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| モチーフとなっているのは、15世紀末に製作されたフランスの連作タペストリー『'''貴婦人と一角獣'''』で貴婦人に寄り添う神獣・ユニコーン。劇中でも連作の中の一枚である「私のたった一つの望み」が登場し、重要な役割を果たす。 | | モチーフとなっているのは、15世紀末に製作されたフランスの連作タペストリー『'''貴婦人と一角獣'''』で貴婦人に寄り添う神獣・ユニコーン。劇中でも連作の中の一枚である「私のたった一つの望み」が登場し、重要な役割を果たす。 |
| | | |
− | 数奇な偶然からバナージの機体となったユニコーンガンダムであるが、この機体の本来の役割は「ニュータイプの乗る機体をパイロットごと破壊する」ことにある。想定されていた戦闘スタイルは、まず随伴機である[[ジェスタ]]が取り巻きを片付け、デストロイモードを発動したユニコーンが敵ニュータイプを一騎打ちで片付ける、というもの。解除後のクールタイムもジェスタがカバーすることが前提となっている。
| + | 数奇な偶然からバナージの機体となったユニコーンガンダムであるが、この機体の本来の役割は「ニュータイプの乗る機体をパイロットごと破壊する」ことにある。想定されていた戦闘スタイルは、「まず随伴機である[[ジェスタ]]が取り巻きを片付け、デストロイモードを発動したユニコーンが敵ニュータイプを一騎討ちで片付ける」というもの。解除後のクールタイムもジェスタがカバーすることが前提となっている。 |
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| ==== デストロイモード ==== | | ==== デストロイモード ==== |
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| :最初からNT-D限定時にビーム・マグナム連続攻撃が追加され、遠距離の相手に対する決定打も持てるようになったが5ターンの制限はやはり厳しいか。代わりにバナージのNTレベルの伸びが良くなったので命中・回避に関してはかなりフォローが効くようになった。それでも今回は当ててくる相手が多い為油断は出来ない。 | | :最初からNT-D限定時にビーム・マグナム連続攻撃が追加され、遠距離の相手に対する決定打も持てるようになったが5ターンの制限はやはり厳しいか。代わりにバナージのNTレベルの伸びが良くなったので命中・回避に関してはかなりフォローが効くようになった。それでも今回は当ててくる相手が多い為油断は出来ない。 |
| :ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」でNT-Dのターン制限が消滅・完全覚醒状態に変化する。'''銃も盾も装備していない'''グラフィック通り完全覚醒状態は'''シールド防御不可能'''である事に注意したい。シールド・ファンネルでシールド防御しても良い気はするが…。 | | :ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」でNT-Dのターン制限が消滅・完全覚醒状態に変化する。'''銃も盾も装備していない'''グラフィック通り完全覚醒状態は'''シールド防御不可能'''である事に注意したい。シールド・ファンネルでシールド防御しても良い気はするが…。 |
− | :さらに第44話でフルアーマーが装備され、こちらがデフォルト形態になる。必殺武器の火力こそこちらが上だが継戦+不意の撃墜防止のためボス戦まではフルアーマーで立ち回る等上手く使い分けたい。 | + | :さらに第44話「宿命を越えて」で[[フルアーマー・ユニコーンガンダム|フルアーマー]]が装備され、こちらがデフォルト形態になる。必殺武器の火力こそこちらが上だが継戦+不意の撃墜防止のためボス戦まではフルアーマーで立ち回る等上手く使い分けたい。 |
| :今回は「火の文明」を体現するマシンとして描かれており、バナージによって力を引き出され、引き出された力がバナージの力を引き出す、という高めあいのループを起こしていることが語られている。 | | :今回は「火の文明」を体現するマシンとして描かれており、バナージによって力を引き出され、引き出された力がバナージの力を引き出す、という高めあいのループを起こしていることが語られている。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
− | :参戦はELS移送ルート第19話と、主人公機としては遅め。 | + | :参戦は第19話[[ELS]]移送ルート「歴史の裏に消えた者達」と、主人公機としては遅め。 |
| :本作ではビームガトリングガンがシールドに二丁懸架しているグラフィックに変更されている。覚醒版は常時シールド・ファンネルを展開したものとなっている。 | | :本作ではビームガトリングガンがシールドに二丁懸架しているグラフィックに変更されている。覚醒版は常時シールド・ファンネルを展開したものとなっている。 |
| :今回は'''覚醒前からNT-Dにターン制限が無く'''、剣・盾・銃・特殊回避・Iフィールドと特殊防御・耐久に関する特殊能力が目白押しであり、さらにフルサイコ・フレームで機体性能を後押しすると言う凄まじいスペックを誇る。但しバナージの能力は特別高いわけではなく、本人のスキルが寂しい為ある程度の補強は必須。 | | :今回は'''覚醒前からNT-Dにターン制限が無く'''、剣・盾・銃・特殊回避・Iフィールドと特殊防御・耐久に関する特殊能力が目白押しであり、さらにフルサイコ・フレームで機体性能を後押しすると言う凄まじいスペックを誇る。但しバナージの能力は特別高いわけではなく、本人のスキルが寂しい為ある程度の補強は必須。 |
− | :弾数制の武装の燃費が第3次Zと比べて悪化しており、ハイパー・バズーカ、ビーム・マグナムがそれぞれ5ずつしか無いため[[Bセーブ]]を付けないと遠距離から狙われるとあっという間に無くなってしまう。 | + | :弾数制の武装の燃費が『第3次Z』と比べて悪化しており、ハイパー・バズーカ、ビーム・マグナムがそれぞれ5ずつしか無いため[[Bセーブ]]を付けないと遠距離から狙われるとあっという間に無くなってしまう。 |
