差分

10行目: 10行目:  
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
| 分類 = 人型[[特機]]
+
| 分類 = [[特機|特殊人型機動兵器]]
 +
| コード =
 +
;地球連邦軍(こちら側)
 +
:ホーンドマン(=角男)
 +
| 生産形態 = 改修機
 
| 型式番号 = EG-XX
 
| 型式番号 = EG-XX
 
| 全高 = 42.9 m
 
| 全高 = 42.9 m
 
| 重量 = 133.8 t
 
| 重量 = 133.8 t
| 動力 = 気
+
| 装甲 = EG装甲
 +
| フレーム = Bフレーム
 +
| 動力 = 気<br>電力<br>生体エネルギー
 +
| 動力伝達システム = ABMDシステム
 +
| 素体 = [[ソウルゲイン]]の予備機
 +
| MMI = ダイレクト・アクション・リンク・システム<br>ダイレクト・フィードバック・システム
 
| 所属 = [[シャドウミラー]]
 
| 所属 = [[シャドウミラー]]
 
| パイロット = [[ヴィンデル・マウザー]]
 
| パイロット = [[ヴィンデル・マウザー]]
 
}}
 
}}
 
'''ツヴァイザーゲイン'''は『[[スーパーロボット大戦A]]』の[[登場メカ]]。
 
'''ツヴァイザーゲイン'''は『[[スーパーロボット大戦A]]』の[[登場メカ]]。
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[シャドウミラー]]の[[指揮官]]・[[ヴィンデル・マウザー]]自ら搭乗する大型の人型機動兵器。[[ソウルゲイン]]の予備機に[[ヴァイサーガ]]のパーツを加えて、さらに[[EOT]]も導入した機体であり、上記2機よりも高い性能を持っている。なお、ソウルゲインの[[改造]]機である為、ソウルゲインとは互換性がある(元々取り外し可能な腕部は特別な設備がなくてもパイロットの操作で換装する事が出来る)。
 
[[シャドウミラー]]の[[指揮官]]・[[ヴィンデル・マウザー]]自ら搭乗する大型の人型機動兵器。[[ソウルゲイン]]の予備機に[[ヴァイサーガ]]のパーツを加えて、さらに[[EOT]]も導入した機体であり、上記2機よりも高い性能を持っている。なお、ソウルゲインの[[改造]]機である為、ソウルゲインとは互換性がある(元々取り外し可能な腕部は特別な設備がなくてもパイロットの操作で換装する事が出来る)。
   −
未完成の'''次元転移装置'''を搭載している(AとOGシリーズで設定が異なる。詳しくは後述)。これは、本機が転移装置を最も安全に保管出来る場所だからとの事。自機及び周辺の味方機の空間転移程度であれば、現状のシステムでも(或いは転移装置を取り外しても)安定して実現可能だが、距離は稼げないようである。またこの装置は、広範囲を一斉に相転移させる'''次元転移弾'''として扱うことも可能である為、機体そのものを広範囲破壊兵器たらしめているとも言える。
+
未完成の'''次元転移装置'''を搭載している(AとOGシリーズで設定が異なる。詳しくは後述)。これは、本機が転移装置を最も安全に保管出来る場所だからとの事。自機及び周辺の味方機の空間転移程度であれば、現状のシステムでも<ref>或いは転移装置を取り外しても</ref>安定して実現可能だが、距離は稼げないようである。またこの装置は、広範囲を一斉に相転移させる'''次元転移弾'''として扱うことも可能である為、機体そのものを広範囲破壊兵器たらしめているとも言える。
    
次元転移装置が完成すれば、[[平行世界]]間を安定して自在に転移することが可能となる予定。ヴィンデルはその力を使い、あらゆる平行世界へ戦火を拡げようとしていた。
 
次元転移装置が完成すれば、[[平行世界]]間を安定して自在に転移することが可能となる予定。ヴィンデルはその力を使い、あらゆる平行世界へ戦火を拡げようとしていた。
35行目: 45行目:  
だが[[ギガノス機動要塞]]付近の宙域でシャドウミラーがロンド・ベル隊へ投降を勧告した際、主人公が離反してツヴァイとレモン機に自爆を敢行する。機体及び転移装置は損傷し、修復に時間を要した。
 
