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| [[ホバーパイルダー]]、もしくは[[ジェットパイルダー]]という小型戦闘機が頭部に合体しコクピットとなる。 | | [[ホバーパイルダー]]、もしくは[[ジェットパイルダー]]という小型戦闘機が頭部に合体しコクピットとなる。 |
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− | 元来、陸戦を主体にしたコンセプトで設計されている為、当初は飛行能力はもとより水中航行能力も備えておらず(永井豪氏の原作漫画版では水中ロケットのみ開発段階から実装済み)、飛行型および水中型[[機械獣]]の前に劣勢を強いられるケースが多かったが、後にゴードン博士の協力を得て、足裏に水中航行用の光子力ロケットを装備。更に時を置いて、スミス博士との共同開発による[[ジェットスクランダー]]で飛行能力を得、[[マジンガーZ]]は陸海空とフィールドを選ぶ事無く戦闘を展開する事が可能となった。 | + | 元来、陸戦を主体にしたコンセプトで設計されている為、当初は飛行能力はもとより水中航行能力も備えておらず(永井豪氏の原作漫画版では水中ロケットのみ開発段階から実装済み)、飛行型および水中型[[機械獣]]の前に劣勢を強いられるケースが多かったが、後にゴードン博士の協力を得て、足裏に水中航行用の光子力ロケットを装備。更に時を置いて、スミス博士との共同開発による[[ジェットスクランダー]]で飛行能力を得、マジンガーZは[[陸]][[海]][[空]]とフィールドを選ぶ事無く戦闘を展開する事が可能となった。 |
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| TV版最終回で[[ミケーネ帝国]]の[[戦闘獣]]によりボロボロに破壊されるが、その後装甲を[[超合金ニューZ]]に換装し、新型の光子力エンジンを搭載したことで[[グレートマジンガー]]に匹敵する([[剣鉄也|鉄也]]の精神状態もあり、映像を見る限り旧式のこちらが遥かに強いように見える)性能が与えられた。 | | TV版最終回で[[ミケーネ帝国]]の[[戦闘獣]]によりボロボロに破壊されるが、その後装甲を[[超合金ニューZ]]に換装し、新型の光子力エンジンを搭載したことで[[グレートマジンガー]]に匹敵する([[剣鉄也|鉄也]]の精神状態もあり、映像を見る限り旧式のこちらが遥かに強いように見える)性能が与えられた。 |
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− | 通りのいい略称は「マジンガー」。無敵の装甲と動力、窮地とそれを乗り越えるための改造、翼パーツの装着による[[パワーアップイベント]]など後続の[[スーパーロボット]]に受け継がれる要素を多数持っており、その点でもエポックメイキングといえる。
| + | 通りのいい[[略語|略称]]は「マジンガー」。無敵の装甲と動力、窮地とそれを乗り越えるための改造、翼パーツの装着による[[パワーアップイベント]]など後続の[[スーパーロボット]]に受け継がれる要素を多数持っており、その点でもエポックメイキングといえる。 |
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| === [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]設定 === | | === [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]設定 === |
| 眼部の縁取りが赤くなる等原作漫画版に近いデザイン。ジェットスクランダーがない為、飛行は不可能。<br /> | | 眼部の縁取りが赤くなる等原作漫画版に近いデザイン。ジェットスクランダーがない為、飛行は不可能。<br /> |
− | 第1話で機械獣軍団によって押さえつけられ、[[兜甲児 (OVA)|甲児]]の乗るパイルダーを引き剥がされ、行動不能の所を[[あしゅら男爵]]に捕獲されてしまう。その後、Dr.ヘルの手により[[あしゅらマジンガー]]へと改造され敵として立ちはだかる。 | + | 第1話で機械獣軍団によって押さえつけられ、[[兜甲児 (OVA)|甲児]]の乗るパイルダーを引き剥がされ、行動不能の所を[[あしゅら男爵]]に捕獲されてしまう。その後、Dr.ヘルの手により[[あしゅらマジンガー]]へと[[改造]]され敵として立ちはだかる。 |
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| === [[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]設定 === | | === [[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]設定 === |
