1行目: |
1行目: |
− | *外国語表記:[[外国語表記::VF-11 Thunderbolt]]
| + | {{登場メカ概要 |
− | *[[登場作品]]:[[マクロスシリーズ]]
| + | | 登場作品 = [[マクロスシリーズ]] |
− | **[[マクロスプラス]] | + | *{{登場作品 (メカ)|マクロスプラス}} |
− | **[[マクロス7]] | + | *{{登場作品 (メカ)|マクロス7}} |
− | **マクロス VF-X2(SRW未参戦)
| + | *{{登場作品 (メカ)|マクロス30 銀河を繋ぐ歌声}} |
− | **[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]
| + | | デザイン = {{メカニックデザイン (登場作品別)|河森正治|マクロスプラス,マクロス7}} |
− | *分類:全領域戦闘機【[[バルキリー]]】
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} |
− | *形式番号
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
− | **VF-11B(マクロスプラス)
| + | }} |
− | **VF-11C(マクロス7)
| + | |
− | *全長:15.5 m(バトロイド時)
| + | {{登場メカ概要 |
− | *全幅:11.2 m
| + | | タイトル = スペック |
− | *全高:3.49 m
| + | | 分類 = [[分類::全領域可変戦闘機]]<br />【[[バルキリー]]】 |
− | *空虚重量:9.000 kg
| + | | 生産形態 = [[量産機]] |
− | *動力:熱核反応炉
| + | | 型式番号 = [[型式番号::VF-11]] |
− | *エンジン:新中州重工、P&W、ロイスFF-2025G熱核タービン×2
| + | | 全長 = [[全長::15.51 m]] |
− | *補助エンジン:高機動バーニア・スラスター、P&WHMM-5B
| + | | 全高 = 3.49 m |
− | *推力:28.500kg
| + | ;【バトロイド時】 |
− | *巡航速度:マッハ3.5
| + | :12.92 m |
− | *高々度巡航速度:マッハ8.2
| + | | 全幅 = 11.2 m |
− | *所属:地球統合軍
| + | | 空虚重量 = 9.000 kg |
− | *主なパイロット:[[イサム・ダイソン]]、[[ガムリン木崎]]、[[ミーナ・フォルテ]]
| + | | 動力 = [[動力::熱核反応炉]] |
− | *メカニックデザイン:河森正治
| + | | エンジン = |
| + | ;主機 |
| + | :新星/P&W/ロイス熱核タービン FF-2025G×2 |
| + | ;副機 |
| + | :P&W高機動バーニアスラスター HMM-5B |
| + | | エンジン推力 = 28,000 kg×2 |
| + | | 最高速度 = |
| + | ;高度10,000m |
| + | :M3.5 |
| + | ;高度30,000m以上 |
| + | :M8.2 |
| + | | 開発 = 新星インダストリー |
| + | | 所属 = 地球統合軍 |
| + | | 乗員人数 = 1名 |
| + | | 主なパイロット = [[パイロット::イサム・ダイソン]]<br />[[パイロット::ガムリン木崎]]<br />[[パイロット::ミーナ・フォルテ]] |
| + | }} |
| + | |
| + | '''VF-11 サンダーボルト'''は「[[マクロスシリーズ]]」の[[登場メカ]]。 |
| + | |
| + | この項目では主に「'''VF-11B サンダーボルト'''」「'''VF-11C サンダーボルト'''」について説明する。 |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
35行目: |
54行目: |
| | | |
| 『マクロス7』劇中では完全にやられ役であり、毎回のように[[Fz-109A エルガーゾルン|エルガーゾルン]]に撃破されては、脱出艇が捕まってスピリチアを吸われる姿ばかりが目立っている(また中盤以降はスピリチアを吸われず、ただ撃墜されるだけのシーンが主となった)。 | | 『マクロス7』劇中では完全にやられ役であり、毎回のように[[Fz-109A エルガーゾルン|エルガーゾルン]]に撃破されては、脱出艇が捕まってスピリチアを吸われる姿ばかりが目立っている(また中盤以降はスピリチアを吸われず、ただ撃墜されるだけのシーンが主となった)。 |
| + | ただ、ガムリンが乗った時はそれなりに奮闘している。 |
| | | |
| その後は[[VF-19 エクスカリバー]]や[[VF-171 ナイトメアプラス]]等の後継機が出るにつれ退役も進んでいる。民間にも多く払い下げられ、レース用等に使われている。 | | その後は[[VF-19 エクスカリバー]]や[[VF-171 ナイトメアプラス]]等の後継機が出るにつれ退役も進んでいる。民間にも多く払い下げられ、レース用等に使われている。 |
45行目: |
65行目: |
