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一言で言うなら、非情かつ傲慢で独善的な[[性格]]をしたエゴイストで、軍隊を動かす指揮官としては「最悪」とも言える人物。
 
一言で言うなら、非情かつ傲慢で独善的な[[性格]]をしたエゴイストで、軍隊を動かす指揮官としては「最悪」とも言える人物。
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本来なら[[民間人|市民]]を守る為に行動しなければならない立場にある軍人でありながら、非戦闘員というだけで民間人を「ベッドを塞ぐことしかできない無駄飯食らい」「犬以下の存在」「何千何万くたばろうと構わない」とまで言い放ち、敵の排除を大義名分にする形で味方や民間人を巻き込む作戦の指揮を平然と行う事も多かった。また、自分の意にそぐわない者に対しては、やはり軍人も民間人を問わずに二言目には「非国民」と罵り喚き散らすヒステリックぶりを見せ、時には敵の罠を利用してでも追い落とそうとまで画策する等、この時点で既に軍人どころか人としても逸脱した危険思想の持ち主となっている。地球に侵略を仕掛けてきた[[バーム星人]]に対しても極端な敵意と偏見を持ち、その殲滅の為にも手段を選ぼうとしない。
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本来なら[[民間人|市民]]を守る為に行動しなければならない立場にある軍人でありながら、非戦闘員というだけで民間人を「ベッドを塞ぐことしかできない無駄飯食らい」「犬以下の存在」「何千何万くたばろうと構わない」とまで言い放ち、敵の排除を大義名分にする形で味方や民間人を巻き込む作戦の指揮を平然と行う事も多かった。また、自分の意にそぐわない者に対しては、軍人・民間人問わずに二言目には「非国民」と罵り喚き散らすヒステリックぶりを見せ、時には敵の罠を利用してでも追い落とそうとまで画策する等、この時点で既に軍人どころか人としても逸脱した危険思想の持ち主となっている。地球に侵略を仕掛けてきた[[バーム星人]]に対しても極端な敵意と偏見を持ち、その殲滅の為にも手段を選ぼうとしない。
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一方、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことに伴う地球側の反バーム感情もあってか軍人としては評価されているらしく、「国連エール勲章」なるものを授与されている。その行動理念は[[地球]]をバーム星人の手から守ろうとするが故と言えなくもなく、彼の主張にも頷ける部分が多少は存在するが、作戦は常に自分の保身を優先させている点からも、結局は自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。また、作中では「バーム側の侵略よりも三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ったケース」も少なくなく、敵対しているバーム側にすらも「無能」呼ばわりされる等、決して指揮官として有能というわけではない。その「無能」ぶりの極致と言える暴挙の数々は、[[リヒテル]]を始めとする[[バーム星人]]達に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となり、また地球側でも三輪長官の無茶苦茶なやり方によって、数多くの犠牲者を出す要因となってもいる。
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一方、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことに伴う地球側の反バーム感情もあってか軍人としては評価されているらしく、「国連エール勲章」なるものを授与されている。その行動理念は[[地球]]をバーム星人の手から守ろうとするが故と言えなくもなく、彼の主張にも頷ける部分が多少は存在するが、作戦は常に自分の保身を優先させている点からも、結局は自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。また、作中では「バーム側の侵略よりも三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ったケース」も少なくなく、敵対しているバーム側にすらも「無能」呼ばわりされる等、決して指揮官として有能というわけではない。その「無能」ぶりの極致と言える暴挙の数々は、[[リヒテル]]を始めとする[[バーム星人]]達に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となり、また地球側でも三輪の無茶苦茶なやり方によって、数多くの犠牲者を出す要因となってもいる。
    
物語の戦争は発端こそオルバン大元帥らの謀略であったが、戦いが長引いてしまったのは彼の数々の所業のためと言っても過言ではなく<ref>実際、原作終了後の設定である『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では[[夕月京四郎|京四郎]]の「素直に反省する男だったら、バーム戦争はもっと早く終わってた」という台詞が示す通り、バーム戦争が長期化した元凶とみなされている。</ref>、また、かたくなに敵の殲滅にこだわり、一矢たちのように戦い以外での解決手段を見つけられないその姿勢を逆に哀れまれることもある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
 
物語の戦争は発端こそオルバン大元帥らの謀略であったが、戦いが長引いてしまったのは彼の数々の所業のためと言っても過言ではなく<ref>実際、原作終了後の設定である『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では[[夕月京四郎|京四郎]]の「素直に反省する男だったら、バーム戦争はもっと早く終わってた」という台詞が示す通り、バーム戦争が長期化した元凶とみなされている。</ref>、また、かたくなに敵の殲滅にこだわり、一矢たちのように戦い以外での解決手段を見つけられないその姿勢を逆に哀れまれることもある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
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