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特定の条件を満たすと現れるコマンド。主に[[登場作品]]で繋がったキャラ同士が隣接した場合に出る。これが出ると、その敵キャラは説得により味方にする事が可能であると示唆される。しかし一度の説得で終わる事は稀で、大体はシナリオの進展に合わせて数回の説得の後、やっと仲間になる。そして、その頃には大所帯になっていて、結局表舞台に立てない事が多いので、後は愛でカバーするしかない。
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'''説得'''とは、「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」において採用されているシステムのひとつ。
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[[スーパーロボット大戦L|L]]』以降の携帯機シリーズでは、そのストーリーで関係を持つ事になる他作品のキャラクターが説得に必要な事が多い([[俗語・俗称#公式に逆輸入された俗語・俗称|ナタクのファクター]]参照)。
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== 概要 ==
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ステージマップ上にて発生する特殊コマンドのひとつ。多くの作品において特定の条件を満たした上で主に[[登場作品]]で繋がったキャラ同士が隣接した際に追加され、コマンドの実行によって対象キャラクターを自軍に参入させることが可能。キャラクターによっては複数回の説得が必要な場合もある。
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== SRWでのシステム ==
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初代『[[スーパーロボット大戦]]』のみシステムが大幅に異なる関係で独自の説得システムを採用しており、現行の説得システムが確立されるのは『[[第2次スーパーロボット大戦]]』以降となる。
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== システム解説 ==
 
=== [[スーパーロボット大戦]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦]] ===
表記は「'''せっとく'''」。成功すると笑顔が表示され、敵を仲間に出来る。ボス以外の全ユニットに使用出来る為、[[機械獣]]や[[メカザウルス]]でも説得可能。更に、GB版ではある一定の条件を満たせばボス敵も説得可能なので、[[ギルギルガン|ラスボス]]を味方に引き入れることまで出来てしまう(クリアは出来なくなるが)。
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表記は「'''せっとく'''」。成功すると笑顔が表示され、敵を仲間に出来る。ボス以外の全ユニットに使用出来る為、[[機械獣]]や[[メカザウルス]]でも説得可能。更に、GB版ではある一定の条件を満たせばボス敵も説得可能であるため、[[ギルギルガン|ラストボス]]までも味方に引き入れることまで出来てしまう(ただしその場合はクリア不可能となる)。
    
行う側の「カリスマ」と受ける側の「忠義」が高いほど成功率が高くなり、また[[精神コマンド]]「[[共鳴]]」を使用すれば一度だけ確実に成功する。
 
行う側の「カリスマ」と受ける側の「忠義」が高いほど成功率が高くなり、また[[精神コマンド]]「[[共鳴]]」を使用すれば一度だけ確実に成功する。
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HDリメイク版では大半のボスが説得可能になったため、強力なボスクラスのユニットを自軍に引き入れやすくなったほか、ボスは基本的に敵本拠地から動かないため「ボスを説得して仲間にする→ボスが寝返ったため、そのまま敵本拠地占領でクリア」などといった芸当も可能。
 
HDリメイク版では大半のボスが説得可能になったため、強力なボスクラスのユニットを自軍に引き入れやすくなったほか、ボスは基本的に敵本拠地から動かないため「ボスを説得して仲間にする→ボスが寝返ったため、そのまま敵本拠地占領でクリア」などといった芸当も可能。
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ただし、ゲームストーリーに密接に関わる[[ピクドロン]]や[[ギルギルガン]]への説得は確実に失敗する仕様になっており、説得するとツッコミと共にトロフィーが手に入る(そのくせ、'''両者用の説得台詞が用意されている'''ので、説得台詞目的で様々なユニットで説得してみるのも一興ではある)。
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ただし、ゲームストーリーに密接に関わる[[ピクドロン]]や[[ギルギルガン]]への説得は確実に失敗する仕様となっており(一応、両者用の説得台詞は用意されている)、説得するとツッコミと共にトロフィーが手に入る。
    
