差分

原作では同一人物ではないというわけでもないので不要な補足
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*2010年9月18日上映
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*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦UX]](2013年)
   
<!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 -->
 
<!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 -->
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{{登場作品概要
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| タイトル = 劇場版 機動戦士ガンダム00<br />-A wakening of the Trailblazer-
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| 読み =
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| 外国語表記 =
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| 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 監督 = 水島精二
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| シリーズ構成 = 黒田洋介
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| 脚本 = 黒田洋介
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| キャラクターデザイン = [[スタッフ:高河ゆん|高河ゆん]](原案)<br />千葉道徳
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| メカニックデザイン = 海老川兼武<br />[[スタッフ:柳瀬敬之|柳瀬敬之]]<br />[[スタッフ:福地仁|福地仁]]<br />寺岡賢司<br />鷲尾直広<br />[[スタッフ:大河原邦男|大河原邦男]]
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| 音楽 = 川井憲次
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| 制作 = サンライズ
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| 放送局 =
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 =
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| 公開日 = 2010年9月18日
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 =
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| 巻数 =
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| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]
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| 前作 = [[機動戦士ガンダム00]]
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| 次作 =
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| 劇場版 =
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| アニメ版 =
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| 漫画版 =
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| 小説版 =
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦UX]]
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| 初クレジットSRW =
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| 備考 =
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| その他 =
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}}
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『'''劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-'''』はサンライズ制作の劇場アニメ作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ガンダムシリーズ]]では『[[機動戦士ガンダムF91|F91]]』以来実に19年ぶりとなる完全新作の劇場版作品。TV放送された『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[続編]]および完結編にあたる作品で、ガンダムシリーズでは初となる[[ELS|異種生命体]]が登場する事で話題を呼んだ。
+
[[ガンダムシリーズ]]では『[[機動戦士ガンダムF91|F91]]』以来実に19年ぶりとなる完全新作の劇場版作品。TV放送された『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[続編]]および完結編にあたる作品で、ガンダムシリーズでは初となる「地球外の[[ELS|異種生命体]]」が登場する事で話題を呼んだ。
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2018年には10周年記念イベント「ガンダム00 Festival 10 “Re:vision”」が開催。イベント内の朗読劇では劇場版のさらに未来を描くストーリーが公開された。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
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;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
:ガンダムマイスターの一人。TV版2ndシーズン終盤で肉体を失うものの[[地球]]での異変を知り、新たな肉体を手に入れ復活する。
 
:ガンダムマイスターの一人。TV版2ndシーズン終盤で肉体を失うものの[[地球]]での異変を知り、新たな肉体を手に入れ復活する。
 +
;[[レティシア・アーデ]]
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:「Re:vision」朗読劇に登場。ティエリアが用意した同型のイノベイド。ティエリアの記憶を引き継いでいるが、人格は独立している。
    
==== [[プトレマイオス]]のクルー ====
 
==== [[プトレマイオス]]のクルー ====
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;[[グラハム・エーカー]]
 
;[[グラハム・エーカー]]
 
:連邦軍のMSパイロット。階級は少佐。特殊部隊「ソルブレイヴス」の隊長。
 
:連邦軍のMSパイロット。階級は少佐。特殊部隊「ソルブレイヴス」の隊長。
;キム
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;[[GUNDAM:キム|キム]](SRW未登場)
:連邦軍の中将。旧人革連軍出身。
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:連邦軍の中将。旧人革連軍出身で、セルゲイのかつての上司。
;[[連邦兵|連邦軍兵士]]
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;[[連邦兵]]
 
:連邦軍の一般兵。
 
:連邦軍の一般兵。
   92行目: 137行目:  
:沙慈の恋人。現在はTV版2ndシーズンでの[[医療・病障害|後遺症]]から病院に入院し、治療を続けている。
 
:沙慈の恋人。現在はTV版2ndシーズンでの[[医療・病障害|後遺症]]から病院に入院し、治療を続けている。
 
;[[アーミア・リー]]
 
;[[アーミア・リー]]
:[[人類革新連盟|旧人革連領]]に住む普通の女子高生、だったのだが…。なお、公開当初は名前が不明だったため、「[[俗語・俗称|玄関子]]」と呼ばれていた。
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:[[人類革新連盟|旧人革連領]]に住む普通の女子高生。
    
=== 映画『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』の登場人物 ===
 
=== 映画『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』の登場人物 ===
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*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
   126行目: 171行目:  
;[[ガンダムハルート]]
 
