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394 バイト追加 、 2023年12月1日 (金) 14:47
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Black Noir]]
   
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|勇者特急マイトガイン}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|勇者特急マイトガイン}}
 
| 声優 = {{声優|真山亜子|水原リン(現:真山亜子)|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|真山亜子|水原リン(現:真山亜子)|SRW=Y}}
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;「ZERO!な、何を!?」
 
;「ZERO!な、何を!?」
 
:同話より。ZEROよりも先にブラックノワールを撃墜した際に、ZEROが自身に近づいてくるのを見て。この直後、ブラックノワールはZEROに取り込まれ、最期を遂げた。
 
:同話より。ZEROよりも先にブラックノワールを撃墜した際に、ZEROが自身に近づいてくるのを見て。この直後、ブラックノワールはZEROに取り込まれ、最期を遂げた。
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;「わからない…。我は…地球で勇者特急隊に敗れ…今まさに消滅しようとしていた…」<br />「だが、我はここにこうして存在している…」<br />「わからない…。全知全能…この世界の神である私でもわからない…」
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:『T』第39話「眠る光、目覚める闇」より。[[ザ・パワー]]で復活したものの詳細を理解しきれておらず、もはや威厳が欠片も無い。
 
;「フフフ…ある男が手を貸してくれたのさ」<br />セイリュウ「ある男…誰だ?」<br />「フン…お前が知らないとはおめでたいことだ」
 
;「フフフ…ある男が手を貸してくれたのさ」<br />セイリュウ「ある男…誰だ?」<br />「フン…お前が知らないとはおめでたいことだ」
 
:『X-Ω』のイベント「灯せ!! 絆の進化理論」にて[[ブラックマイトガイン]]の姿で舞人たちの前に現れ、自身の復活を宣言した際、ブラックノワールの復活に驚愕する[[ガイン]]の言葉を受けて不敵に漏らす。[[ダイノガイスト]]と共に黒い粒子を利用している事に加えて、セイリュウの言葉を受けて返している台詞から、この時点で自身の復活に『[[新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION|シンカリオン]]』の世界の何者かが関わっていることを暗に仄めかしている。
 
:『X-Ω』のイベント「灯せ!! 絆の進化理論」にて[[ブラックマイトガイン]]の姿で舞人たちの前に現れ、自身の復活を宣言した際、ブラックノワールの復活に驚愕する[[ガイン]]の言葉を受けて不敵に漏らす。[[ダイノガイスト]]と共に黒い粒子を利用している事に加えて、セイリュウの言葉を受けて返している台詞から、この時点で自身の復活に『[[新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION|シンカリオン]]』の世界の何者かが関わっていることを暗に仄めかしている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*名前の由来は[[英語]]の「ブラック」と[[フランス語]]の「ノワール」から(おそらく「'''暗黒'''」と意訳するのだろう)。どちらも「黒」を意味する単語で、さらに「黒の悪('''ブラックのワル''')」のダブルミーニングとなっている。
 
*名前の由来は[[英語]]の「ブラック」と[[フランス語]]の「ノワール」から(おそらく「'''暗黒'''」と意訳するのだろう)。どちらも「黒」を意味する単語で、さらに「黒の悪('''ブラックのワル''')」のダブルミーニングとなっている。
*ブラックノワールの「クリスマスオペレーション」は要するに、玩具会社がスポンサーにつくロボットアニメはクリスマスに向けて大量の広告キャンペーンを打ち、本編も盛り上げていくということへの皮肉。「ヒーロー番組に飽きたアニメ製作者」のメタファーであるブラックノワールは、そんな「スポンサー」の思惑を無茶苦茶にするためにクリスマスにヒーローがボロボロになる展開を仕掛けたのである。
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*ブラックノワールの「クリスマスオペレーション」は要するに、玩具会社がスポンサーにつくロボットアニメは[[クリスマス]]に向けて大量の広告キャンペーンを打ち、本編も盛り上げていくということへの皮肉。「ヒーロー番組に飽きたアニメ製作者」のメタファーであるブラックノワールは、そんな「スポンサー」の思惑を無茶苦茶にするためにクリスマスにヒーローがボロボロになる展開を仕掛けたのである。
 
