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− | *外国語表記:[[外国語表記::Homer Katagiri]]
| + | {{登場人物概要 |
− | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
| + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Homer Katagiri]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/36.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref> |
− | **{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
| + | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] |
− | *[[声優]]:{{声優|大友龍三郎}}
| + | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}} |
− | *種族:[[種族::地球人]](日系アメリカ人)
| + | | 声優 = {{声優|大友龍三郎}} |
− | *性別:[[性別::男]]
| + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|千葉道徳}} |
− | *[[年齢]]:[[年齢::58]]歳
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
− | *身長:[[身長::205cm]]
| + | | SRWでの分類 = |
− | *体重:[[体重::84kg]]
| + | }} |
− | *血液型:[[血液型::B]]型
| + | |
− | *誕生日:7月22日
| + | {{登場人物概要 |
− | *所属:{{所属 (人物)|アロウズ}}
| + | | タイトル = プロフィール |
− | *役職・称号など:[[役職::アロウズ最高司令官]]
| + | | 種族 = [[種族::地球人]](日系アメリカ人) |
| + | | 性別 = [[性別::男]] |
| + | | 誕生日 = 7月22日 |
| + | | 年齢 = [[年齢::58]]歳 |
| + | | 身長 = [[身長::205cm]] |
| + | | 体重 = [[体重::84kg]] |
| + | | 血液型 = [[血液型::B]]型 |
| + | | 所属 = {{所属 (人物)|アロウズ}} |
| + | | 役職 = [[役職::最高司令官]] |
| + | }} |
| + | '''ホーマー・カタギリ'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 元[[ユニオン (00)|ユニオン]]高官だった経歴を持つ[[アロウズ]]の最高責任者。[[ビリー・カタギリ]]の叔父。 | + | 元[[ユニオン (00)|ユニオン]]の軍部高官だった経歴を持つ[[アロウズ]]の最高責任者。[[ビリー・カタギリ]]の叔父。 |
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− | 恒久平和を目指す厳格な人物であるが、そのためには人々の犠牲は仕方がないものと考えている。[[リボンズ・アルマーク]]ら[[イノベイター]]([[イノベイド]])の支配を受け入れているのも、恒久平和実現のために致し方ないという考えに基づくもので、快くは思っていない。実際、劇中では人々に犠牲を強いるアロウズの非道さを「世界の秩序を守るために'''罪を被って'''身を捧げている」と公言するなど、善と考えているわけではない。 | + | 恒久平和を目指す厳格な人物であるが、そのためには人々の犠牲は仕方がないものと考えている。[[リボンズ・アルマーク]]ら[[イノベイド|イノベイター]]の支配を受け入れているのも、恒久平和実現のために致し方ないという考えに基づくもので、快くは思っていない。実際、劇中では人々に犠牲を強いるアロウズの非道さを「世界の秩序を守るために'''罪を被って'''身を捧げている」と公言する等、自分達の行為を善と考えているわけではない。 |
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− | いずれ恒久平和が実現された際には自らの命で罪を贖う心積もりだった事が甥のビリー・カタギリから[[カティ・マネキン]]に語られており、彼なりに許されざる非道に対するけじめの取り方を考えていた事が窺える。しかし、カティからは膨大な人命を奪いながら「自分一人の命」で贖えると考えている事自体が傲慢と密かに侮蔑を買っている。
| + | また、「ホーマーはいずれ恒久平和が実現された際には、自らの命で罪を贖う心積もりだった」事が甥のビリーから[[カティ・マネキン]]に語られており、ホーマーなりに許されざる非道に対するけじめの取り方を考えていた事が窺える。しかし、カティからは「膨大な人命を奪いながら『自分一人の命』で贖える、と考えている事自体が傲慢」と密かに侮蔑を買っている。 |
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− | アロウズの実態が明かされたのを知ると割腹自殺した。その最期は己のやってきた事への潔いけじめともとれるが、生きて責任を負うこと無く一人で死に逃げたともとれる。ただ、世論に対するパフォーマンスとしての効果は大きかったようで、彼の死によりアロウズ隊員が減刑されてもいる。
