボット大戦』にて「'''甲児は年上に敬語くらい使える'''」とこの設定を認めており、同作では甲児は鉄也を「さん」付けし、OVA版でも甲児は鉄也を「さん」付けで呼ぶ。更に遡れば、前述の[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版]]でも「さん」付けの呼称が見られる。
   −
かつてはスパロボシリーズの常連と言ってもいいくらいほぼ登場していたのだが、近年のスパロボシリーズでは真マジンガーやマジンカイザーSKLなど鉄也が登場しない参戦が多いため、彼が登場することが少なくなっており、[[L]]から[[X-Ω]]で再登場するまで5年近い時間がかかった。
+
かつてはスパロボシリーズの常連と言ってもいいくらいほぼ登場していたのだが、真マジンガーや[[マジンカイザーSKL]]などの鉄也が登場しないマジンガー系の参戦が増加すると共に出番が遠のき、『[[L]]』から『[[X-Ω]]』で再登場するまで5年近い時間がかかった。
 
  −
通常は旧作TV版設定がベースだが、一部作品ではOVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』の設定で登場することがある。『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』単独参戦の[[新]]や[[K]]では、作品ごと不参戦。
      
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦G}}
:[[第2次]]には不在だったが、リメイクにあたり追加された。これに伴い[[グレートマジンガー]]も甲児の乗り換えではなく鉄也が乗ってくることに。この展開は[[第3次]]と矛盾しており、本人も「本当は出るつもりはなかったが…」というメタ発言らしき台詞をこぼしている。[[気合]]を持つため甲児より火力が高いが、[[ひらめき]]を持たないのでラスボス戦で使うには少々心許ない。
+
:[[第2次]]』には不在だったが、リメイクにあたり追加された。これに伴い[[グレートマジンガー]]も甲児の乗り換えではなく鉄也が乗ってくることに。この展開は『[[第3次]]』と矛盾しており、本人も「本当は出るつもりはなかったが…」というメタ発言らしき台詞をこぼしている。[[気合]]を持つため甲児より火力が高いが、[[ひらめき]]を持たないのでラスボス戦で使うには少々心許ない。グラフィックが第3次や第4次の流用の多い今作だが、顔グラが新規のものとなっておりかなり若々しくイケメン。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}}
:初出演作品。後半にジャブローにてジュンとともに仲間に加わる。この際、第2次でグレートのみが登場し、鉄也が出なかった事が作中でネタになっている。グレートマジンガーの性能と併せて即戦力となる実力を持つが、宇宙での適正が低い為、終盤の宇宙戦では精神コマンドが優秀で宇宙での適正が高いマリアにグレートマジンガーのパイロットの座を奪われる可能性がある。
+
:初登場作品。後半にジャブローにてジュンとともに仲間に加わる。この際、第2次でグレートのみが登場し、鉄也が出なかった事が作中でネタになっている。グレートマジンガーの性能と併せて即戦力となる実力を持つが、宇宙での適正が低い為、終盤の宇宙戦では[[精神コマンド]]が優秀で宇宙での適正が高い[[グレース・マリア・フリード|マリア]]にグレートマジンガーのパイロットの座を奪われる可能性がある。ちなみに顔グラから察するに22歳版らしく、物凄い老け顔となっている。
;[[スーパーロボット大戦EX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
:[[ラ・ギアス]]に召喚されるがその際に負傷している。そのため、[[グレース・マリア・フリード|マリア]]が操縦しているグレートに同乗して仲間に加わる。使うにはシナリオ終了後に乗り換えさせる必要があるが、今回はスペイザー系の機体が登場しないため、そのままマリアを乗せたままというプレイヤーも多いだろう。リューネ編の「めぐりあい」ルートでも甲児がグレートに乗っているのでやはり影が薄い。総合的な能力は悪くないが、二回行動のレベルが遅く、甲児のようにひらめきが無いのが弱点。
+
:[[ラ・ギアス]]に召喚されるがその際に負傷している。そのため、マリアが操縦しているグレートに同乗して仲間に加わる。使うにはシナリオ終了後に乗り換えさせる必要があるが、今回は[[スペイザー]]系の機体が登場しないため、そのままマリアを乗せたままというプレイヤーも多いだろう。リューネ編の「めぐりあい」ルートでも甲児がグレートに乗っているのでやはり影が薄い。総合的な能力は悪くないが、[[2回行動]]のレベルが遅く、甲児のようにひらめきが無いのが弱点。
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
:グレートが[[ブロッケン伯爵]]に奪われたため、ジュンの[[ビューナスA]]に同乗しての登場。シナリオ中で奪還するため、今回は乗り換えさせる必要は無い。スーパー系で始めると、甲児の口からEXの後に行方不明になっていた事が語られる。能力は高いが、第3次と同様にやはり宇宙適正がネックとなるので、場合によっては終盤は加速や鉄壁を生かしたスペイザー要員として運用するのも手である。
+
:グレートが[[ブロッケン伯爵]]に奪われたため、ジュンの[[ビューナスA]]に同乗しての登場。シナリオ中で奪還するため、今回は乗り換えさせる必要は無い。スーパー系で始めると、甲児の口からEXの後に行方不明になっていた事が語られる。能力は高いが、第3次と同様にやはり宇宙適正がネックとなるので、場合によっては終盤は[[加速]]や[[鉄壁]]を生かしたスペイザー要員として運用するのも手である。また顔グラが新規になり恐らく18歳版になったが、老け顔は変わらず。
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
+
:;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
::初めて声が入る。戦闘BGM「おれはグレートマジンガー」が初採用。
 
::初めて声が入る。戦闘BGM「おれはグレートマジンガー」が初採用。
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:スーパー系シナリオ「絆」にてピンチに陥った甲児を救う為に登場。能力は甲児とほぼ同値。やはりネックは宇宙B。愛機のグレートは硬さなら、[[マジンカイザー]]に負けていないが武器性能で劣ってしまう。やはり宇宙でも活躍させたいのなら、甲児からカイザーを借りよう。彼もマジンガー系なので補給ユニットを用いたレベル上げが可能で、二回行動レベルまで一気にあげることが可能。二回行動のできるスーパー系としての運用も考えられる。スーパー系自体が不遇なためそこまでする人は少ないが。
+
:スーパー系シナリオ「絆」にてピンチに陥った甲児を救う為に登場。能力自体は甲児とほぼ同値だが[[覚醒]]が無く[[SP]]に劣るので、実際の所劣化していると言わざるを得ない。相変わらず宇宙Bに加えひらめきも持たず、2回行動の習得レベルが非現実的なのもネックとなる。愛機のグレートは[[マジンカイザー]]に比べ取り立てて優れる点が無く、宇宙でも活躍させたいのなら甲児からカイザーを借りるのもやむ無しと言う所。労に見合う手段ではないが、[[ボスボロット]]や[[ビューナスA]]等の[[修理]]・[[補給装置]]を用いたレベリングで無理やり2回行動を習得させるのも一手。顔グラが一新され、かなり若々しい印象を与える。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:劇場版のシチュエーションでピンチに陥った甲児の前に現れる。以降は[[マクロス]]が[[宇宙]]に行っている間、[[スーパーロボット]]不在の極東支部を防衛していた。後半に味方になるが、[[ロンド・ベル]]隊に対して批判的な言動が一部見受けられ、α外伝の伏線となっている。今作での[[グレートマジンガー]]の性能と鉄也の能力自体は悪くないのだが、参戦が遅い為に影が薄くなりがち。
+
:劇場版のシチュエーションでピンチに陥った甲児の前に現れる。以降は[[マクロス]]が[[宇宙]]に行っている間、[[スーパーロボット]]不在の極東支部を防衛していた。後半に味方になるが、[[ロンド・ベル]]隊に対して批判的な言動が一部見受けられ、α外伝の伏線となっている。今作での[[グレートマジンガー]]の性能と鉄也の能力自体は悪くないのだが、参戦が遅い為に影が薄くなりがち。これまで互換性能だった甲児と違い[[射撃 (能力)|射撃]]が高いという特徴があるが、今回は活用はしにくいか。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
::格闘、射撃、技量がかなり高くなり、1軍として申し分ない実力を持つ。[[加速]]の代わりに[[ひらめき]]を覚え、ボス戦の備えも万全になった。高い技量値を生かすならクリティカル率の高い大車輪ロケットパンチを持つ強化型マジンガーZにのせかえてやると鬼に金棒。
+
::[[格闘 (能力)|格闘]]、[[射撃 (能力)|射撃]]、[[技量]]がかなり高くなり、1軍として申し分ない実力を持つ。[[加速]]の代わりに[[ひらめき]]を覚え、ボス戦の備えも万全になった。高い技量値を生かすなら[[クリティカル]]率の高い大車輪ロケットパンチを持つ強化型マジンガーZに乗せ換えてやると鬼に金棒。
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:オリジナル[[主人公]]がいないα外伝における、事実上の[[主人公]]の1人。現代編では極東支部ルート第4話が最も早い初登場で、兜博士と共に[[ティターンズ]]の捕虜となりながらも、密かに隠した[[グレートマジンガー]]のファイヤー・オンに成功し、[[DVE]]も付く優遇振り。その後も[[リリーナ・ドーリアン]]の完全平和主義を否定しつつも彼女が見せた勇気は認めるイベントや、[[プリベンター]]の方針に反発するなど、鉄也がメインとなって絡む描写が続く。その後の未来世界ではジュンとともに最初からいる現代組でしばらく出番が多く、[[兜甲児|甲児]]への嫉妬による苦悩、そして彼との和解と成長がストーリー上で描かれた。未来世界で冒頭彼の視点で行動させたのは、単独行動が可能な人物ということで抜擢されたらしい。能力は申し分ないが、[[防御]][[回避]]系の[[精神コマンド]]が[[鉄壁]]しかないため、終盤のボス戦は注意が必要。
+
:オリジナル[[主人公]]がいない『α外伝』における、事実上の[[主人公]]の1人。現代編では極東支部ルート第4話が最も早い初登場で、兜博士と共に[[ティターンズ]]の捕虜となりながらも、密かに隠した[[グレートマジンガー]]のファイヤー・オンに成功し、[[DVE]]も付く優遇振り。その後も[[リリーナ・ドーリアン]]の完全平和主義を否定しつつも彼女が見せた勇気は認めるイベントや、[[プリベンター]]の方針に反発するなど、鉄也がメインとなって絡む描写が続く。その後の未来世界ではジュンとともに最初からいる現代組でしばらく出番が多く、[[兜甲児|甲児]]への嫉妬と境遇による苦悩、そして彼との和解と成長がストーリー上で描かれた。未来世界で冒頭彼の視点で行動させたのは、単独行動が可能な人物ということで抜擢されたらしい。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
+
:今回から能力は完全に甲児の上位互換となり、特に[[射撃 (能力)|射撃]]、[[技量]]が高く、サンダーブレークが射撃属性となったグレートとも相性が良い。出番の多さから技能ポイントも稼ぎやすく、後半はカイザーに乗せる手もある。ただし[[援護]]の習得がマジンガー系では一番遅い、また防御・回避系の[[精神コマンド]]が[[鉄壁]]しかないため、終盤のボス戦は注意が必要になるなど、尖った性質も持つ。
:α外伝を経て、精神的に成長した描写が多い。『[[鋼鉄ジーグ (TV)|鋼鉄ジーグ]]』の[[司馬宙]]との絡みが多く、人間でなくなったことでヤケになる宙に自分の経験を語ったり、一緒に訓練したりしていた。[[ミケーネ帝国]]との激戦が描かれ、小隊長能力も対ミケーネ戦に有利となっている。
+
:ストーリー上必ず[[ダンテ]]に洗脳され、一時的にグレートと共に味方の時の能力のまま敵対するが、倒すとゲームオーバーになる。だが経験値は入るため、(通常は強制出撃キャラに限られるが)あらかじめ[[修理]]などでレベルを上げておくと、[[修理]]や[[補給]]ができないキャラも[[全滅プレイ]]でレベル99にしやすい。また高難易度ルートでは洗脳状態で登場する前にダンテを撃破すると、そのマップでは味方合流後も敵対したまま進行し、撃墜してもゲームオーバーにならないが、'''このマップのストーリーが台無しになる'''ため注意。こちらの方法なら上記のレベル上げができるキャラの範囲も大幅に増える。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 +
:『α外伝』を経て、精神的に成長した描写が多い。洗脳をはねのけるために自分の脚を拳銃で撃ちぬくなどの荒療治も行った。『[[鋼鉄ジーグ (TV)|鋼鉄ジーグ]]』の[[司馬宙]]との絡みが多く、人間でなくなったことでヤケになる宙に自分の経験を語ったり、一緒に訓練したりしていた。ミケーネ帝国との激戦が描かれ、小隊長能力も対ミケーネ戦に有利となっている。
 +
:引き続き能力の高さの他、新たに[[気迫]]を覚えるため、マジンパワーが即発動できる点が心強い。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
:[[主人公]]の一人、[[トウマ・カノウ]]の指南役として、鬼コーチぶりを発揮している。
 
:[[主人公]]の一人、[[トウマ・カノウ]]の指南役として、鬼コーチぶりを発揮している。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
:原作終了後、ゲッターチームに協力して[[恐竜帝国]]と戦っていたという設定。[[兜甲児|甲児]]への嫉妬が原因で兜博士を死なせてしまった事や、[[恐竜帝国]]との決戦で[[巴武蔵|武蔵]]をみすみす死なせてしまった事を許せず、姿を消して山篭りをしていた。[[光子力研究所]]奪還作戦で甲児がバリアの突破に失敗した際に何の前触れもなく駆けつけ、グレートブースターでバリアを破壊して甲児を援護した(この時、「あれではパイロットもタダでは済まない」と言われているが、特に怪我をした様子もなかった)。山篭り中に[[不動GEN]]と出会い、意気投合したらしい。[[アポロ]]に嫉妬するシリウスにかつての自分を重ねてアドバイスする場面もあった。また、同じ境遇を背負う故か、斗牙の行動にも理解を示す。また、セツコルートにおいては勝平、エイジらとともにアークエンジェルのクルー達の矛盾点の批判役を担う(他の面々と違い味方になった後も認める描写が無い為、最終的な関係は不明)。顔グラは[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]で新規のものが登場していた為か、その流用となっている。
+
:原作終了後、ゲッターチームに協力して[[恐竜帝国]]と戦っていたという設定。[[兜甲児|甲児]]への嫉妬が原因で兜博士を死なせてしまった事や、恐竜帝国との決戦で[[巴武蔵|武蔵]]をみすみす死なせてしまった事を許せず、姿を消して山篭りをしていた。[[光子力研究所]]奪還作戦で甲児がバリアの突破に失敗した際に何の前触れもなく駆けつけ、グレートブースターで[[バリア]]を破壊して甲児を援護した(この時、「あれではパイロットもタダでは済まない」と言われているが、特に怪我をした様子もなかった)。山篭り中に[[不動GEN]]と出会い、意気投合したらしい。[[アポロ]]に嫉妬するシリウスにかつての自分を重ねてアドバイスする場面もあった。同じ境遇を背負う故か、斗牙の行動にも理解を示す。セツコルートにおいては勝平、エイジらとともにアークエンジェルのクルー達の矛盾点の批判役を担う。
 +
:顔グラは『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』で新規のものが登場していた為か、その流用となっている。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
:[[兜甲児|甲児]]とほぼ同様の能力。[[マジンガーZ]]と違い[[グレートマジンガー]]が宇宙Aなため宇宙でも活躍可能。
+
:[[兜甲児|甲児]]とほぼ同様の能力。[[マジンガーZ]]と違い[[グレートマジンガー]]が宇宙Aなため宇宙でも活躍可能。必修精神コマンドは[[努力]]、[[ド根性]]、[[熱血]]。
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]
+
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor}}
 
::援護システムの導入により使い勝手が上昇。しかし、援護Lvが2まで成長する甲児にはやや劣る。必修精神コマンドは[[ド根性]]、[[熱血]]。ただし[[必中]]を修得しないパターンが2つあり、そのうち片方は[[集中]]があるのだが残りの1つは命中率アップ関係を一切修得しないため、このパターンであった場合は使用しつづけるのは難しい。
 
::援護システムの導入により使い勝手が上昇。しかし、援護Lvが2まで成長する甲児にはやや劣る。必修精神コマンドは[[ド根性]]、[[熱血]]。ただし[[必中]]を修得しないパターンが2つあり、そのうち片方は[[集中]]があるのだが残りの1つは命中率アップ関係を一切修得しないため、このパターンであった場合は使用しつづけるのは難しい。
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
:シーン1ラストで宇宙に送る選択をしたらメンバーから外れる。甲児を宇宙に送った場合は最後まで使用可能。なお、精神コマンドのパターンによっては最後に自爆を覚えるがこれは桜多版の設定を意識したものであると思われる。
+
:シーン1ラストで宇宙に送る選択をしたらメンバーから外れる。甲児を宇宙に送った場合は最後まで使用可能。なお、精神コマンドのパターンによっては最後に[[自爆]]を覚えるがこれは桜多版の設定を意識したものであると思われる。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇}}
 