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| 最終的にヘルの打倒に成功するが、その直後、あしゅらの血の儀式によって復活した[[暗黒大将軍]]の一撃で破壊されてしまった。 | | 最終的にヘルの打倒に成功するが、その直後、あしゅらの血の儀式によって復活した[[暗黒大将軍]]の一撃で破壊されてしまった。 |
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− | サポート連載の漫画版「ZERO」においては「カイザーやグレートでなくてもマジンガーは強い」という作者の意向により、「終焉の魔神」「究極の破界神」と呼ばれ、甲児ともども「神にも悪魔にもなれる」という言葉がそのまま実現したかのようなとんでもない設定で暴れまわっている。一言で言うと「ゲッターロボサーガのマジンガー版」で、因果律操作や惑星破壊を普通にやってのける、エンペラーの同レベルの存在(つまり'''まだ上がいる''')。
| + | サポート連載の[[漫画|漫画版]]「ZERO」においては「カイザーやグレートでなくてもマジンガーは強い」という作者の意向により、「終焉の魔神」「究極の破界神」と呼ばれ、甲児ともども「神にも[[天使・悪魔|悪魔]]にもなれる」という言葉がそのまま実現したかのようなとんでもない設定で暴れまわっている。一言で言うと「ゲッターロボサーガのマジンガー版」で、因果律操作や惑星破壊を普通にやってのける、[[ゲッターエンペラー]]と同レベルの存在(つまり'''まだ上がいる''')。 |
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| === [[スーパーロボット大戦シリーズ]]において === | | === [[スーパーロボット大戦シリーズ]]において === |
− | 元祖スーパーロボットだけあってスパロボシリーズの常連ロボットであり、再世篇まで皆勤記録を保っていた。また自軍の中核をなす事が多い。大抵の作品では、マジンガー系パイロット間で[[乗り換え]]が可能。
| + | 元祖スーパーロボットだけあってスパロボシリーズの常連ロボットであり、[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]まで皆勤記録を保っていた。また自軍の中核をなす事が多い。大抵の作品では、マジンガー系パイロット間で[[乗り換え]]が可能。 |
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| ゲーム中では、共通して硬くて接近戦に強いが運動性は低いという、[[スーパーロボット]]の特性を体現したかのような機体である。メインパイロットの[[兜甲児]]の[[能力]]・[[精神コマンド]]も常にマッチしている。ただし[[装甲]]は高いものの、全高の関係で機体[[サイズ]]がMであり、他のスーパーロボットよりも[[HP]]が低い。また[[ジェットスクランダー]]と合体していないと[[移動力]]が低く、[[飛行]]もできないため、足の遅さが気になることも。 | | ゲーム中では、共通して硬くて接近戦に強いが運動性は低いという、[[スーパーロボット]]の特性を体現したかのような機体である。メインパイロットの[[兜甲児]]の[[能力]]・[[精神コマンド]]も常にマッチしている。ただし[[装甲]]は高いものの、全高の関係で機体[[サイズ]]がMであり、他のスーパーロボットよりも[[HP]]が低い。また[[ジェットスクランダー]]と合体していないと[[移動力]]が低く、[[飛行]]もできないため、足の遅さが気になることも。 |
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| ;[[スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
| :中盤で登場し、久しぶりのパイルダー装着シーンがある…が、最初からスクランダーが付いていて驚いたプレイヤーも多いと思われる。武装は最初から揃っており、終盤に条件を満たすとZ+グレート+[[グレンダイザー]]+[[ゲッタードラゴン]]の[[ファイナルダイナミックスペシャル]]が追加。ロケットパンチ系が弾数制に戻った。グレートと[[小隊]]を組む場合、大車輪ロケットパンチによる反撃や、移動後に可能なトライチャージなどで雑魚を掃討すると良い。 | | :中盤で登場し、久しぶりのパイルダー装着シーンがある…が、最初からスクランダーが付いていて驚いたプレイヤーも多いと思われる。武装は最初から揃っており、終盤に条件を満たすとZ+グレート+[[グレンダイザー]]+[[ゲッタードラゴン]]の[[ファイナルダイナミックスペシャル]]が追加。ロケットパンチ系が弾数制に戻った。グレートと[[小隊]]を組む場合、大車輪ロケットパンチによる反撃や、移動後に可能なトライチャージなどで雑魚を掃討すると良い。 |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]] | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
