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| 魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきたが、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。 | | 魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきたが、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。 |
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− | マスターテリオンとの戦闘でのダメージにより、魔導書としての記述の一部が「断片」としてアーカムシティ内に散逸してしまっており、作中ではブラックロッジとの戦いに並行してその回収も行うことになる。<br>
| + | マスターテリオンとの戦闘でのダメージにより、魔導書としての記述の一部が「断片」としてアーカムシティ内に散逸してしまっており、作中ではブラックロッジとの戦いに並行してその回収も行うことになる。(実体化した「断片」は女性の姿をとることが多く、しかもなぜか本人に似ず豊満なスタイルの持ち主ばかりになる)。 |
− | (実体化した「断片」は女性の姿をとることが多く、しかもなぜか本人に似ず豊満なスタイルの持ち主ばかりになる)
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| 九郎を「マギウス・スタイル」に変身させた際は2頭身程度にデフォルメされた姿「ちびアル」になる(デモンベイン搭乗時も九郎はマギウス・スタイルになるが、アルは本来の姿のまま)。ちびアルの際は声調も相応に幼くなる。 | | 九郎を「マギウス・スタイル」に変身させた際は2頭身程度にデフォルメされた姿「ちびアル」になる(デモンベイン搭乗時も九郎はマギウス・スタイルになるが、アルは本来の姿のまま)。ちびアルの際は声調も相応に幼くなる。 |
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− | なお、彼女は「『アル・アジフ』という魔導書」なので「アル」がファーストネームというわけではないのだが、九郎などは勝手にそう呼んでいる。<br/>
| + | なお、彼女は「『アル・アジフ』という魔導書の精霊」であり、「アル」がファーストネームというわけではないのだが、本人がそれ以外に名を持たず、特に名乗ってもいないため、九郎などは勝手にそう呼んでいる(そもそもアラビア語圏における「アル」は、英語の「The」と同様の冠詞)。つまり対存在である[[エセルドレーダ]]と異なり、彼女は精霊としての名は持っていない。 |
− | (そもそもアラビア語圏における「アル」は、英語の「The」に似たような物である)
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
| :初登場作品。原作通り後半でしばらく離脱してしまい、その間はデモンベインが著しく弱体化する。 | | :初登場作品。原作通り後半でしばらく離脱してしまい、その間はデモンベインが著しく弱体化する。 |
− | :なお原作ゲームでは離脱後比較的すぐ復活するのだが、本作ではシナリオの都合上、三ヶ月以上も放置プレイを喰らうことに。 | + | :なお原作ゲームでは離脱後比較的すぐ復活するのだが、本作ではシナリオの都合上、三ヶ月以上も復帰まで間が空くコトに。 |
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| == パイロットステータスの傾向 == | | == パイロットステータスの傾向 == |
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| ;[[集中]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[激励]]、[[再動]] | | ;[[集中]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[激励]]、[[再動]] |
| :序盤はSU出撃することも多く、もっぱら加速要員として活躍する。集中はあまり有効ではないが、加速だけだとSPが余るので適度に使っていきたい。 | | :序盤はSU出撃することも多く、もっぱら加速要員として活躍する。集中はあまり有効ではないが、加速だけだとSPが余るので適度に使っていきたい。 |
− | :実のところ、精神コマンドだけ見ると離脱時に代わりに乗る[[エルザ]]の方がデモンベインと相性が良かったりする。 | + | :実のところ、精神コマンドだけ見ると離脱時に代わりに乗る[[エルザ]]の方がデモンベインと相性が良かったりする。ちなみにSPの問題で「再動」は習得当初は使用不能。 |
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| === [[特殊技能]](特殊スキル) === | | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
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| ;[[エセルドレーダ]] | | ;[[エセルドレーダ]] |
| :マスターテリオンの所有する魔導書「ナコト写本」の精霊で、アルの対とも呼ぶべき存在。終盤は彼女とぶつかり合う。 | | :マスターテリオンの所有する魔導書「ナコト写本」の精霊で、アルの対とも呼ぶべき存在。終盤は彼女とぶつかり合う。 |
− | ;[[ダンセイニ]] | + | ;ダンセイニ |
| :アルの召喚したショゴスの使い魔。黄色いゼリー状の不定形な身体を持つため、様々な姿に変化できる。 | | :アルの召喚したショゴスの使い魔。黄色いゼリー状の不定形な身体を持つため、様々な姿に変化できる。 |
| :召喚以降、彼女のベッドとして扱われる。「てけり・り」としか喋れないが、意思疎通は問題なく可能。 | | :召喚以降、彼女のベッドとして扱われる。「てけり・り」としか喋れないが、意思疎通は問題なく可能。 |
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| :色んな意味で彼女に狙われることに。 | | :色んな意味で彼女に狙われることに。 |
| ;『二闘流』九朔 | | ;『二闘流』九朔 |
− | :続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。アナザーブラッドを追い九郎らと共闘する。そして、九郎やアルと意外な関係を持つ。 | + | :続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。アナザーブラッドを追い九郎らと共闘する。そして、九郎やアルと意外な関係を持つ。九郎に対して反発するのとは対照的に、アルには素直。 |
| :UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。 | | :UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。 |
| ;アナザーブラッド | | ;アナザーブラッド |
− | :続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。「血の怪事件」を起こし、九郎や九朔と敵対するが…。そして、彼女も九朔同様に、九郎やアルと意外な関係を持つ。 | + | :続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。「血の怪事件」を起こし、九郎や九朔と敵対するが…。そして、彼女も九朔同様に、九郎やアルと意外な関係を持つ。こちらはとある事情からアルに対して憎悪を抱いており、その存在を消し去ろうと執拗に狙って来る。 |
| :UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。 | | :UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。 |
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| ;「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」 | | ;「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」 |
| :九郎との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える(事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが)。そのためか、『ニトロ+ロワイヤル』において、「Fate/Zero」より(虚淵玄氏が脚本を務めた縁で)ゲスト出演したセイバーからキャスターが使用していた「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」(ルルイエ異本のフランス語版、つまりは劣化コピー)扱いされたときには、憤慨していた。ルルイエ異本自体の力はアル・アジフにも劣らないのだが、魔導書は内容の危険さから正確な模写や翻訳が難しく、写本するほど内容が劣化していくためである。 | | :九郎との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える(事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが)。そのためか、『ニトロ+ロワイヤル』において、「Fate/Zero」より(虚淵玄氏が脚本を務めた縁で)ゲスト出演したセイバーからキャスターが使用していた「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」(ルルイエ異本のフランス語版、つまりは劣化コピー)扱いされたときには、憤慨していた。ルルイエ異本自体の力はアル・アジフにも劣らないのだが、魔導書は内容の危険さから正確な模写や翻訳が難しく、写本するほど内容が劣化していくためである。 |
− | ;「識を伝え式を編む我。魔物の咆吼たる我」<br>「死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う」<br>「鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神。人の造りし神。鬼械の神よ。汝は何者ぞ」 | + | ;「識を伝え式を編む我、魔物の咆吼たる我」<br>「死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う」<br>「鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神、人の造りし神、鬼械の神よ。汝は何者ぞ」 |
| :デモンベインを初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。 | | :デモンベインを初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。 |
− | :UXではこの直後の台詞まで含めてDVE。初っ端から非常に長い。 | + | :ちなみにこの時のアルはマギウス状態のちびアルだったが、声音は通常のものになっている。UXではこの直後の台詞まで含めて本作初のDVEであり、初っ端から非常に長い。 |
| ;「油断大敵だぞ。 機械人形如きに遅れを取っているようでは……」 | | ;「油断大敵だぞ。 機械人形如きに遅れを取っているようでは……」 |
| :序盤、マギウス・スタイルとなった九郎を圧倒する[[エルザ]]をアトラック=ナチャで捕縛して。そしてエルザの胸の上で仁王立ちしてこの台詞を言うが……(後述)。 | | :序盤、マギウス・スタイルとなった九郎を圧倒する[[エルザ]]をアトラック=ナチャで捕縛して。そしてエルザの胸の上で仁王立ちしてこの台詞を言うが……(後述)。 |
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| :続編『機神飛翔デモンベイン』より。とある事情で半消滅状態にあったアルが復活を遂げた際の迷言。ドクター・ウェスト並のメタ発言をめっちゃ邪悪な笑顔でのたまうメインヒロイン様に、九郎も'''デモンベインも'''目が点になってしまった。それどころかアルが気合を入れるだけで心なしか邪悪な波動がほとばしり、周囲の雑魚を消し飛ばしたり…直前直後のシーンはドシリアスです。念のため。 | | :続編『機神飛翔デモンベイン』より。とある事情で半消滅状態にあったアルが復活を遂げた際の迷言。ドクター・ウェスト並のメタ発言をめっちゃ邪悪な笑顔でのたまうメインヒロイン様に、九郎も'''デモンベインも'''目が点になってしまった。それどころかアルが気合を入れるだけで心なしか邪悪な波動がほとばしり、周囲の雑魚を消し飛ばしたり…直前直後のシーンはドシリアスです。念のため。 |
| ;「のろけか。バカップルか。失せろ」 | | ;「のろけか。バカップルか。失せろ」 |
− | :全年齢向けWindows用格闘ゲームソフト『ニトロ+ロワイヤル』において、恋するドラゴンを「バカップル」と評したところ・・・ | + | :全年齢向けWindows用格闘ゲームソフト『ニトロ+ロワイヤル』において、恋するドラゴンを「バカップル」と評したところ……? |
− | ;「誰がバカップルだ!」 | + | ;ドラゴン「バカップルにバカップルって言われたッ!?」<br/>アル「誰がバカップルだ!」 |
− | :「バカップルにバカップルって言われたッ!?」と返されて。ドラゴンの言うとおり、自覚がないらしい。 | + | :その続き。ドラゴンの言うとおり、自覚がないらしい。 |
| ;「フ……上等だ……妾も一つ言っておくことがある。第一話にメタトロンのシルエットが映った気がしていたが別にそんなキャラはいなかったぞ」 | | ;「フ……上等だ……妾も一つ言っておくことがある。第一話にメタトロンのシルエットが映った気がしていたが別にそんなキャラはいなかったぞ」 |
| :『ニトロ+ロワイヤル』のアルEDにて。このEDは'''アニメ版の出来を『ギャグマンガ日和』の人気エピソード「ソードマスターヤマト・完結編」風に解説したもの'''である。 | | :『ニトロ+ロワイヤル』のアルEDにて。このEDは'''アニメ版の出来を『ギャグマンガ日和』の人気エピソード「ソードマスターヤマト・完結編」風に解説したもの'''である。 |