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=== ヒトマキナ ===
 
=== ヒトマキナ ===
原作漫画版に登場する、死を認識し、その中で想像力を得ることで「'''人間になったとされるマキナ'''」のこと。当然のように自意識と感情、そして想像力を備え、人語を解する。ただし、会話は通常のヒトマキナは出来ず、「主」と呼ばれる[[デウスエクスマキナ]]以外では、特使として現れた通称「お爺ちゃん」と呼ばれる人間型、離反してJUDAについた[[大場真来梓]]のみが可能となっている。<br/>但し飽くまで会話が出来ないと言うだけで、通信やデータのやり取りによるコミュニケーションは勿論可能である。
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原作漫画版に登場する、死を認識し、その中で想像力を得ることで「'''人間になったとされるマキナ'''」のこと。当然のように自意識と感情、そして想像力を備え、人語を解する。ただし、会話は通常のヒトマキナは出来ず、「主」と呼ばれる[[デウスエクスマキナ]]以外では、特使として現れた通称「お爺ちゃん」と呼ばれる人間型、離反してJUDAについた[[大場真来梓]]のみが可能となっている。但し飽くまで会話が出来ないと言うだけで、通信やデータのやり取りによるコミュニケーションは勿論可能である。
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殺し合いを経て想像力を得た個体は、その後全てのマキナを破壊しようと孤独に戦っていた天児&ラインバレルと戦い、次々と破壊されて行った。
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殺し合いを経て想像力を得た個体は、その後全てのマキナを破壊しようと孤独に戦っていた天児&ラインバレルと戦い、次々と破壊されて行った。世界を「やり直した」後、ヒトマキナ達は「主」たるデウスに従い、月へと移動して防御を固め、ある計画を始めた。この計画がどのようなものかは明らかでないが、ジュダから全てを知った石神は、「ヒトマキナを殲滅しなければ人類を救うことは出来ない」と断言しており、現行人類にとってマイナスなものであるのは確かなようだ。またこれに先立ち、新西暦1999年(本西暦2691年)12月31日、哨戒型ヒトマキナMAXI377、コードネーム「大場真来梓」が地上に派遣されている。
 
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世界を「やり直した」後、ヒトマキナ達は「主」たるデウスに従い、月へと移動して防御を固め、ある計画を始めた。この計画がどのようなものかは明らかでないが、ジュダから全てを知った石神は、「ヒトマキナを殲滅しなければ人類を救うことは出来ない」と断言しており、現行人類にとってマイナスなものであるのは確かなようだ。またこれに先立ち、新西暦1999年(本西暦2691年)12月31日、哨戒型ヒトマキナMAXI377、コードネーム「大場真来梓」が地上に派遣されている。 
      
さらにヒトマキナ達は、ヒトマキナになれず、地上に残された残りのマキナに対してある仕掛けを施した。それは、彼ら全てにファクターが生み出された時、月から地球への大規模な転送フィールドを開くための仕掛けである。久嵩はこれを知り、ロストバレルを秘匿した上で残るマキナを全て破壊、ヒトマキナを月へ封じようとしていた。だが、ジュダからこれを聞いていた石神はこの仕掛けを逆用。あえて全てのマキナにファクターを生み出すことで転送フィールドを開かせ、そこ目がけて攻撃を撃ち込むことで防御を崩し、逆襲の道筋を切り開いた。
 
さらにヒトマキナ達は、ヒトマキナになれず、地上に残された残りのマキナに対してある仕掛けを施した。それは、彼ら全てにファクターが生み出された時、月から地球への大規模な転送フィールドを開くための仕掛けである。久嵩はこれを知り、ロストバレルを秘匿した上で残るマキナを全て破壊、ヒトマキナを月へ封じようとしていた。だが、ジュダからこれを聞いていた石神はこの仕掛けを逆用。あえて全てのマキナにファクターを生み出すことで転送フィールドを開かせ、そこ目がけて攻撃を撃ち込むことで防御を崩し、逆襲の道筋を切り開いた。
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これに先立ち、マキナ達は人類絶滅を回避するため、計画のブレインとなるシミュレーターマキナを完成させていた。このマキナはどうすれば人類の絶滅を回避できるか、それを確かめるべく紀元からあらゆるパターンを模索。結果、西暦1871年から「やり直す」のが最適だと判断。そこでそのマキナは、自らの内部に仮想世界を構築し、'''実際に自我・意志・記憶を持つ人間のデータを構築、1871年の段階でそのデータを、現実で作成されたファクターたちにインストールした'''。このため、新たな人類達は最初から意志や記憶を当たり前のように持ち、自らの知る歴史が現実に存在すると疑わなかった。
 
