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*1985年10月3日 ~ 1986年6月26日(日本テレビ) 全38話
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[新スーパーロボット大戦]](1996年)
+
| 読み = あおきりゅうせい エスピーティー レイズナー
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| 外国語表記 =
 +
| 原作 = 伊東恒久<br />高橋良輔
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| 原案 = 矢立肇
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| 著者 =
 +
| 作画 =
 +
| 挿絵 =
 +
| 監督 = 高橋良輔
 +
| シリーズ構成 = 伊東恒久
 +
| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = 谷口守泰
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| メカニックデザイン = 大河原邦男
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| 音楽 = 乾裕樹
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| 制作 = サンライズ(第3スタジオ)
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| 放送局 = 日本テレビ
 +
| 配給元 =
 +
| 発売元 =
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| 掲載誌 =
 +
| 出版社 =
 +
| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 1985年10月3日 - <br />1986年6月26日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 = 全38話
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| 巻数 =
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| シリーズ =
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| 前作 =
 +
| 次作 =
 +
| 劇場版 =
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| アニメ版 =
 +
| 漫画版 =
 +
| 小説版 =
 +
| 初登場SRW = [[新スーパーロボット大戦]]
 +
| 初クレジットSRW =
 +
| 備考 =
 +
| その他 =
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 +
『'''蒼き流星SPTレイズナー'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[高橋作品|高橋良輔監督]]のロボットアニメ作品第4弾。作品終盤、スポンサーの降板という憂き目にあったため[[打ち切り|打ち切られた]]非業の作品。しかしストーリーの完成度は高く、その後OVAで補完される。
+
高橋良輔監督のロボットアニメ作品第4弾。作品終盤、スポンサーの降板という憂き目にあったため[[打ち切り|打ち切られた]]非業の作品。しかしストーリーの完成度は高く、その後OVAで補完される。
   −
[[リアルロボット]]物としては珍しく[[異星人|宇宙からの侵略者]]との戦いで、侵攻軍であるグラドス人と地球人との混血児である[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]の苦悩と戦いを描いている。2部構成であり、1部は[[火星]]から[[地球]]への逃亡を主に描き、2部は[[地球]]を制圧した[[グラドス軍]]とレジスタンスとの戦いが描かれている。1部は当時の米ソ冷戦を描いていたりと現実世界を投影した世界観だが、2部は[[テコ入れ]]によって当時流行っていた漫画『北斗の拳』を彷彿とさせるような雰囲気となっており、分かり易い悪役として配置された[[死鬼隊]]や彼らの駆る個性的な[[SPT]]、それらに対抗してヒーローロボットとしての立ち位置を一層強調された[[レイズナー]]など、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]の要素も加味されている。
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当時の[[リアルロボット]]物としては珍しく[[異星人|宇宙からの侵略者]]との戦いで、侵攻軍であるグラドス人と地球人との混血児である[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]の苦悩と戦いを描いている。全2部構成であり、第1部は[[火星]]から[[地球]]への逃亡を主に描き、第2部は[[地球]]を制圧した[[グラドス軍]]とレジスタンスとの戦いが描かれている。第1部は当時の米ソ冷戦<ref>ちなみに、現実世界においてソビエト社会主義共和国連邦(USSR)は、'''『レイズナー』本編の舞台となる[[西暦]]1996年よりも約5年前の西暦1991年12月26日に解体している'''。</ref>を描いていたりと現実世界を投影した[[世界観]]だが、第2部は[[テコ入れ]]によって当時流行っていた[[漫画]]『北斗の拳』を彷彿とさせるような雰囲気となっており、分かり易い悪役として配置された[[死鬼隊]]や彼らの駆る個性的な[[SPT]]、それらに対抗してヒーローロボットとしての立ち位置を一層強調された[[レイズナー]]など、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]の要素も加味されている。
   −
スパロボでは今のところ、第1部と第2部がきちんと分けて再現されたことは殆ど無く、どちらか片方にもう片方の設定が加えられている(出ているのが第1部のエイジなのに敵に[[ル・カイン]]が居る、逆にエイジは第2部なのに[[アーマス・ゲイル|ゲイル]]が出てくる等)。
+
== ストーリー ==
<!-- == ストーリー == -->
+
宇宙進出を経てもなお超大国同士のにらみ合いが続いていた西暦1996年、宇宙体験のため火星を訪れたコズミック・カルチャー・クラブの一団は突如として異星の機動兵器・SPTの交戦に巻き込まれる。火星の地が焦土と化す中、一団は1機のSPTに窮地を救われる。その蒼きSPT・レイズナーを駆る少年は一団の前に素顔を明かしこう告げた。
   −
== [[登場人物]](第1部) ==
+
「'''僕の名はエイジ、地球は狙われている……!'''」
 +
 
