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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Jamil Neate]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動新世紀ガンダムX}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動新世紀ガンダムX}}
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[[フリーデン]]艦長、元[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]の[[バルチャー]]。
 
[[フリーデン]]艦長、元[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]の[[バルチャー]]。
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15年前の戦争で[[エース]]パイロットとして[[ガンダムエックス]]に搭乗していたが、自分が引き金を引いたサテライトキャノンが[[コロニー落とし]]の切っ掛けになってしまったことがトラウマとなり、ニュータイプ能力が不安定になった上にコクピット恐怖症になってしまう。
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15年前の戦争で[[エース]]パイロットとして[[ガンダムエックス]]に搭乗していたが、自分が引き金を引いたサテライトキャノンが[[コロニー落とし]]の切っ掛けになってしまったことがトラウマとなり、ニュータイプ能力を喪失した上にコクピット恐怖症になってしまう。
    
戦後、バルチャーとなった彼は自身の苦い体験から、ニュータイプが再び戦争の道具にされる事を防ぐため、彼らを保護すべく活動を始めるのだった。
 
戦後、バルチャーとなった彼は自身の苦い体験から、ニュータイプが再び戦争の道具にされる事を防ぐため、彼らを保護すべく活動を始めるのだった。
   −
作品中盤からはコクピットへのトラウマを乗り越え、[[ガンダムエックス・ディバイダー]]に乗り込む。仲間の女性が受け継ぐことが多かった前半[[主人公]]機を受け継いだ初の男性である。ニュータイプとしての力をほとんど失ってはいるが、[[人工ニュータイプ]]である[[カリス・ノーティラス]]が駆る[[ベルティゴ]]のビットによる[[オールレンジ攻撃]]をニュータイプの力を使わず操縦技術のみで完封するなど、そのパイロットとしての能力はいまだに高い。
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作品中盤からはコクピット恐怖症を克服し、[[ガンダムエックス・ディバイダー]]に乗り込む。仲間の女性が受け継ぐことが多かった前半[[主人公]]機を受け継いだ初の男性である。GX-9900の正規パイロットであったため、[[人工ニュータイプ]]である[[カリス・ノーティラス]]が駆る[[ベルティゴ]]のビットによる[[オールレンジ攻撃]]をニュータイプの力を使わず操縦技術のみで完封したり、ガロード機を狙ったビームをビームマシンガンで狙撃し打ち消すなど、そのパイロットとしての能力は高い。ディバイダ―に搭乗し本格的にパイロットとして復帰したあとは、まともな被弾を一度もしていない。
   −
トレードマークとしてサングラスをかけている([[テクス・ファーゼンバーグ]]の計らいか、昏睡状態に陥った時ですらかけている)。若い頃と最終回にてD.O.M.Eと対面する時まで外す事はなかった。
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トレードマークとしてサングラスをかけている([[テクス・ファーゼンバーグ]]の計らいか、昏睡状態に陥った時ですらかけている)。若い頃と最終回にてD.O.M.Eと対面する時まで外す事はなかった。<ref>一度外した後は一切かけておらず、サングラスをかけることが過去に縛られている自分を表現するアイテムにもなっている。</ref>
    
なお、ときた洸一による[[漫画]]『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』では15年前の活躍が描かれている。
 
なお、ときた洸一による[[漫画]]『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』では15年前の活躍が描かれている。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
:初登場作品。未来の世界の住人として登場。「ガンダムXのパイロットとして戦ったことが[[地球]]環境荒廃の要因となった」という背景は原作と共通だが、背景設定は原作とはまったく違い、かつては[[ムーンレィス]]所属で[[イノセント]]との戦争にて環境荒廃の原因を作った罪で冷凍刑にされていた。そして15年前に地球帰還作戦に際して刑が解除、[[ロラン・セアック|ロラン]]と同様献体として地球に降りたことで、原作の設定と合流した。
 
