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'''アルカディア号'''は『[[わが青春のアルカディア 無限軌道SSX]]』の[[登場メカ]]。
   
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Arcadia]]
   
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|わが青春のアルカディア 無限軌道SSX}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|わが青春のアルカディア 無限軌道SSX}}
| デザイン = {{メカニックデザイン|スタジオぬえ}}<br />{{メカニックデザイン|松本零士}}(原案)
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| デザイン = {{メカニックデザイン|松本零士}}(原案)<br/>{{メカニックデザイン|スタジオぬえ}}(アニメ版)
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦T]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[母艦]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[母艦]]
 
}}
 
}}
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| 全長 = [[全長::400m]]
 
| 全長 = [[全長::400m]]
 
| 開発者 = [[大山トチロー]]
 
| 開発者 = [[大山トチロー]]
| 主な搭乗員 = [[キャプテンハーロック]]<br />[[大山トチロー]]<br />[[ラ・ミーメ]]
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| 主な搭乗員 =  
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;【艦長】
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:[[パイロット::ハーロック]]
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;【オペレーター】
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:[[パイロット::ラ・ミーメ]]
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:[[有紀螢]]
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;【その他】
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:[[パイロット::大山トチロー]]
 
}}
 
}}
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'''アルカディア号'''は『[[わが青春のアルカディア 無限軌道SSX]]』の[[登場メカ]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[宇宙海賊]]の[[キャプテンハーロック]]が艦長を務める宇宙戦艦。艦首の髑髏マーク、はためく海賊旗、後部の木造キャビンなど、一目見て「海賊船」との印象を受ける外観が特徴で、「海賊戦艦」とも呼ばれる。ハーロックの親友である[[大山トチロー]]が設計・開発を行った。高い戦闘力と堅い装甲を持ち、数十名程度の少人数でも運用が可能。各種武装のほか、自爆装置まで装備されている。また、艦載機としてスペースウルフや無人攻撃機を搭載する。
+
[[宇宙海賊]]の[[ハーロック]]が艦長を務める宇宙戦艦。
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艦首の髑髏マーク、はためく海賊旗、後部の木造キャビンなど、一目見て「海賊船」との印象を受ける外観が特徴で、「海賊戦艦」とも呼ばれる。ハーロックの親友である[[大山トチロー]]が設計・開発を行った。高い戦闘力と堅い装甲を持ち、数十名程度の少人数でも運用が可能。各種武装のほか、自爆装置まで装備されている。また、艦載機としてスペースウルフや無人攻撃機を搭載する。
 +
 
 +
後部に掲げられているドクロの旗は、「骨となっても戦う意思を示す」という決意の表れだとハーロックは第1話で語っている。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦T]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
:初登場作品。パッケージイラストにも登場。
+
:初登場作品。第5話から第8話までスポット参戦後、第15話で[[ブラックサレナ]]と共に正式参戦する。[[ハーロック]]がメイン、[[大山トチロー|トチロー]]と[[ラ・ミーメ]]がサブパイロットを務める。
 +
:どの武器も攻撃力が高く、主砲の消費ENもまずまずと戦艦としては最後まで使える分野だが、『X』の[[N-ノーチラス号]]同様に指揮官能力がないので「コマンダーターミナル」を装備させて戦陣強化をするとよい。
 +
:[[先制攻撃]]から[[突撃]]が削除されたため、それを補える海賊戦法の使いどころが重要になる。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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;移乗白兵戦用アンカーチューブ
 
