差分
→DESTINY
;「カガリは、今泣いているんだ!」<br />「こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ! 何故君はそれが分からない! なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって、全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか! 今カガリが守ろうとしているものを!」
;「カガリは、今泣いているんだ!」<br />「こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ! 何故君はそれが分からない! なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって、全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか! 今カガリが守ろうとしているものを!」
:地球連合・[[オーブ軍|オーブ]]の連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際、キラは多くのオーブ軍人が死んでいく事にカガリが泣いている事実を叫び、アスランの[[セイバーガンダム]]を撃墜する。<br/>「オーブでカガリを守る」という自分がやるべき役目を放り出して(ザフト復帰後、カガリにも会って話すつもりだったがオーブに問答無用で追い払われた)、ザフトとしてオーブと戦うアスランに対し、キラが見せた数少ない怒りが現れている言葉といえる。<br/>しかし、政略結婚を阻止する為とはいえ、カガリを強引に連れ出し、また戦闘の介入は戦場を混乱させるだけと忠告を受けた後である為、キラ達も何かを言える立場ではない。とはいえ本人(達)もそのことは分かっており、この前に入るのは正論を展開するアスランに対しての'''「君の言うこともわかるけど、でも」'''というセリフである<br />この後、アスランのセイバーは修復不可能なほど滅多切りにされて大破した。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
:地球連合・[[オーブ軍|オーブ]]の連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際、キラは多くのオーブ軍人が死んでいく事にカガリが泣いている事実を叫び、アスランの[[セイバーガンダム]]を撃墜する。<br/>「オーブでカガリを守る」という自分がやるべき役目を放り出して(ザフト復帰後、カガリにも会って話すつもりだったがオーブに問答無用で追い払われた)、ザフトとしてオーブと戦うアスランに対し、キラが見せた数少ない怒りが現れている言葉といえる。<br/>しかし、政略結婚を阻止する為とはいえ、カガリを強引に連れ出し、また戦闘の介入は戦場を混乱させるだけと忠告を受けた後である為、キラ達も何かを言える立場ではない。とはいえ本人(達)もそのことは分かっており、この前に入るのは正論を展開するアスランに対しての'''「君の言うこともわかるけど、でも」'''というセリフである<br />この後、アスランのセイバーは修復不可能なほど滅多切りにされて大破した。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
:小説版では連合の非を認めながらも、『連合に非があるから、プラントは正しいのか』と突きつけ、更に『正しい戦争などない』と「積極的自衛権の行使」という聞き心地の良い言葉で取り繕っても、『戦争はどこまで行っても戦争』というかつて自分達が得た答えを忘れたアスランへの怒りをアニメ版以上に強くぶつけている。
;「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
;「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
:アスランとの極秘会見にて。DESTINY時代のキラを象徴する曖昧な台詞である。
:アスランとの極秘会見にて。DESTINY時代のキラを象徴する曖昧な台詞である。
;「ラクスはこうだからって決められるのは困る。そうじゃないラクスは要らないとか」<br />「そんな世界は傲慢だよ」
;「ラクスはこうだからって決められるのは困る。そうじゃないラクスは要らないとか」<br />「そんな世界は傲慢だよ」
:ミーアを自分に都合のいいラクスとして利用したデュランダル議長に対するキラのセリフ。最愛の存在であるラクスを、単に殺されそうになったただけでなく、影武者とはいえ政治の道具としてまで扱われた事に対する、キラの静かな怒りとも言える。
