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しかし、ウルトラ兄弟が捨て身で力をウルトラマンに集中させて放った宇宙が崩壊するほどのエネルギーの光線で、ゼストの力が中和されてCPSを作動できなくなり、再生が間に合わないほどの深いダメージを負う。
 
しかし、ウルトラ兄弟が捨て身で力をウルトラマンに集中させて放った宇宙が崩壊するほどのエネルギーの光線で、ゼストの力が中和されてCPSを作動できなくなり、再生が間に合わないほどの深いダメージを負う。
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ラストバトルでガイアセイバーズの猛攻を受け、最期は[[SRX]]の天上天下一撃必殺砲で溶け崩れながら吹き飛んだ。
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ラストバトルでガイアセイバーズの猛攻を受け、最期は[[SRX]]の天上天下一撃必殺砲でコア以外溶け崩れながら吹き飛んだ。
    
==== 武装・必殺武器 ====
 
==== 武装・必殺武器 ====
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バルマーの地球への侵攻が開始された後には、予め地球に潜入させていた[[イングラム・プリスケン]]に行動を起こさせ、[[サイコドライバー]]能力者を誘拐、その能力の覚醒を促した。また、事前に第7艦隊司令の[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]を謀殺して自らの目的に有利な行動を取るよう調整された[[クローン]]のヴァージョンを据え置いた(もともと艦隊司令はゴッツォ家が生み出した[[ハイブリッド・ヒューマン]]であり、挿げ替えは容易であった)。
 
バルマーの地球への侵攻が開始された後には、予め地球に潜入させていた[[イングラム・プリスケン]]に行動を起こさせ、[[サイコドライバー]]能力者を誘拐、その能力の覚醒を促した。また、事前に第7艦隊司令の[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]を謀殺して自らの目的に有利な行動を取るよう調整された[[クローン]]のヴァージョンを据え置いた(もともと艦隊司令はゴッツォ家が生み出した[[ハイブリッド・ヒューマン]]であり、挿げ替えは容易であった)。
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後は自分が傍観者としての立場に甘んじていれば上手く事が進むはずであったが、予想以上の力を蓄えた地球人達の返り討ちに遭い、サイコドライバーとして覚醒した[[主人公]]と[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]、自らが手玉に取っていたはずの[[シュウ・シラカワ|シュウ]][[イングラム・プリスケン|イングラム]]ら、そして[[スーパーロボット]]達の手で葬られた。
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後は自分が傍観者としての立場に甘んじていれば上手く事が進むはずであったが、自らが手玉に取っていたはずの[[シュウ・シラカワ|シュウ]]と[[イングラム・プリスケン|イングラム]]によって旗艦[[ヘルモーズ]]ごと閉鎖空間に送り込まれてしまう。しかしこれも想定内であり1人だけ脱出して、ラプラスコンピュータを搭載したサイバスターやサイコドライバーとして覚醒した[[主人公]]が揃った雷王星宙域で対決を仕掛けた。地球人達の返り討ちには遭ったが人工ブラックホールで因果律が乱れた雷王星宙域を利用して自身を特異点と結びつけ、自分自身をクロスゲートと化して、閉鎖空間に主人公たちを送り込んだ。閉鎖空間という環境とクロスゲート化によって[[クロスゲート・パラダイム・システム]]の力を行使して復活するが、閉鎖空間という宇宙が消滅するような攻撃も問題ない環境が仇となり、予想以上の力を蓄えた[[スーパーロボット]]達の手で葬られた。
    
ユーゼスが因果律の番人であるイングラムを利用したのは、真の霊帝[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]の計画通りだったことが第3次αで明らかになる。α全編を通じて全能者の如く振舞った彼も、結局はより大きな存在の掌の上で踊っているに過ぎなかったと言えるであろう。ただ、ユーゼスも黒幕である真の霊帝の存在に気付いていて、因果律すら歪める真の霊帝に彼が対抗するにはクロスゲート・パラダイム・システムが必要になることや、地球人がバルマー星人と同種族で兄弟のようなものであるという重要事実にも辿り着いており、その才覚が非凡であったことは疑い無い。
 