:第1部で宇宙に送った場合、引継ぎをしなかった場合に登場する。
 
:第1部で宇宙に送った場合、引継ぎをしなかった場合に登場する。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
:精神コマンドのパターンによっては[[魂]]を覚えるが、その場合[[ひらめき]]を覚えない困った奴。活躍させたいなら魂は諦めよう。
+
:精神コマンドのパターンによっては[[魂]]を覚えるが、その場合ひらめきを覚えない困った奴。活躍させたいなら魂は諦めよう。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:COMPACT2同様、宇宙に送るか否かで活躍のタイミングが変わる。[[量産型グレートマジンガー]]を入手するには鉄也がいる必要があり、戦力的なバランスも考えると地上に残して第一部で活躍した方が良い。[[統率]]を持ち熱血を早めに覚えるボスキラーだが、ひらめきを覚えるのが遅い。『[[機動戦艦ナデシコ|ナデシコ]]』の参戦により、「[[なぜなにナデシコ]]」へ飛び入り出演するイベントが追加されている。
+
:『COMPACT2』同様、宇宙に送るか否かで活躍のタイミングが変わる。[[量産型グレートマジンガー]]を入手するには鉄也がいる必要があり、戦力的なバランスも考えると地上に残して第1部で活躍した方が良い。[[統率]]を持ち熱血を早めに覚えるボスキラーだが、ひらめきを覚えるのが遅い。『[[機動戦艦ナデシコ|ナデシコ]]』の参戦により、「[[なぜなにナデシコ]]」へ飛び入り出演するイベントが追加されている。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
:[[フォルカ・アルバーク]]を[[修羅]]のスパイではないかと疑っていたが、次第に認めるようになる。<br />甲児やボスと比べて[[特殊技能]]に恵まれていない。
+
:[[フォルカ・アルバーク]]を[[修羅]]のスパイではないかと疑っていたが、次第に認めるようになる。甲児や[[ボス]]と比べて[[特殊技能]]に恵まれていない。
 +
 
 +
=== 携帯機シリーズ ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}
 +
:アニメ終盤の[[兜甲児|甲児]]との反目が描かれていて、スパロボでは珍しく本来通り「鉄也くん」とくん付けで甲児に呼ばれる。スーパー系では序盤に登場するが、本格参戦は中盤から。また、[[量産型グレートマジンガー|量産型グレート]]の入手条件に鉄也の撃墜数があるため、優先的に敵を撃破させよう。また[[兜甲児|甲児]]同様に隠しステータスの地形適応が宇宙Bなため、最終的に使われなくなる。
 +
:第17話の暗黒代将軍との決戦時グレートマジンガー搭乗前提のセリフになっているので他の機体に乗っていると見せ場が台無しになる(PSP版ではグレート固定出撃になっている)。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}}
 +
:またしても負傷により参戦が遅れる。取り巻く状況は違っているが、α外伝同様にリリーナの平和主義を非難している(プリベンターの一員という設定だったジュンの幼なじみである[[生田信一郎|生田]]を失ったことによるが)。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}}
 +
:[[イグニス]]に兜博士を殺された為、[[兜甲児|甲児]]と共に宿敵として追う。[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]を主人公に選んだ場合、地上ルートではお互いの反目と和解が描かれ、以後[[ルイーナ]]の事で疑いつつも[[ギュネイ・ガス]]と共にジョッシュの相棒兼親友のポジションを確立する。[[グラキエース]]や[[ウェントス]]が仲間になった時は拳銃を突きつけた。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander}}
 
:第1話から登場。グレートの性能は高いが、'''味方にグレートマジンガーの登場人物が誰もいない'''のが寂しい。攻略本にも「孤独の剣鉄也」と書かれてしまった。
 
:第1話から登場。グレートの性能は高いが、'''味方にグレートマジンガーの登場人物が誰もいない'''のが寂しい。攻略本にも「孤独の剣鉄也」と書かれてしまった。
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
 
:[[兜甲児|甲児]]同様序盤から使える。甲児とはいつの間にやら和解する。
 
:[[兜甲児|甲児]]同様序盤から使える。甲児とはいつの間にやら和解する。
   −
=== 携帯機シリーズ ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
:アニメ終盤の[[兜甲児|甲児]]との反目が描かれていて、スパロボでは珍しく本来通り「鉄也くん」とくん付けで甲児に呼ばれる。スーパー系では序盤に登場するが、本格参戦は中盤から。また、[[量産型グレートマジンガー|量産型グレート]]の入手条件に鉄也の撃墜数があるため、優先的に敵を撃破させよう。また[[兜甲児|甲児]]同様に隠しステータスの地形適応が宇宙Bなため、最終的に使われなくなる。
+
:『INFINITY』設定で音声初収録。第1話から参戦。世界観に合わせて、[[地球連邦軍]]に所属している。原作同様連邦軍では前線から宣伝役まで幅広く活躍しており、[[炎ジュン|ある事情]]からVTXユニオンに出向する。『INFINITY』版設定である事を反映して従来以上に「頼れる年長者パイロット」としての面が強く描写されており、もうすぐ父親になるという事もあり「親」としての自覚を垣間見せる言動も多く見せる。
;[[スーパーロボット大戦R]]
+
:なお、上記ノベライズ版の大佐設定は宇宙世紀ガンダムシリーズとの兼ね合いからか変更されており、本作では大尉となっている。<ref>地球連邦軍では士官学校を卒業していないと少佐以上の階級に昇進できないため。原作の[[アムロ・レイ|アムロ]]も同様の理由で生前の最高階級は大尉止まりだった。</ref>
:またしても負傷により参戦が遅れる。取り巻く状況は違っているが、α外伝同様にリリーナの平和主義を非難している([[プリベンター]]の一員という設定だったジュンの幼なじみである[[生田信一郎|生田]]を失ったことによるが)。
+
:『グレートマジンガー』の主人公であったためか、他の主人公格のキャラクターに用意されている各作品のボス格との戦闘前会話イベントも同様に用意されている。
;[[スーパーロボット大戦D]]
  −
:[[イグニス]]に兜博士を殺された為、[[兜甲児|甲児]]と共に宿敵として追う。ジョッシュを主人公に選んだ場合、地上ルートではお互いの反目と和解が描かれ、以後[[ルイーナ]]の事で疑いつつも[[ギュネイ・ガス]]と共にジョッシュの相棒兼親友のポジションを確立する。[[グラキエース]]や[[ウェントス]]が仲間になった時は拳銃を突きつけた。
      
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
 
:性格が原作に近くなり、甲児とは初対面時から何かにつけ突っかかる場面が多い。ルートによっては[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の完全平和主義に賛同しかねて一時離脱したりする。[[グレートマジンガー|グレート]]の性能は高いがやはり宇宙Bは痛い。[[マジンガーZ]]、[[グレンダイザー]]、[[真・ゲッター1]]と[[合体攻撃]]が追加されたため、地上でなら活躍してくれる(尤も地上マップが一番多いのは離脱する完全平和ルートなのだが)。宇宙では極力被弾しないようにして、[[合体攻撃]]で攻撃力不足補いながら戦うことも可能。
 
:性格が原作に近くなり、甲児とは初対面時から何かにつけ突っかかる場面が多い。ルートによっては[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の完全平和主義に賛同しかねて一時離脱したりする。[[グレートマジンガー|グレート]]の性能は高いがやはり宇宙Bは痛い。[[マジンガーZ]]、[[グレンダイザー]]、[[真・ゲッター1]]と[[合体攻撃]]が追加されたため、地上でなら活躍してくれる(尤も地上マップが一番多いのは離脱する完全平和ルートなのだが)。宇宙では極力被弾しないようにして、[[合体攻撃]]で攻撃力不足補いながら戦うことも可能。
;[[スーパーロボット大戦MX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
:『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の第一話から物語は始まるため、リハビリ中の鉄也はちょっと遅れての参戦。今回のマジンガー勢はグレンダイザーを除き、原作再現は劇場版がメイン。[[ギルギルガン]]との戦いにおける[[流竜馬|竜馬]]との確執と和解、[[光波獣ピクドロン]]との戦いにおけるグレートブースター追加、[[ドラゴノザウルス|決戦!大海獣]]のイベントが再現されている。
+
:『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の第1話から物語は始まるため、リハビリ中の鉄也はちょっと遅れての参戦。今回のマジンガー勢はグレンダイザーを除き、原作再現は劇場版がメイン。[[ギルギルガン]]との戦いにおける[[流竜馬|竜馬]]との確執と和解、[[光波獣ピクドロン]]との戦いにおけるグレートブースター追加、[[ドラゴノザウルス|決戦!大海獣]]のイベントが再現されている。
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦NEO}}
:今回はα初期と同じように部隊のメンバーが居ない時に[[日本]]を守っていたため、中盤からの参戦となる。なお、その間の事で『[[熱血最強ゴウザウラー|ゴウザウラー]]』の[[電気王]]と因縁がある。今回は頼れる兄貴分キャラとして登場しており、チームを纏め上げたり、甲児と竜馬の喧嘩を仲裁したりしている。
+
:甲児と同じく、家庭用コンシューマ作品で旧TV版の設定での登場は現状、本作が最後となっている。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
:今回は『α』初期と同じように部隊のメンバーが居ない時に[[日本]]を守っていたため、中盤からの参戦となる。なお、その間の事で『[[熱血最強ゴウザウラー|ゴウザウラー]]』の[[電気王]]と因縁がある。今回は頼れる兄貴分キャラとして登場しており、チームを纏め上げたり、甲児と竜馬の喧嘩を仲裁したりしている。
:デザインや性格は[[剣鉄也 (OVA)|OVA版]]準拠で、[[兜甲児|甲児]]の事は「兜」と呼んでいるが、[[マジンカイザー (OVA)|OVA]]には登場しなかった[[兜剣造]]が登場している。[[流竜馬 (OVA)|OVA準拠の性格]]で口が悪い[[流竜馬|竜馬]]からも「鉄也さん」と呼ばれるなど、兄貴分としての一面は今作でも健在。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:リリース時より登場。名義としてはTV版だが、デザインや性格などには[[剣鉄也 (OVA)|OVA版]]の設定が混ざっている。[[兜甲児|甲児]]の事は基本的に「兜」と呼んでいる<ref>2020年9月開催のイベント「蒼き誓い」のシナリオでは『[[スーパーロボット大戦D]]』のシナリオが再現されているため、TV版同様「甲児君」と呼んでいる。</ref>。またOVAに登場しなかった[[兜剣造]]が登場しているなど混在範囲はまちまち。[[流竜馬 (OVA)|OVA準拠の性格]]で口が悪い[[流竜馬|竜馬]]からも「鉄也さん」と呼ばれるなど、兄貴分としての一面は今作でも健在。
 +
:2018年1月には『INFINITY』名義で期間限定参戦。『INFINITY』版での登場は本作が初となる。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
 +
:『INFINITY』版。本作での軍階級は中尉になっている。
 +
:序盤のサイドミッションで[[兜シロー|シロー]]と共に加入するが、このサイドミッションを逃すとキーミッション「ねらわれた都市学園」まで加入しない。さらに同ミッションで鉄也が一時離脱するため、正式加入はさらに後になってしまう。また、鉄也が仲間にならないと[[マジンガーZ]]も「ねらわれた都市学園」まで入手できないため、可能な限り序盤で加入させたい。
 +
:一時離脱中でも「決戦のセフィーロ」で発言するバグがある。『T』同様に主人公扱いされており、ボス格との戦闘前会話もある。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
過去の作品では甲児と同値で差は見受けられなかったが、[[スーパーロボット大戦α|α]]からは差別化が図られ、[[格闘]]はもちろんだが、[[射撃]]、[[技量]]も高くなった。伊達に「[[戦闘のプロ]]」は名乗っていない能力となった。
+
過去の作品では甲児と同値で差は見受けられなかったが、[[スーパーロボット大戦α|α]]からは差別化が図られ、[[格闘 (能力)|格闘]]はもちろんだが、[[射撃 (能力)|射撃]]、[[技量]]も高くなった。伊達に「[[戦闘のプロ]]」は名乗っていない能力となった。
    
他のスーパー系にも言えるが過去の作品では[[地形]]適応の[[宇宙]]Bに悩まされた。[[強化パーツ]]や養成による補強や育成もできず、宇宙では攻撃力も自慢の防御力もガタ落ちであった。
 
他のスーパー系にも言えるが過去の作品では[[地形]]適応の[[宇宙]]Bに悩まされた。[[強化パーツ]]や養成による補強や育成もできず、宇宙では攻撃力も自慢の防御力もガタ落ちであった。
162行目: 205行目:  
:'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[加速]]、[[友情]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[加速]]、[[友情]]、[[熱血]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
:'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]'''
+
:;SFC版
;[[スーパーロボット大戦EX|EX(PS版)]]
+
::'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]'''
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]'''
+
:;PS版
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]][[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]
+
::'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]'''
 +
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
 
:'''[[加速]]、[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[集中]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[加速]]、[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[集中]]、[[熱血]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]
 
:'''[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[努力]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[加速]]'''
 
:'''[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[努力]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[加速]]'''
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]
  −
:'''[[必中]]、[[加速]]、[[努力]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]'''
   
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
:'''[[根性]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[加速]]'''
 
:'''[[根性]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[加速]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]
 +
:'''[[根性]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[ひらめき]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
:'''[[ド根性]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[気合]]'''
 
:'''[[ド根性]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[気合]]'''
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
+
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
 
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''
 
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 +
:'''[[根性]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
:'''[[加速]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[突撃]]'''
 
:'''[[加速]]、[[努力]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[突撃]]'''
185行目: 231行目:  
;[[スーパーロボット大戦D|D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D|D]]
 
:'''[[加速]]、[[不屈]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[突撃]]'''
 
:'''[[加速]]、[[不屈]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[突撃]]'''
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
+
;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
:'''[[根性]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''
+
:'''[[不屈]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]([[魂]])、[[気迫]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]
 +
:'''[[必中]]、[[加速]]、[[努力]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]
 
;[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]
 
:'''[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[加速]]'''
 
:'''[[必中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[加速]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 +
:;TV版
 +
::'''[[不屈]]、[[加速]]、[[熱血]]'''
 +
:;INFINITY版
 +
::'''[[不屈]]、[[加速]]、[[友情]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時(TV版)
 +
::'''[[直感]]、[[友情]]、[[突撃]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時(INFINITY版)
 +
::'''[[必中]]、[[突撃]]、[[激闘]]'''
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
197行目: 254行目:  
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]
 
:'''[[切り払い|切り払いL3]]、[[底力]]'''
 
:'''[[切り払い|切り払いL3]]、[[底力]]'''
;[[スーパーロボット大戦64|64]]
  −
:'''[[底力|底力L7]]、[[切り払い|切り払いL3]]'''
   
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
:'''[[底力]]、[[切り払い|切り払いL6]]'''
 
:'''[[底力]]、[[切り払い|切り払いL6]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
:'''[[底力]]、[[切り払い|切り払いL1]]、[[援護|援護L1]]'''
 
:'''[[底力]]、[[切り払い|切り払いL1]]、[[援護|援護L1]]'''
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
+
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
 
:'''[[底力|底力L9]]、[[切り払い|切り払いL3]]、[[カウンター|カウンターL6]]'''
 
:'''[[底力|底力L9]]、[[切り払い|切り払いL3]]、[[カウンター|カウンターL6]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 +
:'''[[底力|底力L9]]、[[ブロッキング]]、[[カウンター|カウンターL6]]'''
 +
:[[再攻撃]]を取得させてやると「[[ファイナルダイナミックスペシャル]] → グレートブースター」などのコンボがでできるようになる。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
:'''[[統率|統率L3]]、[[頑固一徹]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]'''
 
:'''[[統率|統率L3]]、[[頑固一徹]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]'''
213行目: 271行目:  
;[[スーパーロボット大戦R|R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R|R]]
 
:'''[[底力|底力L8]]、[[防御|防御L1]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]、[[援護防御|援護防御L2]]'''
 
:'''[[底力|底力L8]]、[[防御|防御L1]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]、[[援護防御|援護防御L2]]'''
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
+
;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
:'''[[底力|底力L9]][[ブロッキング]][[カウンター|カウンターL6]]'''
+
:'''[[底力]]L6、[[見切り]]L3、[[ガード]]L1、[[サイズ差補正無視]]L1'''
:[[再攻撃]]を取得させてやると「[[ファイナルダイナミックスペシャル]] → グレートブースター」などのコンボがでできるようになる。
+
;[[スーパーロボット大戦64|64]]
 +
:'''[[底力|底力L7]][[切り払い|切り払いL3]]'''
    