− | :さらに第38話と遅めのタイミングで覚醒可能になる。デストロイモードを介さずユニコーンモードから直接覚醒を使用した場合、発動時のムービーに角が開くモーションが追加される。覚醒後は宇宙Sに加えてHP回復が付く。但し基本性能はそこまで大きく変化しないので注意。フルサイコ・フレームの効果を最大限に活かしたい。また覚醒状態は移動後攻撃がかなり極端であり(バルカン・サーベルと覚醒攻撃)、戦闘を長射程のファンネル任せにするとボス戦に参加しづらくなる為、進撃中は同時期に解禁され移動後攻撃に長けたフルアーマーで立ち回る等考慮したい。 | + | :さらに第38話「たったひとつの望み」と遅めのタイミングで覚醒可能になる。デストロイモードを介さずユニコーンモードから直接覚醒を使用した場合、発動時のムービーに角が開くモーションが追加される。覚醒後は宇宙Sに加えてHP回復が付く。ただし、基本性能はそこまで大きく変化しないので注意。フルサイコ・フレームの効果を最大限に活かしたい。また覚醒状態は移動後攻撃がかなり極端であり(バルカン・サーベルと覚醒攻撃)、戦闘を長射程のファンネル任せにするとボス戦に参加しづらくなる為、進撃中は同時期に解禁され移動後攻撃に長けたフルアーマーで立ち回る等考慮したい。 |
| :また、覚醒しようがしまいが一貫して'''空を飛べない'''という地味に不便な欠点もあるため、市街戦など足を取られやすいマップは要注意。できれば[[空]]適応を付与するボーナスを持った機体とタッグを組みたいところ。 | | :また、覚醒しようがしまいが一貫して'''空を飛べない'''という地味に不便な欠点もあるため、市街戦など足を取られやすいマップは要注意。できれば[[空]]適応を付与するボーナスを持った機体とタッグを組みたいところ。 |
− | :線の多いデザイン故か、'''戦闘シーンにおいて稀に処理が間に合わずフリーズが発生する'''事がある。旧3DSでは特に頻発する傾向に有るため注意を要する。 | + | :線の多いデザイン<ref>余談だが、ユニコーンガンダム(特に、デストロイモード)は、線が多いデザインだったので、アニメーターの苦労は並大抵のものではなかったという。</ref>故か、'''戦闘シーンにおいて稀に処理が間に合わず[[バグ (ゲーム)|フリーズ]]が発生する'''事がある。[[ニンテンドー3DS|旧3DS]]では特に頻発する傾向に有るため注意を要する。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
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| ;60mmバルカン砲 | | ;60mmバルカン砲 |
| :頭部に2門装備。連邦軍MSの共通装備。ユニコーンは武装の関係上使い勝手の良い遠距離武器がビーム・マグナム程度しかないせいか、劇中では他飛び道具の武装があっても他シリーズに比べ使用頻度が高い。 | | :頭部に2門装備。連邦軍MSの共通装備。ユニコーンは武装の関係上使い勝手の良い遠距離武器がビーム・マグナム程度しかないせいか、劇中では他飛び道具の武装があっても他シリーズに比べ使用頻度が高い。 |
− | :OVA版ではサイコシャードを使われる前に全弾撃ち尽くしているため[[バンシィ・ノルン]]と違い頭部の発射口は破壊されていない。 | + | :[[OVA]]版ではサイコシャードを使われる前に全弾撃ち尽くしているため[[バンシィ・ノルン]]と違い頭部の発射口は破壊されていない。 |
| ;ビーム・サーベル | | ;ビーム・サーベル |
| :両腕に2基、バックパックに2基、計4基装備されている。バックパックの物はデストロイモード時に展開され、その装備状態と引き抜く様は初代[[ガンダム]]のそれを髣髴とさせる。 | | :両腕に2基、バックパックに2基、計4基装備されている。バックパックの物はデストロイモード時に展開され、その装備状態と引き抜く様は初代[[ガンダム]]のそれを髣髴とさせる。 |
− | :『天獄篇』の完全覚醒形態ではモーションが変わり、切り抜けた直後にシールドが飛来、爆風を防ぐ。『BX』では一切使用されない。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』の完全覚醒形態ではモーションが変わり、切り抜けた直後にシールドが飛来、爆風を防ぐ。『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では一切使用されない。 |
| :;ビーム・トンファー | | :;ビーム・トンファー |
| ::両腕のビーム・サーベルは展開後に腕に接続したままビーム刃を発生させることが可能で、ビームトンファーとして使う事が出来る。デストロイモード時限定の能力だが、初期案ではユニコーンモードでも展開することが出来た。 | | ::両腕のビーム・サーベルは展開後に腕に接続したままビーム刃を発生させることが可能で、ビームトンファーとして使う事が出来る。デストロイモード時限定の能力だが、初期案ではユニコーンモードでも展開することが出来た。 |
− | ::『第3次Z』ではNT-D連続攻撃とシールド・ファンネルのトドメで使う。『BX』ではこちらが「ビーム・サーベル」名義で登録されている。NT-D連続攻撃、NT-D覚醒攻撃の通常演出で使用。 | + | ::『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではNT-D連続攻撃とシールド・ファンネルのトドメで使う。『BX』ではこちらが「ビーム・サーベル」名義で登録されている。NT-D連続攻撃、NT-D覚醒攻撃の通常演出で使用。 |
| :;ビーム・サーベル(超高出力) | | :;ビーム・サーベル(超高出力) |
| ::原作小説版での最終決戦時のシナンジュに行なった攻撃。ビーム・トンファーの状態で'''発生器その物が融解する程の限界を超えた出力を出している'''。 | | ::原作小説版での最終決戦時のシナンジュに行なった攻撃。ビーム・トンファーの状態で'''発生器その物が融解する程の限界を超えた出力を出している'''。 |
− | ::『BX』ではNT-D連続攻撃のトドメ演出で使用。 | + | ::『BX』ではNT-D連続攻撃の[[トドメ演出]]で使用。 |
| : | | : |
| ;ビーム・マグナム | | ;ビーム・マグナム |
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| :『第3次Z』では6発の弾数全体攻撃で、ユニコーンモードでのみ機体の[[カットイン]]が入る。デストロイモードでは2発の連射になる。完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。 | | :『第3次Z』では6発の弾数全体攻撃で、ユニコーンモードでのみ機体の[[カットイン]]が入る。デストロイモードでは2発の連射になる。完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。 |
| :『BX』ではマグナム弾の換装を行うカットインが入る。連続射撃が無いので覚醒形態でも使用可能。 | | :『BX』ではマグナム弾の換装を行うカットインが入る。連続射撃が無いので覚醒形態でも使用可能。 |
