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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み = アクセラレータ
 
| 読み = アクセラレータ
| 外国語表記 = [[外国語表記::Accelerator]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Accelerator]]<ref>[https://vo-index.sega.jp/chara/index04.html#main CHARACTER]、電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン) 公式サイト、2022年2月28日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|とある魔術の電脳戦機}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|とある魔術の電脳戦機}}
 
*とある魔術の禁書目録(原作)
 
*とある魔術の禁書目録(原作)
 
| 声優 = 岡本信彦
 
| 声優 = 岡本信彦
| キャラクターデザイン = はいむらきよたか(原作小説)<br />田中雄一(アニメ版)
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|はいむらきよたか}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|カトキハジメ}}(電脳戦機)
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
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}}
 
}}
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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 本名 = 不明<ref>本人によると名字は2文字、名前は3文字の、日本人らしく珍しくもない名前</ref>
 
| 本名 = 不明<ref>本人によると名字は2文字、名前は3文字の、日本人らしく珍しくもない名前</ref>
| 種族 = 地球人
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| 性別 = 男
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| 身長 = 168 cm
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| 身長 = [[身長::168 cm]]
 
| 所属 = 科学サイド(学園都市)
 
| 所属 = 科学サイド(学園都市)
| 職業 = 高校生
   
}}
 
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'''一方通行'''は『[[とある魔術の電脳戦機]]』および、原作「とある魔術の禁書目録」の登場人物。
 
'''一方通行'''は『[[とある魔術の電脳戦機]]』および、原作「とある魔術の禁書目録」の登場人物。
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当初は学園都市側の意向に従い「絶対能力進化実験」に参加、未だ前例がない最高の絶対能力者「レベル6」に自分がなれば、今の状況を打開できるかもしれないと考えてのことであった。その一環として、元の開発計画が凍結されてお払い箱状態になっていた御坂美琴のクローンである「妹達(シスターズ)」を相手に実戦訓練を行い、2万人のシスターズの内実に1万人を殺害、計画進行のために容赦なく始末していった。しかし、その過程でシスターズと邂逅した御坂美琴や上条当麻による介入を受け、美琴は難なく打ち破ったものの、当麻には自慢の絶対防御を無効化され、肉体の脆弱さを突かれる形で肉弾戦に持ち込まれて敗北を喫してしまう。
 
当初は学園都市側の意向に従い「絶対能力進化実験」に参加、未だ前例がない最高の絶対能力者「レベル6」に自分がなれば、今の状況を打開できるかもしれないと考えてのことであった。その一環として、元の開発計画が凍結されてお払い箱状態になっていた御坂美琴のクローンである「妹達(シスターズ)」を相手に実戦訓練を行い、2万人のシスターズの内実に1万人を殺害、計画進行のために容赦なく始末していった。しかし、その過程でシスターズと邂逅した御坂美琴や上条当麻による介入を受け、美琴は難なく打ち破ったものの、当麻には自慢の絶対防御を無効化され、肉体の脆弱さを突かれる形で肉弾戦に持ち込まれて敗北を喫してしまう。
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レベル5がレベル0に敗れるという無残な結果は、絶対能力進化実験を破綻させるだけでなく、一方通行がそれまで築き上げた地位も名誉も全て崩れ去らせるには十二分な衝撃であった。その後は意義を失い研究者にも見放され悶々としていたが、シスターズを巡る事件の中で彼女らの末妹である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会い、彼女の人柄に触れたことで知らず知らずの内に心を絆され、「シスターズとラストオーダーを守る」ということに新たな意義を見出すようになる。そして、一度は悪として註された男は、物語のもう一人の主人公として守る戦いのために返り咲くのであった。後にスピンオフ作品『とある科学の一方通行』において、正式に主人公を務めることともなった。
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レベル5がレベル0に敗れるという無残な結果は、絶対能力進化実験を破綻させるだけでなく、一方通行がそれまで築き上げた地位も名誉も全て崩れ去らせるには十二分な衝撃であった。その後は意義を失い研究者にも見放され悶々としていたが、シスターズを巡る事件の中で彼女らの末妹である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会い、彼女の人柄に触れたことで知らず知らずの内に心を絆され、「シスターズとラストオーダーを守る」ということに新たな意義を見出すようになる。そして、一度は悪として註された男は、物語のもう一人の主人公として守る戦いのために返り咲くのであった。天使であるエイワスは3種類のヒーローの1つ「'''過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者'''」と評している。後にスピンオフ作品『とある科学の一方通行』において、正式に主人公を務めることともなった。
    