;[[ガンダムハルート]]
 
:アレルヤとピーリスの乗機。複座型になっている。
 
:アレルヤとピーリスの乗機。複座型になっている。
;[[ラファエルガンダム]]/[[セラヴィーガンダムII]]
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;[[ラファエルガンダム]]
 
:ティエリアの乗機。本体とセラヴィーガンダムIIに分離可能。
 
:ティエリアの乗機。本体とセラヴィーガンダムIIに分離可能。
 
;[[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様]]
 
;[[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様]]
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;[[プトレマイオス2改]]
 
;[[プトレマイオス2改]]
 
:長距離ブースターを装着した[[プトレマイオス2]]の改修艦。
 
:長距離ブースターを装着した[[プトレマイオス2]]の改修艦。
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;[[ガンダムエクシアリペアIV]]
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:「Re:vision」朗読劇に登場。本作終了後にガンダムマイスターとなったグラハムが搭乗するガンダムエクシアリペアIIIの改修機。
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;[[GUNDAM:ガンダムデュナメスリペアIII|ガンダムデュナメスリペアIII]](SRW未登場)
 +
:「Re:vision」朗読劇に登場。レティシアの乗機となるガンダムデュナメスリペアの改修機。
    
=== 地球連邦軍 ===
 
=== 地球連邦軍 ===
 
;[[GN-X III]]
 
;[[GN-X III]]
 
:連邦軍の前期主力機。民間に払い下げられるなどしている。
 
:連邦軍の前期主力機。民間に払い下げられるなどしている。
;[[GN-X IV]]/[[GN-X IV|指揮官用GN-X IV]]
+
;[[GN-X IV]] / [[GN-X IV|指揮官用GN-X IV]]
 
:[[GN-X III]]の後継機である[[量産機]]。一般機はグリーンで、グレーの指揮官機も存在する。量産機でありながら、[[トランザム]]が可能という高性能な機体である。
 
:[[GN-X III]]の後継機である[[量産機]]。一般機はグリーンで、グレーの指揮官機も存在する。量産機でありながら、[[トランザム]]が可能という高性能な機体である。
 
:;[[GN-X IV (パトリック機)]]
 
:;[[GN-X IV (パトリック機)]]
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;[[ガデラーザ]]
 
;[[ガデラーザ]]
 
:(公式的な)人類初の[[イノベイター]]であるデカルト・シャーマンが運用する[[全長一覧|全長]]300mを超える超大型[[モビルアーマー]]。
 
:(公式的な)人類初の[[イノベイター]]であるデカルト・シャーマンが運用する[[全長一覧|全長]]300mを超える超大型[[モビルアーマー]]。
;ガガキャノン
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;[[GUNDAM:ガガキャノン|ガガキャノン]](SRW未登場)
 
:TV版2ndシーズンで使われた[[ガガ]]を改修した機体。
 
:TV版2ndシーズンで使われた[[ガガ]]を改修した機体。
 +
;[[バイカル級航宙巡洋艦]]
 +
:連邦軍の主力艦。他の艦と共に地球防衛艦隊を構成する。
 +
;[[GUNDAM:ヴォルガ級|ヴォルガ級航宙巡洋艦]](SRW未登場)
 +
:バイカル級にMS格納庫などを増設した改修艦。
 +
;[[GUNDAM:ナイル級|ナイル級大型航宙戦艦]](SRW未登場)
 +
:新造された大型戦艦。3隻が就役している。
 +
;アルトリウス
 +
:輸送艦を改造したソルブレイヴス隊の母艦。
 
;ソレスタルビーイング号
 
;ソレスタルビーイング号
:TV版2ndシーズンの最終決戦の舞台となった外宇宙航行艦。現在は[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]が管理している。地球防衛艦隊に戦力および前線司令部として組み込まれる。
+
:TV版2ndシーズンの最終決戦の舞台となった[[外宇宙]]航行艦。現在は[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]が管理している。地球防衛艦隊に戦力および前線司令部として組み込まれる。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
;エウロパ
 