 +
== 登場人物 ==
 +
=== 第1部 ===
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
17行目: 62行目:  
*[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]
+
*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]]
   −
=== [[地球]]側 ===
+
==== [[地球]]側 ====
 
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
 
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
 
:[[主人公]]。地球の危機を伝えに来た地球人とグラドス人のハーフ。主に[[レイズナー]]に搭乗。
 
:[[主人公]]。地球の危機を伝えに来た地球人とグラドス人のハーフ。主に[[レイズナー]]に搭乗。
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:[[CCC]]の引率者。[[火星]]での数少ない生き残りであるアンナ、デビッドらを救う為エイジと共に[[火星]]の脱出を試みる。
 
:[[CCC]]の引率者。[[火星]]での数少ない生き残りであるアンナ、デビッドらを救う為エイジと共に[[火星]]の脱出を試みる。
   −
=== [[グラドス軍|グラドス]]側 ===
+
==== [[グラドス軍|グラドス]]側 ====
 
;[[アーマス・ゲイル]]
 
;[[アーマス・ゲイル]]
 
:中尉。ジュリアの婚約者でもあるエイジの士官学校の先輩で、エイジにとっては兄のような存在であるが、図らずも対決する事になる。
 
:中尉。ジュリアの婚約者でもあるエイジの士官学校の先輩で、エイジにとっては兄のような存在であるが、図らずも対決する事になる。
 
;[[ゴステロ]]
 
;[[ゴステロ]]
 
:大尉。地球人の抹殺を楽しみ、邪魔になれば部下であろうと殺す危険人物。ジュリアに横恋慕した因縁からゲイルとは険悪。
 
:大尉。地球人の抹殺を楽しみ、邪魔になれば部下であろうと殺す危険人物。ジュリアに横恋慕した因縁からゲイルとは険悪。
;[[カルラ・エジール]]
+
;[[エジール・カルラ]]
 
:少尉。ゲイルに密かに思いを寄せるゲイルの副官。
 
:少尉。ゲイルに密かに思いを寄せるゲイルの副官。
 
;[[アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ]]
 
;[[アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ]]
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;[[ギウラ]]
 
;[[ギウラ]]
 
:ジュリアのお目付け役を務めるグラドス士官。
 
:ジュリアのお目付け役を務めるグラドス士官。
 +
;[[ズール (レイズナー)|ズール]]
 +
:グレスコの副官。
 
;[[グレスコ]]
 
;[[グレスコ]]
 
:グラドス軍提督。地球侵攻軍の総司令官。
 
:グラドス軍提督。地球侵攻軍の総司令官。
 +
;[[グラドス兵]]
 +
:
   −
=== その他 ===
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==== その他 ====
 
;ケン・アスカ
 
;ケン・アスカ
 
:SRW未登場。エイジとジュリアの父。作中では二人の回想ぐらいにしか出番がない。
 
:SRW未登場。エイジとジュリアの父。作中では二人の回想ぐらいにしか出番がない。
   −
== [[登場人物]](第2部) ==
+
=== 第2部 ===
 
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==== [[地球]]側 ====
=== [[地球]]側 ===
   
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
 
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
 
:一人称が「僕」から「俺」になり、白兵戦でも積極的に戦うなど逞しさを身に着ける。
 
:一人称が「僕」から「俺」になり、白兵戦でも積極的に戦うなど逞しさを身に着ける。
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:クスコの聖女として登場。終盤に重大な役割を果たすことになる。
 
:クスコの聖女として登場。終盤に重大な役割を果たすことになる。
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=== [[グラドス軍|グラドス]]側 ===
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==== [[グラドス軍|グラドス]]側 ====
 
;[[ル・カイン]]
 
;[[ル・カイン]]
 
:グレスコの息子。グラドス軍の新たな司令官として手腕を振るう。
 
:グレスコの息子。グラドス軍の新たな司令官として手腕を振るう。
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;[[ギウラ]]
 
;[[ギウラ]]
 
:文化矯正隊の指揮官として登場。
 
:文化矯正隊の指揮官として登場。
;[[カルラ・エジール]]
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;[[エジール・カルラ]]
 
