差分

453 バイト追加 、 2023年12月11日 (月) 14:02
26行目: 26行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[デモンベイン]]を模倣した[[破壊ロボ (兵器)|破壊ロボ]]。[[アル・アジフ]]の断片を魔力の供給源とし、それを[[エルザ]]が中継することによって魔術回路を動作させている。
+
[[デモンベイン]]を模倣した[[破壊ロボ (兵器)|破壊ロボ]]。
   −
全体的な造形はデモンベインそっくりだがオリジナルが白銀色なのに対して全体的に黄土色かつ、両肩に角状の突起、顔面が破壊ロボのままといった違いがある。
+
全体的な造形はデモンベインそっくりだがオリジナルが白銀色なのに対して全体的に金色かつ、両肩に角状の突起、顔面が破壊ロボのままといった違いがある。また、「'''ベ(be)'''」ではなく「'''ペ(pe)'''」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの[[偽物]]ロボ。
   −
「'''ベ(be)'''」ではなく「'''ペ(pe)'''」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの[[偽物]]ロボ。しかし、断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等、またエルザが魔導書の代替となっているため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、さらには'''ティマイオス・クリティアスまでも再現し、アトランティス・ストライクも使用可能'''。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えない<ref>アニメ版ではレムリア・インパクトの解禁が前後したことで、初使用が本機との戦闘であるため、アニメの設定では模倣しようがない。</ref>が、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、'''ある意味では本家を上回っている'''というウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な[[魔導書]]の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。
+
しかし、断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等。また、[[アル・アジフ]]の断片を魔力の供給源とし、それを[[エルザ]]が中継することによって魔術回路を動作させ、実質上[[魔導書]]の代替になっている<ref>原作ゲームではバルザイの偃月刀、『UX』ではニトクリスの鏡をそれぞれ断片として使用している。なお、操縦の仕様上'''ウェストは乗っているだけ'''。</ref>ため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、'''ティマイオス・クリティアスまでも再現しているため、アトランティス・ストライクも使用可能'''。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えない<ref>アニメ版ではレムリア・インパクトの解禁が前後したことで、初使用が本機との戦闘であるため、アニメの設定では模倣しようがない。</ref>が、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、'''ある意味では本家を上回っている'''というウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な[[魔導書]]の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。
   −
なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか(ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころか'''そのうちのページ数枚程度'''だけで戦闘できる駆動率にこぎつけているが)。
+
なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか。ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころか'''そのうちのページ数枚程度'''だけで戦闘できる駆動率にこぎつけている。
 
  −
ちなみに、デモンペインはアル・アジフの断片(原作ゲームではバルザイの偃月刀。『UX』ではニトクリスの鏡)を動力とし、エルザが断片から魔力を中継しつつ操縦している。つまり'''ウェストは乗っているだけ'''。
      
後に[[ブラックロッジ]]内部の反逆でウェストが同組織を抜けた後、原作アルルートならびにアニメ版ではアル・アジフが消滅した事態に対して、本機と同様のシステムをデモンベインに流用しエルザを同乗させることで、魔導書の精霊不在の状態でもデモンベインを動かすことができるようになっている。
 
後に[[ブラックロッジ]]内部の反逆でウェストが同組織を抜けた後、原作アルルートならびにアニメ版ではアル・アジフが消滅した事態に対して、本機と同様のシステムをデモンベインに流用しエルザを同乗させることで、魔導書の精霊不在の状態でもデモンベインを動かすことができるようになっている。
40行目: 38行目:  
「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「'''魔の痛み'''」となるため意味は通じる。というか、[[デモンベイン|本家]]の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。
 
「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「'''魔の痛み'''」となるため意味は通じる。というか、[[デモンベイン|本家]]の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。
   −
アニメ版と[[漫画]]版では登場しているが、[[小説]]版では尺の都合で未登場。
+
[[小説]]版では尺の都合で未登場。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
:初登場作品。第1部中盤のアメリカルート第14話にて登場。[[フェルト・グレイス|フェルト]]からは「'''ニセデモンベイン'''」と言われている。
+
:初登場作品。第1部中盤のアメリカルート第14話にて登場。[[フェルト・グレイス|フェルト]]からは「'''ニセデモンベイン'''」と言われている。上記の通り本来のメインパイロットはエルザなのだが、本作ではウェストがメイン扱い。
 
:原作では「バルザイの偃月刀」の断片をその場で回収して使用していたが、本作では「ニトクリスの鏡」の断片(原作ではこの時点で九郎たちが入手済み)を回収して使用しており、ウェストがこれを使って'''デモンペインを大量発生させる'''という抱腹絶倒な展開を見せる。ネタ担当と思われがちだが(この時点の)本家より遠距離攻撃能力が高く、甘く見ていると痛い目に会う。
 
:原作では「バルザイの偃月刀」の断片をその場で回収して使用していたが、本作では「ニトクリスの鏡」の断片(原作ではこの時点で九郎たちが入手済み)を回収して使用しており、ウェストがこれを使って'''デモンペインを大量発生させる'''という抱腹絶倒な展開を見せる。ネタ担当と思われがちだが(この時点の)本家より遠距離攻撃能力が高く、甘く見ていると痛い目に会う。
:ウェスト自身は後に自軍参加するが、乗機は[[破壊ロボ]]で残念ながら本機は持ってきてくれない。魔導書が欠片でもないと動かせないのが原因か。
+
:ウェスト自身は後に自軍参加するが、乗機は[[破壊ロボ]]で残念ながら本機は持ってきてくれない。魔導書が欠片でもないと動かないのと、それを用いて操縦するエルザが本家の方のサブパイロットになるため、ウェスト一人ではデモンペインを動かせないから仕方ないのだが。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
86行目: 84行目:  
:;スーパーウェスト無敵ロボ28號過渡期リファイン(Ver.Ka)
 
:;スーパーウェスト無敵ロボ28號過渡期リファイン(Ver.Ka)
 
::続編『機神飛翔デモンベイン』(SRW未参戦)に登場するバージョン。本機の四肢、破壊ロボのドラム缶状の胴体、[[量産型破壊ロボ]]のブースターと、これまでの破壊ロボを詰め込んだ集大成的な機体。
 
::続編『機神飛翔デモンベイン』(SRW未参戦)に登場するバージョン。本機の四肢、破壊ロボのドラム缶状の胴体、[[量産型破壊ロボ]]のブースターと、これまでの破壊ロボを詰め込んだ集大成的な機体。
 +
::ちなみに「Ver.Ka(バージョンカトキ)」とはメカデサイナーのカトキハジメ氏が監修を行ったガンプラのブランド名だが、本当にカトキ氏がデザインに関わっているわけではなく、「過渡期」と掛けたダジャレである。
 
;[[デモンベイン]]
 
;[[デモンベイン]]
 
:デモンペインの元となった[[鬼械神]]。後に、本機同様のシステムで一時期運用されることとなった。
 
:デモンペインの元となった[[鬼械神]]。後に、本機同様のシステムで一時期運用されることとなった。
3,173

回編集