=== 一方通行(アクセラレータ) ===
 
=== 一方通行(アクセラレータ) ===
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この弱点の克服の為、暗部によって戦闘訓練を受けて銃器類を扱うようになり、能力以外でも多少は戦えるようになった。
 
この弱点の克服の為、暗部によって戦闘訓練を受けて銃器類を扱うようになり、能力以外でも多少は戦えるようになった。
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=== 翼 ===
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木原との戦いで演算装置のバッテリー切れで追い詰められた際に発生した、本来の能力とは明らかに違う能力。噴射にも似た一対の漆黒の翼で、この状態では演算装置の補助なしでも活動が可能となり、反射とも異なる防御能力に不可視の力による圧倒的な攻撃能力を備え、反射を破った木原はおろか、レベル5のナンバー2である垣根さえも一方的に叩きのめせるほどの力を発揮する。しかし、一方通行が追い詰められて感情が高ぶった状態でしか発現せず、半ば暴走状態になってしまう。異能の力である為、当麻の幻想殺しで打ち消される点は変わらない。
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当麻との二度目の戦いの後は守るべき者を守りたい意思を確固たるものとしたことで暴走せずにコントロールできるようになり、二対四枚の白い翼に変化した。更に旧約の最終盤で完全な純白の翼となった。
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インデックスには「本質は違うが天使と酷似した力」、木原には「新たな制御領域の拡大(クリアランス)の取得」、アレイスターには「AIM拡散力場のベクトルを操作している」とされている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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=== 単独作品 ===
:初登場作品。バーチャロンとのコラボ小説「[[とある魔術の電脳戦機]]」名義で参戦。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:初登場作品。2018年2月のイベント「幻想の中で」期間限定参戦。[[スペシネフ "Rusty Blood"]]のパイロット。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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:'''[[挑発]]、[[激怒]]、[[凶悪]]'''
 
:'''[[挑発]]、[[激怒]]、[[凶悪]]'''
 
:一方通行らしい狂気に満ちた精神ラインナップ。
 
:一方通行らしい狂気に満ちた精神ラインナップ。
 +
:;パイロットパーツ装備時
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::'''[[自信]]、[[再動]]、[[凶悪]]+'''
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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;[[打ち止め]](ラストオーダー)
 
;[[打ち止め]](ラストオーダー)
 
:守るべき者。彼女との出会いを経て、一方通行はヒーローの一人として生まれ変わることに成功した。
 
:守るべき者。彼女との出会いを経て、一方通行はヒーローの一人として生まれ変わることに成功した。
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;番外個体(ミサカワースト)
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:一方通行を抹殺、または精神的苦痛(助けようとした際に彼の目の前で自爆するように細工を施されている)を与えるためだけに造られた存在だが、逆に助けられた事から行動を共にするようになった。
 
;[[上条当麻]]
 
;[[上条当麻]]
 
:ライバル。彼に敗北を喫したことで自身の存在意義を完全に見失ったが、立ち直る切っ掛けも造った。ただし、改心後も彼に負けたことは気に入らないようで、何時か再戦して実力で倒したいと思っている。反面、彼のヒーローとしての姿には少なからず敬意を抱いている。共通の知人を持ち、共通の敵を相手にすることもしばしば。
 