− | :戦闘デモでは連射しているが、『V』でようやく単射のデモになった。 | + | :戦闘デモでは連射しているが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でようやく単射のデモになった。 |
| ;ハイパー・バズーカ | | ;ハイパー・バズーカ |
| :実体弾を撃ちだす火器。通常弾頭の他、ベアリング弾を撒き散らす特殊(クラスター)弾頭も撃てる。更に下部にオプションパーツを装備するためのレールも設置されているという、拡張性の高い武装となっている。[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]ではジェスタのビーム・ライフル用のグレネード・ランチャーを下部レールに装備。 | | :実体弾を撃ちだす火器。通常弾頭の他、ベアリング弾を撒き散らす特殊(クラスター)弾頭も撃てる。更に下部にオプションパーツを装備するためのレールも設置されているという、拡張性の高い武装となっている。[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]ではジェスタのビーム・ライフル用のグレネード・ランチャーを下部レールに装備。 |
| :砲身を短縮する事が可能で、その状態でバックパック中央部に装着可能。予備マガジンはビーム・マグナムのマガジンと同じく腰後部に装着。 | | :砲身を短縮する事が可能で、その状態でバックパック中央部に装着可能。予備マガジンはビーム・マグナムのマガジンと同じく腰後部に装着。 |
| :SRWでは完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。 | | :SRWでは完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。 |
− | :原作ではネェル・アーガマに搭載されていた武装だが、『時獄篇』ではインダストリアル7からビームガトリングガンと共に回収されている設定になっている。また、『BX』では最初から装備している。 | + | :原作ではネェル・アーガマに搭載されていた武装だが、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ではインダストリアル7からビームガトリングガンと共に回収されている設定になっている。また、『BX』では最初から装備している。 |
| ;シールド | | ;シールド |
| :専用のシールド。デストロイモード時はサイコフレームパーツがX字に展開する。Iフィールド発生装置も内蔵。裏側にビームガトリングガンを装着できる。 | | :専用のシールド。デストロイモード時はサイコフレームパーツがX字に展開する。Iフィールド発生装置も内蔵。裏側にビームガトリングガンを装着できる。 |
| :ちなみにこのシールド、正面からのビームはおろか、バンシィにビームサーベルを押し当てられても、ネオ・ジオングの主砲やミサイルを受けても傷ひとつ付いておらず、果てはサイコシャードによる武装解除の影響で、裏面に装備していたビーム・ガトリングガン×2が爆発しても'''一切機能に支障が出ていない'''。 | | :ちなみにこのシールド、正面からのビームはおろか、バンシィにビームサーベルを押し当てられても、ネオ・ジオングの主砲やミサイルを受けても傷ひとつ付いておらず、果てはサイコシャードによる武装解除の影響で、裏面に装備していたビーム・ガトリングガン×2が爆発しても'''一切機能に支障が出ていない'''。 |
− | :一方小説版では最終決戦において順次破壊されていき、最後の一枚に至っては目くらましとして使用されバナージ自身によって裏側から打ち抜かれてしまっている。 | + | :一方、[[小説]]版では最終決戦において順次破壊されていき、最後の一枚に至っては目くらましとして使用されバナージ自身によって裏側から打ち抜かれてしまっている。 |
| :;[[Iフィールド]] | | :;[[Iフィールド]] |
| ::シールドの中心から自動で展開されるフィールド。 | | ::シールドの中心から自動で展開されるフィールド。 |
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| ==== 特筆機能 ==== | | ==== 特筆機能 ==== |
| ;NT-Dシステム | | ;NT-Dシステム |
− | :デストロイモード時に発動する特殊システム。表向きは「ニュータイプ・ドライブ」とされているが、真の意味は「'''ニュータイプ・デストロイヤー・システム'''」で、[[ニュータイプ]]を抹殺するシステム。これは、ニュータイプの抹殺=ジオンが提唱した新人類の根絶=ジオンの根絶という意図で組み込まれたとされる。ニュータイプあるいは強化人間の思念を感知すると起動し、機体をデストロイモードに移行させるが、最悪の場合フィードバックにより、インテンション・オートマチックを介してパイロットの意思を飲み込んでしまう。これはバンシィにも搭載されているが、ユニコーンのこれにはラプラス・プログラムが仕込まれており、その関係で強化人間が乗った場合は起動できないようロックがかけられている。BXではスパロボにおいてはニュータイプと同義の存在とされている[[刹那・F・セイエイ|イノベイター]]にも反応していた。 | + | :デストロイモード時に発動する特殊システム。表向きは「ニュータイプ・ドライブ」とされているが、真の意味は「'''ニュータイプ・デストロイヤー・システム'''」で、[[ニュータイプ]]を抹殺するシステム。これは、ニュータイプの抹殺=ジオンが提唱した新人類の根絶=ジオンの根絶という意図で組み込まれたとされる。 |
| + | :ニュータイプあるいは強化人間の思念を感知すると起動し、機体をデストロイモードに移行させるが、最悪の場合フィードバックにより、インテンション・オートマチックを介してパイロットの意思を飲み込んでしまう。 |
| + | :同じ機能はバンシィにも搭載されているが、ユニコーンのこれにはラプラス・プログラムが仕込まれており、その関係で強化人間が乗った場合は起動できないようロックがかけられている。『BX』ではスパロボにおいてはニュータイプと同義の存在とされている[[刹那・F・セイエイ|イノベイター]]にも反応していた。 |
| :ラプラス・プログラムとの連動による隠し機能として、一定値を超えた思念波を拾って起動した場合は、サイコフレームが色に関わらず翠緑の燐光を発し、機体全体をオーラのように覆う。さらにコクピットのモニター部分が変形し、発光色もグリーンに変化。稼動限界のカウンターが正常に作動しなくなり、デストロイモードの強制解除がなくなる。 | | :ラプラス・プログラムとの連動による隠し機能として、一定値を超えた思念波を拾って起動した場合は、サイコフレームが色に関わらず翠緑の燐光を発し、機体全体をオーラのように覆う。さらにコクピットのモニター部分が変形し、発光色もグリーンに変化。稼動限界のカウンターが正常に作動しなくなり、デストロイモードの強制解除がなくなる。 |