だが[[ギガノス機動要塞]]付近の宙域でシャドウミラーがロンド・ベル隊へ投降を勧告した際、主人公が離反してツヴァイとレモン機に自爆を敢行する。機体及び転移装置は損傷し、修復に時間を要した。
   −
転移システムが修復されると、シャドウミラーは[[ジャブロー]]ごとロンド・ベル隊を壊滅させる為、ツヴァイから次元転移装置を取り外し、次元転移弾としてジャブロー地下に仕掛けた。これはシャドウミラーにとっては苦肉の策だったようで、ヴィンデルが完成したばかりの転移装置を手放すことを惜しむ発言をしている。この時[[レモン・ブロウニング]]は転移弾が爆発すれば、半径50kmの空間が跡形もなく消滅すると語っている。ただしこれは主人公達の手で、起動前に停止された。
+
転移システムが修復されると、シャドウミラーは[[ジャブロー]]ごとロンド・ベル隊を壊滅させる為、ツヴァイから次元転移装置を取り外し、次元転移弾としてジャブロー地下に仕掛けた。これはシャドウミラーにとっては苦肉の策だったようで、ヴィンデルが完成したばかりの転移装置を手放すことを惜しむ発言をしている。この時[[レモン・ブロウニング]]は転移弾が爆発すれば、半径50kmの空間が跡形もなく消滅すると語っている<ref>ただしこれは主人公達の手で、起動前に停止された。</ref>。
    
後に新しい次元転移装置がほぼ完成すると、シャドウミラーは[[ハマーン・カーン]]率いる[[ネオ・ジオン]]と取引をし、[[アクシズ]]をグリプス2の射線から外して宙域付近に転移させた。そしてロンド・ベル隊がアクシズ内部に突入する前後、遂に装置は完成。ヴィンデルは「転移装置の実験」と称し、ネオ・ジオンを破ったロンド・ベル隊ごとアクシズを[[地球]]軌道上へ転移させ、地球へ落下させようとした。
 
後に新しい次元転移装置がほぼ完成すると、シャドウミラーは[[ハマーン・カーン]]率いる[[ネオ・ジオン]]と取引をし、[[アクシズ]]をグリプス2の射線から外して宙域付近に転移させた。そしてロンド・ベル隊がアクシズ内部に突入する前後、遂に装置は完成。ヴィンデルは「転移装置の実験」と称し、ネオ・ジオンを破ったロンド・ベル隊ごとアクシズを[[地球]]軌道上へ転移させ、地球へ落下させようとした。
42行目: 52行目:     
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
OGシリーズでは、'''[[システムXN]]'''の『'''アギュイエウス'''』を搭載している設定。システムXNの悪用を防ぐため、同装置を搭載したツヴァイは[[ギリアム・イェーガー]](ヘリオス・オリンパス)から破壊すべき対象として認識されているが、シャドウミラーもシステムXNを安定させるためのコアとするべく、彼を捕らえようとしていた。なおシャドウミラーが平行世界からの転移に用いたのは、アギュイエウスではなくリュケイオスである。なお、アギュイエウスはツヴァイの頭部に搭載されており、ギリアムが乗り込む為のスペースが存在する(この部分は十字型になっており、さながらギリアムが罪人である事を暗示しているかのようであった)。
+
OGシリーズでは、'''[[システムXN]]'''の『'''アギュイエウス'''』を搭載している設定。システムXNの悪用を防ぐため、同装置を搭載したツヴァイは[[ギリアム・イェーガー]](ヘリオス・オリンパス)から破壊すべき対象として認識されているが、シャドウミラーもシステムXNを安定させるためのコアとするべく、彼を捕らえようとしていた。なおシャドウミラーが平行世界からの転移に用いたのは、アギュイエウスではなくリュケイオスである。なお、アギュイエウスはツヴァイの頭部に搭載されており、ギリアムが乗り込む為のスペースが存在する<ref>この部分は十字型になっており、さながらギリアムが罪人である事を暗示しているかのようであった。</ref>。
    
