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== ユウナ・ロマ・セイラン(Yuna Roma Seiran) ==
*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
*声優:野島健児
*種族:地球人([[ナチュラル]])
*性別:男
*所属:[[オーブ連合首長国]]
<!-- *階級:なし -->
*[[年齢]]:22歳
<!-- *身長:---cm -->
<!-- *体重:---kg -->
*キャラクターデザイン:平井久司

[[オーブ連合首長国|オーブ]]の五大氏族であるセイラン家の後継者で、オーブ宰相[[ウナト・エマ・セイラン]]の息子。

[[カガリ・ユラ・アスハ]]の婚約者であり、[[地球連合]]から世界安全保障条約への参加を求められた際は中立のカガリの方針に反して条約への参加を決定。更に国民の支持を得るためカガリとの結婚式を執り行うことにしたが、式の最中に[[フリーダムガンダム|フリーダム]]で乱入してきた[[キラ・ヤマト|キラ]]にカガリを拉致されてしまった。

その後、当初の予想に反して[[地球連合]]の旗色は悪くなり始め、ついにはオーブに逃れてきた[[ロード・ジブリール|ジブリール]]を匿う羽目になってしまい、その挙句に嘘と解り切ったあまりにもお粗末な回答を出したが為に、ザフトのオーブ侵攻を許してしまう。

その際に帰還したカガリによって国家反逆罪で逮捕されることになり、連行される途中で避難用のシェルターに逃げ込もうとした際に、皮肉にも友軍機である[[ムラサメ]]が撃墜した[[グフイグナイテッド]]の下敷きとなり圧死した(明確に死亡した描写はないが、ユウナを演じた野島健児氏のコメントで死亡したとある)。マガジンZ版では、父であるウナト用のシャトル(ウナトはその直前にジブリールに寝返ったオーブ兵に殺された)が自分を置いて脱出したのを見て、「置いて行かないで!」と感情のままに飛び立ったほうへ駆け寄った途端、ミサイルの流れ弾が直撃した。

登場当初はやや激情的なカガリに冷静な意見を言う場面もあったが、結婚式での事件から不測の事態に全く対応ができない脆さと無責任さを露呈し始め、以降は情けない言動ばかりが目立つ無能なボンボンというイメージが強くなった。戦略ゲームが得意であり、自身を有能な指揮官だと思っている(実際、戦術指揮自体は意外と正しかったりする)。<br />
これは当初冷静かつ狡猾な人物になる予定だったが、設定が変更されたためだという。

== 登場作品と役柄 ==
原作と同じく間抜けな言動をするイメージが変わらないが、死亡したのはZのみでKやLのようにある程度救済された作品もある。

=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:ほぼ原作通り。最初から最期までボンボンキャラで、SEEDに限らず、敵味方問わず様々な作品の登場人物から「馬鹿」扱いされるなど半ばネタキャラ。<br />延々とジブリールと[[バスク・オム|バスク]]に利用された挙句、最期は、オーブ戦でウナトと共に輸送機で逃亡しようとした姿が、[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]の逆鱗に触れてしまい「戦場で敵に背中を見せるとは何事だ!」と[[ターンX]]に撃ち落とされる。現在の所、原作通りに死亡したのは今作のみである。

=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦K]]
:前半は概ね原作準拠。しかし、中盤以降は[[デスティニープラン]]に反対し、[[アカツキ]]をカガリに託すなど原作と違った成長を見せ始め、留守のカガリに代わってオーブ首長の仕事をきちんと代行している。…のだが、本作ではカガリがいない間に連合に協力した件でカガリの怒りを買った為、彼女からの扱いは総じて雑。[[ダリウス軍]]や[[邪魔大王国]]、[[擬態獣]]や[[フェストゥム]]との戦いにおいては各研究所を[[オーブ軍]]の全力を挙げてバックアップ、更に終盤には連合と[[ザフト]]の仲を取り持って共に地球圏の危機に立ち向かわせるという離れ業を演ずる。最終的にはカガリも彼のことを見直したようである(まあそのせいで仕事を全部押し付けられ、追い討ちとばかりにお目付け役の名目でキサカに監視される羽目になるが…)。
;[[スーパーロボット大戦L]]
:今作ではほぼ原作どおりの展開を辿るものの、オーブでの戦闘終了後にカガリに殴り倒されて叱咤された上で連行されるのみで死亡しない。また、その際にアスランに「彼は彼で国を守りたかったんだ」とフォローされ、カガリからも「過ちを知ったのだから、これから成長してくれればいい」と言われるなど、原作と違って幾分救いのある展開となっている。

=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
:ほぼ原作通りなのだが、フリーダムに怯えて自分の身の安全を優先してオーブ軍に撤退命令を出したり、敗色が濃厚になった連合を早々に見限って同盟を簡単に破棄する等(そのおかげで[[オーブ]]の被害は原作ほど大きくならずに済んだが)、原作以上に小物ぶりが強調されている。最後は原作通り[[オーブ]]に帰還したカガリによって逮捕されるが、そのまま退場となり死亡する事は無い。

