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| 最大トルク = 60.6 kg
 
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| 最高速度 = 320km/h
 
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| 開発 = MZ23自治軍/夢叶財閥
 
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=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
作中世界で、昭和時代の東京を模した都市を内包していた巨大宇宙移民船である『[[MZ23]]』が同じ起源を持った移民船勢力であるデザルグからの度重なる侵略を受けていた中、MZ23の真実を知る自治軍の一部は、デザルグに対抗出来るだけの戦力を生み出すべく、メガゾーン23のメインコンピューター「[[バハムート]]」から未開放の最終プロテクト「7G」を解除するべく、何度もアクセスを試みていた。そして、ようやく不完全ながらもデータを読み出す事に成功し、そのデータを元にマニューバスレイヴの開発に着手。それによって何とか再現させる形で完成させたのがガーランドである。製造メーカー名に関しては、バイク形態のロゴを示す場所に「BAHAMOUD(バハムート)」と刻印されているが、実際は軍部へのクーデターを目論んでいた[[B.D.]]のスポンサーである夢叶財閥が大きく関わっている模様。
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作中世界で、昭和時代の東京を模した都市を内包していた巨大宇宙移民船である『[[MZ23]]』が同じ起源を持った移民船勢力であるデザルグからの度重なる侵略を受けていた中、MZ23の真実を知る自治軍の一部は、デザルグに対抗出来るだけの戦力を生み出すべく、メガゾーン23のメインコンピューター「[[バハムート]]」から未開放の最終プロテクト「7G」を解除するべく、何度もアクセスを試みていた。そして、ようやく不完全ながらもデータを読み出す事に成功し、そのデータを元にマニューバスレイヴの開発に着手。それによって、実質試作機といえる[[ハーガン]]を経て何とか再現させる形で完成したのがガーランドである。製造メーカー名に関しては、バイク形態のロゴを示す場所に「BAHAMOUD(バハムート)」と刻印されているが、実際は軍部へのクーデターを目論んでいた[[B.D.]]のスポンサーである夢叶財閥が大きく関わっている模様。
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通常のバイク同様の手動操縦に加え、搭乗者の思考をヘッドコネクターで伝達し、わずか3秒程でマニューバスレイヴ・マニューバクラフトへの変形を行い、考えるだけでも複雑な動きを可能としており、バイクに乗った経験しかない省吾がすぐに乗りこなしたのもその為である。動力源は反発動力システムであり、マニューバスレイヴ形態では機体各所のバーニアによってある程度の空中戦が可能となっており、パイロットスーツ無しでも宇宙空間での活動も問題無く行える等、気密性も高い。兵器としてはまだ試作機の段階に当たり、武装も手持ちのレーザーオーブガンのみで内蔵武器は一切無いのだが、それでも既に正式採用されているハーガンに匹敵する程の出力と強度を誇っている。単純にバイクとして見ても既存のバイクを完全に上回っており、フォーミュラーマシン並のスピードに加え、最高出力は525馬力、最大トルクは60.6キログラム、最高時速は320キロメートルを誇り、BMWにぶつても全くの無傷で、パトカーも簡単に横転させてしまう等、正にモンスターマシンとなっている。なお、本来マニューバクラフト形態では、反重力システムによってホバークラフトの様に浮遊させて走行するシステムにする予定であったが、技術不足によって実現出来なかった結果、タイヤによる陸上走行に変更された経緯を持つ。
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通常のバイク同様の手動操縦に加え搭乗者の思考をヘッドコネクターで伝達する事で、わずか3秒程でマニューバスレイヴ及びマニューバクラフトへの変形を行うだけでなく、考えるだけでも複雑な動きを可能としており、バイクに乗った経験しかない省吾がすぐにマニューバスレイヴ形態を乗りこなしてしまったのもその為である。動力源は反発動力システムであり、マニューバスレイヴ形態では機体各所のバーニアによってある程度の空中戦が可能となっていて、パイロットスーツ無しでも宇宙空間での活動も問題無く行える等、気密性も高い。しかし、兵器としてはまだ試作実験機の段階に当たり、武装も手持ちのレーザーオーブガンのみで内蔵武器は一切無いのだが、それでも既に正式採用されているハーガンに匹敵する程の出力と強度を誇っている。単純にマニューバクラフトのバイクとして見ても既存のバイクを完全に上回り、フォーミュラーマシン並のスピードに加え、最高出力は525馬力、最大トルクは60.6キログラム、最高時速は320キロメートルを誇り、BMWにぶつても全くの無傷で、パトカーも簡単に横転させてしまう等、正にモンスターマシンとなっている。なお、本来マニューバクラフト形態では、反重力システムによってホバークラフトの様に浮遊させて走行するシステムにする予定であったが、この当時はまだ技術不足によって実現出来なかった結果、ハーガンのマニューバ―クラフト形態と同様タイヤによる陸上走行に変更された経緯を持つ。
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しかし、本機の本当の意味で重要となるのは、MZ23のメインコンピュータであるバハムートへのアクセス権を唯一持つ端末を搭載している点にあり、これは同時に「MZ23そのものの最重要機密事項に関わる事」を意味している。
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しかし、本機の本当の意味で重要となるのは、MZ23のメインコンピュータであるバハムートへのアクセス権を唯一持つ端末を搭載している点にある。これは同時に「バハムートに隠された未開放の最終プロテクト『7G』を解除する為に必要不可欠なツール」、そして「MZ23そのものの最重要機密事項に関わる事」を意味しており、それに比べれば兵器としての要素は「蛇足」に等しい物となっている。ただし、それでも本機によって培われた運用・戦闘データは、戦況不利に陥っていたMZ23の上層部にとっては貴重な物となり、正式採用型である[[GR-2ガーランド]]といった後継機種の開発に繋がっている。
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なお、機体のカラーは当初はロールアウト状態のオリーブグリーン(後に商品化された際には「自治軍カラー」と命名された)だったが、省吾の手に渡った後はココ(SRW未登場)によって赤色に再塗装された。
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なお、機体のロールアウト状態のカラーは当初、オリーブグリーン(後に商品化された際には「自治軍カラーと命名された)だったが、省吾の手に渡った後はココ(SRW未登場)によって偽装すべく赤色に再塗装された(高度な監視システムを持つ自治軍相手には焼け石に水であったが)。
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名称の「ガーランド」には、「花環」や「栄冠」といった意味があり、同名の小銃「M1ガーランド」も存在する。
    