こちら側の[[地球連邦軍|連邦軍]]からは、「'''ホーンドマン(角男)'''」のコードネームで呼ばれている。
 
こちら側の[[地球連邦軍|連邦軍]]からは、「'''ホーンドマン(角男)'''」のコードネームで呼ばれている。
80行目: 90行目:  
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
:概ねゲームと同じ扱いだが、あろう事か'''特に因縁の無いはずの[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]の[[虎龍王]]に麒麟・極で繰り出した分身を回避技であるはずの身分身で撃退される'''という噛ませっぷりを見せつけ、ファンを絶句させた(一応フォローしておくと、[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]の[[ゲシュペンスト・タイプRV]]は難なく撃退している)。<br />また、[[ソウルゲイン]]と部品の規格に互換性があるらしく、最終話でアクセルがツヴァイの左腕を無くなった腕の代わりに[[ソウルゲイン]]に取り付ける場面がある。
 
:概ねゲームと同じ扱いだが、あろう事か'''特に因縁の無いはずの[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]の[[虎龍王]]に麒麟・極で繰り出した分身を回避技であるはずの身分身で撃退される'''という噛ませっぷりを見せつけ、ファンを絶句させた(一応フォローしておくと、[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]の[[ゲシュペンスト・タイプRV]]は難なく撃退している)。<br />また、[[ソウルゲイン]]と部品の規格に互換性があるらしく、最終話でアクセルがツヴァイの左腕を無くなった腕の代わりに[[ソウルゲイン]]に取り付ける場面がある。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX]]
 +
:本作では機体頭部以外の部分を覆い隠せるほどの巨大なマントを羽織っている<ref>[[ヴァイサーガ]]のマントと同様の物と思われ、[[アンジュルグ]]の[[自爆]]で大きく破損するも機体自体に損傷を与えない程に頑丈。また予備もあり別の回で装備している。</ref>。また[[ベーオウルフ]]がこちら側に来る原因になっている<ref>[[あちらの世界]]にシステムXNで座標を合わす実験を行った際に逆に利用されている描写が見られる。</ref>。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
89行目: 101行目:  
==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
 
;邪龍鱗(じゃりゅうりん)
 
;邪龍鱗(じゃりゅうりん)
:機体が分身し、腕から気を放つ。ソウルゲインの青龍鱗の発展形。GBA版Aでは長射程の通常武器で、OGシリーズでは着弾点指定型で敵味方識別無しの[[マップ兵器]]。APでは両方存在するが、通常版が弾数5に対してMAP兵器版がEN消費10、というそれは逆だろうと言いたくなる事請け合いな仕様。Aでは格闘武器、OGシリーズでは射撃武器。
+
:機体が分身し、腕から気を放つ。ソウルゲインの青龍鱗の発展形。GBA版Aでは長射程の通常武器で、OGシリーズでは着弾点指定型で敵味方識別無しの[[マップ兵器]]。APでは両方存在するが、設定ミスなのか通常版が弾数5に対してMAP兵器版がEN消費10、というそれは逆だろうと言いたくなる事請け合いな仕様。Aでは格闘武器、OGシリーズでは射撃武器。
 
;重虎吠(じゅうこほう)
 
;重虎吠(じゅうこほう)
 
:機体が分身しての連打。ソウルゲインの白虎咬の発展形。APでは残影玄武弾に性能で上回る部分が全く無い(あって同等)ので、攻撃が絶対に当たらない状況でしか使ってくれない。
 
:機体が分身しての連打。ソウルゲインの白虎咬の発展形。APでは残影玄武弾に性能で上回る部分が全く無い(あって同等)ので、攻撃が絶対に当たらない状況でしか使ってくれない。
101行目: 113行目:  
:大剣を召喚して、分身して相手を切り刻んだあと、分身が突き刺してから本体が一刀両断する。ヴァイサーガの光刃閃の発展形。気力が130を越えると麒麟・極を連発して来るため、使用頻度が落ちる。ちなみに射程はGBA版だと1~9、OGSだと4~10。
 