:ライバル。彼に敗北を喫したことで自身の存在意義を完全に見失ったが、立ち直る切っ掛けも造った。ただし、改心後も彼に負けたことは気に入らないようで、何時か再戦して実力で倒したいと思っている。反面、彼のヒーローとしての姿には少なからず敬意を抱いている。共通の知人を持ち、共通の敵を相手にすることもしばしば。
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;木原数多
 
;木原数多
 
:木原一族の一員。一方通行の能力開発に深く携わっていた研究員の一人。反射バリアによる自動防御機能を逆手に取り、「放ったパンチが反射バリアに触れると同時に拳を引くことで、逆に引き寄せさせて殴る<ref>一方通行の反射は鏡による光の反射のように完全に返しているのではなく、あくまで力の向く方向を反対に向けているだけなので、この状況の場合、後ろに力を向けているのでその力が反対になり、前に向かって進んでいく。</ref>」という離れ業を披露し、一般人の身でありながら一方通行を圧倒した。一方通行の能力開発に携わった者として、その癖から特性まで全て知り尽くしているこの男だからこそ出来た所業であった。
 
:木原一族の一員。一方通行の能力開発に深く携わっていた研究員の一人。反射バリアによる自動防御機能を逆手に取り、「放ったパンチが反射バリアに触れると同時に拳を引くことで、逆に引き寄せさせて殴る<ref>一方通行の反射は鏡による光の反射のように完全に返しているのではなく、あくまで力の向く方向を反対に向けているだけなので、この状況の場合、後ろに力を向けているのでその力が反対になり、前に向かって進んでいく。</ref>」という離れ業を披露し、一般人の身でありながら一方通行を圧倒した。一方通行の能力開発に携わった者として、その癖から特性まで全て知り尽くしているこの男だからこそ出来た所業であった。
:もっとも、この時の一方通行は能力喪失から持ち直した直後の状態だったため、全盛期の彼相手に同じ手が通用したかどうかは疑問である。
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:もっとも、この時の一方通行は能力喪失から持ち直した直後の状態だったため、全盛期の彼相手に同じ手が通用したかどうかは疑問である。劇中では、調子に乗って高笑いしている所をインデックスと打ち止めの助力で回復した一方通行の一撃で、文字通り'''星になって'''消し飛んだ。
 
;黄泉川愛穂
 
;黄泉川愛穂
 
:改心後にラストオーダーと共に転がり込んだ居候先の家主。警備員(アンチスキル)の一員。一方通行らを快く迎え入れた。
 
:改心後にラストオーダーと共に転がり込んだ居候先の家主。警備員(アンチスキル)の一員。一方通行らを快く迎え入れた。
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;芳川桔梗
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:一方通行の能力開発に深く携わっていた研究員の一人。絶対能力進化実験が凍結した後も一方通行には協力的で、研究者の中では一方通行から信用されている数少ない人物。
 
;[[月詠小萌]]
 
;[[月詠小萌]]
 
:黄泉川の旧知。協力者の一人となる。
 
:黄泉川の旧知。協力者の一人となる。
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:最初に会ったとき、成人なのにラストオーダーとそう変わらない外見年齢から、一方通行に学園都市の研究の産物だと思われた。
 
;垣根帝督
 
;垣根帝督
:学園都市最強の「レベル5」序列2位の男。能力は存在しない未知のエネルギーや物質を生成して操る「未元物質(ダークマター)」。このため、彼の攻撃は一方通行でも演算し切れず、反射することが出来ない。
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:学園都市最強の「レベル5」序列2位の男で暗部組織『スクール』のリーダー。能力は存在しない未知のエネルギーや物質を生成して操る「未元物質(ダークマター)」。このため、彼の攻撃を最初は一方通行でも演算し切れず、反射することが出来なかった。しかし、2度目の対決では周囲の人々を守りながら打ち倒すという離れ業を披露し、圧倒的な実力差を見せ付ける。
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;エステル=ローゼンタール
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:『とある科学の一方通行』で登場したローゼンタール家の魔術師<ref>ただし一方通行はこの時点では魔術に関しては知らない。</ref>。学園都市の研究のために自分のネクロマンサーの魔術の力を提供するが、それが悲劇を招いていくことになってしまう。それを止めるため奔走していたところで一方通行と出会う。
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:彼のことを「師匠」と呼び尊敬している。
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;クリファパズル545
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:『新約』にて一方通行の魔術アドバイザーとして主従契約をさせられる。元は大悪魔コロンゾンが対アレイスター=クロウリー用に製造した人工悪魔。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
 
