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− | 2006年12月(国よって日は異なる)に発売された任天堂の据え置き型ゲーム機。
| + | 2006年12月2日に発売された任天堂の据え置き型ゲーム機。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 第6世代ハードである『[[ゲームキューブ]](以下、GC)』の次世代機種として開発された。公式に次世代機種として宣伝されたわけではないが(ただし、CPUに「GC2」の文字が有る)、GCとの後方互換性を持つ。ただし、GC用ソフトをプレイするには、GC用コントローラーとGC用メモリーカードが別途必要。発表当初は「レボリューション」のコードネームで呼ばれ、専用のロゴまで用意されていた。 | + | 第6世代ハードである『[[ニンテンドーゲームキューブ]](以下、GC)』の次世代機種として開発された。公式に次世代機種として宣伝されたわけではないが(ただし、CPUに「GC2」の文字が有る)、GCとの後方互換性を持つ。ただし、GC用ソフトをプレイするには、GC用コントローラーとGC用メモリーカードが別途必要。発表当初は「レボリューション」のコードネームで呼ばれ、専用のロゴまで用意されていた。 |
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| 最大の特徴は「Wiiリモコン」と呼ばれる片手で操作できるゲームコントローラーを採用したことにある。公式アナウンスでは「家族の誰もが楽しめる」コンセプトで開発、その結果Wiiリモコンが誕生した。また、複雑化しつつあるゲームの有り方に疑問を呈し、一般大衆が分からない部分を極限まで排除し、画面コンソロールを強化した。家庭内のインターネット普及に伴い、無線LAN機能を搭載してインターネット接続に対応している(有線接続には別売りの専用アダプタが必要)。それにより、「Wiiチャンネル」と呼ばれる通信機能による対戦ゲームや、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]や[[スーパーファミコン]]等の旧来ハードのゲームをダウンロード購入することが可能となった。 | | 最大の特徴は「Wiiリモコン」と呼ばれる片手で操作できるゲームコントローラーを採用したことにある。公式アナウンスでは「家族の誰もが楽しめる」コンセプトで開発、その結果Wiiリモコンが誕生した。また、複雑化しつつあるゲームの有り方に疑問を呈し、一般大衆が分からない部分を極限まで排除し、画面コンソロールを強化した。家庭内のインターネット普及に伴い、無線LAN機能を搭載してインターネット接続に対応している(有線接続には別売りの専用アダプタが必要)。それにより、「Wiiチャンネル」と呼ばれる通信機能による対戦ゲームや、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]や[[スーパーファミコン]]等の旧来ハードのゲームをダウンロード購入することが可能となった。 |
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| == 機能 == | | == 機能 == |
| ;Wiiリモコン | | ;Wiiリモコン |
− | :3軸の加速度センサーが内蔵された小型リモコン型のコントローラーであり、十字キーと複数のボタンで構成されている。既存のゲーム機のリモコンとは大きく違うので、インターフェイスに慣れないプレイヤーも多かった。なお、基本的な画面操作はマウス操作にほぼ近い。 | + | :3軸の加速度センサーが内蔵された小型リモコン型のコントローラーであり、十字キーと複数のボタンで構成されている。Wiiの象徴とも言える特徴的なコントロールデバイスであり、リモコンを直接動かすことによる直感的な操作を可能とした。基本的な画面操作はマウス操作にほぼ近い。 |
− | :これに関しては過去のゲームプレイの際に使用する専用の「クラシックコントローラ」が用意されているが、Wiiリモコンを横持ちすると従来の様なコントローラ操作ができるタイトルもある。 | + | :なお、後述のバーチャルコンソールなどのプレイ用に「クラシックコントローラ」も用意されているが、Wiiリモコンを横持ちすると従来の様なコントローラ操作ができるタイトルもある。 |
| :ジャイロセンサーを内蔵した周辺機器「Wiiモーションプラス」を装着すれば、より精密なリモコン操作が可能。 | | :ジャイロセンサーを内蔵した周辺機器「Wiiモーションプラス」を装着すれば、より精密なリモコン操作が可能。 |
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| ;記憶媒体 | | ;記憶媒体 |
− | :フラッシュメモリ(512MB)が内蔵されている。外部記憶媒体としてSDカード(SDHCまで)が対応しており、DLしたゲームソフトなどを最大32GBまで保存もできるが、起動時はソフトの容量に対応できる空きメモリの確保が必要となる。<br />このため、ソフトを購入する際は常に本体の空きメモリを計算して購入する必要がある。なお、GCソフトのセーブデータ記録にはGC用メモリーカードが別途必要。 | + | :フラッシュメモリ(512MB)が内蔵されている。外部記憶媒体としてSDカード(SDHCまで)が対応しており、DLしたゲームソフトなどを最大32GBまで保存もできるが、起動時はソフトの容量に対応できる空きメモリの確保が必要となる。このため、ソフトを購入する際は常に本体の空きメモリを計算して購入する必要がある。なお、GCソフトのセーブデータ記録にはGC用メモリーカードが別途必要。 |
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| ;バーチャルコンソール(VC) | | ;バーチャルコンソール(VC) |