| :;擬似NT-D | | :;擬似NT-D |
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| ;インテンション・オートマチック・システム | | ;インテンション・オートマチック・システム |
| :パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させる思考操縦システム。簡単に言えば「自分の思考だけで機体を操縦できるシステム」であり、[[シナンジュ]]から継承されたシステム。 | | :パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させる思考操縦システム。簡単に言えば「自分の思考だけで機体を操縦できるシステム」であり、[[シナンジュ]]から継承されたシステム。 |
− | :これと同様のシステムとしては『[[機動戦士ガンダムF91]]』の[[ラフレシア]]に搭載された「ネオ・サイコミュシステム」、漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)に登場するサイコ・ザクに組み込まれた「リユース・サイコ・デバイス」等が挙げられる。 | + | :これと同様のシステムとしては『[[機動戦士ガンダムF91]]』の[[ラフレシア]]に搭載された「ネオ・サイコミュシステム」、[[漫画]]『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)に登場するサイコ・ザクに組み込まれた「リユース・サイコ・デバイス」等が挙げられる。 |
| ;La+(ラプラス)システム | | ;La+(ラプラス)システム |
| :1号機のみに搭載された「[[ラプラスの箱]]」の所在地を明らかにする「鍵」となるシステム。指定された座標でNT-Dを起動すると、「ラプラスの箱」の手がかりとなるデータが開示される。 | | :1号機のみに搭載された「[[ラプラスの箱]]」の所在地を明らかにする「鍵」となるシステム。指定された座標でNT-Dを起動すると、「ラプラスの箱」の手がかりとなるデータが開示される。 |
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| :BXではデストロイモード時に敵のサイコミュ武器使用不能という形で再現。 | | :BXではデストロイモード時に敵のサイコミュ武器使用不能という形で再現。 |
| ;サイコ・フィールド | | ;サイコ・フィールド |
− | :「神」となった後のこれがサイコシャードと同様の力を持ち、ミサイルを手をかざしただけで爆破させた。 | + | :「[[神]]」となった後のこれがサイコシャードと同様の力を持ち、ミサイルを手をかざしただけで爆破させた。 |
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| ==== 必殺技 ==== | | ==== 必殺技 ==== |
| ;ビーム・マグナム連続射撃 | | ;ビーム・マグナム連続射撃 |
− | :『天獄篇』のみ。文字通りビーム・マグナムを連射する。トドメ演出では敵に穴が開く。デストロイモードになると追加されるが、Prologueでは未搭載。 | + | :『第3次Z天獄篇』のみ。文字通りビーム・マグナムを連射する。トドメ演出では敵に穴が開く。デストロイモードになると追加されるが、Prologueでは未搭載。 |
| :完全覚醒前は通常の「ビーム・マグナム」との差別化の為か単体攻撃、完全覚醒形態になると全体攻撃になる。 | | :完全覚醒前は通常の「ビーム・マグナム」との差別化の為か単体攻撃、完全覚醒形態になると全体攻撃になる。 |
| ;シールド・ファンネル | | ;シールド・ファンネル |
| :インテンション・オートマチック・システムとの連動により、シールドのサイコフレームが共振、独自に推進力を得ることで、ファンネルよろしく自立起動させて自在に操る事が可能。攻撃を防ぐ他にも、アニメではビームガトリングガンをマウントしたまままさにファンネルの如く射撃を行うなど、攻守に応用されていた。 | | :インテンション・オートマチック・システムとの連動により、シールドのサイコフレームが共振、独自に推進力を得ることで、ファンネルよろしく自立起動させて自在に操る事が可能。攻撃を防ぐ他にも、アニメではビームガトリングガンをマウントしたまままさにファンネルの如く射撃を行うなど、攻守に応用されていた。 |
− | :『天獄篇』ではビームガトリングガンで牽制しつつビームトンファーで連携攻撃を仕掛けるものになっている。なおフルアーマー形態では使用不可能。最後の一撃はトンファーの出力が大幅に上がっているが、これは小説版でシナンジュを撃破した一撃の再現。完全覚醒形態になると追加されるが、バルカン以外どの武器を使っても出て来る。 | + | :『第3次Z天獄篇』ではビームガトリングガンで牽制しつつビームトンファーで連携攻撃を仕掛けるものになっている。なおフルアーマー形態では使用不可能。最後の一撃はトンファーの出力が大幅に上がっているが、これは小説版でシナンジュを撃破した一撃の再現。完全覚醒形態になると追加されるが、バルカン以外どの武器を使っても出て来る。 |
| :『BX』では他のファンネルやビットと同様の武装に変更され、射程も3~9と大幅に伸びた(バナージのNTレベルで更に伸びる)代わりにビームトンファーを使わないためビーム・マグナムより弱くなった。 | | :『BX』では他のファンネルやビットと同様の武装に変更され、射程も3~9と大幅に伸びた(バナージのNTレベルで更に伸びる)代わりにビームトンファーを使わないためビーム・マグナムより弱くなった。 |
| ;NT-D連続攻撃 | | ;NT-D連続攻撃 |
| :デストロイモードでのみ使用可能な必殺技。使用するにはニュータイプLV3が必要。 | | :デストロイモードでのみ使用可能な必殺技。使用するにはニュータイプLV3が必要。 |
− | :バルカン→ビーム・マグナム→ビーム・サーベルによる波状攻撃をかける。[[トドメ演出]]でリアルカットイン+ビーム・トンファーによる追撃が入る。流れを原作に合わせると、OVA版第2巻での[[シナンジュ]]戦におけるバルカンでの攻撃(カットインから射線と敵の回避動作を含めて)→ビーム・マグナム連射→OVA版第3巻でNT-Dに飲まれた状態で[[クシャトリヤ]]を半壊させたビームサーベル乱舞+突き刺し。[[トドメ演出]]はラプラス残骸付近で[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]の四肢をぶった斬ったビームトンファーでの斬り下ろし。デストロイモード自体はイベントで何度か起動するが、この技はコマンドが追加されてから解禁される。ただし、完全な覚醒形態になると使用できなくなる。 | + | :バルカン→ビーム・マグナム→ビーム・サーベルによる波状攻撃をかける。[[トドメ演出]]でリアルカットイン+ビーム・トンファーによる追撃が入る。 |
− | :BXではビーム・マグナム→バルカン→ビーム・サーベル→蹴り飛ばし→ビーム・トンファーに変更され、トドメ演出はビーム・トンファー最大出力になった。 | + | :流れを原作に合わせると、OVA版第2巻での[[シナンジュ]]戦におけるバルカンでの攻撃(カットインから射線と敵の回避動作を含めて)→ビーム・マグナム連射→OVA版第3巻でNT-Dに飲まれた状態で[[クシャトリヤ]]を半壊させたビームサーベル乱舞+突き刺し。トドメ演出はラプラス残骸付近で[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]の四肢をぶった斬ったビームトンファーでの斬り下ろし。 |
| + | :デストロイモード自体はイベントで何度か起動するが、この技はコマンドが追加されてから解禁される。ただし、完全な覚醒形態になると使用できなくなる。 |
| + | :『BX』ではビーム・マグナム→バルカン→ビーム・サーベル→蹴り飛ばし→ビーム・トンファーに変更され、トドメ演出はビーム・トンファー最大出力になった。 |
| ;NT-D覚醒攻撃 | | ;NT-D覚醒攻撃 |
| :[[ネオ・ジオング]]戦を再現した、シールド・ファンネルと徒手空拳による連続攻撃。フル・サイコフレームの特性を生かした素手による乱撃。トドメ演出では敵の装甲を貫手で抉り貫いた後にリアルカットインが入る。 | | :[[ネオ・ジオング]]戦を再現した、シールド・ファンネルと徒手空拳による連続攻撃。フル・サイコフレームの特性を生かした素手による乱撃。トドメ演出では敵の装甲を貫手で抉り貫いた後にリアルカットインが入る。 |
− | :まさかの'''素手で格闘戦をする'''という展開と、[[カーディアス・ビスト|カーディアス]]がOVA版第1巻で見せた[[白兵戦]]の強さから、[[漫画]]『北斗の拳』に登場する[[武術・格闘技|拳法]]である「北斗神拳」に引っ掛けて「'''ビスト神拳'''」という[[俗語・俗称|俗称]]が付いている。TV用に再編集された『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の後期EDでも一部が採用され、毎週のように[[シナンジュ|対戦相手]]の腕が砕かれ、切り落とされ、胸板を貫かれることに…。 | + | :まさかの'''素手で格闘戦をする'''という展開と、[[カーディアス・ビスト|カーディアス]]がOVA版第1巻で見せた[[白兵戦]]の強さから、[[漫画]]『北斗の拳』に登場する[[武術・格闘技|拳法]]である「北斗神拳」に引っ掛けて「'''ビスト神拳'''」という[[俗語・俗称|俗称]]が付いている。 |
| + | :TV版用に再編集された『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の後期EDでも一部が採用され、毎週のように[[シナンジュ|対戦相手]]の腕が砕かれ、切り落とされ、胸板を貫かれることに…。 |
| :「正拳」⇒「手刀」⇒「貫手」と様々な手の型で攻撃するのは、古橋監督によると、作中での理由は手のパーツの関節保護のためだが、アニメの演出上としての理由は、決め技の「'''掌'''」(下記の「'''ソフトチェストタッチ'''」)へ到るコントラストのためとのこと。 | | :「正拳」⇒「手刀」⇒「貫手」と様々な手の型で攻撃するのは、古橋監督によると、作中での理由は手のパーツの関節保護のためだが、アニメの演出上としての理由は、決め技の「'''掌'''」(下記の「'''ソフトチェストタッチ'''」)へ到るコントラストのためとのこと。 |
| :ちなみに、「ビスト神拳」の俗称やスパロボの演出により一撃必殺のイメージが強いが、OVAではネオ・ジオングを追い詰めるも、大型アームユニットに捕らえられてしまいフロンタル共々そのまま刻を形象として垣間見ることとなり、ネオ・ジオングはまだ倒せておらず、下記の「ソフトチェストタッチ」によってトドメを刺す。 | | :ちなみに、「ビスト神拳」の俗称やスパロボの演出により一撃必殺のイメージが強いが、OVAではネオ・ジオングを追い詰めるも、大型アームユニットに捕らえられてしまいフロンタル共々そのまま刻を形象として垣間見ることとなり、ネオ・ジオングはまだ倒せておらず、下記の「ソフトチェストタッチ」によってトドメを刺す。 |
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| :「それでも」と足掻き続けた[[バナージ・リンクス|バナージ]]の到達点。一切の攻撃をせず、ユニコーンが掌から発する'''“暖かな光”'''を、対象に接触して直接注ぎ込む不戦の技。これを受けたネオ・ジオングは、搭乗していた[[フル・フロンタル|フロンタル]]の中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。 | | :「それでも」と足掻き続けた[[バナージ・リンクス|バナージ]]の到達点。一切の攻撃をせず、ユニコーンが掌から発する'''“暖かな光”'''を、対象に接触して直接注ぎ込む不戦の技。これを受けたネオ・ジオングは、搭乗していた[[フル・フロンタル|フロンタル]]の中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。 |
| :関連書籍類での解説によると、これはバナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身の[[サイコフレーム]]に作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、とのこと。 | | :関連書籍類での解説によると、これはバナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身の[[サイコフレーム]]に作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、とのこと。 |
− | :他のゲームでは再現されることもあるが、『スパロボZ天獄編』では、歴代ガンダムパイロットの“熱意”によってフロンタルとネオ・ジオングが浄化される、独自の展開に変更されているため、この「ソフトチェストタッチ」は再現されていない。 | + | :他のゲームでは再現されることもあるが、『第3次Z天獄篇』では、「歴代ガンダムパイロットの“熱意”によってフロンタルとネオ・ジオングが浄化される」という独自の展開に変更されているため、この「ソフトチェストタッチ」は再現されていない。 |
| :なお、この「ソフトチェストタッチ」という名称は、インタビュー上で'''古橋一浩監督が命名したもの'''である。 | | :なお、この「ソフトチェストタッチ」という名称は、インタビュー上で'''古橋一浩監督が命名したもの'''である。 |
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| ;ツイン・ビーム・マグナム | | ;ツイン・ビーム・マグナム |
| :[[リディ・マーセナス]]の乗る[[バンシィ・ノルン]]との合体攻撃。フルアーマーでは使えない。 | | :[[リディ・マーセナス]]の乗る[[バンシィ・ノルン]]との合体攻撃。フルアーマーでは使えない。 |
− | :二機で波状攻撃を仕掛けた後、ビーム・マグナムで撃ち抜く。OVA版でのネオ・ジオングに対して行なった連携攻撃の再現。ただ、ユニコーン側から見ると見せ技でしかないのが問題。 | + | :二機で波状攻撃を仕掛けた後、ビーム・マグナムで撃ち抜く。OVA版でのネオ・ジオングに対して行なった連携攻撃の再現。ただし、ユニコーン側から見ると「見せ技」でしかないのが問題。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| ;NT-Dシステム | | ;NT-Dシステム |
| :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]では固有の特殊能力となり、[[気力]]130以上で1マップにつき1度だけ任意に発動、5ターン経過すると解除されるという仕組みになっている。 | | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]では固有の特殊能力となり、[[気力]]130以上で1マップにつき1度だけ任意に発動、5ターン経過すると解除されるという仕組みになっている。 |
− | :これはNT-Dシステム発動時の極めて高い機動性能から来る肉体的負荷と、下記のインテンション・オートマチック・システムを制御する[[サイコミュ]]システムによる精神的な負荷から、専用のパイロットスーツ着用でもシステム稼動時間が5分程度で限界を迎えるという設定から来ているものと思われる。天獄篇の中盤で発動に必要な気力こそ変わらないものの、ターン制限がなくなる。『BX』では最初からターン制限なしで敵のサイコミュ兵器を使用不能にする『サイコミュ・ジャック』も追加される。 | + | :これはNT-Dシステム発動時の極めて高い機動性能から来る肉体的負荷と、下記のインテンション・オートマチック・システムを制御する[[サイコミュ]]システムによる精神的な負荷から、専用のパイロットスーツ着用でもシステム稼動時間が5分程度で限界を迎えるという設定から来ているものと思われる。 |
| + | :『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』の中盤で発動に必要な気力こそ変わらないものの、ターン制限がなくなる。『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では最初からターン制限なしで敵のサイコミュ兵器を使用不能にする『サイコミュ・ジャック』も追加される。 |
| ;フル・サイコフレーム | | ;フル・サイコフレーム |
| :『BX』で所持。気力130・ニュータイプL5以上の時に、全ての能力が上昇する。 | | :『BX』で所持。気力130・ニュータイプL5以上の時に、全ての能力が上昇する。 |
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| :ビーム兵器によるダメージを軽減。 | | :ビーム兵器によるダメージを軽減。 |
| ;サイコ・フィールド | | ;サイコ・フィールド |
− | :『天獄篇』でのターン制限撤廃後のデストロイモード時に、Iフィールドと入れ代わりに追加。全属性ダメージを2000まで無効化。 | + | :『第3次Z天獄篇』でのターン制限撤廃後のデストロイモード時に、Iフィールドと入れ代わりに追加。全属性ダメージを2000まで無効化。 |
| ;シールド・ファンネル | | ;シールド・ファンネル |
| :『BX』で覚醒状態のデストロイモード時にIフィールドと入れ替わりに追加。射撃属性ダメージを2000軽減。 | | :『BX』で覚醒状態のデストロイモード時にIフィールドと入れ替わりに追加。射撃属性ダメージを2000軽減。 |
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| === [[サイズ]] === | | === [[サイズ]] === |
| ;M | | ;M |
− | :天獄篇では巨大な敵が多いので、できるだけ回避に特化してダメージを抑えたい。 | + | :『第3次Z天獄篇』では巨大な敵が多いので、できるだけ回避に特化してダメージを抑えたい。 |
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| === カスタムボーナス === | | === カスタムボーナス === |
| ;移動力+1、運動性+15、最大EN+80 | | ;移動力+1、運動性+15、最大EN+80 |
− | :第3次Z。ユニコーンモード時はENを消費する物がビームサーベルとIフィールドだけなので、デストロイモードになって意味が生まれる。 | + | :『第3次Z』。ユニコーンモード時はENを消費する物がビームサーベルとIフィールドだけなので、デストロイモードになって意味が生まれる。 |
| :同型機の[[バンシィ・ノルン]]も同じカスタムボーナスである。 | | :同型機の[[バンシィ・ノルン]]も同じカスタムボーナスである。 |
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| :OVA版第1巻では変形開始と共に荘厳なBGMが流れ始めるため、その出だしで覚えているファンも。 | | :OVA版第1巻では変形開始と共に荘厳なBGMが流れ始めるため、その出だしで覚えているファンも。 |
| ;貴婦人と一角獣 | | ;貴婦人と一角獣 |
− | :OVA版ep5より。ブライトの協力を得てオードリー奪還に向かうも、ユニコーンの前に立ち塞がるのはビスト財団によって再調整され「プルトゥエルブ」に戻ってしまった[[マリーダ・クルス|マリーダ]]が駆る[[バンシィ]]。 | + | :OVA版第5巻より。ブライトの協力を得てオードリー奪還に向かうも、ユニコーンの前に立ち塞がるのはビスト財団によって再調整され「プルトゥエルブ」に戻ってしまった[[マリーダ・クルス|マリーダ]]が駆る[[バンシィ]]。 |
| :彼女と対峙する最中、バナージは一つの思念を感じ取る。「'''受け止めなさい、バナージ'''」。バナージは即座にバンシィを振り切って自分の守りたい人、ユニコーンに乗る決意をさせた理由であるジオンの姫の元へと向かう。 | | :彼女と対峙する最中、バナージは一つの思念を感じ取る。「'''受け止めなさい、バナージ'''」。バナージは即座にバンシィを振り切って自分の守りたい人、ユニコーンに乗る決意をさせた理由であるジオンの姫の元へと向かう。 |
| :そして向かった先にいたのは、自分が来る事を信じて飛行中のガルダ級から自ら身を投げ出したオードリーの姿が。オードリーの願い通り一角獣は貴婦人を受け止め、同時にバナージとオードリーの想いが通じ合った瞬間でもあった。 | | :そして向かった先にいたのは、自分が来る事を信じて飛行中のガルダ級から自ら身を投げ出したオードリーの姿が。オードリーの願い通り一角獣は貴婦人を受け止め、同時にバナージとオードリーの想いが通じ合った瞬間でもあった。 |
| ;覚醒 | | ;覚醒 |
− | :同じくep5より。ジンネマン達と共同戦線を張る事となり合流する為、[[ネェル・アーガマ]]のテザー・ケーブルで[[ガランシェール]]を引き上げる方法を取る事になる。射出されたケーブルを「NT-D」システムを起動させたユニコーンが掴み取り、直接ガランシシェールにケーブルを接続しようと試みるもギリギリであり、結果ガランシェールとネェル・アーガマの双方に引っ張られる形となってユニコーンに多大な負荷がかかり、今にも機体が裂けんとする事態に陥る。 | + | :同じくOVA版第5巻より。ジンネマン達と共同戦線を張る事となり合流する為、[[ネェル・アーガマ]]のテザー・ケーブルで[[ガランシェール]]を引き上げる方法を取る事になる。射出されたケーブルを「NT-D」システムを起動させたユニコーンが掴み取り、直接ガランシシェールにケーブルを接続しようと試みるもギリギリであり、結果ガランシェールとネェル・アーガマの双方に引っ張られる形となってユニコーンに多大な負荷がかかり、今にも機体が裂けんとする事態に陥る。 |
| :システムによって肉体にもダメージが加わり、苦しむバナージ。しかし気づけば彼の両手には双方の船に縁のある[[ダグザ・マックール|宇宙に散った]][[ギルボア・サント|男達]]の魂が。彼らの想いも受け取った瞬間、ユニコーンのサイコフレームの色が威圧感のある赤から全てを包み込む緑へと変化。そしてその光はガランシェールとネェル・アーガマを包み込む。 | | :システムによって肉体にもダメージが加わり、苦しむバナージ。しかし気づけば彼の両手には双方の船に縁のある[[ダグザ・マックール|宇宙に散った]][[ギルボア・サント|男達]]の魂が。彼らの想いも受け取った瞬間、ユニコーンのサイコフレームの色が威圧感のある赤から全てを包み込む緑へと変化。そしてその光はガランシェールとネェル・アーガマを包み込む。 |
| :「ニュータイプ・デストロイヤー」が「ニュータイプ・ドライブ」へ変貌し、バナージもニュータイプへと完全覚醒を果たした。この光景を眺めていたブライトの胸中にあったのは、[[アムロ・レイ|ニュー]][[カミーユ・ビダン|タイプ]][[ジュドー・アーシタ|達]]の可能性が今も繋がっている事への安堵か、それとも[[アクシズ|かつて似たような現象]]を体現し、そして帰ってこなかった[[アムロ・レイ|戦友]][[シャア・アズナブル|達]]への寂寞の想いか。 | | :「ニュータイプ・デストロイヤー」が「ニュータイプ・ドライブ」へ変貌し、バナージもニュータイプへと完全覚醒を果たした。この光景を眺めていたブライトの胸中にあったのは、[[アムロ・レイ|ニュー]][[カミーユ・ビダン|タイプ]][[ジュドー・アーシタ|達]]の可能性が今も繋がっている事への安堵か、それとも[[アクシズ|かつて似たような現象]]を体現し、そして帰ってこなかった[[アムロ・レイ|戦友]][[シャア・アズナブル|達]]への寂寞の想いか。 |
| ;可能性という光 | | ;可能性という光 |
− | :両版の最終話より。メガラニカを狙うコロニーレーザーから可能性を守るべく、バナージはバンシィ(・ノルン)に乗るリディの助けも借り、宙域全体を覆うサイコ・フィールドを展開する。その刹那、意識に映る時間が逆行する。 | + | :原作小説・OVA両版の最終巻より。メガラニカを狙うコロニーレーザーから可能性を守るべく、バナージはバンシィ(・ノルン)に乗るリディの助けも借り、宙域全体を覆うサイコ・フィールドを展開する。その刹那、意識に映る時間が逆行する。 |
| :バナージは過去を見た。消える命の見る走馬灯。それは全体の中で共有され、抱いた感情と共に失われることはない。 | | :バナージは過去を見た。消える命の見る走馬灯。それは全体の中で共有され、抱いた感情と共に失われることはない。 |
| :バナージは未来を見た。新たなニュータイプと共に、ガンダム達が地球を、月を、火星を、木星を駆ける。それでもなお、人は変わらない。やがてニュータイプの言葉すらも忘却の彼方に消える。可能性は可能性でしかないのか? | | :バナージは未来を見た。新たなニュータイプと共に、ガンダム達が地球を、月を、火星を、木星を駆ける。それでもなお、人は変わらない。やがてニュータイプの言葉すらも忘却の彼方に消える。可能性は可能性でしかないのか? |
| :それは違う。まだ見ぬ[[ハサウェイ・ノア|ニュ]][[シーブック・アノー|ータ]][[トビア・アロナクス|イプ]][[ウッソ・エヴィン|達]]と、その戦い……それは過去の繰り返しではない。善く在ろうと願い、理不尽を払いのけようとするその意志のままに、少しずつ未来へと進んでいく。一縷の善意に導かれ、可能性という名の光は時の螺旋を駆け上がっていく。その先にあったのは…… | | :それは違う。まだ見ぬ[[ハサウェイ・ノア|ニュ]][[シーブック・アノー|ータ]][[トビア・アロナクス|イプ]][[ウッソ・エヴィン|達]]と、その戦い……それは過去の繰り返しではない。善く在ろうと願い、理不尽を払いのけようとするその意志のままに、少しずつ未来へと進んでいく。一縷の善意に導かれ、可能性という名の光は時の螺旋を駆け上がっていく。その先にあったのは…… |
| ;On Your Mark | | ;On Your Mark |
