差分
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もう一つ欠かせないのが、隠喩や暗喩、遠まわしな表現や独特の名詞を多用した特徴的な台詞回しである。
もう一つ欠かせないのが、隠喩や暗喩、遠まわしな表現や独特の名詞を多用した特徴的な台詞回しである。
これについて桂は「自分の世界を展開されてわけがわからなかった」、ロジャーは「詩的過ぎて理解の外にある」などと評しており、太極に近い面子以外はアサキムの会話に全くついていけていない。特に戦闘台詞でこの傾向が顕著で、そのためかユーザー間では「'''厨二病'''」なる不名誉な代名詞がついている。
これについて桂は「自分の世界を展開されてわけがわからなかった」、ロジャーは「詩的過ぎて理解の外にある」などと評しており、太極に近い面子以外はアサキムの会話に全くついていけていない。特に戦闘台詞でこの傾向が顕著で、そのためかユーザー間では「'''厨二病'''」なる不名誉な代名詞がついている。
=== 過去 ===
現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけであり、後は何一つ判明していない。
明確な手掛かりとなりうるのはレイ・バスターの連続カットインとアイムの言動である。アイムは再世篇の終盤、「彼ら」なる、スパイラルネメシスと共に訪れるというナニモノカについて言及しており、アサキムの魂がかつて「彼ら」によって囚われ、その結果彼が放浪者となったことを示唆している。この「彼ら」は、その後の展開からすると、[[ガンレオン]]がその記憶を持つ「御使い」であると思われる。
もう一つの連続カットインだが、この中にはグランゾンとマサキ、ケイゴそれぞれのサイバスター(明確にそうだとは言われていないが、現在の所他に該当する機体がない)が登場しており、また終わり際に謎の女性二人が映されている。仮にこれらすべてが推測されている通りの存在だとすると、アサキムの正体がマサキの並行存在であるにしても、そうではない別人であるにしても、ラ・ギアスそしてア・ゼルスに関わる、あるいはどちらかの出身者である可能性が非常に高い。
また、根本的な謎として「いつの人間なのか」というものがある。言動からすると並行世界を飛び回り続けて多くのスフィアを追い求めて来ていることが伺えるが、裏を返せば'''人の命に直結して存在するスフィアを、何度も転生者に出会う機会があった程に追い続けている'''ことがわかる。「悲しみの乙女」に限っても、少なくとも200年、300年は堅いと思われる。
=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられている。この「虚憶」と「再有生」を踏まえて見直すと、謎の多い言動・行動にもいくらか筋の通った推論を立てることが出来る。<br />なお、ユーゼスによると[[シュウ・シラカワ]]はマサキと平行世界どころか、何度転生しても巡り会う強固な縁で結ばれているとされているので、仮にアサキムがマサキの平行存在だとすると、それに対応するシュウの平行存在がいる事になる。
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられている。この「虚憶」と「再有生」を踏まえて見直すと、謎の多い言動・行動にもいくらか筋の通った推論を立てることが出来る。<br />なお、ユーゼスによると[[シュウ・シラカワ]]はマサキと平行世界どころか、何度転生しても巡り会う強固な縁で結ばれているとされているので、仮にアサキムがマサキの平行存在だとすると、それに対応するシュウの平行存在がいる事になる。
現在の時点ではまだ明確なことは何一つわかっていないものの、ギリアム同様、「OG」と「Z」の両シリーズを繋ぎ得るキャラクターの一人である。
ソフトバンクの「Z」攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。ユーザー間では以前から緑川氏が参戦を熱望していた[[機神咆哮デモンベイン]]のセルフオマージュではないのか、との推測もあった。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。仮にアサキムが並行世界のマサキ本人にしても性格が真反対だが、これについては第2次OGで重要な手掛かりが示唆されている。<br/>ちなみに平行世界の同一人物だとすると、マサキと同じく'''神がかり的な方向音痴'''の可能性もある。仮にそうだとすると、重要な場面には必ず出てくるあたり、本家よりはマシ、あるいはシュロウガの性能が優秀なのかも知れない。
:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。仮にアサキムが並行世界のマサキ本人にしても性格が真反対だが、これについては第2次OGで重要な手掛かりが示唆されている。<br/>ちなみに平行世界の同一人物だとすると、マサキと同じく'''神がかり的な方向音痴'''の可能性もある。仮にそうだとすると、重要な場面には必ず出てくるあたり、本家よりはマシ、あるいはシュロウガの性能が優秀なのかも知れない。
;[[ギリアム・イェーガー]]
;[[ギリアム・イェーガー]]
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムもギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムも、一部ギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
:第2次OGにおいて「虚憶」と「再有生」について発言。明らかにアサキムのことを知っていると思しき言動が見られた。
:第2次OGにおいて「虚憶」と「再有生」について発言。明らかにアサキムのことを知っていると思しき言動が見られた。
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
;「BLACK STRANGER」
;「BLACK STRANGER」
:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。一応ランド編最終話でこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。意訳すれば「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方でも、音程はまるで違うが、Aメロに「熱風!疾風!サイバスター」、サビ後半に「ラ・ギアスの風」に似た旋律がある。
:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。一応ランド編最終話でこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方でも、音程はまるで違うが、Aメロに「熱風!疾風!サイバスター」、サビ後半に「ラ・ギアスの風」に似た旋律がある。
;「BATTLE CHIOR」
;「BATTLE CHIOR」
:味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。
:味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
:終盤、いずこか知れぬ場所でのモノローグ。本作屈指の謎キャラであるアサキムの、さらに謎の発言。並行世界の同一存在を消し去る、というのが現在の有力説。
:終盤、いずこか知れぬ場所でのモノローグ。本作屈指の謎キャラであるアサキムの、さらに謎の発言。並行世界の同一存在を消し去る、というのが現在の有力説。
;「僕は呪われし者……。過去に大罪を犯し、無限獄へ堕落した」<br />「そして、魂と翼を闇黒に染め、因果の鎖に囚われてしまったのさ」<br />「僕は探さなければならない。『鍵』と……かつての僕に近しい存在を」<br />「全てをやり直す者よ、君の力を見せてくれ。そうすれば、見つかるかも知れない。僕が失った因子を持つ者が……」
;「僕は呪われし者……。過去に大罪を犯し、無限獄へ堕落した」<br />「そして、魂と翼を闇黒に染め、因果の鎖に囚われてしまったのさ」<br />「僕は探さなければならない。『鍵』と……かつての僕に近しい存在を」<br />「全てをやり直す者よ、君の力を見せてくれ。そうすれば、見つかるかも知れない。僕が失った因子を持つ者が……」
:「終末の光」or「星に願いを」のエンドデモで、パラダイムシティの地下迷宮最深部でエンジェルと邂逅して。黒く染まった「翼」はシュロウガのことと見て間違いないだろう。彼が探しているのはスフィアの他、「かつての自分に近しい存在が持つ、今の自分にない因子」らしい。
:「終末の光」or「星に願いを」のエンドデモで、パラダイムシティの地下迷宮最深部でエンジェルと邂逅して。黒く染まった「翼」はシュロウガのことと見て間違いないだろう。彼が探しているのはスフィアの他、「かつての自分に近しい存在が持つ、今の自分にない因子」らしい。ちなみにここでも「因果の鎖」が言及されているが、イングラム達に関わるものと同一かは不明。
;「今の僕の魂に自由はない。全ての因果は無限獄に縛られている」<br />「同じなんだ、あの堕天翅達や君たちと共にいる『彼』と」
;「今の僕の魂に自由はない。全ての因果は無限獄に縛られている」<br />「同じなんだ、あの堕天翅達や君たちと共にいる『彼』と」
:パラダイムシティにて自身を評して曰く。どうあろうと不滅の枷から抜けだせない、ということなのか。後半の台詞は堕天翅達と不動GENを指したもの。
:パラダイムシティにて自身を評して曰く。どうあろうと不滅の枷から抜けだせない、ということなのか。後半の台詞は堕天翅達と不動GENを指したもの。
=== 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 ===
=== 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 ===
;「…そうか…。僕は…また引き戻されたのか…」
;「…そうか…。僕は…また引き戻されたのか…」
:初登場時の台詞。周囲を見回し、未だ自身が放浪の中にあることを自覚する。言いまわしからするとセツコルートで敗れたか、ランドルートの時空修復に巻き込まれたものと思われる。
:初登場時の台詞。周囲を見回し、未だ自身が放浪の中にあることを自覚する。言いまわしからするとセツコルートで敗れたか、ランドルートの時空修復に巻き込まれたものと思われる。<br/>アサキムの正体がマサキであるにせよ違うにせよ、ユーゼスいう所の「再有生」の実感と認識を明確に持っているのは間違いないと思われる。
;「なるほど…。君達も無限獄に囚われた者なんだね…」<br />「ならば、その魂…解き放つ!」
;「なるほど…。君達も無限獄に囚われた者なんだね…」<br />「ならば、その魂…解き放つ!」
:上記の台詞の後、[[次元獣]]に対して。直後、ディノダモン級に対し攻撃を開始する。このほか、次元獣を「哀れな亡者達」と呼んでいたり、「あの亡者の相手をするのは僕としても心苦しいものがある」と発言していたりするため、アサキムは次元獣たちの正体についてある程度知っているものと推測される。
:上記の台詞の後、[[次元獣]]に対して。直後、ディノダモン級に対し攻撃を開始する。このほか、次元獣を「哀れな亡者達」と呼んでいたり、「あの亡者の相手をするのは僕としても心苦しいものがある」と発言していたりするため、アサキムは次元獣たちの正体についてある程度知っているものと推測される。
;「…アサキム・ドーウィン。'''今はそう呼ばれている'''」
;「…アサキム・ドーウィン。'''今はそう呼ばれている'''」
:次元獣を殲滅した後、クロウに名を尋ねられて。「アサキム・ドーウィン」という名は本名ではないと言うのだろうか? だとすれば、その名を呼んだのは何者なのか?
:次元獣を殲滅した後、クロウに名を尋ねられて。「アサキム・ドーウィン」という名は本名ではないと言うのか? だとすれば、彼をその名で呼んだのは何者なのか?
;「では、クロウ…君は幸運だよ」<br />「まだ殺す価値が無いからね」
;「では、クロウ…君は幸運だよ」<br />「まだ殺す価値が無いからね」
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。