:大剣を召喚して、分身して相手を切り刻んだあと、分身が突き刺してから本体が一刀両断する。ヴァイサーガの光刃閃の発展形。気力が130を越えると麒麟・極を連発して来るため、使用頻度が落ちる。ちなみに射程はGBA版だと1~9、OGSだと4~10。
 
;麒麟・極(きりん・きわめ)
 
;麒麟・極(きりん・きわめ)
:リミッターを解除し、機体を分身させて相手を幻惑、渾身の一撃を加える。ちなみにOGSでは腕で殴るが、GBA版以前は角で一撃を加えていた。ソウルゲインの麒麟の発展形。OGsでは[[バリア貫通]]効果が付加。技の読みはOGSで判明。GBA版では射程2~6のP兵器と落ち付いていたが、恐ろしい事にOGS以降は、射程1~12の'''P兵器'''。もしツヴァイが移動する行動パターンだったら、逃げ場がなかった所である。動かなくても十分恐ろしいが。ちなみに攻撃力が6000ととんでもなく高い上、命中率が特殊武器並みに高い。その上最終決戦時に「高性能電子頭脳」を装備している為'''射程1~13のP兵器で命中率補正が+90%+ヴィンデルの底力補正というチート武器と化している'''。燃費が悪いのが唯一の救いだが、OGシリーズではEN回復(大)を所持しているので精々数ターンしか安全は保障されない。
+
:リミッターを解除し、機体を分身させて相手を幻惑、渾身の一撃を加える。ちなみにOGSでは腕で殴るが、GBA版以前は角で一撃を加えていた。ソウルゲインの麒麟の発展形。OGsでは[[バリア貫通]]効果が付加。技の読みはOGSで判明。GBA版では射程2~6のP兵器と落ち付いていたが、恐ろしい事にOGS以降は、射程1~12の'''P兵器'''。もしツヴァイが移動する行動パターンだったら、逃げ場がなかった所である。動かなくても十分恐ろしいが。ちなみに攻撃力が6000ととんでもなく高い上、命中率が特殊武器並みに高い。その上最終決戦時に「高性能電子頭脳」を装備している為'''射程1~13のP兵器で命中率補正が+90%+ヴィンデルの底力補正'''という[[チート]]武器と化している。燃費が悪いのが唯一の救いだが、OGシリーズではEN回復(大)を所持しているので精々数ターンしか安全は保障されない。
    
==== [[特殊武器]] ====
 
==== [[特殊武器]] ====
113行目: 125行目:  
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;[[HP回復]](小)
 
;[[HP回復]](小)
:全作品共通で所持。
+
:全作品共通で所持。EG合金を使用したソウルゲインの予備機を改修した設定であることからツヴァイザーゲインもEG合金を採用していることがうかがえる。
 
;[[EN回復]](大)
 
;[[EN回復]](大)
 
:OGシリーズで所持。
 
:OGシリーズで所持。
154行目: 166行目:  
*ちなみに『A』では[[ミスマル・ユリカ]]に「ツガイバーゲン」と言い間違えられたことがある(『OG外伝』では[[エリック・ワン]]に言い間違えられ、更に「ツーカイアゲイン」とも呼ばれた)。ツヴァイザーゲインがネタ機体扱いされる時は、これらの名で呼ばれる事がある。
 
*ちなみに『A』では[[ミスマル・ユリカ]]に「ツガイバーゲン」と言い間違えられたことがある(『OG外伝』では[[エリック・ワン]]に言い間違えられ、更に「ツーカイアゲイン」とも呼ばれた)。ツヴァイザーゲインがネタ機体扱いされる時は、これらの名で呼ばれる事がある。
 
*GBA版『A』の没シナリオデータでは「スーパーアースゲイン改」という名前で呼ばれていたことから、初期案ではアースゲインの改造機という設定だったのかもしれない。
 
*GBA版『A』の没シナリオデータでは「スーパーアースゲイン改」という名前で呼ばれていたことから、初期案ではアースゲインの改造機という設定だったのかもしれない。
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 +
 
{{DEFAULTSORT:つうあいさあけいん}}
 
{{DEFAULTSORT:つうあいさあけいん}}
 
[[Category:登場メカた行]]
 
[[Category:登場メカた行]]
11,696

回編集