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== ビムラー(Beamler) ==
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ビムラーとは、『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』に登場する[[エネルギー]]。
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[[戦国魔神ゴーショーグン]]』に登場する、[[ゴーショーグン]]の動力源となっている謎の超エネルギー。
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== 概要 ==
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[[ゴーショーグン]][[動力|動力源]]となっている謎の超エネルギー。
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特筆すべき点として、'''成長'''という特性を持っている。<br />
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特筆すべき点として、'''成長'''という特性を持っている。[[ドクーガ]]は[[地球]]を支配する為のエネルギーとしてこれを狙っており、劇中時間では3年に亘ってビムラーを守ろうとする[[グッドサンダーチーム]]との争奪戦が繰り広げられた。
[[ドクーガ]]は[[地球]]を支配する為のエネルギーとしてこれを狙っており、劇中では3年に亘ってビムラーを守ろうとする[[グッドサンダーチーム]]との争奪戦が繰り広げられた。
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その正体は[[宇宙]]の意識体である『ビッグソウル』によって生み出された超エネルギーで、万物の'''生命'''を司る。その目的は宇宙に'''生命を萌芽させる事'''と、それらの'''生命体の共存'''である。<br />
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その正体は[[宇宙]]の意識体である『'''ビッグソウル'''』によって生み出された超エネルギーで、万物の'''生命'''を司る。その目的は宇宙に'''生命を萌芽させる事'''と、それらの'''生命体の共存'''である。ただの岩塊に過ぎなかった地球を命あふれる星へと変えたのもビムラーによるものといわれている。
ただの岩塊に過ぎなかった地球を命あふれる星へと変えたのもビムラーによるものといわれている。
      
地球に落ちた隕石に含まれていたビムラーの力を宿した小石が[[真田博士]]の手に渡り、ビムラーの存在が解明された事で人類が宇宙へと羽ばたく能力を得たと判断。11年の歳月を経て真田博士の息子である[[真田ケン太]]を'''「地球のソウル」'''の候補者として選び、人の悪意の集合体ともよべるドクーガとの戦いを、宇宙に進出する資格を得る為の試練として人類に課した。
 
地球に落ちた隕石に含まれていたビムラーの力を宿した小石が[[真田博士]]の手に渡り、ビムラーの存在が解明された事で人類が宇宙へと羽ばたく能力を得たと判断。11年の歳月を経て真田博士の息子である[[真田ケン太]]を'''「地球のソウル」'''の候補者として選び、人の悪意の集合体ともよべるドクーガとの戦いを、宇宙に進出する資格を得る為の試練として人類に課した。
    
=== 成長するビムラー ===
 
=== 成長するビムラー ===
真田ケン太の誕生日に併せて、ビッグソウルの意思を受けてビムラーは成長し新たなる力を得る。成長を促すビムラーの波長は[[グッドサンダー]]のビムラー融合炉が受け皿となる。原作では5つの段階が存在した。
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真田ケン太の誕生日に合わせて、ビッグソウルの意思を受けてビムラーは成長し新たなる力を得る。成長を促すビムラーの波長は[[グッドサンダー]]のビムラー融合炉が受け皿となる。原作では5つの段階が存在した。
    
;休眠段階
 
;休眠段階
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:ケン太の13歳の誕生日に成長。ビムラーの最終形態。破壊の性質が失われ、人類を宇宙へと導くと共に他の生命体と共存する為のエネルギーとなる。この段階で放たれたゴーフラッシャーは周囲全てのメカを争いから解き放った。
 
:ケン太の13歳の誕生日に成長。ビムラーの最終形態。破壊の性質が失われ、人類を宇宙へと導くと共に他の生命体と共存する為のエネルギーとなる。この段階で放たれたゴーフラッシャーは周囲全てのメカを争いから解き放った。
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最後は'''地球のソウル'''となったケン太と融合し、彼に新たな命を与えられた万物の友人とともに宇宙に旅立っていった。<br />
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最後は'''地球のソウル'''となったケン太と融合し、彼に新たな命を与えられた万物の友人とともに宇宙に旅立っていった。TV版の後日談として発表された小説シリーズでも[[異世界]]を放浪する[[グッドサンダーチーム]]に対して影響を与え続けており、彼らが行き着いた宇宙の星々にて「その星のソウル」たる存在を選定している。
なお、TV版の後日談として発表された小説シリーズでは、以後も[[異世界]]を放浪する[[グッドサンダーチーム]]に対して影響を与え続けている。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
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=== [[旧シリーズ]] ===
=== 旧シリーズ ===
   