:ミーアを自分に都合のいいラクスとして利用したデュランダル議長に対するキラのセリフ。最愛の存在であるラクスを、単に殺されそうになったただけでなく、影武者とはいえ政治の道具としてまで扱われた事に対する、キラの静かな怒りとも言える。
:これはデスティニープランが実行された世界を暗に示しており、人が正に遺伝子という設計図通りに動くロボットになる世界を否定している。極端に述べれば、「MSのパイロットが正しいキラとアスラン」、「デュランダルを支持するのが正しいラクス」という正に個人の意志を剥奪された世界を示し、それを拒めば正しくない、不幸として抹殺する世界である。
:『THE EDGE』ではより正確に「人の欲望が無くなることはない」、「遺伝子で全てを決めるのならその役割に特化したコーディネイターを作り出すことになる』ととデスティニープランを否定する。
;「でも違う!! 命は何にだって一つだ!! だからその命は君だ、彼じゃない!!」
;「でも違う!! 命は何にだって一つだ!! だからその命は君だ、彼じゃない!!」
:クルーゼの分身である事に囚われている[[レイ・ザ・バレル|レイ]]にキラが言い放った台詞。クルーゼと同じくアル・ダ・フラガの遺伝子から生み出されたレイが、デュランダルの意図で「もう一人のクルーゼ」であろうとしている事に気付いたキラは、あくまでもレイとクルーゼが別人である事を叫んだ。
:クルーゼの分身である事に囚われている[[レイ・ザ・バレル|レイ]]にキラが言い放った台詞。クルーゼと同じくアル・ダ・フラガの遺伝子から生み出されたレイが、デュランダルの意図で「もう一人のクルーゼ」であろうとしている事に気付いたキラは、あくまでもレイとクルーゼが別人である事を叫んだ。
:これは、かつてのクルーゼとの戦いで、その狂気を完全否定できず曖昧な反論しかできなったキラがようやく返した答えでもある。原作ではこの発言にレイは動揺してしまい、それが敗因となるのだが、[[L]]においては、逆にレイのキラに対する嫉妬が爆発する形でこの台詞を否定されてしまう。
:これは、かつてのクルーゼとの戦いで、その狂気を完全否定できず曖昧な反論しかできなったキラがようやく返した答えでもある。原作ではこの発言にレイは動揺してしまい、それが敗因となるのだが、[[L]]においては、逆にレイのキラに対する嫉妬が爆発する形でこの台詞を否定されてしまう。
;「傲慢なのは貴方だ! 僕はただの一人の人間…この世界で生きる一人の人間だ! どこもみんなと変わらない! ラクスだって! でも…だから、貴方を討たなきゃならないんだ! それを知っているから!」
;「傲慢なのは貴方だ! 僕はただの一人の人間…この世界で生きる一人の人間だ! どこもみんなと変わらない! ラクスだって! でも…だから、貴方を討たなきゃならないんだ! それを知っているから!」
:最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。非人道的な手段で生み出された [[スーパーコーディネイター]]や高いカリスマを備えたラクスを「選ばれた存在」としているデュランダルの歪んだ理想を認めれば、クルーゼやレイの様な大人の勝手な都合で生み出された犠牲者が増え続けてしまう事を十分に知っていたキラは、自身やラクスがどこにでもいる一人の人間であると信じ、「特別な存在」という枠の中へ勝手に押し込めようとするデュランダルを「傲慢」として真っ向から否定した。
:最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。非人道的な手段で生み出された [[スーパーコーディネイター]]や高いカリスマを備えたラクスを「選ばれた存在」としているデュランダルの歪んだ理想を認めれば、クルーゼやレイの様な人間の勝手な都合で生み出された犠牲者が増え続けてしまう事を十分に知っていたキラは、自身やラクスがどこにでもいる一人の人間であると信じ、「特別な存在」という枠の中へ勝手に押し込めようとするデュランダルを「傲慢」として真っ向から否定した。
;「覚悟はある……僕は戦う!」
;「覚悟はある……僕は戦う!」
:最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。デスティニー・プランを否定する選択を取った事で、それによって生じ得る新たな問題と向き合い、罪を背負って戦う事を決意したキラの意志を表す言葉といえる。
:最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。デスティニー・プランを否定する選択を取った事で、それによって生じ得る新たな問題と向き合い、罪を背負って戦う事を決意したキラの意志を表す言葉といえる。