:第2部後半にクスコの遺跡採掘の指揮を執り、エイジと対決する。
 
:第2部後半にクスコの遺跡採掘の指揮を執り、エイジと対決する。
 
;[[グレスコ]]
 
;[[グレスコ]]
 
:グラドスの地球総督として登場。
 
:グラドスの地球総督として登場。
 
;[[ロアン・デミトリッヒ]]
 
;[[ロアン・デミトリッヒ]]
:ル・カインの腹心となり、地球人を裏切ったように思われたが…
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:ル・カインの腹心となった。
   −
== [[登場メカ]] ==
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== 登場メカ ==
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
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*[[メカ&キャラクターリスト/J]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]]
    
=== [[SPT]] ===
 
=== [[SPT]] ===
[[レイズナー]]各機は[[V-MAX]]発動状態を別機体として区別する場合もある([[新]]など)。
+
[[レイズナー]]各機は[[V-MAX]]発動状態を別機体として区別する場合もある([[新スーパーロボット大戦|新]]など)。
 
;[[レイズナー]]
 
;[[レイズナー]]
 
:グラドス軍の開発した試作機でエイジが奪取して以後、使用する事になる。機体にはグラドス創生の秘密が隠されていた。
 
:グラドス軍の開発した試作機でエイジが奪取して以後、使用する事になる。機体にはグラドス創生の秘密が隠されていた。
;[[強化型レイズナー]]
+
;[[ニューレイズナー]](強化型レイズナー)
 
:第2部でル・カインによってレイズナーが大破した後、地球側が復元した機体にレイズナーのデータを移し変えた。
 
:第2部でル・カインによってレイズナーが大破した後、地球側が復元した機体にレイズナーのデータを移し変えた。
;[[レイズナーMk-II]]
  −
:本編未登場。[[変形]]可能。
   
;[[ベイブル]]
 
;[[ベイブル]]
 
:エイジがレイズナーとともに持ち出した試作型SPT。近接型でデビッドが搭乗。
 
:エイジがレイズナーとともに持ち出した試作型SPT。近接型でデビッドが搭乗。
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=== [[MF]]([[マルチフォーム]]) ===
 
=== [[MF]]([[マルチフォーム]]) ===
 
;[[ソロムコ]]
 
;[[ソロムコ]]
:1・2部を通じて使用されたMF。
+
:1・2部を通じて使用されたMF。
 
;[[ガンステイド]]
 
;[[ガンステイド]]
 
:終盤のクスコ遺跡の攻防戦でグラドス軍が使用。
 
:終盤のクスコ遺跡の攻防戦でグラドス軍が使用。
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;[[ガッシュラン]]
 
;[[ガッシュラン]]
 
:死鬼隊の一人であるマンジェロが搭乗した専用機。途中で不完全ながらも[[V-MAX]]を搭載する。
 
:死鬼隊の一人であるマンジェロが搭乗した専用機。途中で不完全ながらも[[V-MAX]]を搭載する。
 +
;[[レイズナーMk-II]]
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:本編未登場。[[変形]]可能。レイズナーの後継機という位置づけだが分類上はマルチフォームに属する。
    
=== [[TS]]([[テラー・ストライカー]]) ===
 
=== [[TS]]([[テラー・ストライカー]]) ===
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:
 
:
 
;[[グラドス・トライポッド・キャリア]]
 
;[[グラドス・トライポッド・キャリア]]
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;[[戦略ゲラン衛星]]
 
:
 