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:ゴーショーグンおよびグッドサンダーチームは登場するものの、ビムラーについてのストーリーは特に無い。ただし、本作において[[ラ・ギアス]]に迷い込んだグッドサンダーチームに[[シュウ・シラカワ]]があれこれと世話を焼いた事は、下記の『第4次』への伏線であった。
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:ゴーショーグンおよびグッドサンダーチームは登場するものの、ビムラーについてのストーリーは特に無い。ただし、本作において[[ラ・ギアス]]に迷い込んだグッドサンダーチームに[[シュウ・シラカワ|シュウ]]があれこれと世話を焼いた事は、下記の『第4次』への伏線であった。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:[[シュウ・シラカワ]]によって、自身の乗機『[[グランゾン]]』の心臓部のブラックボックス内に仕掛けられた[[特異点]]の仕掛けを崩壊させるためのエネルギーとして利用される。
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:シュウによって、自身の乗機『[[グランゾン]]』の心臓部のブラックボックス内に仕掛けられた[[特異点]]の仕掛けを崩壊させるためのエネルギーとして利用される。
;[[スーパーロボット大戦64]]
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:
   
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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:EXと4次での伏線がなかったことにされ、相当に影が薄い。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:地球を封印しようとする[[ナシム・ガンエデン|ガンエデン]]の存在もあってか早急に成長し、ケン太を宇宙へと送り出した。<br />また、[[オルファン]]が銀河を飛ぶためのエネルギーというクロスオーバーがされた。
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:地球を封印しようとする[[ナシム・ガンエデン|ガンエデン]]の存在もあってか早急に成長し、ケン太を宇宙へと送り出した。また、[[オルファン]]が銀河を飛ぶためのエネルギーというクロスオーバーがされた。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
:意思を持った[[無限力]]の中では比較的穏健派とされる。最終的に人類は[[異星人]]との平和共存を成し遂げ、ビムラーの意図する道へと歩き出した。
 
:意思を持った[[無限力]]の中では比較的穏健派とされる。最終的に人類は[[異星人]]との平和共存を成し遂げ、ビムラーの意図する道へと歩き出した。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
:ストーリーに直接関与はしないが、登場人物の一部が度々存在に言及する。<br />具体的には、[[ゲッター線]]とビムラーが似ていると発言する[[北条真吾]]、ゲッター線を危険視しビムラーの存在を知る[[安倍晴明]]、『心』を否定し機械に心を与えるビムラーを危険視する[[機械神]]、の三者である。
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:ストーリーに直接関与はしないが、登場人物の一部が度々存在に言及する。具体的には、[[ゲッター線]]とビムラーが似ていると発言する[[北条真吾]]、ゲッター線を危険視しビムラーの存在を知る[[安倍晴明]]、『心』を否定し機械に心を与えるビムラーを危険視する[[機械神 (ゴウザウラー)|機械神]]、の三者。
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;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
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:ビムラーの導きによりグッドサンダーチームが作中世界の宇宙に転移している。グッドサンダーチームの会話から考えると、今作での彼らは小説版同様、ドクーガとの決着後にビムラーの導きで様々な世界を渡り歩いていた模様。
    
== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
;[[無限力]]
 
;[[無限力]]
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』ではゲッター線やイデと共に無限力のひとつに数えられている。
 
;[[イデ]]
 
;[[イデ]]
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:善き知的生命の誕生を望む超エネルギーという点はやや似ているが、善き力が生まれないとすれば宇宙そのものを滅ぼすことも辞さず、実際に原作で滅ぼしてしまった点ではビムラーより過激である。そのため、人類補完計画に対する対応が完全に真逆になっている。
 
;[[ゲッター線]]
 
;[[ゲッター線]]
:似たような性質をもつエネルギーだが、こちらは他者との闘争による進化を旨とする点が決定的に異なる。
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:似たような性質をもつエネルギーだが、こちらは他者との闘争による進化を旨とする点が決定的に異なる。ただスパロボではお互い歩み寄りしているようで、ビムラーとゲッター線が同調する場面も多い。
 
;[[人類補完計画]]
 
;[[人類補完計画]]
 
:[[無限力]]の中では否定の立場をとる。
 
:[[無限力]]の中では否定の立場をとる。
 
;[[オルファン]]
 
;[[オルファン]]
:第2次αではビムラーをエネルギーのひとつとして、銀河を飛ぶとされた。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』ではビムラーをエネルギーのひとつとして、銀河を飛ぶとされた。
 
;[[機械化帝国]]
 
;[[機械化帝国]]
:統治者である[[機械神]]が真っ向から心を否定しているため、機械に心をもたらすビムラーとはある意味対極に位置する。
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:統治者である[[機械神 (ゴウザウラー)|機械神]]が真っ向から心を否定しているため、機械に心をもたらすビムラーとはある意味対極に位置する。
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== 話題まとめ ==
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== 余談 ==
<!-- *[[namazu:ビムラー]] (全文検索結果) -->
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*隕石の形で飛来したビムラーと地球人類との接触の経緯が明らかになる第10話は、1908年ロシアで実際に起こった大規模な隕石落下事件「'''ツングースカ大爆発'''」をモデルにしており、時代設定や隕石の落下場所、及び衝突時に周辺地域が被った被害状況に至るまで、ほぼ史実と同一に描かれている。
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== 資料リンク ==
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<!-- *[[一覧:ビムラー]] -->
   
{{DEFAULTSORT:ひむらあ}}
 
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[[Category:動力・エンジン・エネルギー]]
 
[[Category:動力・エンジン・エネルギー]]
 
[[Category:戦国魔神ゴーショーグン]]
 
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