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
+
;ミケーネ帝国への攻撃力+20%
:'''ミケーネ帝国への攻撃力+20%'''
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』にて採用。ミケーネ帝国勢の敵と戦うには彼を小隊長にするといいだろう。
:ミケーネ帝国勢の敵と戦うには彼を小隊長にするといいだろう。
+
;命中率+10%、クリティカル率+10%
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
+
:[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』にて採用。
:'''命中率+10%、クリティカル率+10%'''
+
;命中率+10%、クリティカル率+20%
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
+
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』にて採用。
:'''命中率+10%、クリティカル率+20%'''
      
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]
+
;気力130以上でPP開始時に「[[不屈]]」がかかる。
:'''気力130以上でPP開始時に「[[不屈]]」がかかる'''
+
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』にて採用
;[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]
+
;命中+20%
:'''命中+20%'''
+
:[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』にて採用。
 +
;精神コマンド「熱血」が、精神コマンド「魂」に変化する
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』『[[スーパーロボット大戦30|30]]』にて採用。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』における[[剣鉄也 (真マジンガー)|真マ版鉄也]]のエースボーナスと同一。
 +
:『T』では[[マジンパワー]]がZ、グレート両機に採用されているため、最終盤Zに追加武装が来るまでは最大火力が勝ることになる。
 +
:『30』ではマジンパワーは後半になってから追加される代わりにグレートにグレートブースターが追加され、更に[[マジンカイザー]]もほぼ同等の最大攻撃力を持つため最大火力の差に開きが少なくなった。
 +
 
 +
=== サポートアビリティ ===
 +
;過酷な訓練
 +
:SR。ボスWAVE時に攻撃力大アップ。
   −
== パイロット[[BGM]] ==
+
== パイロットBGM ==
 
;「おれはグレートマジンガー」
 
;「おれはグレートマジンガー」
 
:オープニング。
 
:オープニング。
 +
;「勇者はマジンガー」
 +
:エンディング。IMPACT、MX、APで採用されている
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 科学要塞研究所 ===
 
=== 科学要塞研究所 ===
 
;[[兜剣造]]
 
;[[兜剣造]]
:[[グレートマジンガー]]の開発者で、鉄也の育ての親。少年時代に孤児院から引き取られ、グレートマジンガーの操縦者となる為に彼に過酷な訓練を課せられたが、実の親子同然の絆を築いていた。しかし、それ故に終盤での甲児と鉄也の対立の一因となってしまい、彼の言葉によって甲児への嫉妬を捨てるものの、結果的には彼の死を招いてしまい、甲児とシローから剣造を奪ってしまった事を後悔する。
+
:[[グレートマジンガー]]の開発者で、鉄也の育ての親。少年時代に孤児院から引き取られ、グレートマジンガーの操縦者となる為に彼に過酷な訓練を課せられたが、実の親子同然の絆を築いていた。しかし、それ故に剣造への思慕と彼の実の息子である甲児に対する嫉妬心を募らせ対立を深めていく。そして剣造の言葉でようやく嫉妬心を捨て去るものの、結果的に彼の死を招いてしまい、甲児とシローから剣造を奪ってしまった事を深く後悔することになる。
 
;[[炎ジュン]]
 
;[[炎ジュン]]
 
:鉄也と共に兜剣造に引き取られた少女でパートナー。[[ビューナスA]]に乗る。
 
:鉄也と共に兜剣造に引き取られた少女でパートナー。[[ビューナスA]]に乗る。
 +
:『INFINITEY』では彼女と結婚しており、子供も儲けている。
 
;[[兜シロー]]
 
;[[兜シロー]]
 
:甲児には複雑な感情を示す鉄也だが、歳が離れているせいか彼に対しては厳しくも優しい良き兄貴分として接していた。心理描写がより生々しい桜多版でも良好な関係は変わらず、2人で悪ノリする場面も見受けられる。
 
:甲児には複雑な感情を示す鉄也だが、歳が離れているせいか彼に対しては厳しくも優しい良き兄貴分として接していた。心理描写がより生々しい桜多版でも良好な関係は変わらず、2人で悪ノリする場面も見受けられる。
247行目: 316行目:  
=== 光子力研究所 ===
 
=== 光子力研究所 ===
 
;[[兜甲児]]
 
;[[兜甲児]]
:マジンガーZ最終回及び映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」では彼を助ける。原作の終盤に甲児が帰国した際は当初こそ息の合った連携プレイを見せて関係も良好であったが、剣造と甲児の再会後に次第に自身の居場所が無くなるのを感じて嫉妬心を抱くようになり、彼に対して挑発的な態度を取った事や作戦面での意見の相違等が重なって対立状態に陥ってしまう。最後は兜博士やシローの説得によってわだかまりを解き、兜博士の死という悲劇がありながらも最終的には和解した。映画「決戦!大海獣」ではドラゴノザウルスに飲み込まれたボスの生死を巡って対立しかけたが、すぐに和解した。<br />小説版「スーパーロボット大戦」の時点ではさやかが「兄弟のようなもの」と言うまで関係が修復されており、直前の甲児の台詞と合わせると「甲児を心配して口煩く接してしまう兄」と言ったところか。
+
:マジンガーZ最終回及び映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」では彼を助ける。原作の終盤に甲児が帰国した際は当初こそ息の合った連携プレイを見せて関係も良好であったが、剣造と甲児の再会後に次第に自身の居場所が無くなるのを感じて嫉妬心を抱くようになり、彼に対して挑発的な態度を取った事や作戦面での意見の相違等が重なって対立状態に陥ってしまう。最後は兜博士やシローの説得によってわだかまりを解き、兜博士の死という悲劇がありながらも最終的には和解した。映画「決戦!大海獣」では[[ドラゴノザウルス]]に飲み込まれたボスの生死を巡って対立しかけたが、すぐに和解した。<br />小説版「スーパーロボット大戦」の時点ではさやかが「兄弟のようなもの」と言うまで関係が修復されており、直前の甲児の台詞と合わせると「甲児を心配して口煩く接してしまう兄」と言ったところか。
    
=== ミケーネ帝国 ===
 
=== ミケーネ帝国 ===
 
;[[暗黒大将軍]]
 
;[[暗黒大将軍]]
:お互い認め合う[[ライバル]]。
+
:お互いに認め合う[[ライバル]]。
 
;[[地獄大元帥]]
 
;[[地獄大元帥]]
:事実上、本編に於けるラスボス。
+
:『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』に於ける事実上の[[ラストボス|ラスボス]]。
 
;[[闇の帝王]]
 
;[[闇の帝王]]
:原作では、後日談作品も含めて決着がつかなかったが、[[第2次α]]では雌雄を決する事に。
+
:ミケーネ帝国の最高権力者であるが、原作において直接対決をする事が無く、後日談作品も含めて決着が付かなかった。
;不動明(デビルマン)
+
:しかし、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』において遂に雌雄を決する戦いが実現する。
:漫画作品『デビルマン対闇の帝王』では、不本意ながらも闇の帝王の軍門に下った彼から攻撃対象として狙われるが、デビルマンとしての姿を晒した明に臆する事無く、病み上がりの身体に鞭打って闘志を滾らせる。
+
;[[ダンテ]]
 +
:原作では直接面識はないが、『[[α外伝]]』では[[ガレリィ長官]]の協力もあって彼の心の隙に付け入り洗脳に成功する。仲間が倒すことでその洗脳が解けるが、鉄也自身が洗脳をはねのけダンテを倒すパターンもある。
 +
;[[不動明]]/[[デビルマン]]
 +
:[[漫画]]『デビルマン対闇の帝王 DEVILMAN vs HADES』では、不本意ながらも闇の帝王の軍門に降った彼から攻撃対象として狙われるが、デビルマンとしての姿を晒した明に臆する事無く、病み上がりの身体に鞭打って[[闘志]]を滾らせる。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
271行目: 343行目:  
:34話のゲストキャラクターである少女。戦闘獣とグレートマジンガーの戦いに巻き込まれて愛犬のジョンが死亡した事で鉄也を憎む。
 
:34話のゲストキャラクターである少女。戦闘獣とグレートマジンガーの戦いに巻き込まれて愛犬のジョンが死亡した事で鉄也を憎む。
 
;浜川陽一
 
;浜川陽一
:46話のゲストキャラクター。兜博士の知り合いである浜川博士の息子で、彼からは兄さんと慕われる程、仲の良い関係を築いていたが…。
+
:46話のゲストキャラクター。兜博士の知り合いである浜川博士の息子で、彼からは兄さんと慕われる程、仲の良い関係を築いていた。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
280行目: 352行目:  
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
==== ダイナミック系 ====
 
==== ダイナミック系 ====
 +
;[[剣鉄也 (真マジンガー)]]
 +
:平行世界の同一人物。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』のエキスパンション・シナリオではEDにて記憶を取り戻した[[叢雲総司|ソウジ]]、[[如月千歳|チトセ]]、[[ナイン]]達によって、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]における彼の存在を知らされる事になる。
 
;[[デューク・フリード]]
 
;[[デューク・フリード]]
 
:劇場版で共演。年齢設定ではデュークの方が年上だが、劇中では「大介君」で接している。
 
:劇場版で共演。年齢設定ではデュークの方が年上だが、劇中では「大介君」で接している。
293行目: 367行目:  
:劇場版で共演済み。彼が死亡する「グレートマジンガー対ゲッターロボG」ではその死を悼み、スパロボにおいても[[Z]]や[[第2次α]]でも同様に悔やんだ。原作ではムサシ君と呼ぶが、SRWではムサシと呼ぶ。
 
:劇場版で共演済み。彼が死亡する「グレートマジンガー対ゲッターロボG」ではその死を悼み、スパロボにおいても[[Z]]や[[第2次α]]でも同様に悔やんだ。原作ではムサシ君と呼ぶが、SRWではムサシと呼ぶ。
 
;[[車弁慶]]
 
;[[車弁慶]]
:劇場版で共演済み。それほど深い絡みはないが、[[α外伝]]では[[プリベンター]]を抜けた鉄也を弁慶が心配する場面がある。
+
:劇場版で共演済み。それほど深い絡みはないが、[[α外伝]]ではプリベンターを抜けた鉄也を弁慶が心配する場面がある。
 
;[[早乙女博士]]
 
;[[早乙女博士]]
:劇場版で共演済み。[[第2次α]]ではミケーネ軍に人質として[[マジンカイザー]]に乗せられた[[弓弦之助|弓教授]]と同じく、やはり人質として[[真ゲッターロボ]]に乗せられた彼を前にして、あえて両博士の命が失われる事態となっても両機を止めようと、悲壮な決断をする事に。
+
:劇場版で共演済み。[[第2次α]]ではミケーネ軍に人質として[[マジンカイザー]]に乗せられた[[弓弦之助|弓教授]]と同じく、やはり人質として[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に乗せられた彼を前にして、あえて両博士の命が失われる事態となっても両機を止めようと、悲壮な決断をする事に。
 
;[[ガレリィ長官]]
 
;[[ガレリィ長官]]
 
:α外伝では彼の製作した思念波増幅装置によって甲児への憎しみを利用され、洗脳される事になる。
 
:α外伝では彼の製作した思念波増幅装置によって甲児への憎しみを利用され、洗脳される事になる。
304行目: 378行目:  
:[[第2次α]]・[[第3次α]]で共演。ダイナミック繋がりやどちらも戦士として過酷な宿命を背負っている設定もあり絡む場面が多く、戦士としてのあり方に苦悩する彼に助言している。また、第2次αでは[[司馬遷次郎|司馬博士]]から訓練時のコーチ役を頼まれており、オフに於ける彼の行動も管理している様子。
 
:[[第2次α]]・[[第3次α]]で共演。ダイナミック繋がりやどちらも戦士として過酷な宿命を背負っている設定もあり絡む場面が多く、戦士としてのあり方に苦悩する彼に助言している。また、第2次αでは[[司馬遷次郎|司馬博士]]から訓練時のコーチ役を頼まれており、オフに於ける彼の行動も管理している様子。
 
;[[バレンドス親衛隊長]]
 
;[[バレンドス親衛隊長]]
:[[MX]]ではかつて[[グレートマジンガー]]を奪われたことで彼を「盗っ人」呼ばわりした挙句、彼の自慢のグレート軍団による戦略を「人形遊び」と揶揄した。
+
:[[MX]]ではかつてグレートマジンガーを奪われたことで彼を「盗っ人」呼ばわりした挙句、彼の自慢のグレート軍団による戦略を「人形遊び」と揶揄した。
 
;[[安倍晴明]]
 
;[[安倍晴明]]
 
:[[NEO]]では彼は[[光子力エネルギー]]の存在を危惧し、敵視していた。
 
:[[NEO]]では彼は[[光子力エネルギー]]の存在を危惧し、敵視していた。
 
;[[ドル・ガイスト]]
 
;[[ドル・ガイスト]]
 
:[[NEO]]では鉄也も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めて[[ファイナルダイナミックスペシャル]]をぶつけた相手でもある。
 
:[[NEO]]では鉄也も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めて[[ファイナルダイナミックスペシャル]]をぶつけた相手でもある。
 
+
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 +
:「地獄」を名乗るマジンガーパイロット。
 +
:[[X-Ω]]のイベント「平和を創った戦士たちへ…」では彼らと先輩と後輩の関係となっている。
 
==== 長浜ロマンロボシリーズ ====
 
==== 長浜ロマンロボシリーズ ====
 
;[[竜崎一矢]]
 
;[[竜崎一矢]]
326行目: 402行目:  
:[[第3次α]]では序盤の[[イデオン]]奪還作戦や終盤の雑談などで、彼らの「プロフェッショナル」としての力量を高く評価していた。
 
:[[第3次α]]では序盤の[[イデオン]]奪還作戦や終盤の雑談などで、彼らの「プロフェッショナル」としての力量を高く評価していた。
 
;[[藤原忍]]
 
;[[藤原忍]]
:基本的には対等な戦友であるが、[[α外伝]]では鉄也と対立した[[プリベンター]]組の一人。しかし一時[[プリベンター]]を抜けた鉄也を心配して追いかけたり、その後の鉄也と甲児との和解に喜んでいた。
+
:基本的には対等な戦友であるが、[[α外伝]]では鉄也と対立したプリベンター組の一人。しかし一時プリベンターを抜けた鉄也を心配して追いかけたり、その後の鉄也と甲児との和解に喜んでいた。
 
;[[司馬亮]]
 
;[[司馬亮]]
 
:スーパー系の面々では同じ年長組の一人で、[[α外伝]]では自軍を抜けようとする鉄也の複雑な感情を察知して忠告している。
 
:スーパー系の面々では同じ年長組の一人で、[[α外伝]]では自軍を抜けようとする鉄也の複雑な感情を察知して忠告している。
361行目: 437行目:  
:[[NEO]]では[[精霊石]]の力を暴走させてしまった事でアデューが生死不明になった事に大きなショックを受け、同時に自身のしてしまった事を悔いる彼女に対して、「何も悪くない」と気遣いの言葉をかけている。
 
:[[NEO]]では[[精霊石]]の力を暴走させてしまった事でアデューが生死不明になった事に大きなショックを受け、同時に自身のしてしまった事を悔いる彼女に対して、「何も悪くない」と気遣いの言葉をかけている。
 
;[[イズミ]]
 
;[[イズミ]]
:NEOにおいて[[電気王]]との戦いが原因で[[ミケーネ帝国]]との戦いで負った古傷が開いてしまった際、彼から「癒しの奇跡(回復魔法)」による治療を受ける。
+
:NEOにおいて[[電気王]]との戦いが原因でミケーネ帝国との戦いで負った古傷が開いてしまった際、彼から「癒しの奇跡(回復魔法)」による治療を受ける。
 
;[[電気王]]
 
;[[電気王]]
 
:NEOでは[[イオニア]]一行が[[アースティア]]に跳ばされている間に多くの侵略者達と戦っていた頃、彼とも何度も交戦しており、彼とは[[暗黒大将軍]]とのそれに近い[[ライバル]]関係となっている。
 
