差分

100 バイト追加 、 2021年7月14日 (水) 16:19
25行目: 25行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍]]の開発した[[宇宙]]用戦闘ポッド。
+
[[地球連邦軍]]の開発した[[宇宙]]用モビルスーツ。
   −
作業用のスペースポッドを戦闘用に改修しており、核融合炉を搭載していない代わりに燃料電池を[[動力|動力源]]としている。
+
いくら資源や物量で勝る連邦と言えど、戦争の長期化やそれによる疲弊により、製造・保有できるMSの数には限度があった事から、[[ジム]]を支援するための廉価版MSとして開発されたという経緯を持つ。明らかに人型を成してないにも関わらずモビルスーツに分類されているが、これは当時の地球連邦軍に「モビルアーマー」というカテゴリがなかったためである。
   −
[[ガンタンク]]のものを流用した180mm低反動キャノン砲を1門搭載しており、コストの割に高い火力を発揮する。しかし、それ以外の機体性能は非常に低い。また、本来は無重力下で運用される機体なので、大気圏内だと乗れたものではない。別名「'''丸いカンオケ'''」。
+
当時、宇宙空間作業用として普及していた「スペース・ポッド」をベースに開発されている。メインスラスターや装甲、マニピュレーター等以外はほぼそのままスペース・ポッドから流用されており、その製造コストはジムの4分の1以下にまで抑えられている。動力源も核融合炉ではなく、スペース・ポッドの燃料電池を流用しており、出力の低さからビーム兵器は使用できない。
   −
劇中では連邦軍の量産型[[モビルスーツ]]である[[ジム]]の支援用として運用されているが、[[ザク]]によって名前通り、サッカーボールのように蹴りつけられるなど、大した活躍はしていない。[[小説|小説版]]ではビームサーベルやビームライフルを携行している。
+
武装は、[[ガンタンク]]のものを流用した低反動キャノン砲を1門搭載しており、弾数こそ少ないが攻撃力自体は高い。この優れた攻撃力を活かし、先述したジムの火力支援の他、本機のみで構成された人海戦術、マゼラン級やサラミス級に搭載されてパトロール艦隊を形成する等した。マニピュレーターも装備しているが、MS用の携行兵装の保持はできず、AMBACによる姿勢制御としても使う事はできない。近接戦闘能力も皆無であり、敵MSに肉薄されると為す術がなく、作中では[[ザクII]]に蹴飛ばされる描写され存在する。
   −
他作品でも何機かバリエーション機体が登場しており、なんと'''[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|宇宙世紀0133年]]になってもまだ系列機が生産されている'''。
+
2連装キャノン砲を搭載するK型、浮遊機雷を散布するM型等といったいくつかのバリエーションがあるがその生産数はいずれも少ない。また、1stガンダム以降の他作品にも機かのバリエーション機体が登場しているが、MSの普及以降は流石に第一線から引いており、主に後方での防衛任務や作業用として用いられており、一部には武装を撤去して民間に払い下げられた個体もあったという。
 
  −
本機には[[シロー・アマダ]](正確には先行量産型)や[[ウモン・サモン]]が乗り込んでいるが、両者とも原作終了時では生存している上、その際、前者は[[宇宙用高機動試験型ザク]]を、後者に至っては[[リック・ドム]]6機を撃墜するという戦果を挙げている。勿論、これらの戦果はパイロットの技量や知恵と工夫、そして強運によるところが大きいのは確かだが、「MS相手にボールでは100%歯が立たない」訳ではないということを証明したと言える。
  −
 
  −
『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)では、大気圏離脱をしてきた[[HLV]]を破壊したり、迎撃に出るも空間戦闘出来ないザクIIJ型を一方的に嬲る戦法などを披露している。[[ジオン公国軍|ジオン]]のモビルポッド・オッゴと壮絶なドッグファイトも展開しており、同作では意外と俊敏なところも描かれている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
匿名利用者