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| 特務機関[[ネルフ]]の作戦部長。対[[使徒]]の作戦立案から戦闘指揮を担当する。 | | 特務機関[[ネルフ]]の作戦部長。対[[使徒]]の作戦立案から戦闘指揮を担当する。 |
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− | [[碇シンジ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]と同居し、その親代わりをつとめようとするが、家事全般は苦手で、結局シンジが一切を仕切ることになる。かつて学生時代に[[加持リョウジ]]と付き合っていた。 | + | [[碇シンジ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]と同居し、彼等の親代わりを務めようとするが、ミサトは家事全般が苦手なので、結局シンジが一切を仕切ることになる。かつて学生時代に[[加持リョウジ]]と付き合っていた。 |
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| === 旧世紀版 === | | === 旧世紀版 === |
| おおらかな[[性格]]で、シンジの数少ない理解者。周囲に対しても任務中は厳しく、日常的には気さくに接している為、組織の内外を問わず慕っている人間は非常に多い。 | | おおらかな[[性格]]で、シンジの数少ない理解者。周囲に対しても任務中は厳しく、日常的には気さくに接している為、組織の内外を問わず慕っている人間は非常に多い。 |
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− | しかし、それらの振る舞いは'''あくまでも表面上の振る舞い'''に過ぎず、性格の本質は、'''他人と一定以上の深い関わりを避けるタイプ'''で、シンジやその父親である[[碇ゲンドウ]]に似通った部分があり、それらを理解しているのは、学生時代から付き合いのある[[赤木リツコ]]や、親密な間柄となっていた加持くらいである。更に、ミサトの場合は精神の根底的な部分には幼さも垣間見える部分があり、自分から保護者を買って出ながら、シンジやアスカに対しても「大人としての余裕=大人としての自覚」を見せられる部分は殆ど無かった。特にただでさえエヴァに乗る事に苦痛を感じていたシンジに対しては、本当の意味で彼の苦悩を理解する事は出来ず、ヒステリックで辛辣な罵声に等しい言動をぶつけてしまう傾向がある。
| + | しかし、ミサトのそれらの振る舞いは'''あくまでも表面上の振る舞い'''に過ぎず、彼女の性格の本質は、'''他人と一定以上の深い関わりを避けるタイプ'''であった。ミサトにはシンジやその父親である[[碇ゲンドウ]]に似通った部分があり、それらを理解しているのは、学生時代から付き合いのある[[赤木リツコ]]や、親密な間柄となっていた加持くらいである。更に、ミサトの場合は精神の根底的な部分には幼さも垣間見える部分が有り、自分から保護者を買って出ながら、シンジやアスカに対しても「大人としての余裕=大人としての自覚」を見せられる部分は殆ど無かった。特にただでさえエヴァに乗る事に苦痛を感じていたシンジに対しては、本当の意味で彼の苦悩を理解する事は出来ず、ヒステリックで辛辣な罵声に等しい言動をぶつけてしまう傾向が有る。 |
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| しかしその一方で、シンジが[[EVA初号機]]に取り込まれてしまいサルベージも失敗してしまった際は取り乱して号泣し、彼が奇跡の生還を遂げた際は抱きついて咽び泣く等、親愛の情があった事は確かな様である。 | | しかしその一方で、シンジが[[EVA初号機]]に取り込まれてしまいサルベージも失敗してしまった際は取り乱して号泣し、彼が奇跡の生還を遂げた際は抱きついて咽び泣く等、親愛の情があった事は確かな様である。 |
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| 旧劇場版では、真実の多くを把握した直後、戦略自衛隊によるネルフ本部襲撃が発生。襲い掛かってくる兵士たちからシンジを救出し、致命傷を負いながらも彼を[[EVA初号機|初号機]]に送り届ける事に成功。最後にして最大の「保護者」としての役目を果たし、息を引き取った。 | | 旧劇場版では、真実の多くを把握した直後、戦略自衛隊によるネルフ本部襲撃が発生。襲い掛かってくる兵士たちからシンジを救出し、致命傷を負いながらも彼を[[EVA初号機|初号機]]に送り届ける事に成功。最後にして最大の「保護者」としての役目を果たし、息を引き取った。 |
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− | 漫画版では旧劇場版に近い最後を遂げるのだが、シンジを初号機の元に向かうエレベーターで自身が身につけていたペンダントを渡した後エレベーターホールに乗り込んできた戦略自衛隊毎自爆した。シンジに渡したペンダントは彼がL.C.Lに融けた後も何故か残っており、世界が復元された後もシンジの鞄に繋がれていた。