− | :守られた可能性を見届け、一度ネェル・アーガマへ帰還すべく、リディの乗るバンシィがユニコーンを連れに行く。しかし、それをバナージは―――否、ユニコーンガンダムは断る。その目を見たリディは愕然となった。ユニコーンのツインアイ・センサー……そこには命ある者の光が宿されていた。信じるという想いに育てられ、使命を果たして存在を必要としなくなった可能性の一角獣。その名を冠するガンダムは、己の肉体たるサイコ・フレームに無数の人の意志という血を通わせ、乗り手にして導き手たるバナージをも一部とした複合生命体となった。過去と現在と未来、全ての意志が混ざり合い融け合い、一つになった巨大な精神。単細胞生物から見た人と同じ、人から見た存在―――それは、可能性という名の、神だった。 | + | :守られた可能性を見届け、一度ネェル・アーガマへ帰還すべく、リディの乗るバンシィがユニコーンを連れに行く。しかし、それをバナージは―――否、ユニコーンガンダムは断る。その目を見たリディは愕然となった。ユニコーンのツインアイ・センサー……そこには命ある者の光が宿されていた。信じるという想いに育てられ、使命を果たして存在を必要としなくなった可能性の一角獣。その名を冠するガンダムは、己の肉体たるサイコ・フレームに無数の人の意志という血を通わせ、乗り手にして導き手たるバナージをも一部とした複合生命体となった。過去と現在と未来、全ての意志が混ざり合い融け合い、一つになった巨大な精神。単細胞生物から見た人と同じ、人から見た存在―――それは、「可能性という名の、[[神]]」だった。 |
| :だが、そこにバナージがいる。ミネバ、ミコット、タクヤ、オットー、コンロイ、ナイジェル……帰りを待つ多くの人を振り切って、真理を抱いて宇宙の果てへ飛び出そうとしている。リディは叫ぶ。それでお前はいいのか、と。 | | :だが、そこにバナージがいる。ミネバ、ミコット、タクヤ、オットー、コンロイ、ナイジェル……帰りを待つ多くの人を振り切って、真理を抱いて宇宙の果てへ飛び出そうとしている。リディは叫ぶ。それでお前はいいのか、と。 |
| :ユニコーンは動揺する。しかし、わかってもいた。脆く、鈍く、真理に到達しえぬ、そんな肉体の中でしか現れぬ光があるのだと。個に戻るのも問題ではない。それは、肉体を持ち、その温もりを知る存在でなければ至り得ないのだから。精神が解け、意志が個に戻る。可能性の体現たる神から、モビルスーツという機械とそれに乗る人間という存在に戻ったユニコーンとバナージは、メガラニカへ向かう。彼の帰りを待っている、彼女のもとへ。 | | :ユニコーンは動揺する。しかし、わかってもいた。脆く、鈍く、真理に到達しえぬ、そんな肉体の中でしか現れぬ光があるのだと。個に戻るのも問題ではない。それは、肉体を持ち、その温もりを知る存在でなければ至り得ないのだから。精神が解け、意志が個に戻る。可能性の体現たる神から、モビルスーツという機械とそれに乗る人間という存在に戻ったユニコーンとバナージは、メガラニカへ向かう。彼の帰りを待っている、彼女のもとへ。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *この機体を特徴付けている「変身」という要素は、『ガンダムUC』原作者の福井晴敏氏がこれまでになかったアイディアとしてメカデザイナーのカトキハジメ氏に提案したもの。カトキ氏は商品化に際してハードルになると懸念を示したが、一部商品では変身に至るまで完全に再現できるものもある。福井氏曰く「このためにユニコーンを書いた」と言わしめるものまである。 | + | *ユニコーンガンダムを特徴付けている「[[変身]]」という要素は、『[[機動戦士ガンダムUC]]』原作者の福井晴敏氏がこれまでになかったアイディアとしてメカデザイナーのカトキハジメ氏に提案したもの。 |
− | *ユニコーンは[[アムロ]]のパーソナルマークとしても用いられている([[νガンダム]]のシールドに付けられているマークがそれに当たる)が、福井氏はインタビューでその事実を知らなかったとコメントしている。尤も、パーソナルマークの設定自体が後年の後付けである。 | + | **カトキ氏は商品化に際して「ハードルになる」と懸念を示したが、一部商品では変身に至るまで完全に再現できるものもある。福井氏曰く「このためにユニコーンを書いた」と言わしめるものまである。 |
− | *ユニコーンガンダムの「インテンション・オートマチック・システム」は、あの[[イデオン]]から引用されたもの。NT-Dの発動音は[[イデ]]の初期発動からとられている。これはユニコーンガンダムの構造材とイデオンにはちょっとした共通点があるためである。OVA最終巻で虚無を垣間見た後に現実へ戻るシーンにはイデオンソードの効果音が挿入されている。 | + | *ユニコーンは[[アムロ]]のパーソナルマークとしても用いられている([[νガンダム]]のシールドに付けられているマークがそれに当たる)が、福井氏はインタビューで「その事実を知らなかった」とコメントしている(もっとも、パーソナルマークの設定自体が後年の後付けであるが)。 |
− | *『ガンダムUC』以前に製作されたゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(SRW未参戦)に登場する「EXAMシステム」は、ニュータイプを兵器化するシステムという点でNT-Dとの類似性が度々指摘される。 | + | *ユニコーンガンダムの「インテンション・オートマチック・システム」は、あの[[イデオン]]から引用されたもの。NT-Dの発動音は[[イデ]]の初期発動から使用されている。 |
| + | **これは、「ユニコーンガンダムの[[サイコフレーム|構造材]]とイデオンには、ちょっとした[[イデ|共通点]]があるため」である。実際、OVA版最終巻で虚無を垣間見た後に現実へ戻るシーンにはイデオンソードの効果音が挿入されている。 |
| + | *『機動戦士ガンダムUC』以前に製作された[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(SRW未参戦)に登場する「EXAMシステム」は、ニュータイプを兵器化するシステムという点でNT-Dとの類似性が度々指摘される。 |
| **スパロボでは『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』において、[[フリット・アスノ|フリット]]が「機体に搭載されたシステムでモビルスーツが暴走した事件」と発言しているが、これはEXAMのことを指していると思われる。 | | **スパロボでは『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』において、[[フリット・アスノ|フリット]]が「機体に搭載されたシステムでモビルスーツが暴走した事件」と発言しているが、これはEXAMのことを指していると思われる。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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