差分

サイズ変更なし 、 2020年2月28日 (金) 00:23
編集の要約なし
4行目: 4行目:  
[[木星蜥蜴]]系ヒューマノイドユニットが持っている能力で、簡単にいえば瞬間移動のこと。[[木連]]は「'''次元跳躍'''」と称する(単に「跳躍」とも)。ボソンとはスピン角運動量が整数倍を取るボース粒子のことを指し、光子、重力子、グルーオン、ウィークボソンなどのゲージ粒子やヒッグス粒子などが存在する。ボソンジャンプが発生する際にはボース粒子の増大が観測される。
 
[[木星蜥蜴]]系ヒューマノイドユニットが持っている能力で、簡単にいえば瞬間移動のこと。[[木連]]は「'''次元跳躍'''」と称する(単に「跳躍」とも)。ボソンとはスピン角運動量が整数倍を取るボース粒子のことを指し、光子、重力子、グルーオン、ウィークボソンなどのゲージ粒子やヒッグス粒子などが存在する。ボソンジャンプが発生する際にはボース粒子の増大が観測される。
   −
実行するには[[チューリップ]]を潜るか、その構成物と同じ組成を持つチューリップクリスタル(CC)が必要。通常の人間は[[火星]]古代遺跡の[[演算ユニット]]に転移先のイメージ伝達ができず消滅してしまうが、胎児のときに火星で過ごし母胎からテラフォーミング用ナノマシンを取り込んだ人間ならば自由にジャンプできるようになり、こういった人間を[[A級ジャンパー]]と呼ぶ。なお、[[木連]]優人部隊は遺伝子改造によってジャンプに耐えられる肉体を得たが、イメージ通りジャンプできるわけではない。
+
実行するには[[チューリップ]]を潜るか、その構成物と同じ組成を持つチューリップクリスタル(CC)が必要。通常の人間は[[火星]]古代遺跡の[[演算ユニット]]に転移先のイメージ伝達ができず消滅してしまうが、胎児のときに火星で過ごし母胎からテラフォーミング用[[ナノマシン]]を取り込んだ人間ならば自由にジャンプできるようになり、こういった人間を[[A級ジャンパー]]と呼ぶ。なお、[[木連]]優人部隊は遺伝子改造によってジャンプに耐えられる肉体を得たが、イメージ通りジャンプできるわけではない。
   −
物理学の一つである電磁気学の基礎となる方程式上、あり得るかもしれない「先進波(レトロスペクト、到達点から出発点に戻る動きをする波。すなわち『過去に戻る』波)」と呼ばれる概念を用いた空間跳躍で、概念上時間跳躍もできることになる(SF作品ではタイムワープの概念として用いられた例が幾つかある)。『ナデシコ』劇中でも「実は[[タイムスリップ]]で、時間移動できるから位置も移動できる」という説明がされている(要は移動しつつ移動にかかった分+α時間を巻き戻している)。任意地点に至るまでの細かい移動方法は不明だが、通常空間に存在したまま移動するという性質上、おそらく空間の歪み(マクロスシリーズのフォールド断層など)の影響は受けにくいと思われる。
+
物理学の一つである電磁気学の基礎となる方程式上、あり得るかもしれない「先進波(レトロスペクト、到達点から出発点に戻る動きをする波。すなわち『過去に戻る』波)」と呼ばれる概念を用いた空間跳躍で、概念上時間跳躍もできることになる(SF作品ではタイムワープの概念として用いられた例が幾つかある)。『ナデシコ』劇中でも「実は[[タイムトラベル]]で、時間移動できるから位置も移動できる」という説明がされている(要は移動しつつ移動にかかった分+α時間を巻き戻している)。任意地点に至るまでの細かい移動方法は不明だが、通常空間に存在したまま移動するという性質上、おそらく空間の歪み(マクロスシリーズのフォールド断層など)の影響は受けにくいと思われる。
   −
ボソンジャンプは[[タイムスリップ]]の一種であり、近似した[[平行世界]]に飛ぶものではないために、その使用を誤るとタイムスリップのパラドックスを生じる可能性が存在する。原作では、ある[[木連兵|木連の兵士]]が極めて近い場所のごく近い過去にジャンプし、「飛ぶ前の自分」の視界内に出現した結果、'''飛ぶ前の自分が自分の出現に驚いてジャンプを中断、ジャンプが中断されたのでジャンプして出現する自分が現れなくなり、自分が現れなくなったので驚く事無くジャンプを実行しようとする'''と言うパラドックスに囚われてしまい、そこ以降の時間軸に存在しなくなってしまうという事故が起こっている。
+
ボソンジャンプはタイムトラベルの一種であり、近似した[[平行世界]]に飛ぶものではないために、その使用を誤るとタイムトラベルのパラドックスを生じる可能性が存在する。原作では、ある[[木連兵|木連の兵士]]が極めて近い場所のごく近い過去にジャンプし、「飛ぶ前の自分」の視界内に出現した結果、'''飛ぶ前の自分が自分の出現に驚いてジャンプを中断、ジャンプが中断されたのでジャンプして出現する自分が現れなくなり、自分が現れなくなったので驚く事無くジャンプを実行しようとする'''と言うパラドックスに囚われてしまい、そこ以降の時間軸に存在しなくなってしまうという事故が起こっている。
    
ボソンジャンプを可能とするのは[[火星極冠遺跡]]にある演算ユニット(ボソンジャンプ制御装置)で、ゲーム「機動戦艦ナデシコ The blank of 3 years」ではボソンジャンプの正体は太陽系外の[[異星人]]が新しい移住地へ向かうための手段であり、演算ユニットはボソンジャンプ中継ステーションであると説明されている。
 
ボソンジャンプを可能とするのは[[火星極冠遺跡]]にある演算ユニット(ボソンジャンプ制御装置)で、ゲーム「機動戦艦ナデシコ The blank of 3 years」ではボソンジャンプの正体は太陽系外の[[異星人]]が新しい移住地へ向かうための手段であり、演算ユニットはボソンジャンプ中継ステーションであると説明されている。
5,617

回編集