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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 旧姓 = ストーン
 
| 旧姓 = ストーン
| 種族 = 地球人
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| 種族 = [[種族::地球人]]
| 性別 = 女
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| 性別 = [[性別::]]
| 年齢 = 17歳→18歳→19歳(アセム編)<br />22歳([[ドラマCD]]、アセム編第28話)<br />29歳(キオ編第29話)<br />41歳(三世代編)
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| 年齢 = [[年齢::17]]歳→[[年齢::18]]歳→[[年齢::19]]歳(アセム編)<br />[[年齢::22]]歳([[ドラマCD]]、アセム編第28話)<br />[[年齢::29]]歳(キオ編第29話)<br />[[年齢::41]]歳(三世代編)
 
| 髪型 = ショートヘア
 
| 髪型 = ショートヘア
 
| 髪色 = 栗色
 
| 髪色 = 栗色
| 身長 = 159cm(アセム編)
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| 身長 = [[身長::159 cm]](アセム編)
 
| 所属 = [[民間人]] → [[地球連邦軍]] → 民間人
 
| 所属 = [[民間人]] → [[地球連邦軍]] → 民間人
| 役職 = オペレーター
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| 役職 = [[役職::オペレーター]]
 
}}
 
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'''ロマリー・アスノ'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ヒロイン]]の一人。
 
'''ロマリー・アスノ'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ヒロイン]]の一人。
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=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
ロマリーは「アセム編のヒロイン」と宣伝されたキャラクターであるが、劇中にて[[主人公]]にして相手役であるアセムよりもゼハートの事を気に掛けたり、卒業して敵軍のパイロットとなったゼハートをアセムから庇った(軍人としては軽率な)行動を快く思わなかった一部の視聴者からは「[[ニナ・パープルトン]]の同類」等と否定的な評価をされている<ref>ただし、(少女時代の)ロマリーにとってアセムおよびゼハートの両名は、'''あくまでも「(高校時代を共に過ごした)親友」という意識止まり'''であり、[[ニナ・パープルトン|ニナ]]と異なって恋愛感情までには至っていない。なお、ロマリーが恋愛感情に目覚めた切っ掛けは、第28話で(後に結婚する事になる)アセムからの[[愛]]の告白を受けた時であった。</ref>。
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ロマリーは「アセム編のヒロイン」と宣伝されたキャラクターであるが、劇中にて[[主人公]]にして相手役であるアセムよりもゼハートの事を気に掛けたり、卒業して敵軍のパイロットとなったゼハートをアセムから庇った(軍人としては軽率な)行動を快く思わなかった一部の視聴者からは「[[ニナ・パープルトン]]の同類」等と否定的な評価をされている<ref>ただし、(少女時代の)ロマリーにとってアセムおよびゼハートの両名は、'''あくまでも「(高校時代を共に過ごした)親友」という意識止まり'''であり、[[ニナ・パープルトン|ニナ]]と異なって恋愛感情までには至っていない。なお、ロマリーが恋愛感情に目覚めた切っ掛けは、第28話で(後に結婚する事になる)アセムからの[[愛]]の告白を受けた時であった。また、コウに直接銃口を向けたニナとは違い、「アセムが銃口を向けた際にゼハートを庇ったのみであり、もしゼハートが先にアセムへ銃口を向けた場合でもロマリーはアセムを庇っただろう」と擁護意見も存在していた。</ref>。
    
もっとも、これに関してロマリーを演じた[[声優]]の[[声優:花澤香菜|花澤香菜]]氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の放送当時に公式WEBラジオで'''「ロマリーは未だに学生気分が抜けていないんですよ」'''とフォローしている<ref>実際、第28話にてロマリーがアセムに対して「学生気分を引きずっていた事で迷惑を掛けた件」について謝罪する場面が存在する。</ref>。また、シリーズ構成を担当した日野晃博氏(レベルファイブ代表取締役社長)は、「『このままだと、ロマリーは視聴者から嫌われてしまうのでは?』とスタッフ達も苦悩していた」事を明かしている。
 
もっとも、これに関してロマリーを演じた[[声優]]の[[声優:花澤香菜|花澤香菜]]氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の放送当時に公式WEBラジオで'''「ロマリーは未だに学生気分が抜けていないんですよ」'''とフォローしている<ref>実際、第28話にてロマリーがアセムに対して「学生気分を引きずっていた事で迷惑を掛けた件」について謝罪する場面が存在する。</ref>。また、シリーズ構成を担当した日野晃博氏(レベルファイブ代表取締役社長)は、「『このままだと、ロマリーは視聴者から嫌われてしまうのでは?』とスタッフ達も苦悩していた」事を明かしている。
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:一方、[[OVA]]『MOE』では「幼馴染」という関係であり、TV版と比較してより親密な仲になっている。
 