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=== SRWオリジナル ===
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;[[スコープドッグ (エイジ機)]]
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:[[オリジナル設定|SRWオリジナル機体]]。エイジが乗る[[スコープドッグ]]。
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== 用語 ==
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;[[SPT]]
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:グラドス軍が開発した[[全長一覧|全長]]10m程の人型兵器。なお、SPTとは「Super Powered Tracer(超強化機能服)」の[[略語|略称]]である。
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:;[[マルチフォーム]]
 +
::SPTの中でも性能を特化させたものを指す。
 +
:;[[テラー・ストライカー]]
 +
::コンピューターで操縦される無人のSPT。
 +
:
 +
;[[V-MAX]]
 +
:一部のSPTに搭載された緊急脱出システム。これによって、SPTの性能が一時的に上昇する。
 +
;[[コズミック・カルチャー・クラブ]](CCC)
 +
:[[国連]]宇宙局が主催する[[火星]]体験学校。火星の国連基地に到着後、グラドス軍の攻撃に巻き込まれてしまう。
 +
;[[グラドス軍]]
 +
:ブルドリア太陽系に位置する惑星「グラドス」が抱える軍。1996年に地球に侵攻し、制圧することに成功した。
 +
;[[戦略ゲラン衛星]]
 +
:グラドス軍がかつて使用した大量破壊兵器。当のグラドス人でさえも、その兵器を使用した事は[[黒歴史|歴史の汚点]]とされている。
 +
;[[死鬼隊]]
 +
:グラドス地球占領軍司令官である[[ル・カイン]]直属の部隊。[[サイボーグ]]化した[[ゴステロ]]、[[マンジェロ]]、[[ゲティ]]、[[ボーン]]の四名からなる。
 +
;[[レイ (レイズナー)|レイ]]
 +
:[[レイズナー]]に搭載されている音声入力式のコンピュータ。パイロットが乗っていなくても、独自の思考回路によって行動することが出来る。
 +
;[[フォロン]]
 +
:ケン・アスカによりグラドス創世の秘密がインプットされた、[[レイズナー]]の第2コンピュータ。[[レイズナー]]の破壊される確率が99.999%以上になると覚醒し、パイロットの意思を無視して独自の判断で行動する。
 +
;[[グラドスの刻印]]
 +
:かつて太古のグラドスにあったオーバーテクノロジー。空間を歪曲および遮断する力を持っている。
 +
;第1部
 +
:原作において、[[火星]]での[[コズミック・カルチャー・クラブ]]のメンバーとエイジの出会いから、地球に辿り着きグラドスの本格侵攻寸前までのストーリーを指す。話数では第1話~第25話(第25話は総集編)が第1部にあたる。
 +
;第2部
 +
:原作において、第1部終了時から最終話までの展開を指す。話数では第26話~第38話(および最終話の完全版となるOVA)が該当。
 +
:第1部終了時から3年が経過しており、その間に[[地球]]はグラドスの侵攻に屈し、完全な占領下に置かれている。その中でゲリラ活動に身を投じ、グラドス軍に抵抗するエイジと仲間達の物語が展開される。
 +
:[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]、クスコの聖女や[[グラドスの刻印]]など、スパロボでお馴染みのファクターの多くは第2部からの登場である。
    
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
 
;オープニングテーマ
 
;オープニングテーマ
 +
:
 
:;「メロスのように ~LONELY WAY~」
 
:;「メロスのように ~LONELY WAY~」
::歌:Airmail from NAGASAKI 作詞:秋元康 作曲:中崎達也 編曲:若草恵
+
::歌:Airmail from NAGASAKI / 作詞:秋元康 / 作曲:中崎達也 / 編曲:若草恵
::原作OPにおいてはサビの前に間奏を入れ、予告として本編シーン(ほぼ[[次回予告]]の焼き直し)を挿入する特徴的な演出がなされる。
+
::原作OPにおいてはサビの前に間奏が入り、予告として本編シーンが挿入される演出が特徴的。これは当時、とても斬新な演出であった<ref>同演出は[[ナイツ&マジック|これ]][[機界戦隊ゼンカイジャー|ら]]を始めとして、後年の様々な作品にも『レイズナー』を意識したパロディ演出として取り入れられている。特に名称づけられてはいないが、[[ポプテピピック|大川ぶくぶ]]氏が矢立文庫で掲載した漫画『IPポリスつづきちゃん』では「'''ダイジェストロリ・ウェイ'''」と名付けられている。</ref>。
::『新』『64』『GC』『J』『OE』で戦闘BGMとして採用。
+
::歌手であるAirmail from NAGASAKIは、本曲がデビューとなった。余談だが、作詞を手掛けた秋元康氏は『蒼き流星SPTレイズナー』の裏番組『夕やけニャンニャン』のスタッフ(構成)を務めていた。
 +
::アニメソングのカバーアルバム集『百歌声爛 男性声優編』において、[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]役の[[声優]]である井上和彦氏が本曲の一部を歌っている。
 +
::『新』『64』『GC』『J』『OE』『DD』『X-Ω』で採用。『DD』ではイベント「ゼロ・アンド・ブルー」にて、『X-Ω』ではイベント「夢見た楽園は遠く」にてクエストBGMに採用。
 +
:
 +
;エンディングテーマ
 +
:
 +
:;「5分だけのわがまま」(前期)
 +
::歌:富沢聖子 / 作詞:秋元康 / 作曲:中崎達也 / 編曲:若草恵
 +
:;「LA ROSE ROUGE」(後期)
 +
::歌:富沢聖子 / 作詞:河奈みその / 作曲:林哲司
 +
 