:初登場作品。未来の世界の住人として登場。「ガンダムXのパイロットとして戦ったことが[[地球]]環境荒廃の要因となった」という背景は原作と共通だが、背景設定は原作とはまったく違い、かつては[[ムーンレィス]]所属で[[イノセント]]との戦争にて環境荒廃の原因を作った罪で冷凍刑にされていた。そして15年前に地球帰還作戦に際して刑が解除、[[ロラン・セアック|ロラン]]と同様献体として地球に降りたことで、原作の設定と合流した。
:[[∀ガンダム]]と[[ターンX]]同士の戦闘も目の当たりにしており、その際にターンXに乗っていた[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]との因縁も濃く、彼との戦闘前台詞はもちろん、掛けあいの[[DVE]]も存在する。自らの素性を明かしてからは「味方の[[黒歴史]]の生き証人」という[[コレン・ナンダー|コレン]]の立ち位置をある意味では奪ってしまっている。
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:[[∀ガンダム]]と[[ターンX]]のターンタイプ同士の戦闘も目の当たりにしており、その際にターンXに乗っていた[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]との因縁も濃く、彼との戦闘前台詞はもちろん、掛けあいの[[DVE]]も存在する。自らの素性を明かしてからは「味方の[[黒歴史]]の生き証人」という[[コレン・ナンダー|コレン]]の立ち位置をある意味では奪ってしまっている。
:戦闘では初期は[[フリーデン]]艦長、23話以降は[[モビルスーツ]]パイロットとなる。元エースパイロットらしく高いリアル系寄り能力を誇り、技能には[[指揮官]]と、後半から徐々にレベルが上がる[[ニュータイプ (X)]]を持つ。精神コマンドも優秀で、乗り換え系列で唯一[[努力]]を覚え、味方中唯一[[加速]]、[[覚醒]]を同時に覚えるため、レベル上げやサテライトキャノンの位置取りなどに活用できる。[[援護]]を覚えないのが欠点だが、援護の自動選択ではサテライトキャノンの優先度が非常に高いためサテライトキャノンのチャージを援護で消費したくない場合にはある意味メリットとなる。
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:戦闘では初期は[[フリーデン]]艦長、23話以降は[[モビルスーツ]]パイロットとなる。元エースパイロットらしく高いリアル系能力値を誇り、技能には[[指揮官]]と、後半から徐々にレベルが上がる[[ニュータイプ (X)]]を持つ。精神コマンドも優秀で、乗り換え系列で唯一[[努力]]を覚え、味方中唯一[[加速]]、[[覚醒]]を同時に覚えるため、レベル上げやサテライトキャノンの位置取りなどに活用できる。[[援護]]を覚えないのが欠点だが、援護の自動選択ではサテライトキャノンの優先度が非常に高いためサテライトキャノンのチャージを援護で消費したくない場合にはある意味メリットとなる。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
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== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
前大戦時のエースパイロットなだけあり[[技量]]を初め、[[射撃]]、[[命中]]、[[回避]]全てが高い。ただし、リアル系エースのお約束通り[[防御]]は低い。
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前大戦時のエースパイロットなだけあり[[技量]]を初め、[[射撃 (能力)|射撃]]、[[命中]]、[[回避]]全てが高い。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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;[[スーパーロボット大戦R|R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R|R]]
 
:'''[[集中]]、[[努力]]、[[直撃]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[集中]]、[[努力]]、[[直撃]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
;[[X-Ω]]
+
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
:'''[[集中]]、[[直撃]]、[[加速]]'''
 
:'''[[集中]]、[[直撃]]、[[加速]]'''
 
:;パイロットパーツ装備時
 
:;パイロットパーツ装備時
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;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 
:'''[[ニュータイプ (X)]]L1、[[援護攻撃]]L2、[[ブロッキング]]、[[指揮官]]L3'''
 
:'''[[ニュータイプ (X)]]L1、[[援護攻撃]]L2、[[ブロッキング]]、[[指揮官]]L3'''
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:ニュータイプがL1止まりになったため、補正を受けられなくなってしまった。実質Gビットを使えるだけの技能になってしまい、上書きも不可なため[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]の[[ナノマシン処理]]を髣髴とさせる。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[ニュータイプ (X)]]L1、[[指揮官]]L4、[[見切り]]'''
 
:'''[[ニュータイプ (X)]]L1、[[指揮官]]L4、[[見切り]]'''
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== フリーデン ===
 
;[[ティファ・アディール]]
 
;[[ティファ・アディール]]
 
:ニュータイプの仲間として、保護する。
 
:ニュータイプの仲間として、保護する。
 
;[[ガロード・ラン]]
 
;[[ガロード・ラン]]
:未来を期待し、彼を導く。「少年時代の自分を見ているみたいだ」と発言することもあるが、回想場面に登場する15年前のジャミルは、その特徴的なもみあげを除けば風貌がガロードと瓜二つである。
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:未来を期待し、彼を導く。「少年時代の自分を見ているみたいだ」と発言することもあるが、実際、回想場面に登場する15年前のジャミルはその特徴的なもみあげを除けば風貌がガロードと瓜二つである。
 
