差分

1,150 バイト追加 、 2023年12月1日 (金) 18:01
編集の要約なし
2行目: 2行目:  
| タイトル = 九条美海
 
| タイトル = 九条美海
 
| 読み = くじょう みう
 
| 読み = くじょう みう
| 外国語表記 = [[外国語表記::Miu Kujou]]
+
| 登場作品 =  
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}<br />{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル}}
+
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}
 +
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル}}
 
| 声優 = {{声優|平野綾|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|平野綾|SRW=Y}}
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|下口智裕}}(原作漫画版)<br />{{キャラクターデザイン|平井久司}}(アニメ版)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|下口智裕}}(原作漫画版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|平井久司|鉄のラインバレル}}(アニメ版)
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
68行目: 69行目:  
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦L]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
:初登場作品。アニメ版設定。原作漫画版の設定も、アイドルコンテストで[[歌]]を歌うという程度だが取り入れられている。
 
:初登場作品。アニメ版設定。原作漫画版の設定も、アイドルコンテストで[[歌]]を歌うという程度だが取り入れられている。
 
:第1話から登場し、優秀な援護役として序盤から活躍。機体ボーナスや能力を考慮すると、[[早瀬浩一|浩一]]と組ませるのが最適である。
 
:第1話から登場し、優秀な援護役として序盤から活躍。機体ボーナスや能力を考慮すると、[[早瀬浩一|浩一]]と組ませるのが最適である。
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:第26話「The Shadow Over Innsmouth」において、何故か'''[[インスマウス]]で'''飛び降り自殺を図ったところを、浩一に助けられる<ref>ただ、[[アル・アジフ|アル]]によると元々秘めていた負の感情がインスマウスに渦巻いた邪悪な気にあてられたことで一気に増大してこの様な行動に至った。</ref>。その後は地上ルート「キエルイタミ」で参戦。
+
:原作漫画版設定。『L』からは戦い方もフェイスアイコンも別人となっており、『L』から入ったユーザーは恐らく驚くはず。音声も初収録となったが、美海役の平野綾氏はアニメとは180度違う原作版の美海の声を当てるという異例のケースとなった(広義で言えば[[ジャック・キング|前例]]も無くはないが)。平野氏は本作でSRW初参加となる。
:原作漫画版設定で参戦なので、戦い方とフェイスアイコンはアニメ版とはもはや別人。『L』から入ったユーザーは恐らく驚くはず。そして声が入ったため、この作品で担当声優の平野綾氏はスパロボ初参加となったが、アニメとは180度違う原作版の美海の声を当てるという異例のケースとなった(広義で言えば[[ジャック・キング|前例]]も無くはないが)。
+
:第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」において、何故か'''[[インスマウス]]で'''飛び降り自殺を図ったところを、浩一に助けられる<ref>ただ、[[アル・アジフ|アル]]によると元々秘めていた負の感情がインスマウスに渦巻いた邪悪な気にあてられたことで一気に増大してこの様な行動に至った。</ref>。その後は第27話(地上ルート)「キエルイタミ」で参戦。
:終盤戦では空気を読まない発言があったり、かつての敵との共闘に一人だけ難色を示したり、[[フェストゥム]]や[[ELS]]をあくまで敵としてしか見なかったりと、原作そのままの「特務室のアキレス腱」ぶりを遺憾なく(?)発揮している。幸いと言うべきかそれが大きな問題に発展することはないが、第47話と第48話のシナリオデモで失言をした際には前者では浩一から、後者では[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]と[[ランカ・リー|ランカ]]から非難されるという一幕もあった。更に浩一の[[カリ・ユガ]]に対する[[戦闘前会話]]には'''参加させてもらえない'''という、ある意味では原作再現と言える扱いを受けている。他にも[[中断メッセージ]]では特務室のメンバーで1人だけ登場しない。
+
:終盤戦では空気を読まない発言があったり、かつての敵との共闘に一人だけ難色を示したり、[[フェストゥム]]や[[ELS]]をあくまで敵としてしか見なかったりと、原作そのままの「特務室のアキレス腱」ぶりを遺憾なく(?)発揮している。幸いと言うべきかそれが大きな問題に発展することはないが、第47話と第48話のシナリオデモで失言をした際には前者では浩一から、後者では[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]と[[ランカ・リー|ランカ]]から非難されるという一幕もあった。更に浩一の[[カリ・ユガ]]に対する[[戦闘前会話]]には'''参加させてもらえない<ref>ただし、[[特殊戦闘台詞]]には参加している。</ref>'''という、ある意味では原作再現と言える扱いを受けている。他にも[[中断メッセージ]]では特務室のメンバーで1人だけ登場しない。
 
