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しかし、[[ラグナヤル・ディンハーリッシュ]]率いる[[UND]]第零番艦隊を退け、エイムの[[イーファスΩ]]を追ってGアイランドシティに到着したT3の前に、超巨大ロボット[[ダイガイアン1号]]を駆って姿を現す。イーファスΩを一太刀で瞬殺すると、社長時代に'''会社の予算を私的横領'''して作り上げていた「機動要塞VTX」を中核とする[[銀河統一計画]]という'''事実上の外宇宙・異世界侵略'''に全人類を参加させ、自身がその総司令官になることを宣言した。
 
しかし、[[ラグナヤル・ディンハーリッシュ]]率いる[[UND]]第零番艦隊を退け、エイムの[[イーファスΩ]]を追ってGアイランドシティに到着したT3の前に、超巨大ロボット[[ダイガイアン1号]]を駆って姿を現す。イーファスΩを一太刀で瞬殺すると、社長時代に'''会社の予算を私的横領'''して作り上げていた「機動要塞VTX」を中核とする[[銀河統一計画]]という'''事実上の外宇宙・異世界侵略'''に全人類を参加させ、自身がその総司令官になることを宣言した。
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先述の特攻は「'''己のヒロイズムをアピールする為のパフォーマンス'''」にすぎず、秘密裏に[[ボソンジャンプ]]で逃げ延びて潜伏したのち、T3による[[UND]]撤退を絶好の機会とみて計画を開始した。しかし、このような侵略行為を認めるはずもなかったT3を反逆者として屠るべく、黎明戦争最後の壁として大量の[[ティランド]]と共に立ちふさがる。
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先述の特攻は「'''己のヒロイズムをアピールする為のパフォーマンス'''」にすぎず、秘密裏に[[ボソンジャンプ]]で逃げ延びて潜伏したのち、T3による[[UND]]撤退を絶好の機会とみて計画を開始した。しかし、このような侵略行為を認めるはずもなかったT3を反逆者として葬るべく、黎明戦争最後の壁として大量の[[ティランド]]と共に立ちふさがる。
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実はダイマは今に至るまで'''「挫折や失敗を経験し、それを糧に人間的な成長をする」'''という人間なら誰もがいつかは踏むステップを経る事無く、ひたすらに成功ばかりを重ね続けて今の地位を得た結果、その内面は'''「少年の心を持った大人」ではとても片付けられず、「自分は周りと違う優れた存在」という幼児的万能感を引きずった子供大人'''と化していた。病的なまでに肥大化した自己愛を持ち、自分を客観視したり相手の立場に立って考えることができず(上記のパフォーマンス発言が自分の死を悲しんだ人々の心を踏みにじると理解できなかったのが最たる例)、VTX社訓から読み取れるパワハラ体質と共に社内外で敵を作る要因にもなっている。一方では、T3に良い格好をするために[[巴武蔵]]の死を悼んでいるように振る舞うという、悪い意味でビジネスマンらしい打算的な部分もある。
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実はダイマは今に至るまで'''「挫折や失敗を経験し、それを糧に人間的な成長をする」'''という人間なら誰もがいつかは踏むステップを経る事無く、ひたすらに成功ばかりを重ね続けて今の地位を得た結果、その内面は'''「少年の心を持った大人」ではとても片付けられず、「自分は周りと違う優れた存在」という幼児的万能感を引きずった子供大人'''と化していた。病的なまでに肥大化した自己愛を持ち、自分を客観視したり相手の立場に立って考えることができず<ref>上記のパフォーマンス発言が自分の死を悲しんだ人々の心を踏みにじると理解できなかったのはその最たる例といえる。</ref>、VTX社訓からも読み取れるパワハラ体質と共に社内外で敵を作る要因にもなっている。一方では、T3に良い格好をするために[[巴武蔵]]の死を悼んでいるように振る舞うという、悪い意味でビジネスマンらしい打算的な部分もある。
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総じて「自分の行動と思想は地球人類の総意である」という思い込みとエゴに凝り固まっており、質の悪いことに本人は全てが'''善意'''のつもりで、地球の恥をさらすなどとは微塵も思っていない。さらに言えば銀河統一計画の動機も、「外宇宙の困難に自ら立ち上がる意思や力を持たない(と勝手にダイマが思い込んでいる)地球人類の代わりに、自分が指標となって黄金の時代をもたらしてやろう」「自分が支配さえすれば全ての世界を幸福にできる」という自己愛ゆえの高すぎる自己評価の産物である。人類を信じていない時点で、元より黄昏の時代特有の価値観から脱却できていなかったと言えよう。
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総じて「自分の行動と思想は地球人類の総意である」という思い込みとエゴに凝り固まっており、質の悪いことに本人は全てが「善意」のつもりで、地球の恥をさらすなどとは微塵も思っていない。さらに言えば銀河統一計画の動機も、「外宇宙の困難に自ら立ち上がる意思や力を持たない(と勝手にダイマが思い込んでいる)地球人類に成り代わり、自らが指標となって黄金の時代をもたらしてやろう」「自分が支配さえすれば全ての世界を幸福にできる」というミーイズムの産物である。人類を信じていない時点で、元より黄昏の時代特有の価値観から脱却できていなかったと言えよう。
    
