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| *所属:[[オリジナル7|オリジナル7(欠番)]] | | *所属:[[オリジナル7|オリジナル7(欠番)]] |
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− | 常にテンガロンハットと黒のタキシードに身を包む流浪の男。長身痩躯で猫背、いつも眠たそうにボーッとしたさえない風貌の持ち主で、生まれつき無頼の徒であったが、[[ヨロイ]]の技術者であったエレナに[[ヨロイ]]乗りの才能を見いだされ、[[オリジナル7]]の一人である[[ガドヴェド・ガオード|ガドヴェド]]の指導を受けた。そして、愛し合うエレナと結婚式を挙げることになる。
| + | 常にテンガロンハットと黒のタキシードに身を包む流浪の男。長身痩躯で猫背、いつも眠たそうにボーッとしたさえない風貌の持ち主で、生まれつき天涯孤独の無頼の徒であったが、[[ヨロイ]]の技術者であったエレナに[[ヨロイ]]乗りの才能を見いだされ、[[オリジナル7]]の一人である[[ガドヴェド・ガオード|ガドヴェド]]の指導を受けた。そして、愛し合うエレナと結婚式を挙げることになる。 |
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− | しかし、式の途中に[[カギ爪の男]]によってエレナを殺され、自身も瀕死の重傷を負うが、エレナの最期の望みによってガドウェドに改造手術を受けて復活、最愛の女性エレナを殺したカギ爪の男を殺すために生きる復讐者となる。そして第1話にて[[ウェンディ・ギャレット]]と出会い兄[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]を捜す彼女と共に改めて旅に出ることになり、カギ爪の男とその一派との戦いへと身を投じていくことになる。実は元々電気体質だったらしく、さらに改造手術を受けたことにより最終局面でオーバーフロウという現象を引き起こした。 | + | しかし、式の途中に[[カギ爪の男]]によってエレナを殺され、自身も瀕死の重傷を負うが、エレナの最期の望みによってガドウェドに改造手術を受けて復活、最愛の女性エレナを殺したカギ爪の男を殺すために生きる復讐者となる。そして第1話にて[[ウェンディ・ギャレット]]と出会い兄[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]を捜す彼女と共に改めて旅に出ることになり、カギ爪の男とその一派との戦いへと身を投じていくことになる。実は元々生身でヨロイを動かせる電気体質だったらしく、さらに改造手術を受けたことにより最終局面でオーバーフロウという現象を引き起こした。 |
| 常に持ち歩いている蛮刀をV字型に振りかざすことで[[オリジナル7]]の一体である[[ダン・オブ・サーズデイ]]を呼び寄せる事ができる。 | | 常に持ち歩いている蛮刀をV字型に振りかざすことで[[オリジナル7]]の一体である[[ダン・オブ・サーズデイ]]を呼び寄せる事ができる。 |
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− | 独特のキャラクター性を持ち合わせた人物であり、強烈な味覚音痴故に料理には常に大量の調味料をかけて食べる、女性の名前を覚えられない、変なタイミング敬語を使う、エレナの愛故に童貞を貫くなどの個性を持つ。「復讐鬼」として作られたキャラクターで、復讐はダメだから止めようと一切思わない、思わせないキャラクターとして形成されただけあって仇に遭遇した際には何が何でも殺そうと躍起になっていた。その際、怨敵であるカギ爪の男に見せる主人公にあるまじき狂気的な笑顔はファンの間で「オリジナル笑顔」と呼称されている。
| + | 独特のキャラクター性を持ち合わせた人物であり、強烈な味覚音痴故に料理には常に大量の調味料をかけて食べる、女性の名前を覚えられない、変なタイミングで敬語を使う、エレナへの愛故に童貞を貫くなどの個性を持つ。「復讐鬼」として作られたキャラクターで、復讐はダメだから止めようと一切思わない、思わせないキャラクターとして形成されただけあって、仇に遭遇した際には何が何でも殺そうと躍起になっていた。その際、怨敵であるカギ爪の男に見せる主人公にあるまじき狂気的な笑顔はファンの間で「オリジナル笑顔」と呼称されている。 |
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| ちなみに、漫画版のヴァンは人間の三大要求の塊という設定。スパロボでこの漫画版の呼び名が使用されたが、本人に漫画版の設定は無い。また、『ガン×ソードさん』では無職扱いだったり、作中3回も殺されたり、チンピラ扱いだったりととても本編の主人公とは思えない扱いを受けている。 | | ちなみに、漫画版のヴァンは人間の三大要求の塊という設定。スパロボでこの漫画版の呼び名が使用されたが、本人に漫画版の設定は無い。また、『ガン×ソードさん』では無職扱いだったり、作中3回も殺されたり、チンピラ扱いだったりととても本編の主人公とは思えない扱いを受けている。 |