− | :過去に発売されたゲーム作品を有料ダウンロードすることでプレイすることが可能なサービス。任天堂ハードが多いが、セガ・NECのPCエンジン等の他社ハードのものもある。国内34社、国外2社がこれに参加している。<br />一台のハードで複数の異なるゲーム機が遊べるのは、家庭用ゲームでもWiiが初。いわゆるコンシューマー機においては精度の高いエミュレータが使われているとみられる。スパロボシリーズも過去に複数の作品が発売されているが、多数の会社の版権が絡むため現在のところ未配信である。<br />なおダウンロードに際しては、Wiiポイントと呼ばれる専用の電子マネーを事前購入して、そこから支払うという形となる。 | + | :過去に発売されたゲーム作品を有料ダウンロードすることでプレイすることが可能なサービス。任天堂ハードが多いが、セガ・NECのPCエンジン等の他社ハードのものもある。国内34社、国外2社がこれに参加している。一台のハードで複数の異なるゲーム機が遊べるのは、家庭用ゲームでもWiiが初。いわゆるコンシューマー機においては精度の高いエミュレータが使われているとみられる。スパロボシリーズも過去に複数の作品が発売されているが、多数の会社の版権が絡むため現在のところ未配信である。なおダウンロードに際しては、Wiiポイントと呼ばれる専用の電子マネーを事前購入して、そこから支払うという形となる。 |
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| ;Wiiウェア | | ;Wiiウェア |
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| ;Wii U | | ;Wii U |
− | :2012年12月8日発売。液晶ディスプレイを搭載したワイヤレスコントローラを採用し、TVとの2画面で、あるいはコントローラの画面のみでプレイできるのが最大の特徴。昔から任天堂が目指していた「テレビを必要としない据置機」というコンセプトとなった(この思想は後述のNintendo Switchにも引き継がれる)。 | + | :2012年12月8日発売。液晶ディスプレイを搭載したワイヤレスコントローラを採用し、TVとの2画面で、あるいはコントローラの画面のみのプレイが可能であるのが最大の特徴。かねてより任天堂が目指していた「テレビを必要としない据置機」というコンセプトとなった(この思想は後述のNintendo Switchにも引き継がれる)。 |
| :また、任天堂のゲーム機としては初めてHD映像出力に対応している。Wiiとの後方互換を持っているが、プレイにはWiiリモコンおよびセンサーバーが別途必要。また、ゲームキューブとの互換が廃止された。 | | :また、任天堂のゲーム機としては初めてHD映像出力に対応している。Wiiとの後方互換を持っているが、プレイにはWiiリモコンおよびセンサーバーが別途必要。また、ゲームキューブとの互換が廃止された。 |
− | :2017年1月に国内における生産終了を発表。任天堂のコンシューマゲーム事業は後述のNintendo Switchへと注力がシフトされる事となった。バーチャルボーイ以来となるスパロボシリーズタイトルがリリースされない任天堂製ゲーム機となった<ref>先述の通りWiiとの互換性は有る為、『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』をプレイすること自体は可能。</ref>。 | + | :2017年1月に国内における生産終了を発表。任天堂のコンシューマゲーム事業は後述のNintendo Switchへと移行され、バーチャルボーイ以来となるスパロボシリーズタイトルがリリースされない任天堂製ゲーム機となった<ref>先述の通りWiiとの互換性は有る為、『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』をプレイすること自体は可能。</ref>。 |
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| ;Nintendo Switch | | ;Nintendo Switch |
| :2017年3月3日発売。2015年に『NX』のコードネームで開発が発表され、2016年10月に正式公開された任天堂の新型ゲーム機。 | | :2017年3月3日発売。2015年に『NX』のコードネームで開発が発表され、2016年10月に正式公開された任天堂の新型ゲーム機。 |
− | :最大の特徴は「据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の両立」をコンセプトとした点で、周辺機器の「Joy-Con」や「Nintendo Switch Dock」との組み合わせで据置・携帯両方のゲーム機のスタイルを取ることが可能(インタビュー等で任天堂は据置機として扱っている)。据置、携帯、省電力、省スペース、体感コントローラー、タッチパネル等々、従来の任天堂のゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっている。 | + | :最大の特徴は「据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の両立」をコンセプトとした点で、周辺機器の「Joy-Con」や「Nintendo Switch Dock」との組み合わせで据置・携帯両方のゲーム機のスタイルを取ることが可能(インタビュー等で任天堂は据置機として扱っている)。据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、過去の任天堂のゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっている。 |
− | :開発ベースが従来の任天堂ゲーム機と異なることから、Wii Uやニンテンドー3DSの後継機ではないとしており、それぞれのプラットフォーム後方互換も採用されていない。 | + | :他方、開発ベースが従来の任天堂ゲーム機と異なることから、Wii Uやニンテンドー3DSの後継機ではないとしており、それぞれのプラットフォーム後方互換も採用されていない。 |
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| == 補足 == | | == 補足 == |