ユーゼスが因果律の番人であるイングラムを利用したのは、真の霊帝[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]の計画通りだったことが第3次αで明らかになる。α全編を通じて全能者の如く振舞った彼も、結局はより大きな存在の掌の上で踊っているに過ぎなかったと言えるであろう。ただ、ユーゼスも黒幕である真の霊帝の存在に気付いていて、因果律すら歪める真の霊帝に彼が対抗するにはクロスゲート・パラダイム・システムが必要になることや、地球人がバルマー星人と同種族で兄弟のようなものであるという重要事実にも辿り着いており、その才覚が非凡であったことは疑い無い。
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*「超神ゼスト(超越者となるための過程であり、ウルトラマンを模している)」
 
*「超神ゼスト(超越者となるための過程であり、ウルトラマンを模している)」
 
*「[[アウルゲルミル]](アストラナガンを取り込んでいる)」
 
*「[[アウルゲルミル]](アストラナガンを取り込んでいる)」
*「[[ジュデッカ|ブラック・デスクロス]](CPSを組み込み、さらにクロスゲートを開く力を持つ)」
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*「[[ジュデッカ|ブラック・デスクロス]](CPSを組み込み、さらにユーゼス自身がクロスゲートになる)」
    
という過去作の大ボスに纏わる因果を一挙に再現してしまった上、ガンエデンを乗っ取った状態でイングと相対したことで「シヴァーの操るゲベル・ガンエデン(ゴッツォの者がマシヤフを利用してガンエデンを操り、自ら作り出した存在と対峙し、討たれた)」の因果をも再現。これによって本人の意志とは裏腹に過去作における敗北の流れ(='''これらは全てそれぞれの計画が頓挫した際の姿''')を'''統合・完全再現'''してしまった。このため因果の鎖によって結末が決定され、当然の如くまたも失敗。それも調停者になれず、破滅の運命からも逃げられず、ゴッツォの計画も破れるという散々な結果に終わった。さらに言えば、アダマトロンが出現しても因果律の番人が姿を見せなかったことからすると、「運命を覆すほどの存在ではない」と神に判断されているも同然であり、鋼龍戦隊に勝利したとしても間違いなく神に挑んで敗北していただろう(そもそも、このアダマトロンが作り出されること自体が神に決められた運命だった節がある)。逆にCPSの完成に固執しなければ、アルテウルとして地球圏を支配することも鋼龍戦隊を接収することもできていただろうし、後々の展開からすれば彼が目的とした霊帝の撃破も叶っていたであろうことを考えると、CPSに手を出したが故に全てを失ってしまったと言える。
 
という過去作の大ボスに纏わる因果を一挙に再現してしまった上、ガンエデンを乗っ取った状態でイングと相対したことで「シヴァーの操るゲベル・ガンエデン(ゴッツォの者がマシヤフを利用してガンエデンを操り、自ら作り出した存在と対峙し、討たれた)」の因果をも再現。これによって本人の意志とは裏腹に過去作における敗北の流れ(='''これらは全てそれぞれの計画が頓挫した際の姿''')を'''統合・完全再現'''してしまった。このため因果の鎖によって結末が決定され、当然の如くまたも失敗。それも調停者になれず、破滅の運命からも逃げられず、ゴッツォの計画も破れるという散々な結果に終わった。さらに言えば、アダマトロンが出現しても因果律の番人が姿を見せなかったことからすると、「運命を覆すほどの存在ではない」と神に判断されているも同然であり、鋼龍戦隊に勝利したとしても間違いなく神に挑んで敗北していただろう(そもそも、このアダマトロンが作り出されること自体が神に決められた運命だった節がある)。逆にCPSの完成に固執しなければ、アルテウルとして地球圏を支配することも鋼龍戦隊を接収することもできていただろうし、後々の展開からすれば彼が目的とした霊帝の撃破も叶っていたであろうことを考えると、CPSに手を出したが故に全てを失ってしまったと言える。
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現在までにここまでの事項が挙げられているが、謎が一つ残っている。それは、スーパーヒーロー作戦におけるラオデキヤの行動である。
 