;移乗白兵戦用アンカーチューブ
 
:移動や白兵戦に使用するチューブ。艦船や人工衛星などに突き刺し、相手側へと乗り込む。
 
:移動や白兵戦に使用するチューブ。艦船や人工衛星などに突き刺し、相手側へと乗り込む。
;コスモサーチ
  −
:遠距離の敵艦を映す特殊スコープ。
   
;空中魚雷
 
;空中魚雷
 
:第3話にてデスシャドウ号との戦闘で使用。
 
:第3話にてデスシャドウ号との戦闘で使用。
 +
 +
==== その他の装備 ====
 
;防御エネルギー
 
;防御エネルギー
 
:第4話にて移動新聞星を守るために使用。青色のビームを発射している。
 
:第4話にて移動新聞星を守るために使用。青色のビームを発射している。
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;アンチレーダーバリア
 
;アンチレーダーバリア
 
:敵のレーダー探知網に対応する装備。
 
:敵のレーダー探知網に対応する装備。
 +
;コスモサーチ
 +
:遠距離の敵艦を映す特殊スコープ。
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;アンカー
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:係留用の碇。艦首に2本を格納する。
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;サーチライト
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:艦首下に2基を装備。第21話で使用。
 
;自爆装置
 
;自爆装置
:第19話にて誤作動を起こした。
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:第19話にてマイコン惑星が原因で誤作動を起こした。
    
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;パルサーカノン連射
 
;パルサーカノン連射
 
:『T』で採用。パルサーカノンを連射しながら敵艦の横に回り込み、最後は左舷に砲撃を集中する連続射撃。
 
:『T』で採用。パルサーカノンを連射しながら敵艦の横に回り込み、最後は左舷に砲撃を集中する連続射撃。
;体当たり
+
;突撃
:装甲戦闘母艦戦など、艦自体を敵艦に体当たりさせる戦法を取ったこともある。
+
:『T』で採用。第42話終了時に追加される必殺技。
:アンカーチューブを打ち込み、艦橋に乗り込んだハーロックが敵指揮官を討ち取ることも<ref>ハーロック曰く、「海賊のやり方(伝統)」。</ref>
+
:パルサーカノンで弾幕を貼りながら突撃し、体当たりと共にアンカーチューブを射出して敵機に突き刺す。最後はチューブからキャプテンハーロックが現れて重力サーベルで敵中枢を射撃し、アンカーチューブを引き抜いて離脱する。開始時とラストのキャプテンハーロックのカットインは原作OPの、攻撃中は同第1話の戦闘の再現である。''「これが海賊のやり方だ!」''
;衝角(ラム)
+
:コックピットのあるメカや戦艦ならまだしも、[[インベーダー]]や[[宇宙怪獣]]などの接触する事自体が危険な生物系の相手にも、お構いなしにハーロックは乗り込んで射撃する。演出と言えばそれまでだが、侵食されたりしないか心配になってしまう。
:『OVA版』に登場。艦首に装備された体当り用の武器。
+
:とは言え、これを[[機界新種]]に対して使っても、アルカディア号やハーロックが物質昇華されることはないので安心しよう。
:普段は船体下部に収容されており、使用時にジャックナイフ状のラムが飛び出てくる。
+
 
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=== [[特殊能力]] ===
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;海賊戦法
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:『T』第22話で追加される専用コマンド。全ての味方ユニットに精神コマンド「[[突撃]]」が掛かり、1ターンの間、全てのパイロットの命中と防御を20上げる。ただし、1つのマップにつき1度しか使えない。ユニットの特殊能力欄に記されないため、厳密には機体能力ではない特殊システム扱い。
 +
:ボス戦では精神コマンドで必中、閃きor不屈を使うのが定石となるので命中と防御が上がってもあまり意味はない為、終盤まで取っておくよりは序盤の接敵直前に使用して先制攻撃に使うのが得策か。ボス戦時にシャッフル同盟拳のような撃ちづらい非P武器の補助に使うという手もある。
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=== 移動タイプ ===
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;[[空]]
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:
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=== [[サイズ]] ===
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;2L
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:
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=== その他の装備 ===
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=== カスタムボーナス ===
;アンカー
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;移動力+1。全ての武器の攻撃力+200。
:係留用の碇。艦首に2本を格納する。
+
:[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。
;サーチライト
+
 
