差分

編集の要約なし
4行目: 4行目:  
| シリーズ = [[Zシリーズ]]
 
| シリーズ = [[Zシリーズ]]
 
| 前作 =  
 
| 前作 =  
| 次作 = [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<ref>リリース時系列としては間にファンディスク『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』が挟まる。</ref>
+
| 次作 = [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 +
| スペシャルディスク = [[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
 
| 移植版 =  
 
| 移植版 =  
 
| 開発元 = {{開発 (作品)|バンプレソフト}}
 
| 開発元 = {{開発 (作品)|バンプレソフト}}
24行目: 25行目:  
| 初クレジットSRW =  
 
| 初クレジットSRW =  
 
}}
 
}}
 +
『'''スーパーロボット大戦Z'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のゲーム作品。「[[Zシリーズ]]」の1つ。
    
==概要==
 
==概要==
 
PS2用タイトルとしては、前作『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』から約3年振りに発売された作品。開発も『第3次α』開発終了後にスタートしており、製作期間に3年が費やされている。
 
PS2用タイトルとしては、前作『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』から約3年振りに発売された作品。開発も『第3次α』開発終了後にスタートしており、製作期間に3年が費やされている。
   −
一応本作のみで話そのものは完結しており、[[続編]]に関しては本作のヒット次第であると言われていた。ゲーム中はおろか、クリア後にも何の説明もなされなかったキャラクターや設定もあり、また広告展開では「新シリーズ始動」などとも紹介されていることから、明らかに[[続編]]を匂わせる形になっていた。
+
本作のみで話そのものは完結しているものの、ゲーム中はおろかクリア後にも何の説明もされないキャラクターや設定もあり、また広告展開では「新シリーズ始動」などとも紹介されていることから、明らかに[[続編]]を匂わせる形になっていた。2011年初頭に続編となる『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』が発表、これにより晴れて第3の王道シリーズ「'''[[Zシリーズ]]'''」が本格始動し本作も正式にその第1作目となったため、それに併せてthe Best(廉価版)が2011年3月3日に発売された。
 
  −
2011年初頭に続編となる『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』が発表、これにより晴れて第3の王道シリーズ、'''[[Zシリーズ]]'''が本格始動し本作も正式にその第1作目となったため、それに併せてthe Best(廉価版)が2011年3月3日に発売された。
      
また、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』の発売に先駆け、PS2アーカイブス版が2014年2月19日より配信されている。
 
また、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』の発売に先駆け、PS2アーカイブス版が2014年2月19日より配信されている。
37行目: 37行目:  
=== 新システム ===
 
=== 新システム ===
 
;トライバトルシステム
 
;トライバトルシステム
:第3次αまでの[[小隊|小隊戦闘]]システムをブラッシュアップさせた新システム。1小隊の編成メンバーが3機までとなり、替わってコスト制が廃止。フォーメーションの要素が新たに導入され、任意で「トライ」「センター」「ワイド」の3種のフォーメーションを選択できる。また、トライフォーメーション時は小隊全機による一斉攻撃「トライチャージ」が使用可能。
+
:『第3次α』までの[[小隊|小隊戦闘]]システムをブラッシュアップさせた新システム。1小隊の編成メンバーが3機までとなり、替わってコスト制が廃止。フォーメーションの要素が新たに導入され、任意で「トライ」「センター」「ワイド」の3種のフォーメーションを選択できる。また、トライフォーメーション時は小隊全機による一斉攻撃「トライチャージ」が使用可能。
 
;[[照準値]]
 
;[[照準値]]
 
:ユニットの[[改造]]可能な[[能力]]として新たに登場。[[命中]]率への補正値であり、かつては[[運動性]]の改造で賄われていたものが実質復活する形となった。以降の作品でも機体パラメータとして標準化している。
 
:ユニットの[[改造]]可能な[[能力]]として新たに登場。[[命中]]率への補正値であり、かつては[[運動性]]の改造で賄われていたものが実質復活する形となった。以降の作品でも機体パラメータとして標準化している。
61行目: 61行目:  
発売前からのアナウンスの通り、精神コマンドや地形適応の調整や[[連続ターゲット補正]]により全体的な難易度は『第3次α』から引き上げられており、HARDで進んだ場合歴代でもかなりの難易度を誇る。
 
発売前からのアナウンスの通り、精神コマンドや地形適応の調整や[[連続ターゲット補正]]により全体的な難易度は『第3次α』から引き上げられており、HARDで進んだ場合歴代でもかなりの難易度を誇る。
   −
『第3次α』同様に1周クリアで「武器・機体改造不可」「パイロット育成不可」「敵改造済み」「難易度HARD固定」のEX-HARDモードを選択が可能。ただし第3次αとは異なりスペシャルモードの出現条件が「ランド・セツコの両方でクリア」に変更された(EX-HARDをクリアする必要が無くなった)為、かなりコアなプレイヤーでなければプレイする事は無いと思われる。『第2次Z破界篇』以降に実装されておらず、B.B.スタジオ製スパロボでEXハードが導入されたのは今作までとなった。
+
『第3次α』同様に1周クリアで「武器・機体改造不可」「パイロット育成不可」「敵改造済み」「難易度HARD固定」のEX-HARDモードを選択が可能。ただし『第3次α』とは異なりスペシャルモードの出現条件が「ランド・セツコの両方でクリア」に変更された(EX-HARDをクリアする必要が無くなった)為、かなりコアなプレイヤーでなければプレイする事は無いと思われる。『第2次Z破界篇』以降に実装されておらず、B.B.スタジオ製スパロボでEXハードが導入されたのは今作までとなった。
    
