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| このマジンカイザーには「'''魔'''」「'''神'''」「'''Z'''」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は「マジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種の[[マジンパワー]]と推測されている。実際『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。 | | このマジンカイザーには「'''魔'''」「'''神'''」「'''Z'''」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は「マジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種の[[マジンパワー]]と推測されている。実際『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。 |
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− | [[人類補完計画]]発動中の[[冬月コウゾウ]]の推測から、製作者である兜十蔵博士が何者かの魂を機体に定着させている事が窺える(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から十蔵本人の魂の可能性もある)。なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、[[アンソロジーコミック]]では[[真ゲッターロボ]]と共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。 | + | [[人類補完計画]]発動中の[[冬月コウゾウ]]の推測から、製作者である兜十蔵博士が何者かの魂を機体に定着させている事が窺える(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から十蔵本人の魂の可能性もある)。なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、[[アンソロジーコミック]]では[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]と共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。 |
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| ここからはテーマである「マジンカイザー」がついた。また、『α外伝』までは『F完結編』同様に手足が青色だったが、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』からはOVA版の黒色に変更され、ギガントミサイル(ギガスミサイル)もOVA版に変更された。 | | ここからはテーマである「マジンカイザー」がついた。また、『α外伝』までは『F完結編』同様に手足が青色だったが、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』からはOVA版の黒色に変更され、ギガントミサイル(ギガスミサイル)もOVA版に変更された。 |
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| :従来のシリーズと無関係な独立した物語である。 | | :従来のシリーズと無関係な独立した物語である。 |
| ;マジンカイザー対真ゲッターロボ | | ;マジンカイザー対真ゲッターロボ |
− | :マジンガーZとグレートマジンガーの両方の光子力エンジンを搭載する事で、[[ゲッター線]]を融合させた[[光子力エネルギー]]の無尽蔵なパワーを制御する事が可能になったという設定になっている。[[真ゲッターロボ]]と共闘して[[光波獣ピクドロン]]の大軍団や[[メカギルギルガン]]を粉砕した。また真ゲッターロボの枯渇寸前だったゲッター線を、離れた場所から波動の形で[[補給]]している。 | + | :マジンガーZとグレートマジンガーの両方の光子力エンジンを搭載する事で、[[ゲッター線]]を融合させた[[光子力エネルギー]]の無尽蔵なパワーを制御する事が可能になったという設定になっている。[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]と共闘して[[光波獣ピクドロン]]の大軍団や[[メカギルギルガン]]を粉砕した。また真ゲッターロボの枯渇寸前だったゲッター線を、離れた場所から波動の形で[[補給]]している。 |
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| === 誕生経緯 === | | === 誕生経緯 === |
| ウィンキーソフト製作時代、[[マジンガーZ]]をはじめとするマジンガー系ユニットは序盤こそ活躍するが、後半に差し掛かってくると性能不足に陥ってしまうなどファンからその不甲斐なさが指摘されていた。また『[[UFOロボ グレンダイザー]]』が『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』でのフルボイス化の影響で参戦不可となり (主人公の声優を務める富山敬氏が入院、後に亡くなられたため) 、グレンダイザー参戦によるマジンガー勢の強化も不可能となった。 | | ウィンキーソフト製作時代、[[マジンガーZ]]をはじめとするマジンガー系ユニットは序盤こそ活躍するが、後半に差し掛かってくると性能不足に陥ってしまうなどファンからその不甲斐なさが指摘されていた。また『[[UFOロボ グレンダイザー]]』が『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』でのフルボイス化の影響で参戦不可となり (主人公の声優を務める富山敬氏が入院、後に亡くなられたため) 、グレンダイザー参戦によるマジンガー勢の強化も不可能となった。 |
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− | マジンガーチームを強化するためバンプレスト関係者の下した結論は、マジンガーチームの能力底上げと、同じダイナミックプロ原作の『[[ゲッターロボ]]』の最強最終ロボ「[[真ゲッターロボ]]」との対比、そして現代的な「主人公が最終後継機に乗り換える」という発想を取り入れることであった。そして生み出されたのがマジンカイザーである。その設定にはダイナミックプロで生み出された小説・漫画・アニメなどが流用されている。 | + | マジンガーチームを強化するためバンプレスト関係者の下した結論は、マジンガーチームの能力底上げと、同じダイナミックプロ原作の『[[ゲッターロボ]]』の最強最終ロボ「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」との対比、そして現代的な「主人公が最終後継機に乗り換える」という発想を取り入れることであった。そして生み出されたのがマジンカイザーである。その設定にはダイナミックプロで生み出された小説・漫画・アニメなどが流用されている。 |
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| デザインと主題歌歌詞は永井豪、主題歌作曲を渡辺宙明が担当して、それを水木一郎が熱唱。原作者設定のオリジナルロボットとしては豪勢な作りで、『[[スーパーロボット大戦α]]』にてお披露目となった。 | | デザインと主題歌歌詞は永井豪、主題歌作曲を渡辺宙明が担当して、それを水木一郎が熱唱。原作者設定のオリジナルロボットとしては豪勢な作りで、『[[スーパーロボット大戦α]]』にてお披露目となった。 |
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| ;[[スーパーロボット大戦α]] | | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | :前述の設定で登場。今回から[[BGM]]が「マジンカイザー」になる。[[Dr.ヘル]]が[[量産型グレートマジンガー]]を[[光子力研究所]]に差し向けた際に魔モードが発動して起動。EVAシナリオの「Air」では、[[人類補完計画]]に反応して[[ソロモン]]から[[真ゲッターロボ|真ゲッター]]・[[ライディーン]]・[[主人公]]機・そして本機が宇宙から駆けつけると言う見せ場がある。F同様に[[HP回復]](小)を持っている。ちなみに、[[改造]]はZから引継ぎのためZを改造していても安心である。 | + | :前述の設定で登場。今回から[[BGM]]が「マジンカイザー」になる。[[Dr.ヘル]]が[[量産型グレートマジンガー]]を[[光子力研究所]]に差し向けた際に魔モードが発動して起動。EVAシナリオの「Air」では、[[人類補完計画]]に反応して[[ソロモン]]から[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッター]]・[[ライディーン]]・[[主人公]]機・そして本機が宇宙から駆けつけると言う見せ場がある。F同様に[[HP回復]](小)を持っている。ちなみに、[[改造]]はZから引継ぎのためZを改造していても安心である。 |
| :[[ゴラオン]]ルートでのみ強化型Zとの2択となるが、今回は距離補正の関係も有り、通常戦闘能力、最大火力共に強化型Zが上回るため、かなり不利。こちらはHP回復と一部EVAシナリオに参加できるのが利点。 | | :[[ゴラオン]]ルートでのみ強化型Zとの2択となるが、今回は距離補正の関係も有り、通常戦闘能力、最大火力共に強化型Zが上回るため、かなり不利。こちらはHP回復と一部EVAシナリオに参加できるのが利点。 |
| :カイザーパイルダーに分離可能。 | | :カイザーパイルダーに分離可能。 |
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| :本作から、カイザースクランダー追加後にスクランダーブーメランが使用可能。カイザーブレードは両肩部から取り出すようになり、スパロボ設定時代に近くなった。胸部から引き出す剣での攻撃はファイナルカイザーブレードに名称変更(台詞中では単に「カイザーブレード」のまま)。攻撃力と[[装甲]]は絶大だが、[[EN]]消費の激しい武器ばかりなのが問題。今作で特に重要となるコンボ武器がENをごっそり食うのでENは最優先で改造しておきたい。とはいえZから改造段階を引き継ぐので、序盤から改造しておけばそこまでは気にならない、不安ならZの強化パーツ2スロット目にパワーエクステンダーを入れておこう。ルストトルネードは最終的に自軍機体で唯一装甲ダウンの追加効果が付随する武器となる。相手の装甲を30%もダウンさせるが、ダメージソースとしてトップクラスの能力を有すマジンカイザーに使わせるのは少々勿体無い。[[援護攻撃]]として発動させよう。[[合体攻撃]]まで含めると、本作の中では唯一武装が3ページ目に突入する。 | | :本作から、カイザースクランダー追加後にスクランダーブーメランが使用可能。カイザーブレードは両肩部から取り出すようになり、スパロボ設定時代に近くなった。胸部から引き出す剣での攻撃はファイナルカイザーブレードに名称変更(台詞中では単に「カイザーブレード」のまま)。攻撃力と[[装甲]]は絶大だが、[[EN]]消費の激しい武器ばかりなのが問題。今作で特に重要となるコンボ武器がENをごっそり食うのでENは最優先で改造しておきたい。とはいえZから改造段階を引き継ぐので、序盤から改造しておけばそこまでは気にならない、不安ならZの強化パーツ2スロット目にパワーエクステンダーを入れておこう。ルストトルネードは最終的に自軍機体で唯一装甲ダウンの追加効果が付随する武器となる。相手の装甲を30%もダウンさせるが、ダメージソースとしてトップクラスの能力を有すマジンカイザーに使わせるのは少々勿体無い。[[援護攻撃]]として発動させよう。[[合体攻撃]]まで含めると、本作の中では唯一武装が3ページ目に突入する。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :原作通りホバーパイルダーが格納庫へ向かい甲児がカイザーを発見、乗りこなせずに暴走するが、これが[[真ゲッターロボ|真・ゲッター]]起動の条件だったため止められる。その後正気に戻ってすぐ、鉄也のグレートと共に[[飛行要塞グール|グール]]にダブルバーニングファイヤーを放つ。[[あしゅらマジンガー]]とも正気の状態で戦える。 | + | :原作通りホバーパイルダーが格納庫へ向かい甲児がカイザーを発見、乗りこなせずに暴走するが、これが[[真ゲッターロボ (ロボット)|真・ゲッター]]起動の条件だったため止められる。その後正気に戻ってすぐ、鉄也のグレートと共に[[飛行要塞グール|グール]]にダブルバーニングファイヤーを放つ。[[あしゅらマジンガー]]とも正気の状態で戦える。 |
− | :[[林水敦信]]に言いくるめられ、[[陣代高校]]文化祭のために[[真ゲッターロボ|真ゲッター]]と本機を用意したこともあった。 | + | :[[林水敦信]]に言いくるめられ、[[陣代高校]]文化祭のために[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッター]]と本機を用意したこともあった。 |
| :2部では整備中でZに出番を譲っていたが、甲児のミスで[[ミケーネ帝国]]に強奪され、その後奪い返して再合流。暗黒大将軍との決戦でカイザーノヴァ・ダイナミックダブルインパクト・[[ファイナルダイナミックスペシャル]]が解禁される。 | | :2部では整備中でZに出番を譲っていたが、甲児のミスで[[ミケーネ帝国]]に強奪され、その後奪い返して再合流。暗黒大将軍との決戦でカイザーノヴァ・ダイナミックダブルインパクト・[[ファイナルダイナミックスペシャル]]が解禁される。 |
| :ターボスマッシャーパンチのEN消費が無くなり、Jより継戦能力が格段に増した。またルストトルネードの有用性も健在。但し甲児は援護攻撃を習得しない為補強は必須。 | | :ターボスマッシャーパンチのEN消費が無くなり、Jより継戦能力が格段に増した。またルストトルネードの有用性も健在。但し甲児は援護攻撃を習得しない為補強は必須。 |
306行目: |
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| ;胸のZに秘めた約束 | | ;胸のZに秘めた約束 |
− | :『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」より。さやか達を逃がすために[[ゴーゴン大公]]の軍団を前に孤軍奮闘する甲児。だが、[[真ゲッターロボ]]を奪った[[バット将軍]]の一撃で追い込まれ、囚われの身となってしまう。甲児の窮地に、グレートマジンガーは鉄也の意志に構わずエマージェンシープログラムを起動させ、MCコードのロックを解除する。急速に上昇する光子力エネルギー、[[マウンテンサイクル|ロストマウンテン]]の一箇所へと導かれる甲児。そこに眠っていたのは究極のマジンガー…マジンカイザー。幾千幾万の時の中、本来の搭乗者を待ち続けた魔神皇帝が、共に素晴らしき未来を掴むため、再び友のために立ち上がる。 | + | :『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」より。さやか達を逃がすために[[ゴーゴン大公]]の軍団を前に孤軍奮闘する甲児。だが、[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を奪った[[バット将軍]]の一撃で追い込まれ、囚われの身となってしまう。甲児の窮地に、グレートマジンガーは鉄也の意志に構わずエマージェンシープログラムを起動させ、MCコードのロックを解除する。急速に上昇する光子力エネルギー、[[マウンテンサイクル|ロストマウンテン]]の一箇所へと導かれる甲児。そこに眠っていたのは究極のマジンガー…マジンカイザー。幾千幾万の時の中、本来の搭乗者を待ち続けた魔神皇帝が、共に素晴らしき未来を掴むため、再び友のために立ち上がる。 |
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| ;空を走る勝利の使者 | | ;空を走る勝利の使者 |