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308 バイト追加 、 2020年11月2日 (月) 11:46
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依頼されたミッションの行きがかり上[[アストレイブルーフレーム]]を入手し、以降愛機にする。[[ロウ・ギュール]]とはこれ以来の腐れ縁となる。
 
依頼されたミッションの行きがかり上[[アストレイブルーフレーム]]を入手し、以降愛機にする。[[ロウ・ギュール]]とはこれ以来の腐れ縁となる。
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同業者の世界では有名だったが素性は謎。しかし劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達には、元々連合の戦闘用[[コーディネイター]]の試作体として育てられたが、マインドコントロールが不完全だったために脱走、傭兵の世界に身を投じていた<ref>脱走後の経緯はストーリー上では明らかにされていない。</ref>ことを明かす。トレードマークのサングラスは、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。
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同業者の世界では実力は有名だったが、素性は知られていなかった。しかし劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達に、自身が元々連合の戦闘用[[コーディネイター]]の試作体として育てられたが、マインドコントロールが不完全だったために脱走、傭兵の世界に身を投じていた<ref>脱走後の経緯はストーリー上では明らかにされていない。</ref>ことを明かす。トレードマークのサングラスは、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。
    
ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れたこの機体とたまたま相性がよかったため、任務に合わせたオプションを装備する形で継続使用するようになった。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。
 
ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れたこの機体とたまたま相性がよかったため、任務に合わせたオプションを装備する形で継続使用するようになった。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。
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プロの[[傭兵]]として高い能力を持っているが、戦闘用コーディネイターとしての能力だけではなく、戦いの中で生きてきたことにより形成されたクールでリアリストな性格と、
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プロの[[傭兵]]として高い能力を持っているが、それは本編主人公の[[キラ・ヤマト]]のようなコーディネーターという出自よりも、戦いの中で生きてきたことにより形成されたクールでリアリストな性格と、否応なしに積んできた実戦経験に負っている。前者は劇中で「勝てる戦いしかしない」と発言するように、自身から仕掛ける際は、基本的に情報収集やトラップまで含めた装備の準備を怠らず、実力が上の相手でも絶対に勝てる状況にまで追い込んでから戦うスタイルに、後者については、急な遭遇戦などで苦戦することがあっても、常に冷静に勝機を見極めることのできる点に象徴される。
否応なしに積んできた実戦経験に負っている面が大きい。劇中でも「勝てる戦いしかしない」と発言するように、自身から仕掛ける際は、基本的に情報収集やトラップまで含めた装備の準備を怠らず、実力が上の相手でも絶対に勝てる状況にまで追い込んでから戦う。仮に急な遭遇戦などで苦戦することがあっても冷静に勝機を見極めることのできるだけの経験も積んでいる。なお運命などの概念的なものは一切信じないタチだが、[[ロウ・ギュール]]との遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた<ref>なお戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、'''作風に完全に染まった'''妙なキャラ付けになっている。</ref>。
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傭兵として「敵は倒せる時に倒す」という信条を持っており、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは好対照的である。ロウが見逃した[[ロンド・ギナ・サハク]]に対し、ロウを不意打ちしようとしたからとはいえ、わざわざトドメを刺した事もある。「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はブルーフレームの武器のトドメ演出でもしっかり再現された。またその行動の基本は「脅しをしない」というもの。これは彼の性格を反映しており、「実行しないからこそ効果のある」脅迫はせず、殺すと言ったら絶対に殺す、というように事実しか言わず、その通りに行動するということである。
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リアリストな性格は「敵は倒せる時に倒す」「脅しをしない」という信条にも表れている。傭兵とジャンク屋という立場の違いもあるとはいえ、もう一人の主人公であるロウが基本的に相手の命を取らない戦い方をするのとは好対照である。前者はロウが見逃した[[ロンド・ギナ・サハク]]に対し、ロウを不意打ちしようとしたからとはいえ、わざわざトドメを刺した事もある。この時もそうだが劾は「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はスパロボでもブルーフレームの武器のトドメ演出でしっかり再現された。また脅しをしないのは、劾が「実行しないからこそ効果のある」脅迫という手段ではなく、殺すと言ったら絶対に殺すというように、常に口にした通りに行動する'''駆け引きする余地のない'''プロであることを象徴している。
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このような性格からか、運命などの概念的なものは一切信じない。ただし[[ロウ・ギュール]]との遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた<ref>戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、'''作風に完全に染まった'''妙なキャラ付けになっている。</ref>。
    
『DESTINY ASTRAY B』(SRW未参戦)では「空間認識力」を生まれつき持っており(これは同作に登場するエルザ・ヴァイスの歌唱力も同様)、長年隠し続けていた。これは傭兵として生きていく限り、劾自身も含めた連合の戦闘用コーディネイター開発に関った傭兵ダンテ・ゴルディジャーニなど、少年時代から自分を育ててきた人物たちといつか戦うことが予想されていたため、彼らの知らない切り札として使用するためであった。
 
『DESTINY ASTRAY B』(SRW未参戦)では「空間認識力」を生まれつき持っており(これは同作に登場するエルザ・ヴァイスの歌唱力も同様)、長年隠し続けていた。これは傭兵として生きていく限り、劾自身も含めた連合の戦闘用コーディネイター開発に関った傭兵ダンテ・ゴルディジャーニなど、少年時代から自分を育ててきた人物たちといつか戦うことが予想されていたため、彼らの知らない切り札として使用するためであった。