:NEOでは[[イオニア]]一行が[[アースティア]]に跳ばされている間に多くの侵略者達と戦っていた頃、彼とも何度も交戦しており、彼とは[[暗黒大将軍]]とのそれに近い[[ライバル]]関係となっている。
 +
;[[エルドラメンバー]]
 +
:[[T]]では偉大なる先達にして、過去の大戦での共闘相手。
 +
;[[ヴァン]]
 +
:Tでは彼とも親しく、ジュンが妊娠していることもあってか度々気にかけられている。
 +
;[[オオタコウイチロウ]]
 +
:Tでは昔の恩人。科学要塞研究所で指導を受けたことがある模様。
 +
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 +
:Tでは偉大な英雄として彼女達から尊敬され、特に海は大ファンなので慕われている。彼女達がまだ戦う力を持っていなかった時期から行動を共にすることが多く、保護者のようにその成長を厳しくも温かく見守り続けていた。やがて三人が窮地に陥った自分を助けようと奮戦する際は感慨深げに喜んでおり、その際の台詞も相まって、まさに三人にとってもう一人の父親的な存在である。
 +
;[[デボネア]]
 +
:Tにおける絶対に許せない敵の一人。世界に滅びと絶望を齎そうとするばかりでなく、自分の「[[ノヴァ|娘]]」を使い捨ての道具同然に扱った彼女に対して、「親」として強い怒りを向ける。
 +
;[[マクレーン]]
 +
:『30』では合体に失敗して悩んでいた彼に戦士としての心構えと誇りを説き、合体へと導いた。
    
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
390行目: 478行目:  
:[[α外伝]]ではヒイロと同様に他人に気持ちを伝えるのが苦手であると彼に評されるが、好意的には見られておらず、未来編に置いては[[ガンダム試作2号機]]の追撃を優先しなかったカトルを責めた為に激しい喧嘩をする場面も。
 
:[[α外伝]]ではヒイロと同様に他人に気持ちを伝えるのが苦手であると彼に評されるが、好意的には見られておらず、未来編に置いては[[ガンダム試作2号機]]の追撃を優先しなかったカトルを責めた為に激しい喧嘩をする場面も。
 
:[[D]]ではグラキエースへの憎悪と嫉妬に駆られた際に彼に諭された。
 
:[[D]]ではグラキエースへの憎悪と嫉妬に駆られた際に彼に諭された。
 +
:余談ながら、『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY|INFINITY]]』版の鉄也と声優が同じである。
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
 
:Dにてグラキエースへの憎悪と嫉妬に駆られた際にデュオやヒイロ達と共に彼に諭された。[[α外伝]]では[[ガンダム試作2号機]]の追撃より味方の救出を優先した彼を責めてデュオと対立することに。
 
:Dにてグラキエースへの憎悪と嫉妬に駆られた際にデュオやヒイロ達と共に彼に諭された。[[α外伝]]では[[ガンダム試作2号機]]の追撃より味方の救出を優先した彼を責めてデュオと対立することに。
395行目: 484行目:  
==== ガンダムSEEDシリーズ ====
 
==== ガンダムSEEDシリーズ ====
 
;[[シン・アスカ]]
 
;[[シン・アスカ]]
:[[Z]]の原作ルートでは、仲間である彼の説得を必死に行う。他の面々と比べると感情的では無いが、シンの精神状態が極めて不安定である事を看破し、その危険性を指摘しつつも堂々と迎え撃とうとした辺り、彼を戦士として認めていたと思われる。<br />共に続編物の主人公である事を始め、似通った面もいくつか見受けられる。
+
:[[Z]]』の原作ルートでは、仲間である彼の説得を必死に行う。他の面々と比べると感情的では無いが、シンの精神状態が極めて不安定である事を看破し、その危険性を指摘しつつも堂々と迎え撃とうとした辺り、彼を戦士として認めていたと思われる。
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:[[Z]]では彼の不殺の信念の矛盾点を鋭く指摘し、激しく非難した。
+
:『Z』では彼の不殺の信念の矛盾点を鋭く指摘し激しく非難したが、『[[ZSPD]]』では彼も含めたメンツと雑談を交わしている事から、普通に会話する程度には関係性が改善されている模様。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:[[Z]]のセツコ編38話ではキラとシンの事しか頭に入っていない彼の優柔不断な行動に怒りを露にしていた。
+
:『Z』のセツコ編38話ではキラとシンの事しか頭に入っていない彼の優柔不断な行動に怒りを露にしていた。
 
;[[ラクス・クライン]]、[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[ラクス・クライン]]、[[マリュー・ラミアス]]
:[[Z]]の終盤に共闘を申し出た彼女達に対してそれまでの行いを咎め、徹底して非難の言葉をぶつけた。これまで散々戦場を掻き乱しておきながら、今更になって何食わぬ顔で協力を申し出る彼女達の態度が許せなかったのだろう。通常ルートに至っては、月面での共闘の際に「少しでもおかしな行動を見せたら後ろからでも撃つ」と言うほど、彼女達に対しては怒気を発していた。
+
:『Z』の終盤に共闘を申し出た彼女達に対してそれまでの行いを咎め、徹底して非難の言葉をぶつけた。これまで散々戦場を掻き乱しておきながら、今更になって何食わぬ顔で協力を申し出る彼女達の態度が許せなかったのだろう。通常ルートに至っては、月面での共闘の際に「少しでもおかしな行動を見せたら後ろからでも撃つ」と言うほど、彼女達に対しては怒気を発していた。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[ジロン・アモス]]
 
;[[ジロン・アモス]]
:[[α外伝]]の未来編序盤において鉄也とともに登場する数少ない主人公同士であり、両親を失ったジロンの事情を知って複雑な感情を見せ、ティンプを討とうとするジロンを止めるかの選択肢も登場する。また、甲児との対立で自軍を出ようとする鉄也の行動をジロンが否定する場面も。
+
:[[α外伝]]の未来編序盤において鉄也とともに登場する数少ない主人公同士であり、両親を失ったジロンの事情を知って複雑な感情を見せ、[[ティンプ・シャローン|ティンプ]]を討とうとするジロンを止めるかの選択肢も登場する。また、甲児との対立で自軍を出ようとする鉄也の行動をジロンが否定する場面も。
 
;[[エルチ・カーゴ]]
 
;[[エルチ・カーゴ]]
 
:α外伝では、[[キッド・ホーラ|キッド]]の抜けた穴を埋めるために、彼女から用心棒として雇い入れられる。
 
:α外伝では、[[キッド・ホーラ|キッド]]の抜けた穴を埋めるために、彼女から用心棒として雇い入れられる。
 +
;[[ガルド・ゴア・ボーマン]]、[[イサム・ダイソン]]
 +
:α外伝で個人的な感情で仲間に迷惑をかけたことを伝えようとした際に「個人的な感情で仲間に迷惑をかけた」「迷惑を掛けられた」立場から、「過ちを認めたら、これからが大事である」ことをフォローされた。
 
;[[シーラ・ラパーナ]]、[[カワッセ・グー]]
 
;[[シーラ・ラパーナ]]、[[カワッセ・グー]]
 
:[[F完結編]]では[[グラン・ガラン]]に乗せてもらい、[[ブライト・ノア|ブライト]]率いる[[ロンド・ベル]]隊に合流する。
 
:[[F完結編]]では[[グラン・ガラン]]に乗せてもらい、[[ブライト・ノア|ブライト]]率いる[[ロンド・ベル]]隊に合流する。
416行目: 507行目:  
;[[ダイゴウジ・ガイ]]
 
;[[ダイゴウジ・ガイ]]
 
:Rでは、『ゲキ・ガンガー3』の見過ぎでヒーローに憧れるあまり敵の出現を喜んだりする彼に、『戦闘のプロ』として厳しくツッコんだ。
 
:Rでは、『ゲキ・ガンガー3』の見過ぎでヒーローに憧れるあまり敵の出現を喜んだりする彼に、『戦闘のプロ』として厳しくツッコんだ。
 +
 +
=== その他の版権作品 ===
 +
;[[ギャバン]] / 一条寺烈
 +
:[[X-Ω]]のイベント「希望が導いた想像」では共に甲児や[[早瀬浩一|浩一]]達を鍛え上げている。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
;[[マサキ・アンドー]]、[[シロ]]、[[クロ]]
+
;[[マサキ・アンドー]]、[[シロ (魔装機神)|シロ]]、[[クロ]]
 
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では、序盤で[[科学要塞研究所]]が[[ティターンズ]]部隊の襲撃を受け窮地に陥っていた所、応援に駆けつけた彼らに助けられる。
 
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では、序盤で[[科学要塞研究所]]が[[ティターンズ]]部隊の襲撃を受け窮地に陥っていた所、応援に駆けつけた彼らに助けられる。
 +
;[[ユージン・コズラウスキー]]
 +
:彼から憧れられている。
 +
;[[フォルカ・アルバーク]]
 +
:当初は彼を疑っていたが、次第に彼に対する認識を改め、認めるように。
 
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]
 
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]
 
:[[D]]における相棒かつ親友。ジョッシュと[[ルイーナ]]の関係を疑いながらも信頼関係を築き上げる。[[グラキエース]]が仲間になるルートではジョッシュが一時行方不明になった際、「俺がジョッシュを責めたりしなければ」と自らの行動を悔やんでいた。EDでは、全てが終わった後の[[南極]]の雪原にて、彼の父親に対する複雑な想いを聞く事になる。
 
:[[D]]における相棒かつ親友。ジョッシュと[[ルイーナ]]の関係を疑いながらも信頼関係を築き上げる。[[グラキエース]]が仲間になるルートではジョッシュが一時行方不明になった際、「俺がジョッシュを責めたりしなければ」と自らの行動を悔やんでいた。EDでは、全てが終わった後の[[南極]]の雪原にて、彼の父親に対する複雑な想いを聞く事になる。
426行目: 525行目:  
;[[グラキエース]]、[[ウェントス]]
 
;[[グラキエース]]、[[ウェントス]]
 
:[[ルイーナ]]の[[メリオルエッセ]]である彼らに憎悪を露にし、仲間になる際にも拳銃を突きつけたりする。特に[[グラキエース]]に対しては憎悪と同時に嫉妬の感情も抱いていたものと思われる。やがては、彼らに対しても徐々に認識を改めていく。
 
:[[ルイーナ]]の[[メリオルエッセ]]である彼らに憎悪を露にし、仲間になる際にも拳銃を突きつけたりする。特に[[グラキエース]]に対しては憎悪と同時に嫉妬の感情も抱いていたものと思われる。やがては、彼らに対しても徐々に認識を改めていく。
;[[フォルカ・アルバーク]]
  −
:当初は彼を疑っていたが、次第に彼に対する認識を改め、認めるように。
   
;[[ヒューゴ・メディオ]]
 
;[[ヒューゴ・メディオ]]
 
:[[サイ・サイシー]]の手料理に舌鼓を打ちながら、互いのサバイバル訓練時に食したゲテモノ料理のメニューについて語り合う。因みに、この一連の体験談は[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]が元ネタ。
 
:[[サイ・サイシー]]の手料理に舌鼓を打ちながら、互いのサバイバル訓練時に食したゲテモノ料理のメニューについて語り合う。因みに、この一連の体験談は[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]が元ネタ。
438行目: 535行目:  
;[[セツコ・オハラ]]
 
;[[セツコ・オハラ]]
 
:コーチを頼み込んできた彼女を熱心に指導した。セツコの戦いに対する思いと努力を師として認めており、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]第31話の[[ツィーネ・エスピオ|ツィーネ]]に対する台詞からもそれが窺える。ちなみに、特訓を自分から頼んできたのは今のところセツコのみである。
 
:コーチを頼み込んできた彼女を熱心に指導した。セツコの戦いに対する思いと努力を師として認めており、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]第31話の[[ツィーネ・エスピオ|ツィーネ]]に対する台詞からもそれが窺える。ちなみに、特訓を自分から頼んできたのは今のところセツコのみである。
;[[ユージン・コズラウスキー]]
+
;[[サイゾウ・トキトウ]]、[[サギリ・サクライ]]
:彼から憧れられている。
+
:『T』では[[VTXユニオン]]の特務三課に出向し、[[T3]]のメンバーの中でも特に古くからの付き合いの戦友となる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
450行目: 547行目:  
:第1話冒頭、嵐の中でのグレートマジンガーの飛行訓練を行なおうとする兜博士に対してジュンと研究所の所員が反対する中、訓練を行なう事に嬉々として応じる鉄也の台詞。グレートマジンガーのパイロットとしての自信とプライドが早々と感じられる。
 
:第1話冒頭、嵐の中でのグレートマジンガーの飛行訓練を行なおうとする兜博士に対してジュンと研究所の所員が反対する中、訓練を行なう事に嬉々として応じる鉄也の台詞。グレートマジンガーのパイロットとしての自信とプライドが早々と感じられる。
 
;「ボス、惚れたはれたは自分の顔を見て言うんだな。それが女にもてる顔かよ」
 
;「ボス、惚れたはれたは自分の顔を見て言うんだな。それが女にもてる顔かよ」
:第1話でジュンに一目惚れして彼女にアプローチをかけるボスに呆れての台詞。何気に酷いが、ボスも自分の容姿を弱点であると自覚していたようである。
+
:第1話。ジュンに一目惚れして彼女にアプローチをかけるボスに呆れての台詞。何気に酷いが、ボスも自分の容姿を弱点であると自覚していたようである。
 
;「それにお前はこのボロットに似て図体だけはでっかくて頭はからっきしだな。つまり、バカって事だ」
 
;「それにお前はこのボロットに似て図体だけはでっかくて頭はからっきしだな。つまり、バカって事だ」
 
:上の言葉に怒ったボスが鉄也に突っかかれるもあっさり避けられてボロットに頭をぶつけた時の台詞。飛行実験に失敗してボロットの下敷きになりかねなかったとはいえ、これでもかという程ボロクソである。
 
:上の言葉に怒ったボスが鉄也に突っかかれるもあっさり避けられてボロットに頭をぶつけた時の台詞。飛行実験に失敗してボロットの下敷きになりかねなかったとはいえ、これでもかという程ボロクソである。
456行目: 553行目:  
:原作ではマジンガーZに乗った事が無い鉄也だが、専用バイクにロケットパンチが搭載されている為、この台詞を言った事がある。
 
:原作ではマジンガーZに乗った事が無い鉄也だが、専用バイクにロケットパンチが搭載されている為、この台詞を言った事がある。
 
;「肌が白く生まれようと黒く生まれようとそれが人間にとってどれだけ重大な問題なんだ!」
 
;「肌が白く生まれようと黒く生まれようとそれが人間にとってどれだけ重大な問題なんだ!」
:19話で黒人とのハーフである故のコンプレックスに苛まれるジュンに対し、平手打ちにして諭した台詞。ジュンを心配しているこその厳しい態度であるが、女である事の微妙な心理までは理解できず、ジュンのコンプレックスを取り除く事が出来なかった。
+
:19話。黒人とのハーフである故のコンプレックスに苛まれるジュンに対し、平手打ちにして諭した台詞。ジュンを心配しているこその厳しい態度であるが、女である事の微妙な心理までは理解できず、ジュンのコンプレックスを取り除く事が出来なかった。
 
;「暗黒大将軍…歩む道を誤ってしまったがお前は勇敢な将軍だった…」
 
;「暗黒大将軍…歩む道を誤ってしまったがお前は勇敢な将軍だった…」
 
:宿敵・暗黒大将軍を倒した後の台詞。スパロボにおいてもDVEで再現された。
 
:宿敵・暗黒大将軍を倒した後の台詞。スパロボにおいてもDVEで再現された。
 +
;「ゆうべは勉強して徹夜に近かったんだ、もう少し寝かしてくれよ」
 +
:40話。ジュンに朝寝坊を咎められてのセリフ。だが実際には徹夜で漫画を読みふけってのもので鉄也には珍しいギャグシーン。
 
;「わかった…。必ず勝ってみせる、必ず!」
 
;「わかった…。必ず勝ってみせる、必ず!」
:46話で危篤状態になりながらもグレートマジンガーの勝利を願う陽一少年に対しての約束。不治の病と必死に戦う陽一の姿を見て、鉄也は戦闘獣ソルゴスへの恐怖心を拭い去り、勝利を収めるが…。
+
:46話。危篤状態になりながらもグレートマジンガーの勝利を願う陽一少年に対しての約束。不治の病と必死に戦う陽一の姿を見て、鉄也は戦闘獣ソルゴス(SRW未登場)への恐怖心を拭い去り、勝利を収めるが…。
;「本当に良く来てくれた。ありがとう。」
+
;「陽一君…何故、何故待てなかったんだ! 何故待てなかったんだよ! 今度の勝利は君がもたらしてくれたじゃないか。俺に勇気を与えてくれたじゃないか。だから俺は敵をやっつけた!それなのにお前は、どうして死んじまったんだ…どうしてなんだよ!?」
:53話でアメリカから帰国した甲児と共闘して勝利を得た際、お互いに称え合いながらの甲児への感謝の台詞。この時点では甲児と良き戦友と言える関係を築いていたが…。
+
:ソルゴスを討ち果たすも、帰還した鉄也を待っていたのは事切れた陽一少年だった…。
 +
;「本当に良く来てくれた。ありがとう」
 +
:53話。アメリカから帰国した甲児と共闘して勝利を得た際、お互いに称え合いながらの甲児への感謝の台詞。この時点では甲児と良き戦友と言える関係を築いていた。
 