| + | 貞本義行氏の[[漫画|漫画版]]においてもミサトは旧劇場版に近い最後を遂げるのだが、シンジを初号機の元に向かうエレベーターで自身が身につけていたペンダントを渡した後エレベーターホールに乗り込んできた戦略自衛隊ごと[[自爆]]した。しかし、シンジに渡したペンダントは彼がL.C.Lに融けた後も何故か残っており、世界が復元された後もシンジの鞄に繋がれていた。 |
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| === 新劇場版 === | | === 新劇場版 === |
− | 『破』までは旧世紀版とほぼ同様ではあるものの、保護者役として徹しているなど人間関係が変わった事もありイメージ的にはスパロボ参戦時のものに近いものであった。
| + | 『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]]』までは旧世紀版とほぼ同様ではあるものの、シンジの保護者役として徹している等、人間関係が変わった事もありイメージ的にはスパロボ参戦時のものに近いものであった。 |
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− | しかし、『Q』ではシンジの覚醒によるニア・サードインパクトの影響によりシンジを冷たく突き放す言動が多く見られるなど一転したイメージとなっている。
| + | しかし、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』ではシンジの覚醒によるニア・サードインパクトの影響によりシンジを冷たく突き放す言動が多く見られる等、一転したイメージとなっている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :原作を再現したルートでは「軽傷」で助かり、すぐに戦線に復帰する(シンジフラグを満たしていると、シンジの救助に行く必要がないので負傷すらしない)。 | | :原作を再現したルートでは「軽傷」で助かり、すぐに戦線に復帰する(シンジフラグを満たしていると、シンジの救助に行く必要がないので負傷すらしない)。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] |
− | :音声あり。αラストで拘束されていたが、色々な諸事情で[[イカロス基地]]の作戦部長として[[αナンバーズ]]の面々と再会。今回は(同じ声の)[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と仲良くなり、まだ艦長として未熟な彼女を巧くカバーした。 | + | :音声あり。『α』ラストで拘束されていたが、色々な諸事情で[[イカロス基地]]の作戦部長として[[αナンバーズ]]の面々と再会。今回は(同じ声の)[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と仲良くなり、まだ艦長として未熟な彼女を巧くカバーした。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
| :新劇場版設定。戦闘では[[碇シンジ|シンジ]]や[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]との掛け合いが存在する。アスカ役の宮村優子氏に新録をあまり多く頼めない事情故に戦闘台詞のバリエーションを増やすための苦肉の策ともとれる。もっとも原作を考えると、今まで掛け合いがなかったのが不自然なのだが。 | | :新劇場版設定。戦闘では[[碇シンジ|シンジ]]や[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]との掛け合いが存在する。アスカ役の宮村優子氏に新録をあまり多く頼めない事情故に戦闘台詞のバリエーションを増やすための苦肉の策ともとれる。もっとも原作を考えると、今まで掛け合いがなかったのが不自然なのだが。 |
− | :また、コミカルな場面においての怒り、ツッコミを行う際の表情には、『序』にて、2人きりで居るリツコと加持を窓ガラスの外から鬼の形相で見下ろしている場面のものが使われており、今作では'''誰かに怒る度に窓ガラスに顔を押し付けている'''。 | + | :また、コミカルな場面においての怒り、ツッコミを行う際の表情には、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]]』にて、2人きりで居るリツコと加持を窓ガラスの外から鬼の形相で見下ろしている場面のものが使われており、今作では'''誰かに怒る度に窓ガラスに顔を押し付けている'''。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :引き続き新劇場版設定。……なのだが『Q』設定のシンジ達が転移してくるという展開上、序盤の『破』終盤のシナリオ以降は他のNERVメンバー共々出番が一切ない。シンジも仲間たちからミサトのことを聞かれてもだんまりな為、おそらく元の世界でのミサトは原作通りの行動を取っていたと思われる。 | + | :引き続き新劇場版設定。……なのだが、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』設定のシンジ達が転移してくるという展開上、序盤の『破』終盤のシナリオ以降は他のNERVメンバー共々出番が一切無い。 |
