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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された'''」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを土足で踏み躙った結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある
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*富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された'''」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを刺激してしまった結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある
 
*『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。
 
*『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。
**ちなみに、'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際に、エキセントリックな発言を残した'''という逸話が有る。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。
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**ちなみに'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残した'''という逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。
***上記の経緯が有った為か、北爪氏は「(『逆シャア』の登場キャラクター達の中で)クェスのデザインが一番大変でした」と述懐している。
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***上記の経緯が有った為か、北爪氏は「(『逆シャア』の登場キャラクターたちの中で)クェスのデザインが一番大変でした」と述懐している。
 
*初期設定では「クェス・エア」という名前だった。後に現在の姓「パラヤ」に変更され、初期設定の姓「エア」は[[偽名]]として使用される。
 
*初期設定では「クェス・エア」という名前だった。後に現在の姓「パラヤ」に変更され、初期設定の姓「エア」は[[偽名]]として使用される。
 
* カセット文庫版では[[声優:荘真由美|荘真由美]]氏にキャストが変更されているが、これは同作に川村氏が声を担当する[[ベルトーチカ・イルマ|ベルトーチカ]]が登場するためである。
 
* カセット文庫版では[[声優:荘真由美|荘真由美]]氏にキャストが変更されているが、これは同作に川村氏が声を担当する[[ベルトーチカ・イルマ|ベルトーチカ]]が登場するためである。
 
*クェスといえば劇中「[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で(目と耳を塞ぎながら)生身で宇宙空間に出て、[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|ヤクト・ドーガ]]から[[サザビー]]に乗り移る」場面が有名である。また、『[[機動戦士ガンダムF91|F91]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン]]』『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』でも同様のシーンが存在する。
 
*クェスといえば劇中「[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で(目と耳を塞ぎながら)生身で宇宙空間に出て、[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|ヤクト・ドーガ]]から[[サザビー]]に乗り移る」場面が有名である。また、『[[機動戦士ガンダムF91|F91]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン]]』『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』でも同様のシーンが存在する。
**しかし、[[小説|小説版]]『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン|ベルトーチカ・チルドレン]]』では文字媒体ということもあってか、「'''全裸で[[α・アジール]]から[[ナイチンゲール]]に乗り移る'''」というとんでもない行動を取っている。[[漫画|漫画版]]でも再現された。
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**しかし、[[小説|小説版]]『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン|ベルトーチカ・チルドレン]]』では文字媒体ということもあってか「'''全裸で[[α・アジール]]から[[ナイチンゲール]]に乗り移る'''」というとんでもない行動を取っている。[[漫画|漫画版]]でも再現された。
**なお、かつては「人間が生身で真空状態にさらされると『血液が沸騰して破裂する』『急速に気化が発生して凍結する』といった理由で即死する」と思われており、現代においてもその俗説を信じる者から彼女がこのような行動に出て生存していることに疑問を示す視聴者も多いが、現実には1965年にアメリカのNASAにおいて、真空チャンバー内で宇宙服のトラブルにより、14秒間生身で真空状態に置かれるという事故が発生したものの、その事故の被害者は特に意識を失う事もなく生還しており、前述のような人体に急激な変化は発生しないことが分かっている。
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**なお、かつては「人間が生身で真空状態にさらされると『血液が沸騰して破裂する』『急速に気化が発生して凍結する』といった理由で即死する」と思われており、現代においてもその俗説を信じる者から彼女がこのような行動に出て生存していることに疑問を示す視聴者も多いが、現実には1965年にアメリカのNASAにおいて、真空チャンバー内で宇宙服のトラブルにより、14秒間生身で真空状態に置かれるという事故が発生したもののその事故の被害者は特に意識を失う事もなく生還しており、前述のような人体に急激な変化は発生しないことが分かっている。
*[[OVA]]『GUNDAM EVOLVE』では、富野監督から提供されたプロットをもとに、『逆襲のシャア』の物語において劇場版とは異なった結末が描かれている。
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*[[OVA]]『GUNDAM EVOLVE』では富野監督から提供されたプロットを元に『逆襲のシャア』の物語において、劇場版とは異なった結末が描かれている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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