差分

2,440 バイト追加 、 2023年11月5日 (日) 00:13
『初代』の記述を追加。
1行目: 1行目: −
== XM-04 ベルガ・ダラス(Berga Dalas) ==
+
{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士ガンダムF91]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Berga Dalas]]<ref>[http://www.gundam-f91.net/ms/10.html MS]、『機動戦士ガンダムF91』公式サイト、2022年2月8日閲覧。</ref>
*分類:指揮官用[[量産型]][[モビルスーツ]]
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*形式番号:XM-04
+
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムF91}}
*頭頂高:15.8m
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦}}
*本体重量:9.3t
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*全備重量:22.1t
+
}}
*[[動力]]:熱核融合炉
  −
*ジェネレーター出力:4,530kw
  −
*スラスター推進力:22,500kg×2、8,950kg×3、3,460kg×6
  −
*アポジモーター数:82
  −
*装甲素材:チタン合金ハイセラミック複合材
  −
*開発:ブッホ・エアロダイナミックス社
  −
*所属:[[クロスボーン・バンガード]]
  −
*主なパイロット:[[ドレル・ロナ]]
     −
[[クロスボーン・バンガード]]の量産型[[モビルスーツ]]。
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = 指揮官用[[モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = [[量産機]]
 +
| 型式番号 = [[型式番号::XM-04]]
 +
| 頭頂高 = [[頭頂高::15.8 m]]
 +
| 本体重量 = 9.3 t
 +
| 全備重量 = 22.1 t
 +
| 動力 = [[動力::熱核融合炉]]
 +
| ジェネレーター出力 = 4,530 kw
 +
| スラスター推力 = 22,500 kg×2<br />8,950 kg×3<br />3,460 kg×6
 +
;総推力
 +
:92,610 kg
 +
| アポジモーター数 = 82
 +
| 装甲材質 = [[装甲材質::チタン合金ハイセラミック複合材]]
 +
| 開発 = ブッホ・エアロダイナミックス社
 +
| 所属 = {{所属 (メカ)|クロスボーン・バンガード}}
 +
| 主なパイロット = [[パイロット::ドレル・ロナ]]
 +
}}
 +
'''ベルガ・ダラス'''は『[[機動戦士ガンダムF91]]』の[[登場メカ]]。
   −
[[デナン・ゾン]]を基にした指揮官用の発展機で、主に格闘戦を主眼においている。背部にはシェルフ・ノズルと呼ばれる新型のスラスターを3基1組ずつ、合計2組装備している。これはAMBACシステムも兼ねており、機動性を高めるのに一役買っている。機体色はパープル系統で、頭部に鶏冠があるのが特徴。
+
== 概要 ==
 +
[[クロスボーン・バンガード]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。
 +
 
 +
[[デナン・ゾン]]を基にした指揮官用の発展機で、主に格闘戦を主眼においている。背部にはシェルフ・ノズルと呼ばれる新型の可動式スラスターユニットを3基1組ずつ、左右一対計2組装備している。これはAMBACシステムも兼ねており、機動性を高めるのに一役買っている。機体色はパープル系統で、頭部に鶏冠があるのが特徴。
    
背部にはビーム・フラッグと呼ばれるビームで形成された旗印を装備している。これは高濃度の[[ミノフスキー粒子]]散布域においても迅速に小隊員に命令を出すことができ、また戦意向上にも一役買っている。
 
背部にはビーム・フラッグと呼ばれるビームで形成された旗印を装備している。これは高濃度の[[ミノフスキー粒子]]散布域においても迅速に小隊員に命令を出すことができ、また戦意向上にも一役買っている。
24行目: 38行目:     
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
登場作品は多くなく、旧シリーズではドレル機が[[ベルガ・ギロス]]に取って変わられる等、扱いは良くなかった。
+
登場作品は多くなく、[[旧シリーズ]]ではドレル機が[[ベルガ・ギロス]]に取って変わられる等、扱いは良くなかった。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
:[[ドレル・ロナ|ドレル]]専用機。能力は[[ベルガ・ギロス]]と同じなので、対処も同じ。
 
:[[ドレル・ロナ|ドレル]]専用機。能力は[[ベルガ・ギロス]]と同じなので、対処も同じ。
;;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
::強化されているのだが、あいも変わらず専用機にしてはHPが低く攻撃を当てさえすればあっさり落ちる。とはいえ[[ビルギット・ピリヨ|ビルギット]]の[[ジェガン]]で相手をするのはあまりに無謀。
 