:その一方、[[エイーダ・ロッサ|自軍]][[ホリー・バージニア・ジョーンズ|内の]][[フェイ・イェンHD|音楽]][[ランカ・リー|仲間]]とライブを通じて交流したり、その音楽仲間達の歌イベントでも真っ先に反応を示したり、浩一にもステージ上での自分の姿を褒めてもらえるなど、アイドルとしてはいきいきと活動しており、そのおかげか孤立ぶりも原作ほど酷くない。
 
:その一方、[[エイーダ・ロッサ|自軍]][[ホリー・バージニア・ジョーンズ|内の]][[フェイ・イェンHD|音楽]][[ランカ・リー|仲間]]とライブを通じて交流したり、その音楽仲間達の歌イベントでも真っ先に反応を示したり、浩一にもステージ上での自分の姿を褒めてもらえるなど、アイドルとしてはいきいきと活動しており、そのおかげか孤立ぶりも原作ほど酷くない。
:エンディングでは引退に追い込まれることもなく[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]と[[ホリー・バージニア・ジョーンズ|ホリー]]とともに新ユニットを結成しており、その際には仲間達への感謝の気持ちを見せる一幕もある(ついでに[[沢渡拓郎|原作で彼女にトドメを刺した人物]]が酷い目に遭っている)。上記の通り、原作では最終的には破滅の道を辿ってしまっただけに、美海も[[スパロボ補正]]に救われたと言える。さらに[[デウスエクスマキナ]]戦が独自の展開で決着がつくためイズナを手にかけてしまうこともない。
+
:エンディングでは引退に追い込まれることもなく[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]と[[ホリー・バージニア・ジョーンズ|ホリー]]とともに新ユニットを結成しており、その際には仲間達への感謝の気持ちを見せる一幕もある(ついでに[[沢渡拓郎|原作で彼女にトドメを刺した人物]]が酷い目に遭っている)。上記の通り、原作では最終的には破滅の道を辿ってしまっただけに、美海も[[スパロボ補正]]に救われたと言える。さらに[[デウスエクスマキナ]]戦が独自の展開で決着がつくためイズナを手にかけてしまうこともなかった。
 
:本作ではスパロボ[[オリジナル設定]]として、スーツ姿が用意されている(原作でのペインキラー搭乗時はライブ衣装か菱美高校の制服のどちらか)。
 
:本作ではスパロボ[[オリジナル設定]]として、スーツ姿が用意されている(原作でのペインキラー搭乗時はライブ衣装か菱美高校の制服のどちらか)。
 
:スキルパーツとして、「スマッシュ・ドールのディスク」があるが、[[沢渡拓郎|加藤機関四番隊隊長]](第3話)と[[ダゴン|旧支配者]](第26話)を撃墜したときに落とす。前者はともかく、後者がなぜそんな代物を持っているのだろうか……(生贄となった「深きものども」か[[ウェスパシアヌス|召喚者]]が持っていたのかもしれないが)。
 
:スキルパーツとして、「スマッシュ・ドールのディスク」があるが、[[沢渡拓郎|加藤機関四番隊隊長]](第3話)と[[ダゴン|旧支配者]](第26話)を撃墜したときに落とす。前者はともかく、後者がなぜそんな代物を持っているのだろうか……(生贄となった「深きものども」か[[ウェスパシアヌス|召喚者]]が持っていたのかもしれないが)。
82行目: 83行目:     
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:原作漫画版で参戦。ペインキラー初起動の際には原作通りに街を壊滅してしまったものの、[[ニア・テッペリン|ニア]]と心を通わせた甲斐あってか病んでる一面が少なく、むしろ「対話」に対して肯定的な姿勢をとり、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]の死(実際は生きていたが)を愚弄する[[ゼロ (電童)|ゼロ]]に怒りを露にするなど、その人間性は原作漫画版や『UX』と比較してもより良い方向に改善されており、本作でも特にプラス方向に[[スパロボ補正]]が働いているキャラクターの一人である。
 
