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| クィン・マンサのスペックを維持したままでの小型化を目的として作られ、コックピット周辺の構造素材への[[サイコフレーム]]使用・様々な技術の蓄積により、オリジナルの火力と性能をほぼ同等に維持したまま20m級までの小型化に成功している。 | | クィン・マンサのスペックを維持したままでの小型化を目的として作られ、コックピット周辺の構造素材への[[サイコフレーム]]使用・様々な技術の蓄積により、オリジナルの火力と性能をほぼ同等に維持したまま20m級までの小型化に成功している。 |
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− | 中でも特徴的なのは複数の機能を集約した4基の大型バインダーで、[[地球連邦軍]]からは'''「四枚羽」'''の通称で呼ばれている。 | + | 中でも特徴的なのは複数の機能を集約した4基の大型バインダーで、[[地球連邦軍]]からは'''「四枚羽」'''の通称で呼ばれている。このバインダーはファンネルやメガ粒子砲を武装として搭載しており、緊急時は盾としても使用可能で、スラスターも搭載している。原作小説版で[[シナンジュ]]との戦闘中に全てのファンネルを潰されてしまったため苦肉の策として、バインダーと肩部を繋いでいるフレームをビームサーベルで切断しファンネルの要領でミサイルとして使用し、左腕をシールド毎粉砕した。 |
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− | ただし、UC0096年時のネオ・ジオン軍にはサイコフレームの予備が無く、新たに製造する余地もないため、追加生産はおろか整備もままならないワン・アンド・オンリーの機体となった。また、[[サイコミュ]]搭載機としてパイロットに複雑な操縦能力を課する点は変わりが無く、『袖付き』内では[[強化人間]]である[[マリーダ・クルス]]の専用機として扱われる。
| + | バインダーの先端にはサブアームを1本搭載している。ユニコーンガンダムを拘束するほどのパワーがあり、ビームサーベルを使用できる。また、敵機のビームサーベルを奪い使用するなど器用さにも優れている。背後から接近されても、この武装により機体を旋回させることなく対応できる。 |
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− | 機体名は古代インドのバラモン教社会におけるヴァルナ(階級)の第二位である王族・武人階級を意味し、頂点たるバラモン=[[シナンジュ]]に次ぐ機体であることを示している。
| + | UC0096年時のネオ・ジオン軍にはサイコフレームの予備が無く、新たに製造する余地もないため、追加生産はおろか整備もままならないワン・アンド・オンリーの機体となった。また、[[サイコミュ]]搭載機としてパイロットに複雑な操縦能力を課する点は変わりが無く、『袖付き』内では[[強化人間]]である[[マリーダ・クルス]]の専用機として扱われる。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :今回もリペアード及びベッセルングは未登場。 | | :今回もリペアード及びベッセルングは未登場。 |
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− | == 装備・機能 ==
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| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| + | ==== 武装 ==== |
| ;マシンキャノン | | ;マシンキャノン |
| :胸部メガ粒子砲のそばに2門搭載。威嚇用の実弾を発射する機関砲。 | | :胸部メガ粒子砲のそばに2門搭載。威嚇用の実弾を発射する機関砲。 |
| ;メガ粒子砲 | | ;メガ粒子砲 |
− | :胸部に4門、4基のバインダーに2門ずつ、計12門のメガ粒子砲を内蔵。ファンネルと併用することで死角を隈なくカバーする。 | + | :胸部に4門、4基のバインダーに2門ずつ、計12門のメガ粒子砲を内蔵。ファンネルと併用することで死角を隈なくカバーする。胸部にはメガ粒子を拡散させるためにIフィールド発生器を装備している。 |
− | | |
| ;[[ビームサーベル]] | | ;[[ビームサーベル]] |
| :両手首に内蔵。なお、ビーム刃の色は一般的なネオ・ジオン系MSにみられる黄色ではなく、緑色。 | | :両手首に内蔵。なお、ビーム刃の色は一般的なネオ・ジオン系MSにみられる黄色ではなく、緑色。 |
| :MSにとってごくありふれた武装にも関わらず、[[第3次Z時獄篇]]では敵機を両断する[[トドメ演出]]が用意されている(後述するOVA版第1巻における対スタークジェガン戦の決着時の再現と思われる)。 | | :MSにとってごくありふれた武装にも関わらず、[[第3次Z時獄篇]]では敵機を両断する[[トドメ演出]]が用意されている(後述するOVA版第1巻における対スタークジェガン戦の決着時の再現と思われる)。 |
− | ;;ビームガン
| + | :;ビームガン |