| + | アロウズの実態が明かされたのを知ると、割腹自殺した。その最期は己のやってきた事への潔いけじめともとれるが、「生きて責任を負うこと無く一人で死に逃げた」ともとれる。ただし、世論に対するパフォーマンスとしての効果は大きかったようで、ホーマーの死によってアロウズ隊員が減刑されてもいる。 |
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− | その死に方もそうだが日本人の血を強く意識していたようで、ハワイにあるホーマーの別荘は和風に作られ、本人は和服を着ていたりもする。…が、彼の影響を受けた[[グラハム・エーカー]]が[[ミスター・ブシドー|ああなった]]辺り、ホーマーの[[武士道]]や日本人の精神に対する知識も表面的である可能性は否定できない。グラハムの武士道解釈を是としていたとすれば、日系ではあるものの、ホーマーもまた勘違い日本かぶれと言えるだろう。
| + | その死に方もそうだが、日本人の血を強く意識していたようで、[[ハワイ]]にあるホーマーの別荘は和風に作られ、本人は和服を着ていたが、彼の影響を受けた[[グラハム・エーカー]]が[[ミスター・ブシドー|ああなった]]辺り、ホーマーの[[武士道]]や日本人の精神に対する知識も表面的である可能性は否定できない。グラハムの武士道解釈を是としていたとすれば、日系ではあるものの、ホーマーもまた勘違い[[日本]]かぶれと言えるだろう。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | + | ;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
− | :声優なしの非戦闘員。前半で[[ロシウ・アダイ|ロシウ]]と密談する。原作通り終盤で切腹するが、その時期はルートによって異なり、[[黒の騎士団]]ルートの場合[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]戦死より遥か先。ルートによっては[[アーサー・グッドマン|グッドマン]]艦隊等の戦力が残存しているにも関わらず、捨て置いて早々に切腹する無責任さを見せる。 | + | :初登場作品。前半で[[ロシウ・アダイ|ロシウ]]と密談する。原作通り終盤で切腹するが、その時期はルートによって異なり、[[黒の騎士団]]ルートの場合[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]戦死より遥か先。ルートによっては[[アーサー・グッドマン|グッドマン]]艦隊等の戦力が残存しているにも関わらず、捨て置いて早々に切腹する無責任さを見せる。 |
− | :ちなみに今作ではその略歴が若干アレンジされており、元々は[[日本]]([[エリア11]])所属の軍人だったが、後に[[ブリタニア・ユニオン]]へ亡命したという経緯が加えられている。祖国を捨て敵国へ逃亡し、部下を見捨て死へ逃避するなど、原作に比べ卑劣漢に設定された。 | + | :ちなみに本作ではホーマーの略歴が若干アレンジされており、'''「元々は[[日本]]([[エリア11]])所属の軍人だったが、後に[[ブリタニア・ユニオン]]へ亡命した」'''という経緯が加えられている。端的に表現すると「祖国を捨て敵国へ逃亡し、部下を見捨て死へ逃避する」等、原作に比べ卑劣漢に設定された。 |
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| + | === 単独作品 === |
| + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}} |
| + | :3章Part4から登場するNPC。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| :[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の最高指導者。ホーマーを独立治安維持部隊アロウズの最高司令官に任命した。 | | :[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の最高指導者。ホーマーを独立治安維持部隊アロウズの最高司令官に任命した。 |
| ;[[リボンズ・アルマーク]] | | ;[[リボンズ・アルマーク]] |
− | :イノベイターの首魁。彼の同胞をアロウズに派遣してもらう等、アロウズとは協力関係にあった。 | + | :[[イノベイド|イノベイター]]の首魁。彼の同胞をアロウズに派遣してもらう等、アロウズとは協力関係にあった。 |
| ;[[アーサー・グッドマン]] | | ;[[アーサー・グッドマン]] |
| :部下で、アロウズのナンバー2。 | | :部下で、アロウズのナンバー2。 |
| + | ;[[リー・ジェジャン]] |
| + | :部下。彼の死を知り、これ以上の犠牲が出ないようにしようとしていた。 |
| ;[[ビリー・カタギリ]] | | ;[[ビリー・カタギリ]] |
− | :甥。身内人事を行うなど、彼に対しては割と甘い。なお、小説版によると、1st終盤に[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]用の[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]を調達できたのは、ホーマーの力添えがあったからである。 | + | :甥。身内人事を行う等、彼に対しては割と甘い。 |
| + | :余談だが、[[小説|小説版]]によると、「1stシーズン終盤に[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]用の[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]を調達できたのは、ホーマーの力添えがあったから」である。 |