| :[[真マジンガー 衝撃! Z編|真版]]設定で[[日本]]ルート第3話から登場。パイロット乗替は不可。初登場時は極端に武装が少ないが、徐々に追加されていく。原作同様'''光子力ビームが凄まじい威力'''と長射程を兼ね備え、装甲が'''前作のグレンダイザーより上'''というとんでもないスペックである。また、真の設定を反映し[[EN回復]]を持っているため継戦力が高い。 | | :[[真マジンガー 衝撃! Z編|真版]]設定で[[日本]]ルート第3話から登場。パイロット乗替は不可。初登場時は極端に武装が少ないが、徐々に追加されていく。原作同様'''光子力ビームが凄まじい威力'''と長射程を兼ね備え、装甲が'''前作のグレンダイザーより上'''というとんでもないスペックである。また、真の設定を反映し[[EN回復]]を持っているため継戦力が高い。 |
| :代わりに[[マジンパワー]]がないが、[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]の[[エースボーナス]]が同様のものなので十分カバーされる。 | | :代わりに[[マジンパワー]]がないが、[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]の[[エースボーナス]]が同様のものなので十分カバーされる。 |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]] | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
| :ゴッドスクランダー装備版が登場。[[ジェットスクランダー]]の矛盾に関しては、ドイツの一件では飛べない[[ドナウα1]]との決闘のために一度解除し、[[エネルガーZ]]の一件で破壊される、という流れになった。ビッグバンパンチや百連発の追加で戦闘力は上がったが、[[EN]]消費が激しくなったため継戦力はガタ落ちした。 | | :ゴッドスクランダー装備版が登場。[[ジェットスクランダー]]の矛盾に関しては、ドイツの一件では飛べない[[ドナウα1]]との決闘のために一度解除し、[[エネルガーZ]]の一件で破壊される、という流れになった。ビッグバンパンチや百連発の追加で戦闘力は上がったが、[[EN]]消費が激しくなったため継戦力はガタ落ちした。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
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| :使用ロボットの一体として登場。ロケットパンチは戻ってくるまで次のパンチが撃てず、敵に当たるかある程度飛ばないと戻ってこないので外してしまうと辛い。 | | :使用ロボットの一体として登場。ロケットパンチは戻ってくるまで次のパンチが撃てず、敵に当たるかある程度飛ばないと戻ってこないので外してしまうと辛い。 |
| :逆に言えば敵の懐に飛び込んでロケットパンチを連打すると異常な早さで連射する事が可能である。 | | :逆に言えば敵の懐に飛び込んでロケットパンチを連打すると異常な早さで連射する事が可能である。 |
− | :(具体的に言うと甲児のロケットパンチ!の掛け声がロケまでしか言えずにロケロケロケ…とループする) | + | :(具体的に言うと甲児の「ロケットパンチ!」の掛け声がロケまでしか言えずにロケロケロケ…とループする) |
| :HPは平均的な量しかなく無茶な突撃を行うとあっという間に撃墜されるので気をつける事。 | | :HPは平均的な量しかなく無茶な突撃を行うとあっという間に撃墜されるので気をつける事。 |
| | | |
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| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| ;パンチ | | ;パンチ |
− | :[[EX]]にのみ登場。スクランダーカッターと並ぶ数少ないマジンガーの無消費武器だった。ただのパンチのはずが、攻撃力がかなり高く、頼りになる。…が、何故か地上の敵にしか使えない。空の敵にはスクランダーカッターをどうぞ、と言う事だろうか。<br />尚、名称は異なるが、この単純な打撃力の強さはScramble Commanderシリーズにおいて遺憾なく発揮されており、「突撃」を選択した時のマジンガーが拳一つで群がる敵を次々殴り倒していく様は圧巻。 | + | :[[EX]]にのみ登場。スクランダーカッターと並ぶ数少ないマジンガーの無消費武器だった。ただのパンチのはずが、攻撃力がかなり高く、頼りになる。…が、何故か地上の敵にしか使えない。空の敵にはスクランダーカッターをどうぞ、と言う事だろうか。 |
| + | :なお、名称は異なるが、この単純な打撃力の強さはScramble Commanderシリーズにおいて遺憾なく発揮されており、「突撃」を選択した時のマジンガーが拳一つで群がる敵を次々殴り倒していく様は圧巻。 |
| ;格闘 | | ;格闘 |
| :第2次Zで実装。相手を殴り飛ばす。ジェットスクランダーなしでも空中に攻撃できるが適正は悪い。空中の敵に攻撃する時は飛び上がって踏みつけるように攻撃する。OEでも押出およびヒット&アウェイ特性つきの武器として採用。 | | :第2次Zで実装。相手を殴り飛ばす。ジェットスクランダーなしでも空中に攻撃できるが適正は悪い。空中の敵に攻撃する時は飛び上がって踏みつけるように攻撃する。OEでも押出およびヒット&アウェイ特性つきの武器として採用。 |
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| :肘部の各六門の発射口から射出するドリル型ミサイル。小隊制の作品では[[全体攻撃]]扱い。ZではP属性を持つトライチャージ専用武器。 | | :肘部の各六門の発射口から射出するドリル型ミサイル。小隊制の作品では[[全体攻撃]]扱い。ZではP属性を持つトライチャージ専用武器。 |
| ;冷凍ビーム | | ;冷凍ビーム |
− | :耳にあたる突起部から発射する。スパロボでは旧シリーズでは実装されていたが、最近は出てこない。<br />第4次で甲児は「マジンガーの冷凍光線でバナナで釘くらいは打てる」(某CMを意識したものか)と発言している。 | + | :耳にあたる突起部から発射する。スパロボでは旧シリーズでは実装されていたが、最近は出てこない。 |
| + | :第4次で甲児は「マジンガーの冷凍光線でバナナで釘くらいは打てる」(某CMを意識したものか)と発言している。 |
| ;サザンクロスナイフ | | ;サザンクロスナイフ |
| :ジェットスクランダーから発射する手裏剣状の刃。 | | :ジェットスクランダーから発射する手裏剣状の刃。 |
| ;光子力ビーム | | ;光子力ビーム |
− | :両目から発射するビーム。有効射程は500m。原作では決め技として活躍しているのだが、スパロボでは基本的に[[射程]]は短く威力も弱めに設定される。NEOではヒット&アウェイ特性付き。<br />しかし、『真マジンガー』準拠の第2次Zでは原作再現により'''ブレストファイヤーより高威力であり、1~7と長射程'''(更に必要気力120以上)。破界編時点では'''マジンガーの最強武装'''である。そのあまりにも今までの光子力ビームと比べて派手な演出に、原作未見のプレイヤーや古参のプレイヤーからは'''「俺の知ってる光子力ビームと違う」'''という感想が漏れたとか。OEでは3~5となっており所持する兵装で唯一近距離に対応していない武装になっている他ロックオン特性が付いている。一方必要気力が130と跳ね上がっている。 | + | :両目から発射するビーム。有効射程は500m。原作では決め技として活躍しているのだが、スパロボでは基本的に[[射程]]は短く威力も弱めに設定される。NEOではヒット&アウェイ特性付き。 |
| + | :しかし、『真マジンガー』準拠の第2次Zでは原作再現により'''ブレストファイヤーより高威力であり、1~7と長射程'''(更に必要気力120以上)。破界編時点では'''マジンガーの最強武装'''である。そのあまりにも今までの光子力ビームと比べて派手な演出に、原作未見のプレイヤーや古参のプレイヤーからは'''「俺の知ってる光子力ビームと違う」'''という感想が漏れたとか。 |
| + | :OEでは3~5となっており所持する兵装で唯一近距離に対応していない武装になっている他ロックオン特性が付いている。一方、必要気力が130と跳ね上がっている。 |
| ;ミサイルパンチ | | ;ミサイルパンチ |
| :腹部に搭載されたミサイル。設定上99発装弾しており、1分間に40発連射できるらしいが、どう考えても機体に収まりきらない(機体内で製造しているという説もあるが、材料はどうするという話になる)。スパロボでも弾数が99になっている場合が多い。 | | :腹部に搭載されたミサイル。設定上99発装弾しており、1分間に40発連射できるらしいが、どう考えても機体に収まりきらない(機体内で製造しているという説もあるが、材料はどうするという話になる)。スパロボでも弾数が99になっている場合が多い。 |