現在までにここまでの事項が挙げられているが、謎が一つ残っている。それは、スーパーヒーロー作戦におけるラオデキヤの行動である。
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当該作品において、クロスゲートの検出方法が見いだせず悩んでいるユーゼスのもとに、並行世界からラオデキヤが現れ、ジュデッカの機体フレームのデータを与えている。第2次OGにおいて多くの事象が判明した今となってもなお、この行動の意味は全くわかっていない。現在の推測で有力なのは、「このラオデキヤはαにおける二人目であり、αにおいて自分を造り出させるためにユーゼスのもとに現れた」というもの。時空を超えられるジュデッカと言えばαの「ブラック・デスクロス」しかないため、この説には一応の説得力がある。
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当該作品において、クロスゲートの検出方法が見いだせず悩んでいるユーゼスのもとに、並行世界からラオデキヤが現れ、ジュデッカの機体フレームのデータを与えている。第2次OGにおいて多くの事象が判明した今となってもなお、この行動の意味は全くわかっていない。現在の推測で有力なのは、「このラオデキヤはαにおける二人目であり、αにおいて自分を造り出させるためにユーゼスのもとに現れた」というもの。平行世界を超えられるジュデッカと言えばαの「ブラック・デスクロス」しかないため、この説には一応の説得力がある。
    
だが、これが正しい場合、ラオデキヤは自らがαのユーゼスの操り人形であった事実を知っていることになるが、αにおいてはそのような動向は一切見られなかった。
 
だが、これが正しい場合、ラオデキヤは自らがαのユーゼスの操り人形であった事実を知っていることになるが、αにおいてはそのような動向は一切見られなかった。
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SHOに現れたラオデキヤは果たして何者だったのか、決戦まで誰も知らなかったブラック・デスクロスのデータをどうやって入手したのか、なぜそれをSHOのユーゼスに与えたのか、それによってαに、OGにどのような影響が齎されたのか。現在の所、それが残された謎となっている。
 
SHOに現れたラオデキヤは果たして何者だったのか、決戦まで誰も知らなかったブラック・デスクロスのデータをどうやって入手したのか、なぜそれをSHOのユーゼスに与えたのか、それによってαに、OGにどのような影響が齎されたのか。現在の所、それが残された謎となっている。
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現在では、このラオデキヤがαとは全く関係ない別の世界の存在ではないか、という説が出ている。「時空移動の出来るジュデッカ」で「ラオデキヤが知っている機体」となると、「[[スーパーロボットスピリッツ]]」に登場したレビ機が存在する。作品の発表時期的に、虚構の世界に現れたラオデキヤはこの作品の黒幕「ジュデッカ・ゴッツォ」ではないか、との見方も存在している。こちらだとラオデキヤが機体フレームを入手した経緯を説明できるが、やはり真相はいまだ藪の中である。
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現在では、このラオデキヤがαとは全く関係ない別の世界の存在ではないか、という説が出ている。「時空移動の出来るジュデッカ」で「ラオデキヤが知っている機体」となると、「[[スーパーロボットスピリッツ]]」に登場したレビ機が存在する。作品の発表時期的に、虚構の世界に現れたラオデキヤはこの作品の黒幕「ジュデッカ・ゴッツォ」ではないか、との見方も存在している。こちらだとラオデキヤが機体フレームを入手した経緯を説明できる。SHOの影響がαを通してOGに及んだように連鎖的に別世界へと影響があるため、無数の影響先の1つと考えることもできるが、やはり真相はいまだ藪の中である
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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==== DC版α ====
 