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
 
OVA一作目にて、MZ23で軍上層部に反旗を翻そうとしていたB.D.の派閥のスポンサーである夢叶重工で秘密裏に完成し、省吾の友人であった社員の中川真二(SRW未登場)がテストライダーに選ばれていた。しかし、真二は勝手に実験走行室から持ち出してしまい、追ってきたB.D.達との諍いの中、成り行きで省吾が持ち出す事になってしまり(その際、囮になった真二は射殺された)、逃げ込んだココの元で赤に塗装される事になる。
 
OVA一作目にて、MZ23で軍上層部に反旗を翻そうとしていたB.D.の派閥のスポンサーである夢叶重工で秘密裏に完成し、省吾の友人であった社員の中川真二(SRW未登場)がテストライダーに選ばれていた。しかし、真二は勝手に実験走行室から持ち出してしまい、追ってきたB.D.達との諍いの中、成り行きで省吾が持ち出す事になってしまり(その際、囮になった真二は射殺された)、逃げ込んだココの元で赤に塗装される事になる。
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その後も、追っ手となる[[ハーガン]]の部隊と交戦したり、B.D.によってMZ23の真実が明かされ、更には彼率いる派閥による軍上層部へのクーデターと状況が目まぐるしく変わっていく中、真実を公表しようとした省吾の友人である村下智美(SRW未登場)が射殺されてしまう事態となり、逆上した省吾はバハムートを破壊しようと一人ガーランドに乗って飛び出す。しかし、B.D.が乗るハーガンによって破壊され、搭乗者の省吾が一人その場を去った後、B.D.の牛耳る軍部によって鹵獲(正確には奪還)される。
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その後も、追っ手となるハーガンの部隊と交戦したり、図らずも行動を共にしたB.D.によってMZ23の真実が明かされ、更には彼率いる派閥による軍上層部へのクーデターも勃発する等、状況が目まぐるしく変わっていく中、真実を公表しようとした省吾の友人である村下智美(SRW未登場)が機密保持目的で射殺されてしまう事態となり、逆上した省吾はバハムートを破壊しようと一人ガーランドに乗って飛び出す。しかし、B.D.が乗るハーガンによって破壊され、搭乗者の省吾が一人その場を去った後、B.D.の牛耳る軍部によって鹵獲(正確には奪還)される。
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続編『PART II』では、軍部の手で正式採用型である[[GR-2ガーランド]]のパーツを用いて修復される(修復後の姿については[[プロトガーランド]]を参照)。
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続編『PART II』では、軍部の手で規格の共通しているGR-2ガーランドのパーツを用いて修復される(修復後の姿については[[プロトガーランド]]を参照)。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*「ガーランド」には「花環」や「栄冠」といった意味があり、同名の小銃「M1ガーランド」も存在するが、本機のネーミングはそれらとは関係なく、『オズの魔法使い』に主演したジュディ・ガーランドにちなんだもの。
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*本来のネーミングは、上記とは関係なく『オズの魔法使い』に主演したジュディ・ガーランドにちなんだもの。
 
**一時期「がらんどう」のアナグラムであり、「人が乗るためには中をがらんどうにしなければならない」という自虐の意味が込められている……という説が広まっていたが、これはPART1に関わっていた宮尾岳氏から後付けの都市伝説だと否定されている。氏によれば当初は「ガリアード」の予定だったが、似た語感の「[[ガリアン]]」が先に世に出たことから急遽変更する事になり、その会議の席で「(ガリアードと同じく)ガで始まりドで終わるから『ガーランド』で」と提案したとのこと。
 
**一時期「がらんどう」のアナグラムであり、「人が乗るためには中をがらんどうにしなければならない」という自虐の意味が込められている……という説が広まっていたが、これはPART1に関わっていた宮尾岳氏から後付けの都市伝説だと否定されている。氏によれば当初は「ガリアード」の予定だったが、似た語感の「[[ガリアン]]」が先に世に出たことから急遽変更する事になり、その会議の席で「(ガリアードと同じく)ガで始まりドで終わるから『ガーランド』で」と提案したとのこと。
  
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