| + | :シンジも仲間たちからミサトのことを聞かれてもだんまりな為、おそらく元の世界でのミサトは原作通りの行動を取っていたと思われる。 |
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| === Scramble Commanderシリーズ === | | === Scramble Commanderシリーズ === |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦MX]] | | ;[[スーパーロボット大戦MX]] |
− | :『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』の[[ベガ]]や『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[紫東遙]]とは年が近いからか親しくなっている…というか、やはり中の人繋がり([[ベガ]]は声が同じで、遙は中の人が○ーラーマーキュリー)。今回CVが一緒の[[ベガ]]が参戦したので声も入った。 | + | :『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』の[[ベガ]]や『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[紫東遙]]とは年が近いからか親しくなっている…というか、やはり中の人繋がり([[ベガ]]は声が同じで、遙は中の人が○ーラーマーキュリー)。今回、CVが一緒の[[ベガ]]が参戦したので声も入った。 |
| :基本的にシリアスな役回りではあるが、[[マンダラガンダム]]を[[TERRA]]の新戦力と大真面目に誤解するというコメディエンヌぶりも発揮している。終盤、原作同様[[ネルフ]]襲撃作戦が決行され窮地に陥るが、[[月臣元一朗]]に救出される。出演作品の中で唯一[[加持リョウジ|加持]]が生存していることが明らかになっている作品であるため、その意味では最も救われた話かもしれない。 | | :基本的にシリアスな役回りではあるが、[[マンダラガンダム]]を[[TERRA]]の新戦力と大真面目に誤解するというコメディエンヌぶりも発揮している。終盤、原作同様[[ネルフ]]襲撃作戦が決行され窮地に陥るが、[[月臣元一朗]]に救出される。出演作品の中で唯一[[加持リョウジ|加持]]が生存していることが明らかになっている作品であるため、その意味では最も救われた話かもしれない。 |
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| ;[[碇シンジ]] | | ;[[碇シンジ]] |
| :同居人1。彼に対する母親、姉代わりを目指していたが、女としての微妙な感情も抱いてしまったようである。ただし、スパロボでは保護者、母、姉代わりに徹している。 | | :同居人1。彼に対する母親、姉代わりを目指していたが、女としての微妙な感情も抱いてしまったようである。ただし、スパロボでは保護者、母、姉代わりに徹している。 |
− | :『新劇場版』でも『破』までは同様のスタンスだったが、『Q』では敵対関係になってしまう。 | + | :『新劇場版』でも『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]]』までは同様のスタンスだったが、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』では敵対関係になってしまう。 |
| ;[[惣流・アスカ・ラングレー]] | | ;[[惣流・アスカ・ラングレー]] |
| :同居人2。シンジに比べると構っていない。一方で『新劇場版』の「[[式波・アスカ・ラングレー|式波]]」に対しては、その辺は改善している。 | | :同居人2。シンジに比べると構っていない。一方で『新劇場版』の「[[式波・アスカ・ラングレー|式波]]」に対しては、その辺は改善している。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
− | 中の人が同じ、または某美少女アニメで共演したキャラと仲良くなるのはお約束である(余談だがシンジの中の人も○ーラーウ○ヌスを演じている)。
| + | 中の人が同じ、または某美少女アニメで共演したキャラと仲良くなるのはお約束である(余談だが、シンジの中の人も○ーラーウ○ヌスを演じている)。 |
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| === スーパー系 === | | === スーパー系 === |
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| :『[[第3次Z]]』での飲み仲間。 | | :『[[第3次Z]]』での飲み仲間。 |
| ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | | ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] |
− | :『第3次Z』では、彼の発案を基にヤシマ作戦を決行する。 | + | :『第3次Z』では、彼の発案を基に[[ヤシマ作戦]]を決行する。 |
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| === [[バンプレストオリジナル]] === | | === [[バンプレストオリジナル]] === |
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| === 共通 === | | === 共通 === |
| ;「この次も、サービスサービスゥ!」 | | ;「この次も、サービスサービスゥ!」 |
− | :[[次回予告]]のシメで言う台詞。なお、第拾九話からは話の流れがシリアスなものに変更されたため言われる事はなくなった。 | + | :[[次回予告]]のシメで言う台詞。ただし、第拾九話「第拾九話」からは話の流れがシリアスなものに変更されたため、言われる事はなくなった。 |
| :しかし、[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の次回予告においてまさかの復活を果たし、ファンを驚かせた。 | | :しかし、[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の次回予告においてまさかの復活を果たし、ファンを驚かせた。 |
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| === テレビシリーズ === | | === テレビシリーズ === |
− | ;(…しっかし、もうサイテー! せっかくレストアしたばっかだったのに、早くもベッコベコ…ローンが後33回プラス修理費かあ…おまけに、一張羅の服まで台無し…せッかく気合入れてきたのにィ、トホホぉ~……) | + | ;(…しっかし、もうサイテー! せっかくレストアしたばっかだったのに、早くもベッコベコ…。ローンが後33回プラス修理費かあ…。おまけに、一張羅の服まで台無し…せッかく気合入れてきたのにィ、トホホぉ~……) |
− | :第壱話でN2地雷による爆風の煽りを受け、ベッコベコにされた愛車・ルノーA310に対する嘆き。この時点では、視聴者にフランクな印象を与えたミサトだったが…。 | + | :第壱話「使徒、襲来」より。N2地雷による爆風の煽りを受け、ベッコベコにされた愛車・ルノーA310に対する嘆き。この時点では、視聴者にフランクな印象を与えたミサトだったが…。 |
| ;「そっか、苦手なのね、お父さんが。あたしと同じね…」 | | ;「そっか、苦手なのね、お父さんが。あたしと同じね…」 |
− | :第壱話における[[碇シンジ|シンジ]]との会話より。実は、ミサトもまたシンジと同じく父親(葛城博士)を苦手としていたのだ。 | + | :同上。[[碇シンジ|シンジ]]との会話より。実は、ミサトもまたシンジと同じく父親(葛城博士)を苦手としていたのだ。 |
| ;「シンジ君、何のためにここに来たの? だめよ、逃げちゃ。お父さんから、何より自分から!」 | | ;「シンジ君、何のためにここに来たの? だめよ、逃げちゃ。お父さんから、何より自分から!」 |
− | :第壱話で[[EVA初号機|エヴァ]]搭乗を拒否するシンジに対し言った台詞。肝心のシンジの心にはあまり届かなかったようだが。 | + | :同上。[[EVA初号機|エヴァ]]搭乗を拒否するシンジに対し言った台詞。肝心のシンジの心にはあまり届かなかったようだが…。 |
| ;「ぬゎんてインチキっ!」 | | ;「ぬゎんてインチキっ!」 |
− | :第九話、[[第7使徒イスラフェル]]の分裂能力を目の当たりにして。 | + | :第九話「瞬間、心、重ねて」より。[[第7使徒イスラフェル]]の分裂能力を目の当たりにして。 |
| ;「は~い。ゆ~あ~なんば~わ~ん!」 | | ;「は~い。ゆ~あ~なんば~わ~ん!」 |
− | :第拾六話、シンクロ率が初めてトップになったシンジに対して。ミサトの意図としては今ひとつ戦う意味を見出せていないシンジのモチベーションを上げ、かつ負けず嫌いな[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]のプライドを刺激させる効果を見込んでというところであったと思われる。 | + | :第拾六話「死に至る病、そして」より。シンクロ率が初めてトップになったシンジに対して。ミサトの意図としては今ひとつ戦う意味を見出せていないシンジのモチベーションを上げ、かつ負けず嫌いな[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]のプライドを刺激させる効果を見込んでというところであったと思われる。 |
