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このように、「東映版マジンガー」「東映版ゲッターロボ」「宇宙世紀ガンダム」で固まっていた御三家が、「マジンカイザー」「(ゲッターロボなし)」「ガンダムSEED」へと移り変わっていた時期でもあった。前者の組み合わせも『[[スーパーロボット大戦Z]]』が最後である<ref>『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』もこの組み合わせだが、『マジンガーZ』と『ゲッターロボ』は東映版にOVAの設定が混在するという異例の措置による参戦のため除外。</ref>。
 
このように、「東映版マジンガー」「東映版ゲッターロボ」「宇宙世紀ガンダム」で固まっていた御三家が、「マジンカイザー」「(ゲッターロボなし)」「ガンダムSEED」へと移り変わっていた時期でもあった。前者の組み合わせも『[[スーパーロボット大戦Z]]』が最後である<ref>『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』もこの組み合わせだが、『マジンガーZ』と『ゲッターロボ』は東映版にOVAの設定が混在するという異例の措置による参戦のため除外。</ref>。
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=== 『第2次Z』以降 ===
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=== 『第2次Z』から『X』まで===
 
『[[第2次Z破界篇]]』から『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』の2作が、[[Zシリーズ]]最終作『[[第3次Z天獄篇]]』まで継続参戦。合間の『[[OE]]』や完結後の『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でも同じ組み合わせで参戦しており、いわば第2の世代交代が起こった。特に『世界最後の日』は『D』以来の再参戦<ref>『[[スパロボ学園]]』にも参戦しているがゲームの特性上ストーリー再現は無い。</ref>であるほか、ゲッターロボ自体が上述のとおり不参戦が珍しくないこともあり、この扱いは正に大躍進であった。その一方で東映版マジンガー・ゲッターロボの参戦はほぼ途絶えるようになった。『Z』における[[流竜馬|TV版竜馬]]が[[流竜馬 (OVA)|OVA版竜馬]]の存在を匂わせた発言はファンの間で一時話題となり東映版とOVA版の同時参戦が期待されたが、結局叶うことのないままZシリーズは完結を迎えた。
 
『[[第2次Z破界篇]]』から『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』の2作が、[[Zシリーズ]]最終作『[[第3次Z天獄篇]]』まで継続参戦。合間の『[[OE]]』や完結後の『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でも同じ組み合わせで参戦しており、いわば第2の世代交代が起こった。特に『世界最後の日』は『D』以来の再参戦<ref>『[[スパロボ学園]]』にも参戦しているがゲームの特性上ストーリー再現は無い。</ref>であるほか、ゲッターロボ自体が上述のとおり不参戦が珍しくないこともあり、この扱いは正に大躍進であった。その一方で東映版マジンガー・ゲッターロボの参戦はほぼ途絶えるようになった。『Z』における[[流竜馬|TV版竜馬]]が[[流竜馬 (OVA)|OVA版竜馬]]の存在を匂わせた発言はファンの間で一時話題となり東映版とOVA版の同時参戦が期待されたが、結局叶うことのないままZシリーズは完結を迎えた。
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また、バンプレソフト時代を含めB.B.スタジオ開発作品は常に御三家が揃って参戦するのが定番であったが、2018年の『[[スーパーロボット大戦X]]』にてゲッターロボシリーズが初めて不参戦となった。
 