| ;VF-11C | | ;VF-11C |
| :B型の改良型。『マクロス7』にて登場したタイプ。B型と比べて見た目に大差は無い。銃剣の無いB型とは違うガンポッドが採用されている。 | | :B型の改良型。『マクロス7』にて登場したタイプ。B型と比べて見た目に大差は無い。銃剣の無いB型とは違うガンポッドが採用されている。 |
| + | ;VF-11D |
| + | :副座を採用したタイプ。 |
| + | :;VF-11D改(ジャミングバーズ隊仕様) |
| + | ::サウンドフォースに続く音楽部隊ジャミングバーズが使用する機体。操縦担当と音楽担当がそれぞれ乗り込む。 |
| ;VF-11MAXL | | ;VF-11MAXL |
| :エンジンを最新のものに置き換え、デルタ翼になった。 | | :エンジンを最新のものに置き換え、デルタ翼になった。 |
53行目: |
77行目: |
| | | |
| === オプションパック === | | === オプションパック === |
| + | ;スーパーパック |
| + | :初代マクロスでは後半からバルキリーに装着されていたが、マクロス7では1話から装備している。 |
| ;[[VF-11CFA サンダーボルト|APS-11 アーマードパック]] | | ;[[VF-11CFA サンダーボルト|APS-11 アーマードパック]] |
| :多数のミサイルを内蔵した追加装甲や大型ガンポッドで構成された装備。これを装備した形態は「'''フルアーマード・サンダーボルト'''」とも呼称される。 | | :多数のミサイルを内蔵した追加装甲や大型ガンポッドで構成された装備。これを装備した形態は「'''フルアーマード・サンダーボルト'''」とも呼称される。 |
58行目: |
84行目: |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
− | ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} |
− | :難易度が難のときに、B型が[[マウンテンサイクル]]から発掘できる。早い時期に手に入る割に反応弾を装備しているなど[[VF-1 バルキリー|VF-1]]より高性能で、VF-1がスーパーパックを装着するまで貴重な戦力となる。またスーパーバルキリーと比べてもガンポッドがファイターでもP武器、武器改造費用が安い、パーツスロット3であるなど利点も多い。 | + | :初登場作品。難易度『難』の場合にB型が[[マウンテンサイクル]]から発掘される。[[VF-1 バルキリー|VF-1]]の[[VF-1 スーパーバルキリー|スーパーパック]]装着前に入手可能で、それよりも機体性能やパーツスロット数で上回り、すでに反応弾も装備しているなど優れた点は多い。ただし弾数で劣るので、それまでの繋ぎとして使うのがベターだろうか。 |
− | :中でも一番の特徴としてファイター形態でガンポッドを11発以上撃ち、ガウォークかバトロイド形態に変形すると'''ガンポッドの弾数が128発に増殖'''する[[バグ (ゲーム)|バグ]]が存在する。このバグのおかげでP武器に困ることはないだろう。 | + | :ソフトのバージョンによってはガンポッドの弾数が増える[[バグ (ゲーム)|バグ]]がある。 |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α}} |
− | :ユニットアイコンで登場。[[バロータ軍]]や[[バッフ・クラン]]に挑み、壊滅させられる。 | + | :ユニットアイコンでC型が登場。[[バロータ軍]]や[[バッフ・クラン]]に挑み、壊滅させられる。 |
| + | |
| + | === [[Zシリーズ]] === |
| + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}} |
| + | :中盤の[[マクロス・クォーター]]ルートでマップアイコンのみ登場。 |
| | | |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
− | ;[[スーパーロボット大戦D]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}} |
− | :[[マクロス7]]のC型が登場。序盤、テキスト上で[[ゲッターロボG|ゲッターG]]軍団に壊滅させられていたり、宇宙ルートで異星人軍に一方的にやられていたりとほとんど良いところがない統合軍の主力量産型バルキリー。自軍でもガムリンの撃墜数によってフルアーマー化して手にはいるが、フルアーマー状態でも十分に機動性は確保されているので火力の下がる[[分離]]をする機会は反応弾を使う時くらいしか無いだろう(フルアーマー状態は反応弾を使えない)。 | + | :『[[マクロス7]]』のC型が登場。序盤、テキスト上で[[ゲッターロボG|ゲッターG]]軍団に壊滅させられていたり、宇宙ルートで[[異星人]]の軍に一方的にやられていたりとほとんど良いところがない統合軍の主力量産型バルキリー。自軍でもガムリンの撃墜数によってフルアーマー化して手にはいるが、フルアーマー状態でも十分に機動性は確保されているので火力の下がる[[分離]]をする機会は反応弾を使う時くらいしか無いだろう(フルアーマー状態は反応弾を使えない)。加入ステージでは時間制限があり機動力が最重要なので本形態の方が有利だが、前後半ステージで長期戦になりやすいので弾切れに注意。 |