;「フッ、俺達には何年経っても巡り合う肉親なんて無いんだもんな。」
 
;「フッ、俺達には何年経っても巡り合う肉親なんて無いんだもんな。」
:54話で甲児と剣造の再会で居場所を無くしたと感じ、管制室でジュンと寂しく呟く。
+
:54話。甲児と剣造の再会で居場所を無くしたと感じ、管制室でジュンと寂しく呟く。
 
;「このぐらいの事をしなくちゃ、訓練の内には入らないぜ」<br />「甲児君、油断をするな! そんな甘っちょろい事では作戦のリーダーにはなれはしない!」
 
;「このぐらいの事をしなくちゃ、訓練の内には入らないぜ」<br />「甲児君、油断をするな! そんな甘っちょろい事では作戦のリーダーにはなれはしない!」
:55話の冒頭でグレートマジンガーとマジンガーZの飛行訓練の場面で、マジンガーZに何度も不意打ちを仕掛けた際の台詞。鉄也の甲児に対する嫉妬が露骨に表れ始めた場面で、その後の会議で対立がエスカレートする。
+
:55話の冒頭、グレートマジンガーとマジンガーZの飛行訓練の場面にて、マジンガーZに何度も不意打ちを仕掛けた際の台詞。鉄也の甲児に対する嫉妬が露骨に表れ始めた場面で、その後の会議で対立がエスカレートする。
 
;「くそう、兜甲児なんかに負けられるか。俺は誰にもすくわれない孤児なんだ。兜博士の手の中でぬくぬくと生活できるあいつと訳が違うんだ」
 
;「くそう、兜甲児なんかに負けられるか。俺は誰にもすくわれない孤児なんだ。兜博士の手の中でぬくぬくと生活できるあいつと訳が違うんだ」
 
:55話で甲児との対立を深めていく鉄也の心中。
 
:55話で甲児との対立を深めていく鉄也の心中。
474行目: 575行目:  
:甲児へのひがみを兜博士に諭された後、再び甲児とともに戦う事を決意した際の台詞。
 
:甲児へのひがみを兜博士に諭された後、再び甲児とともに戦う事を決意した際の台詞。
 
;「くそう、なんてざまだ。こんな奴らにてこずるグレートマジンガーでは無かったのに」
 
;「くそう、なんてざまだ。こんな奴らにてこずるグレートマジンガーでは無かったのに」
:最終回後半、ミケーネの一般兵であるミケーネスの一斉射撃にさらされ、思うように撃退でてない時の台詞。鉄也自身が負傷し、グレートマジンガーも大ダメージを受けているとはいえ、マジンガーZの最終回とは対照的である。
+
:最終回後半、ミケーネの[[一般兵]]であるミケーネスの一斉射撃にさらされ、思うように撃退でてない時の台詞。鉄也自身が負傷し、グレートマジンガーも大ダメージを受けているとはいえ、マジンガーZの最終回とは対照的である。
 
;「兜博士、どうか俺の至らなさを許してください。所長は俺に甲児君やシローに劣らない愛情を示してくれた。 所長は命を懸けて俺に大きな愛を教えてくれたんだ…」
 
;「兜博士、どうか俺の至らなさを許してください。所長は俺に甲児君やシローに劣らない愛情を示してくれた。 所長は命を懸けて俺に大きな愛を教えてくれたんだ…」
 
:最終回終盤、病室にて亡くなった兜博士を回顧して。鉄也は自身の過ちが兜博士を死なせてしまった事に後悔するが、ジュンの励ましにより再起を誓う。
 
:最終回終盤、病室にて亡くなった兜博士を回顧して。鉄也は自身の過ちが兜博士を死なせてしまった事に後悔するが、ジュンの励ましにより再起を誓う。
487行目: 588行目:  
;「あれじゃ、きっと生きてはいまい…」
 
;「あれじゃ、きっと生きてはいまい…」
 
:映画「決戦!!大海獣」でボスらが乗ったボスボロットがドラゴノザウルスに飲み込まれた後、その事実に動揺する甲児に言い放つが、逆に甲児の怒りを招いてしまう。しかし大介の仲裁があった事やボスの生存が互いにボスを助けようとする気持ちを認めた為、早く和解した。
 
:映画「決戦!!大海獣」でボスらが乗ったボスボロットがドラゴノザウルスに飲み込まれた後、その事実に動揺する甲児に言い放つが、逆に甲児の怒りを招いてしまう。しかし大介の仲裁があった事やボスの生存が互いにボスを助けようとする気持ちを認めた為、早く和解した。
 +
;「昔ながらの商店街があって。近くに顔なじみなんかもたくさんできてさ。そんなふうな街で子供を作って家族で暮らしたい。いいかな」
 +
:映画「[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]」のジュンの回想シーンより。ジュンへのプロポーズの言葉。この言葉を言うまでの顛末は漫画「マジンガーZ インターバルピース」にて描かれている。
    
=== 桜多吾作版 ===
 
=== 桜多吾作版 ===
;「俺が今まで必死にやってきたのは 俺がこの世に存在するする事をわかってほしかった…」<br/>「愛されなくてもいい…俺がいる事を理解して欲しかったんだ…」<br/>「甲児が帰ってきた今となっては 俺に残された唯一の道は…よりすぐれた戦闘でみとめてもらうしかないんだ!」
+
;「俺が今まで必死にやってきたのは 俺がこの世に存在する事をわかってほしかった…」<br/>「愛されなくてもいい…俺がいる事を理解して欲しかったんだ…」<br/>「甲児が帰ってきた今となっては 俺に残された唯一の道は…よりすぐれた戦闘でみとめてもらうしかないんだ!」
 
:
 
:
   496行目: 599行目:  
;「俺は戦闘のプロだぜ、外しはしない!」
 
;「俺は戦闘のプロだぜ、外しはしない!」
 
:[[合体攻撃]]時の台詞。IMPACTが初出で、PV等でもよく採用されており、インターネット上では「'''プロ'''」という仇名で親しまれる。
 
:[[合体攻撃]]時の台詞。IMPACTが初出で、PV等でもよく採用されており、インターネット上では「'''プロ'''」という仇名で親しまれる。
 +
:後の『[[スーパーロボット大戦T|T]]』ではINFINITY版の鉄也が、回避時に上記の台詞の一部分をアレンジした台詞を言っている。
 
;「甲児君、なれてないなんて言うなよ!」
 
;「甲児君、なれてないなんて言うなよ!」
:スパロボにおいて甲児との合体攻撃の際にたまに言う台詞。 戦闘になれてない、とかそう言う意味なのだろうが、なぜかそっち系だとネタにされる。
+
:スパロボにおいて甲児との合体攻撃の際にたまに言う台詞。戦闘になれてない、とかそう言う意味なのだろうが、なぜかそっち系だとネタにされる。
 
;「暗黒大将軍! 正々堂々と勝負だ!」
 
;「暗黒大将軍! 正々堂々と勝負だ!」
 
:[[第2次α]]での戦闘台詞。この台詞の後にグレートブースターなどの飛び道具による攻撃を行い、暗黒大将軍は律儀に剣で反撃してくる(わざわざ空まで飛んできて)場合が多く、一部でネタにされる。
 
:[[第2次α]]での戦闘台詞。この台詞の後にグレートブースターなどの飛び道具による攻撃を行い、暗黒大将軍は律儀に剣で反撃してくる(わざわざ空まで飛んできて)場合が多く、一部でネタにされる。
510行目: 614行目:  
'''[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]])'''
 
'''[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]])'''
 
;「今の任務が終われば、彼らと一緒に戦うようになる。話はその時でいいさ」
 
;「今の任務が終われば、彼らと一緒に戦うようになる。話はその時でいいさ」
:第25話「シャーキン悪魔の戦い」で[[妖魔帝国]]との最終決戦を征した後、ジュンから[[ロンド・ベル]]隊の面々へ挨拶を促されるも上述の台詞を告げ次なる任務に就く。
+
:極東地区ルート第25話「シャーキン悪魔の戦い」で[[妖魔帝国]]との最終決戦を征した後、ジュンから[[ロンド・ベル]]隊の面々への挨拶を促されるも上述の台詞を告げ次なる任務に就く。
:遊撃部隊として任務を最優先にしていたα時代のスタンスが窺える一幕。
+
:遊撃部隊として任務を最優先にしていた『α(DC)』時代のスタンスが窺える一幕。
 
;「ロンド=ベル隊は無茶な作戦ばかり考えつくと聞いていたが本当だな」<br />「…俺はグレートマジンガーのパイロットになるため、小さい頃から戦闘訓練を受けている」<br />「だから、この手の作戦は望むところだ。もっとも、他の連中はどうか知らんがな」
 
;「ロンド=ベル隊は無茶な作戦ばかり考えつくと聞いていたが本当だな」<br />「…俺はグレートマジンガーのパイロットになるため、小さい頃から戦闘訓練を受けている」<br />「だから、この手の作戦は望むところだ。もっとも、他の連中はどうか知らんがな」
:第48話「誰がために鐘は踊る」より、作中後半正式に[[ロンド・ベル]]隊所属となり、初めての作戦となるノリコとカズミを外宇宙に送り出す援護作戦のメンバーに選ばれた際の台詞。
+
:第48話「誰がために鐘は踊る」より、作中後半正式に[[ロンド・ベル]]隊所属となり、初めての作戦となる[[タカヤノリコ|ノリコ]]と[[アマノカズミ|カズミ]]を外宇宙に送り出す援護作戦のメンバーに選ばれた際の台詞。
:幼い頃から戦闘のプロフェッショナルとして訓練を積んできた鉄也の自信とプライドが表れている一方で他のメンバーとの微妙な温度差も垣間見え、以後のα作中においては一応隊に溶け込んでいるものの、α外伝において他のメンバーとの確執が現れ始めたときはα時代の[[ロンド・ベル]]隊の甘さに振り回されてきたと批判する言動があり、α外伝の伏線ともとれる言葉。
+
:幼い頃から戦闘のプロフェッショナルとして訓練を積んできた、鉄也の自信とプライドが表れている一方で他のメンバーとの微妙な温度差も垣間見える台詞。
 +
;「ならば、全力を尽くして助け出せばいい。俺達も協力する!」
 +
:ゴラオン隊ルート第55話「父の胸の中で泣け!」より。「父子の再会」というシチュエーションに感じ入るものが有ったのか、基本的にロンド・ベルの面々と距離を置いている『α(DC)』時代の鉄也も、積極的に[[剛健一|健一]]へと助力を申し出る。
 +
;「今までは協力的だったが、それは裏を返せば使徒撃退のために俺達を利用していたとも考えられる」
 +
:第61話「運命の矢」で、全ての[[使徒]]の殲滅した[[NERV]]の今後の動向について[[神隼人|隼人]]達とディスカッションを展開していた際、図らずも[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]の真意そのものを言い当てる。
 
;「甲児君、この戦いが終わったら所長を君に紹介するよ」<br />「その時にはきっと所長も君に会ってくれるだろう。だから、お互い必ず生きて帰ろうぜ」
 
;「甲児君、この戦いが終わったら所長を君に紹介するよ」<br />「その時にはきっと所長も君に会ってくれるだろう。だから、お互い必ず生きて帰ろうぜ」
:高熟練度ルート第66話「絶望の宴は今から始まる」にて、甲児と家族についての話になった際に。鉄也は「所長が自分の親代わりである」と発言し、この約束を甲児と交わす。この時点では甲児の良き兄貴分にしか見えなかったが…
+
:高熟練度ルート第66話「絶望の宴は今から始まる」にて、甲児と家族についての話になった際に。鉄也は自分達が孤児であること、そして「所長が自分の親代わりである」ことを明かし、この約束を甲児と交わす。この時点では甲児の良き兄貴分にしか見えなかった。
    
'''[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]'''
522行目: 630行目:  
:極東支部ルート第4話「正義は我にあり」でグレート初出撃に際しての台詞だが、何と'''野田圭一氏による[[DVE]]'''である。
 
:極東支部ルート第4話「正義は我にあり」でグレート初出撃に際しての台詞だが、何と'''野田圭一氏による[[DVE]]'''である。
 
;「俺の世界じゃ3日経とうが一週間経とうが、親の仇討ちをする奴の方が多いぜ」<br />「もっとも、親ってのがいればの話だがな」
 
;「俺の世界じゃ3日経とうが一週間経とうが、親の仇討ちをする奴の方が多いぜ」<br />「もっとも、親ってのがいればの話だがな」
:第11話「なんで掟を破るのさ」で3日の掟に反して一週間に殺された親の仇であるティンプを追っていることをダイクたちに笑われたジロンに対して。
+
:第11話「なんで掟を破るのさ」で、マップ中の選択肢で「ジロンを止めない」を選択した場合のシナリオエンドデモより。3日の掟に反して一週間に殺された親の仇であるティンプを追っていることを[[ダイク]]たちに笑われたジロンに対して。自身の境遇を自嘲しつつもジロンを擁護すると同時に、3日の掟に疑問を抱いている。
 +
:なお、ジロンを止めた場合も掟に疑問を抱き、シビリアンがイノセントを恐れている事を看破している。
 
;「…機械獣ごときに手こずっているようじゃ先が思いやられるぜ」
 
;「…機械獣ごときに手こずっているようじゃ先が思いやられるぜ」
 
:ビニシティルート第18話「機械の獣たち」で甲児と再会した鉄也が言い放った台詞。当然甲児の怒りを買うこととなり、二人の確執が始まる。
 
:ビニシティルート第18話「機械の獣たち」で甲児と再会した鉄也が言い放った台詞。当然甲児の怒りを買うこととなり、二人の確執が始まる。
529行目: 638行目:  
:[[DVE]]となっており、α外伝における鉄也の苦悩を表している台詞の一つ。
 
:[[DVE]]となっており、α外伝における鉄也の苦悩を表している台詞の一つ。
 
;「兜甲児…お前を殺す…」
 
;「兜甲児…お前を殺す…」
:熟練度14以下ルート第28話「暗黒大将軍の挑戦」または熟練度15以上ルート第26話「果てしなき大空に誓う」にて、ガレリィとダンテの手により操られたときの台詞。操られていた状況とはいえ甲児に激しい嫉妬を抱いてしまった、鉄也の偽らざる本心が突き詰めた形で現れている。もちろん甲児は「ヒイロの物真似でもしてんのかよ?」と困惑した。
+
:熟練度14以下ルート第28話「暗黒大将軍の挑戦」または熟練度15以上ルート第26話「果てしなき大空に誓う」にて、ガレリィと[[ダンテ]]の手により操られたときの台詞。操られていた状況とはいえ甲児に激しい嫉妬を抱いてしまった、鉄也の偽らざる本心が突き詰めた形で現れている。もちろん甲児は「ヒイロの物真似でもしてんのかよ?」と困惑した。
 +
;「俺のことはいい!たとえ俺が死んでも、悲しむ者は誰もいないからな!」
 +
:同話で洗脳が解けた後に、自らを犠牲に危機を乗り越えようとした際に。鉄也の死生観、そして果てしない孤独が垣間見えるが、甲児は「馬鹿なことを言うんじゃねえ」と本音でぶつかる。今まで共に戦ってきた仲間であり兄弟であり、見捨てることはできない、と。そのことを告げられることでようやく目が覚め…
 +
;「…俺はどうかしていたんだ。甲児君より兄貴のくせに変にひがんだりして…」
 +
:更にその続き。自分の過ちを認め、改めて仲間として、兄弟として甲児そしてプリベンターと共に戦うことを心に決める。仲間が駆け付けた際には甲児への態度を改めて認める話に持って行こうとするも、[[イサム・ダイソン|イサム]]への感情から暴走した[[ガルド・ゴア・ボーマン|ガルド]]とその矛先となっていたイサムから「過去はともかくこれからが大切だ」とフォローされる。
 
;「ば、馬鹿な……!お、俺は甲児君に…何の借りも返していないんだぞ……この俺に…兄弟の絆を教えてくれた甲児君に…!う…うう…うおおおおおっ!!!」
 
;「ば、馬鹿な……!お、俺は甲児君に…何の借りも返していないんだぞ……この俺に…兄弟の絆を教えてくれた甲児君に…!う…うう…うおおおおおっ!!!」
 
:月ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」にて、バット将軍によって捕らえられた甲児が撃墜された時の台詞。
 
