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| | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] |
| *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムUC}} | | *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムUC}} |
| + | | デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}} |
| + | | 初登場SRW = [[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
| + | }} |
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| + | {{登場メカ概要 |
| + | | タイトル = スペック |
| | 分類 = [[分類::可変モビルスーツ]] | | | 分類 = [[分類::可変モビルスーツ]] |
| + | | 生産形態 = [[量産機]] |
| | 型式番号 = [[型式番号::D-50C]] | | | 型式番号 = [[型式番号::D-50C]] |
| | 全長 = [[全長::12.2 m]] | | | 全長 = [[全長::12.2 m]] |
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| *8名(兵員室) | | *8名(兵員室) |
| | 主なパイロット = [[パイロット::ダグザ・マックール]] | | | 主なパイロット = [[パイロット::ダグザ・マックール]] |
− | | デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
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| }} | | }} |
− | | + | '''ロト'''は『[[機動戦士ガンダムUC]]』の[[登場メカ]]。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[地球連邦軍]]の[[可変モビルスーツ|可変MS]]。 | + | [[地球連邦軍]]の[[可変モビルスーツ|可変MS]]。戦車型に変形する。 |
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− | 某RPGの[[勇者]]の方で印象深い名だが、原典は旧約聖書の人物である。
| + | 連邦軍から「特殊部隊用の兵員輸送・指揮通信車を兼ねたMS」と言う依頼を受けた海軍戦略研究所([[サナリィ]])によって開発された。 |
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− | === 機体概要 ===
| + | サナリィが新たに開発した超小型熱核反応炉(出力は[[ザク]]と同レベルだとか)を搭載しており、主力MS[[ジェガン]]が20mの時代に12mと群を抜いて小型なのが特徴。それどころか[[F90]]以降に主流となった小型MS(15m)と比べても小さい。 |
− | 海軍戦略研究所([[サナリィ]])によって開発された。
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− | サナリィが新たに開発した超小型熱核反応炉を搭載しており、この時期のMSとしては群を抜いて小型なのが特徴。
| + | 指揮通信車である事から小型MSでありながらも運用には車長、操縦手、通信士の3名が必要。兵員輸送車なので完全武装した歩兵1部隊分の座席も用意されている。 |
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− | 腕の先はボックスランチャーが直付けになっておりマニュピレータはない。固定兵装はビームバーナーのみで、あとはオプションである。
| + | 超小型機に変形機能と多数の座席を搭載した代償として、装甲は歩兵用火器を防げる程度と言う紙装甲。ただし開発経緯からして敵MSと正面対決する事自体が間違いなので問題視はされていない。あくまでも特殊部隊が[[白兵戦]]・潜入工作をする際の支援が目的の機体であり、対MS戦なら不意打ちが専門。 |
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− | 特殊部隊の扱うMSということで兵員輸送車・指揮通信車としての能力を持ち、多人数が乗り込むことを前提に設計されている。特殊任務・[[白兵戦]]のツールの一つと言った趣が強い。
| + | デザイン、変形機構共に『[[機動戦士ガンダムF91]]』に登場するガンタンクR-44と共通点が多い(R-44は10mと更に小型だが兵員輸送能力が無い)。 |
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− | デザイン、変形機構に『[[機動戦士ガンダムF91|F91]]』に登場するガンタンクR-44と共通点が多い。本機のデータは後の小型[[モビルスーツ|MS]]開発に活かされたとされる。
| + | 本機のデータは後の小型[[モビルスーツ|MS]]開発に活かされたとされる。 |
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| ==== 戦車形態 ==== | | ==== 戦車形態 ==== |
− | キャタピラ式の戦車に変形可能。
| + | キャタピラ式の戦車に変形可能。U.C.0096の時点で配備されていた本機の変形機構が、U.C.0107頃に開発されたガンタンクR-44でもそっくりそのまま採用されていることからも分かる通り、シンプルで完成された変形機構だと言えるだろう。 |
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| === 劇中での活躍 === | | === 劇中での活躍 === |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | :初登場作品。戦車形態への変形はない。第24話A/第25話Bから2段階改造済みで加入する。修理装置、MSとしては高い耐久力、優秀なアシスト武器とスーパー系サブにうってつけの機体。 | + | :初登場作品。戦車形態への変形はない。第24話A/第25話Bから2段階改造済みで加入する。修理装置、(タンク型だからと誤解されたのか)MSとしては高い耐久力、優秀なアシスト武器とスーパー系サブにうってつけの機体。 |
− | :ミサイルランチャーは攻撃力3100・射程1~6・弾数16・地形適応全Aの実弾兵器。アシスト攻撃で安定したダメージを期待できる。ただし、機体の宇宙適応がBである点に注意。 | + | :ミサイルランチャーは攻撃力3100・射程1~6・弾数16・地形適応全Aの実弾兵器。アシスト攻撃で安定したダメージを期待できる。ただし、戦車型故に宇宙適応がBである点には注意。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :残念ながら、ダグザが前作で死亡した正史となった為、本機は最初から搭乗者無しの状態で登録済み。 | + | :残念ながら、ダグザは前作で死亡したのが正史となった為、本機は最初から搭乗者無しの状態で登録済み。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| ==== 固定武装 ==== | | ==== 固定武装 ==== |