| ;[[グラハム・エーカー]] | | ;[[グラハム・エーカー]] |
− | :元ユニオンの軍人で、甥の親友。また、彼に[[武士道]]の心得を教える。なお、グラハムが[[ミスター・ブシドー|間違った武士道かぶれ]]になったことをどう思っていたのかは不明。 | + | :元ユニオンの軍人で、甥の親友。また、彼に[[武士道]]の心得を教える。なお、グラハムが[[ミスター・ブシドー|間違った武士道かぶれ]]になった事をどう思っていたのかは不明。 |
| ;[[カティ・マネキン]] | | ;[[カティ・マネキン]] |
| :元[[AEU]]の軍人で、地球連邦軍の軍人である彼女をアロウズに引き抜いた。後に、アロウズの所業に憤った彼女に離反される。 | | :元[[AEU]]の軍人で、地球連邦軍の軍人である彼女をアロウズに引き抜いた。後に、アロウズの所業に憤った彼女に離反される。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;(メメントモリ…。人類は死を思い、平和の尊さを考えねばならんのだ!) | | ;(メメントモリ…。人類は死を思い、平和の尊さを考えねばならんのだ!) |
− | :2nd第17話より。[[パング・ハーキュリー]]ら[[地球連邦軍 (00)|連邦正規軍]]クーデター派による[[軌道エレベーター|アフリカタワー]]占拠の報告を受け、ホーマーは衛星兵器[[メメントモリ]]の使用という苦渋の決断を下した。 | + | :2nd第17話「散りゆく光の中で」より。[[パング・ハーキュリー]]ら[[地球連邦軍 (00)|連邦正規軍]]クーデター派による[[軌道エレベーター|アフリカタワー]]占拠の報告を受け、ホーマーは衛星兵器[[メメントモリ]]の使用という苦渋の決断を下した。 |
− | :ホーマーがメメントモリを恒久和平実現のための「必要悪」の存在だと考えていることがうかがえる。 | + | :ホーマーがメメントモリを恒久和平実現の為の「必要悪」の存在だと考えている事がうかがえる。 |
| + | :ただし、当然のことながらアロウズによる人質虐殺は情報隠蔽・捏造対象であり、一般の民衆がメメントモリによって「死を思う」余地は存在しない。 |
| ;(軌道エレベーターを占拠し、市民の目を覚まさせる気か? だが、それでは恒久和平を実現させる事はできん!) | | ;(軌道エレベーターを占拠し、市民の目を覚まさせる気か? だが、それでは恒久和平を実現させる事はできん!) |
− | :さらにスペシャルエディション版では、上記の台詞の前にこの台詞が追加された。このため、後に続く台詞の印象が異なってくる。 | + | :一方、スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では、上記の台詞の前にこの台詞が追加された。この為、後に続く台詞の印象が異なってくる。 |
| :ハーキュリーのやり方を非難するホーマーであるが、彼よりも苛烈な手法を取るホーマーが言ってもあまり説得力が感じられない。 | | :ハーキュリーのやり方を非難するホーマーであるが、彼よりも苛烈な手法を取るホーマーが言ってもあまり説得力が感じられない。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *前述の通り、彼の最後は割腹自殺…要するに「切腹」であるが、現実には切腹しても腹部には急所が少ないため安易に即死できる訳ではなく、そのままではだいぶ長い間生きて激痛に苦しみ続ける(最悪、'''二日程'''。時代劇などで即死している様に見えるのは、ある意味フィクションであり、実際即死すると勘違いしている者も多い)ことになる(そもそも切腹自体、長く苦しみぬいて死ぬことによって謝罪の意や自身の勇猛さ等をアピールする目的で行われる行為である)。そのため多くの場合、切腹した者の首を落として苦しみを少なくするための介錯役が存在する(介錯役が存在せず単独で行う場合は、自ら首の動脈を切断する)。ゆえに、彼のように介錯無しで、かつ痛みのあまり暴れたり発狂したりもせず、綺麗な姿勢のまま死ぬにはよほど強靭な精神力が必要であるとされる。そのため、ホーマー当人は死に逃げではなく、あくまでも自分なりのけじめと責任の取り方として切腹という選択肢を選んだと思われる(単に、製作者サイドが切腹に対する知識が無かった可能性もあるが)。 | + | *前述の通り、ホーマー・カタギリの最期は割腹自殺…要するに「切腹」であるが、現実には切腹しても腹部には急所が少ないため安易に即死できる訳ではなく、そのままではだいぶ長い間生きて激痛に苦しみ続ける(最悪、'''二日程'''。時代劇等で即死している様に見えるのは、ある意味フィクションであり、実際即死すると勘違いしている視聴者も多い)ことになる(そもそも切腹自体、長く苦しみぬいて死ぬことによって謝罪の意や自身の勇猛さ等をアピールする目的で行われる行為である)。そのため多くの場合、切腹した者の首を落として苦しみを少なくするための介錯役が存在する(介錯役が存在せず単独で行う場合は、自ら首の動脈を切断する)。 |
| + | **故に、ホーマーのように介錯無しで、かつ痛みのあまり暴れたり発狂したりもせず、綺麗な姿勢のまま死ぬにはよほど強靭な精神力が必要であるとされる。そのため、当人は死に逃げではなく、あくまでも「自分なりのけじめと責任の取り方として切腹という選択肢を選んだ」ものと思われる(単に、製作者サイドが切腹に対する知識が無かった可能性もあるが)。 |
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| + | == 脚注 == |
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