:月ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」にて、バット将軍によって捕らえられた甲児が撃墜された時の台詞。
:爆散するZを目の当たりにし、鉄也は悲しみと後悔のままに慟哭する。しかし、次の瞬間…?
+
:爆散するZを目の当たりにし、鉄也は悲しみと後悔のままに慟哭する。
 
;「甲児君、君との約束…今、確かに果たしたぜ」
 
;「甲児君、君との約束…今、確かに果たしたぜ」
 
:エンディングにて。甲児との確執を乗り越えた鉄也は、かつて甲児と交わした約束通り、科学要塞研究所の所長、すなわち[[兜剣造]]博士を甲児とシローに紹介するのであった。
 
:エンディングにて。甲児との確執を乗り越えた鉄也は、かつて甲児と交わした約束通り、科学要塞研究所の所長、すなわち[[兜剣造]]博士を甲児とシローに紹介するのであった。
544行目: 657行目:  
:鉄也自身、前作ではこの時の万丈と似た状況であり、自身の体験も踏まえて甲児と共に万丈を認め、その帰還を信じていたと思われる。
 
:鉄也自身、前作ではこの時の万丈と似た状況であり、自身の体験も踏まえて甲児と共に万丈を認め、その帰還を信じていたと思われる。
 
;「…気にするな。こういうのは俺の役目だ…」
 
;「…気にするな。こういうのは俺の役目だ…」
:第42話「恐怖!日本制圧作戦!!-後編-」より。ミケーネの人質となった[[弓弦之助|弓教授]]と[[早乙女博士]]がそれぞれ[[マジンカイザー]]と[[真ゲッターロボ]]に乗せられて[[αナンバーズ]]と対峙させられた際、双方を殺害してまで事態を収めようとした時の台詞。あえて自らがその罪を被ろうとする鉄也の悲壮な覚悟がみえる。
+
:第42話「恐怖!日本制圧作戦!!-後編-」より。ミケーネの人質となった[[弓弦之助|弓教授]]と[[早乙女博士]]がそれぞれ[[マジンカイザー]]と[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に乗せられて[[αナンバーズ]]と対峙させられた際、双方を殺害してまで事態を収めようとした時の台詞。あえて自らがその罪を被ろうとする鉄也の悲壮な覚悟がみえる。
 
;「奴らの台詞はもう聞き飽きた。だから、今日で最後にしてやる…!」<br />「そして、あの連中に教えてやろうぜ…雁首そろえて姿を現したのが運の尽きだってことをな!!」
 
;「奴らの台詞はもう聞き飽きた。だから、今日で最後にしてやる…!」<br />「そして、あの連中に教えてやろうぜ…雁首そろえて姿を現したのが運の尽きだってことをな!!」
:ミケーネルート第47話「激突!ミケーネ帝国-後編-」で策に嵌り、[[ミケーネ帝国]]の[[東京]]制圧を許した[[αナンバーズ]]を嘲笑する七大将軍にキレる甲児を制しつつ、彼らへ叩き付けた殲滅宣言。
+
:ミケーネルート第47話「激突!ミケーネ帝国-後編-」で策に嵌り、ミケーネ帝国の[[東京]]制圧を許した[[αナンバーズ]]を嘲笑する七大将軍にキレる甲児を制しつつ、彼らへ叩き付けた殲滅宣言。
 
;「フ…αナンバーズにはお人好しが多いからな。あんたへの止めを躊躇っちまうかも知れない…だから、あんたを倒す役はこの俺がやるのさ!」
 
;「フ…αナンバーズにはお人好しが多いからな。あんたへの止めを躊躇っちまうかも知れない…だから、あんたを倒す役はこの俺がやるのさ!」
:休戦ルート第54話「逆襲のシャア」または拒絶ルート第56話「BEYOND THE TIME」での、[[シャア・アズナブル|シャア]]との最終決戦に於ける戦闘前会話。
+
:休戦ルート第54話「逆襲のシャア」または拒絶ルート第56話「BEYOND THE TIME」での、[[シャア・アズナブル|シャア]]との最終決戦に於ける[[戦闘前会話]]。
 
:甲児と異なり「シャア」と呼ぶ事で彼を倒すべき敵と捉え、同時に弓・早乙女両博士救出作戦と同じく、嘗ての仲間を手に掛ける大罪を背負おうと決意する。
 
:甲児と異なり「シャア」と呼ぶ事で彼を倒すべき敵と捉え、同時に弓・早乙女両博士救出作戦と同じく、嘗ての仲間を手に掛ける大罪を背負おうと決意する。
 
;「イルイ! 人類の可能性を閉ざすのは止めるんだ!」<br />「もし、人類が進化する事で戦いが起こるのなら、俺達と共に正しい者の為に戦おう!」
 
;「イルイ! 人類の可能性を閉ざすのは止めるんだ!」<br />「もし、人類が進化する事で戦いが起こるのなら、俺達と共に正しい者の為に戦おう!」
563行目: 676行目:  
;「シンジの奴…男の顔になったな」
 
;「シンジの奴…男の顔になったな」
 
:第13話「もう一度、自らの足で」にて、[[碇シンジ|シンジ]]と再会した際に。[[バルマー戦役]]の頃の軟弱だったシンジの事を知っているだけに感慨深そうである。
 
:第13話「もう一度、自らの足で」にて、[[碇シンジ|シンジ]]と再会した際に。[[バルマー戦役]]の頃の軟弱だったシンジの事を知っているだけに感慨深そうである。
 +
;「あの大馬鹿野郎…」
 +
:第34話トウマルート「武人の心、その意味」より、力を追い求めるがあまり増長したトウマが独断でバランを追跡する姿に、失望と怒りを口にする。
 +
:鉄也は民間人や市街地の守護より自身のプライドを優先しているトウマの姿と『α外伝』での自分の行動を思い起こしたのかもしれない。
 
;「熱気バサラ…もしかして、あいつ…本当に凄い奴かも知れんな…」<br />「この身体にみなぎる力、ありがたく使わせてもらうぜ!」
 
;「熱気バサラ…もしかして、あいつ…本当に凄い奴かも知れんな…」<br />「この身体にみなぎる力、ありがたく使わせてもらうぜ!」
 
:第49話「銀河に響く歌声」より、[[ゲペルニッチ]]との最終決戦に於ける戦闘前会話。
 
:第49話「銀河に響く歌声」より、[[ゲペルニッチ]]との最終決戦に於ける戦闘前会話。
584行目: 700行目:  
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第24話「光子力研究所奪還作戦」より。[[ジェットパイルダー]]でパイルダーオンしようとする甲児を敵の砲撃から庇った際の台詞。鉄也のこの言葉に応じて甲児はマジンガーZにパイルダーオンし、独眼鬼をダブルバーニングファイヤーで瞬殺する。また、鉄也にとっては今までの確執を乗り越えて甲児と完全和解を果たした瞬間でもあった(この直前に甲児を助けた際は鉄也は甲児にそっけない態度を取っている)。
 
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第24話「光子力研究所奪還作戦」より。[[ジェットパイルダー]]でパイルダーオンしようとする甲児を敵の砲撃から庇った際の台詞。鉄也のこの言葉に応じて甲児はマジンガーZにパイルダーオンし、独眼鬼をダブルバーニングファイヤーで瞬殺する。また、鉄也にとっては今までの確執を乗り越えて甲児と完全和解を果たした瞬間でもあった(この直前に甲児を助けた際は鉄也は甲児にそっけない態度を取っている)。
 
;「シリウス…それを認めろ。認める事でその壁を超えないと、いつか取り返しのつかない事になるぞ」
 
;「シリウス…それを認めろ。認める事でその壁を超えないと、いつか取り返しのつかない事になるぞ」
:『Z』第25話「 闇の在処」より。シリウスの[[アポロ]]に対する嫉妬に気付いた際のシリウスへの言葉で、かつて自らの失敗からの助言であると言える。しかし、シリウスは後にかつての鉄也の失敗を遥かに上回る過ちを犯す事になる。
+
:『Z』第25話「闇の在処」より。シリウスの[[アポロ]]に対する嫉妬に気付いた際のシリウスへの言葉で、かつて自らの失敗からの助言であると言える。しかし、シリウスは後にかつての鉄也の失敗を遥かに上回る過ちを犯す事になる。
 +
;「単純な奴だ…」
 +
;「単純ゆえに誰よりも純粋なんだろうさ、あいつの場合な…」
 +
;「強がっている奴ほど心の中には溜め込んでいるものが多いのさ」
 +
:『Z』セツコ編第27話「生じる亀裂」エンドデモ。闘志也からシンが浮き沈みが激しい性格と聞いて、こう評す。暗に自分の事も指している。
 
;「俺もロランに同感だ。俺達が気に食わなければ、俺達に向かってくればいい…だが、連中はわざわざ二つの勢力が戦っている所に仕掛けてくる」<br />「そんなものは罪の意識からの逃げだ。事実、そんな混乱した戦場で戦闘力を奪われたらどうなる?」
 
;「俺もロランに同感だ。俺達が気に食わなければ、俺達に向かってくればいい…だが、連中はわざわざ二つの勢力が戦っている所に仕掛けてくる」<br />「そんなものは罪の意識からの逃げだ。事実、そんな混乱した戦場で戦闘力を奪われたらどうなる?」
 
:『Z』セツコ編第29話「灼熱の海原」より。[[キラ・ヤマト]]と[[アークエンジェル]]の行為を非難した台詞。混乱した戦場で行動不能になることは死を意味することが解り切ってるからこそ言える台詞である。
 
:『Z』セツコ編第29話「灼熱の海原」より。[[キラ・ヤマト]]と[[アークエンジェル]]の行為を非難した台詞。混乱した戦場で行動不能になることは死を意味することが解り切ってるからこそ言える台詞である。
 +
:とは言え、スパロボでは[[碇シンジ|人と]][[真壁一騎|戦うのに]][[春日井甲洋|難色を]][[戦部ワタル|示す者]]に「脱出装置がある」とフォローしたり、自軍全体に「コクピットを外して戦え」と指示を出したりといった展開になる事は珍しくないため、少々過激な物言いでもある。
 
;「セツコは俺達の仲間だ。そして、俺にとっては戦い方を教えた生徒でもある! あいつの努力を笑うような奴は先に俺が相手になってやるぜ!」
 
;「セツコは俺達の仲間だ。そして、俺にとっては戦い方を教えた生徒でもある! あいつの努力を笑うような奴は先に俺が相手になってやるぜ!」
 
:『Z』セツコ編第31話「絆が生むもの」に於けるツィーネとの戦闘前会話より。仲間であり教え子であるセツコをあざ笑うツィーネに迫る。
 
:『Z』セツコ編第31話「絆が生むもの」に於けるツィーネとの戦闘前会話より。仲間であり教え子であるセツコをあざ笑うツィーネに迫る。
592行目: 713行目:  
:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。宇宙にて「自分達と同じ目的を持つあなた方に協力します」と発言したキラ一行に対して言った台詞。散々自分達に被害を及ぼしておきながら、何食わぬ顔して協力すると言い出す彼らの態度は鉄也にとっては何よりも許せなかったのだろう。当然、この後キラ達は何も弁解できず項垂れてしまう。
 
:『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。宇宙にて「自分達と同じ目的を持つあなた方に協力します」と発言したキラ一行に対して言った台詞。散々自分達に被害を及ぼしておきながら、何食わぬ顔して協力すると言い出す彼らの態度は鉄也にとっては何よりも許せなかったのだろう。当然、この後キラ達は何も弁解できず項垂れてしまう。
 
;「俺達もギンガナム達も愚かだが、勝手に人間を見限ったお前はそれ以上の馬鹿野郎だ!」
 
;「俺達もギンガナム達も愚かだが、勝手に人間を見限ったお前はそれ以上の馬鹿野郎だ!」
:Zより。世界が崩壊する危機にも拘わらずに個人的な感情を優先させるギンガナムとフロスト兄弟の有様に、改めて「翅無しは醜く愚かだ」と人類を嘲笑するシリウスに対して。[[カイメラ]]の偽情報を鵜呑みにした結果、同士打ちまで発展させてしまった自分達を愚かだと自覚しつつも、人類に絶望して[[ZEUTH]]を裏切ったシリウスを「ギンガナム達以上の馬鹿野郎」と断じた。
+
:Zより。世界が崩壊する危機にも拘わらずに個人的な感情を優先させるギンガナムとフロスト兄弟の有様に、改めて「翅無しは醜く愚かだ」と人類を嘲笑するシリウスに対して。
 +
:ギンガナム達と同じように自分たちを「愚か」だと述べているのは、かつて[[カイメラ]]の偽情報を鵜呑みにして同士打ちまで発展させてしまった事を踏まえたものである。
 +
:だが、人類や[[ZEUTH]]を裏切り、ギンガナム達の行動を引き合いにして人類を「酷く愚か」だと決めつけるシリウスに対して鉄也は怒りを顕にする。
 
;「墓場帰りで頭がボケてるようだな…!」<br />「俺達に叩きのめされた事を忘れたならば、何度でもやってやる!二度と平和な世界に蘇らないようにな!!」
 
;「墓場帰りで頭がボケてるようだな…!」<br />「俺達に叩きのめされた事を忘れたならば、何度でもやってやる!二度と平和な世界に蘇らないようにな!!」
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』シークレットエピソード第2話「執行者」に於ける[[ターンX]]との戦闘前会話より。相対した瞬間、「小生の相手に相応しい」と鉄也の力量を認めた[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]からの賛辞をスルーし、平和な世界に似つかわしくない「亡霊」を再び黄泉路へと叩き落すべく挑み掛かる。
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』シークレットエピソード第2話「執行者」に於ける[[ターンX]]との戦闘前会話より。相対した瞬間、「小生の相手に相応しい」と鉄也の力量を認めた[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]からの賛辞をスルーし、平和な世界に似つかわしくない「亡霊」を再び黄泉路へと叩き落すべく挑み掛かる。
603行目: 726行目:     
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;「甲児君! 大介さんに伝えてくれ…生きて必ずまた会おうと!」
+
;「甲児くん大介さんによろしく伝えてくれ、必ず生きて必ずまた会おうと…!」
:[[IMPACT]]にて甲児が宇宙へ行く際の台詞。
+
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第1部地上激動篇第6話「舞い上がる翼、舞い降りた翼」より。甲児が宇宙へ行く際の台詞。
;「4機の戦闘機がロボットに合体した!?新しいタイプの敵だな。フッ、甲児くんが見たら喜びそうだ」
+
;「4機の戦闘機がロボットに合体した!? 新しいタイプの敵だな。フッ、甲児くんが見たら喜びそうだ」
:[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部|COMPACT2第1部]]及び[[IMPACT]]第1部で、[[宇宙海賊バンカー]]を追って地上にやってきたダンガイオーチームの4機のダン・メカニックが[[ダンガイオー]]に合体したのを見て、(この時点ではまだ敵と見做している)彼らと戦闘するべく闘志を燃やしつつも不敵な笑みを浮かべながら啖呵を切った台詞。確かに、こういった類のものは[[兜甲児|甲児]]が見たら狂喜乱舞しそうなのは確かであり、彼の性格をよく把握しているとも言える。
+
:[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部|COMPACT2]][[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]])』第1部地上激動編第7話「CROSS FIGHT!」にて鉄也が地上へ残った場合の台詞。[[宇宙海賊バンカー]]を追って地上にやってきたダンガイオーチームの4機のダン・メカニックが[[ダンガイオー]]に合体したのを見て、(この時点ではまだ敵と見做している)彼らと戦闘するべく闘志を燃やしつつも不敵な笑みを浮かべながら啖呵を切った台詞。確かに、こういった類のものは[[兜甲児|甲児]]が見たら狂喜乱舞しそうなのは確かであり、彼の性格をよく把握しているとも言える。事実甲児を残していた場合、「いかすじゃねえかこんちきしょう!」と感心する。
 
:なお、『[[破邪大星ダンガイオー]]』は元々『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』をはじめとする70年代スーパーロボットに対してのリスペクトが込められて作られた作品であるため、この鉄也の台詞はかなりメタフィクションなものであるとも言える。
 
:なお、『[[破邪大星ダンガイオー]]』は元々『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』をはじめとする70年代スーパーロボットに対してのリスペクトが込められて作られた作品であるため、この鉄也の台詞はかなりメタフィクションなものであるとも言える。
 
;「放っておけ、ジュン。喧嘩が出来る仲間がいるだけでも幸せってもんだ。あの頃の俺達と違ってな…」
 
;「放っておけ、ジュン。喧嘩が出来る仲間がいるだけでも幸せってもんだ。あの頃の俺達と違ってな…」
 
:[[神勝平|勝平]]と[[神江宇宙太|宇宙太]]の喧嘩の仲裁に入ろうとするジュンを制して。少年時代、孤独な特訓の日々に明け暮れていた鉄也からすれば、2人の諍いも微笑ましいものに映るのかも知れない。
 