また、バンプレソフト時代を含めB.B.スタジオ開発作品は常に御三家が揃って参戦するのが定番であったが、2018年の『[[スーパーロボット大戦X]]』にてゲッターロボシリーズが初めて不参戦となった。
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== 今後の展望 ==
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===『T』以降===
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『[[スーパーロボット大戦T|T]]』において、『第2次Z』以降参戦してきた『真マジンガー』に代わり、『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』が参戦した<ref>正式な初参戦は『X-Ω』だが、シナリオ制を採る通常フォーマットのSRW作品への参戦は『T』が初となる。</ref>。東映版マジンガーの正統続編たるこの作品における[[兜甲児]]はそれまでの作品とは打って変わって28歳のベテランパイロットとなったことで、[[流竜馬 (OVA)|OVA版竜馬]]と[[アムロ・レイ|逆シャア版アムロ]]、そしてこの[[兜甲児|INFINITY版甲児]]の、'''元祖御三家主人公3人の年齢が20代後半で揃う'''こととなったことは発表当初から注目を集めた。
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シナリオ面でもその期待に応えるように、'''3人が古くからの戦友'''という設定で物語が展開し、彼等3人にスポットを当てたDLCシナリオも配信されるなど、それまでスパロボをプレイしてきた古参ユーザーにとっては非常に感慨深いものとなった。次作『[[スーパーロボット大戦30|30]]』でもこの設定は踏襲されている。
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==今後の展望==
 
上記のようにその立ち位置は変化しつつある3シリーズではあるが、これまでに培ってきたスパロボへの参戦実績とそれによって形成されたファンの間の認知度を考えれば、今後も形を変えながらスーパーロボット大戦シリーズに強い影響を与えて行くものと思われる。
 
上記のようにその立ち位置は変化しつつある3シリーズではあるが、これまでに培ってきたスパロボへの参戦実績とそれによって形成されたファンの間の認知度を考えれば、今後も形を変えながらスーパーロボット大戦シリーズに強い影響を与えて行くものと思われる。
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:シリーズが歴史を重ねるに連れてアムロや竜馬が未参戦となる事も多い中、スパロボ全作品を通じての顔役として気を放ち続けている。原作再現は比較的少ないものの、オリジナル設定での活躍も多いことや、これまでも甲児たちの本領が[[インターミッション]]での活躍にあったことから考えれば、さほど大きな問題ではないだろう。「スパロボの番人」とも呼ぶべき風格を備えた貴重な同シリーズは、今後も引き続き参戦していくものと思われる。
 
:シリーズが歴史を重ねるに連れてアムロや竜馬が未参戦となる事も多い中、スパロボ全作品を通じての顔役として気を放ち続けている。原作再現は比較的少ないものの、オリジナル設定での活躍も多いことや、これまでも甲児たちの本領が[[インターミッション]]での活躍にあったことから考えれば、さほど大きな問題ではないだろう。「スパロボの番人」とも呼ぶべき風格を備えた貴重な同シリーズは、今後も引き続き参戦していくものと思われる。
 
:『UX』で初めて甲児が参戦しなくなったが、同作には『マジンカイザーSKL』が参戦しているため、マジンガーシリーズという大枠での完全未参戦は未だに無い。
 
:『UX』で初めて甲児が参戦しなくなったが、同作には『マジンカイザーSKL』が参戦しているため、マジンガーシリーズという大枠での完全未参戦は未だに無い。
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:2018年に東映版マジンガーの続編にして最新作『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』が公開されて以降は、真マジンガーに代わってこちらが参戦しており、しばらくは同作がマジンガーシリーズの代表として参戦すると思われる。
 
;ゲッターロボシリーズ
 
;ゲッターロボシリーズ
 
:原作者であり、またスパロボに好意的とも取れるエピソード([[真ゲッター2]]及び[[真ゲッター3]]を参照)で知られた石川賢氏が故人となってしまったこともあり、3シリーズの中では最も立ち位置が不安定だと推測される。携帯機シリーズへの不参戦が続く傍ら、『第2次Z破界篇』以降は『世界最後の日』が東映版ゲッターに代わって常連となっている。
 
:原作者であり、またスパロボに好意的とも取れるエピソード([[真ゲッター2]]及び[[真ゲッター3]]を参照)で知られた石川賢氏が故人となってしまったこともあり、3シリーズの中では最も立ち位置が不安定だと推測される。携帯機シリーズへの不参戦が続く傍ら、『第2次Z破界篇』以降は『世界最後の日』が東映版ゲッターに代わって常連となっている。
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:2021年に石川賢氏の遺作『[[ゲッターロボ アーク]]』がアニメ化し、『DD』に放映中ながら期間限定参戦を果たしているが、原作が未完であることとアニメ版もそれを踏まえたラストとなったため、通常フォーマットのスパロボのシナリオに組み込むにあたって[[スパロボ補正|独自解釈、もしくはクロスオーバーによる改変が行われる]]ことになるのは想像に難くない。いずれにせよ、御三家を構成するゲッターロボシリーズの最新作としてアニメ化された以上、正式参戦もそう遠くないと予想される。
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== 政治的背景 ==
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==政治的背景==
 
ガンダムシリーズはロボットアニメ業界最大手のサンライズにとって言わずと知れた看板作品であり、またマジンガーシリーズとゲッターロボシリーズも業界の雄・ダイナミックプロの看板作品である。
 
ガンダムシリーズはロボットアニメ業界最大手のサンライズにとって言わずと知れた看板作品であり、またマジンガーシリーズとゲッターロボシリーズも業界の雄・ダイナミックプロの看板作品である。
    
それゆえ、これらの作品が欠かさず参戦している理由として、この'''2大巨頭との関係への配慮という政治的な理由'''が背後に存在しているという説がある。実際、サンライズの関わった作品を抜きにしてロボットアニメは語れないというほどサンライズ関連のロボットアニメは多く、同社関連作品の参戦許諾はスパロボの生命線といっても決して過言ではないため、関係維持に慎重さを要する部分があることは想像に難くない。また、ダイナミックプロについては、前述のマジンカイザー誕生の経緯からも明らかなようにスパロボシリーズに好意的であることで知られており、それゆえの返礼的な配慮だと分析する見方もある。
 
それゆえ、これらの作品が欠かさず参戦している理由として、この'''2大巨頭との関係への配慮という政治的な理由'''が背後に存在しているという説がある。実際、サンライズの関わった作品を抜きにしてロボットアニメは語れないというほどサンライズ関連のロボットアニメは多く、同社関連作品の参戦許諾はスパロボの生命線といっても決して過言ではないため、関係維持に慎重さを要する部分があることは想像に難くない。また、ダイナミックプロについては、前述のマジンカイザー誕生の経緯からも明らかなようにスパロボシリーズに好意的であることで知られており、それゆえの返礼的な配慮だと分析する見方もある。
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== 余談 ==
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==余談==
 
*ゲッターロボシリーズの不参戦という事態は『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』3部作のうち[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|第2部]]ですでに起こっていたが、完結編の第3部で復帰しているため(そもそも連続ストーリーによる3部作構成であるため、復帰は確定事項であった)か、現在は取りざたされることはほぼ無い。
 
*ゲッターロボシリーズの不参戦という事態は『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』3部作のうち[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|第2部]]ですでに起こっていたが、完結編の第3部で復帰しているため(そもそも連続ストーリーによる3部作構成であるため、復帰は確定事項であった)か、現在は取りざたされることはほぼ無い。
 
**リメイク作の『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』に比べ3部作は話題になりにくいのも要因の一つであろう。
 
**リメイク作の『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』に比べ3部作は話題になりにくいのも要因の一つであろう。
 
*[[ロマンロボシリーズ]]は御三家と同じくスパロボシリーズの最初期から参戦しており、スパロボの常連として認知されている。参戦数についてもかつては御三家と肩を並べるものとなっていたが、東映版マジンガー・ゲッターの参戦減少と時期を同じくして参戦頻度を著しく減少させている。
 
*[[ロマンロボシリーズ]]は御三家と同じくスパロボシリーズの最初期から参戦しており、スパロボの常連として認知されている。参戦数についてもかつては御三家と肩を並べるものとなっていたが、東映版マジンガー・ゲッターの参戦減少と時期を同じくして参戦頻度を著しく減少させている。
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== 脚注 ==
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==脚注==
 
<references />
 
<references />
 
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{{DEFAULTSORT:こさんけ}}
 
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[[Category:小辞典]]
 
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