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'''同名の機体はヤマトシリーズ作品のいずれにも登場するが、当記事では『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』のものを解説する。'''
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'''ヤマト'''は『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』の登場メカ。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前に[[イスカンダル]]から「次元波動エンジン」の技術供与を受け「ヤマト計画」へ移行、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。
 
元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前に[[イスカンダル]]から「次元波動エンジン」の技術供与を受け「ヤマト計画」へ移行、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。
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[[大ガミラス帝星|ガミラス]]による発見を避けるため、遊星爆弾によって[[海]]が干上がった[[日本]]の九州・坊ノ岬沖において第二次世界大戦末期の西暦1945年(昭和20年)に爆沈していた旧日本海軍の戦艦「大和」の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲三式融合弾で撃墜し、出航前に初戦果を挙げている。
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[[大ガミラス帝星|ガミラス]]による発見を避けるため、遊星爆弾によって[[海]]が干上がった[[日本]]の九州・坊ノ岬沖において第二次世界大戦末期の西暦1945年(昭和20年)に爆沈していた旧日本海軍の戦艦「大和」の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲三式融合弾で撃墜し、出航前に初戦果を挙げている。旧作と違い指揮統率は主に第一艦橋(光学艦橋)にて行われるが、激戦が予想される場合は航海用員以外は第二艦橋(CIC)にて行うようになっている。それに伴いメイン・サブコンピューターによる指揮補助、ネットワークデータリンク能力が付与されている。
旧作と違い指揮統率は主に第一艦橋(光学艦橋)にて行われるが、激戦が予想される場合は航海用員以外は第二艦橋(CIC)にて行うようになっている。それに伴いメイン・サブコンピューターによる指揮補助、ネットワークデータリンク能力が付与されている。
      
メインエンジンはイスカンダルからもたらされた技術を用いて製造された波動エンジンを使用。波動コアと呼ばれる装置を核として動いており、起動には大量の電力が必要となる。地球を発つ際には世界中から電力供給を受けることでようやく起動した。ワープシステムや波動砲の動力でもあるが、未知の技術ゆえ何が起きるか解らないところがあり、ワープの初使用時にはオーバーヒートを起こし、波動砲の試射時には'''エンジンの一部が溶けかかる'''という事態を招いている。ただこれはオーバーヒートしたエンジンを突貫修理した直後に波動砲発射という、エンジンに最大の負荷がかかる運用を連続でやったせいとも考えられ、その後はある程度解析が済んだのかエンジントラブルは見られなくなった。
 
メインエンジンはイスカンダルからもたらされた技術を用いて製造された波動エンジンを使用。波動コアと呼ばれる装置を核として動いており、起動には大量の電力が必要となる。地球を発つ際には世界中から電力供給を受けることでようやく起動した。ワープシステムや波動砲の動力でもあるが、未知の技術ゆえ何が起きるか解らないところがあり、ワープの初使用時にはオーバーヒートを起こし、波動砲の試射時には'''エンジンの一部が溶けかかる'''という事態を招いている。ただこれはオーバーヒートしたエンジンを突貫修理した直後に波動砲発射という、エンジンに最大の負荷がかかる運用を連続でやったせいとも考えられ、その後はある程度解析が済んだのかエンジントラブルは見られなくなった。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
:初登場作品。『'''宇宙戦艦ヤマト'''』名義で登場。通常版・限定版共にパッケージイラストに描かれており、通常版では[[ナデシコC]]と並んで描かれる。
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:初登場作品。「'''宇宙戦艦ヤマト'''」名義で登場。通常版・限定版共にパッケージイラストに描かれており、通常版では[[ナデシコC]]と並んで描かれる。
 
:加入は第1話終了時で、[[沖田十三|沖田]]がメイン、[[真田志郎|真田]]・[[古代進|古代]]・[[島大介|島]]の3人がサブパイロットを務める。
 
:加入は第1話終了時で、[[沖田十三|沖田]]がメイン、[[真田志郎|真田]]・[[古代進|古代]]・[[島大介|島]]の3人がサブパイロットを務める。
 
:スーパーロボット並みの超火力・波動障壁・宇宙適応Sに加え、カスタムボーナス各種で強化パーツスロット4個搭載可能と隙の無い性能を誇る。欠点は戦艦故に終盤近くに追加される「突撃戦法」までP兵器が貧弱な点。無改造でも十分強力なので序盤から改造してしまうと撃墜数を奪いかねない点にも注意。
 
:スーパーロボット並みの超火力・波動障壁・宇宙適応Sに加え、カスタムボーナス各種で強化パーツスロット4個搭載可能と隙の無い性能を誇る。欠点は戦艦故に終盤近くに追加される「突撃戦法」までP兵器が貧弱な点。無改造でも十分強力なので序盤から改造してしまうと撃墜数を奪いかねない点にも注意。
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:ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時のやり取り<ref>特に、'''「エネルギー充填120%完了!」「対ショック・対閃光防御!」'''等の台詞が有名。</ref>もまた、有名である。
 
:ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時のやり取り<ref>特に、'''「エネルギー充填120%完了!」「対ショック・対閃光防御!」'''等の台詞が有名。</ref>もまた、有名である。
 
:旧作におけるヤマトの波動砲との最も大きな違いとして、『2199』では「'''最終兵器'''」という側面が特に強調され、自衛のために止むを得ない時以外は決して使ってはならない禁忌として扱われている<ref>旧作、『2199』共に使用した回数は5発だけだが、旧作では敵を倒すための兵器として積極的に使用している。特にガミラス本星での使用目的は『2199』とは真逆となっている。</ref>。旧作、『2199』共に[[木星]]での戦闘にて初めて使用した際には[[オーストラリア]]大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力で乗員に大きな衝撃を与え、終盤ではイスカンダルにも「波動エンジンを兵器に転用したことは倫理的に許されることではない」と地球への不信を招いた。
 
:旧作におけるヤマトの波動砲との最も大きな違いとして、『2199』では「'''最終兵器'''」という側面が特に強調され、自衛のために止むを得ない時以外は決して使ってはならない禁忌として扱われている<ref>旧作、『2199』共に使用した回数は5発だけだが、旧作では敵を倒すための兵器として積極的に使用している。特にガミラス本星での使用目的は『2199』とは真逆となっている。</ref>。旧作、『2199』共に[[木星]]での戦闘にて初めて使用した際には[[オーストラリア]]大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力で乗員に大きな衝撃を与え、終盤ではイスカンダルにも「波動エンジンを兵器に転用したことは倫理的に許されることではない」と地球への不信を招いた。
:後世のあらゆる作品にジャンルの垣根を超えて多大な影響を与えたギミックであり、艦首部分に主砲・副砲と異なる「'''必殺砲'''」が搭載された[[戦艦]]は枚挙にいとまがない。ロボットアニメの[[母艦]]に限定しても[[アークエンジェル|ローエングリン]]に[[ミネルバ|タンホイザー]]に[[マクロス|マクロスキャノン]]、[[ナデシコ|グラビティブラスト]]に[[ゴラオン|オーラノバ砲]]、[[ネェル・アーガマ|ハイパーメガ粒子砲]]など探せばいくらでも出てくるほど<ref>[[ゴラオン]]のオーラノバ砲に至っては、[[旧シリーズ]]の[[ロボット大図鑑]]にて「まるで波○砲である」とネタにされている。</ref>。[[バンプレストオリジナル]]では[[ハガネ|あの艦]]の最強武器の演出がどこからどう見ても旧作ヤマトのオマージュである。
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:後世のあらゆる作品にジャンルの垣根を超えて多大な影響を与えたギミックであり、艦首部分に主砲・副砲と異なる「'''必殺砲'''」が搭載された[[戦艦]]は枚挙にいとまがない。ロボットアニメの[[母艦]]に限定しても[[アークエンジェル|ローエングリン]]に[[ミネルバ|タンホイザー]]に[[マクロス|マクロスキャノン]]、[[ナデシコ|グラビティブラスト]]に[[ゴラオン|オーラノバ砲]]、[[ネェル・アーガマ|ハイパーメガ粒子砲]]など探せばいくらでも出てくるほど<ref>[[ゴラオン]]のオーラノバ砲に至っては、[[旧シリーズ]]の[[ロボット大図鑑]]にて「まるで波○砲である」とネタにされている。</ref>。[[バンプレストオリジナル]]では[[ハガネ]]の最強武器の演出がどこからどう見ても旧作ヤマトのオマージュである。
 
:発射前に長大な発射シークエンスが必要となるだけでなく、発射後もエネルギー漏れやエンジンの不調等のトラブルが発生する「ハイリスク・ハイリターンな兵器」、'''所謂「ロマン砲」の開祖'''でもあり、このコンセプトは艦艇のみならずロボットにも受け継がれている。
 
:発射前に長大な発射シークエンスが必要となるだけでなく、発射後もエネルギー漏れやエンジンの不調等のトラブルが発生する「ハイリスク・ハイリターンな兵器」、'''所謂「ロマン砲」の開祖'''でもあり、このコンセプトは艦艇のみならずロボットにも受け継がれている。
:『V』においては「波動砲」名義で実装。実際に使えるのは2ステージだけだが、'''EN250消費'''と言う莫大なリスク<ref>この消費ENは2018年現在'''固定数値では'''最高値である</ref>と引き換えに攻撃力は'''初期値8700'''という凄まじい性能を誇る。なお、通常武器の波動砲とマップ兵器の波動砲がそれぞれ別々の武器として用意されており、マップ兵器版はイベントで何度か使われる。第47話での使用が困難ルート解禁条件の一つなので、1度は使用しておこう。
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:『V』においては「波動砲」名義で実装。使えるのは2ステージだけだが、'''EN250消費'''という莫大なリスク<ref>この消費ENは2018年現在'''固定数値では'''最高値である</ref>と引き換えに攻撃力は'''初期値8700'''という凄まじい性能を誇る。なお、通常武器の波動砲とマップ兵器の波動砲がそれぞれ別々の武器として用意されており、マップ兵器版はイベントで何度か使われる。第47話での使用が困難ルート解禁条件の一つなので、1度は使用しておこう。
 
;次元波動振幅防御壁(波動防壁)
 
;次元波動振幅防御壁(波動防壁)
 
:次元波動理論を応用した[[エネルギーフィールド]]。ガミラス側にも「ゲシュタム・フィールド」という名称で存在する。「20分程度しか展開できず、耐圧限界点を超えると突破されてしまう」といった弱点を持つが、ガミラス艦の陽電子ビームにも充分耐えることが可能。
 
:次元波動理論を応用した[[エネルギーフィールド]]。ガミラス側にも「ゲシュタム・フィールド」という名称で存在する。「20分程度しか展開できず、耐圧限界点を超えると突破されてしまう」といった弱点を持つが、ガミラス艦の陽電子ビームにも充分耐えることが可能。
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