;エウロパ
:[[木星]]付近を漂流していた有人探査船(船籍番号9374)。無人で既に朽ち果てていた状態であったが、それにELSが侵食・擬態し、地球へと向かうところから物語が始まる。
+
:[[木星]]付近を漂流していた有人探査船(船籍番号9374)だが、その正体はソレスタルビーイングが[[GNドライヴ]]開発のために送った船。無人で既に朽ち果てていた状態であったが、それにELSが侵食・擬態し、地球へと向かうところから物語が始まる。
 +
;[[GUNDAM:サキブレ|サキブレ]](SRW未登場)
 +
:本作の50年後を描いたエピローグにて開発された作業用MS。人類とELSの共同操縦型となっている。
 +
;[[ELSクアンタ]]
 +
:ELSとの対話が成功後、ダブルオークアンタがELSや他の外宇宙生命体と融合して変化した姿。
    
== ELS ==
 
== ELS ==
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;[[ELS GN-X IV]]
 
;[[ELS GN-X IV]]
 
:GN-X IVに擬態したELS。
 
:GN-X IVに擬態したELS。
;ELSダブルオー
+
 
:漫画版に登場。ダブルオーライザーに擬態したELS。
+
== 用語 ==
;ELSガデラーザ
+
;[[ガンダムマイスター]]
:漫画版と外伝に登場。ガデラーザに擬態したELS。
+
:『[[機動戦士ガンダム00]]』におけるガンダムの[[パイロット]]。[[地球]]各地で見られた怪異事件を機に再び集結する。
 +
;[[GNドライヴ]]
 +
:私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]が保有する機動兵器「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]」の動力源。別名「太陽炉」。[[木星]]にて[[ツインドライヴシステム]]専用のGNドライヴ2基が新造された。
 +
;[[GN粒子]]
 +
:GNドライヴから放出される光の粒子。人間をイノベイターへと変革させる作用を持つ。
 +
;[[トランザム]]
 +
:GNドライヴに備わっている一種のオーバーブースト機構。[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]のさらなる研究によって、一般の擬似太陽炉搭載型MSでもトランザムが可能になった。
 +
;[[脳量子波]]
 +
:[[ELS]]を引き寄せる特殊な脳波。特に、イノベイターの因子を持つ者は脳量子波を強く発する。
 +
;[[ヴェーダ]]
 +
:私設武装組織ソレスタルビーイングの活動の根幹を成す量子型演算処理システム。外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号の内部に所在している。
 +
;[[軌道エレベーター]]
 +
:『機動戦士ガンダム00』の世界観で重要な超巨大建築物。合計で3基存在している。軌道エレベーター内部の低軌道ステーションには、脳量子波遮断施設がある。
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;[[イノベイター]]
 +
:GN粒子を浴びることに変革した人類。後者と区別する意味で「純粋種のイノベイター」とも言う。[[刹那・F・セイエイ]]および[[デカルト・シャーマン]]の両名が、それに該当する。
 +
;[[イノベイド]]
 +
:イノベイターを模して作られた[[人造人間]]。イノベイターを自称する[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]一派との戦いの後は、人類とは共存できている。
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;[[ソレスタルビーイング (劇中劇)]]
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:TVシリーズにおけるガンダムマイスター達の活躍を描いた特撮映画([[劇中劇]])だが大幅な脚色が施されており、友人たちと鑑賞しに来た沙慈を唖然とさせた。
    
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
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:
 
:
 
:;「ENVOY FROM JUPITER」
 
:;「ENVOY FROM JUPITER」
::後半2分はTV版でのBGM「FIGHT」のアレンジ。『UX』『第3次Z』『BX』『X-Ω』で後半部分が採用。
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::後半2分はTV版でのBGM「FIGHT」のアレンジ。『UX』『第3次Z』『BX』『X-Ω』『V』で後半部分が採用。
 
:;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST」
 
:;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST」
 
::TV版における[[BGM]]「TRANS-AM RAISER」のアレンジ。'''およそ8分'''に及ぶ曲であり、劇場版本編ではノーカットで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の戦場乱入から始まるクライマックスを彩る。前半と後半でかなり曲調が変わる点が特徴。
 
::TV版における[[BGM]]「TRANS-AM RAISER」のアレンジ。'''およそ8分'''に及ぶ曲であり、劇場版本編ではノーカットで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の戦場乱入から始まるクライマックスを彩る。前半と後半でかなり曲調が変わる点が特徴。
 
::スパロボでは、前半部分と後半部分の二つに分けて採用されている。
 
::スパロボでは、前半部分と後半部分の二つに分けて採用されている。
 
::;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 1」
 
::;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 1」
:::前半部分。『UX』『第3次Z』『BX』で採用。『第3次Z時獄篇』では、「1」の表記が無い。
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:::前半部分。『UX』『第3次Z』『BX』『V』で採用。『第3次Z時獄篇』では、「1」の表記が無い。
 