;[[テクス・ファーゼンバーグ]]
 
;[[テクス・ファーゼンバーグ]]
:古くからの知り合い。『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』では、旧連邦の軍医としてニュータイプ関連の医療データを集めている時にジャミルと出会った。
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:古くからの知り合いで相談に乗ってもらうことも。コクピット恐怖症を治すための訓練も施してもらった。
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:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』では旧連邦の軍医として、ニュータイプ関連の医療データを集めている時にジャミルと出会った。
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;[[サラ・タイレル]]
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:彼女から好意を抱かれており、後にそれに応える。
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;[[キッド・サルサミル]]
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:テクスだけでなく、キッドにもコクピット恐怖症を治すための訓練を施してもらう。
 +
 
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=== バルチャー ===
 +
;グリーツ・ジョー、ローザ・インテンソ、ロッソ・アラマント
 +
:アルタネイティヴ社を襲撃する際に応援に駆け付けたバルチャーの艦長たち。グリーツは過去の恩もあって。ジャミルを慕っており、ローザはジャミルに好意を抱き、ロッソはジャミルが敬語を使う程の人物。
 +
 
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=== 地球連邦軍 ===
 
;[[ルチル・リリアント]]
 
;[[ルチル・リリアント]]
:旧連邦時代の上官でニュータイプ。若き日のジャミルの憧れの存在だった。「Lシステム」に組み込まれてしまう。
+
:旧連邦時代の上官でニュータイプ。若き日のジャミルとは恋人未満の関係だったがLシステムに組み込まれてしまう。
;[[サラ・タイレル]]
+
;キナ
:副官的存在。
+
:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』に登場したジャミルの相棒。当時の新型試作機Gファルコン・デルタを操縦し、若きジャミルをサポートするがランスローの操るベルティゴのビット攻撃に若い命を散らす。コロニー落とし後の大気圏突入で死にかけたジャミルの前に幻影が現れ、宇宙を漂っていたGファルコン・デルタを使い、ジャミルのXを摩擦熱から救った。
 +
=== 宇宙革命軍 ===
 
;[[ランスロー・ダーウェル]]
 
;[[ランスロー・ダーウェル]]
 
:15年前の戦争で[[ライバル]]関係だった。但し直接の面識は原作終盤までなかった。
 
:15年前の戦争で[[ライバル]]関係だった。但し直接の面識は原作終盤までなかった。
;グリーツ・ジョー/ローザ・インテンソ/ロッソ・アラマント
  −
:アルタネイティヴ社を襲撃する際に応援に駆け付けた、艦所有バルチャーの艦長たち。グリーツは過去の恩を返すため、ローザはジャミルに対しての好意から参加。ロッソはジャミルが敬語を使う程のバルチャーであった。
  −
;キナ
  −
:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』に登場したジャミルの相棒。当時の新型試作機Gファルコン・デルタを操縦し、若きジャミルをサポートするがランスローの操るベルティゴのビット攻撃に若い命を散らす。コロニー落とし後の大気圏突入で死にかけたジャミルの前に幻影が現れ、宇宙を漂っていたGファルコン・デルタを使い、ジャミルのXを摩擦熱から救った。
      
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
:共に地球側のニュータイプ戦士という似たような境遇から、彼にニュータイプとしての意味を問う場面もある。
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:オマージュ元の人物。共に地球側のニュータイプ戦士という似たような境遇から、彼にニュータイプとしての意味を問う場面もある。
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])
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;[[シャア・アズナブル]](クワトロ・バジーナ)
 
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では彼や隼人と共に[[ラウンドナイツ]]の中心に。サングラス仲間。ランスローが仲間になった時とまどった際、好敵手が仲間になるのは、これ以上ない頼もしい事だと語られる。
 
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では彼や隼人と共に[[ラウンドナイツ]]の中心に。サングラス仲間。ランスローが仲間になった時とまどった際、好敵手が仲間になるのは、これ以上ない頼もしい事だと語られる。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
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=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
;[[ゲイン・ビジョウ]]
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;[[ホランド・ノヴァク]][[ゲイン・ビジョウ]]
:『Z』では彼と共に[[ZEUTH]]アウトサイダー組の中心人物に
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;[[ホランド・ノヴァク]]
   
:『Z』では彼らと共に[[ZEUTH]]アウトサイダー組の中心人物に。
 
:『Z』では彼らと共に[[ZEUTH]]アウトサイダー組の中心人物に。
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=== [[機動新世紀ガンダムX|TV版]] ===
 