| ;[[スーパーロボット大戦BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
− | :[[ミーナ・フォルテ]]用のC型が登場するが、ユニットとしては未登場でテキスト内でのみの登場。そのためグラフィックもない。どうやら[[マクロス・クォーター]]の中にあるらしく、ミーナが歌う際に使用した。 | + | :『[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]』より[[ミーナ・フォルテ]]用のC型が登場。ただし、テキスト内のみの登場でグラフィックはなし。どうやら[[マクロス・クォーター]]の中にあるらしく、ミーナが歌う際に使用した。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
75行目: |
105行目: |
| ;対空レーザー砲塔 | | ;対空レーザー砲塔 |
| :頭部に角の用に付いている武装。VF-11世代からはファイター時には死角になりやすい背面上部用の迎撃武装となる。 | | :頭部に角の用に付いている武装。VF-11世代からはファイター時には死角になりやすい背面上部用の迎撃武装となる。 |
| + | ;[[ミサイル|中型ミサイル発射口]] |
| + | :通常型と反応弾弾頭の2種類を搭載できる。SRW未実装。 |
| ;シールド | | ;シールド |
− | :左腕部に装備。裏にガンポッドの予備マガジンを搭載。バルキリーで初めてシールドを標準装備した。 | + | :左腕部に装着。裏にガンポッドの予備マガジンを搭載。バルキリーで初めてシールドを標準装備した。 |
| ;ハワード GU-15 30mm6連ガンポッド | | ;ハワード GU-15 30mm6連ガンポッド |
| :B型が使うガンポッド。 | | :B型が使うガンポッド。 |
84行目: |
116行目: |
| ;ハワード GU-16 多目的ガンポッド | | ;ハワード GU-16 多目的ガンポッド |
| :C型が使うガンポッド。コストカットの為に銃剣は装備されていない。 | | :C型が使うガンポッド。コストカットの為に銃剣は装備されていない。 |
− | ;マイクロミサイルポッド | + | ;[[マイクロミサイル|マイクロミサイルポッド]] |
| :両脚部とファストパックに実装。 | | :両脚部とファストパックに実装。 |
− | ;中型ミサイル発射口
| |
− | :通常型と反応弾弾頭の2種類を搭載できる。ゲーム未登場。
| |
| ;反応弾 | | ;反応弾 |
| :使用許可が下りないと使用できない強力な反応兵器。 | | :使用許可が下りないと使用できない強力な反応兵器。 |
103行目: |
133行目: |
| :ガウォーク形態時。 | | :ガウォーク形態時。 |
| ;[[ピンポイントバリア]] | | ;[[ピンポイントバリア]] |
− | :原作設定にない機能だが、α外伝にて実装された。 | + | :初期生産型のBタイプ、マイナーチェンジ型のCタイプには装備されてないが、[[VF-11MAXL改]]には装備されている。 |
| + | ::『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』のみの実装。 |
| | | |
| === 移動タイプ === | | === 移動タイプ === |
119行目: |
150行目: |
| == 機体BGM == | | == 機体BGM == |
| ;「SEVENTH MOON」 | | ;「SEVENTH MOON」 |
− | :『[[マクロス7]]』OPテーマ。Dにて採用。なお、この曲は先述の異星人との戦闘でも流れるゆえ一段と情けなく感じてしまう。 | + | :『[[マクロス7]]』OPテーマ。『[[スーパーロボット大戦D|D]]』にて採用。なお、この曲は先述の異星人との戦闘でも流れるゆえ一段と情けなく感じてしまう。 |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
| ;『[[マクロスプラス]]』第1話冒頭 | | ;『[[マクロスプラス]]』第1話冒頭 |
| + | :はぐれゼントランとの交戦を繰り返す統合軍部隊。激しい戦闘の中、味方の射線への割込み、独断先行、命令違反などを繰り返す一人の問題児パイロットがいた。この一人の男がテストパイロットとしてある惑星に着任するところから物語は動き出す…… |
| : | | : |
| ;[[YF-21]]救出 | | ;[[YF-21]]救出 |
− | : | + | :YF-21と無人機による試験演習の観測手の一つとしての役割を与えられたイサム・ダイソンは渋々試験に参加していた。BDIシステムによる圧倒的な性能を発揮していたYF-21だが、突如としてコントロールを失い、墜落する事態となってしまう。イサムはVF-11でYF-21を間一髪で救出した。しかし、その後に突然ダウンフォースが発生してVF-11は大破してしまうのであった。 |
| + | ;お前にラブハート |
| | | |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |