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| *リアクター:[[ヒビキ・カミシロ]] | | *リアクター:[[ヒビキ・カミシロ]] |
| *搭載機:[[ジェニオン]] | | *搭載機:[[ジェニオン]] |
− | *発動キー:「相反する感情」 | + | *発動キー:「相反する感情(正確には「相反する精神状態」)」 |
| *反作用:「精神崩壊」 | | *反作用:「精神崩壊」 |
| *スフィア・アクト:「霊子との同調」 | | *スフィア・アクト:「霊子との同調」 |
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| ガドライトはサード・ステージを自称し「表面化する感情の逆転」のスフィア・アクトを発現していたが、これは共鳴条件がそのまま表に出た副産物に近いもの。サード・ステージに至るには、他のスフィア同様発動キーを満たして反作用を受ける状態になり、その上でそれを乗り越える意志が必要になるが、ガドライトはここに挑まなかったのが原因である。 | | ガドライトはサード・ステージを自称し「表面化する感情の逆転」のスフィア・アクトを発現していたが、これは共鳴条件がそのまま表に出た副産物に近いもの。サード・ステージに至るには、他のスフィア同様発動キーを満たして反作用を受ける状態になり、その上でそれを乗り越える意志が必要になるが、ガドライトはここに挑まなかったのが原因である。 |
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− | 反作用の正体は「相反する感情の板挟みになって思考が停止する」こと。このスフィアの稼動に必要な感情は絶対値が同じであるため、どちらも選べない→相反する感情の相克を維持できなくなると、二つがぶつかって0になってしまう。ただし、外から喝を入れる、「揺れる天秤」の力で意志を励起するなど外部から復帰させる手段はかなり多い。
| + | 反作用の正体は、相反する感情が大きくなりすぎて「ぶつかり合う」状態を維持できなくなり、プラスとマイナスの感情が互いを相殺し合ってゼロになったことによる「'''思考の消滅'''」である。ただし、外から喝を入れる、「揺れる天秤」の力で意志を励起するなど外部から復帰させる手段はかなり多い。 |
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− | スフィアの中で唯一、二つの感情を発動キーとしているのも特徴。ガドライトの場合は故郷を滅ぼされたことに対する「怒りと諦め」、ヒビキは運命に対する「希望と絶望」で稼動させている。相反する感情を両立させ、それを超える強い意志によってサード・ステージに移行し、以後はその境地によって稼動する。ガドライトの場合は板挟みの状態であることに対して開き直ってしまったのが原因で移行したと考えられる。
| + | スフィアの中で唯一、二つの感情を発動キーとしているのも特徴。ガドライトの場合は故郷を滅ぼされたことに対する「怒りと諦め」、ヒビキは運命に対する「希望と絶望」で稼動させている。相反する感情を両立させ、強い意志によって相克状態を超越、その先にある可能性を掴むことでサード・ステージに移行し、以後はその境地によって稼動する(これはリアクターに限らず、「二つの人格」を持つスズネや、[[マーグ]]の魂と闇の力を受け継いだ[[明神タケル|タケル]]も同様の境地に至り、力を手に入れている)。ガドライトの場合は板挟みの状態であることに対して開き直ってしまったのが原因で移行したと考えられる。 |
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| 真のスフィア・アクトは、多元世界の万物万象すべてに宿る意志、即ち霊子とリンクし、それを仲間に伝播させる力。当然ながら仲間同士の意志もリンクするため、この力を受けた者は己の肉体や乗っているマシンをより直接的に操れるようになる(ゲーム中では技量の上昇という形で表される)。要は、[[真化#真化融合|真化融合]]を擬似的に起こす力である。この力はソルの心の中心核として感情を統合していた頃の名残であり、スフィア・リアクターの意志が揃えばそれを統合することで、自由自在に事象を制御することが可能。 | | 真のスフィア・アクトは、多元世界の万物万象すべてに宿る意志、即ち霊子とリンクし、それを仲間に伝播させる力。当然ながら仲間同士の意志もリンクするため、この力を受けた者は己の肉体や乗っているマシンをより直接的に操れるようになる(ゲーム中では技量の上昇という形で表される)。要は、[[真化#真化融合|真化融合]]を擬似的に起こす力である。この力はソルの心の中心核として感情を統合していた頃の名残であり、スフィア・リアクターの意志が揃えばそれを統合することで、自由自在に事象を制御することが可能。 |
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| また、「心にリンクする」という共通項を持つ「悲しみの乙女」とは相性が良いと思われる。 | | また、「心にリンクする」という共通項を持つ「悲しみの乙女」とは相性が良いと思われる。 |
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− | 洗礼名は「'''アムブリエル・ジ・オーバーライザー'''」。 | + | 洗礼名は「'''アムブリエル・ジ・オーバーライザー'''」。人間たるの矛盾を超越する絶対の覚悟である。 |
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| ;双子座(ジェミニ) | | ;双子座(ジェミニ) |
175行目: |
