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15 バイト除去 、 2015年7月19日 (日) 11:33
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:「シャア不在時の[[偽物|影武者]]として活動し、声や姿もシャアそっくりに作られた人間」という原作ネタバレに近い設定で登場している。シャアと似たような声、ということで戦闘画面も聴き比べてみると徹底的に演技分けがされている。
 
:「シャア不在時の[[偽物|影武者]]として活動し、声や姿もシャアそっくりに作られた人間」という原作ネタバレに近い設定で登場している。シャアと似たような声、ということで戦闘画面も聴き比べてみると徹底的に演技分けがされている。
 
:シャアに似ている一方で、「シャアより大人である」という印象が、本人と共演することでより如実に表れているが、自らの手で業を全うしようとするシャアとは対照的に、フロンタルは目的の為に手段を選ばない傾向が強く、アムロからも「シャアから迷いを取り払った存在」と見なされている。邪魔なアムロの暗殺を謀り、自己保身を優先して[[Z-BLUE]]との戦いを避けようとする等、姑息な行いを繰り返し、本物のシャアを「[[偽者]]」呼ばわりまでする等の図々しさから、シャアのみならず、彼をよく知るアムロやカミーユからも、シャア・アズナブルでも無ければ赤い彗星ですらないと、全面否定される事になった。
 
:シャアに似ている一方で、「シャアより大人である」という印象が、本人と共演することでより如実に表れているが、自らの手で業を全うしようとするシャアとは対照的に、フロンタルは目的の為に手段を選ばない傾向が強く、アムロからも「シャアから迷いを取り払った存在」と見なされている。邪魔なアムロの暗殺を謀り、自己保身を優先して[[Z-BLUE]]との戦いを避けようとする等、姑息な行いを繰り返し、本物のシャアを「[[偽者]]」呼ばわりまでする等の図々しさから、シャアのみならず、彼をよく知るアムロやカミーユからも、シャア・アズナブルでも無ければ赤い彗星ですらないと、全面否定される事になった。
:今作においては'''真の素性は特異点であったシャアと対の存在'''という設定になっている。その結果、本物のシャアが起った事で身を引いてからしばらくした後、終盤で自分こそが真の赤い彗星と豪語し、自身の派閥を率いて反乱に等しい行動に出ており、シャアに取って代わって[[パラダイムシティ]]として模倣されている「アクシズの落下した『正しい』世界」へ導くべく、シャアがアクシズ落としに見せかけて行おうとした時空修復の妨害を目論む。また、後述にもあるように原作のシャアの負の面を担っているのみならず、独断で[[アマルガム]]や[[ジェミニス]]と裏で結託し暗躍、アムロの暗殺も企てるなど、原作以上に「悪役」らしいキャラクターとして描写されている。
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:今作においては'''特異点であったシャアと対の存在'''という設定になっている。その結果、本物のシャアが起った事で身を引いてからしばらくした後、終盤で自分こそが真の赤い彗星と豪語し、自身の派閥を率いて反乱に等しい行動に出ており、シャアに取って代わって[[パラダイムシティ]]として模倣されている「アクシズの落下した『正しい』世界」へ導くべく、シャアがアクシズ落としに見せかけて行おうとした時空修復の妨害を目論む。また、後述にもあるように原作のシャアの負の面を担っているのみならず、独断で[[アマルガム]]や[[ジェミニス]]と裏で結託し暗躍、アムロの暗殺も企てるなど、原作以上に「悪役」らしいキャラクターとして描写されている。
 
:特異点+ニュータイプという文字通りに特異な存在であるゆえか、シャア共々[[黒の英知]]に接触した節があり、歴代スパロボの並行世界におけるシャアの動向を掴んでいる。しかし、基本的には原作どおり「スペースノイドの希望たる赤い彗星」を演じているに過ぎないため、彼自身の意図がどういったものかは不明。
 