 
;劇中BGM
 
;劇中BGM
 +
:
 
:;「迫り来るものへ」
 
:;「迫り来るものへ」
::『新』『64』『GC』『J』『OE』で[[V-MAX]]時の戦闘BGMとして使用されている。『64』までは「V-MAX」と表記。
+
::『新』『64』『GC』『J』『OE』で[[V-MAX]]時の戦闘BGMとして使用されている。『新』『64』では「V-MAX」と表記。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
 +
スパロボでは今のところ、第1部と第2部が合わさって再現されていることが多い。第1部のエイジが出ているのに敵に[[ル・カイン]]が居る、逆にエイジは第2部なのに[[アーマス・ゲイル|ゲイル]]が出てくるといった、どちらか片方にもう片方の設定を加える調整が多い。
 +
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
:シリーズで初となるエイジ達の[[火星]]からの脱出劇を含め、第1部から第2部までほぼ全編が描かれている。エイジ達は第1部の姿で登場(ただしエイジのみ第2部最終盤のパイロットスーツ姿で、取り扱い説明書内ではグラフィックが製品版と異なり第一部版の姿になっていた)。尚、本作における[[グラドス軍]]([[ル・カイン]])は非オリジナル敵の中で最後に戦う敵勢力の1つである。グラドス軍と[[木連]]が同盟を結ぶなど『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多い。
+
:シリーズで初となるエイジ達の[[火星]]からの脱出劇を含め、第1部から第2部までほぼ全編が描かれている。エイジ達は第1部の姿で登場(ただしエイジのみ第2部最終盤のパイロットスーツ姿で、取り扱い説明書内ではグラフィックが製品版と異なり第一部版の姿になっていた)。なお、本作における[[グラドス軍]]([[ル・カイン]])は版権作品の敵の中で最後に戦う敵勢力の一つである。火星繋がりということでグラドス軍と[[木連]]が同盟を結ぶなど『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多い。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
178行目: 282行目:  
:初登場作品。エイジ達は第1部の姿だが、[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]など第2部のキャラも登場する。
 
:初登場作品。エイジ達は第1部の姿だが、[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]など第2部のキャラも登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:エイジ達は第2部の姿で登場。[[ムゲ・ゾルバドス帝国|ムゲ帝国]]占領下の[[地球]]を舞台としてストーリーが始まり、[[グラドス軍]]はムゲ配下の地球占領軍という扱いのため、序盤はレイズナー第2部の物語が主要な軸となる。その一方ゲイルやジュリアとの戦闘など、第1部の物語も盛り込まれている。後半にかけてはクスコの聖女・ジュリアと[[グラドスの刻印]]が重要な役割を果たす。[[レイズナーMk-II]]は登場せず。
+
:エイジ達は第2部の姿で登場。[[ムゲ・ゾルバドス帝国|ムゲ帝国]]占領下の[[地球]]を舞台としてストーリーが始まり、[[グラドス軍]]はムゲ配下の地球占領軍という扱いのため、序盤はレイズナー第2部の物語が主要な軸となる。
 +
:その一方でリアル系の最序盤ルートではゲイルやジュリアとの戦闘など、第1部の物語も盛り込まれている。後半にかけてはクスコの聖女・ジュリアと[[グラドスの刻印]]が重要な役割を果たす。なお、[[レイズナーMk-II]]は登場せず。
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:作品中盤、[[ガンドール]]隊の[[地球]]への帰還後から登場。[[グラドス軍]]はその時点で[[地球]]を侵略している星間連合軍の一員であり、レジスタンス活動から刻印の発動までの第2部の展開が描写される。SPTが味方側では割と貴重なS[[サイズ]]ユニットのため、[[捕獲]]や敵機弱体化のために[[部位]]破壊を多用する戦法を重視する場合は重宝する。
+
:作品中盤、[[ガンドール]]隊の[[地球]]への帰還後から登場。[[グラドス軍]]はその時点で[[地球]]を侵略している星間連合軍の一員であり、レジスタンス活動から刻印の発動までの第2部の展開が描写される。
;[[スーパーロボット大戦XO]]
+
:SPTが味方側では割と貴重なS[[サイズ]]ユニットのため、[[捕獲]]や敵機弱体化のために[[部位]]破壊を多用する戦法を重視する場合は重宝する。
:[[GC]]のリメイク作。序盤の追加[[サブシナリオ]]で第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
+
:プロローグでは数年前に火星基地が壊滅、作中ではエイジが3年前に危機を知らせに来たおかげで外宇宙への対応ができたと語られている。
 +
:;[[スーパーロボット大戦XO]]
 +
::『GC』ではNPCだったゲイルにパイロットデータが追加された。追加[[サブシナリオ]]でボスとして立ちはだかるほか、終盤に無条件で仲間になる。
 +
::その他にも[[ブレイバー]]と[[グライムカイザル]]が追加された。
 +
::序盤の追加サブシナリオで第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
 +
::それに伴いエイジが地球にやって来たのが3年前から本編開始後になったので、プロローグの「数年前に火星基地が壊滅」の一文が「異星人の存在がささやかれるようになった」に変更された。
 +
::多くの機体の戦闘デモが刷新されており、ナックルショットはより派手かつスピーディーな演出に。『GC』のレーザード・ライフルは普通のビームだったが本作では原作同様の波打つビームとなった。
 +
;[[スパロボ学園]]
 +
:
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:『新』以来およそ17年ぶりとなるソニー系ハード作品への参戦。同じ高橋監督作品である『[[装甲騎兵ボトムズ]]』との共演も果たした。残念ながら[[ゴステロ]]と[[カン・ユー]]の夢の共演(?)は果たされることはなかった。顔グラフィックは第2部準拠。
+
:同じ高橋監督作品である『[[装甲騎兵ボトムズ]]』との共演を果たす。顔グラフィックは第2部準拠。
:本作では、グラドス軍は[[ポセイダル軍]]・[[バララント同盟]]と手を結びISTO(星間条約機構)を構成している。火星にワープゲートがあり、グラドス軍はそれを通じて軍勢を送り込もうとしている。ケン・アスカは火星探査中に遭難したことになっている。
+
:本作では、グラドス軍は[[ポセイダル軍]]・バララント同盟と手を結びISTO(星間条約機構)を構成している。火星にワープゲートがあり、グラドス軍はそれを通じて軍勢を送り込もうとしている。ケン・アスカは火星探査中に遭難したことになっている。
:エイジ(ちなみに第二部版で何故か強化型に改造済みのレイズナーに乗っている。なお今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と[[デビッド・ラザフォード|デビッド]]の名前のみ)が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
+
:エイジ(第二部版で強化型に改造済みのレイズナーに搭乗。今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。なお、コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と名前のみ登場する[[デビッド・ラザフォード|デビッド]])が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 +
:2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて期間限定参戦。第1部設定。グラドス軍は直接登場せず、地球と[[プラント]]を戦わせようと画策する。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:ワールド4の構成作品。『学園』以来10年ぶりの2Dスパロボ参戦で、『J』以来に第1部から第2部の流れが時系列通りとなり、スパロボでは初めて主要キャラクター達の容姿の変化も描かれている。
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:火星繋がりという事で『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』との絡みが多い。
 +
:第1部の再現は2章Part6まで行われる。同Partにて衛星ゲランによる攻撃が起きるも、原作とは違い多種多様な兵器を有する第5世界の各勢力と「[[ディバイン・ドゥアーズ]]」の共闘でグラドスの撃退に成功。ただし、混乱の中でエイジは結局行方不明となる。
 +
:以降は大きく間が空き、3章Part5からは第2部設定となる。グラドスが占領するのは火星となっており、容姿の変化については戦闘訓練を受けて逞しくなったためと説明されている。
   −
== 用語 ==
+
=== 関連作品 ===
;[[SPT]]
+
;[[Another Century's Episode]]
:
  −
;[[MF]]([[マルチフォーム]])
  −
:
  −
;[[TS]]([[テラー・ストライカー]])
  −
:
  −
;[[V-MAX]]
  −
:
  −
;[[コズミック・カルチャー・クラブ]]([[CCC]])
  −
:
  −
;[[グラドス軍]]
  −
:
  −
;[[グラドス]]
  −
:[[グラドス軍]]の本星。
  −
;[[戦略ゲラン衛星]]
   
:
 
:
;[[死鬼隊]]
+
;[[Another Century's Episode Portable]]
 
:
 