| ::サーベルのグリップを収納した状態でビームガンとして使用可能。 | | ::サーベルのグリップを収納した状態でビームガンとして使用可能。 |
| ::『BX』で採用。 | | ::『BX』で採用。 |
− | ;ビームガトリングガン
| + | : |
− | :ファンネル使用による負担軽減のために用意されたオプション兵装。 | |
− | :[[ユニコーンガンダム]]に奪取されるが、小説版では最終決戦時に手首を失った右腕に代わりに二挺を接続して使用。連邦系MSであるユニコーンガンダムも使用できるのは両機とも[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]製で規格が同じためである。
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− | | |
| ;[[ファンネル]] | | ;[[ファンネル]] |
| :バインダー部に6基ずつ、計24基格納。基礎構造は[[キュベレイ]]系に準ずるが、性能向上及び小型化が為されている。 | | :バインダー部に6基ずつ、計24基格納。基礎構造は[[キュベレイ]]系に準ずるが、性能向上及び小型化が為されている。 |
− | ;;ファンネル一斉攻撃
| + | :;ファンネル一斉攻撃 |
| ::ファンネルで敵を翻弄し、全方位からビームを浴びせ殲滅する。第3次Zでは[[バリア貫通]]・[[サイズ差補正無視]]のALL攻撃。 | | ::ファンネルで敵を翻弄し、全方位からビームを浴びせ殲滅する。第3次Zでは[[バリア貫通]]・[[サイズ差補正無視]]のALL攻撃。 |
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− | ;バインダー | + | ==== オプション装備 ==== |
− | :原作小説版で[[シナンジュ]]との戦闘中に全てのファンネルを潰されてしまったため苦肉の策として使用。バインダーと肩部を繋いでいるフレームをビームサーベルで切断しファンネルの要領でミサイルとして使用し、左腕をシールド毎粉砕した。 | + | ;ビームガトリングガン |
− | ;;サブアーム
| + | :ファンネル使用による負担軽減のために用意されたオプション兵装。 |
− | ::4枚のバインダーに1本ずつ格納された、いわゆる隠し腕。ユニコーンガンダムを拘束するほどのパワーがあり、ビームサーベルを使用できる。また、敵機のビームサーベルを奪い使用するなど器用さにも優れている。背後から接近されても、この武装により機体を旋回させることなく対応できる。
| + | :[[ユニコーンガンダム]]に奪取されるが、小説版では最終決戦時に手首を失った右腕に代わりに二挺を接続して使用。連邦系MSであるユニコーンガンダムも使用できるのは両機とも[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]製で規格が同じためである。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| :[[撃ち落とし]]を発動する。 | | :[[撃ち落とし]]を発動する。 |
| ;シールド | | ;シールド |
− | :バインダーを前方に並べる事でシールドの代わりにする。 | + | :バインダーを前方に並べる事で[[シールド防御]]を発動する。 |
| ;[[Iフィールド]] | | ;[[Iフィールド]] |
| + | : |
| ;[[サイコフレーム|サイコ・フレーム]] | | ;[[サイコフレーム|サイコ・フレーム]] |
| :気力130以上の時、機体性能と武器性能が上昇する。ニュータイプLv5以上で発動。『BX』で採用。 | | :気力130以上の時、機体性能と武器性能が上昇する。ニュータイプLv5以上で発動。『BX』で採用。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| + | *機体名は古代インドのバラモン教社会におけるヴァルナ(階級)の第二位である王族・武人階級を意味し、頂点たるバラモン=[[シナンジュ]]に次ぐ機体であることを示している。 |
| *[[小説]]版では、クシャトリヤはほぼ元の状態まで修復可能な程度の破損で済んでいる(その為、時獄篇の自軍参入時に近い状態)。 | | *[[小説]]版では、クシャトリヤはほぼ元の状態まで修復可能な程度の破損で済んでいる(その為、時獄篇の自軍参入時に近い状態)。 |
| **一方の[[OVA]]版では、クシャトリヤはユニコーンガンダムとの戦闘で大破ともいえる状態まで破損している。これは当初OVA版第3巻の戦闘を最後にクシャトリヤは出番終了の予定だったので、派手に壊したという事情がある為である。しかし、再び小説版同様にクシャトリヤをその後も出す事が決まった為、急遽デザインされたのが上記のベッセルングである。 | | **一方の[[OVA]]版では、クシャトリヤはユニコーンガンダムとの戦闘で大破ともいえる状態まで破損している。これは当初OVA版第3巻の戦闘を最後にクシャトリヤは出番終了の予定だったので、派手に壊したという事情がある為である。しかし、再び小説版同様にクシャトリヤをその後も出す事が決まった為、急遽デザインされたのが上記のベッセルングである。 |