==== DC版α ====
 
;「…何故だ?何故、お前が復活している…?」
 
;「…何故だ?何故、お前が復活している…?」
:ユーゼスのジュデッカが再登場して、ズフィルードを起動させたラオデキヤ(オリジナル)に驚く。前ステージでジュデッカを破壊したとき「手応えがなさすぎる」「まだ念が感じられる」とみな口々に言っていていかにもまだ生きていそうな前振りではあったが、それでも、むしろ何故お前が復活していると感じる場面。
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:ユーゼスのジュデッカが再登場して、ズフィルードを起動させたラオデキヤ(オリジナル)に驚く。前ステージでジュデッカを破壊したとき「手応えがなさすぎる」「まだ念が感じられる」とみな口々に言っていていかにもまだ生きていそうな前振りではあったが、それでも、むしろお前こそ何故復活していると感じる場面。
 
;「…フ、フフフ……」<br />「こ、この私が…操り人形…」<br />「私が作り出したイングラム=プリスケン、そしてヴィレッタ=バディムと同等の存在に過ぎなかったというのか…!」
 
;「…フ、フフフ……」<br />「こ、この私が…操り人形…」<br />「私が作り出したイングラム=プリスケン、そしてヴィレッタ=バディムと同等の存在に過ぎなかったというのか…!」
 
:DC版αにてオリジナルのラオデキヤによって野心を全て見透かされ、「所詮は霊帝の操り人形」と切って捨てられた際の台詞。
 
:DC版αにてオリジナルのラオデキヤによって野心を全て見透かされ、「所詮は霊帝の操り人形」と切って捨てられた際の台詞。
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=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
 +
==== 戦闘台詞 ====
 +
;「あの男……滅ぼさず、取り込むべきか……?」
 +
:ギリアムからの被弾台詞。
 +
;「彼奴は、あの時ほどの念を発揮していないのだぞ!」
 +
:リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。
 +
;「この流れはまさか……!」<br/>「否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……」<br/>「クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br/>「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」
 +
:追加ルートでの戦闘時。本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。<br/>今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。
 +
;「時間と空間が交錯し、お前は古の忌憶を垣間見る」<br />「これは[[ジュデッカ|黒き地獄]]」 「これは[[アストラナガン|黒き天使]]」<br />「これは[[ディス・アストラナガン|黒き銃神]]」 「これは[[ナシム・ガンエデン|古き]][[ゲベル・ガンエデン|人祖達]]」<br />「至高の知識が、お前の脳髄を焼滅させる……!」<br />「エルヨウン・イェダ・ドーマー!」
 +
:『エルヨウン・イェダ・ドーマー』使用時のセリフ。クロスゲート・パラダイム・システムを完成させたことにより、因果律を支配できるようになったことで放つ力の一端。<br/>その中には、この世界には存在しないはずの「因果律の番人」達が佇んでいる。また「至高の知識」のくだりのせいで「知恵熱」などとも言われる。
 +
;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇっ!!」
 +
:撃墜時の台詞。超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。
 +
 +
==== OGS ====
 
;「今、この時に憑依したか……因縁だな……」<br />「だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。今度こそ、我の傀儡となるがいい」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」
 
;「今、この時に憑依したか……因縁だな……」<br />「だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。今度こそ、我の傀儡となるがいい」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」
:機械的な部品(バルシェム調整チャンバーと思われる)が背景に立ち並んでいる「いずことも知れぬ場所(ネビーイーム内部)」で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。OGSで追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版OG1にはこのようなシーンはない)。<br />このシーンはOGS第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『Record of ATX』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]]がエアロゲイターと戦闘している様子が描かれているのでその後と思われる)。ヒリュウが太陽系の外、冥王星外宙域へと到達したことが結界を破ることに繋がったということだろうか。<br />前半の台詞からすると、憑依したネフェシュはα世界(そしてSHO)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。また『スーパーヒーロー作戦』やαシリーズとの関わりも感じさせる台詞だが、このプロローグ以外では(OG外伝完結まで)ユーゼスが登場しないどころか存在さえ全く語られない(唯一存在を知っていたイングラムは既にいない)ため、真相は第2次OGに持ち越された。<br />「愚帝」は恐らく[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]、「監察官共」は[[アインスト]]か帝国監察軍、もしくは[[インスペクター]]のことだろう。「切り札」が何かは不明だが、[[サイコドライバー]]か[[ガンエデン]]辺りと思われる。
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:機械的な部品(バルシェム調整チャンバーと思われる)が背景に立ち並んでいる「いずことも知れぬ場所(ネビーイーム内部)」で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。OGSで追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版OG1にはこのようなシーンはない)。<br />このシーンはOGS第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『Record of ATX』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]]がエアロゲイターと戦闘している様子が描かれているのでその後と思われる)。ヒリュウが太陽系の外、冥王星外宙域へと到達したことが結界を破ることに繋がったということだろうか。<br />前半の台詞からすると、憑依したネフェシュはα世界(そしてSHO)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。また『スーパーヒーロー作戦』やαシリーズとの関わりも感じさせる台詞だが、このプロローグ以外では(OG外伝完結まで)ユーゼスが登場しないどころか存在さえ全く語られない(唯一存在を知っていたイングラムは既にいない)ため、真相は第2次OGに持ち越された。<br />「愚帝」は恐らく[[ルアフ・ガンエデン|霊帝]]、「監察官共」は[[アインスト]]か帝国監察軍、もしくは[[インスペクター]]のことだろう。「切り札」が何かは不明だが、[[サイコドライバー]]か[[ガンエデン]]か[[クロスゲート]]辺りと思われる。
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==== 第2次OG ====
 
;「では、最後の儀式を始めよう……」<br/>「鋼龍戦隊……お前達に礼を言おう。長年かけて作り上げた、十重二十重の我が計画……」<br />「紆余曲折はあったが、お前達のおかげで最上の終極点が導き出された……」<br/>「今、ここに全ての因子が揃ったのだ」
 
;「では、最後の儀式を始めよう……」<br/>「鋼龍戦隊……お前達に礼を言おう。長年かけて作り上げた、十重二十重の我が計画……」<br />「紆余曲折はあったが、お前達のおかげで最上の終極点が導き出された……」<br/>「今、ここに全ての因子が揃ったのだ」
 
:バラルの園に姿を現して。……諸々考えると'''最悪の終極点'''だった気がするが。
 
:バラルの園に姿を現して。……諸々考えると'''最悪の終極点'''だった気がするが。
377行目: 392行目:  
:イングを取り込み、クロスゲートを開いて。そして……。
 
:イングを取り込み、クロスゲートを開いて。そして……。
 
;「失われた記憶の輪が……虚憶の欠片が繋がっていく……我のネフェシュが真の姿に……」<br/>「理解した……我が何者であったか……我が何処より来たか……」<br/>「ゼルファート……[[ズフィルード]]……ゼスト……[[ジュデッカ]]……それらを経て……」<br/>「新たなアダムであり、メタトロン……すなわち、“アダマトロン”が我が真体となる」
 
;「失われた記憶の輪が……虚憶の欠片が繋がっていく……我のネフェシュが真の姿に……」<br/>「理解した……我が何者であったか……我が何処より来たか……」<br/>「ゼルファート……[[ズフィルード]]……ゼスト……[[ジュデッカ]]……それらを経て……」<br/>「新たなアダムであり、メタトロン……すなわち、“アダマトロン”が我が真体となる」
:[[アダマトロン]]と化した直後。虚憶の欠片を繋いで過去生の記憶を取り戻し、己の縁を理解し、因縁の存在を経て辿りついた究極の姿、それは……。<br />ちなみに最初の「ゼルファート」に関しては詳細不明。諸々の要素を鑑みるに、恐らく今までの世界(語られていない世界含む)において、神となるためにCPSを使用した機体のことらしい。<br />なお、ユーゼスがズフィルードに搭乗したことは今まで一度もないが、順番からすると「SHO」以前、つまり「虚構の世界を作り出したユーゼス」である可能性が高い。
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:[[アダマトロン]]と化した直後。虚憶の欠片を繋いで過去生の記憶を取り戻し、己の縁を理解し、因縁の存在を経て辿りついた究極の姿、それは……。<br />ちなみに最初の「ゼルファート」に関しては詳細不明。諸々の要素を鑑みるに、恐らく今までの世界(語られていない世界含む)において、神となるためにCPSを使用した機体のことらしい。<br />なお、ユーゼスがズフィルードに搭乗したことは今まで一度もないが、順番からすると「SHO」以前、つまり「虚構の世界を作り出したユーゼス」である可能性が高い。神体ズフィルード(帝国でのガンエデンの呼称)を指す可能性も一応あるが、ガンエデンに搭乗したのはユーゼスではなくシヴァーである。
 