:一方、[[OVA]]『MOE』では「幼馴染」という関係であり、TV版と比較してより親密な仲になっている。
 
;[[キオ・アスノ]]
 
;[[キオ・アスノ]]
:息子。
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:息子。あまりキツいことは言わずに育てたらしく、彼女に似て優しい反面若干世間知らずな性格に育った。
 
;[[フリット・アスノ]]
 
;[[フリット・アスノ]]
:アセム編では上官。キオ編以降は義父。
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:アセム編では上官。キオ編以降は義父。[[ドラマCD]]では軍時代からの付き合いということもあり、ロマリーのことは基本的に信頼していた。
 
;[[エミリー・アモンド|エミリー・アスノ]]
 
;[[エミリー・アモンド|エミリー・アスノ]]
:義母。
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:義母。ドラマCDでは夫フリットとは対照的にロマリーに対しては心配性な一面を覗かせ、やや過保護気味に接していた。
 
;[[ユノア・アスノ]]
 
;[[ユノア・アスノ]]
 
:義理の妹。軍人時代から連絡を取り合っていた。アセムとの結婚前から親しい事もあり、ユノアからは「ロマリーさん」と呼ばれている。
 
:義理の妹。軍人時代から連絡を取り合っていた。アセムとの結婚前から親しい事もあり、ユノアからは「ロマリーさん」と呼ばれている。
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;シャーウィー・ベルトン(SRW未登場)、マシル・ボイド(SRW未登場)
 
;シャーウィー・ベルトン(SRW未登場)、マシル・ボイド(SRW未登場)
 
:同級生。アセムやゼハートと同じ[[モビルスーツ|MS]]クラブのメンバー。
 
:同級生。アセムやゼハートと同じ[[モビルスーツ|MS]]クラブのメンバー。
:中でも、シャーウィーはロマリーに好意を寄せていて、アセムとロマリーの結婚式前日までロマリーの写真を持っていた。
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:シャーウィーはロマリーに好意を寄せていて、アセムとロマリーの結婚式前日までロマリーの写真を持っていた。
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:お調子者のマシルはロマリーに対してはセクハラめいた言動を見せることが多かった。
 
;ロマリーの父親
 
;ロマリーの父親
 
:本名不詳で、存在のみが語られている。ロマリーは高校時代まで彼の決めた事に従ってきたが、高校卒業後は自分の意思で地球連邦軍に入隊する事を決めた。
 
:本名不詳で、存在のみが語られている。ロマリーは高校時代まで彼の決めた事に従ってきたが、高校卒業後は自分の意思で地球連邦軍に入隊する事を決めた。
 
:なお、[[ドラマCD]]『Wedding Eve』にて「地球連邦軍の将校」という設定が明かされた。
 
:なお、[[ドラマCD]]『Wedding Eve』にて「地球連邦軍の将校」という設定が明かされた。
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;バルガス・ダイソン
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:アセムの曾祖父。息子を出産したときに遺影としてアセム、バルガスと3人で撮った写真を病室に飾っており、仲が良かったことを伺わせている。
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:『MOE』ではロマリー自身の設定変更により高校以前からの顔馴染という設定に。アセムの癖が移ってしまったのか彼女もまた『バルガス』と呼び捨てにしてしまっている(気軽に呼び捨てできるほどに仲が良かったということなのだろう)。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:このため、一部の視聴者からは以下のロマリーの(地球連邦所属の軍人としても軽率な)言動を問題視されてしまうのだが、ロマリーを演じた[[声優]]の[[声優:花澤香菜|花澤香菜]]氏が述べたとおり、それは「'''ロマリーが既に高校を卒業して地球連邦軍に入隊したのにも関わらず、未だに学生気分が抜けていない'''から」であった。
 
:このため、一部の視聴者からは以下のロマリーの(地球連邦所属の軍人としても軽率な)言動を問題視されてしまうのだが、ロマリーを演じた[[声優]]の[[声優:花澤香菜|花澤香菜]]氏が述べたとおり、それは「'''ロマリーが既に高校を卒業して地球連邦軍に入隊したのにも関わらず、未だに学生気分が抜けていない'''から」であった。
 