::強化されているのだが、あいも変わらず専用機にしてはHPが低く攻撃を当てさえすればあっさり落ちる。とはいえ[[ビルギット・ピリヨ|ビルギット]]の[[ジェガン]]で相手をするのはあまりに無謀。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:序盤戦では指揮官機として登場。[[ドレル・ロナ|ドレル]]機はHPや運動性が高いので、要注意。[[ハマーン・カーン|ハマーン]]ルートでは自軍として使用できるが、それほど使える機体でない。最新型なのだが……
+
:序盤戦では指揮官機として登場。[[ドレル・ロナ|ドレル]]機はHPや運動性が高いので、要注意。
:小隊攻撃力はそこそこになるし、[[移動力]]もそれなりにあるので、小隊員としてなら運用できないことはない。しかしながら、乗り手のいなくなった[[クロスボーン・ガンダムX2]]にドレルが乗り換えてしまうことも多い。
+
:[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]で[[ハマーン・カーン|ハマーン]]休戦ルートでは自軍として使用できるが、それほど使える機体でない。最新型なのだが必殺技であるショットランサーが1発しか無いのもつらいところ。小隊攻撃力はそこそこになるし、[[移動力]]もそれなりにあるので、小隊員としてなら運用できないことはない。しかしながら、乗り手のいなくなった[[クロスボーン・ガンダムX2]]にドレルが乗り換えてしまうことも多い。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
:[[ドレル・ロナ|ドレル]]は登場しないが[[クロスボーン兵]]が乗ってくる。[[ベルガ・ギロス]]のショットランサーは弾数制なのだが、こちらは無消費になっている。一部シナリオで黒の部隊仕様の黒いカラーも出てくるが、図鑑登録はされない。
 
:[[ドレル・ロナ|ドレル]]は登場しないが[[クロスボーン兵]]が乗ってくる。[[ベルガ・ギロス]]のショットランサーは弾数制なのだが、こちらは無消費になっている。一部シナリオで黒の部隊仕様の黒いカラーも出てくるが、図鑑登録はされない。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
:劇場版公開時なので優遇出演。
+
:初登場作品。移動力やHPはベルガ・ギロスに僅差で譲るが、概ね同等の高性能を誇る(ただし中の人の違いか、カリスマや忠義は大きく負けている)。
:HDリメイク版ではベルガ・ギロスとほぼ同性能だが、精神コマンドが違う。なお、HDリメイク版では'''「左手は添えるだけ!」'''とスパロボとは全く関係ない[[声優ネタ|中の人ネタ]]を言い放った。
+
:射程1の武器しか持たないため、敵としては戦いやすく味方にするには説得する価値は薄い。
 
+
:HDリメイク版ではベルガ・ギロスとほぼ同性能だが、精神コマンドが違う。なお、HDリメイク版では'''「左手は添えるだけ!」'''と[[ドロロ兵長|某宇宙人]]と同じ[[声優ネタ|中の人ネタ]]を言い放った。
=== 関連作品 ===
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
+
:
:クロスボーン・バンガード所属のザコ敵として、宇宙に出現する。ベルガ・ダラスPwという上位種も登場する。
      
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 +
;[[ビームシールド]]
 +
:左腕に発生器を固定装備。
 
;ビームサーベル
 
;ビームサーベル
 
:接近戦用に標準装備している。
 
:接近戦用に標準装備している。
 
;ショットランサー
 
;ショットランサー
:クロスボーンのモビルスーツの多くに装備されている打突武器。先端のランス部を回転させながら射出して、相手を貫くこともできる。右腕にアタッチメントで装着されている。
+
:クロスボーンのモビルスーツの多くに装備されている打突武器。先端のランス部を回転させながら射出して、相手を貫くこともできる。当機の物は右腕にアタッチメントで固定装着されている。
:第2次αでは弾数が1しかないのがあまりに痛い。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では弾数が1しかないのがあまりに痛い。
;;ヘビーマシンガン
+
:;ヘビーマシンガン
 
::ショットランサーの基部に2門内蔵されている。
 
::ショットランサーの基部に2門内蔵されている。
;[[ビームシールド]]
  −
:左腕に内蔵。
      
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
74行目: 87行目:  
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ベルガ・ギロス]]
 
;[[ベルガ・ギロス]]
:同時期に開発されたベルガシリーズ。ベルガ・ギロスの方が後に完成した機体であり、より改良され高性能になっている。
+
:同時期に開発されたベルガシリーズ。ベルガ・ギロスの方が後発機体であり、より改良され高性能になっている。
 
;[[デナン・ゾン]]
 
;[[デナン・ゾン]]
 
:開発のベースとなった機体。
 
:開発のベースとなった機体。
 
;[[ダギ・イルス]]
 
;[[ダギ・イルス]]
:ベルガシリーズを元に開発された偵察型MS。
+
:ベルガシリーズを元に開発された偵察型モビルスーツ。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*原作映画の公開から既に30年近くが経過するが、実は'''公式立体商品が未だに一度も発売されていない'''機体。展開当時はガレージキットでギロスから改造するパーツがB-CLUBから販売されていたのみ。
 +
*背中のシェルフ・ノズルが特徴の機体だが、様々なゲーム媒体でなぜか遠隔攻撃武装として使われており、『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』では「シェルフ」という[[オールレンジ攻撃]]端末武装に、『SDガンダムX』ではそのまんま「インコム」という武装で左右のユニットが有線で射出されている。
 +
**シェルフ・ノズルの形状が[[νガンダム]]のフィン・ファンネルに似ていることから勘違いされたのだろうか。なお、これらの設定はゲームオリジナルであり、以降の作品では使われていない。
 +
**これらのゲーム作品は『F91』の劇場公開からあまり間をおかずに発売されていることから、映画公開前(=登場するMSに関する情報がほとんど伏せられていた時期)に開発せざるを得なかったという事情によるものと思われる。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
66

回編集