=== [[機動新世紀ガンダムX|TV版]] ===
 
;「''[[月]]は出ているか?''」<br />「月は出ているかと聞いている…!」
 
;「''[[月]]は出ているか?''」<br />「月は出ているかと聞いている…!」
:第1話タイトル。[[ガンダムエックス|GX]]が現れた事に驚き、「サテライトキャノンが撃てる状況にあるか?」を[[フリーデン]]のクルーに対して尋ねた言葉。
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:第1話タイトル。[[ガンダムエックス|GX]]が現れた事に驚き、[[フリーデン]]のクルーに対して尋ねた言葉。
:[[トラウマイベント|トラウマ]]を持つジャミルは、立ち上がって緊張した様子で問うのだが、何も知らないクルーは「は?」という反応だった。
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:つまりは'''「サテライトキャノンが撃てる状況にあるか?」'''という意味であり、[[トラウマイベント|トラウマ]]を持つジャミルは立ち上がって緊張した様子で問うのだが、何も知らないクルーは「は?」という反応だった。
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:記念すべき第1話のタイトル台詞にして主人公機の切り札を比喩したものというのもあってか、作品外では本作の象徴的な台詞として扱われており、月にまつわる天体現象が起きる時にこぞってこの台詞がSNS上に書き込まれることもしばしば。
 
;「照準は私が指示する。''<ruby><rb>銃爪</rb><rt>ひきがね</rt></ruby>はお前が引け…!''」
 
;「照準は私が指示する。''<ruby><rb>銃爪</rb><rt>ひきがね</rt></ruby>はお前が引け…!''」
 
:第5話タイトルを含む台詞。[[モビルアーマー|MA]]・[[グランディーネ]]を倒すため、[[ガロード・ラン|ガロード]]にサテライトキャノンのトリガーを預ける。
 
:第5話タイトルを含む台詞。[[モビルアーマー|MA]]・[[グランディーネ]]を倒すため、[[ガロード・ラン|ガロード]]にサテライトキャノンのトリガーを預ける。
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; 「お前も私も、戦争という呪縛から、逃れられんのかもしれんな…」
 
; 「お前も私も、戦争という呪縛から、逃れられんのかもしれんな…」
 
: 第27話より。かつての愛機が形を変えたものでもある[[ガンダムダブルエックス]]を見つめながらの発言。以前、アイムザットに「ニュータイプという言葉の呪縛から逃れることはできない」と言われたこともあり、ジャミルの苦悩は増していく。
 
: 第27話より。かつての愛機が形を変えたものでもある[[ガンダムダブルエックス]]を見つめながらの発言。以前、アイムザットに「ニュータイプという言葉の呪縛から逃れることはできない」と言われたこともあり、ジャミルの苦悩は増していく。
;<br/>トニヤ「飛べ!」<br/>ロアビィ「飛べえっ!」<br/>ウィッツ「飛べええっ!」<br/>「''飛べ、ガロード!''」<br/>エニル「しっかりね!坊や…」
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;トニヤ「飛べ!」<br/>ロアビィ「飛べえっ!」<br/>ウィッツ「飛べええっ!」<br/>「''飛べ、ガロード!''」<br/>エニル「しっかりね!坊や…」
 
:第31話タイトル。[[宇宙]]へ上がるガロードを支援した時の台詞。
 
:第31話タイトル。[[宇宙]]へ上がるガロードを支援した時の台詞。
 
;「こうして、直接顔を合わせるのは初めてだな…!」
 
;「こうして、直接顔を合わせるのは初めてだな…!」
 
:第38話より。[[D.O.M.E.]]内で15年前の第七時宇宙戦争時の[[ライバル]]だった[[ランスロー・ダーウェル]]と初めて顔合わせして。
 
:第38話より。[[D.O.M.E.]]内で15年前の第七時宇宙戦争時の[[ライバル]]だった[[ランスロー・ダーウェル]]と初めて顔合わせして。
 
:ランスローはガロードや[[ティファ・アディール|ティファ]]を通してジャミルの現状を知っており、互いを認め合った二人は握手を交わした。
 
:ランスローはガロードや[[ティファ・アディール|ティファ]]を通してジャミルの現状を知っており、互いを認め合った二人は握手を交わした。
;「私は自分が何者かであるかを追い求めて、ここまでやってきた。答えはまだ見つかっていない。だが、これだけは言える。ニュータイプは[[神]]ではない! 主義主張を語る道具でもない! ましてや、オールドタイプに利用されるべき存在でもない! ニュータイプの命を奪い…このような姿にする権利など、誰にもないはずだ!!」
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;「黙れ!」<br />「私は自分が何者かであるかを追い求めて、ここまでやってきた。答えはまだ見つかっていない。だが、これだけは言える。ニュータイプは[[神]]ではない! 主義主張を語る道具でもない! ましてや、オールドタイプに利用されるべき存在でもない! ニュータイプの命を奪い…このような姿にする権利など、誰にもないはずだ!!」
 