| ;ルストハリケーン | | ;ルストハリケーン |
− | :口から酸を纏った突風を放つ。旧シリーズではブレストファイヤーに次ぐ威力の武器であったが、最近の作品では威力が控えめになった代わりに[[装甲]]値低下の[[特殊効果]]が付加されている。NEOでは対空特性付き。ただし移動後使用不可で少々使い勝手が悪い。OEではアップデートにより更にガードアーム追加と移動後使用が可能になった。 | + | :口から酸を纏った突風を放つ。旧シリーズではブレストファイヤーに次ぐ威力の武器であったが、最近の作品では威力が控えめになった代わりに[[装甲]]値低下の[[特殊効果]]が付加されている。 |
| + | :NEOでは対空特性付き。ただし移動後使用不可で少々使い勝手が悪い。OEではアップデートにより更にガードアーム追加と移動後使用が可能になった。 |
| ;スクランダーカッター | | ;スクランダーカッター |
− | :ジェットスクランダーの翼で、すれ違いざまに斬り付ける。最近は他の武器の演出に組み込まれる事が多い。一方でロケットパンチが無制限に撃てるようになるまではマジンガー唯一の無消費武器である事が多く、ENや弾数を温存する際には頼りになる武器だった。<br />『真マジンガー』版設定の第2次Zでも使用可能。 | + | :ジェットスクランダーの翼で、すれ違いざまに斬り付ける。最近は他の武器の演出に組み込まれる事が多い。一方でロケットパンチが無制限に撃てるようになるまではマジンガー唯一の無消費武器である事が多く、ENや弾数を温存する際には頼りになる武器だった。 |
| + | :『真マジンガー』版設定の第2次Zでも使用可能。 |
| ;ブレストファイヤー | | ;ブレストファイヤー |
− | :胸部の高熱版から3万度の熱線を放射する。デフォルト状態での最強技扱い。<br />64などではフル改造すると[[マップ兵器]]版が追加される。ZやKではトドメ演出でOPが再現され、敵が融ける。NEO、OEではファイア特性付き。<br />大半の作品では気力制限が無く、ザコ相手にもすぐ撃っていけるのだが、『真マジンガー』版の第2次Z、OEでは'''気力制限がある'''為注意(その上光子力ビームがあるため中途半端な武器に)。ただし前者ではゴッドスクランダー装着後は制限なしになり、後者は105と低い上に射程が光子力ビームの穴を埋める形と使い勝手が悪くはない。 | + | :胸部の高熱版から3万度の熱線を放射する。デフォルト状態での最強技扱い。 |
| + | :64などではフル改造すると[[マップ兵器]]版が追加される。ZやKではトドメ演出でOPが再現され、敵が融ける。NEO、OEではファイア特性付き。 |
| + | :大半の作品では気力制限が無く、ザコ相手にもすぐ撃っていけるのだが、『真マジンガー』版の第2次Z、OEでは'''気力制限がある'''為注意(その上光子力ビームがあるため中途半端な武器に)。ただし前者ではゴッドスクランダー装着後は制限なしになり、後者は105と低い上に射程が光子力ビームの穴を埋める形と使い勝手が悪くはない。 |
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| ==== ロケットパンチ ==== | | ==== ロケットパンチ ==== |
| ここではマジンガーの代名詞、ロケットパンチ系の武装を取り上げる。 | | ここではマジンガーの代名詞、ロケットパンチ系の武装を取り上げる。 |
| ;ロケットパンチ | | ;ロケットパンチ |
− | :握り拳を作り前腕部を飛ばす、マジンガーの代名詞的武器。版権作品・バンプレストオリジナル問わず、後の人型機動兵器に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、多大な影響を与えた武装である。旧作では無消費または弾数制(その場合装弾数はたったの2である場合が殆ど)が多く、最近はEN制か無消費かまちまちだったがK以降はOE以外で弾数制になった。Wでは[[コンボ|マルチコンボ]]対応武器。NEOではガードアーム特性付き。ちなみに戻ってくる際は指先のブースターで逆噴射する。SC2では発射から元に戻るまでのプロセスがリアルタイムで見られるが、この間は攻撃不能なので使い勝手はイマイチだった。OEでは射程が1~5もあり更に曲射特性が付いているためメイン武装になる。 | + | :握り拳を作り前腕部を飛ばす、マジンガーの代名詞的武器。版権作品・バンプレストオリジナル問わず、後の人型機動兵器に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、多大な影響を与えた武装である。旧作では無消費または弾数制(その場合装弾数はたったの2である場合が殆ど)が多く、最近はEN制か無消費かまちまちだったがK以降はOE以外で弾数制になった。 |
| + | :Wでは[[コンボ|マルチコンボ]]対応武器。NEOではガードアーム特性付き。ちなみに戻ってくる際は指先のブースターで逆噴射する。SC2では発射から元に戻るまでのプロセスがリアルタイムで見られるが、この間は攻撃不能なので使い勝手はイマイチだった。OEでは射程が1~5もあり更に曲射特性が付いているためメイン武装になる。 |
| ;アイアンカッター | | ;アイアンカッター |
− | :ロケットパンチと同じく前腕部を飛ばす攻撃だが、こちらは前腕部に仕込まれたカッターを展開する事で、敵を切り裂く。大抵ロケットパンチより威力以外が劣る。Wでは[[コンボ|マルチコンボ]]対応武器。Kでは追加武装。NEOでは曲射特性付き。SC2ではロケットパンチと同様の特性のため、やはり使いづらい。 | + | :ロケットパンチと同じく前腕部を飛ばす攻撃だが、こちらは前腕部に仕込まれたカッターを展開する事で、敵を切り裂く。大抵ロケットパンチより威力以外が劣る。 |
| + | :Wでは[[コンボ|マルチコンボ]]対応武器。Kでは追加武装。NEOでは曲射特性付き。SC2ではロケットパンチと同様の特性のため、やはり使いづらい。 |
| ;大車輪ロケットパンチ | | ;大車輪ロケットパンチ |
− | :腕を回転させ、そのままロケットパンチを放つ。作品によって最強武器か使い勝手のいい武器かが変わる。Kでは最強武器で、追加武装扱い。トドメを刺すとそのまま'''夕日に向かって飛んでいく'''演出がある。NEOでは押し出し特性付き。 | + | :腕を回転させ、そのままロケットパンチを放つ。作品によって最強武器か使い勝手のいい武器かが変わる。 |
| + | :Kでは最強武器で、追加武装扱い。トドメを刺すとそのまま'''夕日に向かって飛んでいく'''演出がある。NEOでは押し出し特性付き。 |
| ;強化型ロケットパンチ | | ;強化型ロケットパンチ |
− | :ブレストファイヤーが撃てないほど限界が来ていたマジンガーZに装備された。原作では1度きりの使用だが、スパロボではMXやR、Dで採用。基本的には弾数が1発限りで、[[グレートマジンガー]]のグレートブースター的位置付け。甲児曰く「一味違う」。 | + | :ブレストファイヤーが撃てないほど限界が来ていたマジンガーZに装備された。 |
| + | :原作では1度きりの使用だが、スパロボではMXやR、Dで採用。基本的には弾数が1発限りで、[[グレートマジンガー]]のグレートブースター的位置付け。甲児曰く「一味違う」。 |
| ;強力ロケットパンチ | | ;強力ロケットパンチ |
− | :COMPACT2第3部のみの隠し追加武装。上の強化型と同じと推測されるが、EN制・最強武器でない・射程2~5のP武器などの違いがある。大車輪と比べると命中率が30・気力制限が10上だが威力が300・クリティカル率が20下、その他は同じ。大車輪を改造していればまず使われない不遇な武器。作品によっては強化型の戦闘台詞として使われていることもある。 | + | :COMPACT2第3部のみの隠し追加武装。上の強化型と同じと推測されるが、EN制・最強武器でない・射程2~5のP武器などの違いがある。大車輪と比べると命中率が30・気力制限が10上だが威力が300・クリティカル率が20下、その他は同じ。 |
| + | :大車輪を改造していればまず使われない不遇な武器。作品によっては強化型の戦闘台詞として使われていることもある。 |
| ;ロケットパンチ・コンビネーション | | ;ロケットパンチ・コンビネーション |
| :天獄篇で実装された連続攻撃。2発のロケットパンチを敵に当てた後に飛行しながら再接続、時間差で再びロケットパンチ2発を見舞った後、ブレストファイヤーでトドメ。 | | :天獄篇で実装された連続攻撃。2発のロケットパンチを敵に当てた後に飛行しながら再接続、時間差で再びロケットパンチ2発を見舞った後、ブレストファイヤーでトドメ。 |
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| :変形シーケンスは、胸部に頭部を収納し放射板の向きが変わり、両腕とスクランダーについている副腕三つで拳を象り、脚部を縮めてウイングで機体を覆って前腕を象り[[光子力]]の光を纏い黄金に輝く、というもの。 | | :変形シーケンスは、胸部に頭部を収納し放射板の向きが変わり、両腕とスクランダーについている副腕三つで拳を象り、脚部を縮めてウイングで機体を覆って前腕を象り[[光子力]]の光を纏い黄金に輝く、というもの。 |
| ;ロケットパンチ100連発 | | ;ロケットパンチ100連発 |
− | :同じく再世篇で実装。『真マジンガー』の最終話にて地獄王ゴードンに繰り出した必殺技。撃墜された量産型マジンガー軍団に内蔵されていた無数のロケットパンチが相手に向かって発射され、ダメージを与えつつ拘束し一部を除いてマジンガーの元に集合し最終的に一つの巨大なロケットパンチを形成。そのロケットパンチと共に突撃したのち、ビッグバンパンチに変形してトドメ。名前こそ100連発であるが、画面を見る限り'''どう見ても100発以上飛んでいる。'''Dr.ヘルをして「馬鹿か!」と言わしめた。ちなみにフィニッシュデモで甲児のカットインがあるが、原作ではこの後……。 | + | :同じく再世篇で実装。『真マジンガー』の最終話にて[[地獄王ゴードン]]に繰り出した必殺技。撃墜された量産型マジンガー軍団に内蔵されていた無数のロケットパンチが相手に向かって発射され、ダメージを与えつつ拘束し一部を除いてマジンガーの元に集合し最終的に一つの巨大なロケットパンチを形成。そのロケットパンチと共に突撃したのち、ビッグバンパンチに変形して[[トドメ演出|トドメ]]。 |
| + | :名前こそ100連発であるが、画面を見る限り'''どう見ても100発以上飛んでいる。'''[[Dr.ヘル]]をして「馬鹿か!」と言わしめた。ちなみにフィニッシュデモで甲児のカットインがあるが、原作では[[トラウマイベント #スーパー系作品|この後……]]。 |
| :時獄篇ではオミットされている。 | | :時獄篇ではオミットされている。 |
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338行目: |
352行目: |
| ;[[マジン]] | | ;[[マジン]] |
| :『[[機動戦艦ナデシコ]]』に登場するロボット。[[W]]にて[[白鳥九十九]]が[[兜甲児]]とマジンガーZの目の前で一発ネタをかます。 | | :『[[機動戦艦ナデシコ]]』に登場するロボット。[[W]]にて[[白鳥九十九]]が[[兜甲児]]とマジンガーZの目の前で一発ネタをかます。 |
| + | ;[[鉄人28号]] |
| + | :原作者にしてマジンガーZの生みの親である永井豪氏(および後世のロボットアニメ作品)に多大な影響を与えたロボット。 |
| + | :「良いも悪いもリモコン次第」。すなわち、操縦者次第で善にも悪にもなり得るという「神にも[[天使・悪魔|悪魔]][[あしゅらマジンガー|にもなれる]]」マジンガーZにも通じる兵器としての側面を持つ。 |
| + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』では、ついに鉄人28号とマジンガーZとの夢の共演が実現した。 |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *アメリカ海軍第7艦隊に匹敵する戦闘力という設定があるマジンガーZだが、実は同じ設定がウルトラマンエースにも存在する。これを額面通りに受け取ると、'''「マジンガーZはウルトラマンにも匹敵する兵器」'''という事に……(ちなみに搭乗者の兜甲児の声優もウルトラマンタロウの声役を演じている。) | + | *アメリカ海軍第7艦隊に匹敵する戦闘力という設定があるマジンガーZだが、実は同じ設定がウルトラマンエースにも存在する。これを額面通りに受け取ると、'''「マジンガーZはウルトラマンにも匹敵する兵器」'''という事に……(ちなみに、搭乗者の兜甲児の[[声優]]である石丸博也氏もウルトラマンタロウの声役を演じている。) |
− | *『グレートマジンガー』開始後の児童誌の記事では「マジンガーZは[[光子力研究所]]に保管されているが、戦闘獣を倒すのは無理だ」と明記されていた。 | + | *『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』開始後の児童誌の記事では「マジンガーZは[[光子力研究所]]に保管されているが、[[戦闘獣]]を倒すのは無理だ」と明記されていた。 |
− | **番組終盤で再登場したZが戦闘獣と戦えるほどパワーアップしていた理由も雑誌記事にしか載っておらず、劇中では「10倍にパワーアップした」「装甲をニューZに張り替えた」といった説明は無い。 | + | **番組終盤で再登場したマジンガーZが戦闘獣と戦えるほどパワーアップしていた理由も雑誌記事にしか載っておらず、劇中では「10倍にパワーアップした」「装甲をニューZに張り替えた」といった説明は無い。 |
− | *[[ガンダム]]のプロトタイプ1号機は黒・白・赤のカラーリングだが、これはマジンガーのオマージュである。 | + | *[[ガンダム]]のプロトタイプ1号機は黒・白・赤のカラーリングだが、これはマジンガーZのオマージュである。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |