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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Kelley Layzner]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Kelley Layzner]]<ref>[http://www.gundam0083.net/character/z10.html Character]、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY、2022年2月3日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY}}
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
『ギレンの野望シリーズ』等のガンダム関連[[ゲーム]]では[[ヴァル・ヴァロ]]以外の機体に乗せる事もできるのだが、SRWでは原作準拠で終止ヴァル・ヴァロに乗って登場する。
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原作通り終始[[ヴァル・ヴァロ]]に乗って参戦。原作では果たせなかったガトーとの再共闘は何度か実現しているが、[[フォン・ブラウン]]のイベントは『[[スーパーロボット大戦A|A]]』しか再現されておらず、コウとの関連性は薄い事もある。
 
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原作では果たせなかったガトーとの再共闘は何度か実現しているが、[[フォン・ブラウン]]のイベントは『[[スーパーロボット大戦A|A]]』しか再現されておらず、コウとの関連性は薄い事もある。
      
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。ガトーと共に敵として登場。やはりヴァル・ヴァロに乗る。毒ガス作戦には嫌悪感を示しており、さらにこの作戦自体がロンド・ベルの目を引き付けるための囮で自らが捨て駒であることも察していたが、あくまでDCとして戦い、死亡した。
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:音声初収録。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。ガトーと共に敵として登場。やはりヴァル・ヴァロに乗る。毒ガス作戦には嫌悪感を示しており、さらにこの作戦自体がロンド・ベルの目を引き付けるための囮で自らが捨て駒であることも察していたが、あくまでDCとして戦い、死亡した。
 
:一方ポセイダルルートに進むと交戦機会もなくコロニー連合に打倒されてしまい、生死不明。
 
:一方ポセイダルルートに進むと交戦機会もなくコロニー連合に打倒されてしまい、生死不明。
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:[[隠し要素/α|隠し要素]]のフラグにより味方として[[スポット参戦]]する。スポット参戦とはいえ、彼を味方として使える唯一の作品。
 
:[[隠し要素/α|隠し要素]]のフラグにより味方として[[スポット参戦]]する。スポット参戦とはいえ、彼を味方として使える唯一の作品。
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:ガトーとともに[[シャア・アズナブル|シャア]]の[[ネオ・ジオン]]に参加。ただし、『α』では[[フォン・ブラウン]]の一件がないため、コウとの関わりは薄い。前作は生存したが、本作にて死亡する。
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:ガトーとともに[[シャア・アズナブル|シャア]]の[[ネオ・ジオン]]に参加。性格は超強気に上がって居る。ただし、『α』では[[フォン・ブラウン]]の一件がないため、コウとの関わりは薄い。前作は生存したが、本作にて死亡する。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}})
:登場するルートは限定で、しかもホンの数話だけ。しかし原作通りのコウに加え、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の[[ボス]]、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[スバル・リョーコ|リョーコ]]と絡みが濃い為、かなり印象に残る。
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:序盤分岐の宇宙ルートにのみ登場し、ルートの最後で散る。[[フォン・ブラウン]]での一件が唯一再現されているが、原作通りのコウに加え、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の[[ボス]]、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[スバル・リョーコ|リョーコ]]と絡みが濃い為、かなり印象に残る。
:現在のところ、[[フォン・ブラウン]]での一件が再現されたのは本作のみである。
      
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では自分らを捨て駒にしようとした事で反感を持っていた。
 
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では自分らを捨て駒にしようとした事で反感を持っていた。
 
;[[ボス]]
 
;[[ボス]]
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』ではコウと一緒に、[[ヴァル・ヴァロ]]の修復に手を貸す。本筋と関係ないが、ケリィのジャンク屋なら[[ボスボロット]]が大量生産できそうな気がする。
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:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』ではコウと一緒に、[[ヴァル・ヴァロ]]の修復に手を貸す。[[ボスボロット]]を作成した時のことを思い出し懐かしそうにしていたが、ケリィと別れて早々に敵対してしまった際は彼らしからぬ悲壮な声を上げており、終始戦いを躊躇していた。
 
;[[スバル・リョーコ]]
 
;[[スバル・リョーコ]]
:『A』ではボス同様、ヴァル・ヴァロの修復作業を手伝った。
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:『A』ではボス同様、ヴァル・ヴァロの修復作業を手伝った。戦死の際、最期の言葉を彼女に遺している。
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== 名台詞 ==
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== 名(迷)台詞 ==
 
;「軍人なら『僕』なんて言うな」
 
;「軍人なら『僕』なんて言うな」
:ケリィに助けられ「あの、僕は……」と戸惑う[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。失態を犯して軍から脱走したコウにとっては痛烈な発言である。
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:第6話。ケリィに助けられ「あの、僕は……」と戸惑う[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。失態を犯して軍から脱走したコウにとっては痛烈な発言である。
 
;「俺は負け犬にはならないぞ。どんなことがあってもな!」
 
;「俺は負け犬にはならないぞ。どんなことがあってもな!」
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:[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]との接触でケリィが元ジオン兵だという事を知ったコウと喧嘩になり、彼を追い出す際に。
 
;「このままジャンク屋のオヤジになるのも悪かぁない。そう思ったさ。だが……違うんだな。こうやってジャンク屋の仕事をしてても何かこう、ここが自分の居場所だって気がしねえ。俺の胸の奥で何かが……やっぱり俺はパイロットなんだ」
 
;「このままジャンク屋のオヤジになるのも悪かぁない。そう思ったさ。だが……違うんだな。こうやってジャンク屋の仕事をしてても何かこう、ここが自分の居場所だって気がしねえ。俺の胸の奥で何かが……やっぱり俺はパイロットなんだ」
 
:ケリィの正体を知ってもなお、[[パイロット]]の矜持を取り戻すために[[ヴァル・ヴァロ]]の修復に手を貸すコウに胸を打たれたのか、作業をしながら自分の心の内をさらけ出す。
 
:ケリィの正体を知ってもなお、[[パイロット]]の矜持を取り戻すために[[ヴァル・ヴァロ]]の修復に手を貸すコウに胸を打たれたのか、作業をしながら自分の心の内をさらけ出す。
 
:コウもまたそんな彼の信念を見て、軍人として立ち直っていく。
 
:コウもまたそんな彼の信念を見て、軍人として立ち直っていく。
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:なお、[[声優:玄田哲章|ケリィの声]]のためか[[シャングリラ (ΖΖ)|シャン]][[ジュドー・アーシタ|グリラ]][[機動戦士ガンダムΖΖ|のジャンク屋]]を思い出した人もいる。
 
;「甘いぞ、ウラキ! 戦いに状況など選べはしない!」
 
;「甘いぞ、ウラキ! 戦いに状況など選べはしない!」
 
:コウが[[ガンダム試作1号機Fb|ガンダム]]のパイロットである事に驚きつつも、戦いを止めようとケリィに呼びかけるコウの言動を一蹴しての台詞。
 
:コウが[[ガンダム試作1号機Fb|ガンダム]]のパイロットである事に驚きつつも、戦いを止めようとケリィに呼びかけるコウの言動を一蹴しての台詞。
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:ちなみに松浦まさふみ氏の[[漫画|漫画版]]では、ガトーと共に過去にニナに直接会っており、彼女と面識が有る。
 
:ちなみに松浦まさふみ氏の[[漫画|漫画版]]では、ガトーと共に過去にニナに直接会っており、彼女と面識が有る。
 
;「ヴァル・ヴァロだぞ!」
 
;「ヴァル・ヴァロだぞ!」
:ヴァル・ヴァロの大型クローアームでガンダムを挟んだ際の絶叫。ケリィを代表する名台詞である。
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:ヴァル・ヴァロの大型クローアームでガンダムを挟んだ際の絶叫。ケリィを代表する名台詞である。[[死亡フラグ]]ともとれる。
 
;「へっ、そんな物は積み込んじゃいないぜ」
 
;「へっ、そんな物は積み込んじゃいないぜ」
 
:ヴァル・ヴァロが撃墜された際に脱出を呼びかけたコウへの台詞。この直後、爆発に巻き込まないよう捕獲したガンダムの下半身をコウへ返し、炎の中へ消えていった。
 
:ヴァル・ヴァロが撃墜された際に脱出を呼びかけたコウへの台詞。この直後、爆発に巻き込まないよう捕獲したガンダムの下半身をコウへ返し、炎の中へ消えていった。
 
;「ウラキ、戦士として生きてみろ。それが倒した相手に対する礼儀だ!」
 
;「ウラキ、戦士として生きてみろ。それが倒した相手に対する礼儀だ!」
 
:[[小説|小説版]]での最期の台詞。なお、この時の'''ケリィの心境は「自分は出来る限りの事をして、強い戦士に倒された」という満足感だった'''。
 
:[[小説|小説版]]での最期の台詞。なお、この時の'''ケリィの心境は「自分は出来る限りの事をして、強い戦士に倒された」という満足感だった'''。
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;「…さあな(わぁはっはっは!)」
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:『星屑の英雄』より。ガトーとともにフォン・ブラウンのジャンク屋として潜伏中にニナと知り合ってしばらく経った後、「(ニナは)今日は来ないのかな」と何気なくつぶやいたガトーへの返答。
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:いつもの仏頂面で返しつつ内心では爆笑していた。
 
;「ガトー、お前は充分に生きたよな」
 
;「ガトー、お前は充分に生きたよな」
:松浦まさふみ氏の漫画版より。原作と違い、[[星の屑作戦]]後も生き延びたケリィが亡きガトーを悼んでの台詞。
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:松浦まさふみ氏の漫画版より。原作と違い、[[星の屑作戦]]に参加せず生き延びたケリィが亡きガトーを悼んでの台詞。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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=== 戦闘台詞 ===
 
;「まだだ! まだ燃え尽きちゃいないっ!!」
 
;「まだだ! まだ燃え尽きちゃいないっ!!」
 
:ダメージを与えた時によく喋る台詞。
 
:ダメージを与えた時によく喋る台詞。
 
:ちなみに、'''原作で「まだ燃え尽きちゃいない」というケリィの心境を表したのは彼自身ではなく、恋人のラトーラの方'''である。
 
:ちなみに、'''原作で「まだ燃え尽きちゃいない」というケリィの心境を表したのは彼自身ではなく、恋人のラトーラの方'''である。
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=== COMPACTシリーズ ===
 
;「まさか…このヴァル・ヴァロが…な」
 
;「まさか…このヴァル・ヴァロが…な」
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第2部宇宙激震篇第22話「楽園への帰還」に於ける撃墜時に遺した[[辞世の句]]。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第2部宇宙激震篇第22話「楽園への帰還」に於ける撃墜時に遺した[[辞世の句]]。
:ちなみにそのヴァル・ヴァロはこの後[[ロンド・ベル隊]]で(プレイヤー次第で)有効活用されてしまう羽目に。
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:ちなみにそのヴァル・ヴァロはこの後[[ロンド・ベル]]で(プレイヤー次第で)有効活用されてしまう羽目に。
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=== 携帯機シリーズ ===
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;「そっちは[[ボス]]…ネルガルの人型には、あの娘…なるほど、全員がロンド・ベル隊だったとはな」<br />「しかし、遅かれ早かれ…!」
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:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』宇宙ルート第10話「勝利者などいない戦い」or「ザ・ウィナー」。奇妙な縁でヴァル・ヴァロの修復に手を貸した3人が全員[[ロンド・ベル (スパロボA)|ロンド・ベル]]であったことに納得して。三者三様、皆ケリィのことを案じるのだが、ケリィは既に退けないところにいた。
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;ケリィ「ネルガルの娘か…」<br />ケリィ「自分の居場所、戦いの中で死ねる事は…戦士にとって最も幸福な事なのかもしれん」<br />リョーコ「死ぬ事が幸福なのかよ! ケリィのおっさん!」
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:『A』宇宙ルート第12話「星の屑の記憶」or「スターダスト・メモリー」における被撃墜時の最期の台詞。ヴァル・ヴァロの修復に手を貸した3人のうち、最期に[[スバル・リョーコ]]にこの台詞を言い残し爆散する。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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*漫画「0083 REBELLION」では月面で戦死せずデラーズフリートへの合流を果たし、ソロモン攻略戦に参加。コウが駆る重装FAGP01との激闘を繰り広げた。作戦後はアルビオンの捕虜となるが、「星の屑作戦」の真の目的が月面へのコロニー落としと聞き、それを阻止しようとオーキスに搭乗。流れでウラキのGP03とドッキングし、'''アルビオンの味方となる'''。その後コロニー落としが月面では無く地球へ落下すると理解を果たすが、月面に残した恋人ラト―ラが妊娠していた事、そしてそのコロニー落としを聞いて自分が死ぬ以上の恐怖を覚えた事を踏まえ、「仲間を撃ったジオンのケリィ・レズナーは戦死した」とした上で、共に地球へのコロニー落としを阻止するべく'''最後までコウの味方となりガトーと対峙する事になる'''。この展開はコウ・ガトー・シーマのその後に大きな影響を与え、中盤で戦死した原作と違い、後半の展開の中心を担う程の活躍を果たす。
 
*漫画「0083 REBELLION」では月面で戦死せずデラーズフリートへの合流を果たし、ソロモン攻略戦に参加。コウが駆る重装FAGP01との激闘を繰り広げた。作戦後はアルビオンの捕虜となるが、「星の屑作戦」の真の目的が月面へのコロニー落としと聞き、それを阻止しようとオーキスに搭乗。流れでウラキのGP03とドッキングし、'''アルビオンの味方となる'''。その後コロニー落としが月面では無く地球へ落下すると理解を果たすが、月面に残した恋人ラト―ラが妊娠していた事、そしてそのコロニー落としを聞いて自分が死ぬ以上の恐怖を覚えた事を踏まえ、「仲間を撃ったジオンのケリィ・レズナーは戦死した」とした上で、共に地球へのコロニー落としを阻止するべく'''最後までコウの味方となりガトーと対峙する事になる'''。この展開はコウ・ガトー・シーマのその後に大きな影響を与え、中盤で戦死した原作と違い、後半の展開の中心を担う程の活躍を果たす。
 
**こちらの漫画版も、ケリィは戦死せずに最後まで生存している。
 
**こちらの漫画版も、ケリィは戦死せずに最後まで生存している。
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== 脚注 ==
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<references />
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:ケリィ・レズナー]]
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:けりい れすなあ}}
 
{{DEFAULTSORT:けりい れすなあ}}
 
[[category:登場人物か行]]
 
[[category:登場人物か行]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
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