| ;ビームバーナー | | ;ビームバーナー |
− | :両腕に装備した小型ビームサーベル。主に工作用に用いられるが、攻撃にも使用可能。 | + | :ビームを直接照射するバーナーで、両腕に装備されている。歩兵部隊の突入口を開くために扉などを切り開くのがメインの用途だが、当然戦闘にも使用可能。 |
| + | :ビームサーベルとは違い[[Iフィールド]]で覆われていないので、ビームサーベルとの鍔競り合い([[切り払い]])は設定時点で不可能と思われる。 |
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| ==== オプション装備 ==== | | ==== オプション装備 ==== |
| ;ミサイルランチャー | | ;ミサイルランチャー |
− | :両腕に装備可能。ボックス型ランチャー。 | + | :両腕に直付けされており、本機にマニピュレーターは存在しない。内部は4つのユニットに区切られており、3連装マイクロミサイルユニットか単発式大型ミサイルユニットのどちらかを装備できる。基本はマイクロミサイルユニットを装備。 |
− | :[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]では優秀なアシスト武器。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』では優秀なアシスト武器。 |
| ;機銃 | | ;機銃 |
− | :肩部に装備可能。他のMSでのバルカン扱いの武装。 | + | :基本的に右肩部に装備。 |
− | ;サーチライト
| + | :本来は対車両用なので25mmと小口径だが、ガンダムの60mm頭部バルカンより大きく見える。 |
− | :肩部に装備可能。機銃とセットで装備される。 | + | :ゲーム上は通常型MSの頭部バルカンと同じ扱い。 |
| ;200mm滑腔砲(ロングキャノン) | | ;200mm滑腔砲(ロングキャノン) |
− | :胴体上部に装備可能。 | + | :胴体上部に2門まで装備可能な対MS用兵器。何気にガンタンクの120mmキャノン砲より口径が大きい。 |
| ;4連メガ・マシン・キャノン | | ;4連メガ・マシン・キャノン |
− | :胴体上部に装備可能。 | + | :ロングキャノンの代わりに胴体上部に装備可能。設定上はこちらの方が通常型MSの頭部バルカンに近い性能である。 |
| + | ;サーチライト |
| + | :左肩に装備される、いかにもな歩兵支援用装備。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| === [[サイズ]] === | | === [[サイズ]] === |
| ;M | | ;M |
− | :小型MSという設定であるが、流石にSサイズではない。 | + | :小型MSという設定だがそれでも10m以上あるので、スパロボ基準だとSサイズ扱いはされない。 |
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| === カスタムボーナス === | | === カスタムボーナス === |
| ;修理によるHP回復量が2.0倍になる | | ;修理によるHP回復量が2.0倍になる |
− | :[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]で採用。[[修理スキル]]と併せれば、大ダメージでさえも一度に回復できるようになる。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』で採用。[[修理スキル]]と併せれば、大ダメージでさえも一度に回復できるようになる。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
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| :『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』(未参戦)で登場。ロトを[[アナハイム・エレクトロニクス]]が大規模改修した機体で、性能面で原型機を大幅に超えた魔改造を施している。 | | :『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』(未参戦)で登場。ロトを[[アナハイム・エレクトロニクス]]が大規模改修した機体で、性能面で原型機を大幅に超えた魔改造を施している。 |
| ;ガンタンクR-44 | | ;ガンタンクR-44 |
− | :[[機動戦士ガンダムF91|30年ほど後]]に登場する系列機体(デザイン的には逆算)。SRW未登場。 | + | :[[機動戦士ガンダムF91]]に登場する系列機。F50Dというフォーミュラ計画で開発された機体の改修機をMS博物館を営むロイが私的に所有していた機体。 |
| + | :ガンタンクR-44という名前自体「所有者のロイが44歳の時に入手した」という意味であるとされており、連邦軍の正式採用機ではないと言う説が強い。 |
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| + | == 余談 == |
| + | *「ロト」とはドラゴンクエストシリーズの[[勇者]]の方で印象深い名だが、原典は旧約聖書の人物である。 |
| + | **なお[[SDガンダム外伝]]では案の定ネタにされ、DQシリーズのキャラクターに良く似た衣装を纏った6人組'''「勇者ロト6」'''として登場した。彼らは「自称勇者なおじさん冒険者」という設定で、MSロト+DQの勇者ロト+宝くじの「LOTO6」に加えて『ファイナルファンタジー3』の自称勇者なじいさん4人組の設定まで盛り込んでいるごった煮具合である。 |
| + | ***後に1人増えて'''「勇者ロト7」'''になった。ネーミングは宝くじの「LOTO7」から。なおイラストでは1人戦闘不能になっており、'''戦車形態をアレンジした棺桶に入っている'''。とことんDQリスペクト。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
− | *同世代のMSより二回りも小さい機体であるため、ガンプラは1箱2機セットでの販売となった。もちろん2機とも完全変形である。 | + | *同世代のMSより二回りも小さい機体であるため、1/144ガンプラは1箱2機セットでの販売となった。もちろん2機とも完全変形である。 |
| + | **余談だがR-44の方は2017年現在、1/100でしか発売されていないので1機売りである |
| <amazon>B0032ZD5QQ</amazon> | | <amazon>B0032ZD5QQ</amazon> |
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