;「ハッハァ! ンだァその逃げ腰は? 愉快にケツ振りやがって。誘ってンのかァ!?」
 
;「ハッハァ! ンだァその逃げ腰は? 愉快にケツ振りやがって。誘ってンのかァ!?」
:実戦訓練にて、サディスティックにシスターズの一人を追い詰めていた時の台詞。心の奥底の罪悪感を振り切るための反動もあったとはいえ、当初はこのように残虐かつ狂暴な振る舞いが際立っていた。
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:実戦訓練にて、サディスティックにシスターズの一人を追い詰めていた時の台詞。心の奥底の罪悪感を振り切るための反動もあったとはいえ、当初はこのように残虐かつ狂暴な振る舞いが際立っていた。…が、改心後でも必要と判断すれば時に敵対者の殺害も躊躇わないほどの苛烈さ・容赦の無さは相変わらずで、気分が高揚したりすると現在でもこのノリを曝け出すことがある。
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;「…ホント…何やってンだ、俺……」
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:『とある科学の超電磁砲』にて、上条当麻にとどめの一撃を受ける直前の独白。
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:何度倒しても妹達を守るために立ち上がる姿を見ながら、昔のことを思い出す。何もしなくても自分に危害を加えようとした相手が傷ついていく中、学園都市から「絶対能力に進化すれば何かが変わるかも」と唆され、実験に協力。
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:そうすればもう誰も傷つけなくてもよくなると信じていたが、その先にあったのは一万近い屍の山という真逆の現状を痛感するのだった…。
 
;「分かってンだよ。こンな人間のクズが、今更誰かを助けようなンて思うのはバカバカしいってコトぐらいよォ。全く甘すぎだよな、自分でも虫唾が走る。」
 
;「分かってンだよ。こンな人間のクズが、今更誰かを助けようなンて思うのはバカバカしいってコトぐらいよォ。全く甘すぎだよな、自分でも虫唾が走る。」
 
:多くの人を能力で傷付け、多数の妹達を手に掛け、大罪を背負ったことを自覚する一方通行。しかし、それでも彼は守るもののために戦う。
 
:多くの人を能力で傷付け、多数の妹達を手に掛け、大罪を背負ったことを自覚する一方通行。しかし、それでも彼は守るもののために戦う。
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;「悪党だ…」
 
;「悪党だ…」
 
:裏組織所属後に何者か聞かれた際に使うようになった台詞。贖罪を誓い、時に正義のような行いをしながらも大罪を背負い、裏組織に所属する彼は自らこう名乗る。
 
:裏組織所属後に何者か聞かれた際に使うようになった台詞。贖罪を誓い、時に正義のような行いをしながらも大罪を背負い、裏組織に所属する彼は自らこう名乗る。
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;「やるべき事は分かってンのか」<br/>上条当麻「ああ」<br/>「なら行け。ここの主役は俺じゃねェ」
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:新約7巻、人的資源(アジテートハレーション)の騒動に参戦した一方通行が偶然見かけた上条に対して。多くを語ることなくそれぞれのすべき事を察し、任せる二人の信頼関係の高さがうかがえる。
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;「知るか、ボケェ!そこらのタクシーでも捕まえてろ!さっきから、意味わかんねぇ事ばっか言ってんじゃねぇ!」
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:酔っ払った御坂美鈴に絡まれて。この後、どうにかタクシーに押し込めるが、美鈴は行き先で当麻に絡んでいた。
    
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの名台詞 ==