:原作漫画版で参戦。ペインキラー初起動の際には原作通りに街を壊滅してしまったものの、[[ニア・テッペリン|ニア]]と心を通わせた甲斐あってか病んでる一面が少なく、むしろ「対話」に対して肯定的な姿勢をとり、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]の死(実際は生きていたが)を愚弄する[[ゼロ (電童)|ゼロ]]に怒りを露にするなど、その人間性は原作漫画版や『UX』と比較してもより良い方向に改善されており、本作でも特にプラス方向に[[スパロボ補正]]が働いているキャラクターの一人である。
 
:バレンタインデーイベント「聖バレンタインの騒乱」では絵美とともに浩一に問い詰めて窮地に追いやる場面が。
 
:バレンタインデーイベント「聖バレンタインの騒乱」では絵美とともに浩一に問い詰めて窮地に追いやる場面が。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:原作漫画版名義。2018年12月のイベント「鉄の勇者」にて期間限定参戦。立ち絵は原作者の下口氏描き下ろしで、通常立ち絵はサンタ服。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。
+
:原作漫画版名義。2018年12月のイベント「鉄の勇者」にて期間限定参戦。[[ペインキラー有機統一体]]に搭乗。立ち絵は原作者の下口氏描き下ろしで、通常立ち絵は[[クリスマス|サンタ]]服。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。
 
:2019年7月のイベント「希望が導いた想像」では復刻参戦。今回は水着が描き下ろしとなった。
 
:2019年7月のイベント「希望が導いた想像」では復刻参戦。今回は水着が描き下ろしとなった。
   100行目: 101行目:  
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[正義]]、[[愛]]'''
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[正義]]、[[愛]]'''
:完全戦闘型と『L』とは正反対な構成となっており、「加速」を覚えない浩一と組むとよい。
+
:完全戦闘型と『L』とは正反対な構成となっており、「加速」を覚えない浩一と組むとよい。また「正義」を習得するが、機体の消費ENが'''多くても30'''と習得者で最も低い上に機体ボーナスでEN+も付くためまず使われない。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
:'''[[加速]]、[[応援]]、[[閃き]]'''
 
:'''[[加速]]、[[応援]]、[[閃き]]'''
 
:;パイロットパーツ装備時
 
:;パイロットパーツ装備時
 
::'''[[不屈]]、[[愛]]、[[正義]]'''
 
::'''[[不屈]]、[[愛]]、[[正義]]'''
::正義は通常では[[ペインキラー]]が被弾バフを持ち、ダメージ軽減で粘ってバフを溜めつつ火力を上げられることから非常に相性が良い。アリーナでは命中上昇に加え、森次とは逆に防御無効付与で必殺スキルの弱点をカバーできる。バリアは初段命中で解除できるがスキル単独では持たないため初段のダメージを通す形で機能する。
+
::正義は通常では[[ペインキラー有機統一体|ペインキラー]]が被弾バフを持ち、ダメージ軽減で粘ってバフを溜めつつ火力を上げられることから非常に相性が良い。アリーナでは命中上昇に加え、森次とは逆に防御無効付与で必殺スキルの弱点をカバーできる。バリアは初段命中で解除できるがスキル単独では持たないため初段のダメージを通す形で機能する。
    
=== [[特殊スキル]] ===
 
=== [[特殊スキル]] ===
180行目: 181行目:  
=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
 
;「誰にも望まれず…必要とされるコトのない人間なら 生きている意味なんか、何処にも無い……」<br/>「だって私が死んでしまってもこの世界は何も変わらないし 私が生きていたってやっぱり この世界は何も変わらない」<br/>「けど―――そんな私にも私の世界を変えるコトだけは出来る だから……」
 
;「誰にも望まれず…必要とされるコトのない人間なら 生きている意味なんか、何処にも無い……」<br/>「だって私が死んでしまってもこの世界は何も変わらないし 私が生きていたってやっぱり この世界は何も変わらない」<br/>「けど―――そんな私にも私の世界を変えるコトだけは出来る だから……」
:第42話「運命の男」より。屋上から飛び降りようとして。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では[[インスマウス]]で1行目と3行目が使われる。
+
:第42話「運命の男」より。屋上から飛び降りようとして。
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では[[インスマウス]]で1行目と3行目が使われる。
 