== 演出面 ==
 
== 演出面 ==
71行目: 71行目:  
*今回オリジナルキャラクターを担当した[[声優]]の何人かはスーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」のブログを書いている声優の方々である。タイトルコールもCMとゲーム開始画面の「ゼェェェット!!」も水木一郎氏である。
 
*今回オリジナルキャラクターを担当した[[声優]]の何人かはスーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」のブログを書いている声優の方々である。タイトルコールもCMとゲーム開始画面の「ゼェェェット!!」も水木一郎氏である。
 
*本作のオリジナル敵キャラクター「[[カイメラ]]」はその個性的(過ぎる)な言動と行動の数々で歴代シリーズでも屈指の異彩を放つ存在となっている。
 
*本作のオリジナル敵キャラクター「[[カイメラ]]」はその個性的(過ぎる)な言動と行動の数々で歴代シリーズでも屈指の異彩を放つ存在となっている。
*本作では選択した主人公によってストーリーの印象が全く対極になるように作られている。攻略本の寺田Pのインタビューによると、女主人公(セツコ)を選んだ場合には陰のイメージを持たせ、男主人公(ランド)を選んだ場合には陽のイメージを持たせたという事である。このため、どちらかの主人公で遊んだかによって本作への印象は大きく変わり、ユーザー間での本作の感想の関する話題などで会話が噛み合わないことさえある。なお主人公選択方式の再採用は本作を最後に『スーパーロボット大戦V』まで8年半もの年月が開いている。
+
*本作では選択した主人公によってストーリーの印象が全く対極になるように作られている。攻略本の寺田Pのインタビューによると、女主人公(セツコ)を選んだ場合には陰のイメージを持たせ、男主人公(ランド)を選んだ場合には陽のイメージを持たせたという事である。このため、どちらかの主人公で遊んだかによって本作への印象は大きく変わり、ユーザー間での本作の感想の関する話題などで会話が噛み合わないことさえある。なお主人公選択方式の再採用は本作を最後に『[[スーパーロボット大戦V]]』まで8年半もの年月が開いている。
 
*これまでの据え置き機作品の中でも驚異的にロードが早く、PS2の性能を限界まで発揮させていると言われている。
 
*これまでの据え置き機作品の中でも驚異的にロードが早く、PS2の性能を限界まで発揮させていると言われている。
 
*シナリオが終盤に行くほどシナリオ間の会話が長くなっていき、終盤には1時間越えのシナリオも散見するほど。以降の作品にはそれらの反省を踏まえ、シナリオ間の会話を短くしている。
 
*シナリオが終盤に行くほどシナリオ間の会話が長くなっていき、終盤には1時間越えのシナリオも散見するほど。以降の作品にはそれらの反省を踏まえ、シナリオ間の会話を短くしている。
123行目: 123行目:     
=== [[主人公]] ===
 
=== [[主人公]] ===
[[主人公]]はセツコ、ランドの2択。排他ではなく選択されなかった方は脇役として登場。
+
[[主人公]]はセツコ、ランドの2択。選択されなかった方は脇役として登場。
    
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
135行目: 135行目:     
;[[セツコ・オハラ]]
 
;[[セツコ・オハラ]]
:女主人公。19歳。[[地球連邦軍]]少尉だが、軍人にしてはやけに気が弱く消極的。自分でも軍人に向いているかどうか疑問に思っているらしい。操縦技術は丁寧で評価が高く、戦技研究班『[[グローリー・スター]]』のパイロットとなる。歴代シリーズを含めても最も不幸な展開を辿るキャラクターになっている。
+
:女主人公。19歳。[[地球連邦軍]]少尉だが、軍人にしてはやけに気が弱く消極的。自分でも軍人に向いているかどうか疑問に思っているらしい。操縦技術は丁寧で評価が高く、戦技研究班「[[グローリー・スター]]」のパイロットとなる。歴代シリーズを含めても最も不幸な展開を辿るキャラクターになっている。
 
;[[ランド・トラビス]]
 
;[[ランド・トラビス]]
:男主人公。27歳の修理屋。『ザ・ヒート』を自称し、それに違わぬ豪放磊落な性格。ただし『ザ・クラッシャー』と陰で呼ばれている、やり過ぎてしまう質の男でもある。しかし見た目とは裏腹に脳みそまで筋肉という訳ではなく、周りの状況をしっかり把握したりする等の冷静な部分も持ち合わせる。
+
:男主人公。27歳の修理屋。「ザ・ヒート」を自称し、それに違わぬ豪放磊落な性格。ただし「ザ・クラッシャー」と陰で呼ばれている、やり過ぎてしまう質の男でもある。しかし見た目とは裏腹に脳みそまで筋肉という訳ではなく、周りの状況をしっかり把握したりする等の冷静な部分も持ち合わせる。
    
=== [[カイメラ]] ===
 
=== [[カイメラ]] ===
10,916

回編集