| :だが、その結果シンジは自信をつけるどころか行き過ぎて自分の力を過信してしまい、第12使徒レリエル戦で独断専行の挙句取り込まれるという失態を演じさせ、一方のアスカは、勝気な性格の裏に繊細な面を有し、しかも直前に[[加持リョウジ|加持]]とミサトがよりを戻しつつある事を薄々感じ取って不安定になっていたため、この台詞によって自分の存在意義を見失い始め、結果としてスランプに陥る遠因を作り上げてしまっている。結局見事なまでに裏目に出ている。 | | :だが、その結果シンジは自信をつけるどころか行き過ぎて自分の力を過信してしまい、第12使徒レリエル戦で独断専行の挙句取り込まれるという失態を演じさせ、一方のアスカは、勝気な性格の裏に繊細な面を有し、しかも直前に[[加持リョウジ|加持]]とミサトがよりを戻しつつある事を薄々感じ取って不安定になっていたため、この台詞によって自分の存在意義を見失い始め、結果としてスランプに陥る遠因を作り上げてしまっている。結局見事なまでに裏目に出ている。 |
| ;「あの子たち、勝手に…」<br />(リツコ「シンジ君、ずいぶん立派になったじゃない?」)<br />「駄目よ、帰ったら叱っておかなきゃ」<br />(リツコ「…あなた、いい保母さんになれるわよ」) | | ;「あの子たち、勝手に…」<br />(リツコ「シンジ君、ずいぶん立派になったじゃない?」)<br />「駄目よ、帰ったら叱っておかなきゃ」<br />(リツコ「…あなた、いい保母さんになれるわよ」) |
| :上のセリフののち、シンジが先陣を買ってでた直後に。彼の変化が良い結果だけをもたらすものではない増長である事は理解しており、[[赤木リツコ|リツコ]]の皮肉にも真面目に心配したのだが、そのツケは早速やってくることになる…… | | :上のセリフののち、シンジが先陣を買ってでた直後に。彼の変化が良い結果だけをもたらすものではない増長である事は理解しており、[[赤木リツコ|リツコ]]の皮肉にも真面目に心配したのだが、そのツケは早速やってくることになる…… |
| ;(シンジ「(略)僕なんかより、彼のほうがずっといい人だったのに…カヲル君が生き残るべきだったんだ」)<br/>「違うわ。生き残るのは、生きる意志を持った者だけよ。彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して、見せかけだけの希望に縋ったのよ。シンジ君は悪くないわ」<br/>(シンジ「冷たいね…ミサトさん」) | | ;(シンジ「(略)僕なんかより、彼のほうがずっといい人だったのに…カヲル君が生き残るべきだったんだ」)<br/>「違うわ。生き残るのは、生きる意志を持った者だけよ。彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して、見せかけだけの希望に縋ったのよ。シンジ君は悪くないわ」<br/>(シンジ「冷たいね…ミサトさん」) |
− | :第弐拾四話、シンジが[[渚カヲル]]を殺害した直後の台詞。彼女なりにシンジを慰めようとしたものではあったのだろうし、内容自体は決して間違ったものではない。 | + | :第弐拾四話「最後のシ者」より。シンジが[[渚カヲル]]を殺害した直後の台詞。彼女なりにシンジを慰めようとしたものではあったのだろうし、内容自体は決して間違ったものではない。 |
| :だが、問題は「ミサトの意思が反映されすぎたこのシビアな言葉は、傷ついたシンジが求める物ではなかった」という事。シンジはたった一言だけ残して、闇の中へ沈み込んでいく。 | | :だが、問題は「ミサトの意思が反映されすぎたこのシビアな言葉は、傷ついたシンジが求める物ではなかった」という事。シンジはたった一言だけ残して、闇の中へ沈み込んでいく。 |
| :「ミサトはシンジの心を理解できてない」という見解において、根拠の一つとなる台詞である。 | | :「ミサトはシンジの心を理解できてない」という見解において、根拠の一つとなる台詞である。 |
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| === 旧劇場版 === | | === 旧劇場版 === |
| ;「大人のキスよ…。帰ってきたら、続きをしましょう…」 | | ;「大人のキスよ…。帰ってきたら、続きをしましょう…」 |
− | :第25話「Air」より。戦う事を拒むシンジに[[キスシーン|キス]]をして奮い立たせようとして。この時点でミサトは致命傷を負っており、恐らくシンジも「続き」がないという事を理解していたはずだが、ミサトの意志を汲み取ってEVAに乗ることを決意する。 | + | :第25話「Air」より。戦う事を拒むシンジに[[キスシーン|キス]]をして奮い立たせようとして。この時点でミサトは致命傷を負っており、おそらくシンジも[[死亡フラグ|「続き」が無い]]という事を理解していたはずだが、ミサトの意志を汲み取ってEVAに乗ることを決意する。 |
| :『[[α]]』や『[[MX]]』でも一連の台詞が再現される(特に『MX』では[[DVE]]として採用)が、ミサトは死なず、シンジもミサトの元に帰ってきている。このため、「続き」についてはミサトによってうやむやにされてしまっている。 | | :『[[α]]』や『[[MX]]』でも一連の台詞が再現される(特に『MX』では[[DVE]]として採用)が、ミサトは死なず、シンジもミサトの元に帰ってきている。このため、「続き」についてはミサトによってうやむやにされてしまっている。 |