:
;[[レイ]]
  −
:[[レイズナー]]に搭載されている音声入力式のコンピュータ。パイロットが乗っていなくても、独自の思考回路によって行動することが出来る。レイズナーが破壊の危機に陥ると、もう1つの人格ともいうべき、第2コンピュータ「[[フォロン]]」が覚醒する。
  −
;[[フォロン]]
  −
:ケン・アスカによりグラドス創世の秘密がインプットされた、[[レイズナー]]の第2コンピュータ。[[レイズナー]]の破壊される確率が99.999%以上になると覚醒し、パイロットの意思を無視して独自の判断で行動する。原作第22話「フォロンとの対決」において、エイジにグラドス創世の秘密を教えた後、自らを封印する。
  −
;[[グラドスの刻印]]
  −
:
  −
;第1部
  −
:原作において、[[火星]]での[[コズミック・カルチャー・クラブ]]のメンバーとエイジの出会いから、地球に辿り着きグラドスの本格侵攻寸前までのストーリーを指す。話数では第1話~第25話(25話は総集編)が第1部にあたる。
  −
;第2部
  −
:原作において、第1部終了時から最終話までの展開を指す。話数では第26話~第38話(及び最終話の完全版となるOVA)が該当。第1部終了時から3年が経過しており、その間に[[地球]]はグラドスの侵攻に屈し、完全な占領下に置かれている。その中でゲリラ活動に身を投じ、グラドス軍に抵抗するエイジと仲間達の物語が展開される。[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]、クスコの聖女や[[グラドスの刻印]]など、スパロボでお馴染みのファクターの多くは第2部からの登場である。
      
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
228行目: 324行目:  
|2||彼の名はエイジ||||||
 
|2||彼の名はエイジ||||||
 
|-
 
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|3||その瞳を信じて||[[ブルグレン]]||||
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|3||その瞳を信じて||[[ブルグレン]]<br/>[[グラドス大型戦艦]]||||
 
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|-
|4||心のこしての脱出||||||
+
|4||心のこしての脱出||[[グラドス・トライポッド・キャリア]]||本話より登場メカの<br>テロップ表示挿入||
 
|-
 
|-
 
|5||まもられても、なお…||||||
 
|5||まもられても、なお…||||||
240行目: 336行目:  
|8||彼の叫びに応えて||||||
 
|8||彼の叫びに応えて||||||
 
|-
 
|-
|9||生きる道を求めて||[[ベイブル]]<br />[[ディマージュ]]||||
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|9||生きる道を求めて||[[ベイブル]]<br />[[ディマージュ]]<br />[[ドトール]]||||
 
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|10||エイジ!?と呼んだ||[[ドトール]]||||
+
|10||エイジ!?と呼んだ||||||
 
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|11||地球の艦が来た!||||||
 
|11||地球の艦が来た!||||||
256行目: 352行目:  
|16||月よ!こたえて||[[スカルガンナー]]||||
 
|16||月よ!こたえて||[[スカルガンナー]]||||
 
|-
 
|-
|17||群がる殺人機(マシーン)||||||
+
|17||群がる<ruby><rb>殺人機</rb><rt>マシーン</rt></ruby>||||||
 
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|18||そして地球へ||||||
 
|18||そして地球へ||||||
266行目: 362行目:  
|21||我が名はフォロン||||||
 
|21||我が名はフォロン||||||
 
|-
 
|-
|22||フォロンとの対決||||||
+
|22||フォロンとの対決||[[戦略ゲラン衛星]]||||
 
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|-
 
|23||奇跡を求めて||||||
 
|23||奇跡を求めて||||||
276行目: 372行目:  
|26||時は流れた!||[[ターミネーターポリス]]|| 第2部開始<br />OP・ED変更 ||
 
|26||時は流れた!||[[ターミネーターポリス]]|| 第2部開始<br />OP・ED変更 ||
 
|-
 
|-
|27||華麗なるル・カイン||[[ダルジャン]]、[[エルダール]]<br />[[ダンコフ]]、[[ガッシュラン]]||||
+
|27||華麗なるル・カイン||[[ザカール]]、[[ダルジャン]]、[[エルダール]]<br />[[ダンコフ]]、[[ガッシュラン]]<br />[[グラドス軍新型巨大宇宙空母]]||||
 