:艦首下に2基を装備。第21話で使用。
+
== 機体BGM ==
<!-- === [[特殊能力]] === -->
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;おれたちの船出
<!-- === 移動タイプ === -->
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:OPテーマ。限定版は歌付き。
<!-- === [[サイズ]] === -->
  −
<!-- === カスタムボーナス === -->
  −
<!-- == 機体BGM == -->
   
<!-- == 対決・名場面 == -->
 
<!-- == 対決・名場面 == -->
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:1人乗りの艦載機。ハーロックやトチロー、正などが乗る。
 
:1人乗りの艦載機。ハーロックやトチロー、正などが乗る。
 
;無人攻撃機
 
;無人攻撃機
:三角翼の無人攻撃機。第18話にて登場。
+
:三角翼の無人攻撃機。第18話で登場。
 
;クイーン・エメラルダス号
 
;クイーン・エメラルダス号
 
:エメラルダスの乗艦で、共闘することが多い。
 
:エメラルダスの乗艦で、共闘することが多い。
 
;デスシャドウ号
 
;デスシャドウ号
 
:ハーロックの以前の乗艦。
 
:ハーロックの以前の乗艦。
 +
;3番艦[改]強攻型
 +
:「銀河鉄道999」における機械化帝国との戦いでの戦訓からエンジンと武装を強化したタイプ。船体が漆黒に塗装されている他、三連装パルサーカノンが4基に増えている。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*鋭角艦首型、髑髏艦首型など、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『銀河鉄道999』などの松本零士作品によって様々な種類の「アルカディア号」が存在する。
+
*鋭角艦首型、髑髏艦首型など、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『銀河鉄道999』などの松本零士作品によって様々な種類の「アルカディア号」が存在する。現在はハーロックの乗艦としては「アルカディア号3番艦」とされる髑髏タイプが主流であり、TV版『宇宙海賊キャプテンハーロック』時に見られた鋭角型は「アルカディア号2番艦」「デスシャドウ号」などと呼ばれ、別の艦として設定されていることが多い。ちなみに「デスシャドウ号」の方は元々無限軌道SSXに登場するハーロックの以前の乗艦の名前でもあり、此方は鋭角型とは全く別のデザインであるなど非常にややこしい。なお原作漫画のアルカディア号は鋭角型で、デスシャドウ号はトチローの乗艦となっている<ref>原作ではトチローは故人、デスシャドウ号は惑星ヘビーメルダーにて彼の墓標代わりに艦首を下にして地面に突き立っているため形状は不明。</ref>。
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*『銀河鉄道999』では、[[ヤマト]]とクイーン・エメラルダス号や超時空戦艦まほろば(SRW未参戦)とともに、『それぞれの時間・空間で最強と呼ばれた四隻』と、メーテルに語られている。それを証明するように、『銀河鉄道999・エターナルファンタジー』(SRW未参戦)では、(メーテルたちの)ライバルの艦を鎧袖一触で粉砕していた。
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*模型メーカーのハセガワから出ているプラモデル等では、しばしばジャックナイフ状の艦首巨大衝角のギミックが存在していて、実際にアニメ作品でも2003年に深夜アニメとして放送された『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK OUTSIDE LEGEND 〜The Endless Odyssey〜』にて劇中で使用されている。これは、松本零士氏による原作漫画版ハーロックにおけるアルカディア号の艦首衝角攻撃をリメイクしたギミックである。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
<references />
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== 商品情報 ==
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*髑髏艦首型
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<amazon>B00LBZU5S0</amazon><amazon>B081H8XGDP</amazon>
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*鋭角艦首型
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<amazon>B08C3G1QKL</amazon><amazon>B00JL30PXE</amazon>
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{{DEFAULTSORT:あるかていあこう}}
 
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[[Category:登場メカあ行]]
 
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[[Category:わが青春のアルカディア 無限軌道SSX]]
 
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