;「そうよ これがペインキラーの―――――――私の本当の姿」
 
;「そうよ これがペインキラーの―――――――私の本当の姿」
 
:第50話「ヘンシン」より。わざと増加装甲を破損させ、本来の凶悪な姿を現した[[ペインキラー]]。頭部の増加装甲を脱ぎ、演技じみた動きと口調で言い放った。
 
:第50話「ヘンシン」より。わざと増加装甲を破損させ、本来の凶悪な姿を現した[[ペインキラー]]。頭部の増加装甲を脱ぎ、演技じみた動きと口調で言い放った。
189行目: 191行目:  
;「皆さん大丈夫です だから落ち着いてください」<br/>「来て ペインキラー」<br/>「皆さんは私が守ります!! だから安心して下さい!!」
 
;「皆さん大丈夫です だから落ち着いてください」<br/>「来て ペインキラー」<br/>「皆さんは私が守ります!! だから安心して下さい!!」
 
:第56話「荒ぶる因子」より。福岡でのライブの途中で長崎で行われている戦闘に巻き込まれる可能性を視野して中止、避難を開始した時の台詞。これが切っ掛けで世間にファクターとして認知されることに。
 
:第56話「荒ぶる因子」より。福岡でのライブの途中で長崎で行われている戦闘に巻き込まれる可能性を視野して中止、避難を開始した時の台詞。これが切っ掛けで世間にファクターとして認知されることに。
:『UX』ではライブの最中に襲撃してきた[[バジュラ]]に対処すべく、ペインキラーを転送した際に中段を[[DVE]]で言う。
+
:『UX』では第36話でライブの最中に襲撃してきた[[バジュラ]]に対処すべく、ペインキラーを転送した際に中段を[[DVE]]で言う。
 
;「やっぱり間違ってるよ……だって結果を考えずに行動するなんて…そんなの…加藤久嵩の言う想像力の無い人間だってコトだよ…早瀬クン…」
 
;「やっぱり間違ってるよ……だって結果を考えずに行動するなんて…そんなの…加藤久嵩の言う想像力の無い人間だってコトだよ…早瀬クン…」
 
:第64話「奈落へ」より。浩一と[[矢島英明|矢島]]が殴り合いの末和解した後自分の部屋で一人呟いた台詞。もっとも、この時期の加藤が言っていた想像力は「己の死を想像しろ」という全く違うことであり、上述の行動と合わせて'''自身に跳ね返っている'''ことでもある。
 
:第64話「奈落へ」より。浩一と[[矢島英明|矢島]]が殴り合いの末和解した後自分の部屋で一人呟いた台詞。もっとも、この時期の加藤が言っていた想像力は「己の死を想像しろ」という全く違うことであり、上述の行動と合わせて'''自身に跳ね返っている'''ことでもある。
 
;「でも加藤機関は私達の『敵』なハズでしょう? それなら[[社長]]も―――」
 
;「でも加藤機関は私達の『敵』なハズでしょう? それなら[[社長]]も―――」
:第82話「尊勝陀羅尼の火」より。[[石神邦生|石神]]が[[ジュダ]]に乗って現れた時の名乗りを聞いて。直後に浩一にその先を遮られる。『UX』では遮るタイミングが早くなり、『の時点で遮られる。
+
:第82話「尊勝陀羅尼の火」より。[[石神邦生|石神]]が[[ジュダ]]に乗って現れた時の名乗りを聞いて。直後に浩一にその先を遮られる。
 +
:『UX』では遮るタイミングが早くなり、『の時点で遮られる。
 
;「やっぱりおかしいよ…」<br/>「皆無理に明るく振る舞ったり 敵だった人達と普通に話したり…」<br/>イズナ「それは…皆さん前向きになろうと頑張ってるんだと―――」<br/>「私は……不自然なコトを前向きだなんて思えないよ」
 
;「やっぱりおかしいよ…」<br/>「皆無理に明るく振る舞ったり 敵だった人達と普通に話したり…」<br/>イズナ「それは…皆さん前向きになろうと頑張ってるんだと―――」<br/>「私は……不自然なコトを前向きだなんて思えないよ」
 