: D.O.M.E.=ファーストニュータイプに関して、言い争いを始める、[[ザイデル・ラッソ|ザイデル]]と[[フィクス・ブラッドマン|ブラッドマン]]。そんな両者をニュータイプに関わる悲劇を見てきたジャミルは一喝する。
 
: D.O.M.E.=ファーストニュータイプに関して、言い争いを始める、[[ザイデル・ラッソ|ザイデル]]と[[フィクス・ブラッドマン|ブラッドマン]]。そんな両者をニュータイプに関わる悲劇を見てきたジャミルは一喝する。
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:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』後編より。ランスローとの決闘中、サテライトキャノンで決着をつけようとするが、コロニー落としで壊れ行く地球の姿がフラッシュバックし、トリガーが引けなくなってしまう。
 
:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』後編より。ランスローとの決闘中、サテライトキャノンで決着をつけようとするが、コロニー落としで壊れ行く地球の姿がフラッシュバックし、トリガーが引けなくなってしまう。
 
:余談だが、'''サテライトキャノンはどう考えても[[戦略・戦術兵器|戦略兵器]]であり、間違っても一対一の決闘でぶっ放すようなものではない'''。
 
:余談だが、'''サテライトキャノンはどう考えても[[戦略・戦術兵器|戦略兵器]]であり、間違っても一対一の決闘でぶっ放すようなものではない'''。
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;「――そうだ、オレの旅はここから始まるんだ」<br />「オレは――ジャミル・ニートだ」
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:『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』後編より。地球に帰還したジャミルは、変わり果てたた地球の様子に絶望するも、親友であるキナの「希望を捨てるなよ」という言葉を思い出し、立ち直る。そして荒廃した大地を歩き出すのだった…。
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=== その他の媒体 ===
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;「サテライトキャノンだ!!」
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:[[コンピュータゲーム|アーケードゲーム]]『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』シリーズにおけるサテライトキャノン使用時のセリフ。ジャミルが口にするには経歴的にあまりにも無配慮な台詞であったためか物議を醸し、後の作品では削除された。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「銃爪(ひきがね)は私が引く!」
 
;「銃爪(ひきがね)は私が引く!」
 
:射撃武器を使う時の台詞。原作第5話タイトルのパロディ。
 
:射撃武器を使う時の台詞。原作第5話タイトルのパロディ。
;「う…ぐ……!動け!Gビット!」
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;「う…ぐ……!動け!Gビット!」
 
:Gビット使用時。失った力を無理やりに引き出しているらしい。
 
:Gビット使用時。失った力を無理やりに引き出しているらしい。
 
;「この手で、再び銃爪を…引くしかないと言うのか…!」
 
;「この手で、再び銃爪を…引くしかないと言うのか…!」
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*彼のファミリーネーム「ニート」はよくネタにされるが、アルファベットの綴りはNeate。働かない若者を意味するNEETでは綴りが違う。
+
*名前は「邪を見るニュータイプ」に由来。
 +
**働かない若者を意味する「ニート」という言葉は1996年当時には存在すらしておらず([[GUNDAM|英文の頭文字から取られた造語]]であるため)、ニュータイプでもないと予知できないような理由で後年ネタにされるようになってしまった不幸な人である。なお、姓のアルファベットの綴りはNeateで、NEETとは異なる。
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*常にサングラスをかけて素顔を見せないため、[[シャア・アズナブル]]等と同じ「仮面キャラ」として扱われることもあるが、キャラクターとしての背景はむしろ[[アムロ・レイ]]をオマージュしており、「ニュータイプ能力を失ったアムロ」ともいえる。
 +
*『[[ガンダムビルドファイターズ]]』では、彼と『[[機動戦士ガンダムAGE]]』のグルーデック・エイノア(SRW未登場)をミキシングしたと思しきキャラ「カトウ」が登場し、[[ガンダムダブルエックス]]を操る。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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