| ;「こんなことなら…アスカの言うとおりに…カーペット替えときゃよかった…[[ペンペン]]…[[加持リョウジ|加持君]]…私…これでよかったわよね…」 | | ;「こんなことなら…アスカの言うとおりに…カーペット替えときゃよかった…[[ペンペン]]…[[加持リョウジ|加持君]]…私…これでよかったわよね…」 |
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| === 新劇場版 === | | === 新劇場版 === |
| ;「行きなさい、シンジくん!」<br>「誰の為でもない! あなた自身の望みの為に!!」 | | ;「行きなさい、シンジくん!」<br>「誰の為でもない! あなた自身の望みの為に!!」 |
− | :『破』での[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]との決戦で。この時は[[綾波レイ|レイ]]を助けようとするシンジの行動を肯定していたが…… | + | :『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]]』での[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]との決戦で。この時は[[綾波レイ|レイ]]を助けようとするシンジの行動を肯定していたのだが…。 |
| ;「碇シンジ君、あなたはもう…何もしないで」 | | ;「碇シンジ君、あなたはもう…何もしないで」 |
− | :劇中で14年が経過した『Q』では一転して、シンジに冷酷な態度を取るようになる。この結果、シンジとは敵対することになる。 | + | :劇中で14年が経過した『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』では一転して、シンジに冷酷な態度を取るようになる。この結果、シンジとは敵対することになる。 |
| :このシーンにも限らず、シンジを冷たく突き放した行動を問題視する意見も少なからずある。だが、『Q』最後の登場場面では…。 | | :このシーンにも限らず、シンジを冷たく突き放した行動を問題視する意見も少なからずある。だが、『Q』最後の登場場面では…。 |
| ;「違うわ!! レイはもう居ないのよ、シンジ君…」 | | ;「違うわ!! レイはもう居ないのよ、シンジ君…」 |
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| === Zシリーズ === | | === Zシリーズ === |
| ;「そういう事。困難に打ち勝ってこそオンナの価値も上がるってものよ」 | | ;「そういう事。困難に打ち勝ってこそオンナの価値も上がるってものよ」 |
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]』第34話より。[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]の「アンチエイジングを考えなくていい世界なんて張り合いがないわ」という意見に賛同して。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第34話より。[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]の「アンチエイジングを考えなくていい世界なんて張り合いがないわ」という意見に賛同して。 |
| :自身の[[年齢]]と向き合いながらも美しくあろうと[[努力]]するミサトの姿勢がうかがえる。そんなミサトとスメラギに対して、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]は「いい[[気合]]だ。ホレるぜ、姐さん達」と賛辞を贈るのであった。 | | :自身の[[年齢]]と向き合いながらも美しくあろうと[[努力]]するミサトの姿勢がうかがえる。そんなミサトとスメラギに対して、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]は「いい[[気合]]だ。ホレるぜ、姐さん達」と賛辞を贈るのであった。 |
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| :なお、残念ながら[[赤木リツコ|リツコ]]には乗る機体が無いので、実現は難しいと思われる。 | | :なお、残念ながら[[赤木リツコ|リツコ]]には乗る機体が無いので、実現は難しいと思われる。 |
| :ちなみに「三つ巴の南海の大決闘」は1966年公開の特撮映画でゴジラシリーズの一作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』が元ネタであろう。 | | :ちなみに「三つ巴の南海の大決闘」は1966年公開の特撮映画でゴジラシリーズの一作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』が元ネタであろう。 |