:第85話「紅い月」より。ヒトマキナとの決戦の前に[[加藤機関]]が[[JUDA]]と共闘するという事実に美海は割り切れず、不満と苛立ちをあらわにした後その場を立ち去った。この後もかつて敵対していた味方に対してはあまり好意的な感情を向ける場面は無かった。
 
:第85話「紅い月」より。ヒトマキナとの決戦の前に[[加藤機関]]が[[JUDA]]と共闘するという事実に美海は割り切れず、不満と苛立ちをあらわにした後その場を立ち去った。この後もかつて敵対していた味方に対してはあまり好意的な感情を向ける場面は無かった。
:『UX』第46話のエンドデモでもその台詞があるが、この時点では[[加藤機関]]に加え、過去への妄執を振り切った[[シンジロウ・サコミズ|ホウジョウの王]]や[[呂布トールギス|呂布]]・[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]も加入している。
+
:『UX』第46話「麗しのディストピア」のIMでもその台詞があるが、この時点では[[加藤機関]]に加え、隠し条件を満たすと過去への妄執を振り切った[[シンジロウ・サコミズ|ホウジョウの王]]や[[呂布トールギス|呂布]]・[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]も加入し、その後共に戦う決意をしたのか原作とは違い彼女も作戦に参加している。
:そもそも、美海の言う「敵だった人」と共に戦う展開は『[[鉄のラインバレル]]』のみならず、他のロボット作品やSRWにも殆どある。…とはいえ彼らと長期間敵対していたことは紛れもない事実である上、一概に彼女の考えが間違っているとも言えず、むしろ普通に考えれば至極当然のことを言っているに過ぎない<ref>ちなみにアニメ版での『鉄のラインバレル』ではセントラルとの決戦で加藤機関とJUDAが共闘する事に対して(原作漫画版同様長期間敵対こともあってか)双方のメンバーが難色を示しており、イズナが共闘する意思を見せてようやく快諾した。</ref>。
+
:そもそも、美海の言う「敵だった人」と共に戦う展開は『[[鉄のラインバレル]]』のみならず、他のロボット作品やSRWにも殆どある。…とはいえ彼らと長期間敵対していたことは紛れもない事実である上、一概に彼女の考えが間違っているとも言えず、むしろ普通に考えれば至極当然のことを言っているに過ぎない<ref>ちなみにアニメ版では[[セントラル]]との決戦で加藤機関とJUDAが共闘する事に対して(原作漫画版同様長期間敵対したこともあってか)双方のメンバーが難色を示しており、イズナが共闘する意思を見せてようやく快諾した。</ref>。
 
;「…私は…九条美海………アイドルになって…皆を…皆を…笑顔にしたかっただけの―――嘘吐き」
 
;「…私は…九条美海………アイドルになって…皆を…皆を…笑顔にしたかっただけの―――嘘吐き」
 
:第110話「爆ぜる鬼」より。[[遠藤イズナ|イズナ]]を殺害して[[加藤機関]]を離れた後、沢渡に接触を図るも、彼の駆る[[ロストバレル]]に一蹴され、首だけとなった今際の際の一言。彼に自らの偽善を暴かれ、それと向き合うかのように呟くが、全ては遅かった。
 
:第110話「爆ぜる鬼」より。[[遠藤イズナ|イズナ]]を殺害して[[加藤機関]]を離れた後、沢渡に接触を図るも、彼の駆る[[ロストバレル]]に一蹴され、首だけとなった今際の際の一言。彼に自らの偽善を暴かれ、それと向き合うかのように呟くが、全ては遅かった。
225行目: 228行目:  
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 +
==== UX ====
 
;「悪い[[宇宙人]]はやっつけなくちゃ!」
 
;「悪い[[宇宙人]]はやっつけなくちゃ!」
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて、対[[ELS]]などの戦闘時に。実際に聞くと分かるのだが勇ましい調子ではなく、どこか甘ったるい声色で自分に酔っているようにも聞こえる。和解が可能であることが分かると次の台詞に変わるのだが……。
+
:[[ELS]]などの[[特殊戦闘台詞]]。実際に聞くと分かるのだが勇ましい調子ではなく、どこか甘ったるい声色で自分に酔っているようにも聞こえる。和解が可能であることが分かると次の台詞に変わるのだが……。
 
;「さんざんみんなを苦しめたんだもの。」<br/>「話し合えるようになったって、私達の敵でしょ…!」
 
;「さんざんみんなを苦しめたんだもの。」<br/>「話し合えるようになったって、私達の敵でしょ…!」
 
:変わってもこれ。しかも『UX』では珍しい、1つの[[特殊戦闘台詞]]で2つ分の台詞を喋りきるもの。
 
:変わってもこれ。しかも『UX』では珍しい、1つの[[特殊戦闘台詞]]で2つ分の台詞を喋りきるもの。
 
:様々な犠牲が出たこともまた事実である以上、それなりに正論ではあるのだが。良くも悪くも敵に容赦しない『UX』の美海を象徴する台詞である。
 
:様々な犠牲が出たこともまた事実である以上、それなりに正論ではあるのだが。良くも悪くも敵に容赦しない『UX』の美海を象徴する台詞である。
 
:なお、「向かってくるんなら別に倒してもいいんだろ?」と'''嬉々として迎撃する'''[[海動剣|地獄]][[真上遼|コンビ]]がいるが、此方は対話に対してある程度の理解を示している。
 
:なお、「向かってくるんなら別に倒してもいいんだろ?」と'''嬉々として迎撃する'''[[海動剣|地獄]][[真上遼|コンビ]]がいるが、此方は対話に対してある程度の理解を示している。
;「あなたを倒して、わたしたちは本当に正義の味方になる…!」
+
;「こんなの、こんなのって…!」
:『UX』最終話にて、対[[カリ・ユガ]]特殊戦闘台詞。
+
:[[ラインバレル・アマガツ]]との特殊戦闘台詞。
 +
;「ヒトマキナのリーダーさえ倒せば!」
 +
;「あれが…私たちの本当の敵…!」
 +
:[[デウスエクスマキナ]]との特殊戦闘台詞の数々。原作ではありえなかった対決である。
 +
;「虐げられてる側の気持ちなんて、考えたコトないでしょ?教えてあげるわ!」
 +
;「あなたみたいなヤツには、正義の味方は容赦しない!」
 +
:[[キバ]]との特殊戦闘台詞の数々。
 +
;「あなたを倒して、私たちは本当に正義の味方になる…!」
 +
;「これでフィナーレよ!」
 +
:[[カリ・ユガ]]との特殊戦闘台詞の数々。
 
:今までの自分の言動への反省か「本当」の正義の味方を意識したり、わたし「たち」という言い方に仲間への信頼が見えたりと、『UX』において美海が原作と完全に決別したことを感じさせる熱い台詞。……「最後の最後でようやく変わった」と言えなくもないが。
 
:今までの自分の言動への反省か「本当」の正義の味方を意識したり、わたし「たち」という言い方に仲間への信頼が見えたりと、『UX』において美海が原作と完全に決別したことを感じさせる熱い台詞。……「最後の最後でようやく変わった」と言えなくもないが。
   243行目: 256行目:  
=== UX ===
 
=== UX ===
 
;「ダミアンさんの想い、あなたは踏みにじるつもりですか…?」<br/>カレン「わ、私はくのいちで…人を想うことなど許されては…」<br/>「可哀想な人ですね…。自分の想いも満足に表現できないなんて…!」  
 
;「ダミアンさんの想い、あなたは踏みにじるつもりですか…?」<br/>カレン「わ、私はくのいちで…人を想うことなど許されては…」<br/>「可哀想な人ですね…。自分の想いも満足に表現できないなんて…!」  
:第2部第28話地上ルート「束の間の出会い」に於ける[[カレン (飛影)|カレン]]との[[戦闘前会話]]。本意ではないとはいえ[[ダミアン]]を裏切ろうとしている彼女を非難して。
+
:第28話地上ルート「束の間の出会い」に於ける[[カレン (飛影)|カレン]]との[[戦闘前会話]]。本意ではないとはいえ[[ダミアン]]を裏切ろうとしている彼女を非難して。
 
:使命と恋心の板挟みになって苦しんでいるカレンにもかなり棘のある言葉をぶつけているあたり敵に容赦しない美海らしい。
 
:使命と恋心の板挟みになって苦しんでいるカレンにもかなり棘のある言葉をぶつけているあたり敵に容赦しない美海らしい。
 
;(ザ・ブームの人のコトを思って戦う気になるなんて…)
 
;(ザ・ブームの人のコトを思って戦う気になるなんて…)
: 第2部第29話「燈火-ともしび-」([[バイストン・ウェル]]ルート経由)シナリオデモより。カレンを失ったダミアンが「カレンの思いに報いるためにも戦う」と決意を固めた姿に彼女は冷めた視線で見ていた。
+
:第29話「燈火-ともしび-」([[バイストン・ウェル]]ルート経由)シナリオデモより。カレンを失ったダミアンが「カレンの思いに報いるためにも戦う」と決意を固めた姿を彼女は冷めた視線で見ていた。
 
;「早瀬クン! 早瀬クン! ああ、どうしてこんなコトに…!」<br/>浩一「わからないケド、とにかく今は危険だ! 九条さんは下がって!」<br/>「下がらないよ…。早瀬クンは私を助けてくれた…」<br/>「今度は私が、早瀬クンの痛みを…止めてみせるッ!」
 
;「早瀬クン! 早瀬クン! ああ、どうしてこんなコトに…!」<br/>浩一「わからないケド、とにかく今は危険だ! 九条さんは下がって!」<br/>「下がらないよ…。早瀬クンは私を助けてくれた…」<br/>「今度は私が、早瀬クンの痛みを…止めてみせるッ!」
:第2部第34話「始まりへの加速」に於ける[[ラインバレル・アマガツ]]との戦闘前会話。原作通りの視野の狭さや心の弱さが目立つ今作の美海だが、この場面では浩一の危機に臆することなく立ち向かい、彼に対する思いの強さを見せてくれる。
+
:第34話「始まりへの加速」に於ける[[ラインバレル・アマガツ]]との戦闘前会話。原作通りの視野の狭さや心の弱さが目立つ今作の美海だが、この場面では浩一の危機に臆することなく立ち向かい、彼に対する思いの強さを見せてくれる。ちなみに原作ではライブに行っていたため作戦には参加できなかったが、本作では参加している。
 +
:何気にアニメ版を意識したような「痛みを止める」という表現があることにも注目したい。
 
:……浩一の反応を見る限り、やはり向こうからは信頼されていない感があるのは少々不憫だが。
 
:……浩一の反応を見る限り、やはり向こうからは信頼されていない感があるのは少々不憫だが。
:何気にアニメ版を意識したような「痛みを止める」という表現があることにも注目したい。
   
;「浩一クンの前での、せっかくのお披露目だったのに…ステージの邪魔をしたヤツらは全員許さない…っ!」
 
;「浩一クンの前での、せっかくのお披露目だったのに…ステージの邪魔をしたヤツらは全員許さない…っ!」
:第2部第36話曹操ルート「天に選ばれし覇者」or孫権ルート「天に挑みし勇者」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。アルカトラズにて、浩一を前にしての晴れ舞台に乱入してきたバジュラ達に対し怒りを露わにした。
+
:第36話曹操ルート「天に選ばれし覇者」or孫権ルート「天に挑みし勇者」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。アルカトラズにて、浩一を前にしての晴れ舞台に乱入してきたバジュラ達に対し怒りを露わにした。
:同じくステージを邪魔された[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]や[[フェイ・イェンHD|フェイ]]と比べてまさに恨み骨髄といった感じの反応であり、妙に怖い。ある意味ではヤンデレの面目躍如と言えなくもない。
+
:同じくステージを邪魔された[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]や[[フェイ・イェンHD|フェイ]]と比べてもまさに恨み骨髄といった感じの反応であり、妙に怖い。ある意味ではヤンデレの面目躍如と言えなくもない。
 
:原作と違って浩一に自分の歌を褒めてもらえたのが唯一の救いである。
 
:原作と違って浩一に自分の歌を褒めてもらえたのが唯一の救いである。
 
;「民…? あんなバケモノが!?」
 
;「民…? あんなバケモノが!?」
:第3部第42話[[竜宮島]]ルート「龍の輝き」より。[[立上芹|芹]]が[[フェストゥム]]にも命と感情があると気付き、[[龍装劉備ガンダム|劉備]]が「フェストゥムもまたこの世界の住む民」の発言に食いついた。
+
:第42話[[竜宮島]]ルート「龍の輝き」より。[[立上芹|芹]]が[[フェストゥム]]にも命と感情があると気付き、[[龍装劉備ガンダム|劉備]]が「フェストゥムもまたこの世界の住む民」の発言に食いついた。
:フェストゥムを「同じ世界に生きる命と心を持つ生き物」としてではなく、「滅ぼすべき敵」としか見てない。第2部でUXから非難を買った[[ミツヒロ・バートランド|あの男]]を想起してしまう。
+
:これまでにフェストゥムがもたらしてきた犠牲を考えればこれも自然な反応ではあるのだが、状況的に空気の読めていない物言いであることもまた確か。
 
;「ひ、ひどすぎる…!」
 
;「ひ、ひどすぎる…!」
:第3部第47話「HEAVEN AND EARTH」より。[[ハザード・パシャ|ハザード]]の策略により、脳波制御された[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]が次々と[[特攻]]していくのを目の当たりにして。敵対する者には冷徹な態度を取ることの多い美海ですら、彼らの悲惨な最期と人類軍の非道には少なからずショックを受け、絶句していた。
+
:第47話「HEAVEN AND EARTH」より。[[ハザード・パシャ|ハザード]]の策略により、脳波制御された[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]が次々と[[特攻]]していくのを目の当たりにして。敵対する者には冷徹な態度を取ることの多い美海ですら、彼らの悲惨な最期と人類軍の非道には少なからずショックを受け、絶句していた。
 
;「これでまたひとつ、人類は滅びへと…」<br/>浩一「!? 九条さん…!」<br/>「わ、わかってるよ! みんな一生懸命戦ってるのに、そんなコト言っちゃいけないって…」<br/>「ケド、やっぱり気になるよ…」<br/>「もし本当にすべての争いが無くなって、平和になったら、って…」
 
;「これでまたひとつ、人類は滅びへと…」<br/>浩一「!? 九条さん…!」<br/>「わ、わかってるよ! みんな一生懸命戦ってるのに、そんなコト言っちゃいけないって…」<br/>「ケド、やっぱり気になるよ…」<br/>「もし本当にすべての争いが無くなって、平和になったら、って…」
 
:同上。シナリオエンドデモより。今度こそフェストゥムとの対話に成功したことに安堵した自軍部隊をよそに彼女は「人類が滅びるのでは」と悲観を示した。
 
:同上。シナリオエンドデモより。今度こそフェストゥムとの対話に成功したことに安堵した自軍部隊をよそに彼女は「人類が滅びるのでは」と悲観を示した。
 
;「あんな人たち、放っておけばいいじゃない!」<br/>「フェストゥムやELSとの戦いがようやく終わったのに…!」<br/>「これ以上、まだ戦わなくちゃいけないの!?」
 
;「あんな人たち、放っておけばいいじゃない!」<br/>「フェストゥムやELSとの戦いがようやく終わったのに…!」<br/>「これ以上、まだ戦わなくちゃいけないの!?」
:第3部第48話「来るべき対話」シナリオエンドデモより。外宇宙にある[[バジュラ本星]]へ向かった[[人類軍]]と[[マクロス・フロンティア船団]]を追撃する自軍部隊に難色を示した。
+
:第48話「来るべき対話」シナリオエンドデモより。外宇宙にある[[バジュラ本星]]へ向かった[[人類軍]]と[[マクロス・フロンティア船団]]を追撃する自軍部隊に難色を示した。
 
:周囲がフロンティア船団の住民やバジュラを案じている最中にこの台詞を言ったので、ジョーイやランカに厳しく注意されたが、浩一の[[説得]]により考えを改めたようだ。
 
:周囲がフロンティア船団の住民やバジュラを案じている最中にこの台詞を言ったので、ジョーイやランカに厳しく注意されたが、浩一の[[説得]]により考えを改めたようだ。
 
;「もし今ここにいなかったら、私はどうなってたんだろうって…」<br/>「早瀬クンや、みんながいてくれたから、私はこうやって今、歌っている…」<br/>「生きる勇気を、みんなからもらうコトができたから…」
 
;「もし今ここにいなかったら、私はどうなってたんだろうって…」<br/>「早瀬クンや、みんながいてくれたから、私はこうやって今、歌っている…」<br/>「生きる勇気を、みんなからもらうコトができたから…」
4,949

回編集