:特異点+ニュータイプという文字通りに特異な存在であるゆえか、シャア共々[[黒の英知]]に接触した節があり、歴代スパロボの並行世界におけるシャアの動向を掴んでいる。しかし、基本的には原作どおり「スペースノイドの希望たる赤い彗星」を演じているに過ぎないため、彼自身の意図がどういったものかは不明。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]からネオ・ジオン総帥の座を譲り受けており、事実上ネオ・ジオンのトップとなっている。また、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]の口からシャアのクローンであると説明されている。
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:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]からネオ・ジオン総帥の座を譲り受けており、事実上ネオ・ジオンのトップとなっている。Zシリーズにおけるフロンタルの素性はUCWのジオニズム信奉の一派が、「赤い彗星」の絶対的カリスマを求めて作り上げたクローンの一体に <ref>[[レイ・ザ・バレル|レイ]]の口からシャアのクローンであると説明されている。</ref>、前作で起きた新世時空振動で並行世界のシャアの意識が流れ込んでいた、というもの。
 
:今回はシナンジュはルート分岐でしかお目にかかれない。終盤は[[ネオ・ジオング]]に搭乗する。
 
:今回はシナンジュはルート分岐でしかお目にかかれない。終盤は[[ネオ・ジオング]]に搭乗する。
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:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
:天獄篇予告にて、ラプラスの箱を評して曰く。会話している相手はシャア、場所はネオ・ジオンの彼の部屋であるため、決戦後に舞い戻ってきているようだ。
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:天獄篇予告にて、[[ラプラスの箱]]を評して曰く。会話している相手はシャア、場所はネオ・ジオンの彼の部屋であるため、決戦後に舞い戻ってきているようだ。
:なお「神の存在」と言うフレーズは、ルルーシュがかつて接触したアーカーシャの剣の「集合無意識」に対しても使われている。「火の文明」から「太陽の輝き」への道標たるラプラスの箱、「太陽の輝き」の象徴たる集合無意識。この意味は……。
   
;「どうだろうな。だが、私は確かに絶望を味わった」<BR/>「人の心の光を見せてもなお、変わらない人類……だが、それは彼ら自身のせいではない」<BR/>「''所詮、人は神にはなれないし、神を超えることも出来ない''」
 
;「どうだろうな。だが、私は確かに絶望を味わった」<BR/>「人の心の光を見せてもなお、変わらない人類……だが、それは彼ら自身のせいではない」<BR/>「''所詮、人は神にはなれないし、神を超えることも出来ない''」
 
:「虹の彼方へ」クリア時、「刻の果ての虚無」の中でバナージに対して。
 
:「虹の彼方へ」クリア時、「刻の果ての虚無」の中でバナージに対して。
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*「シャアの後継者として赤い彗星となることを望まれ造られた存在」という立ち位置は、富野由悠季氏の小説作品『ガイア・ギア』の主人公である「アフランシ・シャア」によく似ている。<br />彼もジオン残党の末裔にあたる組織に象徴として迎えられるが、フロンタルとは反対に「(組織が望む)シャア」でも「赤い彗星」でもなく「アフランシ」として生きる道を選んでいる。
 
*「シャアの後継者として赤い彗星となることを望まれ造られた存在」という立ち位置は、富野由悠季氏の小説作品『ガイア・ギア』の主人公である「アフランシ・シャア」によく似ている。<br />彼もジオン残党の末裔にあたる組織に象徴として迎えられるが、フロンタルとは反対に「(組織が望む)シャア」でも「赤い彗星」でもなく「アフランシ」として生きる道を選んでいる。
 
*雑誌「Febri」のインタビューで池田秀一が語ったことによると、フロンタル役に決まった時点で役作りのためにあえて原作を読まないようにしており、途中までは自身もフロンタルの正体をよく知らないまま演じていたという。ただEP5の頃には小説を最後まで読んでしまっており、描写について酒の席で原作者の福井晴敏に不満を言ってしまい、それがEP7の描写変更の遠因となったのではないかとしている。EP7は自らの希望でアフレコも一人だけで行っており、フロンタル役への思い入れは相当に強いことが伺える。
 
*雑誌「Febri」のインタビューで池田秀一が語ったことによると、フロンタル役に決まった時点で役作りのためにあえて原作を読まないようにしており、途中までは自身もフロンタルの正体をよく知らないまま演じていたという。ただEP5の頃には小説を最後まで読んでしまっており、描写について酒の席で原作者の福井晴敏に不満を言ってしまい、それがEP7の描写変更の遠因となったのではないかとしている。EP7は自らの希望でアフレコも一人だけで行っており、フロンタル役への思い入れは相当に強いことが伺える。
 
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==脚注==
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<references/>
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
 
*[[GUNDAM:フル・フロンタル]]
 
*[[GUNDAM:フル・フロンタル]]
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