;「我はアルテウルに非ず。我が名はユーゼス……ユーゼス・ゴッツォ」
 
;「我はアルテウルに非ず。我が名はユーゼス……ユーゼス・ゴッツォ」
 
:名乗り。当然の如く、イングラムに縁のあるSRXチームが反応した。
 
:名乗り。当然の如く、イングラムに縁のあるSRXチームが反応した。
394行目: 409行目:  
;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される」<br/>「再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、人は生まれ、死んで行くのだ」<br/>「ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」
 
;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される」<br/>「再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、人は生まれ、死んで行くのだ」<br/>「ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」
 
:マサキに対して。下手をすると本当に[[アサキム・ドーウィン|この男]]の事を言っているのかもしれない。OGのマサキが「ああなる」とはさすがに考えにくいが、少なくともまた一つ関係性が示唆されたことになる。なお、この台詞にまたもギリアムが反応している。本当にスフィアに関わっていたとでもいうのか?また、[[ペルフェクティオ]]の断末魔にも出てきた単語「[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界]]」がここでも、さらに「[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世]]」という単語までもでてきており、ますます[[Zシリーズ]]との関連を疑いたくなってくる。
 
:マサキに対して。下手をすると本当に[[アサキム・ドーウィン|この男]]の事を言っているのかもしれない。OGのマサキが「ああなる」とはさすがに考えにくいが、少なくともまた一つ関係性が示唆されたことになる。なお、この台詞にまたもギリアムが反応している。本当にスフィアに関わっていたとでもいうのか?また、[[ペルフェクティオ]]の断末魔にも出てきた単語「[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界]]」がここでも、さらに「[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世]]」という単語までもでてきており、ますます[[Zシリーズ]]との関連を疑いたくなってくる。
;レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前の事か、ユーゼス」<br/>ユーゼス「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン。だが、彼奴は己の虚憶に気付く前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ちはだかることはない」<br/>「今にしてお前馬、ネビーイームの損失を補って余りある結果だ。我が因果の鎖の一つをお前達が断ってくれたのだからな」<br/>「例え、イングラムが[[クォヴレー・ゴードン|別の形で転生]]しようと、時既に遅し。我は彼奴より先に因子を揃え、このアダマトロンを現出させた」
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;レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前の事か、ユーゼス」<br/>ユーゼス「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン。だが、彼奴は己の虚憶に気付く前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ちはだかることはない」<br/>「今にして思えば、ネビーイームの損失を補って余りある結果だ。我が因果の鎖の一つをお前達が断ってくれたのだからな」<br/>「例え、イングラムが[[クォヴレー・ゴードン|別の形で転生]]しようと、時既に遅し。我は彼奴より先に因子を揃え、このアダマトロンを現出させた」
 
:イングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだ[[クォヴレー・ゴードン|もう一人のイングラム]]は未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。<br/>……だが、彼は気づかなかった。イングラムが死んだ瞬間、因果の鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。
 
:イングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだ[[クォヴレー・ゴードン|もう一人のイングラム]]は未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。<br/>……だが、彼は気づかなかった。イングラムが死んだ瞬間、因果の鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。
 
;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我は何者であり、どこから来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した」<br/>「我は知りたかったのだ、何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどような関係があるのか」<br/>「そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」
 
;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我は何者であり、どこから来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した」<br/>「我は知りたかったのだ、何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどような関係があるのか」<br/>「そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」
404行目: 419行目:  
;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」
 
;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」
 
:しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。
 
:しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。
;「あの男……滅ぼさず、取り込むべきか……?」
  −
:ギリアムからの被弾台詞。
  −
;「彼奴は、あの時ほどの念を発揮していないのだぞ!」
  −
:リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。
  −
;「この流れはまさか……!」<br/>「否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……」<br/>「クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br/>「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」
  −
:追加ルートでの戦闘時。本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。<br/>今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。
  −
;「時間と空間が交錯し、お前は古の忌憶を垣間見る」<br />「これは[[ジュデッカ|黒き地獄]]」 「これは[[アストラナガン|黒き天使]]」<br />「これは[[ディス・アストラナガン|黒き銃神]]」 「これは[[ナシム・ガンエデン|古き]][[ゲベル・ガンエデン|人祖達]]」<br />「至高の知識が、お前の脳髄を焼滅させる……!」<br />「エルヨウン・イェダ・ドーマー!」
  −
:『エルヨウン・イェダ・ドーマー』使用時のセリフ。クロスゲート・パラダイム・システムを完成させたことにより、因果律を支配できるようになったことで放つ力の一端。<br/>その中には、この世界には存在しないはずの「因果律の番人」達が佇んでいる。また「至高の知識」のくだりのせいで「知恵熱」などとも言われる。
  −
;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇっ!!」
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:撃墜時の台詞。超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。
   
;「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……!? ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」
 
;「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……!? ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」
 
:撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。
 
:撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。
 
;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふははははははは!! 私だ!! 私が造ったのだ!! そう、あれは!! 私が造るはずだったのだよ!!」<br/>「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ふはははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因だ!?イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!?」
 
;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふははははははは!! 私だ!! 私が造ったのだ!! そう、あれは!! 私が造るはずだったのだよ!!」<br/>「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ふはははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因だ!?イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!?」
:自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、そもそもの始まりたる「SHO」の世界自体、別世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると……。「クロスゲートもガンエデンも」と言っている辺り、スパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOG世界自体、'''どこかの世界のユーゼスが作り上げた、スパロボ作品のパッチワーク'''なのかも知れない。
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:自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、そもそもの始まりたる「SHO」の世界自体、別世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると……。「クロスゲートもガンエデンも」と言っている辺り、スパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOGの「古き人祖」とユーゼスは関係があるのか、OG世界自体、'''どこかの世界のユーゼスが作り上げた、スパロボ作品のパッチワーク'''なのかも知れない。
 
;イング「そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私だ! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」
 
;イング「そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私だ! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」
 
:死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>かくしてユーゼスは滅びたが、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、最後の「因子」がここに揃えられた……。
 
:死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>かくしてユーゼスは滅びたが、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、最後の「因子」がここに揃えられた……。
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:第2次OGでナシムを取り込んだ姿。彼にとって最強の力であるとともに、前述の通り最悪の存在となってしまった。
 
:第2次OGでナシムを取り込んだ姿。彼にとって最強の力であるとともに、前述の通り最悪の存在となってしまった。
 
;[[AI1]]
 
;[[AI1]]
:第二次OGにおいて、ゼストを生み出す為に使用したデビルガンダムの代わりに使用。似たような存在なので、確かに代用には最適だろう。ただし、本来の計画にはこのAI1は入っていなかったようである。
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:第二次OGにおいて、ゼストを生み出す為に使用したデビルガンダムの代わりに使用。似たような存在なので、確かに代用には最適だろう。ただし、本来の計画にはこのAI1は入っていなかったようである。そもそも金属細胞[[ラズムナニウム]]の元になった[[ズフィルード・クリスタル]]は自前の技術である。むしろ無限の因果律演算のためにαで求めたサイバスターのラプラスコンピュータの代用と言えるかもしれない。
    