| + | :余談だが、『第3次Z時獄篇』の発売から約2年を経た'''2016年に、『新世紀エヴァンゲリオン』の原作者である庵野秀明氏が、ゴジラシリーズの特撮映画作品『シン・ゴジラ』の監督を務めている'''。 |
| + | :更に、2016年にはゴジラシリーズとエヴァンゲリオンシリーズとのコラボレーション企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』が実現し、それが切っ掛けで'''『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』において[[ゴジラ]]が参戦'''している。 |
| ;「ある意味…最も意味のない人間に当たったわね…」 | | ;「ある意味…最も意味のない人間に当たったわね…」 |
| :『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」にて、[[トゥアハー・デ・ダナン|ダナン]]内で開催されたビンゴ大会で1等賞である「[[テレサ・テスタロッサ|美少女艦長]]とのキス」をよりにもよって[[キリコ・キュービィー|キリコ]]が当ててしまった際に。 | | :『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」にて、[[トゥアハー・デ・ダナン|ダナン]]内で開催されたビンゴ大会で1等賞である「[[テレサ・テスタロッサ|美少女艦長]]とのキス」をよりにもよって[[キリコ・キュービィー|キリコ]]が当ててしまった際に。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *キャラデザインの貞本氏いわく「ミサトの前髪はセー●ームーンからとったが、[[声優]]が一緒になるとは思わなかった」との事。 | + | *キャラクターデザインの貞本義行氏曰く「ミサトの前髪はセー●ームーンから取ったが、[[声優]]が一緒になるとは思わなかった」との事。 |
| *葛城ミサトを演じた声優の三石琴乃氏にとっても「ミサトは思い入れのある役柄」と語っていると同時に、初めて演じた自分の実年齢より年上のキャラクターだったとも振り返っている。(『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』放送当時、三石氏本人は28歳だった。) | | *葛城ミサトを演じた声優の三石琴乃氏にとっても「ミサトは思い入れのある役柄」と語っていると同時に、初めて演じた自分の実年齢より年上のキャラクターだったとも振り返っている。(『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』放送当時、三石氏本人は28歳だった。) |
− | **三石氏は出世作であるアニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役でブレイクしたものの、セーラームーンのイメージが強すぎたためかその後はどこの現場に行っても『セーラームーンのうさぎ役の三石琴乃』というイメージが付いてまわってしまい、うさぎと似たような役柄の仕事しか貰えずイメージを中々払拭する事ができない辛い時期があったが、ミサトを演じた事によってそのイメージを脱却する事ができたと述べている。 | + | **三石氏は出世作であるアニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役でブレイクしたものの、セーラームーンのイメージが強すぎたためかその後はどこの現場に行っても『セーラームーンのうさぎ役の三石琴乃』というイメージが付いてまわってしまい、うさぎと似たような役柄の仕事しか貰えずイメージを中々払拭する事ができない辛い時期があったが、「葛城ミサトを演じた事によってそのイメージを脱却する事ができた」と述懐している。 |
− | *TVシリーズ制作時、庵野監督はミサトの愛車について当初「マットビハイクル(特撮番組『帰ってきたウルトラマン』の特殊車両)にしたい」との理由でマツダ・コスモスポーツを想定していたが、貞本義行氏が難色を示した為ルノーA310に変更されたという経緯が有る。 | + | *TVシリーズ制作時、庵野秀明監督はミサトの愛車について当初「マットビハイクル(特撮番組『帰ってきたウルトラマン』の特殊車両)にしたい」との理由でマツダ・コスモスポーツを想定していたが、貞本義行氏が難色を示した為ルノーA310に変更されたという経緯が有る。 |
− | **新劇場版では初期構想通り、「MATペイント」に酷似したカラーリングのコスモスポーツがミサトの愛車に据えられている。 | + | **[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]では初期構想通り、「MATペイント」に酷似したカラーリングのコスモスポーツがミサトの愛車に据えられている。 |
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