*メタフィクションを題材とした最終ボスは放送当時から賛否両論が巻き起こり、現在でも『マイトガイン』という作品が勇者シリーズの中の異端児に分類される要因の一つである。
 
*メタフィクションを題材とした最終ボスは放送当時から賛否両論が巻き起こり、現在でも『マイトガイン』という作品が勇者シリーズの中の異端児に分類される要因の一つである。
 
**第1話から絵コンテ・演出に「握乃手紗貴(あくのてさき=悪の手先)」というスタッフがいるなど、こうした路線は当初からの想定通りであった。なお、これは高松信司監督の別名義である。
 
**第1話から絵コンテ・演出に「握乃手紗貴(あくのてさき=悪の手先)」というスタッフがいるなど、こうした路線は当初からの想定通りであった。なお、これは高松信司監督の別名義である。
**最終話のエピローグでは平和になった世界での舞人とサリーの結婚式が描かれ、その直後に流れるスタッフロールはそのシーンを撮影した記念写真を背景にしている……ように見えるのだが、よくよく見るとそれは写真ではなく'''ライトボックスの上に置かれたアニメのセル画'''であり(3つのタップ穴が確認できる)、余白には握乃手紗貴の担当サインと話数がコメントとして記載されている。これにより'''ブラックノワールが倒されるハッピーエンドこそが真の黒幕である三次元人'''(=子供に高額な玩具を売りつけるおもちゃ会社と、その「手先」であるアニメ制作会社)'''による「予定調和のシナリオ」だった'''とも取れる演出になっている(高松監督はこのセル画演出について「さすがに悪趣味すぎた」と後に述べている。[[カンタム・ロボ|金の連鎖であり不変の法則でもある玩具リリースは現在も終わりが見えず]]、さらに放映当時は双璧である[[恐竜戦隊ジュウレンジャー|戦隊シリーズ]]に何としてでも売上で勝利せよというプレッシャーもあったため、一種の当てつけのようなものだったらしい)。
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**最終話のエピローグでは平和になった世界での舞人とサリーの結婚式が描かれ、その直後に流れるスタッフロールはそのシーンを撮影した記念写真を背景にしている……ように見えるのだが、よくよく見るとそれは写真ではなく'''ライトボックスの上に置かれたアニメのセル画'''であり(3つのタップ穴が確認できる)、余白には握乃手紗貴の担当サインと話数がコメントとして記載されている。これにより'''ブラックノワールが倒されるハッピーエンドこそが真の黒幕である三次元人'''(=子供に高額な玩具を売りつけるおもちゃ会社と、その「手先」であるアニメ制作会社)'''による「予定調和のシナリオ」だった'''とも取れる演出になっている(高松監督はこのセル画演出について「さすがに悪趣味すぎた」と後に述べている。[[カンタム・ロボ|金の連鎖であり不変の法則でもある玩具リリースは現在も終わりが見えず]]、さらに放映当時は双璧である[[スーパー戦隊シリーズ]]に何としてでも売上で勝利せよというプレッシャーもあったため、一種の当てつけのようなものだったらしい)。
 
*小学館発行の幼児向け雑誌「幼稚園」での連載記事ではネタバレ防止のためか、ブラックノワールが動かすロボット・Ζ(ツェットと読む)がラスボスとして扱われていた。
 
*小学館発行の幼児向け雑誌「幼稚園」での連載記事ではネタバレ防止のためか、ブラックノワールが動かすロボット・Ζ(ツェットと読む)がラスボスとして扱われていた。
 
*2017年に公開された寺田Pとシナリオライター・奈須きのこ氏の対談<ref>https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170728/2</ref>にて、寺田Pは「あの時代にアレを見てしまったがゆえに、僕らはあそこまでの境地にはたどり着けないですね」と『マイトガイン』最終話を絶賛している。
 
*2017年に公開された寺田Pとシナリオライター・奈須きのこ氏の対談<ref>https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170728/2</ref>にて、寺田Pは「あの時代にアレを見てしまったがゆえに、僕らはあそこまでの境地にはたどり着けないですね」と『マイトガイン』最終話を絶賛している。
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