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| :旅の仲間。兄を探す目的にヴァンに付いて来る。道中幾度かの衝突もあったが、次第に信頼関係を築いていく事となる。 | | :旅の仲間。兄を探す目的にヴァンに付いて来る。道中幾度かの衝突もあったが、次第に信頼関係を築いていく事となる。 |
| ;エレナ | | ;エレナ |
− | :ヴァンが愛した女性。優秀な科学者でもあった。ヴァンと幸せの絶頂期に結婚し、彼の妻になるはずだったが…。 | + | :ヴァンが愛した女性。優秀な科学者でもあった。ヴァンに人の温かさを教える。幸せの絶頂期に結婚し、彼の妻になるはずだったが…。 |
| ;[[カギ爪の男]] | | ;[[カギ爪の男]] |
| :エレナの仇。ヴァンが彼に抱く憎しみの感情は筆舌に尽くし難い。 | | :エレナの仇。ヴァンが彼に抱く憎しみの感情は筆舌に尽くし難い。 |
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| :旅の仲間。だが、彼のその性格を心底迷惑がっており、置いていこうとした事も。 | | :旅の仲間。だが、彼のその性格を心底迷惑がっており、置いていこうとした事も。 |
| ;[[エルドラメンバー]] | | ;[[エルドラメンバー]] |
− | :旅の仲間で苦手だが認めている。自称「ヴァンの師匠」である。 | + | :旅の仲間で、苦手だが認めている。自称「ヴァンの師匠」である。 |
| ;[[プリシラ]] | | ;[[プリシラ]] |
| :旅の仲間で、優秀なヨロイ乗りだったためか、珍しくすぐ名前を覚える。彼女自身はヴァンに恋心を抱いている。 | | :旅の仲間で、優秀なヨロイ乗りだったためか、珍しくすぐ名前を覚える。彼女自身はヴァンに恋心を抱いている。 |
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| :『カギ爪の男を殺す』という同じ目的を持つ人物。だが、相容れずに互いに衝突する。 | | :『カギ爪の男を殺す』という同じ目的を持つ人物。だが、相容れずに互いに衝突する。 |
| ;[[ガドヴェド・ガオード]] | | ;[[ガドヴェド・ガオード]] |
− | :古い知人であり、信頼していた男だったがその目指すものの違いから敵対する。 | + | :古い知人であり、信頼していた男だったが、目指すものの違いから敵対する。 |
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| ==他作品との人間関係== | | ==他作品との人間関係== |
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| ==名台詞== | | ==名台詞== |
− | ;「'''俺は童貞だ!'''」 | + | ;「俺は童貞だ!」 |
| :[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]がお嫁さんになると言って断る為に言った台詞で、ヴァンを象徴する発言。ここまで言っといて、ウェンディが「私だって…」と言いかけると「言うな、はしたない!」と止める。放送当時、視聴者の度肝を抜き、同時にヴァンのファンを生み出した正に名言であった。この台詞によってヴァンはファンの間で「童帝」という異名を得る。 | | :[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]がお嫁さんになると言って断る為に言った台詞で、ヴァンを象徴する発言。ここまで言っといて、ウェンディが「私だって…」と言いかけると「言うな、はしたない!」と止める。放送当時、視聴者の度肝を抜き、同時にヴァンのファンを生み出した正に名言であった。この台詞によってヴァンはファンの間で「童帝」という異名を得る。 |
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− | ;「自分を曲げたお前に、'''もう二度とラッキーはやらない!'''」 | + | ;「自分を曲げたお前に、もう二度とラッキーはやらない!」 |