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| ひたすらに己の自我を抑え、理性で全ての行動を行おうとするこのスフィアは、対極にある「知りたがる山羊」とは逆の「'''欲求を制する理性'''」と言える。 | | ひたすらに己の自我を抑え、理性で全ての行動を行おうとするこのスフィアは、対極にある「知りたがる山羊」とは逆の「'''欲求を制する理性'''」と言える。 |
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− | 洗礼名は「'''ムリエル・ザ・ゲート'''」。 | + | 洗礼名は「'''ムリエル・ザ・ゲート'''」。生と死の狭間に聳え立つ虚無の扉である。 |
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| ;蟹座(キャンサー) | | ;蟹座(キャンサー) |
205行目: |
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| スフィア・アクトは痛みに耐える生命の力を周囲に伝播させること。痛みに耐える生命の力によって発動するこのスフィアの力は、対極にある「尽きぬ水瓶」に対し、わかりやすく「'''痛みに抗う力'''」と言える。 | | スフィア・アクトは痛みに耐える生命の力を周囲に伝播させること。痛みに耐える生命の力によって発動するこのスフィアの力は、対極にある「尽きぬ水瓶」に対し、わかりやすく「'''痛みに抗う力'''」と言える。 |
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− | 洗礼名は「'''ウェルキエル・ザ・ヒート'''」。 | + | 洗礼名は「'''ウェルキエル・ザ・ヒート'''」。痛みと熱によって自らを鍛える鋼である。 |
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| ;獅子座(レオ) | | ;獅子座(レオ) |
233行目: |
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| スフィア・アクトは感覚を他者にリンクさせること。セツコが再世篇で見せていた「悲しみの感情の探知」はこれの片鱗であり、連獄篇では一気にサード・ステージに移行した影響で居合わせた全員の悲しみにリンクした結果、異様なローテンションに陥った反面戦闘力が爆発的に上昇していた(ゲーム的には気力限界を振り切って200になる)。また、この力を発現すると、リンクした相手の悲しみをも力として出力を上げていく性質がある。ゆえにこのスフィアの力は、対位置の「夢見る双魚」に対して「'''過去を見る力'''」と言える。 | | スフィア・アクトは感覚を他者にリンクさせること。セツコが再世篇で見せていた「悲しみの感情の探知」はこれの片鱗であり、連獄篇では一気にサード・ステージに移行した影響で居合わせた全員の悲しみにリンクした結果、異様なローテンションに陥った反面戦闘力が爆発的に上昇していた(ゲーム的には気力限界を振り切って200になる)。また、この力を発現すると、リンクした相手の悲しみをも力として出力を上げていく性質がある。ゆえにこのスフィアの力は、対位置の「夢見る双魚」に対して「'''過去を見る力'''」と言える。 |
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− | 洗礼名は「'''ハマリエル・ザ・スター'''」。 | + | 洗礼名は「'''ハマリエル・ザ・スター'''」。悲しみという闇の中に光る星である。 |
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| ;乙女座(ヴァルゴ) | | ;乙女座(ヴァルゴ) |
266行目: |
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| 己の意志にひたすら従って動くことで力を発揮するこのスフィアは、対極の「偽りの黒羊」の逆、「'''己を偽らない力'''」と言える。 | | 己の意志にひたすら従って動くことで力を発揮するこのスフィアは、対極の「偽りの黒羊」の逆、「'''己を偽らない力'''」と言える。 |
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− | 洗礼名は「'''ズリエル・ジ・アンブレイカブル'''」。 | + | 洗礼名は「'''ズリエル・ジ・アンブレイカブル'''」。揺らぐことなく貫かれる存在である。 |
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| ;天秤座(リーブラ) | | ;天秤座(リーブラ) |
299行目: |
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| 周囲に対して「あらゆるものを求める欲求」を力とする「欲深な金牛」に対し、このスフィアはいわば「'''他を拒絶する力'''」と言える。 | | 周囲に対して「あらゆるものを求める欲求」を力とする「欲深な金牛」に対し、このスフィアはいわば「'''他を拒絶する力'''」と言える。 |
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− | 洗礼名は「'''バルビエル・ザ・ニードル'''」。 | + | 洗礼名は「'''バルビエル・ザ・ニードル'''」。人の憎しみを煽り立てる毒針である。 |
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| ;蠍座(スコーピオ) | | ;蠍座(スコーピオ) |