このほか、「自軍で使用可能なユニット全種類を各1体以上仲間にする」「説得を50回成功させる」といったトロフィーも存在する。
 
このほか、「自軍で使用可能なユニット全種類を各1体以上仲間にする」「説得を50回成功させる」といったトロフィーも存在する。
    
=== [[第2次スーパーロボット大戦]]以降 ===
 
=== [[第2次スーパーロボット大戦]]以降 ===
特定のキャラが相手に隣接した時に出現する。初期の頃は説得を行えばその場で仲間になることが多かったが、複数回の説得やその他の条件を合わせた加入条件が設定されたキャラクターも多くなっている。また稀に説得は出来るが仲間にはならないケースも存在し、仲間にならない代わりに何らかの[[隠し要素]]に関わっていたり、あるいはただの会話イベント(説得失敗)で終わる場合もある。
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概要で記した通り特定のキャラが相手に隣接した時に出現する。初期の頃は説得を行えばその場で仲間になることが多かったが、複数回の説得やその他の条件を合わせた加入条件が設定されたキャラクターも多くなっている。また稀に説得は出来るが仲間にはならないケースも存在し、仲間にならない代わりに何らかの[[隠し要素]]に関わっていたり、あるいはただの会話イベント(説得失敗)で終わる場合もある。
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『[[スーパーロボット大戦L|L]]』以降の携帯機シリーズでは、そのストーリーで関係を持つ事になる他作品のキャラクターが説得に必要な事が多い([[俗語・俗称#公式に逆輸入された俗語・俗称|ナタクのファクター]]参照)。その原型らしきものは『[[スーパーロボット大戦COMPACT2_第2部:宇宙激震篇|C2]]』、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』から見られた。
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ただし作品を重なるに連れて説得の機会は減っている。例えば『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では隠し要素に一切関わらず、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』や『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』、そして前述の『L』では説得で仲間になるキャラが1人しかいない。
 
== シリーズにおける説得に関連する主な人物 ==
 
== シリーズにおける説得に関連する主な人物 ==
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
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;[[胡蝶鬼]]
 
;[[胡蝶鬼]]
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』から説得イベントが存在。説得するのは[[流竜馬]]。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』から説得イベントが存在。説得するのは[[流竜馬]]。
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;[[ミネルバX]]
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:『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』から説得イベントが存在。説得するのは[[兜甲児]]。『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では[[機甲戦記ドラグナー|別作品]]の登場メカである[[ドラグナー3型]]のジャミング能力が必須。
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;[[シャザーラ]]
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:[[ランバ・ノム]]の説得で仲間になるが、その際に[[UFOロボ グレンダイザー|別作品]]のキャラクターである[[デューク・フリード]]も会話に加わる。「説得コマンドが出るのは同作品のキャラだが、実際に説得を行っているのは別作品のキャラ」という形になった。
 
;[[中島宗美]]
 
;[[中島宗美]]
 
:従来の説得と言えば原作が同じ、あるいは同じシリーズのキャラが行うものであったが、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での彼の説得は、完全に[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|別作品]]のキャラクターである[[張五飛]]によっても行う事が出来、『L』以降度々採用される「別作品のキャラによる説得」の先鞭をつける形となった。
 
:従来の説得と言えば原作が同じ、あるいは同じシリーズのキャラが行うものであったが、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での彼の説得は、完全に[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|別作品]]のキャラクターである[[張五飛]]によっても行う事が出来、『L』以降度々採用される「別作品のキャラによる説得」の先鞭をつける形となった。
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=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
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;[[ギャブレット・ギャブレー]]
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:『[[重戦機エルガイム]]』初参戦の『[[第4次]]』から説得による加入が可能。『エルガイム』のみならず、ガンダムシリーズ以外の[[リアル系]]で最古参クラスの説得対象キャラ。彼自身も概ね有能なのだが、[[乗り換え]]に困る[[HM]]勢に[[アシュラテンプル]]を持ってきてくれる事での加入価値が高い。
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:決め手の説得コマンド以前の条件が複雑なのも伝統で、条件を満たせないと原作と異なり戦死しかない末路もあれば、しぶとく生き残った姿を見せてくれる作品もある。
 
;[[トッド・ギネス]]
 
;[[トッド・ギネス]]
 
:[[ショウ・ザマ]]や[[マーベル・フローズン]]の説得で仲間になる。説得による加入が導入されたのは『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』から。
 
:[[ショウ・ザマ]]や[[マーベル・フローズン]]の説得で仲間になる。説得による加入が導入されたのは『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』から。
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