| :第一話の敵「ラッキー・ザ・ルーレット(スパロボ未登場)」に発した台詞。ラッキーは「相手には正面から向き合う」というポリシーの元、持ち前の運で困難を切り抜けてきた男だが、背後からヴァンを銃撃してしまった彼はそれを自ら破ってしまった。この後、それに激怒したヴァンは蛮刀を用い愛機を召喚する――。このシーン以降は視聴者が抱いていた印象を一八〇度ひっくり返す、衝撃の展開の連続だった。 | | :第一話の敵「ラッキー・ザ・ルーレット(スパロボ未登場)」に発した台詞。ラッキーは「相手には正面から向き合う」というポリシーの元、持ち前の運で困難を切り抜けてきた男だが、背後からヴァンを銃撃してしまった彼はそれを自ら破ってしまった。この後、それに激怒したヴァンは蛮刀を用い愛機を召喚する――。このシーン以降は視聴者が抱いていた印象を一八〇度ひっくり返す、衝撃の展開の連続だった。 |
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− | ;「'''チェストォォ!'''」 | + | ;「チェストォォ!」 |
| :ヴァンが戦闘中に良く叫ぶセリフだが、別に示現流を習得しているわけではない。 | | :ヴァンが戦闘中に良く叫ぶセリフだが、別に示現流を習得しているわけではない。 |
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| :[[ブッチ]]の駆るバッドローズ(スパロボ未登場)に苦戦しながらも「皆の思い出を守る」ために戦う[[ネロ (ガン×ソード)|ネロ]]達を見て呟いた台詞。この後ダンを呼び出し、格納庫に残っていたピンクアミーゴを[[エルドラV|エルドラIV]]に向かって投げつけて[[エルドラV]]へと合体させた。この行動や決着時の表情や様子から察するになんだかんだでネロ達のことを気に入ったらしい。Kでもこの台詞があるが、携帯機スパロボでは表情や様子を出すのが難しかったためか、この後、ヴァン自らネロ達を気に入ったと発言した。 | | :[[ブッチ]]の駆るバッドローズ(スパロボ未登場)に苦戦しながらも「皆の思い出を守る」ために戦う[[ネロ (ガン×ソード)|ネロ]]達を見て呟いた台詞。この後ダンを呼び出し、格納庫に残っていたピンクアミーゴを[[エルドラV|エルドラIV]]に向かって投げつけて[[エルドラV]]へと合体させた。この行動や決着時の表情や様子から察するになんだかんだでネロ達のことを気に入ったらしい。Kでもこの台詞があるが、携帯機スパロボでは表情や様子を出すのが難しかったためか、この後、ヴァン自らネロ達を気に入ったと発言した。 |
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− | ;「素晴らしい事じゃないか!このまま置いていこう」 | + | ;「素晴らしい事じゃないか! このまま置いていこう」 |
| :怪我で入院したジョシュアの治療に、時間が掛かると聞いた時のセリフ。非常に良い笑顔で爽やかに言ってのけた。 | | :怪我で入院したジョシュアの治療に、時間が掛かると聞いた時のセリフ。非常に良い笑顔で爽やかに言ってのけた。 |
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| + | ;「ガドヴェド、俺はさあ…あんたが好きだったよ。てめえの掟を頑固に守るあんたが。今でもそうだ。だから、あんたが邪魔なら、力づくで押し通る!」:ガドヴェド戦で圧倒されうろたえるヴァン。そこで偶然、仇であるカギ爪の男を目撃し、自分を取り戻す。 |
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| ;「いつか、同じ夢の話をしよう」 | | ;「いつか、同じ夢の話をしよう」 |
| :名言オンパレードのガドヴェド戦直後のヴァンの台詞。対戦した相手が相手だっただけに哀愁に満ちた言葉である、 | | :名言オンパレードのガドヴェド戦直後のヴァンの台詞。対戦した相手が相手だっただけに哀愁に満ちた言葉である、 |
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− | ;「エレナ、俺は死にたくないらしい。ウェンディにも言われたよ俺は……逃げる。仇討ちはおしまいだ、おまえとも…あぁ、でも、今の俺はお前が手伝ってくれたおかげなんだよな。お前はもう俺の中にしかいない、俺といっしょに…いっしょ…なら…。<br/> (パズル解ける)<br/> '''あああぁぁぁぁぁぁ!!!ああぁぁ!!だぁぁっ!!わぁぁぁぁっ!!ああぁっ!くそぉっ!!!エレナぁぁぁっ!!!愛してるッ!!おまえに夢中だ!!エレナああぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!'''」 | + | ;「エレナ、俺は死にたくないらしい。ウェンディにも言われたよ俺は……逃げる。仇討ちはおしまいだ、おまえとも…あぁ、でも、今の俺はお前が手伝ってくれたおかげなんだよな。お前はもう俺の中にしかいない、俺といっしょに…いっしょ…なら…。<br/> (パズル解ける)<br/> あああぁぁぁぁぁぁ!!! ああぁぁ!! だぁぁっ!! わぁぁぁぁっ!! ああぁっ! くそぉっ!!! エレナぁぁぁっ!!! 愛してるッ!! おまえに夢中だ!! エレナああぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」 |