::;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 2」
 
::;「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 2」
:::後半部分。本曲には、TV版におけるBGM「MASURAO」のアレンジが入っている。『UX』『第3次Z天獄篇』『BX』で採用。
+
:::後半部分。本曲には、TV版におけるBGM「MASURAO」のアレンジが入っている。『UX』『第3次Z天獄篇』『BX』『V』で採用。
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== 登場作品と扱い方 ==
+
== 登場作と扱われ方 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|前作]]にてTV版のストーリーが終了した為、入れ替わる形での参戦となった。ELSは未登場だが、[[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様]]が[[スポット参戦]]、[[ガンダムデュナメスリペア|デュナメスリペア]]以外のガンダムとグラハムとパトリック(ただし、[[隠し要素/第3次Z|条件付き]])も[[Z-BLUE|自軍]]に参加する。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|前作]]にてTV版のストーリーが終了した為、入れ替わる形での参戦となった。[[ELS]]は未登場だが、[[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様]]が[[スポット参戦]]、[[ガンダムデュナメスリペア|デュナメスリペア]]以外のガンダムとグラハムとパトリック(ただし、[[隠し要素/第3次Z|条件付き]])も[[Z-BLUE|自軍]]に参加する。
:序盤のルート次第で[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画『ソレスタルビーイング』]]そのものをイベントで再現する。前作では最終決戦地が宇宙の彼方に等しい場所だったので、今作でELS来訪の切っ掛けを図らずも作り出す。
+
:本編開始頃には既に[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画『ソレスタルビーイング』]]が巷で好評を博しており、序盤のルート次第では映画『ソレスタルビーイング』そのものをイベントで再現する。前作では最終決戦地が宇宙の彼方に等しい場所だったので、今作でELS来訪の切っ掛けを図らずも作り出す。
 
:前述の通り、ELSが登場せず原作再現は殆どされていない。そのためか今作の時点ではガンダムや[[ブレイヴ]]、[[GN-X IV]]等はまだ未完成の状態らしく、本領を発揮していない。
 
:前述の通り、ELSが登場せず原作再現は殆どされていない。そのためか今作の時点ではガンダムや[[ブレイヴ]]、[[GN-X IV]]等はまだ未完成の状態らしく、本領を発揮していない。
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:本格的な自軍参加は31話からと遅く、関係が深い[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|ガンダムW]]の決着面にも関わらない。
 +
:前2作の時点で1stシーズン(『破界篇』)から2ndシーズン(『再世篇』)の間に1年しか経っておらず、『再世篇』から今作までの間も殆ど時間経過していないため、前2作の作中の時間経過をそれぞれ1年程度と考えると'''1stシーズンから3年程度しか経っていない'''。そのため、'''沙慈がまだ学生をしている'''。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:引き続き参戦。ついに[[ELS]]が襲来し、本格的な原作再現となる。『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』にて『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』とクロスオーバーした影響か、本作でもクロスオーバーが活きておりELSとの対話がアレンジされている。
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:引き続き参戦。ついにELSが襲来し、本格的な原作再現となる。『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』にて『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』とクロスオーバーした影響か、本作でもクロスオーバーが活きておりELSとの対話がアレンジされている。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
:今回はグラハムとコーラサワーは無条件で生き残る。また、ティエリアの[[サブパイロット]]化が初めて実装された。
 