;「アセム、あなたの言っていることは正しいと思う…。でも、今は戦争なのよ…!」
 
;「アセム、あなたの言っていることは正しいと思う…。でも、今は戦争なのよ…!」
:第23話より。[[民間人]]に被害が及びうる命令に従えず逃げ出したアセムに対する[[説得]]。そして、「[[フリット・アスノ|フリット]]も自分もゼハートも、皆悲しみを耐えて戦っているのだ」と諭す。
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:第23話より。[[民間人]]に被害が及びうる命令に従えず逃げ出したアセムに対する[[説得]]。そして、「[[フリット・アスノ|フリット]]も自分もゼハートも、皆悲しみを耐えて戦っているのだ」と諭す。しかし…
:しかし、第24話にてゼハートと直接対峙した際にはロマリー自身も割り切ることができず、ゼハートを庇う事となった。
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;「ゼハート! 私…ずっと会いたかった!」
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:第24話にて、アセムがゼハートと直接対峙した際にて、二人の前に現れこの言葉を言い放った。さらに前話にて戦争だからと言いながらロマリー自身も割り切ることができず、銃を向けたアセムからゼハートを庇ってしまう。
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:この行為にアセムは激昂し、一部の視聴者の不興も買ってしまった。
 
;「私は、子供だったのよ。軍に入っても結局、学生気分のまんま…。アセムやゼハートに憧れて、いつも二人の影を追いかけてるだけだった…」<br />「勝手に憧れて、自分の理想像をアセムたちに押し付けてた…。ごめんなさい、わたし、ずっと謝りたくて…」
 
;「私は、子供だったのよ。軍に入っても結局、学生気分のまんま…。アセムやゼハートに憧れて、いつも二人の影を追いかけてるだけだった…」<br />「勝手に憧れて、自分の理想像をアセムたちに押し付けてた…。ごめんなさい、わたし、ずっと謝りたくて…」
 
:第28話より。[[ヴェイガン]]の移動要塞「ダウネス」の[[地球]]への落下阻止から1年後、アセムと再会したロマリーは過去の行動によって彼に迷惑を掛けた件を謝罪した。
 
:第28話より。[[ヴェイガン]]の移動要塞「ダウネス」の[[地球]]への落下阻止から1年後、アセムと再会したロマリーは過去の行動によって彼に迷惑を掛けた件を謝罪した。
:アセムはそんなロマリーを許し、「俺は守り続けるよ、君を…!」と彼女に[[愛]]の告白をする。その後、二人は本格的な交際を経てA.G.145年に結婚。A.G.151年には一人息子の[[キオ・アスノ|キオ]]を儲けるのであった。
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:アセムはそんなロマリーを「昔のままでいてくれればいい」と許し、「俺は守り続けるよ、君を…!」と彼女に[[愛]]の告白をする。その後、二人は本格的な交際を経てA.G.145年に結婚。A.G.151年には一人息子の[[キオ・アスノ|キオ]]を儲けるのであった。
    
=== 三世代編 ===
 
=== 三世代編 ===
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:つい先程まで険悪な雰囲気だったアセムとゼハートが、ケジメとして互いに殴り合った後に仲直りして、大笑いしている光景に半ばあきれながら。
 
:つい先程まで険悪な雰囲気だったアセムとゼハートが、ケジメとして互いに殴り合った後に仲直りして、大笑いしている光景に半ばあきれながら。
 
:一部の視聴者に物議を醸しだした、ロマリーの「いいなあ」という台詞だが、上記の展開では彼女の気持ちに共感できた方も少なくないであろう。
 
:一部の視聴者に物議を醸しだした、ロマリーの「いいなあ」という台詞だが、上記の展開では彼女の気持ちに共感できた方も少なくないであろう。
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== 迷台詞 ==
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;「ゼハート…?」
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:第18話。自然公園で戦うアセムとゼハートの二人を目の当たりにし、ゼハートがヴェイガンの一員と知り愕然とする。これを機にロマリーもゼハートと袂を分つ事になってしまう。
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:台詞やシチュエーションだけなら「友との決別」というものでおかしくはないのだが、実はこの場面の前にロマリーは'''脚を負傷して自然公園から離れた病院に搬送されており、その状態の彼女が歩いて現れる'''のは時間的にも状況的にも本来あり得ないはずである。
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:明らかに脚本や構成のミスであり、視聴者からは「'''ロマリーワープ'''」という揶揄と共に非難される事になってしまった。
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:『MOE』ではこの件を反省してか、卒業式後の学校内でMS戦を行い、炎上するMSクラブのガレージから思い出の写真を取りに行った際にゼハートの正体を知る展開に変更されている。もっとも、'''写真はほぼ全て焼失し、ロマリーが半分以上灰になった写真一枚を手にしながらショックを受ける'''という惨い場面になったが…。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==