− | :夜明けと共に童帝覚醒。高らかに愛の告白を叫ぶ。[[エルドラメンバー|エルドラチーム]]の言う「ヨロイと人の心の合体」の境地へと到達した。 | + | :苦悩の末、夜明けと共に童帝覚醒。高らかに愛の告白を叫ぶ。[[エルドラメンバー|エルドラチーム]]の言う「ヨロイと人の心の合体」の境地へと到達した。 |
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| ;「俺…亀苦手なんだよ…」 | | ;「俺…亀苦手なんだよ…」 |
| :[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]と[[カメオ]]に言った台詞。それまでにも苦手そうな描写はあったが、全26話中16話目にて初めて打ち明けたという所がポイント。ウェンディに心を許した証でもある。 | | :[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]と[[カメオ]]に言った台詞。それまでにも苦手そうな描写はあったが、全26話中16話目にて初めて打ち明けたという所がポイント。ウェンディに心を許した証でもある。 |
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− | ;「'''悪いな、俺童貞なんだ。てめえに俺の純潔は渡せねえな!'''」 | + | ;「悪いな、俺童貞なんだ。てめえに俺の純潔は渡せねえな!」 |
| :戦いながら誘惑してきた[[ファサリナ]]に対しての台詞。男らしい。多分童貞が美女に言ってみたいセリフのベスト3には入る。 | | :戦いながら誘惑してきた[[ファサリナ]]に対しての台詞。男らしい。多分童貞が美女に言ってみたいセリフのベスト3には入る。 |
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| :オーバーフロウ覚醒時の叫び。ヴァンは成長するたびにエレナの名前を叫んでいる。この時ヴァンとヨロイ、そして展開がピークに達した。 | | :オーバーフロウ覚醒時の叫び。ヴァンは成長するたびにエレナの名前を叫んでいる。この時ヴァンとヨロイ、そして展開がピークに達した。 |
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− | ;「エレナは死んだ!'''お前が殺したんだ!'''俺からエレナの死まで奪う気か!<br/>死んだ奴は絶対に生き返らねぇんだ!<br/>俺はそんな与太話を聞きにきたんじゃねえ!俺は…'''お前をぶっ殺しに来たんだ!'''」<br/>「'''俺の話を聞けぇ!エレナの仇ぃいいいいっ!!'''」 | + | ;「エレナは死んだ! お前が殺したんだ! 俺からエレナの死まで奪う気か!<br/>死んだ奴は絶対に生き返らねぇんだ!<br/>俺はそんな与太話を聞きにきたんじゃねえ! 俺は…お前をぶっ殺しに来たんだ!」<br/>「俺の話を聞けぇ! エレナの仇ぃいいいいっ!!」 |
| :死んだ恋人を生き返らせるというカギ爪に対して発したセリフ。カギ爪としては別に不思議でない理屈を理解できないヴァンの発言に、カギ爪はヴァンを「バカ」と認識した。しかしその馬鹿さ故に無意識に真理を突いている様子が窺える。 | | :死んだ恋人を生き返らせるというカギ爪に対して発したセリフ。カギ爪としては別に不思議でない理屈を理解できないヴァンの発言に、カギ爪はヴァンを「バカ」と認識した。しかしその馬鹿さ故に無意識に真理を突いている様子が窺える。 |
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| ;「お前…背、伸びたか?」 | | ;「お前…背、伸びたか?」 |
| :最終回、ウェンディに対して。エレナしか見ていなかったわけでもなようだ。 | | :最終回、ウェンディに対して。エレナしか見ていなかったわけでもなようだ。 |
− | ;「おう、世話になったな。'''カルメン'''。」 | + | ;「おう、世話になったな。カルメン。」 |
| :同じく最終回、カルメン99に対して。ヴァンがようやくカルメンの名前を覚えた瞬間だ。 | | :同じく最終回、カルメン99に対して。ヴァンがようやくカルメンの名前を覚えた瞬間だ。 |
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