== 人間関係 ==
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
:婚約者。尤もウナトの政略故の婚約なのでカガリ自身は快く思ってはいない。
;[[キラ・ヤマト]]
:義理の兄弟になる筈だったのだが、その彼に結婚式をぶち壊しにされてから無能な面を丸出しにし始める。
;[[アスラン・ザラ]]
:恋敵といえる存在。彼に対して見下した態度を取っていた。
;[[ウナト・エマ・セイラン]]
:父親。この父と共に国の理念に反して推し進めた同盟は、最悪の結末を迎える事に…。
;[[ロード・ジブリール]]
:彼ら[[ロゴス]]や連合と協力関係を結ぶ事になるが、これがユウナにとって運の尽きだったのかもしれない。メディアによってはそんな事をしてしまった彼なりの理由が彼自身の口から吐露される。
;[[トダカ]]
:オーブ軍艦隊指揮官。元からセイラン家を快く思っていなかった。ユウナが指揮を執った作戦では結果的に足を引っ張る行動をしている。

== 他作品との人間関係 ==

=== [[ガンダムシリーズ]] ===
;[[バスク・オム]]
:Zでは[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]や[[デューイ・ノヴァク|デューイ]]のクーデター後、彼やジブリールと共に新連邦に追われるハメに。バスクもユウナのヘタレっぷりには本気で呆れており、オーブにて苦しまぎれでやったお粗末過ぎる言い訳を「猿芝居」と評している。
;[[ギム・ギンガナム]]
:Zでは彼の逆鱗に触れてしまい、父と共に彼に撃墜されてしまう…。

=== スーパー系 ===
;[[ロジャー・スミス]]
:Zではユウナの言い訳を聞いた時、「あれが交渉のつもりだったら自分の仕事の誇りを汚された気分」と完全に呆れられてしまう。
;[[司馬遷次郎]]
:Kではカガリが留守の間、しっかりと彼らのバックアップの役目を果たした。
;[[葵霧子]]
:Kでユウナの終盤の成長ぶりに感心し、彼を見直す。カガリにもその事を伝えた。
;[[葛城ミサト]]
:Lで例の宣言の際には、「そんな嘘が通用すると思っているのかしら?」と呆れられる。

=== リアル系 ===
;[[ヘスター・ギャロップ]]
:Kの終盤には過去の事での後ろめたさから素直に協力を要請する事ができない彼女の心中を察し、自ら協力を申し出た。

== 名台詞 ==
;「国はあなたのオモチャではない!いいかげん感情でものを言うのはやめなさい!」
:原作の12話にて。性格や振る舞いに問題があるとはいえ、この当時にユウナがカガリにぶつけた一言は確かな説得力のある正論で、周囲のオーブ軍人らもユウナの発言に賛同するかの如くカガリに反意の凝視を見せた。さすがにカガリは何も言えなくなってしまい、この瞬間、カガリは指導者としての求心力を殆ど失ってしまう決定的な要因にもなったといえる。しかし、皮肉なことに後にユウナ自身がこの言葉より酷い行動を取る事に・・・

== 迷台詞 ==
;「'''カガリ!カガリカガリィ!来てくれたんだね,マイハニー!会いたかったよ!僕の女神~!'''」
:
;「'''ひどいよカガリ!あんまりだ!'''」
:立場が逆転した際の台詞。先ほどの威勢はどこへやら。更にこの後、彼には悲惨な最期が待っていた。

== スパロボシリーズの名台詞 ==
;「ああ。何とか持ちこたえてるよ。今どこにいるんだい?」
:Kの19話後編にて。ザフト軍がオーブに攻めてきた際、通信でカガリにオーブの状況を報告していた。原作ではありえない台詞である。
;「頭を下げる必要などありませんよ。僕も…いえ、オーブも喜んで協力させていただきますよ。地球の危機をぼんやり指を咥えてながめていたらカガリにどやされますからね。僕達も同じ地球人なんです。お互いに協力し助け合いましょう。この危機を乗り越えて、未来を掴み取るんです!」
:Kの最終話にて、過去のことでの後ろめたさからプラントやオーブに素直に協力を要請できない連合の[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]事務総長に対して。そこには、原作のヘタレだった彼の面影は微塵も感じられない。[[葵霧子|葵博士]]も感心し、このユウナの言葉を知った[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]も、彼を見直した。
;「ミネルバは左舷の守りが薄い。左舷から攻めるんだ!」
:Lの9話にて[[ミネルバ]]追撃中のユウナ。[[ブライト・ノア|ブライト]]が聞くと顔面蒼白であろう。

{{ガンダムシリーズ}}
[[Category:登場人物や行]]
{{DEFAULTSORT:ゆうな ろま せいらん}}
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