:今回はグラハムとコーラサワーは無条件で生き残る。また、ティエリアの[[サブパイロット]]化が初めて実装された。
:劇中、「[[第2次ネオ・ジオン抗争]]の際に[[サイコフレーム]]の光を[[ネオ・ジオン]]所属の[[ゼントラーディ]]に伝えるためにトランザムバーストを行っている」事を語られるが、作品別の時間軸では[[ダブルオーライザー]]([[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|粒子貯蔵タンク装備型]]の可能性もある)の登場より『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』の方が先に終わっているため、シナリオ上不都合がある。
+
:劇中、[[第2次ネオ・ジオン抗争]]の際に[[サイコフレーム]]の光を[[ネオ・ジオン]]所属の[[ゼントラーディ]]に伝えるためにトランザムバーストを行っている事が語られるが、作品別の時間軸に照らし合わせると[[ダブルオーライザー]]([[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|粒子貯蔵タンク装備型]]の可能性もある)の登場より『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』の方が先に終わっているため、原作とはある程度時系列が入れ替わっていると思われる。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦V]]
 +
:顔グラフィックが刷新された。また時系列が同じ世界に属する『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に合わせられているため'''またも1stシーズンから3年しか経っていない'''。
 +
:刹那の乗機が最初から[[ダブルオークアンタ]]、トレミーとの合流時には[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]と[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]も既に合流済み、[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]が一切登場しないなど参戦回数を重ねたためか斬新な扱いが多い。
 +
:ELSも終盤の僅か2ステージしか登場せず、原作再現という意味では非常に簡略化されている。とはいえ、[[ヴェーダ]]の開発目的に[[ブラックノワール|もう一つの意味]]があったこと等、クロスオーバーはきちんと行われているため、存在感は十分。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:第2期参戦作品として登場。
+
:第2期参戦作品第12弾として2017年2月に追加参戦。
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
:2019年10月のイベント「僕らが出逢った理由」では「Re:vision」の機体・キャラクターがスパロボに初登場した。
:顔グラフィックが刷新された。
  −
 
  −
== 用語 ==
  −
;[[ガンダムマイスター]]
  −
:『[[機動戦士ガンダム00]]』におけるガンダムの[[パイロット]]。[[地球]]各地で見られた怪異事件を機に再び集結する。
  −
;[[GNドライヴ]]
  −
:私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]が保有する機動兵器「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]」の動力源。別名「太陽炉」。[[木星]]にて[[ツインドライヴシステム]]専用のGNドライヴ2基が新造された。
  −
;[[GN粒子]]
  −
:GNドライヴから放出される光の粒子。人間をイノベイターへと変革させる作用を持つ。
  −
;[[トランザム]]
  −
:GNドライヴに備わっている一種のオーバーブースト機構。[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]のさらなる研究によって、一般の擬似太陽炉搭載型MSでもトランザムが可能になった。
  −
;[[脳量子波]]
  −
:[[ELS]]を引き寄せる特殊な脳波。特に、イノベイターの因子を持つ者は脳量子波を強く発する。
  −
;[[ヴェーダ]]
  −
:私設武装組織ソレスタルビーイングの活動の根幹を成す量子型演算処理システム。外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号の内部に所在している。
  −
;[[軌道エレベーター]]
  −
:『機動戦士ガンダム00』の世界観で重要な超巨大建築物。合計で3基存在している。軌道エレベーター内部の低軌道ステーションには、脳量子波遮断施設がある。
  −
;[[イノベイター]]
  −
:GN粒子を浴びることに変革した人類。後者と区別する意味で「純粋種のイノベイター」とも言う。[[刹那・F・セイエイ]]および[[デカルト・シャーマン]]の両名が、それに該当する。
  −
;[[イノベイド]]
  −
:イノベイターを模して作られた[[人造人間]]。イノベイターを自称する[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]一派との戦いの後は、人類とは共存できている。
  −
;[[ソレスタルビーイング (劇中劇)]]
  −
:TVシリーズにおけるガンダムマイスター達の活躍を描いた[[劇中劇]]…なのだが、何故か[[アレハンドロ・コーナー]]が[[アロウズ]]を牛耳っているなど大幅な脚色が施されており、友人たちと鑑賞しに来た沙慈を唖然とさせた。
  −
:また、過去の[[ガンダムシリーズ]]作品のセルフパロディも含んでおり、この部分だけ絵のタッチが異なっている他、[[アクシズ]]に酷似した小惑星基地や[[千代錦]]によく似た犬が登場していたりもする。挙句の果てに[[アルヴァアロン]]に[[声優ネタ|スペリオルドラゴンのものに酷似した尻尾が生えている]]。
  −
 
  −
== 主要スタッフ ==
  −
;製作会社
  −
:サンライズ
  −
;原作
  −
:矢立肇・富野由悠季
  −
;監督
  −
:水島精二
  −
;シリーズ構成・脚本
  −
:黒田洋介
  −
;キャラクターデザイン
  −
:高河ゆん(原案)、千葉道徳
  −
;メカニックデザイン
  −
:海老川兼武、柳瀬敬之、福地仁、寺岡賢司、鷲尾直広、大河原邦男
  −
;音楽
  −
:川井憲次
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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