== 考察 ==
 
== 考察 ==
 
*第3次αの用語辞典では「CPSの情報をユーゼスに与えたのは、バルマー戦役以前に平行世界から転移して来たイングラムである」と明言されている。どのような状況だったのかは描写が一切ないため不明だが、イングラムの脳にはSHOのユーゼスの記憶と人格を移植したナノマシンとCPSの端末(=簡易機能のみのCPS)が組み込まれていたため、そこから得たのではないかと思われる。
 
*第3次αの用語辞典では「CPSの情報をユーゼスに与えたのは、バルマー戦役以前に平行世界から転移して来たイングラムである」と明言されている。どのような状況だったのかは描写が一切ないため不明だが、イングラムの脳にはSHOのユーゼスの記憶と人格を移植したナノマシンとCPSの端末(=簡易機能のみのCPS)が組み込まれていたため、そこから得たのではないかと思われる。
 
*SHOのユーゼスはCPSの因果律操作により、別次元の自分(=スーパーロボット大戦のユーゼス)の記憶を得ており、同じことがCPSを作り上げたαのユーゼスにも起こっていた、あるいはイングラムの脳にあった人格転写ナノマシンから得たとすると、この疑問は解決される。
 
*SHOのユーゼスはCPSの因果律操作により、別次元の自分(=スーパーロボット大戦のユーゼス)の記憶を得ており、同じことがCPSを作り上げたαのユーゼスにも起こっていた、あるいはイングラムの脳にあった人格転写ナノマシンから得たとすると、この疑問は解決される。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終戦でイングラムの肉体を完全に乗っ取ったが、その声はαのユーゼスとは異なり(乃村健次氏が演じていた)キャストでは「仮面の男」となっていた。イングラムの肉体だったため違う声にしたのか、それとも声の設定を変えたのかは不明。第2次OGの設定を鑑みると若い頃と年を取った姿という違いがあるため声が違うということになる。
 
*『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終戦でイングラムの肉体を完全に乗っ取ったが、その声はαのユーゼスとは異なり(乃村健次氏が演じていた)キャストでは「仮面の男」となっていた。イングラムの肉体だったため違う声にしたのか、それとも声の設定を変えたのかは不明。第2次OGの設定を鑑みると若い頃と年を取った姿という違いがあるため声が違うということになる。
*[[シヴァー・ゴッツォ]]のBGMの名称が「ZEST SEVEN」となっているのはウルトラマンの力を手にした超神ゼストの後継者…すなわち、ウルトラセブンのオマージュという意味が込められているという説が有力。
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*[[シヴァー・ゴッツォ]]の名前がヘブライ語で「7」を意味するシヴァーで、BGMの名称も「ZEST SEVEN」となっているのは、ウルトラマンの力を手にした超神ゼストの後継者…すなわち、ウルトラセブンのオマージュという意味が込められているという説が有力。
 
*明言されてはいないが、ユーゼスのモチーフとなったのはイングラム同様、『ヒーロー戦記』の[[ギリアム・イェーガー]](と言うより、アポロン総統)と思われる。ギリアム役の田中秀幸氏は『ウルトラマンメビウス』以降のウルトラシリーズにてウルトラ兄弟の長兄・ゾフィーの声を演じており、偶然とは言え超神ゼスト・「ZEST SEVEN」の事を考えると因縁めいたものになっている。
 
*明言されてはいないが、ユーゼスのモチーフとなったのはイングラム同様、『ヒーロー戦記』の[[ギリアム・イェーガー]](と言うより、アポロン総統)と思われる。ギリアム役の田中秀幸氏は『ウルトラマンメビウス』以降のウルトラシリーズにてウルトラ兄弟の長兄・ゾフィーの声を演じており、偶然とは言え超神ゼスト・「ZEST SEVEN」の事を考えると因縁めいたものになっている。
 
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