:[[神勝平|勝平]]と[[神江宇宙太|宇宙太]]の喧嘩の仲裁に入ろうとするジュンを制して。少年時代、孤独な特訓の日々に明け暮れていた鉄也からすれば、2人の諍いも微笑ましいものに映るのかも知れない。
;「…病人はすっこんでろ」<br />「そんな体の奴に…目の前をウロウロされては気が散るだけだ」<br />「だから大介さん、とっとと体を治して…すぐに戻ってきてくれ」<br />「宇宙の王者が戻るまでは…勇者マジンガーが面倒を見る…!」
+
;「…病人はすっこんでろ」<br />「そんな体の奴に…目の前をうろうろされては気が散るだけだ」<br />「だから大介さん、とっとと体を治して…すぐに戻ってきてくれ。宇宙の王者が戻るまでは…勇者マジンガーが面倒を見る…!」
:ベガトロン放射能に蝕まれながらも、自分の生命を厭わずに戦い続けようとする[[デューク・フリード|デューク]]へ敢えて辛辣な言葉を放ち、治療法を持った[[キリカ]]の追跡を促す。[[αシリーズ]]でジュンから「口下手で不器用」と評された鉄也の性格が、ここでも描かれている。
+
:第2部宇宙激震篇第17話「たとえ我が命つきるとも」より。ベガトロン放射能に蝕まれながらも、自分の生命を厭わずに戦い続けようとする[[デューク・フリード|デューク]]へ敢えて辛辣な言葉を放ち、治療法を持った[[キリカ]]の追跡を促す。[[αシリーズ]]でジュンから「口下手で不器用」と評された鉄也の性格が、ここでも描かれている。
 
;「ティターンズ?フッ…負け犬どもがブライト艦長にお礼参りにでも来たのか?」
 
;「ティターンズ?フッ…負け犬どもがブライト艦長にお礼参りにでも来たのか?」
 
:[[ルナツー]]内部で待ち伏せていた[[ティターンズ]]の残党を一瞥して発した台詞。鉄也の表現通り、[[ジ・O]]を撃破された[[ジェリド・メサ|ジェリド]]は「実戦のカン」云々という捨て台詞を残して撤退する羽目に。
 
:[[ルナツー]]内部で待ち伏せていた[[ティターンズ]]の残党を一瞥して発した台詞。鉄也の表現通り、[[ジ・O]]を撃破された[[ジェリド・メサ|ジェリド]]は「実戦のカン」云々という捨て台詞を残して撤退する羽目に。
;「戦いは都合を選べん…それこそ、アニメーションのように格好良くはいかない」
+
;「戦いは都合を選べん。…それこそ、アニメーションのように格好良くはいかない」
:[[白鳥九十九|白鳥]]との戦闘で、[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]になれると信じていた頃の自分と決別する意思を示す[[テンカワ・アキト|アキト]]へ送った台詞。
+
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第2部宇宙激震篇第29話「明日への勇気」より。[[白鳥九十九|白鳥]]との戦闘で、[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]になれると信じていた頃の自分と決別する意思を示す[[テンカワ・アキト|アキト]]へ送った台詞。
;「甲児くん!もつのか!?」<br />「無理するつもりがないなら、最初からこんなことはしないぜ、大介さん!」
+
;「甲児くん! もつのか!?」<br />「無理するつもりがないなら、最初からこんなことはしないぜ、大介さん!」
:IMPACT「逆襲のシャア」ルートの最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。落下しつつある[[アクシズ]]を全員で押し返そうと奮闘する中、上記の台詞で甲児の身を案じる。直後、逆に[[デューク・フリード|デューク]]から心配されるも下記の台詞で気張ってみせた。
+
:『IMPACT』第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。落下しつつある[[アクシズ]]を全員で押し返そうと奮闘する中、上記の台詞で甲児の身を案じる。直後、逆に[[デューク・フリード|デューク]]から心配されるも下記の台詞で気張ってみせた。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
625行目: 748行目:  
:…同じくガンダムガンダム言ってる[[刹那・F・セイエイ|某ガンダムマイスター]]がこの台詞を聞いたらどう思うだろうか?
 
:…同じくガンダムガンダム言ってる[[刹那・F・セイエイ|某ガンダムマイスター]]がこの台詞を聞いたらどう思うだろうか?
 
; 「そうだったな。…いまさら敵だと追い出すつもりはないが…」
 
; 「そうだったな。…いまさら敵だと追い出すつもりはないが…」
:第38話「静寂の声」or「サイレント・ヴォイス」より。ハマーンによって正体がばれたクワトロに対して。彼なりのフォローの言葉なのだろう。
+
:第38話「静寂の声」or「サイレント・ヴォイス」より。[[ハマーン・カーン|ハマーン]]によって正体がばれたクワトロに対して。彼なりのフォローの言葉なのだろう。
 
;「俺とジュンだけで十分だからだ」<br />「そのために命をかけられる人間になるために俺は戦ってきた。今こそがその時…!お前は命をかけられるのか!ヴィンデル・マウザー!」
 
;「俺とジュンだけで十分だからだ」<br />「そのために命をかけられる人間になるために俺は戦ってきた。今こそがその時…!お前は命をかけられるのか!ヴィンデル・マウザー!」
:最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」より。ウィンデルに「戦争がなくなるのは戦闘のプロである鉄也にとって死刑宣告に等しいはずなのになぜ終わらせようとするのか」と問われた際の返答。
+
:最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」より。[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]に「戦争がなくなるのは戦闘のプロである鉄也にとって死刑宣告に等しいはずなのになぜ終わらせようとするのか」と問われた際の返答。
    
'''[[スーパーロボット大戦R|R]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦R|R]]'''
634行目: 757行目:     
'''[[スーパーロボット大戦D|D]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦D|D]]'''
;鉄也「フン、お前は連中と違って、長いことインベーダーどもと戦ってきたと聞いていたが、そうとは思えない甘さだな」<br />ジョッシュ「…どういう意味だ」<br />鉄也「戦いに子供だなんだってのは、関係ない。戦うことを選んだのなら、なおさらだ。そのくらいわかっていると思ったがな」<br />ジョッシュ「オレが奴らと戦ってきたのは、必要だったからだ。オレは軍人でもレジスタンスでもない。お前だってただの民間人だろうに」<br />鉄也「俺とジュンは、ずっと戦うための訓練を受けてきた。覚悟が違う」<br />ジョッシュ「だからなんだ。それを彼らに押しつけようっていうのか。とんだ考え違いだ」<br />鉄也「だから、お前は甘いといったんだ」
+
;「こちらグレートマジンガー、剣鉄也。もう一人はマジンガーZ、兜甲児だ。所属はない。俺たちはOZの部隊に追撃を受けている。仲間を逃すため囮になったが、ここいらで撃退したい。手伝ってくれないか」<br />甲児「お、おい鉄也さん、何いってんだよ!? どうかしちまったのか!?」<br />「どうかしているのは君のほうだ、甲児くん。さっきの通信を聞けば、彼らがOZでもベスパでもないことはわかる。ならば少なくとも俺たちの敵じゃない。冷静に考えれば、すぐにわかるはずだ」
 +
:B-4「飛ばせ鉄拳!ダブルマジンガー!」の戦闘マップでの初登場シーン。状況的にゲリラ戦を展開していたらしく、どことなく漫画版を彷彿とさせる。
 +
;「フン、お前は連中と違って、長いこと[[インベーダー]]どもと戦ってきたと聞いていたが、そうとは思えない甘さだな」<br />ジョッシュ「…どういう意味だ」<br />「戦いに子供だなんだってのは、関係ない。戦うことを選んだのなら、なおさらだ。そのくらいわかっていると思ったがな」<br />ジョッシュ「オレが奴らと戦ってきたのは、必要だったからだ。オレは軍人でもレジスタンスでもない。お前だってただの民間人だろうに」<br />「俺とジュンは、ずっと戦うための訓練を受けてきた。覚悟が違う」<br />ジョッシュ「だからなんだ。それを彼らに押しつけようっていうのか。とんだ考え違いだ」<br />「だから、お前は甘いといったんだ」
 
:地上ルートB-5「戦禍の中で立ち上がれ!」にて、町に出て行った甲児やカサレリアの子供達を見て「気晴らしは必要かもしれない」と言ったジョッシュに突っかかり、言い争いになってしまう。ジョッシュを「甘い」と切り捨てているものの、戦士としてジョッシュの事をそれなりに評価しているようにも見える。とは言え、このシーンではお互いにかなり刺々しい。
 
:地上ルートB-5「戦禍の中で立ち上がれ!」にて、町に出て行った甲児やカサレリアの子供達を見て「気晴らしは必要かもしれない」と言ったジョッシュに突っかかり、言い争いになってしまう。ジョッシュを「甘い」と切り捨てているものの、戦士としてジョッシュの事をそれなりに評価しているようにも見える。とは言え、このシーンではお互いにかなり刺々しい。
;ジョッシュ「…剣鉄也。これが、お前が望む戦いだ。しっかりやるんだな」<br />鉄也「ふん、いわれるまでもない。よくみているがいいぜ。お前こそ足をひっぱるなよ」
+
;ジョッシュ「…剣鉄也。これが、お前が望む戦いだ。しっかりやるんだな」<br />「ふん、いわれるまでもない。よくみているがいいぜ。お前こそ足をひっぱるなよ」
:同シナリオの戦闘マップ、アダルスに襲撃をかけてきたベスパを前にして。
+
:同シナリオの戦闘マップ、アダルスに襲撃をかけてきた[[ベスパ]]を前にして。
;鉄也「…わかった、俺の負けだ」<br />ジョッシュ「そういう問題じゃないだろう!?」<br />鉄也「すまない…俺は、焦っていたのかもしれない。所長が命がけで教えてくれたことを忘れ…」<br />ジュン「ジョッシュ、話は後にしましょう。今は…」<br />鉄也「頼む。今は…なんとしても奴を倒したい!」<br />ジョッシュ「…わかった」
+
;「だ…だめだ。甲児くん、俺が囮になる。君だけでも、脱出してくれ」<br />甲児「な、なに言ってんだよ、鉄也さん!」<br />「所長は孤児の俺とジュンに、甲児くんやシローと変わらぬ愛情を示してくれた。俺に所長への、父への恩返しをさせてくれ。俺のミスで、甲児くんとシローを孤児にしてしまった。シローに実の兄まで失わせるわけには、いかないんだ。甲児くん…後を頼むぞ…」
:B-7「憎しみは激闘の中」の戦闘マップ、救援に駆けつけたジョッシュに「戦いにのめり込んでない人間は、頼りにならないのか」と叱咤された鉄也は、自分の非と行動の迂闊さを認め、眼前の敵への戦意を新たにする。
+
:B-7「憎しみは激闘の中」の戦闘マップ。怒りのあまり独断専行で飛び出してきた二人だが、[[イグニス]]の圧倒的な力に追い詰められてしまう。絶体絶命の窮地に甲児だけでも逃がそうとするも、「そんなことはさせられない」と甲児は反論する。
;鉄也「まったく、俺たちは戦場に来たんだぞ。緊張感のない連中だ。だからお前らは甘いんだよ。…貸しな」<br />ウォレン「え?」<br />鉄也「カメラだ」<br />ジョッシュ「自分も入りたいんだろう。オレが撮ろうか?」<br />鉄也「バカをいうな、ジョッシュ」
+
;「…わかった、俺の負けだ」<br />ジョッシュ「そういう問題じゃないだろう!?」<br />「すまない…俺は、焦っていたのかもしれない。所長が命がけで教えてくれたことを忘れ…」<br />ジュン「ジョッシュ、話は後にしましょう。今は…」<br />「頼む。今は…なんとしても奴を倒したい!」<br />ジョッシュ「…わかった」
:B-8「陽光下の戦い」のシナリオエンドデモにて。宇宙に出たOZのシャトル内でボスの提案した記念撮影を手伝いながらのやり取り。序盤からは余裕のない態度が目立った鉄也だが、幾分余裕が出てきたように見える。
+
:同話、救援に駆けつけたジョッシュに「戦いにのめり込んでない人間は、頼りにならないのか」と叱咤された鉄也は、自分の非と行動の迂闊さを認め、眼前の敵への戦意を新たにする。
 +
;「お前には、他に考えなくちゃならないことが、あったはずだ。捜せる両親がいるんだろう。それがない奴だっているんだ」
 +
:B-8「陽光下の戦い」にて、カテジナが出て行ったことに意気消沈するウッソを諭す。
 +
;「まったく、俺たちは戦場に来たんだぞ。緊張感のない連中だ。だからお前らは甘いんだよ。…貸しな」<br />ウォレン「え?」<br />「カメラだ」<br />ジョッシュ「自分も入りたいんだろう。オレが撮ろうか?」<br />「バカをいうな、ジョッシュ」
 +
:同話シナリオエンドデモにて。宇宙に出た[[OZ]]のシャトル内でボスの提案した記念撮影を手伝いながらのやり取り。序盤からは余裕のない態度が目立った鉄也だが、幾分余裕が出てきたように見える。
 
;「…いいだろう。とりあえず、その言葉を信じておく。だがな、ジョッシュ。もしお前が奴らと、兜所長を殺したあいつらと関わりがあるのなら、俺は絶対に許さない」
 
;「…いいだろう。とりあえず、その言葉を信じておく。だがな、ジョッシュ。もしお前が奴らと、兜所長を殺したあいつらと関わりがあるのなら、俺は絶対に許さない」
 
:D-5『アイスドール グラキエース』にて、[[グラキエース]]との初邂逅を遂げた戦場での戦いが終わった後、そのジョッシュとグラキエースの機体のシュンパティアが共鳴した場面やジョッシュの様子、更に[[ルイーナ]]がかつてジョッシュがいた[[南極]]から出現しているという事実も併せて、ジョッシュに疑念を抱き、彼に問い詰めるも、当然ジョッシュも何もわからない為自分もわからないという事を答えるしかなく、その返答を受けて、鉄也はこう答える。この時の鉄也のこの言葉と、事の真相は、下記の場面へと繋がる事になる。
 
:D-5『アイスドール グラキエース』にて、[[グラキエース]]との初邂逅を遂げた戦場での戦いが終わった後、そのジョッシュとグラキエースの機体のシュンパティアが共鳴した場面やジョッシュの様子、更に[[ルイーナ]]がかつてジョッシュがいた[[南極]]から出現しているという事実も併せて、ジョッシュに疑念を抱き、彼に問い詰めるも、当然ジョッシュも何もわからない為自分もわからないという事を答えるしかなく、その返答を受けて、鉄也はこう答える。この時の鉄也のこの言葉と、事の真相は、下記の場面へと繋がる事になる。
648行目: 777行目:  
:ジョッシュが自分達を信じていなかった事がよほどショックだったらしく、徹底的に責め立ててしまう。上記の場面にて鉄也はジョッシュと[[ルイーナ]]の関係を疑ってはいたが、それでも本当はジョッシュの事を心から信頼しており、彼を信頼していたからこそ、このようにきつく責めてしまったのだろう。台詞からは、鉄也の怒りと悲しみの感情がはっきりと感じられる。しかし…。
 
:ジョッシュが自分達を信じていなかった事がよほどショックだったらしく、徹底的に責め立ててしまう。上記の場面にて鉄也はジョッシュと[[ルイーナ]]の関係を疑ってはいたが、それでも本当はジョッシュの事を心から信頼しており、彼を信頼していたからこそ、このようにきつく責めてしまったのだろう。台詞からは、鉄也の怒りと悲しみの感情がはっきりと感じられる。しかし…。
 
:ちなみに、フラグが立っていなかった場合はあっさり納得してくれる。
 
:ちなみに、フラグが立っていなかった場合はあっさり納得してくれる。
;鉄也「く…グレートマジンガーで出るぞ!」<br /> 金竜「いかん、許可できん! 貴様がいっても、犠牲を増やすだけだ! わからんわけがあるまい!」<br />鉄也「う…くそぉっ!ジョッシュ、なぜすぐに戻らなかった。くそ、バカ野郎!」
+
;「く…グレートマジンガーで出るぞ!」<br /> 金竜「いかん、許可できん! 貴様がいっても、犠牲を増やすだけだ! わからんわけがあるまい!」<br />「う…くそぉっ!ジョッシュ、なぜすぐに戻らなかった。くそ、バカ野郎!」
 
:同話のシナリオエンドデモにて。[[グラキエース]]を助ける為に[[ルイーナ]]の基地に残ったジョッシュを、自爆・崩壊しゆくルイーナの基地から救出する為に出撃しようとするも、「犠牲者が増えるだけだ」と[[金竜]]に制止されての、悲しみの叫び。
 