これに先立ち、マキナ達は人類絶滅を回避するため、計画のブレインとなるシミュレーターマキナを完成させていた。このマキナはどうすれば人類の絶滅を回避できるか、それを確かめるべく紀元からあらゆるパターンを模索。結果、西暦1871年から「やり直す」のが最適だと判断。そこでそのマキナは、自らの内部に仮想世界を構築し、'''実際に自我・意志・記憶を持つ人間のデータを構築、1871年の段階でそのデータを、現実で作成されたファクターたちにインストールした'''。このため、新たな人類達は最初から意志や記憶を当たり前のように持ち、自らの知る歴史が現実に存在すると疑わなかった。
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かくして人類滅亡回避の計画はスタートしたが、これは宇宙に脱出していたシャングリラと、そのファクターとなった加藤久嵩が地球に帰還したことで初期段階でいきなりつまずいた。
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かくして人類滅亡回避の計画はスタートしたが、これは宇宙に脱出していたシャングリラと、そのファクターとなった加藤久嵩が地球に帰還したことで初期段階でいきなりつまずいた。クローン施設を見た久嵩は世界再生の事実に気づき、自らも人類の絶滅を回避しようと行動を開始。持ち出していた天児の細胞サンプルからクローンを作成した。これが「推進派」である。このため、マキナ達はイレギュラーたる久嵩&シャングリラを加えた上でシミュレートを行ったが、その結果最悪の結末を見たシミュレーターマキナはヒトマキナと化してしまった。これが[[ジュダ]]である。
クローン施設を見た久嵩は世界再生の事実に気づき、自らも人類の絶滅を回避しようと行動を開始。持ち出していた天児の細胞サンプルからクローンを作成した。これが「推進派」である。このため、マキナ達はイレギュラーたる久嵩&シャングリラを加えた上でシミュレートを行ったが、その結果最悪の結末を見たシミュレーターマキナはヒトマキナと化してしまった。これが[[ジュダ]]である。
      
ヒトマキナとなったジュダは、新たな計画を立案。それは、久嵩を「人類の敵」とし、ヒトマキナ達が「正義の味方」となることだった。そのために、ジュダはまず、ヒトになれなかったマキナ達に自分達の情報を持たせ、ハグレマキナに見せかけて地球に投下。これに飛びついた久嵩は、入手した情報を元に行動を開始。その後、ジュダは計画の仕上げのため自ら地球に降下。久嵩に接触し、マキナ達が「正義の味方」として降臨すべき状況を作り出そうとした。
 
ヒトマキナとなったジュダは、新たな計画を立案。それは、久嵩を「人類の敵」とし、ヒトマキナ達が「正義の味方」となることだった。そのために、ジュダはまず、ヒトになれなかったマキナ達に自分達の情報を持たせ、ハグレマキナに見せかけて地球に投下。これに飛びついた久嵩は、入手した情報を元に行動を開始。その後、ジュダは計画の仕上げのため自ら地球に降下。久嵩に接触し、マキナ達が「正義の味方」として降臨すべき状況を作り出そうとした。
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しかし、ここで最大のハプニングが発生する。地球降下後、ジュダはヒトマキナ一派を裏切り、石神というファクター得て、彼に協力することで真の人類絶滅を回避する計画をスタートさせたのである。
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しかし、ここで最大のハプニングが発生する。地球降下後、ジュダはヒトマキナ一派を裏切り、石神というファクター得て、彼に協力することで真の人類絶滅を回避する計画をスタートさせたのである。ジュダがヒトマキナ達に語った未来は、「投下したマキナ全てにファクターが生まれたとき、人類は死と暴力に支配される」というもの……つまり、マキナを手にした人間達がその力で戦争を始め、世界が滅亡するというものであり、ヒトマキナ達はそれに対する抑止力となるつもりだったのである。これをジュダから知らされた石神は、ヒトマキナに自分が私欲のために行動していると見えるよう立ち回り、「マキナ同士による戦争」の構図を作り出すためギリギリまで加藤機関との戦いを続け、それを止めるべく降臨したヒトマキナを加藤たちと協力して迎撃。その結果、彼は「正義の味方」として現れるはずだったヒトマキナを、その瞬間「人類の敵」へと変えてしまったのである。このため、ヒトマキナ達は自らが人類の敵となることを選択、攻撃を開始した(真紀梓が知らなかったのはこのため)。
 
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ジュダがヒトマキナ達に語った未来は、「投下したマキナ全てにファクターが生まれたとき、人類は死と暴力に支配される」というもの……つまり、マキナを手にした人間達がその力で戦争を始め、世界が滅亡するというものであり、ヒトマキナ達はそれに対する抑止力となるつもりだったのである。これをジュダから知らされた石神は、ヒトマキナに自分が私欲のために行動していると見えるよう立ち回り、「マキナ同士による戦争」の構図を作り出すためギリギリまで加藤機関との戦いを続け、それを止めるべく降臨したヒトマキナを加藤たちと協力して迎撃。その結果、彼は「正義の味方」として現れるはずだったヒトマキナを、その瞬間「人類の敵」へと変えてしまったのである。
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このため、ヒトマキナ達は自らが人類の敵となることを選択、攻撃を開始した(真紀梓が知らなかったのはこのため)。
      
そして、ニューヨーク解放戦において、マキナを擁する加藤機関とヒトマキナとの戦いを、割って入った浩一とラインバレルが止めたことで、図らずもヒトマキナ達の計画である「人類と人類の敵の戦いを、降臨した正義の味方が止める」が実行された形になり、一部のヒトマキナは「ジュダの目的は究極的には我々と同じであり、ならば我々にとって望まぬものであろうともその計画に従うべき」と確信。その代表たるリンカーンは浩一にデウスエクスマキナの破壊を託した。
 
そして、ニューヨーク解放戦において、マキナを擁する加藤機関とヒトマキナとの戦いを、割って入った浩一とラインバレルが止めたことで、図らずもヒトマキナ達の計画である「人類と人類の敵の戦いを、降臨した正義の味方が止める」が実行された形になり、一部のヒトマキナは「ジュダの目的は究極的には我々と同じであり、ならば我々にとって望まぬものであろうともその計画に従うべき」と確信。その代表たるリンカーンは浩一にデウスエクスマキナの破壊を託した。
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