|-
 
|-
 
|28||クスコの聖女||||||
 
|28||クスコの聖女||||||
282行目: 378行目:  
|29||再会・謎の招待状||||||
 
|29||再会・謎の招待状||||||
 
|-
 
|-
|30||ベイブル奪回作戦||||||
+
|30||ベイブル奪回<ruby><rb>作戦</rb><rt>ゲーム</rt></ruby>||||||
 
|-
 
|-
|31||仕組まれた聖戦||||||
+
|31||仕組まれた聖戦||[[ドール]]||||
 
|-
 
|-
 
|32||ああ、ゴステロ||||||
 
|32||ああ、ゴステロ||||||
298行目: 394行目:  
|37||エイジ対ル・カイン||||||
 
|37||エイジ対ル・カイン||||||
 
|-
 
|-
|38||歪む宇宙||||||
+
|38||歪む<ruby><rb>宇宙</rb><rt>そら</rt></ruby>||[[ニューレイズナー]]<br />[[ガンステイド]]||||
 
|}
 
|}
   312行目: 408行目:  
|}
 
|}
   −
== 主要スタッフ ==
+
== 余談 ==
;制作
+
*漫画『北斗の拳』の影響を受けていると言われる第2部だが、高橋監督はインタビューにてインタビュアーにその事を振られた際、「意識はしてない」と否定している<ref name="art">新紀元社『蒼き流星SPTレイズナー コンプリートアートワークス』157頁。</ref>。
:サンライズ(第3スタジオ)
+
**ただし、高橋監督は『[[装甲騎兵ボトムズ]]』が終わりにさしかかった頃、ファンの1人から「次はこれをやってください」と『北斗の拳』の原作を差し出されたことがあり、「オレってこんなイメージなの?」と驚いたことがあるが、「案外、自分でも気づかないところでそういう資質みたいなものがあったのかもしれません」と語っている<ref name="art"/>。
;監督
+
*本作以前の高橋良輔監督のロボットアニメ作品群(『[[太陽の牙ダグラム]]』『装甲騎兵ボトムズ』『[[機甲界ガリアン]]』)がいずれもバンダイグループ(後のバンダイナムコグループ)と競合するタカラ(後のタカラトミー)が商品化権を有していたこともあり、スパロボにおいては『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』にて「[[ボトムズシリーズ]]」が参戦するまで、長く本作が唯一の高橋作品からの参戦であった。
:高橋良輔
+
*本作の打ち切りの流れは、まずスポンサーの一社であった三洋電機が不祥事<ref>同社が1984年に発売した石油ファンヒーター「CFH-S221F型」が放送中に一酸化炭素中毒事故を起こしたため。</ref>により2クール目を持ってスポンサーから降板、加えてメインスポンサーであったバンダイが展開していたプラモデルの売れ行きも芳しくなかった<ref>1/72スケールと1/100スケールの二種類を展開していたが、1/72スケールはレーザードライフルを重量感のあるダイキャスト製にしたのが仇となって自重で関節がヘタってしまってポーズ付けが困難であり、1/100スケールもポリキャップが使用されておらず関節の可動範囲が狭い上ドトールなど一部を除いて太腿に大きな肉抜き穴が開けられており、結果売れ行き不振に繋がってしまった。</ref>ため、バンダイの意向により38話で急遽終了が決定した、というものである。なお平日夕方という放送時間帯としては比較的高い視聴率をキープしていたため、バンダイ以外のスポンサーは放映の継続を希望していたという。
;シリーズ構成
+
**放送上の最終回である38話は、 途中の回を省略していきなり最終回に話が飛んだような内容で制作された。そのため直前の37話と話の内容が繋がらず、37話で大破したはずのレイズナーは[[強化型レイズナー|修復・改造強化]]された上で[[ル・カイン]]の[[ザカール]]と互角の戦闘を繰り広げ、開発中だった地球製SPT[[ドール]]も既に量産されグラドス軍と戦闘するなどしていた。TV放映終了後、この突発的なエピソードを補完するためのOVA全3巻が発売された。
:伊東恒久
+
 
;キャラクターデザイン
+
== 脚注 ==
:谷口守泰
+
<references />
;メカニックデザイン
  −
:大河原邦男
  −
;音楽
  −
:乾裕樹
      
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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===[[Blu-ray]]===
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=== [[DVD]] ===
 
=== [[DVD]] ===
338行目: 432行目:  
=== 書籍 ===
 
=== 書籍 ===
 
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|[https://linkvod.myjcom.jp/ J:COMオンデマンド]||×||
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|[https://front.milplus.jp/ milplus]||×||
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|}
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 +
== リンク ==
 +
*[http://www.layzner.net/ 蒼き流星SPTレイズナー公式サイト]
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