ダイマのVTX入社のきっかけとなったのは、軍籍時代からのヒロスケの「力以外の戦いがあることを知ってほしい」という想いだったのだが、ダイマは結局その意味を理解できていなかったのである。
 
ダイマのVTX入社のきっかけとなったのは、軍籍時代からのヒロスケの「力以外の戦いがあることを知ってほしい」という想いだったのだが、ダイマは結局その意味を理解できていなかったのである。
    
=== 最終決戦 ===
 
=== 最終決戦 ===
こうして無自覚に戦火をまき散らそうとする自己愛人間とT3の決戦の幕が開くのだが、[[ネバンリンナ]]や[[魔獣エンデ]]同様通常ルートと隠しルートである困難ルートで違いがある。
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こうして無自覚に戦火をまき散らそうとするエゴの塊とT3の決戦の幕が開くのだが、[[ネバンリンナ]]や[[魔獣エンデ]]同様通常ルートと隠しルートである困難ルートで違いがある。
    
==== 通常ルート ====
 
==== 通常ルート ====
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==== 激闘ルート ====
 
==== 激闘ルート ====
ダイマがイーファスΩを退けT3に立ちはだかる流れは通常ルートと同じだが、こちらではダイガイアン1号にDG細胞由来の自己修復機能が搭載されており、突如受けたダメージを全回復してくる。更にイーファスΩから脱出していたエイムが[[ダイガイアン2号]]とともに姿を現し、ダイマの銀河統一計画への協力を宣言。[[タカヤノリコ]]には「二つの炎が一つになって、銀河を巻き込む戦火になろうとしている」と言わしめる。
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ダイマがイーファスΩを退けT3に立ちはだかる流れは通常ルートと同じだが、こちらではダイガイアン1号にDG細胞由来の自己修復機能が搭載されており、突如受けたダメージを全回復してくる。更にイーファスΩから脱出していたエイムが[[ダイガイアン2号]]とともに姿を現し、ダイマの銀河統一計画への協力を宣言。その中でダイマとエイムが見せた和解劇は端から見れば茶番劇そのものであったが姿勢自体は本気であり、[[タカヤノリコ]]には「二つの炎が一つになって、銀河を巻き込む戦火になろうとしている」と言わしめる。
    
T3にエイムを撃墜され、「世界の敵でありT3の敵」と糾弾された事でその信念に強い揺らぎが生じ、今まで経験しなかった挫折に戸惑いを覚える。しかし、「たとえそれが間違った道でも、ここまで来たら突っ走れ」というエイムの遺言を受けて「自分が屈すれば彼が無駄死にになる」という考えのもと自らを奮い立たせ、改めてT3に刃を向ける。
 
T3にエイムを撃墜され、「世界の敵でありT3の敵」と糾弾された事でその信念に強い揺らぎが生じ、今まで経験しなかった挫折に戸惑いを覚える。しかし、「たとえそれが間違った道でも、ここまで来たら突っ走れ」というエイムの遺言を受けて「自分が屈すれば彼が無駄死にになる」という考えのもと自らを奮い立たせ、改めてT3に刃を向ける。
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こちらのルートでは市民のブーイングによる戦意喪失がない分、精神的な弱さは目立たないが、傍目から見ればいい年をして自己満足の友情に酔った中年二人の迷惑な茶番劇でしかないため、ラスボスの威厳があるかと言うと返答に困る。戦闘前会話では性懲りもなくT3の全員を勧誘しようとし、ことごとく拒絶されてしまった。
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こちらのルートでは市民のブーイングによる戦意喪失がない分、通常ルートよりはラスボスの威厳を損ねずに済んでいる。戦闘前会話では性懲りもなくT3の全員を勧誘しようとし、ことごとく拒絶されてしまう。
    
=== 敗北後 ===
 
=== 敗北後 ===