差分

サイズ変更なし 、 2018年2月17日 (土) 18:55
編集の要約なし
20行目: 20行目:  
元々はごく普通の少年であったが、学園都市で得た能力が絶大であったために周囲の人間を多数傷付ける悲惨な事故を起こして以来、同じようなことになることを恐れて他者を避けるようになってしまった。更にはその後も能力で忌み嫌われたり、暗部の汚れ仕事でたらい回しにされたり、一方通行の力に魅了された研究員らに過酷なモルモット扱いを受けたためにますます歪み、ついには近付く人間に問答無用で敵意を向けるほどにまでなってしまった。その状況に辟易してはいるが、最早どうしようもないと諦めてしまっている。
 
元々はごく普通の少年であったが、学園都市で得た能力が絶大であったために周囲の人間を多数傷付ける悲惨な事故を起こして以来、同じようなことになることを恐れて他者を避けるようになってしまった。更にはその後も能力で忌み嫌われたり、暗部の汚れ仕事でたらい回しにされたり、一方通行の力に魅了された研究員らに過酷なモルモット扱いを受けたためにますます歪み、ついには近付く人間に問答無用で敵意を向けるほどにまでなってしまった。その状況に辟易してはいるが、最早どうしようもないと諦めてしまっている。
   −
当初は学園都市側の意向に従い「絶対能力進化実験」に参加、未だ前例がない最高の絶対能力者「レベル6」に自分がなれば、今の状況を打開できるかもしれないと考えてのことであった。その一環として、元の開発計画が凍結されてお払い箱状態になっていた御坂美琴のクローンである「妹達(シスターズ)」を相手に実戦訓練を行い、2万人のシスターズの内実に1万人を殺害、計画進行のために容赦なく始末していった。しかし、その過程でシスターズと邂逅した御坂美琴や上条当麻による介入を受け、美琴は難なく打ち破ったものの、当麻には自慢の絶対防御を無効化され、肉体の脆弱さを突かれる形で肉弾戦に持ち込まれて惨敗を喫してしまう。
+
当初は学園都市側の意向に従い「絶対能力進化実験」に参加、未だ前例がない最高の絶対能力者「レベル6」に自分がなれば、今の状況を打開できるかもしれないと考えてのことであった。その一環として、元の開発計画が凍結されてお払い箱状態になっていた御坂美琴のクローンである「妹達(シスターズ)」を相手に実戦訓練を行い、2万人のシスターズの内実に1万人を殺害、計画進行のために容赦なく始末していった。しかし、その過程でシスターズと邂逅した御坂美琴や上条当麻による介入を受け、美琴は難なく打ち破ったものの、当麻には自慢の絶対防御を無効化され、肉体の脆弱さを突かれる形で肉弾戦に持ち込まれて敗北を喫してしまう。
    
レベル5がレベル0に敗れるという無残な結果は、絶対能力進化実験を破綻させるだけでなく、一方通行がそれまで築き上げた地位も名誉も全て崩れ去らせるには十二分な衝撃であった。その後は意義を失い研究者にも見放され悶々としていたが、シスターズを巡る事件の中で彼女らの末妹である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会い、彼女の人柄に触れたことで知らず知らずの内に心を絆され、「シスターズとラストオーダーを守る」ということに新たな意義を見出すようになる。そして、一度は悪として註された男は、物語のもう一人の主人公として守る戦いのために返り咲くのであった。後にスピンオフ作品『とある科学の一方通行』において、正式に主人公を務めることともなった。
 
レベル5がレベル0に敗れるという無残な結果は、絶対能力進化実験を破綻させるだけでなく、一方通行がそれまで築き上げた地位も名誉も全て崩れ去らせるには十二分な衝撃であった。その後は意義を失い研究者にも見放され悶々としていたが、シスターズを巡る事件の中で彼女らの末妹である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会い、彼女の人柄に触れたことで知らず知らずの内に心を絆され、「シスターズとラストオーダーを守る」ということに新たな意義を見出すようになる。そして、一度は悪として註された男は、物語のもう一人の主人公として守る戦いのために返り咲くのであった。後にスピンオフ作品『とある科学の一方通行』において、正式に主人公を務めることともなった。