:同話のシナリオエンドデモにて。[[グラキエース]]を助ける為に[[ルイーナ]]の基地に残ったジョッシュを、自爆・崩壊しゆくルイーナの基地から救出する為に出撃しようとするも、「犠牲者が増えるだけだ」と[[金竜]]に制止されての、悲しみの叫び。
 
:最後の「バカ野郎」は、前話にてジョッシュを責めてしまった自身への怒りの言葉でもあるのかもしれない。鉄也を制止した金竜もまたジョッシュの救助の許可を出せない事に悔しみと悲しみを抑えきれない様子だった。
 
:最後の「バカ野郎」は、前話にてジョッシュを責めてしまった自身への怒りの言葉でもあるのかもしれない。鉄也を制止した金竜もまたジョッシュの救助の許可を出せない事に悔しみと悲しみを抑えきれない様子だった。
659行目: 788行目:  
:周囲にもよっぽど解りやすい憎悪と嫉妬だったらしく、甲児にも「気持ちはわかるが、ちょっと最近おかしい」と言われてしまうほど。
 
:周囲にもよっぽど解りやすい憎悪と嫉妬だったらしく、甲児にも「気持ちはわかるが、ちょっと最近おかしい」と言われてしまうほど。
 
;「そんなことは、俺だってわかっている。そうとも、わかっているさ。だが、仇がそこにいる。この憎しみは、どこへいけばいい。この憤りを、どこにぶつければいい」
 
;「そんなことは、俺だってわかっている。そうとも、わかっているさ。だが、仇がそこにいる。この憎しみは、どこへいけばいい。この憤りを、どこにぶつければいい」
:上記の台詞の後に吐露した本心。直後にジュンやカトル、ヒイロの言葉を受けて、負の感情を鎮めようとするが…
+
:上記の台詞の後に吐露した本心。直後にジュンやカトル、ヒイロの言葉を受けて、負の感情を鎮めようとする。
 
;「まだふっきれたとはいえない。だがだからこそ、お前とグラキエースの戦いをみたい。俺には、戦いの中で判断することしかできないからな」
 
;「まだふっきれたとはいえない。だがだからこそ、お前とグラキエースの戦いをみたい。俺には、戦いの中で判断することしかできないからな」
 
:M-1『暗黒の皇帝』のシナリオエンドデモにて、最後の分岐ルート選択場面より。鉄也のグラキエースに対する見方や認識が変わってきている事を覗わせる。
 
:M-1『暗黒の皇帝』のシナリオエンドデモにて、最後の分岐ルート選択場面より。鉄也のグラキエースに対する見方や認識が変わってきている事を覗わせる。
671行目: 800行目:  
:同話の後半マップにて、ジョッシュに向けた忠告。
 
:同話の後半マップにて、ジョッシュに向けた忠告。
 
:ジョッシュが中盤でグラキエースを助ける際に危うく死にかけた事や、ジョッシュ自身の責任感の強さを鉄也なりに気にしていたのであろう。尤も、ジョッシュからすれば鉄也も死に急いでいる様に見えたらしく「その言葉、そっくり返してやる」と言われてしまった。
 
:ジョッシュが中盤でグラキエースを助ける際に危うく死にかけた事や、ジョッシュ自身の責任感の強さを鉄也なりに気にしていたのであろう。尤も、ジョッシュからすれば鉄也も死に急いでいる様に見えたらしく「その言葉、そっくり返してやる」と言われてしまった。
 +
 +
=== VXT三部作 ===
 +
'''[[スーパーロボット大戦T|T]]'''
 +
;「今日までの俺達の戦いを休暇というか…。とことんまで人を馬鹿にしてくれるな、元社長」<br/>「そんなものを始めさせてたまるか! ここでお前の野望は終わりだ!」<br/>「すっかり、悪役の台詞が板についたな、元ヒーロー!」<br/>「VTXに出向中の俺がお前を終わらせてやるぞ! このVTXと地球の面汚しが!」
 +
:激闘ルート最終話「船は往く、希望の大海へ」における[[ダイマ・ゴードウィン|ダイマ]]との戦闘前会話での台詞。「休暇は終わったから共に銀河統一の戦いに乗り出そう」とこれまでの鉄也達[[T3]]の戦いを馬鹿にしたような物言いをするダイマの妄言を一刀両断し、特務三課の一員として、元社長にその野望の終止符を打つ事を宣言する。
 +
;「あ、ああ…。向こうの俺にも色々と大変だろうが頑張れと言ってやってくれ」
 +
:エキスパンション・シナリオのEDにて、[[ナイン]]から鉄也が結婚して幸せを掴んだ事を[[世界観/V#宇宙世紀世界|あちらの世界]]の[[剣鉄也 (真マジンガー)|鉄也]]に知らせると伝えられて。心なしか動揺しているようにも見えるのは、あちらの世界に存在する鉄也の自分とは違った形で色々と大変な境遇や[[兜甲児 (真マジンガー)|あちらの甲児]]や[[兜剣造|剣造]]との[[錦織つばさ|意外な関係]]を知って驚いたためだろうか。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
692行目: 828行目:  
:同じく第39話より。[[バレンドス親衛隊長|バレンドス]]との決戦に於ける戦闘前会話。相当怒り心頭な様子が窺え、力に執着する盗っ人へ高額な支払請求を突きつける。
 
:同じく第39話より。[[バレンドス親衛隊長|バレンドス]]との決戦に於ける戦闘前会話。相当怒り心頭な様子が窺え、力に執着する盗っ人へ高額な支払請求を突きつける。
 
;「くそ……腹は立つが、『元祖』の文字は無駄にならなかったようだぜ」
 
;「くそ……腹は立つが、『元祖』の文字は無駄にならなかったようだぜ」
:第46~48話(『MX PORTABLE』では第47~49話)「一輪の花と緑の星と」より。このステージの会話で、ボスがグレートの股間に勝手に「元祖」の文字を書き足したことで鉄也は怒っていたのだが、グレンダイザーを追ってやって来たベガ星連合軍の基地で遭遇したのは、バレンドスが残した量産型グレートだった。
+
:第46~48話(『MX PORTABLE』では第47~49話)「一輪の花と緑の星と」より。このステージの会話で、ボスがグレートの股間に勝手に「元祖」の文字を書き足したことで鉄也は怒っていたのだが、グレンダイザーを追ってやって来た[[ベガ星連合軍]]の基地で遭遇したのは、バレンドスが残した量産型グレートだった。
 
;「今まで何回も俺達に仕掛けてきておいて、信用しろと言うのか?」<br />「自分の復讐を果たしたから、今度はヒューゴや俺達を手伝うだと?そんな虫のいい話があるか」
 
;「今まで何回も俺達に仕掛けてきておいて、信用しろと言うのか?」<br />「自分の復讐を果たしたから、今度はヒューゴや俺達を手伝うだと?そんな虫のいい話があるか」
 
:第54話(『MX PORTABLE』では55話)「遙か久遠の彼方」より。「調律」を阻止する為に助力を申し出た[[アルベロ・エスト|アルベロ]]へ、不快感剥き出しで吐き捨てる。真意がどうあれ、アルベロが今迄犯してきた所業を鑑みれば、鉄也の反応も当然のものであろう。
 
:第54話(『MX PORTABLE』では55話)「遙か久遠の彼方」より。「調律」を阻止する為に助力を申し出た[[アルベロ・エスト|アルベロ]]へ、不快感剥き出しで吐き捨てる。真意がどうあれ、アルベロが今迄犯してきた所業を鑑みれば、鉄也の反応も当然のものであろう。
702行目: 838行目:  
;「俺は人を失う悲しみなら痛いほど知っている。この身を以ってな」
 
;「俺は人を失う悲しみなら痛いほど知っている。この身を以ってな」
 
:上記の台詞の後、竜馬から「てめえは命の重みってヤツをわかってんのかよ!」と言われた際の返答。鉄也が甲児への嫉妬で[[兜剣造|剣造]]博士を死なせてしまったことを今でも悔やんでいることが伺い知れる台詞である。
 
:上記の台詞の後、竜馬から「てめえは命の重みってヤツをわかってんのかよ!」と言われた際の返答。鉄也が甲児への嫉妬で[[兜剣造|剣造]]博士を死なせてしまったことを今でも悔やんでいることが伺い知れる台詞である。
 +
'''[[スーパーロボット大戦30|30]]'''
 +
;「あそこは…俺と同じような生き方を歩む者達にとって大切な場所だ…」<br />「俺も戦士として生きるために苛酷な訓練を受けてきた…」<br />「だが、それと同じくらいの愛情を受け、その思い出が今の俺を作っている…」<br />「学園の生徒達はそれさえも持つ事が許されない…」<br />「彼等にとって戦い以外の思い出はあの学園での生活だけだ…」
 +
:キーミッション「ねらわれた都市学園」でグランツェーレ都市学園を命懸けで守った後に吐露した思い。ラビッツのメンバーからは感謝されるものの、無茶が祟って[[Dr.ヘル]]にさらわれる事となった。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 +
=== 戦闘台詞 ===
 
;「ええと……スペシャルデラックス……なんとかボロットパンチ!」
 
;「ええと……スペシャルデラックス……なんとかボロットパンチ!」
 
:鉄也を[[ボスボロット]]に乗せて、「スペシャルDXボロットパンチ(スペシャルデラックスゴールデンデリシャスボロットパンチ)」を繰り出した時の台詞。長ったらしい技の名前など殆ど覚えていなかった。
 
:鉄也を[[ボスボロット]]に乗せて、「スペシャルDXボロットパンチ(スペシャルデラックスゴールデンデリシャスボロットパンチ)」を繰り出した時の台詞。長ったらしい技の名前など殆ど覚えていなかった。
 
;「しまった! 手元が狂ったか!?」
 
;「しまった! 手元が狂ったか!?」
 
:ボロットホームランを[[ロボットJr.]]に乗った鉄也が使用し、[[ボスボロット]]の差し出した[[ボール]]ではなく、その頭部をかっ飛ばした時の台詞。毎回狂うのは、[[戦闘のプロ]]として考えもの。なお、他のキャラでもアニメ演出は同じ。
 
:ボロットホームランを[[ロボットJr.]]に乗った鉄也が使用し、[[ボスボロット]]の差し出した[[ボール]]ではなく、その頭部をかっ飛ばした時の台詞。毎回狂うのは、[[戦闘のプロ]]として考えもの。なお、他のキャラでもアニメ演出は同じ。
 +
 +
=== 旧シリーズ ===
 
;「すまない。ほんとうは でるつもりは なかったんだが…」
 
;「すまない。ほんとうは でるつもりは なかったんだが…」
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』第15話「シロッコの影」より。FC版[[第2次]]では不参戦だった故のネタ台詞。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』第15話「シロッコの影」より。FC版[[第2次]]では不参戦だった故のメタ台詞。
 +
;「やりすぎだぞ、ジュン!」
 +
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])「グレートマジンガー奪回」より。同シナリオではブロッケン伯爵の奪ったグレートマジンガーに、ジュンのビューナスAが隣接すれば、グレートを取り返せるのだが、気力150にしたジュンにクリティカルを狙わせ続ければ撃破可能であり、その際の台詞。
 +
;「まあ、修理すれば使えるから、結果的には問題なかったか」
 +
:同じく「グレートマジンガー奪回」より。妙に軽いノリ。確かにSRWでは修理すれば、基本は次のシナリオで使えるので間違いでは無いのだが…。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;「風が語りかけてきたぞ。美味い、美味すぎる…と」
 +
:『T』シークレットシナリオ「楽園グルメ紀行」より。[[ホイ・コウ・ロウ|中華料理店のサカモトさん]]の絶品グルメを表した時の一言。
 +
:元ネタは埼玉県銘菓「十万石饅頭」のキャッチコピーだが、山梨で暮らしている鉄也がなぜ埼玉銘菓のCMを知っていたかは謎。(恐らく同商品のTVCMのナレーションが[[声優:野田圭一|野田圭一]]氏だったからと思われる。『T』の鉄也は関俊彦氏演ずる『INFINITY』版だが)
 +
;(老人特有の都合のいい記憶の書き換えが起きている…! これは、急がないと適当な嘘を並べられるぞ!)
 +
:『T』シークレットシナリオ「正義と勇気を友にして」より。[[ネロ (ガン×ソード)|ネロ]]達に「剣造が課した訓練でヒーヒー言ってた」「訓練後は汗と涙を流してぶっ倒れてた」と事実にない事を言われ、'''ある意味、最大のピンチを迎える'''。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;(こいつ……マジか? マジでいったのか? まさかな……)
 +
:『64』OZルート「破滅への序曲」より皆で食事をしている際に、[[コウ・ウラキ]]の人参嫌いの話から、[[ショウ・ザマ]]の「人参を食べると目が赤くなる」という発言への胸中での突込み。このショウの発言には、毒舌の鉄也ですら突込みを口に出せなかったようだ。
 +
;(……おいおい……やっぱマジかよ)
 +
:同上。上記のショウの話が本気だと確信しての突込み。一緒に食事をしていたジュンやリョウ、[[デビッド・ラザフォード|デビッド]]達も呆気に取られていた。
 
;「オッサンだと…?」<br />「…オッサン……」<br />「俺はまだ…10代だ」
 
;「オッサンだと…?」<br />「…オッサン……」<br />「俺はまだ…10代だ」
:『MX』(『MX PORTABLE』)第18話(「月へ向かう」ルート)「火星からの逃亡者」より。銀河にオッサン呼ばわりされた際の反応。相当ショックだったご様子。しかし元々の初期設定では20代前半だったこともあり、どう贔屓目に見ても10代には見えない。銀河の非礼を叱責する事無く、老け顔である事を自覚している旨の発言を残してはいるが、その場から立ち去る様子が妙に痛々しい。10代の青年が「オッサン」呼ばわりされた事を考えると、当然の反応ではある。
+
:『MX』(『MX PORTABLE』)第18話(「月へ向かう」ルート)「火星からの逃亡者」より。銀河にオッサン呼ばわりされた際の反応。銀河の非礼を叱責する事無く、老け顔である事を自覚している<ref>元々の初期設定では20代前半だったこともあり、どう贔屓目に見ても10代には見えない。『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』の公式アンソロジー4コマでもゲッターチームの3人から「鉄也君はそうとうなノンビリ者(=逆ウラシマ現象)なんだろうな」と言われ「なにさ!」と泣くというネタまであったほど。</ref>旨の発言を残してはいるが、その場から立ち去る様子が妙に痛々しい。
 +
:なお、後に原作においても『INFINITY』にて'''鉄也が自身の白髪を発見してショックのあまり大騒ぎしたとされており'''、『MX』での一幕を思い出したユーザーも多かったとか。
 +
 
 +
== 搭乗機体 ==
 +
;[[グレートマジンガー]]
 +
:
 +
:;[[ブレーンコンドル]]
 +
::
 +
;[[量産型グレートマジンガー]]
 +
:[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|漫画版]]で搭乗。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為<ref>キャラクターデザインを担当した森下圭介氏の「劇画タッチ」が、永井豪氏の柔和な絵柄と相反するものであった事も影響している。</ref>、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
 +
**大きな違いとしてはもみ上げが角張った形から尖った形になっており、上述のとおり[[旧シリーズ]]では「22歳版」で登場することもあった。
 +
*実はミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。
 +
**『グレートマジンガー』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、ミケーネ帝国の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には物悲しさが漂っていたが、企画が変更になった事で再起不能になる事はなくなり、最終的には『INFINITY』にてジュンと結婚して幸せを掴み取るという結末を迎えた。
 +
*厳密には『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の漫画版であるが、読切漫画『グレンダイザー対ダブルマジンガー』にも登場。ベガ星人ゲッペルの催眠術に操られ、甲児と2人で[[グレンダイザー]]を襲撃した。
 +
*[[グレートマジンガー (TV)|TVシリーズ]]終了後の時間軸で物語が展開する漫画『デビルマン対闇の帝王』では、リハビリを終え甲児が所長を勤める新・科学要塞研究所へと帰還した矢先、「とある事情」によって[[闇の帝王]]の刺客と化したデビルマンこと不動明から自身の抹殺と愛機・グレートの破壊を宣告される。
 +
*永井豪の別作品『バイオレンスジャック』『マジンサーガ』『Zマジンガー』においても、スターシステムで様々な人物像で出演している。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 +
 
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:つるき てつや}}
 
{{DEFAULTSORT:つるき てつや}}
 
[[Category:登場人物た行]]
 
[[Category:登場人物た行]]
 
[[Category:マジンガーシリーズ]]
 
[[Category:マジンガーシリーズ]]
2,354

回編集